JP2014203491A - ケーブル処理装置と記録媒体チェンジャー - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で安価かつ容易に信頼性の高いケーブル処理を行えるようにする。【解決手段】第1プーリ71は回転軸73を中心に回転する。第2プーリ72は、回転軸73を中心に第1プーリ71と共に回転する。ケーブル81には第1プーリ71と第2プーリ72に固定される固定領域81faが設けられており、第1プーリ71では、回転軸73を中心とした回転によって、固定領域81faから一方の端部側である固定ブロック側領域81eaに対する巻き取りまたは巻き取られたケーブルの繰り出しが行われる。第2プーリ72には、固定領域81faから他方の端部側である搬送ブロック側領域81ebの所定長部分が巻き取られており、第2プーリ72では、第1プーリ71と共に回転することによって、巻き取られている所定長部分のケーブルの巻き戻しまたは巻き締めを行う。【選択図】 図15

Description

この技術は、ケーブル処理装置と記録媒体チェンジャーに関し、簡単な構成で安価かつ容易に信頼性の高い記録媒体搬送動作を行うことができるようにする。
従来、コンテンツ(例えば、画像、音楽、文章、又はそれらの組み合わせた情報など)のデータや種々のプログラム等を保存するために記録媒体チェンジャーが利用されている。記録媒体チェンジャーでは、記録媒体や記録媒体が収納されたカートリッジ(以下単に「記録媒体」という)が、筐体内に複数収納されている。記録媒体チェンジャーは、搬送ブロックによって所望の記録媒体をドライブブロックまで搬送して、ドライブブロックに装填することが行われている。また、このような記録媒体チェンジャーでは、搬送ブロックで所望の搬送動作を行うことができるように、電力の供給や筐体内に設けられている制御ブロックとの通信を行うためケーブルが接続されている。
ここで、制御ブロックが筐体に固定して取り付けられている場合、ケーブルは、制御ブロックから搬送ブロックが最も離れた位置となる長さに設定する必要がある。したがって、制御ブロックと搬送ブロックが近接した状態となると、ケーブルの遊びが多くなる。このため、例えば特許文献1の発明では、折りたたみケーブルを用いて、制御ブロックから搬送ブロックが離れる伴いケーブルを引き延ばし、制御ブロックに搬送ブロックが近付くに伴いケーブルを折りたたむことが開示されている。
特開2003−30913号公報
ところで、特許文献1の発明のように、折りたたみケーブルを用いる場合、ケーブルが長くなると、折りたたまれたケーブルが伸ばされるときや引き延ばされたケーブルが折りたたまれるときに、ケーブルの位置変動が大きくなる場合がある。このため、ケーブルが筐体内の他の部分に引き掛かり等を生じてしまうことがないように、ケーブル位置をガイドするガイド機構が必要となる。
また、スリップリングを用いる場合には装置が高価となってしまう。さらに、スリップリングを用いる場合、摩耗等によって接点の接触不良が生じないように定期点検や交換が必要となる。
そこで、この技術では簡単な構成で安価かつ容易に信頼性の高いケーブル処理を行うことができるケーブル処理装置と記録媒体チェンジャーを提供する。
この技術の第1の側面は、
回転軸を中心に回転する第1プーリと
前記第1プーリと共に前記回転軸を中心に回転する第2プーリと、
前記第1プーリと第2プーリに固定される固定領域を設定したケーブルを備え、
前記第1プーリは、前記回転軸を中心とした回転によって、前記ケーブルの固定領域から一方の端部側に対する巻き取りまたは巻き取られた前記ケーブルの繰り出しを行い、
前記第2プーリには、前記ケーブルの固定領域から他方の端部側の所定長部分が巻き取られており、前記第2プーリは、前記第1プーリと共に前記回転軸を中心に回転することによって、前記巻き取られている前記所定長部分のケーブルの巻き戻しまたは巻き締めを行うケーブル処理装置にある。
この技術においては、第1プーリと第2プーリが回転軸を中心として一体に回転される。第1プーリと第2プーリには、ケーブルの固定領域が固定される。固定領域は、例えばケーブルの長手方向を前記回転軸に対して直交する方向として、ケーブルを屈曲させて回転軸方向とした領域とする。第1プーリと前記第2プーリには、回転軸方向にケーブル挿入部が形成されて、このケーブル挿入部に固定領域が挿入されて、ケーブルが第1プーリと第2プーリに固定される。
第1プーリの径は、第2プーリで巻き戻しまたは巻き締めを行う回転範囲で、所望のケーブル長の巻き取りまたは繰り出しを行うように、例えば第2プーリよりも径が大きくされている。
第1プーリは、回転軸を中心とした回転によって、ケーブルの固定領域から一方の端部側に対する巻き取りまたは巻き取られたケーブルの繰り出しを行う。また、第2プーリには、ケーブルの固定領域から他方の端部側の所定長部分が巻き取られており、第2プーリは、第1プーリと共に回転軸を中心に回転することによって、巻き取られている所定長部分のケーブルの巻き戻しまたは巻き締めを行う。例えば、第1プーリと第2プーリにおけるケーブルの巻き付け方向が同一方向として、第1のプーリにおけるケーブルの巻き取り方向の回転に応じて第2プーリではケーブルの巻き締めを行い、第1のプーリにおけるケーブルの繰り出し方向の回転に応じて第2プーリではケーブルの巻き戻しを行う。または、第1プーリと第2プーリにおけるケーブルの巻き付け方向を逆方向として、第1のプーリにおけるケーブルの巻き取り方向の回転に応じて第2プーリではケーブルの巻き戻しを行い、第1のプーリにおけるケーブルの繰り出し方向の回転に応じて第2プーリではケーブルの巻き締めを行う。
この技術の第2の側面は、
記録媒体が収納される複数のスロットと、
前記記録媒体を用いて動作を行うドライブと、
前記複数のスロットと前記ドライブとの間で、前記記録媒体の搬送を行う搬送機構と、
筐体側と前記搬送機構を電気的に接続するケーブルと、
前記ケーブルの処理を行うケーブル処理機構を有し、
前記ケーブル処理機構は、
回転軸を中心に回転する第1プーリと
前記第1プーリと共に前記回転軸を中心に回転する第2プーリを備え、
前記ケーブルには記第1プーリと第2プーリに固定される固定領域が所定位置に設けられており、
前記第1プーリは、前記搬送機構のケーブル長手方向の移動に伴い回転して、前記ケーブルの固定領域から一方の端部側である前記搬送機構側または前記筐体側のケーブルの巻き取りまたは巻き取られた前記ケーブルの繰り出しを行い、
前記第2プーリには、前記ケーブルの固定領域から他方の端部側である前記筐体側または前記搬送機構側のケーブルの所定長部分が巻き取られており、前記第2プーリは、前記第1プーリと共に前記回転軸を中心に回転することによって、前記巻き取られているケーブル前記所定長部分の巻き戻しまたは巻き締めを行う記録媒体チェンジャーにある。
この技術によれば、回転軸を中心に回転する第1プーリと、この回転軸を中心に第1プーリと共に回転する第2プーリと、第1プーリと第2プーリに固定される固定領域を有するケーブルが用いられて、第1プーリでは、回転軸を中心とした回転によって、ケーブルの固定領域から一方の端部方向に対する巻き取りまたは巻き取られたケーブルの繰り出しが行われる。また第2プーリには、ケーブルの固定領域から他方の端部方向の所定長部分が巻き取られており、第2プーリでは、第1プーリと共に回転することによって、巻き取られている所定長部分のケーブルの巻き戻しまたは巻き締めが行われる。したがって、第1プーリでケーブルの巻き取りや繰り出しが行われても、例えば第2プーリから引き出されるケーブル長を一定に保つことが可能となり、簡単な構成で安価かつ容易に信頼性の高いケーブル処理を行うことができる。なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また付加的な効果があってもよい。
記録媒体チェンジャーの一実施形態の外観を示す斜視図である。 基本ユニットの構成を例示した平面図である。 スロット拡張ユニットの構成を例示した平面図である。 ドライブ拡張ユニットの構成を例示した平面図である。 基本ユニットとスロット拡張ユニットおよびドライブ拡張ユニットを用いた場合の記録媒体チェンジャーの構成を例示した内部側面図(搬送ブロックを基本ユニットの位置とした場合)である。 基本ユニットとスロット拡張ユニットおよびドライブ拡張ユニットを用いた場合の記録媒体チェンジャーの構成を例示した内部側面図(搬送ブロックをスロット拡張ユニットの位置とした場合)である。 基本ユニットとスロット拡張ユニットおよびドライブ拡張ユニットを用いた場合の記録媒体チェンジャーの構成を例示した内部側面図(搬送ブロックをドライブ拡張ユニットの位置とした場合)である。 搬送ブロックの構成を例示した斜視図(正面側から見た場合)である。 搬送ブロックの構成を例示した斜視図(背面側から見た場合)である。 搬送ブロックの構成を例示した図(レール部が収縮状態である場合)である。 搬送ブロックの構成を例示した図(レール部が伸長状態である場合)である。 記録媒体受渡ブロックの支持部分を記録媒体チェンジャーの背面側から見た図である。 搬送ブロックの動作を説明するための図である。 ケーブル収納ブロックの構成を例示した図である。 ケーブル処理ブロックに対するケーブルの取り付けを説明するための図である。 搬送ブロックの位置とケーブル処理ブロックにおける処理状態を例示した図である。 変動吸収機構を設けた場合の構成を例示した図である。
以下、本技術を実施するための形態について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.記録媒体チェンジャーの構成
2.搬送ブロックの構成
3.搬送ブロックの動作
4.ケーブル処理ブロックについて
4−1.ケーブル処理ブロックの構成
4−2.ケーブル取り付け
4−3.ケーブル処理ブロックの動作
4−4.変動吸収機構を設けた場合について
<1.記録媒体チェンジャーの構成>
図1は、本技術の記録媒体チェンジャーの一実施形態の外観を示している。記録媒体チェンジャー10は、スロット(セル)、ドライブブロック、搬送ブロック、制御ブロック、電源ブロック等を有している。また、記録媒体チェンジャー10の前面には、操作部101や表示部102が設けられている。操作部101は、記録媒体チェンジャーの動作の設定や切り替え等を行うためのスイッチ等で構成されている。表示部102は、記録媒体チェンジャーの動作状態や各種情報等を表示する。なお、記録媒体チェンジャー10の横方向をX方向、奥行き方向をY方向、高さ方向をZ方向として以下の説明を行う。
記録媒体チェンジャー10は、スロットやドライブブロックを拡張できる構成とされている。例えば、記録媒体チェンジャー10は、基本ユニット11にスロット拡張ユニット12を追加してスロットを増設することが可能とされている。また、記録媒体チェンジャー10は、基本ユニット11にドライブ拡張ユニット13を追加してドライブブロックまたはスロットとドライブブロックを増設することが可能とされている。
図2は基本ユニットの構成を例示した平面図である。基本ユニット11は、扉111,記録媒体中継部112,スロット15,ドライブブロック16,制御ブロック17,電源ブロック18,搬送ブロック20等を有している。
扉111は、記録媒体チェンジャー10に対して記録媒体90の収納または排出を行う際に開閉されて、記録媒体中継部112が引き出し可能とされている。
記録媒体中継部112は、記録媒体チェンジャー10の内部と外部との間で記録媒体を中継する。具体的には、記録媒体チェンジャー10に記録媒体を収納する場合、記録媒体中継部112に記録媒体を保持させて記録媒体チェンジャー10の内部に移動させる。また、記録媒体チェンジャー10から記録媒体を排出する場合、記録媒体中継部112に保持された記録媒体を記録媒体チェンジャー10の外部に移動させる。
スロット15は、例えば筐体の両側面に並んで配置された構成とされており、各スロットには記録媒体が格納される。各スロット15は、記録媒体90の挿脱方向が筐体側面に対して鉛直方向(X方向)となるように設けられている。また、一方の側面に配置されているスロット15と他方の側面に配置されているスロット15との間には、搬送ブロック20が後述するように上下方向(Z方向)に移動可能に設けられている。
ドライブブロック16は、一方の側面に配置されているスロット15と他方の側面に配置されているスロット15との間で、スロット15よりも背面側の位置に設けられている。また、ドライブブロック16は、記録媒体挿入口161が前面側(搬送ブロック20側)を向いて取り付けられている。
搬送ブロック20は、記録媒体受渡ブロック50を備えている。記録媒体受渡ブロック50は、スロット15とドライブブロック16との間で記録媒体90の受け渡しを行う。すなわち、記録媒体受渡ブロック50は、スロット15から記録媒体90を取り出して一時保持する処理と、保持した記録媒体90をドライブブロック16に装着する処理を行う。また、記録媒体受渡ブロック50は、ドライブブロック16から排出された記録媒体90を取り出して一時保持する処理と、保持した記録媒体90をスロット15に格納する処理を行う。
搬送ブロック20は、記録媒体受渡ブロック50を前後方向(Y方向)に移動させて、記録媒体受渡ブロック50を所望のスロット15の位置やドライブブロック16の記録媒体挿入口161に対応する位置とする。また、搬送ブロック20は、スロット拡張ユニット12やドライブ拡張ユニット13が追加された場合に、記録媒体受渡ブロック50をこれらのユニットの所望のスロット15やドライブブロック16に対応する高さとすることができるように、上下方向(Z方向)に移動可能とされている。さらに、記録媒体受渡ブロック50は、スロット方向(X方向)の移動、および上下方向(Z方向)を回転軸とした回転動作を行う。記録媒体受渡ブロック50は、スロット方向(X方向)に移動することで、スロット15や記録媒体90等との距離を変更する。また、記録媒体受渡ブロック50は、回転動作を行うことで、記録媒体受渡ブロック50の記録媒体挿入口561をスロット15やドライブブロック16の記録媒体挿入口161の方向とする。なお、図2では、記録媒体チェンジャー10の前面側からドライブ16の方向を見た場合に、外部記録媒体受渡ブロック50の記録媒体挿入口561が左側をスロット15の方向を向いている場合を例示している。
制御ブロック17は、搬送ブロック20の動作を制御して、所望の記録媒体90をスロット15から取り出して所望のドライブブロック16に装着する処理や、ドライブブロック16から排出された記録媒体90を元のスロット15に戻す処理を行う。電源ブロック18は、基本ユニット11のドライブブロック16および搬送ブロック20等に電力の供給を行う。
なお、基本ユニット11には、後述するレール部が伸長された場合に、レール部の先端側を支持するレール支持部115が設けられている。
図3はスロット拡張ユニットの構成を例示した平面図である。スロット拡張ユニット12は、扉121,記録媒体中継部122,スロット15等が設けられている。
扉121は、記録媒体チェンジャー10に対して記録媒体90の収納または排出を行う際に開閉されて、記録媒体中継部122が引き出し可能とされている。
記録媒体中継部122は、記録媒体チェンジャー10の内部と外部との間で記録媒体を中継する。具体的には、記録媒体チェンジャー10に記録媒体を収納する場合、記録媒体中継部122に記録媒体を保持させて記録媒体チェンジャー10の内部に移動させる。また、記録媒体チェンジャー10から記録媒体を排出する場合、記録媒体中継部122に保持された記録媒体を記録媒体チェンジャー10の外部に移動させる。
スロット15は、例えば筐体の両側面に格子状に配置した構成とされており、各スロットには記録媒体が格納される。各スロット15は、記録媒体90の挿脱方向が筐体側面に対して鉛直方向(X方向)となるように設けられている。また、一方の側面に配置されているスロット15と他方の側面に配置されているスロット15との間には、スロット拡張ユニット12を基本ユニット11に追加したとき、搬送ブロック20を上下方向(Z方向)に移動可能とする空間が設けられている。
なお、スロット拡張ユニット12には、後述するレール部が伸長された場合に、レール部の先端側を支持するレール支持部125が設けられている。
図4はドライブ拡張ユニットの構成を例示した平面図である。ドライブ拡張ユニット13は、扉131,記録媒体中継部132,スロット15、ドライブブロック16、電源ブロック18が設けられている。
扉131は、記録媒体チェンジャー10に対して記録媒体90の収納または排出を行う際に開閉されて、記録媒体中継部132が引き出し可能とされている。
記録媒体中継部132は、記録媒体チェンジャー10の内部と外部との間で記録媒体を中継する。具体的には、記録媒体チェンジャー10に記録媒体を収納する場合、記録媒体中継部132に記録媒体を保持させて記録媒体チェンジャー10の内部に移動させる。また、記録媒体チェンジャー10から記録媒体を排出する場合、記録媒体中継部132に保持された記録媒体を記録媒体チェンジャー10の外部に移動させる。
スロット15は、例えば筐体の両側面に格子状に配置した構成とされており、各スロットには記録媒体が格納される。各スロット15は、記録媒体90の挿脱方向が筐体側面に対して鉛直方向(X方向)となるように設けられている。また、一方の側面に配置されているスロット15と他方の側面に配置されているスロット15との間には、ドライブ拡張ユニット13を基本ユニット11に追加したとき、搬送ブロック20を上下方向(Z方向)に移動可能とする空間が設けられている。
ドライブブロック16は、一方の側面に配置されているスロット15と他方の側面に配置されているスロット15との間で、スロット15よりも背面側の位置に設けられている。また、ドライブブロック16は、記録媒体挿入口161が前面側(搬送ブロック20側)を向いて取り付けられている。電源ブロック18は、ドライブ拡張ユニット13のドライブブロック16等に電力の供給を行う。
基本ユニット11とスロット拡張ユニット12およびドライブ拡張ユニット13には、搬送ブロック20を各ユニットに渡って移動可能とするためのガイド機構19、例えばラック191とガイド板192が設けられている。記録媒体チェンジャー10は、ガイド機構19を利用して搬送ブロック20を基本ユニット11だけでなくスロット拡張ユニット12およびドライブ拡張ユニット13内の位置まで移動させる。したがって、記録媒体チェンジャー10は、基本ユニット11とスロット拡張ユニット12とドライブ拡張ユニット13の何れかのスロット15に格納されている記録媒体90を、基本ユニット11やドライブ拡張ユニット13のドライブブロック16に搬送できる。また、記録媒体チェンジャー10は、ドライブブロック16から排出された記録媒体を元のスロット15に戻すことが可能となる。
また、記録媒体チェンジャー10は、スロット15と記録媒体中継部112,122,132との間で記録媒体90の搬送を行うことで、記録媒体チェンジャー10への記録媒体の格納や格納されている記録媒体の排出を行うことができるようにする。
図5〜図7は基本ユニットとスロット拡張ユニットおよびドライブ拡張ユニットを用いた場合の記録媒体チェンジャーの構成を例示した内部側面図である。なお、図5は搬送ブロックを基本ユニットの位置とした場合を示している。図6は搬送ブロックをスロット拡張ユニットの位置とした場合、図7は搬送ブロックをドライブ拡張ユニットの位置とした場合を示している。
記録媒体チェンジャー10は、基本ユニット11のスロット15と記録媒体受渡ブロック50間で記録媒体90の受け渡しを行う。この場合、記録媒体チェンジャー10は、図5に示すように、記録媒体受渡ブロック50が所望のスロット15の高さとなる方向(Z方向)に、ラック191を利用して搬送ブロック20を移動させる。また、記録媒体チェンジャー10は、記録媒体受渡ブロック50が所望のスロット15と対向する位置となるように記録媒体受渡ブロック50を奥行き方向(Y方向)に移動させる。
また、記録媒体チェンジャー10は、スロット拡張ユニット12のスロット15と記録媒体受渡ブロック50間で記録媒体90の受け渡しを行う。この場合、記録媒体チェンジャー10は、図6に示すように、記録媒体受渡ブロック50が所望のスロットの高さとなる方向(Z方向)に、ラック191を利用して搬送ブロック20を移動させる。また、記録媒体チェンジャー10は、記録媒体受渡ブロック50が所望のスロット15と対向する位置となるように記録媒体受渡ブロック50を奥行き方向(Y方向)に移動させる。なお、搬送ブロック20は、所望のスロットと対向する位置まで記録媒体受渡ブロック50を移動できるように、レール部31が伸縮可能とされている。ここで、図6示すように、レール部31が伸縮された場合、レール部31の先端はレール支持部125によって支持される。
また、記録媒体チェンジャー10は、ドライブ拡張ユニット13のスロット15と記録媒体受渡ブロック50間で記録媒体90の受け渡しを行う。この場合、記録媒体チェンジャー10は、図7に示すように、記録媒体受渡ブロック50が所望のスロットの高さとなる方向(Z方向)に、ラック191を利用して搬送ブロック20を移動させる。また、記録媒体チェンジャー10は、記録媒体受渡ブロック50が所望のスロットと対向する位置となるように記録媒体受渡ブロック50を奥行き方向(Y方向)に移動させる。
また、搬送ブロック20と基本ユニット11の制御ブロック17および電源ブロック18はケーブル81で接続されており、ケーブル81を介して通信や電力供給が行われる。
なお、記録媒体チェンジャー10は、上述のように基本ユニット11とスロット拡張ユニット12およびドライブ拡張ユニット13を用いて構成される場合に限られるものではない。例えば記録媒体チェンジャー10は、予め所定サイズの筐体を用いて構成されており、筐体内に基本ユニットに相当する領域やスロット拡張ユニットおよび/またはドライブ拡張ユニットに相当する領域を設けるようにしてもよい。
<2.搬送ブロックの構成>
次に、搬送ブロック20の構成について説明する。図8と図9は、搬送ブロック20の構成を例示した斜視図である。なお、図8は、記録媒体チェンジャー10の正面側から搬送ブロック20を見た場合の斜視図、図9は、記録媒体チェンジャー10の背面側から搬送ブロック20を見た場合の斜視図である。図10と図11は搬送ブロックの構成を例示した図であり、図10はレール部が収縮状態である場合、図11はレール部が伸長状態である場合を示している。なお、図10の(A)と図11の(A)は平面図、図10の(B)と図11の(B)は右側面図、図10の(C)と図11の(C)は下面図を例示している。図12は、記録媒体受渡ブロック50の支持部分を記録媒体チェンジャー10の背面側から見た図である。
搬送ブロック20の搬送ブロックシャーシ21には、搬送ブロック移動機構、レール部、レール移動機構が設けられている。
搬送ブロック移動機構は、搬送ブロック移動モータ221と駆動伝達部222F,222R、ガイドローラ223F,223R等を用いて構成されている。
搬送ブロック移動モータ221は、搬送ブロック20を上下方向(Z方向)に移動させるための駆動力を発生させる。駆動伝達部222Fは、例えば複数のギヤで構成されており、従動ギヤ(ピニオン)222Fgが基本ユニット11とスロット拡張ユニット12およびドライブ拡張ユニット13に設けられているガイド部19Fのラック191Fと歯合するように設けられている。駆動伝達部222Rは、例えば複数のギヤで構成されており、従動ギヤ(ピニオン)222Rgが基本ユニット11とスロット拡張ユニット12およびドライブ拡張ユニット13に設けられているガイド部19Rのラック191Rと歯合するように設けられている。したがって、搬送ブロック20は、搬送ブロック移動モータ221によって駆動伝達部222F,222Rの従動ギヤ(ピニオン)222Fg,222Rgが回転されることに応じて上下方向に移動する。
ガイドローラ223Fの一対は、ガイド部19Fのガイド板192Fを挟持する。また、他のガイドローラ223Fは、ガイド板192Fのガイド溝を移動する。ガイドローラ223Rはガイド部19Rのガイド板192Rのガイド溝を移動する。したがって、搬送ブロック20は、上下方向に移動する際にガイドローラ223F,223Rによって正しい位置とされる。
レール部31の側面には、レール部31をレール長手方向(Y方向)に駆動するためのラック311が形成されている。レール部31の記録媒体受渡ブロック側の面には、後述する記録媒体受渡ブロックベース40をレール長手方向(Y方向)に移動させるためのラック312とガイド313が形成されている。レール部31の反対面側には、搬送ブロックシャーシ21に設けられたレール長手方向(Y方向)のスライドガイド211を抱き込むように嵌合して、レール部31をレール長手方向(Y方向)に伸縮可能に保持するガイド受部(図示せず)が形成されている。ラック311は、レール移動機構を構成する駆動伝達部322の従動ギヤ(ピニオン)322gと歯合されている。また、ラック312は、後述する記録媒体受渡ブロックベース移動機構を構成する駆動伝達部402の従動ギヤ(ピニオン)402gと歯合されている。
レール移動機構は、搬送ブロックシャーシ21に取り付けられているレール移動モータ321と駆動伝達部322およびレール部31に設けられているラック311等で構成されている。
レール移動モータ321は、レール部31をレール長手方向(Y方向)に移動するための駆動力を発生させる。駆動伝達部322は、例えば複数のギヤで構成されており、従動ギヤ(ピニオン)322gがレール部31のラック311と歯合している。したがって、レール部31は、レール移動モータ321によって駆動伝達部322の従動ギヤ(ピニオン)322gが回転されることに応じてレール長手方向(Y方向)に移動する。このとき、レール部31のガイド受部は、スライドガイド211と嵌合した状態で摺動する。
レール部31には、レール上をレール長手方向(Y方向)に移動する記録媒体受渡ブロックベース40が設けられている。記録媒体受渡ブロックベース40には、上下方向(Z方向)を軸として記録媒体受渡ブロック50を回動自在に保持する記録媒体受渡ブロック保持部45が設けられている。また、記録媒体受渡ブロック保持部45は、記録媒体受渡ブロックベース40に対して、レール長手方向(Y方向)に対して直交方向(X方向)に移動可能に設けられている。
また、搬送ブロック20では、記録媒体受渡ブロックベース移動機構、記録媒体受渡ブロック保持部移動機構、記録媒体受渡ブロック回転機構が設けられている。
記録媒体受渡ブロックベース移動機構は、記録媒体受渡ブロックベース40をレール長手方向(Y方向)に移動させる。記録媒体受渡ブロックベース移動機構は、記録媒体受渡ブロックベース40に取り付けられている記録媒体受渡ブロックベース移動モータ401と駆動伝達部402およびレール部31に設けられているラック311等で構成されている。
記録媒体受渡ブロックベース移動モータ401は、記録媒体受渡ブロックベース40をレール長手方向(Y方向)に移動するための駆動力を発生させる。駆動伝達部402は、図12に示すように、例えば複数のギヤで構成されており、従動ギヤ(ピニオン)402gが図8等で示すレール部31のラック312と歯合している。また、記録媒体受渡ブロックベース40には、図12に示すガイド受部405が設けられており、ガイド受部405はレール部31のガイド313を抱き込むように嵌合している。したがって、記録媒体受渡ブロックベース40は、記録媒体受渡ブロックベース移動モータ401によって駆動伝達部402の従動ギヤ(ピニオン)402gが回転されることに応じてレール部上をレール長手方向(Y方向)に移動する。このとき、記録媒体受渡ブロックベース40のガイド受部405はガイド313と嵌合した状態で摺動する。
記録媒体受渡ブロック保持部移動機構は、記録媒体受渡ブロック保持部45を、記録媒体受渡ブロックベース40に対してレール長手方向(Y方向)に対して直交方向(X方向)に移動させる。記録媒体受渡ブロック保持部移動機構は、記録媒体受渡ブロックベース40に取り付けられている保持部移動モータ411と駆動伝達部412と送りネジ413、および記録媒体受渡ブロック保持部45に設けられているナット451等で構成されている。
図12に示す保持部移動モータ411は、記録媒体受渡ブロック保持部45を、記録媒体受渡ブロックベース40に対してレール長手方向に対して直交方向に移動するための駆動力を発生させる。駆動伝達部412は、例えば複数のギヤで構成されており、従動ギヤには回転軸を一致させて送りネジ413が取り付けられている。したがって、記録媒体受渡ブロック保持部45のナット451は、保持部移動モータ411によって駆動伝達部412の従動ギヤが回転されることに応じて、送りネジ413の軸方向に移動する。
記録媒体受渡ブロック保持部45のナット451には、円筒状の軸受け部452が取り付けられている。また、軸受け部452の外周面には歯部452gが形成されている。
記録媒体受渡ブロック50の回転軸501は、記録媒体受渡ブロック保持部45の軸受け部452に挿入されて、記録媒体受渡ブロック保持部45によって回転自在に保持される。
記録媒体受渡ブロック50には、回転軸501を中心として記録媒体受渡ブロック50を回転させるための記録媒体受渡ブロック回転機構が設けられている。記録媒体受渡ブロック回転機構は、記録媒体受渡ブロック50に取り付けられている記録媒体受渡ブロック回転駆動モータ(図示せず)駆動伝達部502および記録媒体受渡ブロック保持部45の軸受け部452等で構成されている。
記録媒体受渡ブロック回転駆動モータは、記録媒体受渡ブロック50を回転するための駆動力を発生させる。駆動伝達部502は、例えば複数のギヤで構成されており、従動ギヤが軸受け部452の歯部452gと歯合している。したがって、記録媒体受渡ブロック50は、記録媒体受渡ブロック回転駆動モータによって駆動伝達部502の従動ギヤが回転されることに応じて、回転軸501を中心として回転する。
また、搬送ブロック20は、ケーブル処理ブロック70が設けられており、搬送ブロック移動機構によって、搬送ブロック20を上下方向に移動したとき、ケーブル81の巻き取りや繰り出しを行う。
なお、搬送ブロック20におけるレール移動機構と記録媒体受渡ブロックベース移動機構と記録媒体受渡ブロック保持部移動機構および記録媒体受渡ブロック回転機構は、上述の構成に限られない。例えば駆動伝達部は複数のギヤを用いた場合に限らず他の構成であってもよい。また、モータを他方の部材側等に設けるようにしてもよい。
<3.搬送ブロックの動作>
図13は、搬送ブロックの動作を説明するための図である。搬送ブロック20は、上述のレール移動機構によってレール部31を矢印FA方向に移動させることができる。搬送ブロック20は、上述の記録媒体受渡ブロックベース移動機構によって、レール部31上で記録媒体受渡ブロック50を矢印FB方向に移動させることができる。また、搬送ブロック20は、上述の記録媒体受渡ブロック保持部移動機構によって記録媒体受渡ブロック50を矢印FC方向に移動させることができる。さらに、搬送ブロック20は、上述の記録媒体受渡ブロック回転機構によって記録媒体受渡ブロック50を矢印FD方向に回転されることができる。
したがって、搬送ブロック20は、レール移動機構と記録媒体受渡ブロックベース移動機構によって、記録媒体受渡ブロック50を所望のスロットの位置に移動させることができる。また、搬送ブロック20は、記録媒体受渡ブロック回転機構によって記録媒体受渡ブロック50の記録媒体挿入口の向きを所望のスロット15の方向またはドライブブロック16の記録媒体挿入口の方向とすることができる。さらに、搬送ブロック20は、記録媒体受渡ブロック50の記録媒体挿入口561が所望のスロット15の方向である場合、記録媒体受渡ブロック保持部移動機構によって記録媒体受渡ブロック50をスロット15の記録媒体挿脱方向に移動させることができる。また、搬送ブロック20は、記録媒体受渡ブロック50とドライブブロック16の記録媒体挿入口が対向する向きの場合、記録媒体受渡ブロック保持部移動機構で記録媒体受渡ブロック50を所望のドライブブロック16の記録媒体挿入口161の位置に移動できる。なお、搬送ブロック20によって記録媒体受渡ブロック50が所望の位置とされると、記録媒体受渡ブロック50はスロット15やドライブブロック16と記録媒体の受け渡しを行う。
<4.ケーブル処理ブロックについて>
ところで、搬送ブロックで上述の動作を行うためには、搬送ブロック20と制御ブロック17との通信や電源ブロック18から搬送ブロックへの電力供給がケーブル81を介して行われる。
したがって、搬送ブロック移動機構によって、搬送ブロック20を上下方向(Z方向)に移動させる場合、搬送ブロック20の移動量に応じた長さのケーブルを用いる必要がある。ここで、制御ブロック17や電源ブロック18が例えば最下段である基本ユニット11に設けられている場合、搬送ブロック20が最上段の拡張ユニットの位置まで移動可能となるようにケーブル81の長さが設定される。このため、搬送ブロック20が下降した場合には、搬送ブロック20と制御ブロック17等までの距離が順次短くなりケーブル81の余剰分が大きくなる。
ここで、折りたたみケーブルを用いる場合、ケーブルが筐体内の他の部分に引き掛かり等を生じてしまうおそれがあり、ケーブル位置をガイドするガイド機構が必要となる。また、スリップリングを用いる場合、装置が高価となるだけでなく、摩耗等によって接点の接触不良が生じないように定期点検や交換を行う必要がある。
そこで、搬送ブロック20には、搬送ブロック20の移動に伴ってケーブルの処理を行うケーブル処理ブロック70を設ける。ケーブル処理ブロック70は、搬送ブロック20が下降するときにはケーブルを第1プーリに巻き取り、搬送ブロックが上昇するときには第1プーリに巻き取られているケーブルの繰り出しを行うことでケーブルの余剰分を吸収する。さらに、第2プーリにケーブルの他端側を巻き付けておき、ケーブルの巻き取りや繰り出しによる第1プーリの回転に応じて第2プーリでケーブル巻き締めまたは巻き戻しを行う。このように、ケーブル巻き締めまたは巻き戻しを行うことで、第1プーリが回転しても、第2プーリから搬送ブロックに設けられたケーブル接続部までのケーブルの長さを一定に保つようにする。
<4−1.ケーブル処理ブロックの構成>
図14は、ケーブル処理ブロックの構成を例示している。なお、図14の(A)は、ケーブル処理ブロック70の正面図、図14の(B)は平面図、図14の(C)は右側面図を例示している。
ケーブル処理ブロック70は、第1プーリ71、第2プーリ72、回転軸73、駆動伝達部74、ケーブル処理ブロックシャーシ75、カバー76、仕切り板77を備えている。
第1プーリ71は、回転軸73を中心に回転して、ケーブル81の一方の端部側の巻き取りまたは繰り出しを行う。
第2プーリ72は、第1プーリ71と共に回転軸73を中心に回転して、ケーブル81の他方の端部側の巻き締めまたは巻き戻しを行う。
回転軸73は、軸方向を上下方向(Z方向)に対して直交する方向として、ケーブル処理ブロックシャーシ75に回転自在に取り付けられる。例えば、図8,11,12では、軸方向をレール長手方向(Y方向)としている。回転軸73には、第1プーリ71と第2プーリ72が設けられており、回転軸73の回転に伴い第1プーリ71と第2プーリ72が回転する。さらに回転軸73には、駆動伝達部74が取り付けられている。回転軸73は、駆動伝達部74におけるギヤ74gの回転に伴って回転する。
駆動伝達部74は、搬送ブロック移動モータ221で発生された駆動力によってギヤ74gを回転する。したがって、搬送ブロック移動モータ221が回転して搬送ブロック20を上下方向(Z方向)に移動させる場合、第1プーリ71と第2プーリ72は、搬送ブロック20の上下方向(Z方向)の移動に応じて回転される。
ケーブル処理ブロックシャーシ75には、第1プーリ71と第2プーリ72を覆うようにカバー76が設けられている。また、第1プーリ71と第2プーリ72との間には、仕切り板77が設けられている。仕切り板77は、第1プーリ71に巻き付けられるケーブルと第2プーリ72に巻き付けられるケーブルとの干渉を防止する。
<4−2.ケーブル取り付け>
図15は、ケーブル処理ブロックに対するケーブルの取り付けを説明するための図である。なお、図15の(A)はケーブル固定前、図15の(B)はケーブル固定後を示している。
ケーブル処理ブロック70では、ケーブル81の途中部分を第1プーリ71と第2プーリ72に固定して、ケーブル81の一端側については第1プーリ71で巻き取りまたは繰り出しを行い、他端側については第2プーリ72で巻き締めまたは巻き戻しを行う。
ケーブル81の一端は、制御ブロック17や電源ブロック18と接続して、他端は搬送ブロック20内の回路基板等と接続する。なお、制御ブロック17や電源ブロック18と接続されるケーブル81の一端側の領域を固定ブロック側領域81ea、搬送ブロック20内の回路基板等に接続される他端側の領域を搬送ブロック側領域81ebという。
ケーブル81の途中部分には、第1プーリ71と第2プーリ72に固定する固定領域81faを設ける。例えばケーブル81がフラットケーブルである場合、固定領域81faは、ケーブル長手方向を回転軸73に対して直交する方向として、ケーブルを屈曲させて回転軸方向とした領域とする。
第1プーリ71と第2プーリ72には、連続した切れ込み71c,72cをケーブル挿入部として形成しており、切れ込み71c,72cに固定領域81faを挿入して、ケーブル81を第1プーリ71と第2プーリ72に固定する。また、固定領域81faの長さは、固定ブロック側領域81eaのケーブルが第1プーリ71で巻き取りまたは繰り出しが行われて、搬送ブロック側領域81ebのケーブルが第2プーリ72で巻き締めまたは巻き戻しが行われるように設定する。
第1プーリ71の径は、第2プーリ72で巻き戻しまたは巻き締めを行う回転範囲で、所望のケーブル長すなわち固定ブロック側領域81eaの巻き取りまたは繰り出しを行うように設定する。ここで、ケーブル81の固定ブロック側領域81eaの長さは、搬送ブロック20の記録媒体受渡ブロック50が最上段のスロットに対応する位置まで移動できる長さとする。また、ケーブル81の搬送ブロック側領域81ebの長さは、搬送ブロック20の記録媒体受渡ブロック50が最下段のスロットに対応する位置と最上段のスロットに対応する位置との間で、搬送ブロック20が移動するときの回転軸73の回転によって、ケーブルの巻き締めまたは巻き戻しが可能な長さとする。
また、第1プーリの径を第2プーリよりも大きくすれば、固定ブロック側領域81eaの巻き取りまたは繰り出しを行う際の回転軸73の回転を少なくできる。したがって、搬送ブロック側領域81ebの長さを短くしても、固定ブロック側領域81eaの巻き取りまたは繰り出しに応じてケーブルの巻き締めまたは巻き戻しを行うことができるようになる。
<4−3.ケーブル処理ブロックの動作>
図16は、搬送ブロックの位置とケーブル処理ブロックにおける処理状態を例示している。なお、図16の(A)は、ケーブル81の巻き付け方向が、第1プーリ71と第2プーリ72で等しい場合を示している。
搬送ブロック20の第1プーリ71と第2プーリ72が位置Haから上方向の位置Hbに移動する場合、第1プーリ71と第2プーリ72は実線の矢印方向に回転する。したがって、搬送ブロック20が上方向に移動するに伴い第1プーリ71から固定ブロック側領域81eaが繰り出される。また、第2プーリ72が実線の矢印方向に回転することで、第2プーリ72では搬送ブロック側領域81ebの巻き戻しが行われて、第2プーリ72から搬送ブロック20内の回路基板方向となるまでのケーブル長Lmが一定に保たれる。
また、搬送ブロック20の第1プーリ71と第2プーリ72が位置Hbから下方向の位置Haに移動する場合、第1プーリ71と第2プーリ72は破線の矢印方向に回転する。したがって、搬送ブロック20が下方向に移動するに伴い第1プーリ71で固定ブロック側領域81eaが巻き取られる。また、第2プーリ72が破線の矢印方向に回転することで、第2プーリ72では搬送ブロック側領域81ebの巻き締めが行われて、第2プーリ72から搬送ブロック20内の回路基板方向となるまでのケーブル長Lmが一定に保たれる。
図16の(B)は、ケーブル81の巻き付け方向が、第1プーリ71に対して第2プーリ72が逆方向である場合を例示している。
搬送ブロック20の第1プーリ71と第2プーリ72が位置Haから上方向の位置Hbに移動する場合、第1プーリ71と第2プーリ72は実線の矢印方向に回転する。したがって、搬送ブロック20が上方向に移動するに伴い第1プーリ71から固定ブロック側領域81eaが繰り出される。また、第2プーリ72は、ケーブル81の巻き付け方向が第1プーリ71に対して逆方向であり、第2プーリ72が実線の矢印方向に回転すると、搬送ブロック側領域81ebの巻き締めが行われる。したがって、第2プーリ72から搬送ブロック20内の回路基板方向となるまでのケーブル長Lmが一定に保たれる。
また、搬送ブロック20の第1プーリ71と第2プーリ72が位置Hbから下方向の位置Haに移動する場合、第1プーリ71と第2プーリ72は破線の矢印方向に回転する。したがって、搬送ブロック20が下方向に移動するに伴い第1プーリ71で固定ブロック側領域81eaが巻き取られる。また、第2プーリ72は、ケーブル81の巻き付け方向が第1プーリ71に対して逆方向であり、第2プーリ72が破線の矢印方向に回転することで、搬送ブロック側領域81ebの巻き戻しが行われる。したがって、第2プーリ72から搬送ブロック20内の回路基板方向となるまでのケーブル長Lmが一定に保たれる。
このように、第1プーリ71では、回転軸73を中心とした回転によって、固定ブロック側領域81eaの巻き取りまたは巻き取られたケーブルの繰り出しが行われる。また第2プーリ72には、搬送ブロック側領域81ebの所定長部分が巻き取られて、第2プーリ72では、第1プーリ71と共に回転することによって、巻き取られている所定長部分のケーブルの巻き戻しまたは巻き締めが行われる。このため、搬送ブロック20のケーブル長手方向の移動に伴い第1プーリ71でケーブルの巻き取りや繰り出しが行われても、第2プーリ72から引き出されるケーブル長を一定に保つことが可能となる。したがって、折りたたみケーブルを用いる場合のようにケーブル位置をガイドするガイド機構を設ける必要がない。またスリップリングを用いることなく電気的接続が可能となる。このため、例えば簡単な構成で安価かつ容易に信頼性の高いケーブル処理を行うことができる。
<4−4.変動吸収機構を設けた場合について>
ところで、第1プーリ71でケーブル81(固定ブロック側領域81ea)の巻き取りや巻き取られているケーブルの繰り出しを行う場合、第1プーリ71の回転に応じてケーブル巻き取り部分の径が変動する。したがって、搬送ブロック20が上下方向(Z方向)に所定距離だけ移動するとき、回転軸73の回転量が一定であると、搬送ブロック20の上下方向(Z方向)の位置に応じて、第1プーリ71からのケーブルの巻き取り量や繰り出し量が変化する。すなわち、第1プーリ71に対してケーブル81の巻き取り量が多いと、ケーブルの巻き取りや繰り出し時における径が大きいため、第1プーリ71の回転に対してケーブルの巻き取り量や繰り出し量が大きくなる。また、第1プーリ71に対してケーブル81の巻き取り量が少ないと、ケーブルの巻き取りや繰り出し時における径が小さいため、第1プーリ71の回転に対してケーブルの巻き取り量や繰り出し量が少なくなる。したがって、巻き取り量や繰り出し量の変動を吸収できるように、変動吸収機構を設ける。
図17は、変動吸収機構を設けた場合の構成を例示している。変動吸収機構は、例えば基本ユニット11に設けられており、支持台851、アーム852、テンションプーリ853、ベントプーリ854を有している。なお、図17の(A)は、搬送ブロック20が下端側の位置とされている場合、図17の(B)は、搬送ブロック20が上方に移動した位置とされている場合を例示している。
支持台851は、例えば基本ユニット11に固定されている。支持台851には、アーム852の一端側が回動自在に保持されている。
アーム852の一端は、支持台851に回転自在に保持されており、他端にはテンションプーリ853が回転自在に取り付けられている。アーム852には付勢部材(図示せず)が取り付けられており、付勢部材によって矢印TEの方向に付勢されている。
テンションプーリ853は、アーム852の他端に回転自在保持されている。テンションプーリ853には、ケーブル81が架けわたされている。
ベントプーリ854は、テンションプーリ853の位置が変化してもケーブル81が一定方向となるように、ケーブル81を変角させる。
このように構成された変動吸収機構では、アーム852が矢印TEの方向に付勢されて、ケーブル81にはテンションプーリ853によって張力が付与される。したがって、巻き取り量や繰り出し量が変動する場合、テンションプーリ853はアーム852の一端を中心として移動して巻き取り量や繰り出し量の変動によるケーブルのたわみを吸収する。例えば、搬送ブロック20が図17の(A)に示す位置から図17の(B)に示す位置に移動した場合、搬送ブロック20の移動量に比べてケーブル81の繰り出しが大きくなると、テンションプーリ853が矢印TEの方向に移動する。したがって、ケーブルのたわみを吸収できるようになる。
なお、変動吸収機構は、基本ユニット11に設ける場合に限らず、搬送ブロック20に設けるようにしてもよい。また、変動吸収機構は、ケーブル81に対して張力を付与できる構成であれば、図17に示す構成に限られない。
以上のような変動吸収機構を設けることにより、巻き取り量や繰り出し量の変動を吸収できる。したがって、搬送ブロック20の移動時にたわみを生じたケーブルが他の部材等に引掛かり等を生じてしまうことを確実に防止することが可能となり、信頼性の高い記録媒体チェンジャー動作を行うことができる。
なお、本技術は、上述した実施の形態に限定して解釈されるべきではない。例えば搬送ブロック20を上下方向に移動させる駆動機構とケーブル処理装置を基本ユニット11に設けて、ケーブル81の固定ブロック側領域81eaの端部を搬送ブロック20に接続するようにしてもよい。また、ケーブル81は、フラットケーブルに限られず他のケーブルであってもよい。
この技術の実施の形態は、例示という形態で本技術を開示しており、本技術の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施の形態の修正や代用をなし得ることは自明である。すなわち、本技術の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
なお、本技術のケーブル処理装置は以下のような構成も取ることができる。
(1) 回転軸を中心に回転する第1プーリと
前記第1プーリと共に前記回転軸を中心に回転する第2プーリと、
前記第1プーリと第2プーリに固定される固定領域を設定したケーブルを備え、
前記第1プーリは、前記回転軸を中心とした回転によって、前記ケーブルの固定領域から一方の端部側に対する巻き取りまたは巻き取られた前記ケーブルの繰り出しを行い、
前記第2プーリには、前記ケーブルの固定領域から他方の端部側の所定長部分が巻き取られており、前記第2プーリは、前記第1プーリと共に前記回転軸を中心に回転することによって、前記巻き取られている前記所定長部分のケーブルの巻き戻しまたは巻き締めを行うケーブル処理装置。
(2) 前記第1プーリの径は、前記第2プーリで巻き戻しまたは巻き締めを行う回転範囲で、所望のケーブル長の巻き取りまたは繰り出しを行うように設定した(1)に記載のケーブル処理装置。
(3) 前記第1プーリは、前記第2プーリよりも径を大きくした(2)に記載のケーブル処理装置。
(4) 前記ケーブルの長手方向を前記回転軸に対して直交する方向として、前記ケーブルを屈曲させて前記回転軸方向とした領域を前記固定領域に設定する(1)乃至(3)の何れかに記載のケーブル処理装置。
(5) 前記第1プーリと前記第2プーリには、前記回転軸方向にケーブル挿入部を形成して、
前記ケーブル挿入部に前記固定領域を挿入して、前記ケーブルを前記第1プーリと第2プーリに固定する(1)乃至(4)の何れかに記載のケーブル処理装置。
(6) 前記第1プーリと前記第2プーリにおける前記ケーブルの巻き付け方向を同一方向として、前記第1のプーリにおける前記ケーブルの巻き取り方向の回転に応じて前記第2プーリではケーブルの巻き締めを行い、前記第1のプーリにおける前記ケーブルの繰り出し方向の回転に応じて前記第2プーリではケーブルの巻き戻しを行う(1)乃至(5)の何れかに記載のケーブル処理装置。
(7) 前記第1プーリと前記第2プーリにおける前記ケーブルの巻き付け方向を逆方向として、前記第1のプーリにおける前記ケーブルの巻き取り方向の回転に応じて前記第2プーリではケーブルの巻き戻しを行い、前記第1のプーリにおける前記ケーブルの繰り出し方向の回転に応じて前記第2プーリではケーブルの巻き締めを行う(1)乃至(5)の何れかに記載のケーブル処理装置。
この技術のケーブル処理装置と記録媒体チェンジャーでは、回転軸を中心に回転する第1プーリと、この回転軸を中心に第1プーリと共に回転する第2プーリと、第1プーリと第2プーリに固定される固定領域を有するケーブルが用いられて、第1プーリでは、回転軸を中心とした回転によって、ケーブルの固定領域から一方の端部側に対する巻き取りまたは巻き取られたケーブルの繰り出しが行われる。また第2プーリには、ケーブルの固定領域から他方の端部側の所定長部分が巻き取られており、第2プーリでは、第1プーリと共に回転することによって、巻き取られている所定長部分のケーブルの巻き戻しまたは巻き締めが行われる。このため、第1プーリでケーブルの巻き取りや繰り出しが行われても、例えば第2プーリから引き出されるケーブル長を一定に保つことが可能となり、例えば搬送機構等の移動に伴いケーブル長を変化させて動作を行う電子機器や電気機器に適している。
10・・・記録媒体チェンジャー、11・・・基本ユニット、12・・・スロット拡張ユニット、13・・・ドライブ拡張ユニット、15・・・スロット、16・・・ドライブブロック、17・・・制御ブロック、18・・・電源ブロック、20・・・搬送ブロック、50・・・記録媒体受渡ブロック、70・・・ケーブル処理ブロック、71・・・第1プーリ、71c,72c・・・切れ込み、72・・・第2プーリ、73・・・回転軸、74・・・駆動伝達部、81・・・ケーブル、81ea・・・固定ブロック側領域、81eb・・・搬送ブロック側領域、81fa・・・固定領域、90・・・記録媒体、851・・・支持台、852・・・アーム、853・・・テンションプーリ、854・・・ベントプーリ

Claims (9)

  1. 回転軸を中心に回転する第1プーリと
    前記第1プーリと共に前記回転軸を中心に回転する第2プーリと、
    前記第1プーリと第2プーリに固定される固定領域を設定したケーブルを備え、
    前記第1プーリは、前記回転軸を中心とした回転によって、前記ケーブルの固定領域から一方の端部側に対する巻き取りまたは巻き取られた前記ケーブルの繰り出しを行い、
    前記第2プーリには、前記ケーブルの固定領域から他方の端部側の所定長部分が巻き取られており、前記第2プーリは、前記第1プーリと共に前記回転軸を中心に回転することによって、前記巻き取られている前記所定長部分のケーブルの巻き戻しまたは巻き締めを行う
    ケーブル処理装置。
  2. 前記第1プーリの径は、前記第2プーリで巻き戻しまたは巻き締めを行う回転範囲で、所望のケーブル長の巻き取りまたは繰り出しを行うように設定した
    請求項1記載のケーブル処理装置。
  3. 前記第1プーリは、前記第2プーリよりも径を大きくした
    請求項2記載のケーブル処理装置。
  4. 前記ケーブルの長手方向を前記回転軸に対して直交する方向として、前記ケーブルを屈曲させて前記回転軸方向とした領域を前記固定領域に設定する
    請求項1記載のケーブル処理装置。
  5. 前記第1プーリと前記第2プーリには、前記回転軸方向にケーブル挿入部を形成して、
    前記ケーブル挿入部に前記固定領域を挿入して、前記ケーブルを前記第1プーリと第2プーリに固定する
    請求項4記載のケーブル処理装置。
  6. 前記第1プーリと前記第2プーリにおける前記ケーブルの巻き付け方向が同一方向として、前記第1のプーリにおける前記ケーブルの巻き取り方向の回転に応じて前記第2プーリではケーブルの巻き締めを行い、前記第1のプーリにおける前記ケーブルの繰り出し方向の回転に応じて前記第2プーリではケーブルの巻き戻しを行う
    請求項1記載のケーブル処理装置。
  7. 前記第1プーリと前記第2プーリにおける前記ケーブルの巻き付け方向を逆方向として、前記第1のプーリにおける前記ケーブルの巻き取り方向の回転に応じて前記第2プーリではケーブルの巻き戻しを行い、前記第1のプーリにおける前記ケーブルの繰り出し方向の回転に応じて前記第2プーリではケーブルの巻き締めを行う
    請求項1記載のケーブル処理装置。
  8. 記録媒体が収納される複数のスロットと、
    前記記録媒体を用いて動作を行うドライブと、
    前記複数のスロットと前記ドライブとの間で、前記記録媒体の搬送を行う搬送機構と、
    筐体側と前記搬送機構を電気的に接続するケーブルと、
    前記ケーブルの処理を行うケーブル処理機構を有し、
    前記ケーブル処理機構は、
    回転軸を中心に回転する第1プーリと
    前記第1プーリと共に前記回転軸を中心に回転する第2プーリを備え、
    前記ケーブルには記第1プーリと第2プーリに固定される固定領域が所定位置に設けられており、
    前記第1プーリは、前記搬送機構のケーブル長手方向の移動に伴い回転して、前記ケーブルの固定領域から一方の端部側である前記搬送機構側または前記筐体側のケーブルの巻き取りまたは巻き取られた前記ケーブルの繰り出しを行い、
    前記第2プーリには、前記ケーブルの固定領域から他方の端部側である前記筐体側または前記搬送機構側のケーブルの所定長部分が巻き取られており、前記第2プーリは、前記第1プーリと共に前記回転軸を中心に回転することによって、前記巻き取られているケーブル前記所定長部分の巻き戻しまたは巻き締めを行う記録媒体チェンジャー。
  9. 前記ケーブル処理機構は、前記搬送機構のケーブル長手方向の移動に伴う前記第1プーリの回転時に、ケーブル巻き取り部分の径の変動することによって前記搬送機構と前記筐体側との間に生ずるケーブルのたわみを吸収する変動吸収機構をさらに備える
    請求項8記載の記録媒体チェンジャー。
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