JP4129880B2 - ヒータ装置及びその製造方法 - Google Patents
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(1)直径が0.07mmの銅合金であるヒータ裸線にJIS3種ウレタン絶縁コートされているヒータ素線がトリコット編みに形成されている面状発熱体と、幅7mm、長さ80mm、厚さ0.1mmの錫めっき銅箔とを選定し、錫が96.5%、銀が3%、銅が0.5%の三元系の鉛フリー半田を用いて、350度〜400度に加熱した半田ごてで接続して電極基層を形成した電極を有するヒータ装置である試料1、
(2)直径が0.07mmの銅合金であるヒータ裸線にJIS3種ウレタン絶縁コートされているヒータ素線がトリコット編みに形成されている面状発熱体と、幅7mm、長さ80mm、厚さ0.1mmの錫めっき銅箔とを選定し、錫が96.5%、銀が3%、銅が0.5%の三元系の鉛フリー半田を用いて、350度〜400度に加熱した半田ごてで接続して電極基層を形成し、この電極基層を、幅30mm、長さ85mm、厚さ0.3mmのポリエステル系の繊維の不織布をアクリル系の粘着剤で密閉した電極を有するヒータ装置である試料2、
(3)直径が0.07mmの銅合金であるヒータ裸線にJIS3種ウレタン絶縁コートされているヒータ素線がトリコット編みに形成されている面状発熱体と、幅7mm、長さ80mm、厚さ0.1mmの錫めっき銅箔とを選定し、錫が96.5%、銀が3%、銅が0.5%の三元系の鉛フリー半田を用いて、350度〜400度に加熱した半田ごてで接続して電極基層を形成し、この電極基層を、クロロプレンゴム系溶剤形の接着剤(コニシ株式会社製のボンドG17)で水密状態にすると共に、幅30mm、長さ85mm、厚さ0.3mmのポリエステル系の繊維の不織布にアクリル系の粘着剤により固定された幅30mm、長さ85mm、厚さ25μmのポリエステルのフィルムでアクリル系の粘着剤を介して密閉した電極を有する本発明のヒータ装置である試料3、
の3種類を用意した。
(1)直径が0.07mmの銅合金であるヒータ裸線にJIS3種ウレタン絶縁コートされているヒータ素線がトリコット編みに形成されている面状発熱体と、幅7mm、長さ80mm、厚さ0.1mmの錫めっき銅箔とを選定し、錫が96.5%、銀が3%、銅が0.5%の三元系の鉛フリー半田を用いて、350度〜400度に加熱した半田ごてで接続して電極基層を形成し、この電極基層を、クロロプレンゴム系溶剤形の接着剤(コニシ株式会社製のボンドG17)で水密状態にすると共に、幅30mm、長さ85mm、厚さ0.3mmのポリエステル系の繊維の不織布にアクリル系の粘着剤により固定された幅30mm、長さ85mm、厚さ25μmのポリエステルのフィルムでアクリル系の粘着剤を介して密閉した電極を有する本発明のヒータ装置である試料4、
(2)直径が0.07mmの銅合金であるヒータ裸線にウレタンで平均厚さ8μmの第1層を形成し、その第1層にナイロンで平均厚さ1.5μmで第2層を形成して絶縁コートされているヒータ素線がトリコット編みに形成されている面状発熱体と、幅7mm、長さ80mm、厚さ0.1mmの錫めっき銅箔とを選定し、錫が96.5%、銀が3%、銅が0.5%の三元系の鉛フリー半田を用いて、350度〜400度に加熱した半田ごてで接続して電極基層を形成し、この電極基層を、クロロプレンゴム系溶剤形の接着剤(コニシ株式会社製のボンドG17)で水密状態にすると共に、幅30mm、長さ85mm、厚さ0.3mmのポリエステル系の繊維の不織布にアクリル系の粘着剤により固定された幅30mm、長さ85mm、厚さ25μmのポリエステルのフィルムでアクリル系の粘着剤を介して密閉した電極を有する本発明のヒータ装置である試料5、
(3)直径が0.07mmの銅合金であるヒータ裸線にウレタンで平均厚さ8μmの第1層を形成し、その第1層にナイロンで平均厚さ3μmで第2層を形成して絶縁コートされているヒータ素線がトリコット編みに形成されている面状発熱体と、幅7mm、長さ80mm、厚さ0.1mmの錫めっき銅箔とを選定し、錫が96.5%、銀が3%、銅が0.5%の三元系の鉛フリー半田を用いて、350度〜400度に加熱した半田ごてで接続して電極基層を形成し、この電極基層を、クロロプレンゴム系溶剤形の接着剤(コニシ株式会社製のボンドG17)で水密状態にすると共に、幅30mm、長さ85mm、厚さ0.3mmのポリエステル系の繊維の不織布にアクリル系の粘着剤により固定された幅30mm、長さ85mm、厚さ25μmのポリエステルのフィルムでアクリル系の粘着剤を介して密閉した電極を有する本発明のヒータ装置である試料6、
の3種類を用意した。
2……面状発熱体
2a、2b……端部
3……電極
30……電極基層
31……金属箔
32、32’……感圧性接着剤
33……高分子フィルム
34……接着剤
35……絶縁材料
SS……半田付け側
Claims (14)
- 曲面に対しても密着可能な柔軟性を有する面状発熱体と、予め定められた幅および長さで厚さが0.01mm〜0.5mmからなる金属箔を前記面状発熱体の両端部それぞれに重ねて、前記金属箔と前記面状発熱体が当該金属箔の前記長さ方向の一端から他端に向かって実質的に前記幅一面に平面的な薄い状態で半田付けされている電極基層を有する電極とを備え、
前記電極は、前記電極基層の表裏両面に感圧性接着剤により密着した状態で固定して当該電極基層を密閉する防水性の高分子フィルムと、前記高分子フィルムに固定される前記電極基層の半田付け側を前記高分子フィルムで密閉する前に前記電極基層の半田付け側から少なくとも当該電極基層を水密状態にするように塗布される接着剤とから構成されていることを特徴とするヒータ装置。 - 前記高分子フィルムは、前記電極基層を前記感圧性接着剤による糊代を含めて覆うと共に当該電極基層に隣接する前記面状発熱体の一部も覆う大きさに形成されていることを特徴とする請求項1記載のヒータ装置。
- 前記電極基層を密閉する前記高分子フィルムは、当該高分子フィルムに感圧性接着剤によって密着した状態で固定される柔軟性のある絶縁材料で覆われていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のヒータ装置。
- 前記高分子フィルムの厚みは、60μm以上200μm以下であることを特徴とする請求項1記載のヒータ装置。
- 前記高分子フィルムの厚みは、10μm以上150μm以下であることを特徴とする請求項3記載のヒータ装置。
- 前記高分子フィルムは、予め表裏両面に前記感圧性接着剤が塗布された粘着テープであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうち何れか1項に記載のヒータ装置。
- 前記高分子フィルムは、ポリエステル、ポリイミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、塩化ビニルからなる群から選択した何れか1つの材質からなることを特徴とする請求項1乃至請求項6のうち何れか1項に記載のヒータ装置。
- 前記接着剤はエラストマー系であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のうち何れか1項に記載のヒータ装置。
- 前記絶縁材料は不織布であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のうち何れか1項に記載のヒータ装置。
- 前記面状発熱体は、ヒータ裸線が合金である複数のヒータ素線同士が、ループを経(たて)方向に連続且つ平面的に綴るトリコット編みに形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のうち何れか1項に記載のヒータ装置。
- 前記ヒータ素線は、少なくとも2種類の異種材料を使用して複数層で絶縁被覆されていることを特徴とする請求項10記載のヒータ装置。
- 前記異種材料は、前記ヒータ裸線に被覆する第1層がウレタン、前記第1層に被覆する第2層がナイロンであることを特徴とする請求項11記載のヒータ装置。
- 矩形状からなる金属箔に、曲面に対しても密着可能な柔軟性を有する面状発熱体の端部を重ねる第1工程と、
前記金属箔と前記面状発熱体とを当該金属箔の長さ方向の一端から他端に向かって実質的に幅一面に平面的な薄い状態で前記面状発熱体側から半田付けして電極基層を形成する第2工程と、
前記電極基層の前記半田付け側とは逆面となる面に防水性の高分子フィルムを、当該電極基層を完全に覆うと共に前記面状発熱体の前記端部から所定長さだけ突き出るように感圧性接着剤にて密着した状態で固定する第3工程と、
前記高分子フィルムが固定された前記電極基層の前記半田付け側から少なくとも当該電極基層を水密状態にするように接着剤を塗布する第4工程と、
前記電極基層に固定された前記高分子フィルムの前記突き出た部位を折り曲げて当該電極基層の前記半田付け側の面に感圧性接着剤により密着した状態でプレス固定して当該電極基層を密閉する第5工程とからなることを特徴とするヒータ装置の製造方法。 - 前記第5工程でプレス固定する前の前記何れかの工程において、前記高分子フィルムに柔軟性のある絶縁材料を前記感圧性接着剤によって密着する工程を追加することを特徴とする請求項13記載のヒータ装置の製造方法。
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