JP4130349B2 - カートリッジを移動させるための移送組立体、カートリッジ貯蔵システム、およびカートリッジを移送するための方法 - Google Patents
カートリッジを移動させるための移送組立体、カートリッジ貯蔵システム、およびカートリッジを移送するための方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の分野】
この発明は一般的にデジタル貯蔵システムに関する。より特定的にこの発明は、貯蔵システムの貯蔵ラックとテープドライブとの間でカートリッジを移すための移送組立体、および貯蔵システムの貯蔵ラックとテープドライブとの間でカートリッジを移すための方法に関するものである。
【0002】
【背景】
デジタルの形の比較的大量の情報を保管し検索するために、自動貯蔵システムが用いられる。貯蔵システムの一種は、互いに隣接して位置付けられた1つ以上の個々の貯蔵ラックを含む。この種のシステムでは、各貯蔵ラックは、貯蔵ラックハウジングと、貯蔵ラックハウジング内の複数のテープ受けに保持される複数のカートリッジと、カートリッジを扱うためのロボット機構と、1つ以上のテープドライブとを含み得る。カートリッジを扱うためのロボット機構は、テープ受けのうち1つから1つのカートリッジを個々に取出して、テープドライブの1つの中にカートリッジを置く。
【0003】
典型的にカートリッジは貯蔵ラックから移送組立体により取出され、テープドライブへと移送される。その後移送組立体は、カートリッジが使用中の間は静止している。テープドライブでのカートリッジの使用後、典型的にカートリッジは完全に巻戻され、次にテープドライブから移送組立体へと排出される。すると移送組立体は貯蔵ラック内の適当な位置にカートリッジを戻し、次のテープ受けへと進んで別のカートリッジを取出し、これをテープドライブへと移送する。
【0004】
残念ながら、これらの移送組立体は完全に満足できるものではない。特に、上に概略を示した典型的なサイクルは、テープドライブに別のカートリッジが再投入される間のかなりの休止時間を伴う、時間がかかるプロセスである。移送サイクルの持続時間は10秒以上となることがある。この繰返されるプロセスは、このようなサイクルが1日に数十回または数百回も起こり得るため、その間にかなりの時間になる。この非生産的な待ち時間は、1月または1年にわたって見ると、数時間または数日にもなり得る。このようにカートリッジの移送において遅延があまりにも多いため、その結果として、貯蔵システムのスループットは著しく減少する。
【0005】
上記のことに照らして、カートリッジを貯蔵ラックからテープドライブへと移す改良された移送組立体を提供する必要がある。さらに、テープドライブへの再投入に必要な時間を著しく減少させる移送組立体を提供する必要がある。さらにまた、移送サイクル中における移送組立体の移動を最小限にする移送組立体を提供する必要がある。さらに、製造および使用が比較的容易でコスト効率の高い、効率性が改良された貯蔵システムを提供する必要がある。
【0006】
【概要】
この発明は、これらの要求を満たす貯蔵システムであって、第1のカートリッジおよび第2のカートリッジを貯蔵ラックとテープドライブとの間で移動させるための移送組立体を含む貯蔵システムに向けられたものである。移送組立体は、ガイド、移送ムーバ、移送機、およびカートリッジムーバを含み得る。ガイドは実質的に貯蔵ラックとテープドライブとの間に延びる。移送ムーバは貯蔵ラックとテープドライブとの間のガイドに沿って移送機を移動させる。
【0007】
移送機は、第1のカートリッジを受ける第1の移送受けと、第2のカートリッジを受ける第2の移送受けとを含む。この設計で移送機はたとえば、第1のカートリッジがテープドライブにより使用されている間に第2のカートリッジを取出すことができる。今や第2のカートリッジは、第1のカートリッジが巻戻されるとすぐにテープドライブへと挿入できるようになっている。この設計の結果として休止時間が減少し、貯蔵システムのスループットが増加する。
【0008】
さらに、カートリッジムーバは第1の把持組立体および把持器ムーバを含み、把持器ムーバは第1の把持組立体を、第1の方向と、第1の方向に実質的に直交する第2の方向とに移動させる。この設計でカートリッジは、テープドライブと貯蔵ラックとの間の移送中にいずれかの移送受けに受けられることになる。
【0009】
さらにこの発明は、貯蔵ラックとテープドライブとの間で第1のカートリッジおよび第2のカートリッジを移送するための方法を含む。この方法は、第1の移送受けおよび第2の移送受けを有する移送機を用意するステップと、第1のカートリッジを第1の移送受けに移すステップと、第2の移送受けをテープドライブ付近に位置付けるステップと、第2のカートリッジをテープドライブから第2の移送受けに移すステップと、第1の移送受けをテープドライブ付近に位置付けるステップと、第1のカートリッジを第1の移送受けからテープドライブに移すステップとを含む。好ましくは、この方法はさらに、移送機を貯蔵ラック付近に位置付けるステップと、第2のカートリッジを第2の移送受けから貯蔵ラックの中に移すステップと、第3のテープカートリッジを第2の移送受けの中に移すステップと、第1のカートリッジをテープドライブから第1の移送受けに移すための準備として移送機をテープドライブ付近に位置付けるステップとを含む。
【0010】
この発明の新規な特徴およびこの発明自体は、その構造および動作について、以下の説明と、これとの関連で添付の図面とを参照することによって最もよく理解されるであろう。
【0011】
【詳細な説明】
まず図1を参照して、この発明の特徴を有する貯蔵システム10は、1つ以上の貯蔵ラック12、1つ以上のテープドライブ14、システムハウジング16、および移送組立体18を含む。各貯蔵ラック12は1つ以上のカートリッジマガジン22を含み、これは典型的に複数のテープ受け24を有し、これらの各々はカートリッジ26を受取って保持する。移送組立体18は好ましくは、移送機28、移送ムーバ30、ガイド32、およびカートリッジムーバ34を含む。移送機28は、貯蔵ラック12とテープドライブ14との間で選択的かつ効率的にカートリッジ26を移送するための、第1の移送受け36Aおよび第2の移送受け36Bを含む複数の移送受け36を独自に有する。
【0012】
具体的には、多数の移送受け36A、36Bを利用する結果として、貯蔵ラック12とテープドライブ14との間でカートリッジ26を移すプロセス中の休止時間が著しく減少する。移送組立体18の設計は、カートリッジ26のうち1つがテープドライブ14によって「使用中」である間にさまざまな機能を実行することを可能にし、貯蔵システム10のスループットを増大させる。以前はこれらの機能は、「使用中」のカートリッジ26が完全に巻戻され、テープドライブ14から移送組立体18へと排出されて貯蔵ラック12へと戻されるまで、行なうことができなかった。
【0013】
貯蔵システム10は、標準EIA19インチラックマウントキャビネット(図示せず)へと取付け可能である。これに代えて、貯蔵システム10をどのような好適なキャビネット(図示せず)に取付けもしくは支持してもよく、または別の十分頑丈な面(図示せず)上に位置付けてもよい。
【0014】
貯蔵システム10内の貯蔵ラック12の数および設計は、データ保管の要件に従い変更することができる。たとえば、図2はカートリッジマガジン22を2つ有する貯蔵ラック12の例を示す。しかしながら貯蔵システム10は、任意の数のカートリッジマガジン22を各々有する複数の貯蔵ラック12(図1に示す)を含んでもよい。
【0015】
上述のように、各貯蔵ラック12にあるカートリッジマガジン22の数と、各カートリッジマガジン22内のカートリッジ26の構成とは、貯蔵システム10の設計要件に適合するよう変更することができる。各カートリッジマガジン22は少なくとも1つのカートリッジ26を保持するが、4つから14またはより多くの個々のカートリッジ26を保持するカートリッジマガジン22もよく用いられる。各カートリッジマガジン22は、マガジン上部38と、マガジン上部38に対してほぼ平行となるよう間隔をあけたマガジン底部40と、マガジン上部38とマガジン底部40との間に延びる1つ以上のマガジン側部42とを含む。
【0016】
カートリッジマガジン22はさらに前面44および背面46を含むことが好ましい。前面44は典型的にマガジン側部42のうち少なくとも1つに対し直交する。前面44は一般に、テープ受け24へのアクセスを可能にする前面開口部48を含む。背面46は一般に前面44に対し平行であり、通常は、カートリッジ26がカートリッジマガジン22の中にある間にこれらカートリッジを見るための背面開口部50を含む。
【0017】
既に示したように、各カートリッジマガジン22は典型的に、カートリッジ26を貯蔵ラック12内に収納するための複数のテープ受け24を含む。テープ受け24の設計、位置および数は、カートリッジ26および各貯蔵ラック12の設計に従い変更することができる。図に示す実施例では、テープ受け24の各々は、単一のカートリッジ26を保持するようなサイズおよび形状の、矩形状のスロットを規定する。たとえば図1に示す実施例では、12個のテープ受け24が各カートリッジマガジン22に含まれる。
【0018】
各カートリッジ26は典型的に、後に必要であれば検索できる形でデータを記憶する記憶媒体(図示せず)を含む。デジタルの形でデータを記憶するためには通常磁気記憶テープがカートリッジ内で用いられる。図3を参照して、各カートリッジ26は記憶媒体を取囲む実質的に矩形のカートリッジハウジング52を含む。カートリッジハウジング52は典型的に、下でより詳細に説明するように、カートリッジ26の移送を容易にするカートリッジ切欠き54を含む。図4は、移送機28が第1のカートリッジ26Aおよび第2のカートリッジ26Bを同時に受けることができる例を示す。なお、どのカートリッジ26を第1のカートリッジ26Aまたは第2のカートリッジ26Bと呼んでもよい。好適なカートリッジ26は、たとえばクウォンタム・コーポレイション(Quantum Corporation)により登録商標DLT(R)のもとで販売されているが、どの媒体カートリッジ26を用いてもよい。
【0019】
図4を参照して、各カートリッジマガジン22はさらに移送機センサ56を含み得る。移送機センサ56は、移送機28とカートリッジマガジン22との間でカートリッジ26のうち1つを移す間に、所望のテープ受け24に隣接する移送機28の適当な整列を検出する。この構成において、移送機センサ56は、移送機28が所望のテープ受け24と実質的に整列したときに移送機28の移動を止めるのに用いられる。移送機センサ56の設計は変更することができる。たとえば移送機センサ56は、図4に示すように、マガジン底部40に対し実質的に平行となるようカートリッジマガジン22の前面44上に位置付けられた電子式光スイッチでもよい。当業者であれば、移送機センサ56の具体的な設計を変更することができる。
【0020】
テープドライブ14は情報をカートリッジ26へ、およびこれから転送する。テープドライブ14の設計、位置および数は、貯蔵システム10の要件に適合するよう変更することができる。テープドライブ14は典型的にカートリッジ受け58を含み、これは、後で説明するように、カートリッジ26のうち1つを移送機28から受取る。ここに記載の実施例のために好適なテープドライブ14がクウォンタム・コーポレイションにより登録商標DLT(R)のもとで販売されている。図1および図2に示す実施例では、1つのテープドライブ14が貯蔵システム10で利用されている。これに代えて、貯蔵システム10はたとえば2つ以上のテープドライブ14を含み得る。
【0021】
図1を再び参照して、システムハウジング16は、貯蔵ラック12のさまざまな構成要素、テープドライブ14および移送組立体18を保持する。システムハウジング16の設計は貯蔵システム10の要件に適合するよう変更することができる。図1に示すシステムハウジング16は実質的に矩形の枠の形状を有し、実質的に矩形の形状の貯蔵システムキャビティ60を規定する。システムハウジング16は典型的に(i)ハウジング基部62、(ii)ハウジング基部62に対し実質的に平行となるよう間隔をあけたハウジングカバー(明瞭にするために図示せず)、および(iii)ハウジング基部62とハウジングカバーとの間に延びる1つ以上のハウジング壁64を含む。システムハウジング16は典型的に、金属またはプラスチックなどの堅く耐久性のある材料から形成される。しかしながら十分な耐久性を有する好適ないかなる材料をシステムハウジング16に用いてもよい。
【0022】
既に説明したように、移送組立体18はテープマガジン22とテープドライブ14との間でカートリッジ26を選択的に移して位置付ける。より具体的には、移送組立体18はカートリッジ26のうちいずれか1つをテープ受け24のうちいずれかから取出し、カートリッジ26をテープドライブ14のいずれか1つ、または貯蔵システム10の別のテープ受け24へと移送する。テープドライブ14内のカートリッジ26がもはや必要でなくなると、移送組立体18はテープドライブ14からカートリッジ26を取出し、カートリッジ26を所望のテープ受け24に移送する。移送組立体18の設計は、貯蔵ラック12および貯蔵システム10の要件に依存して変更することができる。
【0023】
既に示したように、図1および図4を参照して、移送組立体18は典型的に移送機28、移送ムーバ30、1つ以上のガイド32、およびカートリッジムーバ34を含む。移送機28はカートリッジ26を受け、貯蔵ラック12とテープドライブ14との間でガイド32に沿って移送ムーバ30により移動される。移送機28の設計は移送組立体18および貯蔵システム10の要件に適合するよう変更することができる。上述のように移送機28は、少なくとも第1の移送受け36Aおよび第2の移送受け36Bを含む複数の移送受け36を含むことが好ましい。移送機28に含まれる移送受け36の数は貯蔵システム10の要件に依存して変更することができる。たとえば移送機28は、貯蔵ラック12と1つ以上のテープドライブ14との間で追加のカートリッジ26を移送するために移送受け36を3つ以上含んでもよい。
【0024】
好ましくは、移送受け36A、36Bは、移送機28内で隣合うように位置付けられる。各々の移送受け36A、36Bは典型的に、カートリッジ26の1つを収容できるようなサイズおよび形状にされる。しかしながら、各々の移送受け36A、36Bのサイズは、カートリッジ26のサイズと、貯蔵システム10内のテープドライブ14の要件とに依存して、互いに異なることもある。重要なことは、いずれの移送受け36も第1の移送受け36Aまたは第2の移送受け36Bとなり得ることである。
【0025】
図に例示の実施例では、各々の移送受け36A、36Bは一般に矩形の形状の開口部であり、これは受け底部66、受け上部68および対向する受け側部70を含み、これらは矩形の形状の受けスロット72を規定する。第1の移送受け36Aおよび第2の移送受け36Bは、移送機28内で一体構造として形成されても、またはこれに代えて、別々に構成されてから移送機28の一部を形成するよう組合せられてもよい。
【0026】
受けスロット72は、カートリッジ26のうち1つを受けるようなサイズおよび形状にされることが好ましい。従って、受けスロット72の設計は所望のカートリッジ26の設計に従って変更することができる。さらに受けスロット72は、同時に2つ以上のカートリッジ26を、または交互に変わるサイズおよび形状のカートリッジを、選択的に受けるように設計されることもある。
【0027】
さらに各移送受け36A、36Bは、移送中に受けスロット72内でカートリッジ26を保持するためのカートリッジ保持器(図示せず)も含み得る。カートリッジ保持器は、貯蔵ラック12とテープドライブ14との間の、または1つのテープ受け24から別のテープ受け24への移送中に、受けスロット72内でカートリッジ26を選択的に固定する。カートリッジ保持器は、受け上部68か、受け底部66か、受け側部70のうち1つかに対し固定され、移送受け36内のカートリッジ26に対し力を加えることにより、移送受け36内でカートリッジ26を保持できる。
【0028】
この代わりに、またはこれに加えて、各々の移送受け36A、36Bは受けスロット72内でカートリッジ26を保持するためのラッチ(図示せず)を含み得る。ラッチの設計は変更することができる。ここに記載のように、ラッチは、カートリッジ保持器がカートリッジ26を受けスロット72で保持するロックされた状態と、カートリッジ26を受けスロット72から取去ることができるロックされていない状態との間で動く。ラッチは、移送受け36が移動中の際にはロックされた状態にあり、受けスロット72にカートリッジ26の1つがないときにはロックされていない状態にあることができる。
【0029】
図1および図4を参照して、移送ムーバ30は移送機28をX軸、Y軸に沿って、および/またはZ軸(図1から図3に示す)について動かすことができ、こうして移送機28をカートリッジマガジン22およびテープドライブ14に対して正確に位置付けることができる。加えて移送ムーバ30は、移送機28をX軸およびY軸について、ならびにZ軸に沿って動かすよう設計され得る。移送機28をこれらの方向に動かす必要性と、これに従う移送ムーバ30の設計とは、貯蔵システム10の要件および構成に依存して変更することができる。ここに記載のように、移送ムーバ30は(i)X軸に沿って移送機28を移動させるための第1の移送機アクチュエータ(図示せず)、(ii)Y軸に沿って移送機28を移動させるための第2の移送機アクチュエータ(図示せず)、および(iii)移送機28をZ軸について回転させる移送機回転子(図示せず)を含み得る。図1に例示の実施例では、Z軸についての回転により、(i)カートリッジマガジン22と移送機28との間で、および(ii)移送機28とテープドライブ14との間で、カートリッジ26を移すために移送機28を位置付けることが可能となる。
【0030】
これに代えて、たとえば図2の実施例で示すように、移送機28のY軸に沿った移動が必要でないこともある。この実施例では、テープドライブ14は、カートリッジ受け58がテープ受け24と実質的に整列するよう位置付けられ、こうして移送機28はX軸に沿う方向の他にはいかなる方向に動く必要もなくなる。図2に示す実施例では、移送機ムーバ30は移送機を180°回転させることができ、またはこれに代えて、移送機28のZ軸についての移動は必要ないであろう。
【0031】
上に記載のように、移送ムーバ30は移送機28をガイド32に沿って貯蔵ラック12とテープドライブ14との間で移動させる。さらに移送ムーバ30は、Z軸に沿って移送機28を回転させることにより、移送機28を貯蔵ラック12のテープ受け24のうち1つ、および/またはテープドライブ14と整列させることができる。図4に示すように、移送ムーバ30は移送ガイド80(図4に破線で示す)を含むことができ、これはガイド32に沿っての移送機28の移動を案内する。図4に示す移送ガイド80はほぼ直円筒形状のシャフトであり、ガイド32に沿って延びる。しかしながら、移送ガイド80の形状および設計は、ガイド32および貯蔵システム10の要件に従い変更することができる。
【0032】
図1は2つの貯蔵ラック12を有する貯蔵システム10を示し、これら貯蔵ラックは、テープドライブ14と垂直方向に同じ相対的位置で位置付けられる。この例では、各貯蔵ラック12の位置付けは、テープドライブ14に関しZ軸についておよそ90°である。この例では、移送機ムーバ30はZ軸について移送機28をおよそ180°回転させることができ、こうして貯蔵ラック12とテープドライブ14との両方に対する移送機28の正確な位置付けが可能となる。
【0033】
既に例示のように、1つ以上のガイド32が移送機28の移動を案内する。ここに示す実施例では、ガイド32はガイドスロット83を規定し、これは移送ガイド80の移動を案内する。ガイド32は一般に貯蔵ラック12とテープドライブ14との間に延びる。ガイド32の設計は、移送組立体18および貯蔵システム10の設計要件に適合するよう変更することができる。たとえばガイド32は、システムハウジング16に固定される1つ以上の別個の構造物として形成され得る。これに代えてガイド32は、システムハウジング16のハウジング基部62の一体化した部分として形成されてもよい。
【0034】
ガイド32は典型的に、第1の端部84および第2の端部86を含む。たとえばガイド32の第1の端部84は、1つ以上のテープマガジン22付近に位置付けられ得る。ガイド32は、貯蔵ラック12付近からテープドライブ14付近の第2の端部86へとX軸に沿って延びることが好ましい。ガイド32と、これに従いガイドスロット83とは、図2に示すように実質的に線状であり得る。これに代えて、ガイド32および/またはガイドスロット83が線状の経路からそれてもよい。たとえばガイド32とガイドスロット83との第2の端部86は、Y軸に沿って「T」状または(図1に示すように)「L」状を形成するような角度で曲がり得る。この設計では、ガイド32により、移送ムーバ30はテープドライブ14の前に第1の移送受け36Aまたは第2の移送受け36Bを整列させ、こうしてテープドライブ14と移送機28との間でカートリッジ26を移すことができる。これに代えてガイド32はたとえば、移送機28が貯蔵ラック12と複数のテープドライブ14との間で移動できるように構成され得る。
【0035】
カートリッジムーバ34は、移送機28の移送受け36A、36Bとテープ受け24との間で、カートリッジ26を移す。カートリッジムーバ34は、移送受け36A、36Bとテープドライブ14との間でカートリッジ26を移すためにもまた用いられることが好ましい。カートリッジムーバ34の設計は、移送機28、貯蔵ラック12および貯蔵システム10の要件に依存して変更することができる。
【0036】
図4および図5を参照して、カートリッジムーバ34は、第1のカートリッジ26Aを把持する第1の把持組立体88と、第2のカートリッジ26Bを把持する第2の把持組立体89とを含み得る。把持組立体88、89は、移送機28の第1の移送受け36Aおよび第2の移送受け36Bの中へ、およびここから、カートリッジ26A、26Bを移すことを可能にする。把持組立体88、89は、貯蔵ラック12、テープドライブ14および貯蔵システム10の要件に適合するように多くの態様で設計され得る。明瞭にするために、第1の把持組立体88のみを図4に示すが、図5は第1の把持組立体88または第2の把持組立体89のいずれをも表わし得る。図4に示す実施例では、第1の把持組立体88は、第1の把持器ムーバ90と、把持器台92と、把持器台92に固定された把持器94と、台支持部95とを含む。第1の把持器ムーバ90は把持器台92を移動させて選択的にカートリッジ26を把持する。機能については、第1の把持器ムーバ90は、把持器台92と、これに従い把持器94とを前方に延ばして所望のカートリッジ26に接触させ、この後、把持器台92および把持器94を後退させて、テープ受け24のうち1つまたはテープドライブ14からカートリッジ26を取去る。次にカートリッジは第1の移送受け36A内に引込まれる。
【0037】
第1の把持器ムーバ90の設計は変更することができる。図4および図5に示す第1の把持器ムーバ90は、親ねじ96および把持器モータ(図示せず)を含む。把持器モータは、把持器プーリ(図示せず)、把持器駆動ベルト(図示せず)を含み得る。把持器モータは、受け底部66か、受け上部68か、受け側部70のうち少なくとも1つかに、装着され得る。把持器モータは把持器プーリを回すが、ここには把持器駆動ベルトが固定されている。今度は把持器駆動ベルトが親ねじ96を回転させる。この実施例では、把持器台92は雌ねじが形成された開口(図示せず)を含み、これは親ねじ96と係合する。この設計では、親ねじ96の回転により、回転の方向に依存して、把持器台92はカートリッジ26に向かって前方へ、またはカートリッジ26から離れて後方へと延びる。
【0038】
把持器台92は異なった態様で構成され得る。図4および図5に示すように、把持器台92はたとえばほぼ「L」状であることができ、台支持部95に沿ってスライドできる。台支持部95は親ねじ96の回転中に把持器台92の回転を抑制する。把持器台92は少なくとも2つの機能を果たす。第1に、把持器台92は把持器94を支持する。第2に、把持器台92は、移送受け36A、36Bのうち1つから、テープドライブ14へ、またはテープ受け24のうち1つへと、カートリッジ26を選択的に押す。
【0039】
把持器94は、カートリッジ26のうち1つと係合して、これを貯蔵ラック12またはテープドライブ14から移送機28内に引込む。把持器94の設計はカートリッジ26の要件に依存して変更することができる。図に示す実施例では把持器94は典型的に「J」または「L」の形状であり、カートリッジ切欠き54と係合して移送機28内へとカートリッジ26を取出す。
【0040】
把持器94はカートリッジ切欠き54とさまざまな態様で係合し得る。たとえば図6に示す実施例では、第1の把持組立体88は第2の把持器ムーバ97を含むことができ、これは横方向に、すなわちX軸に沿って、把持器台92の移動方向に対し直交するよう把持器94を移動させるためのものである。X軸に沿っての移動により、カートリッジ26が第1の移送ベイ36Aに位置付けられているか、第2の移送ベイ36Bに位置付けられているかを問わず、第2の把持器ムーバ97は把持器94をカートリッジ切欠き54と係合するように位置付けることができる。この設計では、把持器94はX軸とY軸との両方に沿って移動して、、移送ベイ36A、36Bのいずれかでカートリッジ26のうち1つを把持するよう位置付けられ得る。第2の把持器ムーバ97の設計は貯蔵システムの設計要件に適合するよう変更することができる。
【0041】
第2の把持器ムーバ97は、親ねじ99および第2の把持器モータ(図示せず)を含む。第2の把持器モータは、第2の把持器プーリ(図示せず)、第2の把持器駆動ベルト(図示せず)を含み得る。第2の把持器モータは、受け底部66か、受け上部68か、受け側部70のうち少なくとも1つかに、装着され得る。第2の把持器モータは第2の把持器プーリを回すが、これには第2の把持器駆動ベルトが固定されている。今度は第2の把持器駆動ベルトが親ねじ99を回転させる。この実施例では、台支持部95は雌ねじが形成された開口(図示せず)を含み、これは親ねじ99と係合する。親ねじ99の回転により、台支持部95は、回転の方向に依存して横方向にX軸に沿って、すなわち第1の移送ベイ36Aに向かって、または第2の移送ベイ36Bに向かって移動する。
【0042】
動作については、把持器台92は、カートリッジ26と把持器台92とが接触するまでカートリッジ26に向かって移動する。次に第2の把持器ムーバ97は、把持器94がカートリッジ切欠き54と係合するまで把持器94をカートリッジ26に向かって移動させる。次にカートリッジ26は、上述のように第1の把持器ムーバ90を用いて移送機28内に移動され得る。カートリッジ26が移送受け36A、36Bのうち1つの中に引込まれると、第2の把持器ムーバ97は把持器94をカートリッジ26から離れるよう移動させて把持器94をカートリッジ切欠き54から外すことができる。次にカートリッジ26は、把持器台92を移動させる第1の把持器ムーバ90により、必要に応じテープドライブ14か、テープ受け24のうち1つかの中に移動される。こうして第2の把持器ムーバ97は横方向に延びることができ、こうして第1の把持組立体はカートリッジ26に関し、第1の移送受け36Aおよび/または第2の移送受け36Bと相対的に動作する。
【0043】
別の実施例では、把持器94は、把持器カム(図示せず)を用いてカートリッジ26と係合するように設計でき、この把持器カムは、把持器台92がカートリッジ26に向かい移動する際に把持器94をカートリッジ26から離れさせ、かつ、たとえば把持器台92がカートリッジ26と接すると把持器94をカートリッジ切欠き54と係合させる。
【0044】
第2の把持組立体89は好ましくは、第1の把持組立体88に隣接して位置付けられ、第1の把持組立体88について上述したものと実質的に類似の構成要素を含み得る。第2の把持組立体89は、第2の移送受け36Bと相対的に動作することが好ましい。さらに、追加の把持組立体(図示せず)をこの発明に組込むことができ、これら把持組立体は2つの移送受け36A、36Bよりも多くの移送受けを有する実施例で動作することになる。
【0045】
第1の把持組立体88の利用は、貯蔵ラック12と移送機28との間、テープドライブ14と移送機28との間、またはこれら両方において、カートリッジ26を移すための機構の一例である。他の好適な機構がカートリッジ26を移すために用いられ得る。たとえば図2に示すように通過機構98を用いることができ、これは1つ以上のローラ100(明瞭にするために、1つのローラ100のみを示す)およびローラモータ102(破線で示す)を用いて、カートリッジ26A、26Bを、移送機28の中へ、およびこの中から移動させる。次に通過機構98は、移送ムーバ30による移送機28の適当な位置付けの後にカートリッジ26A、26Bを、移送機28を通じて、テープドライブ14か、テープ受け24のうち1つかの中へ直接通過させる。
【0046】
移送組立体18は、ユーザからのカートリッジ選択情報を受取るプログラムされたコントローラ(図示せず)と関連付けられて利用され得る。プログラムされたコントローラの一例は、ヘラー(Heller)に対し発行され、この発明の譲受人であるクウォンタム・コーポレイションに対し譲渡された、米国特許第5,760,995号、または、マローニー(Maroney)に対し発行され、やはりクウォンタム・コーポレイションに対し譲渡された、米国特許第5,925,119号に含まれている。米国特許第5,760,995号および第5,925,119号はここで引用により援用される。
【0047】
少なくとも2つの移送受け36A、36Bを含む移送組立体18の独自の設計の結果として、休止時間が減少し、かつ貯蔵システム10のスループットが増加する。重要なのは、第1のカートリッジ26Aがテープドライブ14により使用されている間に、移送組立体18がさまざまな機能を実行できることである。たとえば移送機28は、第1のカートリッジ26Aがテープドライブ14により使用されている間に貯蔵ラック12から第2のカートリッジ26Bを取出すことができる。第2のカートリッジ26Bは、第1のカートリッジ26Aが巻戻されるとすぐにテープドライブ14に挿入できるようになっている。結果としてこの発明は、第1のカートリッジ26Aの巻戻し後の不必要な待ち時間、すなわち、(i)第1のカートリッジ26Aを適当なテープ受け24に戻すこと、(ii)第2のカートリッジ26Bを探し出して移送機28内へと取出すこと、および(iii)第2のカートリッジ26Bを使用のためにテープドライブ14へと移送することからなる、1サイクル当り10秒以上にもなり得るサイクルを避ける。この発明により不必要なサイクルは回避され、その結果待ち時間はおよそ1秒以下となる。
【0048】
ここに示しかつ詳細に開示した特定の移送組立体18および貯蔵システム10は、ここで先に挙げた目的を達成しかつ利点を提供することが十分可能であるが、これはこの発明の現在好ましい実施例を例示するものにすぎず、前掲の特許請求の範囲に記載のものを除き、ここに示した構成または設計の詳細への限定は意図されていないことを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の特徴を有する貯蔵システムの第1の実施例の一部破断斜視図である。
【図2】 この発明の特徴を有する貯蔵システムの第2の実施例の或る部分を示す一部破断斜視図である。
【図3】 この発明の特徴を有するカートリッジの斜視図である。
【図4】 この発明の特徴を有する移送組立体を含む別の貯蔵システムの或る部分を示す一部破断斜視図である。
【図5】 図4の破線4B内に示す部分の拡大図である。
【図6】 移送組立体の別の実施例の一部の斜視図である。
【符号の説明】
10 貯蔵システム、12 貯蔵ラック、14 テープドライブ、16 システムハウジング、18 移送組立体、26 カートリッジ、28 移送機、30移送ムーバ、32 ガイド、34 カートリッジムーバ、36A 第1の移送受け、36B 第2の移送受け。
Claims (19)
- 貯蔵ラックと、カートリッジ受けを含むテープドライブとの間で、第1のカートリッジおよび第2のカートリッジを移動させるための移送組立体であって、
前記第1のカートリッジを受けるようにされた第1の移送受けと、前記第2のカートリッジを受けるようにされた第2の移送受けとを含む移送機と、
前記移送機を前記貯蔵ラックと前記テープドライブとの関連で移動させるための移送ムーバを含み、
前記貯蔵ラックと前記第1および第2の移送受けとの間で前記第1および第2のカートリッジを移動させるカートリッジムーバとを含み、
前記カートリッジムーバは、前記第1および第2のカートリッジのうち1つを把持する第1の把持組立体と、第1の把持器ムーバとを含み、前記第1の把持器ムーバは、前記第1の把持器ムーバから第1の移送受けおよび第2の移送受けの中へ前記カートリッジを移し、かつ第1の移送受けおよび第2の移送受けの中から前記第1の把持器ムーバへ前記カートリッジを移すような第1の方向で前記第1の把持組立体を移動させ、前記カートリッジムーバは、前記第1の移送受けと前記第2の移送受けとの間で前記第1の把持組立体を第2の方向に移動させるための第2の把持器ムーバをさらに含む、移送組立体。 - 実質的に前記貯蔵ラックと前記テープドライブとの間に延びるガイドをさらに含み、前記移送ムーバは前記貯蔵ラックと前記テープドライブとの間で前記ガイドに沿って前記移送機を移動させる、請求項1に記載の移送組立体。
- 前記移送ムーバは前記貯蔵ラックと前記テープドライブとの間で前記移送機を移動させる、請求項1に記載の移送組立体。
- 前記移送機は或る回転軸を有し、前記移送ムーバは前記移送機を前記回転軸について回転させる、請求項1に記載の移送組立体。
- 前記第1の方向は前記第2の方向に対して垂直である、請求項1に記載の移送組立体。
- 前記移送ムーバはX軸およびY軸に沿って前記移送体を移動させ、かつ前記X軸および前記Y軸に対して垂直なZ軸に関して前記移送体を回転させる、請求項1に記載の移送組立体。
- 前記貯蔵ラックは複数のテープ受けを含み、前記テープ受けと前記カートリッジ受けとの間で前記カートリッジのうち1つを移動させるために、前記移送ムー
バは前記移送体を0度から180度の間で前記Z軸に関して回転させる、請求項6に記載の移送組立体。 - 前記貯蔵ラックは複数のテープ受けを含み、前記テープ受けと前記カートリッジ受けとの間で前記移送ムーバは前記移送体をZ軸に関して90度以上回転させる、請求項6に記載の移送組立体。
- 前記貯蔵ラックと前記テープドライブとの間に延在するガイドをさらに含み、前記移送ムーバは前記貯蔵ラックと前記テープドライブとの間で前記ガイドに沿って前記移送体を移動させる、請求項1に記載の移送組立体
- 貯蔵ラックと、テープドライブと、前記貯蔵ラックおよび前記テープドライブの付近に位置付けられる、請求項1に記載の移送組立体とを含む、貯蔵システム。
- 前記貯蔵ラックは複数のテープ受けおよび移送機センサを含み、前記移送機センサは、いつ前記移送機が所望のテープ受け付近に位置付けられたかを検知する、請求項10に記載の貯蔵システム。
- 第1のカートリッジおよび第2のカートリッジと用いるための貯蔵システムであって、前記貯蔵システムは、
システムハウジングと、
前記システムハウジングに固定された貯蔵ラックと、
前記システムハウジングに固定されたテープドライブと、
前記システムハウジングに結合された移送組立体とを含み、前記移送組立体は、(i)実質的に前記貯蔵ラックと前記テープドライブとの間に延びるガイド、(ii)前記第1のカートリッジを受ける第1の移送受けと前記第2のカートリッジを受ける第2の移送受けとを含む、移送機、(iii)前記移送機を前記ガイドに沿って移動させる移送ムーバ、および(iv)前記貯蔵ラックと前記移送受けと前記テープドライブとの間でカートリッジを移動させるためのカートリッジムーバを含み、
前記カートリッジムーバは第1の把持組立体と、前記カートリッジのうち1つに関し第1の方向で前記第1の把持組立体を移動させるための第1の把持器ムーバと、前記カートリッジのうち1つに関し前記第1の方向とは異なる第2の方向で前記第1把持組立体を移動させるための第2の把持器ムーバとを含む、貯蔵システム。 - 前記移送ムーバは前記移送機をX軸およびY軸に沿って移動させる、請求項12に記載の貯蔵システム。
- 前記移送ムーバは前記移送機をZ軸について回転させる、請求項13に記載の貯蔵システム。
- 貯蔵ラックとテープドライブとの間で第1のカートリッジおよび第2のカートリッジを移送するための方法であって、前記方法は、
第1の移送受けおよび第2の移送受けを含む移送機を用意するステップを含み、各移送受けは前記カートリッジのうち1つを受けるようにされ、前記方法はさらに、
前記第1のカートリッジを前記第1の移送受けの中に移すステップと、
前記第2の移送受けを前記テープドライブ付近に位置付けるステップと、
前記第2のカートリッジを前記テープドライブから前記第2の移送受けに移すステップと、
前記第1の移送受けを前記テープドライブ付近に位置付けるステップと、
前記第1のカートリッジを前記第1の移送受けから前記テープドライブの中に移すステップとを含み、
前記第1のカートリッジおよび前記第2のカートリッジは、一つのみのカートリッジムーバを用いて前記移送機と前記テープドライブとの間を移送される、方法。 - (i)前記貯蔵ラック付近に前記移送機を位置付けるステップと、(ii)前記第2のカートリッジを前記第2の移送受けから前記貯蔵ラックの中に移すステップとをさらに含む、請求項15に記載の方法。
- (i)第3のカートリッジを前記第2の移送受けの中に移すステップと、(ii)前記第1のカートリッジを前記テープドライブから前記第1の移送受けに移す準備として前記テープドライブ付近に前記移送機を位置付けるステップとをさらに含む、請求項16に記載の方法。
- 第1のカートリッジをテープドライブから貯蔵ラックに移動させ、第2のカートリッジを前記貯蔵ラックから前記テープドライブに移動させるための方法であって、前記方法は、
第1の移送受けおよび第2の移送受けを有する移送機を用意するステップを含み、各移送受けは前記カートリッジのうち1つを別々に受けるようにされ、前記方法はさらに、
前記第2の移送受けが前記第2のカートリッジを受けるよう整列されるように前記移送機を運んで、前記貯蔵ラックのテープ受けに隣接して位置付けるステップと、
前記第2のカートリッジを前記貯蔵ラックから前記第2の移送受けに移すステップと、
前記第1のカートリッジを受けるために、前記移送機を運んで、前記テープドライブのカートリッジ受けに隣接して位置付けるステップと、
前記第1のカートリッジを前記カートリッジ受けから前記第1の移送受けに移すステップと、
前記第2の移送受けが前記テープドライブの前記カートリッジ受けと整列するように前記移送機の位置を横方向にずらすステップと、
前記第2のカートリッジを前記第2の移送受けから前記テープドライブの前記カートリッジ受けに移すステップとを含み、
前記第1のカートリッジおよび前記第2のカートリッジは、一つのみのカートリッジムーバを用いて前記移送機と前記テープドライブとの間を移送される、方法。 - 各々が単一リールの磁気テープカートリッジである前記第1のカートリッジおよび前記第2のカートリッジを用意するステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。
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