JP2601897Y2 - 記録媒体搬送装置 - Google Patents
記録媒体搬送装置Info
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- JP2601897Y2 JP2601897Y2 JP1993051836U JP5183693U JP2601897Y2 JP 2601897 Y2 JP2601897 Y2 JP 2601897Y2 JP 1993051836 U JP1993051836 U JP 1993051836U JP 5183693 U JP5183693 U JP 5183693U JP 2601897 Y2 JP2601897 Y2 JP 2601897Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、磁気テープカートリッ
ジ、光ディスクカートリッジ等の記録媒体の搬送装置に
関する。
ジ、光ディスクカートリッジ等の記録媒体の搬送装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子計算機やその周辺端末装置等の装置
間及びシステム間において情報交換に用いられる磁気テ
ープカートリッジ、光カートリッジ等の記録媒体を多数
収納し、それらの記録媒体を読み取り装置へ搬送する記
録媒体搬送装置が知られている。
間及びシステム間において情報交換に用いられる磁気テ
ープカートリッジ、光カートリッジ等の記録媒体を多数
収納し、それらの記録媒体を読み取り装置へ搬送する記
録媒体搬送装置が知られている。
【0003】記録媒体搬送装置は、磁気テープカートリ
ッジ、光ディスクカートリッジ等の記録媒体を複数収納
するカートリッジ収納部と、そのカートリッジ収納部に
収納されている任意のカートリッジを取り出し読み取り
装置に搬送すると共に、読み取りが完了して読み取り装
置から排出されるカートリッジをカートリッジ収納部の
所定の位置に搬送するキャリアとで構成されており、キ
ャリアはモータ等により収納部に沿って移動される。
ッジ、光ディスクカートリッジ等の記録媒体を複数収納
するカートリッジ収納部と、そのカートリッジ収納部に
収納されている任意のカートリッジを取り出し読み取り
装置に搬送すると共に、読み取りが完了して読み取り装
置から排出されるカートリッジをカートリッジ収納部の
所定の位置に搬送するキャリアとで構成されており、キ
ャリアはモータ等により収納部に沿って移動される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、キャリアを
高速で所望の位置まで移動させるためには、モータの負
荷となるキャリアの重量を軽くすればよい。そこで、従
来、図7(A)に示すようにキャリアの重量と釣り合う
ような重り設ける方法、あるいは同図(B)に示すよう
に滑車とバネを使用してバネの張力がキャリアの重量と
釣り合うようにする方法等が考えられている。
高速で所望の位置まで移動させるためには、モータの負
荷となるキャリアの重量を軽くすればよい。そこで、従
来、図7(A)に示すようにキャリアの重量と釣り合う
ような重り設ける方法、あるいは同図(B)に示すよう
に滑車とバネを使用してバネの張力がキャリアの重量と
釣り合うようにする方法等が考えられている。
【0005】しかしながら、これらの方法は何れも構造
上広いスペースを必要とし、搬送装置を小型化する上で
障害となる。また、前者の重りを用いる方法はキャリア
を移動させるモータの負荷変動は少ないが、搬送装置の
重量が増加するという問題点がある。後者の滑車とバネ
を用いる方法は、重量はそれほど増えないが、キャリア
の移動距離と同じだけバネが変位するのでバネの張力が
大幅に変化して、モータの負荷変動が大きくなるという
問題点があった。
上広いスペースを必要とし、搬送装置を小型化する上で
障害となる。また、前者の重りを用いる方法はキャリア
を移動させるモータの負荷変動は少ないが、搬送装置の
重量が増加するという問題点がある。後者の滑車とバネ
を用いる方法は、重量はそれほど増えないが、キャリア
の移動距離と同じだけバネが変位するのでバネの張力が
大幅に変化して、モータの負荷変動が大きくなるという
問題点があった。
【0006】本考案の課題は、モータ等の駆動手段に対
する負荷を軽減し、かつ負荷変動を少なくした記録媒体
搬送装置を提供することである。
する負荷を軽減し、かつ負荷変動を少なくした記録媒体
搬送装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】複数の記録媒体を収納し
た収納部とその記録媒体に記録されている情報を読み取
る読み取り装置との間で、記録媒体の搬送を行う記録媒
体搬送装置において、本考案の記録媒体搬送装置は、収
納部に沿って移動自在で、収納部から記録媒体を取り出
し、その取り出した記録媒体を読み取り装置まで搬送す
るとともに、読み取り装置から排出される記録媒体を収
納部の所定の位置まで搬送する搬送手段(例えば、キャ
リア3)と、搬送手段を収納部に沿って移動させる駆動
手段(例えば、モータ14、プーリ11、12等)と、
この駆動手段の回転を減速させる歯車部と、この歯車部
を介して搬送手段を一定方向に付勢する付勢手段(例え
ば、バネ16)とを備える。
た収納部とその記録媒体に記録されている情報を読み取
る読み取り装置との間で、記録媒体の搬送を行う記録媒
体搬送装置において、本考案の記録媒体搬送装置は、収
納部に沿って移動自在で、収納部から記録媒体を取り出
し、その取り出した記録媒体を読み取り装置まで搬送す
るとともに、読み取り装置から排出される記録媒体を収
納部の所定の位置まで搬送する搬送手段(例えば、キャ
リア3)と、搬送手段を収納部に沿って移動させる駆動
手段(例えば、モータ14、プーリ11、12等)と、
この駆動手段の回転を減速させる歯車部と、この歯車部
を介して搬送手段を一定方向に付勢する付勢手段(例え
ば、バネ16)とを備える。
【0008】
【作用】本考案では、例えば、モータ等の回転数を制御
して搬送手段の位置を制御する場合に、モータ、あるい
はそのモータにより駆動されるプーリ等の回転を歯車部
で減速し、その歯車部を介して搬送手段を一定方向に付
勢するようにしている。従って、搬送手段の移動距離が
長い場合と移動距離が短い場合とで、歯車部において減
速された両者の回転数の差は小さくなるので、付勢手段
の変位量の差も小さくなる。これにより、搬送手段の重
量を支える付勢手段の付勢力の変化、すなわち駆動手段
の負荷変動を少なくできるので、搬送手段を高速かつ安
定して移動させることができる。
して搬送手段の位置を制御する場合に、モータ、あるい
はそのモータにより駆動されるプーリ等の回転を歯車部
で減速し、その歯車部を介して搬送手段を一定方向に付
勢するようにしている。従って、搬送手段の移動距離が
長い場合と移動距離が短い場合とで、歯車部において減
速された両者の回転数の差は小さくなるので、付勢手段
の変位量の差も小さくなる。これにより、搬送手段の重
量を支える付勢手段の付勢力の変化、すなわち駆動手段
の負荷変動を少なくできるので、搬送手段を高速かつ安
定して移動させることができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は、本考案の一実施例の磁気テープカー
トリッジ搬送装置の要部構成図である。
説明する。図1は、本考案の一実施例の磁気テープカー
トリッジ搬送装置の要部構成図である。
【0010】この磁気テープカートリッジ搬送装置(以
下、搬送装置と呼ぶ)は、複数個の磁気テープカートリ
ッジ1を垂直方向(図1の上下方向)に配列した状態で
収納するカートリッジ収納部2と、そのカートリッジ収
納部2に沿って移動可能で、カートリッジ収納部2に収
納されている磁気テープカートリッジ1を読み取り/書
き込み装置4へ搬送すると共に、読み取りが終了して読
み取り/書き込み装置4から排出され、後述するローラ
ユニット5から送り出される磁気テープカートリッジ1
をカートリッジ収納部2の所定の位置まで搬送して格納
するキャリア3と、磁気テープカートリッジ1を読み取
り/書き込み装置4の挿入口に挿入すると共に、読み取
り/書き込み装置4から排出された磁気テープカートリ
ッジ1をキャリア3に送り出すローラユニット5とで構
成されている。なお、このローラユニット5はキャリア
3内に設けてもよい。
下、搬送装置と呼ぶ)は、複数個の磁気テープカートリ
ッジ1を垂直方向(図1の上下方向)に配列した状態で
収納するカートリッジ収納部2と、そのカートリッジ収
納部2に沿って移動可能で、カートリッジ収納部2に収
納されている磁気テープカートリッジ1を読み取り/書
き込み装置4へ搬送すると共に、読み取りが終了して読
み取り/書き込み装置4から排出され、後述するローラ
ユニット5から送り出される磁気テープカートリッジ1
をカートリッジ収納部2の所定の位置まで搬送して格納
するキャリア3と、磁気テープカートリッジ1を読み取
り/書き込み装置4の挿入口に挿入すると共に、読み取
り/書き込み装置4から排出された磁気テープカートリ
ッジ1をキャリア3に送り出すローラユニット5とで構
成されている。なお、このローラユニット5はキャリア
3内に設けてもよい。
【0011】この実施例では、読み取り/書き込み装置
4を搬送装置と別の装置としているが両者を一体の装置
としてもよい。また、情報の書き込みは行わず、読み取
りのみを行う装置であっても良い。
4を搬送装置と別の装置としているが両者を一体の装置
としてもよい。また、情報の書き込みは行わず、読み取
りのみを行う装置であっても良い。
【0012】キャリア3は、図2に示すように磁気テー
プカートリッジ1をカートリッジ収納部2から取り出
す、あるいは磁気テープカートリッジ1をカートリッジ
収納部2へ格納するアーム21a、21bと、そのアー
ム21a、21bの先端に設けられ、磁気テープカート
リッジ1を左右から保持しながらキャリア3内部に送り
込む搬送ローラ22a、22bと、カートリッジ収納部
2から取り出され磁気テープカートリッジ1を読み取り
/書き込み装置4側に搬送する搬送ローラ23a、23
b、24a、24bと、磁気テープカートリッジ1の上
下位置を規制するガイド板とからなる。なお、アーム2
1a、21b、搬送ローラ22a、22b〜24a、2
4bは、キャリア3に搭載されているモータ25及び駆
動機構26により駆動される。
プカートリッジ1をカートリッジ収納部2から取り出
す、あるいは磁気テープカートリッジ1をカートリッジ
収納部2へ格納するアーム21a、21bと、そのアー
ム21a、21bの先端に設けられ、磁気テープカート
リッジ1を左右から保持しながらキャリア3内部に送り
込む搬送ローラ22a、22bと、カートリッジ収納部
2から取り出され磁気テープカートリッジ1を読み取り
/書き込み装置4側に搬送する搬送ローラ23a、23
b、24a、24bと、磁気テープカートリッジ1の上
下位置を規制するガイド板とからなる。なお、アーム2
1a、21b、搬送ローラ22a、22b〜24a、2
4bは、キャリア3に搭載されているモータ25及び駆
動機構26により駆動される。
【0013】磁気テープカートリッジ1を読み取り/書
き込み装置4側からカートリッジ収納部2側へ搬送する
場合には、ローラユニット5が読み取り/書き込み装置
4の挿入口から排出される磁気テープカートリッジ1を
保持してキャリア3に送り出す。すると、キャリア3の
搬送ローラ23a、23b、24a、24bがその磁気
テープカートリッジ1をカートリッジ収納部2側へ搬送
し、同時にキャリア3が後述するモータにより駆動され
て所定の収納位置まで移動する。そして、アーム21
a、21bが磁気テープカートリッジ1を左右から保持
しながらカートリッジ収納部2へ送りだす。
き込み装置4側からカートリッジ収納部2側へ搬送する
場合には、ローラユニット5が読み取り/書き込み装置
4の挿入口から排出される磁気テープカートリッジ1を
保持してキャリア3に送り出す。すると、キャリア3の
搬送ローラ23a、23b、24a、24bがその磁気
テープカートリッジ1をカートリッジ収納部2側へ搬送
し、同時にキャリア3が後述するモータにより駆動され
て所定の収納位置まで移動する。そして、アーム21
a、21bが磁気テープカートリッジ1を左右から保持
しながらカートリッジ収納部2へ送りだす。
【0014】図1に戻り、キャリア3は、ベルト10に
より図1の上下方向に移動可能となっている。ベルト1
0は、搬送装置の上下の位置に回転可能に取り付けられ
た2個のプーリ11、12により回転する。なお、キャ
リア3の上下の移動に伴ってキャリア3が回転するのを
防止する為にベルト10と平行に案内板13が設けられ
ている。
より図1の上下方向に移動可能となっている。ベルト1
0は、搬送装置の上下の位置に回転可能に取り付けられ
た2個のプーリ11、12により回転する。なお、キャ
リア3の上下の移動に伴ってキャリア3が回転するのを
防止する為にベルト10と平行に案内板13が設けられ
ている。
【0015】下側のプーリ12は図示しないモータによ
り回転駆動され、このモータの回転数を制御することで
キャリア3を所望の位置まで移動させることができる。
プーリ12には歯車機構(歯車部)が連結されており、
その歯車機構にはキャリア3の重量と釣り合う付勢力を
与えるバネが接続されており、バネの他端は搬送装置に
固定されている。
り回転駆動され、このモータの回転数を制御することで
キャリア3を所望の位置まで移動させることができる。
プーリ12には歯車機構(歯車部)が連結されており、
その歯車機構にはキャリア3の重量と釣り合う付勢力を
与えるバネが接続されており、バネの他端は搬送装置に
固定されている。
【0016】ここで、歯車機構とバネの具体的構成の一
例を示す。図3〜図5は、歯車機構及びバネとモータと
の関係を示す要部構成図であり、同図はキャリア3の移
動方向と平行にバネ16を設けた場合を示している。図
3は、その要部正面図、図4は要部側面図、図5は要部
上面図である。
例を示す。図3〜図5は、歯車機構及びバネとモータと
の関係を示す要部構成図であり、同図はキャリア3の移
動方向と平行にバネ16を設けた場合を示している。図
3は、その要部正面図、図4は要部側面図、図5は要部
上面図である。
【0017】図5に示すようにモータ14の回転軸に設
けられた歯車31の回転は、歯車32に伝達され、さら
に歯車33、34を経てプーリ12に伝達される。歯車
機構は、プーリ12と一体に設けられた歯車35と、そ
の歯車35の回転が伝達される歯車36と、その歯車3
6と一体に設けられたドラム37とで構成されている。
このドラム37にはワイヤ38の一端が固定されてお
り、ワイヤ38の他端は搬送装置の上部に固定されてい
るバネ16の一端に接続されている。
けられた歯車31の回転は、歯車32に伝達され、さら
に歯車33、34を経てプーリ12に伝達される。歯車
機構は、プーリ12と一体に設けられた歯車35と、そ
の歯車35の回転が伝達される歯車36と、その歯車3
6と一体に設けられたドラム37とで構成されている。
このドラム37にはワイヤ38の一端が固定されてお
り、ワイヤ38の他端は搬送装置の上部に固定されてい
るバネ16の一端に接続されている。
【0018】歯車機構のギヤ比とバネ16の張力により
決まる力は、モータ14が停止しているとき、キャリア
3の重量と釣り合うように設計されており、そのときキ
ャリア3はほぼ読み取り/書き込み装置4の挿入口の位
置で停止するようになっている。
決まる力は、モータ14が停止しているとき、キャリア
3の重量と釣り合うように設計されており、そのときキ
ャリア3はほぼ読み取り/書き込み装置4の挿入口の位
置で停止するようになっている。
【0019】モータ14が駆動されプーリ12が時計方
向あるいは反時計方向に回転すると、それにつれて歯車
35、36が回転してワイヤ38がドラム37に巻き取
られ、あるいは巻戻される。なお、歯車35と歯車36
とのギヤ比は1対nとなっており、プーリ12が1回転
する間にドラム37は1/n回転するようになってい
る。
向あるいは反時計方向に回転すると、それにつれて歯車
35、36が回転してワイヤ38がドラム37に巻き取
られ、あるいは巻戻される。なお、歯車35と歯車36
とのギヤ比は1対nとなっており、プーリ12が1回転
する間にドラム37は1/n回転するようになってい
る。
【0020】すなわち、キャリア3が距離Xだけ移動し
た場合にドラム37に巻き取られるワイヤの長さはX/
nであり、バネ16の変位もX/nとなる。従って、キ
ャリア3の移動距離が大きいときにもバネ16の変位は
少なくなり、バネ16の張力の変化、すなわちモータ1
4の負荷変動も小さくなる。
た場合にドラム37に巻き取られるワイヤの長さはX/
nであり、バネ16の変位もX/nとなる。従って、キ
ャリア3の移動距離が大きいときにもバネ16の変位は
少なくなり、バネ16の張力の変化、すなわちモータ1
4の負荷変動も小さくなる。
【0021】次に、以上のような構成の搬送装置の動作
を、図6を参照して説明する。同図は、本考案に係る歯
車機構及びバネ16の構造を模式的に示す図である。こ
の搬送装置は、バネ16がキャリア3の移動方向と直交
する方向に取り付けられている。
を、図6を参照して説明する。同図は、本考案に係る歯
車機構及びバネ16の構造を模式的に示す図である。こ
の搬送装置は、バネ16がキャリア3の移動方向と直交
する方向に取り付けられている。
【0022】歯車機構は、プーリ12と一体に設けられ
た歯車41とその歯車41の回転が伝達される歯車42
と歯車43とで構成されている。歯車43と一体にドラ
ム44が設けられており、そのドラム44にはバネ16
の一端に接続されたワイヤ38が巻きつけられている。
た歯車41とその歯車41の回転が伝達される歯車42
と歯車43とで構成されている。歯車43と一体にドラ
ム44が設けられており、そのドラム44にはバネ16
の一端に接続されたワイヤ38が巻きつけられている。
【0023】今、モータ14が停止しているとき、キャ
リア3の重量と歯車機構とバネ16とによる力が釣り合
い、キャリア3が読み取り/書き込み装置4の磁気テー
プカートリッジ1の挿入口の位置で停止するように設計
されているものとする。
リア3の重量と歯車機構とバネ16とによる力が釣り合
い、キャリア3が読み取り/書き込み装置4の磁気テー
プカートリッジ1の挿入口の位置で停止するように設計
されているものとする。
【0024】先ず、読み取り/書き込み装置4の挿入口
より上側の位置に収納されている磁気テープカートリッ
ジ1を取り出して読み取り/書き込み装置4へ搬送する
場合、あるいは読み取り/書き込み装置4から排出され
た磁気テープカートリッジ1を挿入口より上側の位置に
格納する場合には、キャリア3を上方向に移動させるよ
うにモータ14が駆動される。すると、プーリ12が時
計方向に回転し、それにより1番目の歯車42が反時計
方向に、2番目の歯車43が時計方向に回転する。この
結果、歯車43と一体のドラム44が時計方向に回転
し、ドラム44に巻き取られていたワイヤ38が巻戻さ
れ、その巻戻されたワイヤ38の長さ分バネ16が収縮
する。
より上側の位置に収納されている磁気テープカートリッ
ジ1を取り出して読み取り/書き込み装置4へ搬送する
場合、あるいは読み取り/書き込み装置4から排出され
た磁気テープカートリッジ1を挿入口より上側の位置に
格納する場合には、キャリア3を上方向に移動させるよ
うにモータ14が駆動される。すると、プーリ12が時
計方向に回転し、それにより1番目の歯車42が反時計
方向に、2番目の歯車43が時計方向に回転する。この
結果、歯車43と一体のドラム44が時計方向に回転
し、ドラム44に巻き取られていたワイヤ38が巻戻さ
れ、その巻戻されたワイヤ38の長さ分バネ16が収縮
する。
【0025】この場合、キャリア3を上方の所定の位置
まで移動させるためにモータ14によりプーリ12が所
定回数回転されるが、プーリ12の回転は歯車機構によ
り減速されてドラム44に伝達されるので、キャリア3
の移動距離に比べてバネ16の変位量は小さくなる。よ
って、キャリア3の移動によるバネ16の張力の変化が
少なくなり、モーター15の負荷の変動も小さくなるの
で、キャリア3を高速、かつ安定して所望の位置まで移
動させることができる。
まで移動させるためにモータ14によりプーリ12が所
定回数回転されるが、プーリ12の回転は歯車機構によ
り減速されてドラム44に伝達されるので、キャリア3
の移動距離に比べてバネ16の変位量は小さくなる。よ
って、キャリア3の移動によるバネ16の張力の変化が
少なくなり、モーター15の負荷の変動も小さくなるの
で、キャリア3を高速、かつ安定して所望の位置まで移
動させることができる。
【0026】他方、読み取り/書き込み装置4の挿入口
より下側の位置に収納されている磁気テープカートリッ
ジ1を取り出す場合、あるいは読み取り/書き込み装置
4から排出された磁気テープカートリッジ1を、挿入口
より下側の位置に格納する場合には、キャリア3を下方
に移動させるようにモータ14が駆動される。するとプ
ーリ12が反時計方向に回転し、それにより1番目の歯
車42が時計方向に、2番目の歯車43が反時計方向に
回転する。この結果、歯車43と一体のドラム44が反
時計方向に回転し、ドラム44にワイヤ38が巻き取ら
れその分バネ16が伸びる。
より下側の位置に収納されている磁気テープカートリッ
ジ1を取り出す場合、あるいは読み取り/書き込み装置
4から排出された磁気テープカートリッジ1を、挿入口
より下側の位置に格納する場合には、キャリア3を下方
に移動させるようにモータ14が駆動される。するとプ
ーリ12が反時計方向に回転し、それにより1番目の歯
車42が時計方向に、2番目の歯車43が反時計方向に
回転する。この結果、歯車43と一体のドラム44が反
時計方向に回転し、ドラム44にワイヤ38が巻き取ら
れその分バネ16が伸びる。
【0027】この場合、キャリア3を下方の所定位置に
移動させるためにモータ14によりプーリ12が所定回
数回転駆動されるが、プーリ12の回転は歯車機構によ
り減速されてドラム44に伝達されるので、キャリア3
の移動距離に比べてバネ16の変位量は小さくなる。よ
って、キャリア3の移動によるバネ16の張力の変化が
少なくなり、モータ14の負荷の変動も小さくなる。
移動させるためにモータ14によりプーリ12が所定回
数回転駆動されるが、プーリ12の回転は歯車機構によ
り減速されてドラム44に伝達されるので、キャリア3
の移動距離に比べてバネ16の変位量は小さくなる。よ
って、キャリア3の移動によるバネ16の張力の変化が
少なくなり、モータ14の負荷の変動も小さくなる。
【0028】なお、上記実施例では、バネ16に接続し
たワイヤ38をドラムにより巻き取るようにしたが、こ
れに限定されるものではなく、例えば、歯車機構により
直接バネ等の付勢部材を圧縮または引っ張るようにして
も良い。付勢部材としては、コイルバネに限らず、さら
バネ、板バネ等でも良いし、バネ以外のものでもよい。
また、歯車機構15は平歯車に限らずウォームギヤ等を
用いても良い。
たワイヤ38をドラムにより巻き取るようにしたが、こ
れに限定されるものではなく、例えば、歯車機構により
直接バネ等の付勢部材を圧縮または引っ張るようにして
も良い。付勢部材としては、コイルバネに限らず、さら
バネ、板バネ等でも良いし、バネ以外のものでもよい。
また、歯車機構15は平歯車に限らずウォームギヤ等を
用いても良い。
【0029】
【考案の効果】本考案では、搬送手段を移動させるため
の駆動手段の回転を歯車部で減速して付勢手段に伝達す
るようにしたので、搬送手段の位置が変化しても搬送手
段の重量を支える付勢手段による付勢力の変化を少なく
できる。これにより、駆動手段の負荷を軽減し、同時に
負荷変動を少なくできるので、搬送手段を高速、かつ安
定して移動させることができる。
の駆動手段の回転を歯車部で減速して付勢手段に伝達す
るようにしたので、搬送手段の位置が変化しても搬送手
段の重量を支える付勢手段による付勢力の変化を少なく
できる。これにより、駆動手段の負荷を軽減し、同時に
負荷変動を少なくできるので、搬送手段を高速、かつ安
定して移動させることができる。
【図1】本考案の実施例の磁気テープカートリッジ搬送
装置の要部正面図である。
装置の要部正面図である。
【図2】キャリアの構成図である。
【図3】モータと歯車機構との関係を示す要部正面図で
ある。
ある。
【図4】その要部側面図である。
【図5】その要部上面図である。
【図6】歯車機構及びバネの構造を模式的に示す図であ
る。
る。
【図7】従来のキャリアの重量を支える機構を示す図で
ある。
ある。
2 カートリッジ収納部 3 キャリア 4 読み取り/書き込み装置 14 モータ 16 バネ 31〜36、41〜43 歯車 37、44 ドラム
Claims (1)
- 【請求項1】 記録媒体に記録されている情報を読み取
る読み取り装置と複数の記録媒体を収納した収納部との
間で記録媒体の搬送を行う記録媒体搬送装置において、 前記収納部に沿って移動自在で、該収納部から記録媒体
を取り出し、その取り出した記録媒体を前記読み取り装
置へ搬送するとともに、該読み取り装置から排出される
記録媒体を該収納部の所定の位置へ搬送して格納する搬
送手段と、 この搬送手段を前記収納部に沿って移動させる駆動手段
と、 この駆動手段の回転を減速させる歯車部と、 この歯車部を介して前記搬送手段を一定方向に付勢する
付勢手段とを備えることを特徴とする記録媒体搬送装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993051836U JP2601897Y2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 記録媒体搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993051836U JP2601897Y2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 記録媒体搬送装置 |
Publications (2)
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