JP6149622B2 - ライブラリ装置および物品搬送装置 - Google Patents

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Description

本明細書で論じられる実施の形態は、搬送部を備える、ライブラリ装置および物品搬送装置に関する。
近年のデータ量の増加に伴い、例えば数千巻以上もの大量の磁気テープ媒体などの記憶媒体を格納するラックと、記憶媒体へのデータの読み書きを行う例えば数十台以上のテープドライブと、を備えるライブラリ装置が提案されている。
このようなライブラリ装置において、一度に大量の記憶媒体を投入および排出できる投入排出機構(例えばメールスロット)を有するライブラリ装置が知られている。ライブラリ装置は、例えば、複数サーバからのジョブによって或いは投入排出機構における記憶媒体の投入排出によって、記憶媒体を搬送する。
従来、複数の可搬型記憶媒体を装填したマガジンを収容するマガジン棚と、マガジンを搬送するマガジン搬送機構とを備える情報記憶システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
記録媒体を複数単位で収納するマガジンと、マガジンを搬送する搬送機構とを備えるオートチェンジャーが知られている(例えば、特許文献2参照)。
複数個のカートリッジ磁気テープを収納し開口部が対向している2組以上のセルブロックを備え、ハンド部両側のセルブロック内のカートリッジ磁気テープの取出しまたは収納を行う磁気テープ装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2008−165895号公報 特開平08−138355号公報 特開平06−111439号公報
図41は、参考技術に係るライブラリ装置400を示す斜視図である。
移送部401は、格納部405の任意の媒体格納位置にアクセス可能に配置されている。移送部401は、収容部402と格納部405との間で記憶媒体を移送する。移送部401は、高さ方向ガイド404に沿って高さ方向に移動する。
高さ方向ガイド404は、3つのローラ404aによって横方向ガイド403に沿って横方向に移動する。
収容部402は、記憶媒体を複数収容可能である。収容部402は、高さ方向ガイド404に設けられている。
このように、移送部401は、横方向および高さ方向に移動するが、収容部402は、横方向のみに移動する。よって、移送部401は、収容部402に記憶媒体を移送するために、高さ方向の移動を伴う(矢印D400)。
ところで、上述のように、記憶媒体をマガジン単位で搬送する場合、記憶媒体を1つずつ搬送する場合と比較して、搬送装置が大型化する。更には、搬送対象の複数の記憶媒体が互いに異なるマガジンに収容されている場合、マガジンを複数回搬送することになるため、搬送に時間がかかる。
また、図41に示すように、移送部401により格納部405から収容部402へ記憶媒体を移送した後に記憶媒体Mを搬送する場合、移送部401が収容部402へ移動する動作に時間がかかる。
1つの側面では、本発明の目的は、搬送効率を高めることができるライブラリ装置および物品搬送装置を提供することである。
一観点によれば、ライブラリ装置は、記憶媒体を複数格納する格納部と、互いに交差する第1の方向および第2の方向に移動し、前記記憶媒体を搬送する搬送部と、を備える。前記搬送部は、前記記憶媒体を複数収容可能な収容部と、前記格納部と前記収容部との間で前記記憶媒体を1つずつ移送する移送部と、を含む。前記移送部は、前記記憶媒体との接触面で前記記憶媒体を挟持して保持する一対の運搬ベルトを回転させることによって、前記第1の方向および前記第2の方向により規定される面に交差する第3の方向に前記記憶媒体を運搬する、一対のコンベア機構と、前記一対のコンベア機構を互いに接近する方向に付勢するコンベア付勢機構と、前記コンベア付勢機構による前記一対のコンベア機構への付勢力に抗して前記一対のコンベア機構の相対位置を規定する規定部と、前記規定部による前記相対位置の規定を解除する解除部と、を有する。
一観点によれば、物品搬送装置は、搬送部を備える。搬送部は、互いに交差する第1の方向および第2の方向に移動し、物品を搬送する。前記搬送部は、前記物品を複数収容可能な収容部と、前記物品を複数格納する格納部と前記収容部との間で前記物品を1つずつ移送する移送部と、を含む。前記移送部は、前記物品との接触面で前記物品を挟持して保持する一対の運搬ベルトを回転させることによって、前記第1の方向および前記第2の方向により規定される面に交差する第3の方向に前記物品を運搬する、一対のコンベア機構と、前記一対のコンベア機構を互いに接近する方向に付勢するコンベア付勢機構と、前記コンベア付勢機構による前記一対のコンベア機構への付勢力に抗して前記一対のコンベア機構の相対位置を規定する規定部と、前記規定部による前記相対位置の規定を解除する解除部と、を有する。
開示のライブラリ装置および物品搬送装置は、搬送効率を高めることができるという効果を奏する。
ライブラリ装置を示す斜視図である。 記憶媒体搬送装置を示す背面側斜視図である。 記憶媒体搬送装置を示す正面側斜視図である。 搬送部を示す斜視図(その1)である。 搬送部を示す斜視図(その2)である。 移送部を示す斜視図である。 第1のコンベア機構を示す上面側斜視図である。 第1のコンベア機構を示す底面側斜視図である。 第1のコンベア機構を示す平面図である。 図5CのVI−VI断面図である。 第1のコンベア機構と第2のコンベア機構とを取り外した状態のハンド部を示す分解斜視図である。 ハンド部を示す斜視図である。 第1の駆動源と第1の駆動機構とを取り外した状態のハンド部を示す分解斜視図である。 図8AのA方向矢視図である。 第1のコンベア機構と第2のコンベア機構とが互いに接近した状態のハンド部を示す斜視図である。 第1のコンベア機構と第2のコンベア機構とが互いに離隔した状態のハンド部を示す斜視図である。 ハンド部アームを取り外した状態のハンド部を示す底面側分解斜視図である。 ハンド部を示す底面側斜視図である。 ハンド部アームの動きを説明するための底面図である。 ストッパアームを取り外した状態のトレイを示す分解斜視図である。 トレイを示す斜視図である。 ハンド部を取り外した状態の移送部を示す分解斜視図である。 移送部を示す斜視図である。 ハンド部の第3の方向における移動を説明するための斜視図(その1)である。 ハンド部の第3の方向における移動を説明するための斜視図(その2)である。 ハンド部が初期状態の移送部を示す斜視図である。 ハンド部の動きを説明するための斜視図(その1)である。 ハンド部の動きを説明するための斜視図(その2)である。 ハンド部の動きを説明するための斜視図(その3)である。 ハンド部の動きを説明するための斜視図(その4)である。 ハンド部の動きを説明するための斜視図(その5)である。 ハンド部の動きを説明するための斜視図(その6)である。 ハンド部の動きを説明するための斜視図(その7)である。 ハンド部の動きを説明するための斜視図(その8)である。 ハンド部の動きを説明するための斜視図(その9)である。 図15のB部(ハンド部アームおよびガイドピン)における動きを説明するための斜視図(その1)である。 図15のB部における動きを説明するための斜視図(その2)である。 図15のB部における動きを説明するための斜視図(その3)である。 図15のB部における動きを説明するための斜視図(その4)である。 図15のB部における動きを説明するための斜視図(その5)である。 図15のB部における動きを説明するための斜視図(その6)である。 図15のB部における動きを説明するための斜視図(その7)である。 図15のB部における動きを説明するための斜視図(その8)である。 図15のB部における動きを説明するための斜視図(その9)である。 ストッパアームの可撓性を説明するための説明図(その1)である。 ストッパアームの可撓性を説明するための説明図(その2)である。 格納部から収容部への記憶媒体の移送を説明するための説明図(その1)である。 格納部から収容部への記憶媒体の移送を説明するための説明図(その2)である。 格納部から収容部への記憶媒体の移送を説明するための説明図(その3)である。 格納部から収容部への記憶媒体の移送を説明するための説明図(その4)である。 格納部から収容部への記憶媒体の移送を説明するための説明図(その5)である。 格納部から収容部への記憶媒体の移送を説明するための説明図(その6)である。 格納部から収容部への記憶媒体の移送を説明するための説明図(その7)である。 格納部から収容部への記憶媒体の移送を説明するための説明図(その8)である。 格納部から収容部への記憶媒体の移送を説明するための説明図(その9)である。 格納部から収容部への記憶媒体の移送を説明するための説明図(その10)である。 収容部から格納部への記憶媒体の移送を説明するための説明図(その1)である。 収容部から格納部への記憶媒体の移送を説明するための説明図(その2)である。 収容部から格納部への記憶媒体の移送を説明するための説明図(その3)である。 収容部から格納部への記憶媒体の移送を説明するための説明図(その4)である。 収容部から格納部への記憶媒体の移送を説明するための説明図(その5)である。 収容部から格納部への記憶媒体の移送を説明するための説明図(その6)である。 1つのみの記憶媒体の搬送を説明するための説明図(その1)である。 1つのみの記憶媒体の搬送を説明するための説明図(その2)である。 1つのみの記憶媒体の搬送を説明するための説明図(その3)である。 1つのみの記憶媒体の搬送を説明するための説明図(その4)である。 搬送部を示す斜視図である。 収容部を取り外した状態の搬送部を示す分解斜視図である。 収容部を示す正面側斜視図である。 収容部を示す背面側斜視図である。 収容部を示す底面側斜視図である。 トップカバーを取り外した状態の収容部を示す分解斜視図である。 図24AのC部拡大図である。 図24AのC部を示す分解斜視図である。 ボトムカバーを取り外した状態の収容部を示す分解斜視図である。 図25AのD部拡大図である。 図25AのD部を示す分解斜視図である。 取っ手の移動を説明するための説明図(その1)である。 取っ手の移動を説明するための説明図(その2)である。 取っ手の移動を説明するための説明図(その3)である。 取っ手のロックを説明するための説明図(その1)である。 取っ手のロックを説明するための説明図(その2)である。 板バネの弾性変形を説明するための説明図(その1)である。 板バネの弾性変形を説明するための説明図(その2)である。 搬送部のうち収容部を除く部分を示す上面側斜視図である。 搬送部のうち収容部を除く部分を示す底面側斜視図である。 収容部の着脱を説明するための説明図(その1)である。 収容部の着脱を説明するための説明図(その2)である。 収容部の着脱を説明するための説明図(その3)である。 収容部の着脱を説明するための説明図(その4)である。 収容部の着脱を説明するための説明図(その5)である。 収容部の着脱を説明するための説明図(その6)である。 収容部の着脱時の取っ手の移動を説明するための説明図(その1)である。 収容部の着脱時の取っ手の移動を説明するための説明図(その2)である。 収容部の着脱時の取っ手の移動を説明するための説明図(その3)である。 収容部の着脱時の取っ手の移動を説明するための説明図(その4)である。 収容部の着脱時の取っ手の移動を説明するための説明図(その5)である。 収容部の着脱時の取っ手の移動を説明するための説明図(その6)である。 搬送部における収容部の位置を説明するための説明図(その1)である。 搬送部における収容部の位置を説明するための説明図(その2)である。 格納部からドライブへの複数の記憶媒体の搬送経路を示す斜視図である。 格納部からドライブへの複数の記憶媒体の搬送を説明するための斜視図(その1)である。 格納部からドライブへの複数の記憶媒体の搬送を説明するための斜視図(その2)である。 格納部からドライブへの複数の記憶媒体の搬送を説明するための斜視図(その3)である。 格納部からドライブへの複数の記憶媒体の搬送を説明するための斜視図(その4)である。 格納部からドライブへの複数の記憶媒体の搬送を説明するための斜視図(その5)である。 格納部からドライブへの複数の記憶媒体の搬送を説明するための側面図(その1)である。 格納部からドライブへの複数の記憶媒体の搬送を説明するための側面図(その2)である。 格納部からドライブへの複数の記憶媒体の搬送を説明するための側面図(その3)である。 格納部からドライブへの複数の記憶媒体の搬送を説明するための側面図(その4)である。 格納部からドライブへの複数の記憶媒体の搬送を説明するための側面図(その5)である。 ライブラリ装置への収容部の投入および排出を説明するための説明図(その1)である。 ライブラリ装置への収容部の投入および排出を説明するための説明図(その2)である。 ライブラリ装置への収容部の投入および排出を説明するための説明図(その3)である。 ライブラリ装置への収容部の投入および排出を説明するための説明図(その4)である。 ライブラリ装置への収容部の投入および排出を説明するための説明図(その5)である。 図36BのE部拡大図である。 図36DのF部拡大図(その1)である。 図36DのF部拡大図(その2)である。 比較例における移送部を示す側面図である。 比較例における移送部の移送を説明するための平面図(その1)である。 比較例における移送部の移送を説明するための平面図(その2)である。 比較例における移送部の移送を説明するための平面図(その3)である。 比較例における移送部の移送を説明するための平面図(その4)である。 比較例における移送部の移動時の接触状態を説明するための平面図(その1)である。 比較例における移送部の移動時の接触状態を説明するための平面図(その2)である。 参考技術に係るライブラリ装置を示す斜視図である。
以下、実施の形態に係る、ライブラリ装置1と、物品搬送装置の一例である記憶媒体搬送装置5とについて説明する。
図1は、ライブラリ装置1を示す斜視図である。
図2Aおよび図2Bは、記憶媒体搬送装置5を示す背面側斜視図および正面側斜視図である。
図3Aおよび図3Bは、搬送部10を示す斜視図である。
図1に示すライブラリ装置1は、格納部2と、ドライブ3と、筐体4と、記憶媒体搬送装置5と、を備える。
格納部2は、記憶媒体Mを複数格納する。格納部2は、例えばラックである。記憶媒体Mは、物品の一例である。記憶媒体Mは、例えば、磁気テープ、光ディスクなどである。ライブラリ装置1以外の用途で用いられる物品搬送装置では、物品は、搬送されるものであればよく、記憶媒体Mでなくともよい。格納部2は、筐体4の後述する第2の部分4−2および第3の部分4−3のそれぞれにおいて、記憶媒体Mが対向するように2つずつ配置されている。格納部2が配置される数は、1つ以上であればよい。
ドライブ3は、記憶媒体Mにデータの読み書きを行う。複数のドライブ3は、筐体4の第4の部分4−4において配置される。
筐体4の内部には、格納部2とドライブ3と記憶媒体搬送装置5とが配置されている。筐体4は、上記の第2〜第4の部分4−2,4−3,4−4と、第1の部分4−1とを含む。筐体4の第1の部分4−1には、図2Aに示す収容部200が投入されおよび排出される投入排出口4aが形成されている。筐体4の上記各部分4−1,4−2,4−3,4−4は、あくまで一例であり、互いに区切られていても、区切られていなくてもよい。
記憶媒体搬送装置5は、第1の方向ガイド6と、第2の方向ガイド7と、搬送部10と、を備える。
図2Aおよび図2Bに示すように、第1の方向ガイド6は、例えば水平方向である第1の方向(矢印D1)に、第2の方向ガイド7をガイドする。第1の方向ガイド6は、筐体4の各部分4−1,4−2,4−3,4−4に亘って配置されている。
第2の方向ガイド7は、第1の方向(矢印D1)に交差する例えば鉛直方向である第2の方向(矢印D2)に、搬送部10をガイドする。第2の方向ガイド7は、例えば3つのローラ7aを含む。これらのローラ7aが第1の方向ガイド6に沿って移動することによって、第2の方向ガイド7は、第1の方向ガイド6に沿って移動する。
搬送部10は、第2の方向ガイド7に沿って第2の方向(矢印D2)に移動する。第2の方向ガイド7が第1の方向ガイド6に沿って第1の方向(矢印D1)に移動することで、搬送部10は、第1の方向(矢印D1)にも移動する。搬送部10は、格納部2、ドライブ3、投入排出口4aを含む複数の位置に移動する。
図3Aおよび図3Bに示すように、搬送部10は、フレーム11と、ベース部12と、第2の駆動源13と、第3の駆動機構14と、を含む。搬送部10は、更に、移送部100および収容部200を含むが、これらについては後述する。なお、第1の駆動源115、第1の駆動機構116、および第2の駆動機構117についても後述する。
搬送部10のうちベース部12上に配置されている部分は、図2Aおよび図2Bに示すように、ベース部12上において第5の方向(矢印D5)に例えば180°回転する。搬送部10のうちベース部12上に配置されている部分は、例えば、フレーム11、第2の駆動源13、第3の駆動機構14、移送部100、および収容部200である。例えば、第5の方向(矢印D5)は、鉛直方向を回転中心とする回転方向である。これにより、搬送部10は、図1に示す互いに対向する格納部2の両方に対向することができる。
図3Aおよび図3Bに示すフレーム11は、例えば、正面側(図2B参照)および背面側(図2A参照)に開口する正面視(背面視)四角形状を呈する。フレーム11には、背面側から収容部200が着脱自在に配置される。このように、収容部200は、搬送部10に対して着脱自在である。
収容部200は、記憶媒体Mを複数収容可能である。例えば、収容部200は、鉛直方向である第4の方向(矢印D4)に配列されるように記憶媒体Mを収容する。記憶媒体Mは、例えば仕切り板211上に配置される。
第4の方向(矢印D4)は、後述する第1および第2のコンベア機構111,112による記憶媒体Mの運搬方向である第3の方向(矢印D3)と直交する。第3の方向(矢印D3)は、第1の方向(矢印D1)および第2の方向(矢印D2)により規定される面に対し、交差する方向、例えば直交する方向である。第4の方向(矢印D4)は、第3の方向(矢印D3)と異なる方向であるとよい。
第3の駆動機構14は、移送部100を第4の方向(矢印D4)に移動させる。例えば、第3の駆動機構14は、駆動伝達ベルト14aと、ボールネジ14bとを有する。
駆動伝達ベルト14aは、第2の駆動源13から伝達される動力によりボールネジ14bを回転させる。ボールネジ14bには、トレイアーム122のナット部122aが配置されている。第1のトレイアーム122は、移送部100のトレイ120に設けられている。
図3Aおよび図3Bに示すように、ボールネジ14bが回転することで、ナット部122aが上下動する。つまり、移送部100が上下動する。第2の駆動源13が移送部100を移動させる方向は、収容部200における記憶媒体Mの配列方向である第4の方向(矢印D4)である。フレーム11を挟んでボールネジ14bとは反対側にも、ボールネジ14bと同様に回転するボールネジが配置されるとよい。
移送部100の位置は、第2の駆動源13に設けられたタコメータなどの位置検出手段によって検出される。そのため、移送部100を任意の位置に移動させることができる。後述するハンド部110の位置についても、例えば第1の駆動源115に位置検出手段を設けることで検出することができる。
図4は、移送部100を示す斜視図である。
移送部100は、格納部2と収容部200との間で記憶媒体Mを1つずつ移送する。
移送部100は、ハンド部110と、トレイ120とを含む。
ハンド部110は、一対の第1のコンベア機構111および第2のコンベア機構112と、ハンド部ベース113と、を有する。
第1のコンベア機構111および第2のコンベア機構112は、記憶媒体Mを第3の方向(矢印D3)に運搬する運搬部の一例である。第1および第2のコンベア機構111,112は、互いに対向し記憶媒体Mを挟持する。例えば、運搬部は、記憶媒体Mを載置されるスライダまたは記憶媒体Mを磁力等で保持するスライダが移動するものであってもよい。また、コンベア機構は、記憶媒体Mを載置される単一のものであってもよい。
第1のコンベア機構111および第2のコンベア機構112は、ベルトまたはローラなどの任意の運搬手段(例えば運搬ベルト111e,112e)を有し、1つの記憶媒体Mを第3の方向(矢印D3)に連続的に運搬する。第1および第2のコンベア機構111,112のそれぞれは、無端帯状を呈するが、無端でなくともよいし帯状でなくともよい。
詳しくは後述するが、第1のコンベア機構111および第2のコンベア機構112は、記憶媒体Mを第3の方向(矢印D3)に運搬しながら、自らも第3の方向(矢印D3)に移動する。
トレイ120は、トレイ本体121と、第1のトレイアーム122と、第2のトレイアーム123とを含む。
トレイ本体121上には、ハンド部110が配置される。
第1のトレイアーム122および第2のトレイアーム123は、トレイ本体121から例えば水平に突出するように設けられ、互いに平行に延びる。第1のトレイアーム122および第2のトレイアーム123は、図3Aおよび図3Bに示す上述のボールネジ14bに貫通されるナット部122a,123aを有する。
図5Aおよび図5Bは、第1のコンベア機構111を示す上面側斜視図および底面側斜視図である。
図5Cは、第1のコンベア機構111を示す平面図である。
図6は、図5CのVI−VI断面図である。
なお、図5A〜図6において第1のコンベア機構111を図示するが、第2のコンベア機構112は、例えば、第1のコンベア機構111と左右対称の形状を有する。
図5Aおよび図5Cに示すように、第1のコンベア機構111は、コンベアベース111aと、駆動プーリ111bと、従動プーリ111cと、従動ローラ111dと、運搬ベルト111eと、ガイドピン111fと、駆動伝達シャフト111mと、を有する。
図5Bに示すように、第1のコンベア機構111は、更に、傘歯車111g,111kと、駆動伝達プーリ111h,111iと、駆動伝達ベルト111jと、スライドシャフト貫通孔111n,111oと、引張りバネ引掛け部111pと、を有する。
コンベアベース111aは、例えば水平方向に拡がる板状を呈する。
駆動プーリ111bは、コンベアベース111aの下部に配置された駆動伝達プーリ111iと同軸上に配置されている。駆動プーリ111bは、コンベアベース111aの上部に配置されている。
従動プーリ111cは、駆動プーリ111bとの間に6つの従動ローラ111dを挟んで、駆動プーリ111bとは反対側に配置されている。
運搬ベルト111eは、駆動プーリ111bと従動プーリ111cとの間に掛け渡されている。図5Bに示すように、運搬ベルト111eは、駆動プーリ111bが回転することで(矢印D16)、回転する(矢印D17)。これにより、運搬ベルト111eは、記憶媒体Mに当接して図4に示す第3の方向(矢印D3)に記憶媒体Mを運搬する。なお、従動プーリ111cも運搬ベルト111eとともに回転する(矢印D18)。
ガイドピン111fは、コンベアベース111aから下方に延びるように設けられている。詳しくは後述するが、ガイドピン111fは、図10Aに示すハンド部アーム118の凹部118cに挿入される。
傘歯車111gは、駆動伝達プーリ111hの下端に設けられている。駆動伝達プーリ111hは、コンベアベース111aの下部に設けられている。傘歯車111gは、駆動伝達シャフト111mの一端に設けられた傘歯車111kと噛み合うことで、駆動伝達シャフト111mから伝達される水平軸周りの回転運動(矢印D11およびD12)を鉛直軸周りの回転運動(矢印D13)に変換する。
駆動伝達プーリ111hは、傘歯車111gとともに回転する。駆動伝達プーリ111hが回転することで(矢印D13)、この駆動伝達プーリ111hと駆動伝達プーリ111iとに掛け渡された駆動伝達ベルト111jが回転する(矢印D14)。これにより、駆動伝達プーリ111iが回転し(矢印D15)、駆動伝達プーリ111iと同軸上に配置された上記の駆動プーリ111bが回転する(矢印D16)。これにより、運搬ベルト111eも回転する(矢印D17)。
駆動伝達シャフト111mは、後述する図8Aに示す第1の駆動機構116の連結軸116cに連結される。駆動伝達シャフト111mは、第1の駆動機構116から上記の水平軸周りの回転運動(矢印D11)を伝達される。
駆動伝達シャフト111mのうち傘歯車111kとは反対側の端部に設けられた連結軸挿入部111m−1は、図6(図5CのVI−VI断面図)に示すように、上下左右が平面状にカットされ角が丸まった四角形状を呈する。
スライドシャフト貫通孔111n,111oは、後述するスライドシャフト113b,113cにより貫通される。
引張りバネ引掛け部111pには、後述する引張りバネ114の一端が引掛けられる。
図7Aは、第1のコンベア機構111と第2のコンベア機構112とを取り外した状態のハンド部110を示す分解斜視図である。
図7Bは、ハンド部110を示す斜視図である。
図7Aおよび図7Bに示すように、ハンド部110は、2本の引張りバネ114と、第1の駆動源115と、第1の駆動機構116と、を更に有する。なお、ハンド部110は、第2の駆動機構117とハンド部アーム118とを更に有するが、これらについては後述する。
ハンド部ベース113は、ベース本体113aと、4本のスライドシャフト113b,113c,113d,113eと、引張りバネ引掛け部113f,113gと、連結軸貫通孔113h,113iと、を有する。なお、ハンド部ベース113は、2本のアーム取付けシャフト113j,113kと、2つのガイドレール貫通孔113m,113nとを更に有するが、これらについては後述する。
ベース本体113a上には、長手方向の両端に第1および第2のコンベア機構111,112が各々配置されている。
スライドシャフト113b,113cは、第1のコンベア機構111の上記のスライドシャフト貫通孔111n,111oを貫通し、ベース本体113a上で両端を支持される。
スライドシャフト113d,113eは、第2のコンベア機構112のスライドシャフト貫通孔112n,112oを貫通し、ベース本体113a上で両端を支持される。
計4本のスライドシャフト113b,113c,113d,113eは、第1および第2のコンベア機構111,112が互いに接近する方向および互いに離隔する方向へスライド移動するのをガイドする。
2つの引張りバネ引掛け部113f,113gは、ベース本体113a上に設けられている。
一方の引張りバネ引掛け部113fには、引張りバネ114のうち、第1のコンベア機構111の引張りバネ引掛け部111pが支持する一端とは反対側の他端が引掛けられる。
他方の引張りバネ引掛け部113gには、引張りバネ114のうち、第2のコンベア機構112の図示しない引張りバネ引掛け部が支持する一端とは反対側の他端が引掛けられる。
引張りバネ114は、第1および第2のコンベア機構111,112の引張りバネ引掛け部111pを、引張りバネ引掛け部113f,113g側に引張る。これにより、第1および第2のコンベア機構111,112は、2本の引張りバネ114によって互いに接近する方向に付勢される(図7Bに示す矢印D21,D22)。このように、引張りバネ114は、第1および第2のコンベア機構111,112を互いに接近する方向に付勢するコンベア付勢機構の一例として機能する。
また、後述するが、ガイドピン111fがハンド部アーム118により押圧されることで、第1および第2のコンベア機構111,112は、互いに接近する方向のみならず、互いに離隔する方向にも移動する。このように、第1および第2のコンベア機構111,112は、互いに接近する方向および互いに離隔する方向に移動する(図7Bに示す矢印D23,D24)。
図8Aは、第1の駆動源115と第1の駆動機構116とを取り外した状態のハンド部110を示す分解斜視図である。
図8Bは、図8AのA方向矢視図である。
図9Aは、第1のコンベア機構111と第2のコンベア機構112とが互いに接近した状態のハンド部110を示す斜視図である。
図9Bは、第1のコンベア機構111と第2のコンベア機構112とが互いに離隔した状態のハンド部110を示す斜視図である。
第1の駆動源115は、ベース本体113a上に配置されている。第1の駆動源115は、第1の駆動機構116の駆動力と第2の駆動機構117の駆動力との両方を発生させる単一の駆動源である。
第1の駆動機構116は、第1および第2のコンベア機構111,112を作動させる。つまり、第1の駆動機構116は、第1および第2のコンベア機構111,112の運搬ベルト111e,112eを回転させる。これにより、記憶媒体Mが第3の方向(図4に示す矢印D3)に運搬される。
第1の駆動機構116は、駆動伝達ベルト116aと、駆動伝達プーリ116bと、連結軸116cと、ウォーム116dと、を有する。
図8Aに示すように、駆動伝達ベルト116aは、第1の駆動源115と駆動伝達プーリ116bとの間に掛け渡されている。図9Aに示すように、駆動伝達ベルト116aは、第1の駆動源115の駆動により回転し(矢印D31)、駆動伝達プーリ116bを回転させる(矢印D32)。
図8Aに示すように、駆動伝達プーリ116bは、連結軸116cに設けられている。駆動伝達プーリ116bが回転することで、連結軸116cが回転する。これにより、図8Bに示す連結軸116cの角穴116c−1に挿入される駆動伝達シャフト111mを介して、駆動力が第1のコンベア機構111に伝達される。そして、図9Aに示すように、第1のコンベア機構111の運搬ベルト111eが回転する(矢印D34)。
同様に、連結軸116cのうち、角穴116c−1とは反対側に設けられた図示しない角穴を介して、駆動力が第2のコンベア機構112に伝達される。そして、第2のコンベア機構112の運搬ベルト112eが回転する(矢印D34)。
なお、駆動伝達シャフト111mの連結軸挿入部111m−1は、角穴116c−1に一定長さ挿入されている。そのため、図9Bに示すように、第1および第2のコンベア機構111,112が互いに離隔する方向に移動した場合にも(矢印D41,D42)、駆動伝達シャフト111mは、角穴116c−1に挿入されている。
ウォーム116dは、連結軸116cに配置され、後述する第2の駆動機構117のウォームホイール117aに動力を伝達する。
上述の第1の駆動機構116の構造は、あくまで一例であって、運搬部(第1および第2のコンベア機構111,112)を駆動して第3の方向(矢印D3)に記憶媒体Mを運搬させるものであれば適宜変更可能である。例えば、駆動伝達ベルト116aを歯車に変更するなど適宜変更することが可能である。
図8Aに示す第2の駆動機構117は、第1および第2のコンベア機構111,112をハンド部110ごと第3の方向(図4に示す矢印D3)に移動させる。例えば、第2の駆動機構117は、ウォームホイール117aと、歯車117bと、を含む。
ウォームホイール117aは、水平軸周りの回転運動をするウォーム116dと噛み合い、鉛直軸周りに回転する。
歯車117bは、ウォームホイール117aと同軸上に設けられ、ウォームホイール117aと同様に、鉛直軸周りに回転する。詳しくは後述するが、歯車117bは、図12Aに示すラックレール125のラック歯125aと噛み合うことで、第1および第2のコンベア機構111,112を第3の方向(図4に示す矢印D3)に移動させる。
上述の第2の駆動機構117の構造は、あくまで一例であって、運搬部(第1および第2のコンベア機構111,112)を第3の方向(矢印D3)に移動させるものであれば適宜変更可能である。
なお、運搬部が、第1および第2のコンベア機構111,112ではなく、記憶媒体Mを載置されるスライダまたは記憶媒体Mを磁力等で保持するスライダが移動する運搬部である場合について考える。その場合、第2の駆動機構117は、第1および第2のコンベア機構111を移動させるスライダと、このスライダが設置されるベースとを移動させるようにすればよい。
図10Aは、ハンド部アーム118を取り外した状態のハンド部110を示す底面側分解斜視図である。
図10Bは、ハンド部110を示す底面側斜視図である。
ハンド部アーム118には、アームベース118aと、アームピン118bと、凹部118cとが設けられている。ハンド部アーム118は、第1のコンベア機構111の下方と第2のコンベア機構112の下方とのそれぞれに配置されている。
アームベース118aは、例えば、水平方向に拡がる矩形の板状を呈する。
アームピン118bは、アームベース118aの長手方向の一端においてアームベース118aから下方に突出する。
凹部118cは、アームベース118aの長手方向の他端において、平面視半円形状に刳り貫かれた形状を呈する。
取付け孔118dは、アームベース118aの中央においてアームベース118aを鉛直方向に貫通するように形成されている。取付け孔118dには、ハンド部ベース113の長手方向両端において下方に突出するように設けられたアーム取付けシャフト113j,113kが挿入される。
ハンド部ベース113の2つのガイドレール貫通孔113m,113nは、ベース本体113aの底面に設けられている。2つのガイドレール貫通孔113m,113nのそれぞれには、後述する図13Aに示すガイドレール126が挿入される。ガイドレール126は、ハンド部110が記憶媒体Mの運搬方向である第3の方向(図4に示す矢印D3)に移動する際に、ハンド部110をガイドする。
図11は、ハンド部アーム118の動きを説明するための底面図である。
ハンド部110の第3の方向(図4に示す矢印D3であって、図11における上下方向)における移動については後述する。ここでは、第1のコンベア機構111と第2のコンベア機構112とが互いに接近する方向および離隔する方向に移動する動作について説明する。
まず、ハンド部アーム118は、アームピン118bが押圧されることで回転する。後述するが、ハンド部110は、第3の方向に移動して収容部200側及びその反対側(例えば、格納部2側又はドライブ3側)のそれぞれに移動する。ハンド部110が収容部200側およびその反対側に到達すると、アームピン118bは、図12Aに示すストッパアーム124の突出部124a,124bまたはトレイストッパ121e,121f,121g,121hにより押圧される。
これにより、図11(a)および(b)に示すように、第1のコンベア機構111側のハンド部アーム118が図11における時計周りに回転する(矢印D51)。また、第2のコンベア機構112側のハンド部アーム118が図11における反時計回りに回転する(矢印D52)。
これにより、図11(a)および(b)に示すように、アームベース118aがガイドピン111f,112fを、第1のコンベア機構111と第2のコンベア機構112とが互いに離隔する方向(矢印D53,D54)に押圧する。
アームベース118aがガイドピン111f,112fを押圧することで、図11(c)に示すように、ガイドピン111f,112fが凹部118cに挿入される。これにより、引張りバネ114による第1のコンベア機構111および第2のコンベア機構112への付勢力に抗して第1のコンベア機構111と第2のコンベア機構112との相対位置が規定される。このように、ハンド部アーム118は、引張りバネ114(コンベア付勢機構の一例)による第1および第2のコンベア機構111,112への付勢力に抗して第1および第2のコンベア機構111,112の相対位置を規定する規定部の一例として機能する。
図11(d)および(e)に示すように、第1のコンベア機構111側のハンド部アーム118および第2のコンベア機構112側のハンド部アーム118が更に回転する(矢印D51,D52)。そうすると、ハンド部アーム118による第1および第2のコンベア機構111,112の相対位置の規定が解除される。そして、引張りバネ114により第1のコンベア機構111と第2のコンベア機構112とが互いに接近する方向(矢印D55,D56)に付勢される。ハンド部アーム118(規定部の一例)による相対位置の規定を解除する解除部の一例は、図12Aに示すストッパアーム124の突出部124a,124bとトレイ本体121のトレイストッパ121e,121f,121g,121hとである。
図12Aは、ストッパアーム124を取り外した状態のトレイ120を示す分解斜視図である。
図12Bは、トレイ120を示す斜視図である。
図13Aは、ハンド部110を取り外した状態の移送部100を示す斜視図である。
図13Bは、移送部100を示す斜視図である。
図12Aおよび図12Bに示すように、トレイ120は、トレイ本体121と、第1のトレイアーム122と、第2のトレイアーム123と、ストッパアーム124と、ラックレール125と、図13Aおよび図13Bに示すガイドレール126と、を含む。
トレイ本体121は、例えば、水平方向に拡がる矩形の板状を呈する。トレイ本体121は、2つの溝121a,121bと、2つの支持部材121c,121dと、4つのトレイストッパ121e,121f,121g,121hと、4つのガイドレール支持突起121i,121j,121k,121mと、を含む。
溝121a,121bは、図13Bに示す第3の方向(矢印D3)と平行に延びる。溝121a,121bは、上述の第1のコンベア機構111および第2のコンベア機構112の下方において、トレイ本体121の上面に開口するように2つ形成されている。
図12Aに示す支持部材121c,121dは、ストッパアーム124の中央貫通孔124cにおいてストッパアーム124を下方から支持する。支持部材121c,121dは、溝121a,121bの中央に収容されている。
トレイストッパ121e,121f,121g,121hは、2つの溝121a,121bの両端に1つずつ計4つ設けられている。トレイストッパ121e,121f,121g,121hは、上述のように、図10Aに示すアームピン118bを押圧し第1および第2のコンベア機構111,112の相対位置の規定を解除する解除部の一例として機能する。
図13Aに示すように、ガイドレール支持突起121i,121j,121k,121mは、2つのガイドレール126の両端に1つずつ計4つ設けられている。ガイドレール支持突起121i,121j,121k,121mは、ガイドレール126の両端を支持する。
上述のように、図12Aおよび図12Bに示す第1および第2のトレイアーム122,123は、トレイ本体121から突出するように延びる。第1のトレイアーム122および第2のトレイアーム123は、ボールネジ14bに貫通されるナット部122a,123aを有する。
2つのストッパアーム124は、それぞれ溝121a,121bに沿って配置されている。ストッパアーム124の長手方向は、図13Bに示す第3の方向(矢印D3)と平行である。ストッパアーム124の両端には、上方に突出する突出部124a,124bが形成されている。これら突出部124a,124bも、トレイストッパ121e,121f,121g,121hと同様に、解除部の一例として機能する。ストッパアーム124は、中央貫通孔124cを支点として、後述する図18Aおよび図18Bに示すように、突出部124a,124bが下方(矢印D88)に移動するように撓む。
図13Aおよび図13Bに示すように、ラックレール125は、トレイ本体121の中央において図13Bに示す第3の方向(矢印D3)に亘って設けられている。ラックレール125の側面の1つには、ラック歯125aが形成されている。上述のように、ラック歯125aは、図8Aに示す歯車117bと噛み合う。これにより、ハンド部110がトレイ120に対して第3の方向(矢印D3)に移動する。
図14Aおよび図14Bは、ハンド部110の第3の方向における移動を説明するための斜視図である。
上述のとおり、図14Aに示す第1の駆動源115の駆動力(矢印D61)により、第1の駆動機構116が運搬ベルト111e,112eを回転させる(矢印D62,D63)。そのため、記憶媒体Mは、第3の方向(矢印D3,D65)に運搬される。
また、第1の駆動源115により発生される駆動力が第1の駆動機構116を介して第2の駆動機構117に伝達されることで、第2の駆動機構117の歯車117bが回転する(矢印D64)。これにより、歯車117bと噛み合うラック歯125aに沿って、ハンド部110が第3の方向(矢印D3,D65)に移動する。そのため、記憶媒体Mは、運搬ベルト111e,112eが作動すること、および、ハンド部110が移動することの両方によって第3の方向(矢印D3,D65)に移送される。
記憶媒体Mを逆方向に移送させる場合についても同様であり、図14Bに示すように、第1の駆動源115の駆動力(矢印D71)により、運搬ベルト111e,112eが回転する(矢印D72,D73)。これにより、記憶媒体Mは、第3の方向(矢印D3,D75)に運搬される。また、第1の駆動源115により発生される駆動力が第1の駆動機構116を介して第2の駆動機構117に伝達されることで、第2の駆動機構117の歯車117bが回転する(矢印D74)。これにより、歯車117bと噛み合うラック歯125aに沿って、ハンド部110が第3の方向のうち上記とは反対方向(矢印D3,D75)に移動する。
図15は、ハンド部110が初期状態の移送部100を示す斜視図である。
図16A〜図16Iは、ハンド部110の動きを説明するための斜視図である。
図17A〜図17Iは、図15のB部(ハンド部アーム118およびガイドピン111f)における動きを説明するための斜視図である。
まず、図15に示す初期状態のハンド部110が図16Aに示すように収容部200(図3Aおよび図3B参照)側に移動する(矢印D81)。この移動方向(矢印D81)は、図示は省略するが、上述の第3の方向である。このとき、図17Aに示すように、ハンド部アーム118は、ガイドピン111fが凹部118cに挿入された状態(第1および第2のコンベア機構111,112の相対位置が規定された状態、つまり互いに遠ざかった非挟持状態)である。アームピン118bは、ストッパアーム124の突出部124bに当接し突出部124bにより押圧される。これにより、ハンド部アーム118は、回転する(矢印D82)。
図17Bに示すようにガイドピン111fがハンド部アーム118の凹部118cから外れると、図7Aに示す引張りバネ114によって、図16Bに示すように第1および第2のコンベア機構111,112が互いに接近する(矢印D83)。詳しくは後述するが、このときに、第1のコンベア機構111と第2のコンベア機構112とは、互いに接近して収容部200の記憶媒体Mを挟持する。
次に、図16Cに示すように、ハンド部110は、反対方向である格納部2(図1参照)側に移動する(矢印D84)。この移動方向(矢印D84)も、図示は省略するが、上述の第3の方向である。このとき、図17Cに示すように、アームベース118aは、ガイドピン111fに当接している。
図16Dに示すように、ハンド部110が移動している途中では(矢印D84)、ガイドピン111fが凹部118cに挿入されていない状態(第1および第2のコンベア機構111,112の相対位置の規定が解除された状態)である。この状態では、図17Dに示すように、アームピン118bは、上述のように回転したことで(矢印D82)、ストッパアーム124の突出部124aに当接せずに通過する。
その後、図17Eに示すように、アームピン118bがトレイストッパ121eに当接することで、ハンド部アーム118が回転する(矢印D85)。これにより、アームベース118aがガイドピン111fを押圧する。これにより、図16Eに示すように、第1および第2のコンベア機構111,112が互いに離隔する(矢印D86)。
そして、アームベース118aの長手方向が上記の離隔方向(矢印D86)と平行になるときに、図16Fおよび図17Fに示すように、ガイドピン111fが凹部118cに挿入された状態で保持される。この状態は、上述のように、第1および第2のコンベア機構111,112の相対位置が規定された状態(非挟持状態)である。詳しくは後述するが、このときに、収容部200内の記憶媒体Mが格納部2に格納される。
ハンド部110は、図16Gおよび図17Gに示すように、再度、収容部200側に移動する(矢印D87=D81)。
図16Hおよび図17Hに示すように、ハンド部アーム118は、図17Aに示すのと同様に相対位置が規定された状態(非挟持状態)であり、当接部124aに当接する。しかし、突出部124aには、図18Aおよび図18Bに示すように、ストッパアーム124の外側(図18Aおよび図18Bにおける右側)からは乗り越えやすいように例えば傾斜したガイド面124a−1が形成されている。このガイド面124a−1は、他方の突出部124bにも設けられているとよい。
突出部124aは、アームピン118bに当接することにより下方(矢印D88)に撓む。そのため、ハンド部アーム118は、突出部124aに当接しても回転せず、図16Iおよび図17Iに示すように、相対位置が規定された状態(非挟持状態)が維持される。なお、図16Iおよび図17Iに示すハンド部110の状態は、図15に示す初期状態である。上述の図16A〜図16Iおよび図17A〜図17Iに示す動きは、ハンド部110が収容部200側ではなく格納部2側に最初に移動する場合にも同様の動作となる。その場合、アームピン118bは、最初に突出部124bに当接するのではなく、もう一方の突出部124aに当接することになる。
図19A〜図19Jは、格納部2から収容部200への記憶媒体Mの移送を説明するための説明図である。
図19Aに示す搬送部10は、上述のとおり、第2の方向ガイド7に沿って第2の方向(矢印D2)に移動する。また、第2の方向ガイド7が第1の方向ガイド6に沿って第1の方向(矢印D1)に移動することで、搬送部10は、第1の方向(矢印D1)にも移動する。搬送部10は、第1の方向(矢印D1)および第2の方向(矢印D2)に移動することで、格納部2の指定された格納位置に対向するように移動可能である。
図19Bに示すように、ハンド部110が上述の第3の方向(矢印D3)と同一方向である格納部2側に移動する(矢印D91)。このとき、第1および第2のコンベア機構111,112は、記憶媒体Mを挟持していない非挟持状態(相対位置が規定された状態)である。しかし、第1および第2のコンベア機構111,112は、ハンド部110の移動動作に連動して、第3の方向(矢印D3)に記憶媒体Mを運搬するかのように作動する(矢印D92,D93)。
図19Cに示すように、第1および第2のコンベア機構111,112は、記憶媒体Mを挟持しうる位置に移動する。この位置において、第1および第2のコンベア機構111,112の相対位置の規定が上述のように解除される。そして、図19Dに示すように、第1および第2のコンベア機構111,112は、互いに接近して記憶媒体Mを挟持する(矢印D94,D95)。
その後、図19Eに示すように、第1および第2のコンベア機構111,112は、反対方向である収容部200側に移動する(矢印D96)。この移動方向(矢印D96)も、上述の第3の方向である。第1および第2のコンベア機構111,112は、ハンド部110の移動動作と同時に記憶媒体Mを収容部200側に運搬するように作動する(矢印D97,D98)。
図19Fに示すように、記憶媒体Mがトレイ120(トレイ本体121)の中央に位置しているときに、記憶媒体Mの運搬が停止するとともに第3の駆動機構14が移送部100を上下に移動させる(矢印D99)。第3の駆動機構14は、移送部100を、収容部200内の所定の領域(例えば仕切り板211により仕切られた領域)に対向するように移動させる。
そして再び、図19Gに示すように、第1および第2のコンベア機構111,112は、収容部200側に移動するとともに、記憶媒体Mを運搬する(矢印D96)。その後、図19Hに示すように、記憶媒体Mが収容部200側に移送され、第1および第2のコンベア機構111,112の相対位置が上述のように規定される。
これにより、図19Iに示すように、第1および第2のコンベア機構111,112が互いに離隔する(矢印D100,D101)。そのため、記憶媒体Mは、第1および第2のコンベア機構111,112による挟持から解放され、収容部200に収容される。
その後、図19Jに示すように、ハンド部110が、再び格納部2側に移動し(矢印D91)、図19Bに示す状態に戻る。
図20A〜図20Fは、収容部200から格納部2への記憶媒体Mの移送を説明するための説明図である。
図20Aに示す移送部100は、第3の駆動機構14の駆動力によって上下に移動する(矢印D111)。第3の駆動機構14は、移送部100を、収容部200内の所定のスロットに対向するように移動させる。
次に、図20Bに示すように、ハンド部110が収容部200側に移動する(矢印D112)。このとき、第1および第2のコンベア機構111,112は、記憶媒体Mを挟持していない非挟持状態(相対位置が規定された状態)である。しかし、第1および第2のコンベア機構111,112は、ハンド部110の移動動作に連動して、記憶媒体Mを運搬するかのように作動する(矢印D113,D114)。
図20Cに示すように、第1および第2のコンベア機構111,112は、記憶媒体Mを挟持しうる位置に移動する。そうすると、第1および第2のコンベア機構111,112の相対位置の規定が上述のように解除され、第1および第2のコンベア機構111,112が互いに接近して記憶媒体Mを挟持する(矢印D115,D116)。
その後、図20Dに示すように、第1および第2のコンベア機構111,112は、反対方向である格納部2側に移動する(矢印D117)。この移動方向(矢印D117)も、上述の第3の方向である。第1および第2のコンベア機構111,112は、ハンド部110の移動動作と同時に、記憶媒体Mを格納部2側に運搬するように作動する(矢印D118,D119)。
図20Eに示すように記憶媒体Mが格納部2側に移送されると、第1および第2のコンベア機構111,112の相対位置が上述のように規定される。
これにより、図20Fに示すように、第1および第2のコンベア機構111,112が互いに離隔する(矢印D120,D121)。そして、記憶媒体Mは、第1および第2のコンベア機構111,112による挟持から解放され、格納部2に格納される。
なお、図20A〜図20Fでは、記憶媒体Mは、収容部200から格納部2に移送されるが、収容部200内の異なる収納位置に収容部200を移送するようにしてもよい。
図21A〜図21Dは、1つのみの記憶媒体Mの搬送を説明するための説明図である。
図21Aに示すように、搬送部10は、格納部2の指定された格納位置に対向するように移動する。
次に、図21Bに示すように、第1および第2のコンベア機構111,112は、記憶媒体Mをトレイ120上に移送する(矢印D131)。
その後、図21Cに示すように、搬送部10は、格納部2の指定された格納位置に移動する(矢印D132)。そして、図21Dに示すように、搬送部10は、記憶媒体Mを格納部2に移送する(矢印D133)。なお、図21Dでは、搬送部10は、記憶媒体Mを格納部2に搬送するが、1つのみの記憶媒体Mをドライブ3に搬送することもある。
図22Aは、搬送部10を示す斜視図である。
図22Bは、収容部200を取り外した状態の搬送部10を示す斜視図である。
図22Aおよび図22Bに示すように、収容部200は、フレーム11の背面側から取り外されることができる(矢印D140)。また、その逆に、収容部200は、フレーム11に背面側から装着されることができる。このように、収容部200は、搬送部10に対して着脱自在である。
図23A〜図23Cは、収容部200を示す正面側斜視図、背面側斜視図、および底面側斜視図である。
収容部200は、本体210と、トップカバー220と、ボトムカバー230と、取っ手240と、を有する。収容部200は、更に取っ手ロック機構250を有するが、取っ手ロック機構250については後述する。
記憶媒体Mは、上述のように、本体210内に設けられた仕切り板211上に収容される。
本体210の正面上端には、正面側に突出する本体突出部212が形成されている。
トップカバー220には、例えば上面に位置する凹部221,222および溝223と、本体突出部212上に位置するトップカバー突出部224とが設けられている。ボトムカバー230には、例えば底面に位置する凹部231,232および溝233が設けられている。取っ手240は、本体210の背面側に設けられている。溝223,233の両端には、両端に近づくほど幅が広くなる拡張部223a,223b,233a,233bが形成されている。
図24Aは、トップカバー220を取り外した状態の収容部200を示す分解斜視図である。
図24Bは、図24AのC部拡大図である。
図24Cは、図24AのC部を示す分解斜視図である。
図25Aは、ボトムカバー230を取り外した状態の収容部200を示す分解斜視図である。
図25Bは、図25AのD部拡大図である。
図25Cは、図25AのD部を示す分解斜視図である。
図24AのC部(図24B参照)と、図25AのD部(図25B参照)とは、互いに同一の形状とすることができるため、各部には同一の符号が付されている。そのため、図24AのC部のみについて説明する。
図26A〜図26Cは、取っ手240の移動を説明するための説明図である。
図27Aおよび図27Bは、取っ手240のロックを説明するための説明図である。
図24Aおよび図24Bに示すように、トップカバー220を取り外した状態の本体210の上面には、取っ手240の先端二股部241と取っ手ロック機構250とが配置されている。
図24Bおよび図24Cに示す本体210の上面には、ストッパ213と、板バネ支持部214,215と、ロックレバー支持部216と、取っ手支持部217と、ねじりバネ支持部218と、が設けられている。
取っ手240は、両端の固定部分のそれぞれにおいて、端部に向かって二股に分岐した先端二股部241が形成されている。図26A〜図26Cに示すように、取っ手240は、収容部200の背面側に設けられている。取っ手240は、図26Aに示す収容部200の背面(外面の一例)から立ち上がった第1の位置P1と、図26Cに示す背面に沿って倒れた第2の位置P2との間を移動する。
先端二股部241は、二股部分の間にねじりバネ241aが配置されている。先端二股部241の二股部分の一方には、後述するロックレバー251に引掛けられる引掛け部241bが一体に形成されている。
ねじりバネ241aは、取っ手240を上記の第2の位置P2に向けて付勢する。
取っ手ロック機構250は、ロックレバー251と、板バネ252とを有する。
本体210のストッパ213、板バネ支持部214,215、ロックレバー支持部216、取っ手支持部217、およびねじりバネ支持部218は、本体210の上面から上方に突出するように設けられている。
ストッパ213は、本体210の上面後端に設けられ、引掛け部241bの回転を規制する。そのため、図26Aに示すように、取っ手240は、第1の位置P1から第2の位置P2へ向けては回転するが(矢印D151)、第1の位置P1から反対方向へ向けては回転しない(矢印D152)。
板バネ支持部214,215は、板バネ252の両端の各々を支持する。図28Aおよび図28Bに示すように、一方の板バネ支持部215は、板バネ252の弾性変形(矢印D171)を許容するように、長孔252a内で移動可能(矢印D172)に板バネ252を支持する。
ロックレバー支持部216は、ロックレバー251を回転可能に支持する。
取っ手支持部217は、先端二股部241において取っ手240を回転可能に支持する。
ねじりバネ支持部218は、ねじりバネ241aの一端を支持する。
ロックレバー251には、引掛け部251aと、板バネ当接部251bと、押圧部251cとが設けられている。
引掛け部251aは、引掛け部241bと互いに引掛けられることで、取っ手240を上記の立ち上がった第1の位置P1にロックする。
図27Aに示すように、板バネ当接部251bは、板バネ252に当接し、板バネ252によって、引掛け部251aが引掛け部241bに引っ掛けられる方向(矢印D161)に付勢される。
押圧部251cは、後述する図29Aおよび図29Bに示すプッシャブロック11d,11hにより押圧されることで、図27Bに示すように、ロックレバー251(引掛け部251a)を引掛け部241bに引掛けられる位置から退避させる(矢印D162,D163)。このとき、図28Bに示すように、板バネ252は、ロックレバー251に押圧されて変形し(矢印D171)、上記のとおり、長孔252aにおける板バネ支持部215の支持位置が移動する(矢印D172)。
図29Aおよび図29Bは、搬送部10のうち収容部200を除く部分を示す上面側斜視図および底面側斜視図である。
図29Bに示すように、フレーム11の内側の上面には、ガイドレール11aと、2つのストッパ11b,11cとが例えば前後方向に延びるように設けられている。フレーム11の内側の側面上部には、プッシャブロック11dが例えば前後方向に延びるように設けられている。
図29Aに示すように、フレーム11の内側の底面には、ガイドレール11eと、2つのストッパ11f,11gとが例えば前後方向に延びるように設けられている。フレーム11の内側の側面下部には、プッシャブロック11hが例えば前後方向に延びるように設けられている。
図30A〜図30Fは、収容部200の着脱を説明するための説明図である。
図31A〜図31Fは、収容部200の着脱時の取っ手240の移動を説明するための説明図である。
図32Aおよび図32Bは、搬送部10における収容部200の位置を説明するための説明図である。
まず、図30Aおよび図31Aに示すように、収容部200は、搬送部10の背面側から前方(図31Aに示す矢印D181)に向けて搬送部10に対して装着される。このとき、図31Aに示すように、取っ手240は、立ち上がった第1の位置P1に固定されている。
図30Bおよび図31Bに示すように、収容部200の一部がフレーム11内に進入すると、図31Bに示すように、ガイドレール11a,11eが、トップカバー220およびボトムカバー230の溝223a,233aにおいて収容部200をガイドする。
図30Cおよび図31Cに示すように、そのまま収容部200がフレーム11内に進入していくと、図31Cに示すように、フレーム11の上下のプッシャブロック11d,11hが上下のロックレバー251の押圧部251cを各々押圧する。
これにより、ロックレバー251は、板バネ252の付勢力に抗して板バネ252を変形させ、引掛け部251aは、引掛け部241bに引掛けられた位置から退避する(矢印D182)。このように、プッシャブロック11d,11hは、収容部200が搬送部10に配置された状態で、ロックレバー251(取っ手ロック機構の一例)を押圧することでロックレバー251によるロックを解除するロック解除機構の一例として機能する。
これにより、図31Dに示すように、取っ手240は、上述のねじりバネ241aの付勢力によって、第2の位置P2に回転移動する(矢印D183)。図32Aおよび図32Bに示すように収容部200がフレーム11内の所定の位置まで進入する。これにより、図30Dに示すように、後述する突出部11b−1,11c−1,11f−1,11g−1が凹部221,222,231,232に挿入される。これにより、収容部200の搬送部10からの抜け落ちが防止される。
なお、突出部11b−1,11c−1,11f−1,11g−1は、フレーム11の内側に設けられたストッパ11b,11c,11f,11gの一端に形成されている。凹部221,222,231,232は、上記のとおり、トップカバー220およびボトムカバー230に形成されている。
図30Eおよび図31Eに示すように収容部200を搬送部10から取り外すときには(矢印D184)、人が取っ手240を把持する。そのため、上記のねじりバネ241aの第2の位置P2に向けた付勢力を上回る力で立ち上がらせれば(矢印D185)、取っ手240は立ち上がる(位置P1)。
図30Fおよび図31Fに示すように、そのまま収容部200が完全に搬送部10から取り外されると(矢印D184)、ロックレバー251の押圧部251cが押圧されなくなる。そのため、板バネ252がロックレバー251を、引掛け部251aが引掛け部241bに引っ掛けられる方向に移動させる(矢印D186)。
図33は、格納部2からドライブ3への複数の記憶媒体Mの搬送経路を示す斜視図である。
図34A〜図34Eは、格納部2からドライブ3への複数の記憶媒体Mの搬送を説明するための斜視図である。
図35A〜図35Eは、格納部2からドライブ3への複数の記憶媒体Mの搬送を説明するための側面図である。
以下の格納部2からドライブ3への複数の記憶媒体Mの搬送についての説明では、図33に示すように、搬送部10は、格納部2の複数の位置に移動して記憶媒体Mを取り出し(矢印D191,D192)、記憶媒体Mをドライブ3に搬送する(矢印D193)。
まず、図34Aに示すように、搬送部10は、上述の第1の方向ガイド6および第2の方向ガイド7によって、格納部2の1番目に取り出される記憶媒体Mに対向するように移動する(矢印D191)。1番目に取り出される記憶媒体Mが、例えば、格納部2の上端に位置する場合、図35Aに示すように、移送部100は、搬送部10内で上端まで移動する(矢印D201)。この移送部100の動作は、搬送部10が上方に移動すればするほど搬送部10の移動スペースが広がるため、移動スペースを抑える動作といえる。
次に、図34Bに示すように、搬送部10は、格納部2の2番目に取り出される記憶媒体Mに対向する位置に向けて移動する(矢印D192)。その途中で、移送部100は、搬送部10内に記憶媒体Mを移送する(矢印D202,D203)。
その後、図34Cに示すように、搬送部10は、再び格納部2の2番目に取り出される記憶媒体Mに対向するように移動する(矢印D192)。2番目に取り出される記憶媒体Mが、例えば、格納部2の下端に位置する場合、図35Cに示すように、移送部100は、搬送部10内で下端まで移動する(矢印D202)。この移送部100の動作も、上述の説明と同様に、搬送部10が下方に移動すればするほど搬送部10の移動スペースが広がるため、可動スペースを抑える動作といえる。
図34Dに示すように、搬送部10がドライブ3に向けて移動するとき(矢印D193)、最後に取り出される記憶媒体Mについては、移送部100が保持したまま搬送するとよい。これにより、最後に取り出す記憶媒体Mを収容部200に収容する動作を省略することができる。なお、図35Dに示すように、移送部100は、所定のドライブ3に到達する前に、ドライブ3に対向する高さまで搬送部10内で再び上方に移動するとよい(矢印D201)。
図34Eおよび図35Eに示すように、搬送部10では、移送部100が保持した記憶媒体Mが、上述の移送動作と同様にドライブ3に移送される。その後、収容部200に収容されている記憶媒体Mが順次ドライブ3に移送される。
図36A〜図36Eは、ライブラリ装置1への収容部200の投入および排出を説明するための説明図である。
まず、ライブラリ装置1に収容部200の投入または排出の指示が出されると、図36Aに示すように、搬送部10が筐体4の投入排出口4aに移動する。
図36Bおよび図37Aに示すように、収容部200は、倒れていた取っ手240が把持されることで、搬送部10から取り出される(矢印D211)。これにより、取っ手240は、立ち上がった位置P1でロックされる。
その後、図36Cに示すように、収容部200には、例えば人の手により記憶媒体Mが収容される(矢印D212)。
収容部200への記憶媒体Mの収容が完了した後、図36Dおよび図37Bに示すように、収容部200が筐体4の投入排出口4aから搬送部10に装着される(矢印D213)。これにより、上述のように取っ手240は図37Cに示す倒れた位置P2に移動する。
その後、図36Eに示すように、搬送部10は、記憶媒体Mを格納部2に搬送する(矢印D214〜D216)。或いは、搬送部10は、記憶媒体Mを直接ドライブ3に搬送する(矢印D217,D218)。
図38は、比較例における移送部301を示す側面図である。
図39A〜図39Dは、比較例における移送部301の移送を説明するための平面図である。
図40Aおよび図40Bは、比較例における移送部301の移動時の接触状態を説明するための平面図である。
図38に示すように、移送部301は、一対の運搬ベルト301a(図39A〜図39D参照)と、ベース301bと、上下方向ガイド301cを有する。
一対の運搬ベルト301aは、ベース301bの上面に配置される。
一対の運搬ベルト301aおよびベース301bは、上下方向ガイド301cに沿って上下動する。
収容部302は、上下方向に配列された複数の記憶媒体Mを収容する。
ドライブ303は、複数配置されている。
図39Aに示すように、一対の運搬ベルト301aは、右端が互いに接近し左端が互いに離隔するように回転する(矢印D311)。これにより、図39Bに示すように、一対の運搬ベルト301aは、右端において記憶媒体Mを挟持する。そして、一対の運搬ベルト301aは、記憶媒体Mを運搬するように作動し(矢印D312)、図39Cに示すように、記憶媒体Mをドライブ303に向けて運搬する(矢印D313)。
記憶媒体Mが移送部301上に運搬された後、一対の運搬ベルト311aは、図39Aに示すのとは逆に、右端が互いに離隔し左端が互いに接近するように回転する(矢印D313)。その後、図39Dに示すように、一対の運搬ベルト301aは、記憶媒体Mをドライブ303内に運搬する(矢印D313)。
図40Aに示すように、移送部301が横方向(図40Aにおける上下方向)に移動すると(矢印D320)、図40Bに示すように運搬ベルト301aが、収容されている記憶媒体Mに接触する。そのため、移送部301と収容部302との干渉を避けるためには、収容部302を図40Bにおける右方向に退避させたり、或いは移送部301を退避させたりすることになる。
一対の運搬ベルト301aには、作動のための2つの駆動源と、挟持動作のための1つの駆動源と、上下動作のための1つの駆動源とが配置される。このように、移送部301には、4つの駆動源が配置される。
以上説明した本実施の形態では、搬送部10は、互いに交差する第1の方向(矢印D1)および第2の方向(矢印D2)に移動し、記憶媒体Mを搬送する。搬送部10は、収容部200と、移送部100とを含む。収容部200は、記憶媒体Mを複数収容可能である。移送部100は、格納部2と収容部200との間で記憶媒体Mを1つずつ移送する。
そのため、搬送部10内において記憶媒体Mを移送部100と収容部200との間で移送することによって、記憶媒体Mを収容部200から出し入れする時間を短縮することができる。また、収容部200が複数の記憶媒体Mを収容した状態で搬送部10が移動することができるため、互いに分離して格納部2に格納されていた複数の記憶媒体Mを一括して搬送することができる。更には、格納部2の奥行き方向に複数の記憶媒体Mが並べて格納されているような場合であっても、それら複数の記憶媒体Mを順に収容部200に移送することができる。
よって、本実施の形態によれば、搬送効率を高めることができる。
本実施の形態では、移送部100は、第1および第2のコンベア機構111,112(運搬部の一例)を有する。第1および第2のコンベア機構111,112は、第1の方向(矢印D1)および第2の方向(矢印D2)により規定される面に交差する第3の方向(矢印D3)に記憶媒体Mを運搬する。そのため、記憶媒体Mを簡素な構成で短時間に移送することができる。
本実施の形態では、運搬部の一例が、記憶媒体Mを挟持する一対のコンベア機構111,112である。また、移送部100は、引張りバネ114(コンベア付勢機構の一例)と、ハンド部アーム118(規定部の一例)と、トレイストッパ121e〜121hおよびストッパアーム124の突出部124a,124b(解除部の一例)と、を含む。引張りバネ114は、一対のコンベア機構111,112を互いに接近する方向に付勢する。ハンド部アーム118は、引張りバネ114による一対のコンベア機構111,112への付勢力に抗して一対のコンベア機構111,112の相対位置を規定する。トレイストッパ121e〜121hおよびストッパアーム124の突出部124a,124bは、相対位置の規定を解除する。そのため、簡素な構成で記憶媒体Mを挟持したり挟持を解除したりすることができる。
本実施の形態では、移送部100は、第1の駆動機構116と、第2の駆動機構117と、を更に有する。第1の駆動機構116は、コンベア機構111,112を作動させることにより第3の方向(矢印D3)に記憶媒体Mを運搬させる。第2の駆動機構117は、コンベア機構111,112を第3の方向(矢印D3)に移動させる。そのため、コンベア機構111,112の作動および移動の両方によって記憶媒体Mを移送することができるため、搬送効率を高めることができる。更には、上述の比較例(図38A〜図40B)のように、運搬ベルト301aが移動しない場合と比較して、格納部2または収容部200内の記憶媒体Mと移送部100との干渉を抑えることができる。
本実施の形態では、移送部100は、第1の駆動機構116の駆動力と第2の駆動機構117の駆動力との両方を発生させる単一の駆動源(第1の駆動源115)を更に有する。そのため、第1の駆動機構116と第2の駆動機構117とに個別に駆動源が配置される場合や、上述の比較例(図38A〜図40B)のように一対の運搬ベルト301aごとに駆動源を配置する場合などと比較して、移送部100を簡素な構成にすることができる。
本実施の形態では、収容部200は、記憶媒体Mの運搬方向である第3の方向(矢印D3)とは異なる第4の方向(矢印D4)に配列されるように記憶媒体Mを収容する。搬送部10は、移送部100を第4の方向(矢印D4)に移動させる第3の駆動機構14を更に含む。そのため、搬送部10を簡素な構成にすることができる。
本実施の形態では、収容部200は、搬送部10に対して着脱自在である。そのため、記憶媒体Mを収容部200から簡単に出し入れすることができる。
本実施の形態では、収容部200は、取っ手240を有する。この取っ手240は、外面から立ち上がった第1の位置P1と、外面に沿って倒れた第2の位置P2との間を移動する。そのため、簡素な構成で収容部200を把持することができる。
本実施の形態では、収容部200は、取っ手ロック機構250と、ねじりバネ241a(取っ手付勢機構の一例)とを有する。取っ手ロック機構250は、取っ手240を第1の位置P1にロックする。ねじりバネ241aは、取っ手240を第2の位置P2に向けて付勢する。搬送部10は、プッシャブロック11d,11h(ロック解除機構の一例)を有する。プッシャブロック11d,11hは、収容部200が搬送部10に配置された状態で取っ手ロック機構250を押圧することで取っ手ロック機構250による取っ手240のロックを解除する。そのため、簡素な構成で収容部200を把持することができる。
本実施の形態では、筐体4の内部には、格納部2と搬送部10とが配置される。筐体4は、収容部200が投入されおよび排出される投入排出口4aを含む。そのため、簡素な構成で収容部200を筐体4から投入しおよび排出することができる。
以上説明した実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
記憶媒体を複数格納する格納部と、
互いに交差する第1の方向および第2の方向に移動し、前記記憶媒体を搬送する搬送部と、を備え、
前記搬送部は、
前記記憶媒体を複数収容可能な収容部と、
前記格納部と前記収容部との間で前記記憶媒体を1つずつ移送する移送部と、を含む、
ことを特徴とするライブラリ装置。
(付記2)
前記移送部は、前記第1の方向および前記第2の方向により規定される面に交差する第3の方向に前記記憶媒体を運搬する運搬部を有することを特徴とする付記1記載のライブラリ装置。
(付記3)
前記運搬部は、前記記憶媒体を挟持する一対のコンベア機構であり、
前記移送部は、前記一対のコンベア機構を互いに接近する方向に付勢するコンベア付勢機構と、前記コンベア付勢機構による前記一対のコンベア機構への付勢力に抗して前記一対のコンベア機構の相対位置を規定する規定部と、前記規定部による前記相対位置の規定を解除する解除部と、を更に有する、
ことを特徴とする付記2記載のライブラリ装置。
(付記4)
前記移送部は、前記運搬部を作動させることにより前記第3の方向に前記記憶媒体を運搬させる第1の駆動機構と、前記運搬部を前記第3の方向に移動させる第2の駆動機構と、を更に有することを特徴とする付記2または付記3記載のライブラリ装置。
(付記5)
前記移送部は、前記第1の駆動機構の駆動力と前記第2の駆動機構の駆動力との両方を発生させる単一の駆動源を更に有することを特徴とする付記4記載のライブラリ装置。
(付記6)
前記収容部は、前記第3の方向とは異なる第4の方向に配列されるように前記記憶媒体を収容し、
前記搬送部は、前記移送部を前記第4の方向に移動させる第3の駆動機構を更に含む、
ことを特徴とする付記1から付記5のいずれか記載のライブラリ装置。
(付記7)
前記収容部は、前記搬送部に対して着脱自在であることを特徴とする付記1から付記6のいずれか記載のライブラリ装置。
(付記8)
前記収容部は、前記収容部の外面に設けられた取っ手を含み、
前記取っ手は、前記外面から立ち上がった第1の位置と、前記外面に沿って倒れた第2の位置との間を移動する、
ことを特徴とする付記7記載のライブラリ装置。
(付記9)
前記収容部は、前記取っ手を前記第1の位置にロックする取っ手ロック機構と、前記取っ手を前記第2の位置に向けて付勢する取っ手付勢機構と、を有し、
前記搬送部は、前記収容部が前記搬送部に配置された状態で前記取っ手ロック機構を押圧することで前記取っ手ロック機構による前記取っ手のロックを解除するロック解除機構を更に含む、
ことを特徴とする付記8記載のライブラリ装置。
(付記10)
前記格納部と前記搬送部とが内部に配置される筐体を更に備え、
前記筐体は、前記収容部が投入されおよび排出される投入排出口を含む、
ことを特徴とする付記7から付記9のいずれか記載のライブラリ装置。
(付記11)
互いに交差する第1の方向および第2の方向に移動し、物品を搬送する搬送部を備え、
前記搬送部は、
前記物品を複数収容可能な収容部と、
前記物品を複数格納する格納部と前記収容部との間で前記物品を1つずつ移送する移送部と、を含む、
ことを特徴とする物品搬送装置。
1 ライブラリ装置
2 格納部
3 ドライブ
4 筐体
4a 投入排出口
5 記憶媒体搬送装置
6 第1の方向ガイド
7 第2の方向ガイド
7a ローラ
10 搬送部
11 フレーム
11a ガイドレール
11b ストッパ
11b−1 突出部
11c ストッパ
11c−1 突出部
11d プッシャブロック
11e ガイドレール
11f ストッパ
11f−1 突出部
11g ストッパ
11g−1 突出部
11h プッシャブロック
12 ベース部
13 第2の駆動源
14 第3の駆動機構
14a ベルト
14b ボールネジ
100 移送部
110 ハンド部
111 第1のコンベア機構
111a コンベアベース
111a−1 駆動伝達シャフト貫通孔
111b 駆動プーリ
111c 従動プーリ
111d 従動ローラ
111e 運搬ベルト
111f ガイドピン
111g 傘歯車
111h 駆動伝達プーリ
111i 駆動伝達プーリ
111j 駆動伝達ベルト
111k 傘歯車
111m 駆動伝達シャフト
111m−1 連結軸挿入部
111n スライドシャフト貫通孔
111o スライドシャフト貫通孔
111p 引張りバネ引掛け部
112 第2のコンベア機構
112e 運搬ベルト
112f ガイドピン
112m 駆動伝達シャフト
112m−1 連結軸挿入部
112n スライドシャフト貫通孔
112o スライドシャフト貫通孔
113 ハンド部ベース
113a ベース本体
113b スライドシャフト
113c スライドシャフト
113d スライドシャフト
113e スライドシャフト
113f 引張りバネ引掛け部
113g 引張りバネ引掛け部
113h 連結軸貫通孔
113i 連結軸貫通孔
113j アーム取付けシャフト
113k アーム取付けシャフト
113m ガイドレール貫通孔
113n ガイドレール貫通孔
114 引張りバネ
115 第1の駆動源
116 第1の駆動機構
116a 駆動伝達ベルト
116b 駆動伝達プーリ
116c 連結軸
116c−1 角穴
116d ウォーム
117 第2の駆動機構
117a ウォームホイール
117b 歯車
118 ハンド部アーム
118a アームベース
118b アームピン
118c 凹部
118d 取付け孔
120 トレイ
121 トレイ本体
121a 溝
121b 溝
121c 支持部材
121d 支持部材
121e トレイストッパ
121f トレイストッパ
121g トレイストッパ
121h トレイストッパ
121i ガイドレール支持突起
121j ガイドレール支持突起
121k ガイドレール支持突起
121m ガイドレール支持突起
122 第1のトレイアーム
122a ナット部
123 第2のトレイアーム
123a ナット部
124 ストッパアーム
124a 突出部
124a−1 ガイド面
124b 突出部
124c 中央貫通孔
125 ラックレール
125a ラック歯
126 ガイドレール
200 収容部
210 本体
211 仕切り板
212 本体突出部
213 ストッパ
214 板バネ支持部
215 板バネ支持部
216 ロックレバー支持部
217 取っ手支持部
218 ねじりバネ支持部
220 トップカバー
221 凹部
222 凹部
223 溝
223a 拡張部
223b 拡張部
224 トップカバー突出部
230 ボトムカバー
231 凹部
232 凹部
233 溝
233a 拡張部
233b 拡張部
240 取っ手
241 先端二股部
241a ねじりバネ
241b 引掛け部
250 取っ手ロック機構
251 ロックレバー
251a 引掛け部
251b 板バネ当接部
251c 押圧部
252 板バネ
252a 長孔

Claims (4)

  1. 記憶媒体を複数格納する格納部と、
    互いに交差する第1の方向および第2の方向に移動し、前記記憶媒体を搬送する搬送部と、を備え、
    前記搬送部は、
    前記記憶媒体を複数収容可能な収容部と、
    前記格納部と前記収容部との間で前記記憶媒体を1つずつ移送する移送部と、を含
    前記移送部は、
    前記記憶媒体との接触面で前記記憶媒体を挟持して保持する一対の運搬ベルトを回転させることによって、前記第1の方向および前記第2の方向により規定される面に交差する第3の方向に前記記憶媒体を運搬する、一対のコンベア機構と、
    前記一対のコンベア機構を互いに接近する方向に付勢するコンベア付勢機構と、
    前記コンベア付勢機構による前記一対のコンベア機構への付勢力に抗して前記一対のコンベア機構の相対位置を規定する規定部と、
    前記規定部による前記相対位置の規定を解除する解除部と、を有する
    ことを特徴とするライブラリ装置。
  2. 前記移送部は、前記一対のコンベア機構を作動させることにより前記第3の方向に前記記憶媒体を運搬させる第1の駆動機構と、前記一対のコンベア機構を前記第3の方向に移動させる第2の駆動機構と、を更に有することを特徴とする請求項記載のライブラリ装置。
  3. 前記収容部は、前記搬送部に対して着脱自在であることを特徴とする請求項1または請求項2記載のライブラリ装置。
  4. 互いに交差する第1の方向および第2の方向に移動し、物品を搬送する搬送部を備え、
    前記搬送部は、
    前記物品を複数収容可能な収容部と、
    前記物品を複数格納する格納部と前記収容部との間で前記物品を1つずつ移送する移送部と、を含
    前記移送部は、
    前記物品との接触面で前記物品を挟持して保持する一対の運搬ベルトを回転させることによって、前記第1の方向および前記第2の方向により規定される面に交差する第3の方向に前記物品を運搬する、一対のコンベア機構と、
    前記一対のコンベア機構を互いに接近する方向に付勢するコンベア付勢機構と、
    前記コンベア付勢機構による前記一対のコンベア機構への付勢力に抗して前記一対のコンベア機構の相対位置を規定する規定部と、
    前記規定部による前記相対位置の規定を解除する解除部と、を有する
    ことを特徴とする物品搬送装置。
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