JP4128039B2 - 容器の成型装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙等で形成された容器にピータ線やリブ等の突条部を形成する成型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置として、例えば特開平4−97833号公報には、紙カップの内部に半径方向へ拡大および収縮が可能なチャックを挿入し、容器内の所定位置でチャックを半径方向外側に拡大させて容器を外側に押し広げ、それによりピータ線やリブ等の突条部を形成するものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の装置では、容器の側壁をその全周に亘って同時に押し広げて突条部を形成しているため、比較的小さな突条部を形成する場合でも、くさびのような力の拡大手段を利用して容器に大きな力を加える必要がある。そのため、あまり大きな突条部を形成できない。また、容器の内部でチャックを駆動する必要があるため、その駆動機構の少なくとも一部を容器内の狭い空間に収める必要があり、機構が複雑化し易い。しかも、チャックを容器に出し入れする作業に時間がかかり、突条部を効率よく形成することができない。
【0004】
本発明は、容器に加える力を従来よりも低減させつつ所望の大きさの突条部を形成でき、容器内における部材の駆動を不要として成型装置の構成を簡素化でき、特に容器の外周側に膨らむ突条部であっても容器の外周側からの操作によって形成でき、さらには容器に対する型等の出し入れを省略して作業効率を改善できる成型装置および方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0006】
請求項1の発明は、容器(2)の側壁(2a)にその周方向へ延び、かつ前記容器の上下方向の位置が互いに異なるように注入物の適量位置を示すピータ線(2d)とリブ(2e)をそれぞれ形成可能な成型装置であって、側壁(2a)を挟むように対向させて配置され、互いの対向部分にはピータ線(2d)の凹面側を成型するための突部(26a)およびピータ線の凸面側を成型するための溝部(46a)がそれぞれ形成された第1の雄型部材(26)および第1の雌型部材(46A)と、第1の雄型部材(26)および第1の雌型部材(46A)と上下方向の位置が異なり、側壁(2a)を挟むように対向させて配置され、互いの対向部分にはリブ(2e)の凹面側を成型するための突部(27a)およびリブ(2e)の凸面側を成型するための溝部(46b)がそれぞれ形成された第2の雄型部材(27)および第2の雌型部材(46B)と、第1および第2の雄型部材(26,27)と前記第1および第2の雌型部材(46A,46B)のうち、容器(2)の外側に配置された部材を容器(2)の半径方向に相対的に接近および離間させる半径方向駆動手段(42)と、第1および第2の雄型部材(26,27)と前記第1および第2の雌型部材(46A,46B)とによって側壁(2a)が挟まれる位置が前記周方向に変化するように第1および第2の雄型部材(26,27)と第1および第2の雌型部材(46A,46B)の少なくともいずれか一方と容器(2)との間に相対的な回転運動を与える周方向駆動手段(31,32,25)とを具備し、第1の雄型部材(26)および第1の雌型部材(46A)と第2の雄型部材(27)および第2の雌型部材(46B)とを容器(2)を介して反対側に設置し、第1の雄型部材(26)または前記第1の雌型部材(46A)のうち、容器(2)の内側に配置された部材がフランジ状に形成されるとともに、前記第2の雄型部材(27)または前記第2の雌型部材(46B)のうち、容器(2)の内側に配置された部材がフランジ状に形成されている容器の成型装置により、上述した課題を解決する。
【0007】
この発明によれば、第1および第2の雄型部材と第1および第2の雌型部材とで側壁を挟み込み、その状態で第1および第2の雄型部材または第1および第2の雌型部材と容器とを相対回転させると、容器の側壁が型部材の突部と溝部とによって周方向に順次くせ付けされてピータ線およびリブが容器の周方向に徐々に形成される。従って、ピータ線およびリブをその全長に亘って同時に形成する場合と比較して容器に加わる力を低減させつつ所望の大きさのピータ線およびリブの双方を形成できる。また、第1の雄型部材および第1の雌型部材と第2の雄型部材および第2の雌型部材とを容器を介して反対側に設置したので、第1の雄型部材および第2の雄型部材が容器を押し込む力を互いに逆向きに作用させ、それにより容器の偏りやずれを防ぐことができる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1記載の容器の成型装置において、容器(2)をその内側から保持しつつ容器(2)の中心線の周りに回転可能な保持具(20)を具備し、保持具(20)には第1もしくは第2の雄型部材(26,27)または第1もしくは第2の雌型部材(46A,46B)のいずれか一方の型部材が設けられ、第1もしくは第2の雄型部材(26,27)または第1もしくは第2の雌型部材(46A,46B)のいずれか他方の型部材が容器(2)の外周側に配置され、半径方向駆動手段(42)は容器(2)の外周側に配置された前記他方の型部材を容器(2)の半径方向に駆動し、周方向駆動手段(31,32,25)は保持具(20)を回転駆動することを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、容器の外側に配置された第1もしくは第2の雌型部材または第1もしくは第2の雄型部材を駆動して両型部材の間に側壁を挟みつつ、保持具を介して容器およびその内周側に配置された第1もしくは第2の雄型部材または第1もしくは第2の雌型部材を回転させることにより、容器の側壁にピータ線およびリブを形成することができる。容器の内部で型部材を駆動する必要がなく、容器の外側の型部材は容器の半径方向に沿って駆動するだけでよい。従って、成型装置の構成が簡素化される。
【0010】
請求項3の発明は、請求項2記載の容器の成型装置において、保持具(20)に設けられた前記一方の型部材(例えば26,27)が保持具(20)の全周に亘って設けられていることを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、容器を一回転以上させるとその側壁を一周するピータ線およびリブが形成される。
【0012】
請求項4の発明は、請求項2記載の容器の成型装置において、容器(2)の外周側に設けられた前記他方の型部材が容器(2)の中心線と平行な軸線の周りに回転自在なローラ(46A,46B)として構成されていることを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、容器の側壁に押し付けられた型部材としてのローラが容器の回転に伴って自転する。そのため、型部材と容器の側壁との間の摩擦抵抗が減少し、ピータ線およびリブを形成する際の容器の負荷をより減少させることができる。
【0014】
請求項5の発明は、請求項2記載の容器の成型装置において、保持具(20)からの容器(2)の浮き上がりを防止する抜け止め機構(50)を備えたことを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、テーパ状の側壁を第1および第2の雄型部材と第1および第2の雌型部材とで挟み込む際に生じる容器の浮き上がりを阻止し、ピータ線およびリブの蛇行等の加工不良の発生を防止できる。
【0016】
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の成型装置において、容器(2)の内周側に第1および第2の雄型部材(26,27)が、容器(2)の外周側に第1および第2の雌型部材(46A,46B)がそれぞれ配置されていることを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、容器の外周側から第1および第2の雌型部材を側壁に押し付けつつその押し付け力を容器の内側に配置された第1および第2の雄型部材で受けることにより、容器の側壁にその外周側へ膨らむピータ線およびリブが生じるようにくせ付けすることができる。このくせ付けされた部分の周囲が容器の弾性により元の形状に復帰することにより、くせ付けされた部分が容器の外周側へ突出してピータ線およびリブが形成される。従って、容器の内側からピータ線およびリブを押し出す操作は不要である。
【0018】
請求項7の発明は、容器(2)の側壁(2a)にその周方向へ延び、かつ前記容器の上下方向の位置が互いに異なるように注入物の適量位置を示すピータ線(2d)とリブ(2e)をそれぞれ形成可能な成型装置であって、容器(2)をその内側から保持しつつ当該容器の中心線の周りに回転可能な保持具(20)と、保持具(20)を回転駆動する回転駆動機構(30)と、保持具(20)の側方に配置され、容器(2)の中心線と平行な軸線の周りに回転可能な第1の型押しローラ(46A)およびその型押しローラ(46A)を容器(2)の半径方向に往復運動させる駆動手段(42)を備えた第1の型押し機構(40A)と、第1の型押し機構(40A)と上下方向の位置が異なり、保持具(20)の側方に配置され、容器(2)の中心線と平行な軸線の周りに回転可能な第2の型押しローラ(46B)およびその型押しローラ(46B)を容器(2)の半径方向に往復運動させる駆動手段(42)を備えた第2の型押し機構(40B)と、を具備し、ピータ線(2d)の凸面側を成型するための溝部(46a)またはピータ線(2d)の凹面側を成型するための突部(26a)のいずれか一方が第1の型押しローラ(46A)の外周に設けられるとともに、リブ(2e)の凸面側を成型するための溝部(46b)または前記リブ(2e)の凹面側を成型するための突部(27a)のいずれか一方が第2の型押しローラ(46B)の外周に設けられ、保持具(20)には溝部(46a,46b)または突部(26a,27a)のいずれか他方が第1および第2の型押しローラに設けられた前記溝部または前記突部と前記中心線の方向に位置を合わせた複数のフランジが設けられ、第1の型押し機構(40A)と第2の型押し機構(40B)とが容器(2)を介して反対側に設置されている容器の成型装置により、上述した課題を解決する。
【0019】
この発明によれば、容器をその内側から保持具で保持しつつ、その外周側から第1および第2の型押しローラを側壁に押し付けて溝部と保持具の突部との間で側壁を挟み込み、その状態で保持具およびこれに保持された容器を一体的に回転させると、請求項1の発明と同様にピータ線およびリブが容器の周方向に徐々に形成される。従って、ピータ線およびリブをその全長に亘って同時に形成する場合と比較して容器に加わる力を低減させつつ所望の大きさのピータ線およびリブの双方を形成できる。保持具を回転させ、第1および第2の型押しローラを外周側から側壁に押し付ける構成としたので、請求項2の発明と同様に成型装置の構成が簡素化される。第1および第2の型押しローラが自転できるので、請求項4の発明と同様に摩擦抵抗も減少する。また、第1の型押し機構と第2の型押し機構とを容器を介して反対側に設置したので、第1の型押しローラおよび第2の型押しローラが容器を押し込む力を互いに逆向きに作用させ、それにより容器の偏りやずれを防ぐことができる。なお、本発明において請求項3、5の発明の構成をさらに追加してもよい。
【0020】
請求項8の発明は、請求項7記載の容器の成型装置において、複数の工程間で保持具(20)を移動させる搬送手段(11)を具備し、回転駆動機構(30)および第1および第2の型押し機構(40A,40B)が搬送手段(11)による保持具(20)の搬送経路の途中に設置されていることを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、保持具が複数工程に亘って容器を搬送するために使用され、ピータ線およびリブを形成する工程よりも前の工程で保持具に容器が装着され、ピータ線およびリブの形成よりも後の工程で保持具から容器が取り外される。従って、ピータ線およびリブを形成する工程では容器に対して保持具や型部材を出し入れする必要がなく、その分、作業効率が向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1〜図4は本発明が適用された紙カップの成型装置を、図5はその成型装置により加工される紙カップを、図6はその紙カップの製造工程をそれぞれ示している。
【0023】
まず、紙カップについて図5および図6を参照して説明する。紙カップ1は容器としてのカップ本体2とその外周を覆うスリーブ3とを組み合わせて構成される。カップ本体2は側壁2aと底部2bとを有する略円錐台形に形成される。カップ本体2の口部には外側に向かってカール部2cが形成され、その成型後、側壁2aに突条部としてのピータ線2dおよびリブ2eがそれぞれ紙カップ1の半径方向外周に膨らむように形成される。ピータ線2dはカップ本体2への注入物(例えば湯)の適量位置を示すために設けられ、リブ2eはカップ本体2を補強するために設けられる。リブ2eはピータ線2dよりも幾らか大きく形成される。カップ本体2の素材には例えば坪量150〜400g/cm2の紙が使用され、少なくともその内面は耐熱性や耐水性を高めるための被覆層(例えばポリエチレン層)にて覆われる。
【0024】
スリーブ3は紙カップ1の断熱性を高めるために設けられる。図6から明らかなように、扇状のブランク3′の両端を貼り合わせ、その下端に内向きのカール部3aを形成してスリーブ3が形成される。そして、カップ本体2のカール部2cよりも下の一定範囲(図6のハッチング領域)に接着剤4を塗布してカップ本体2とスリーブ3とを組み合わせ、スリーブ3の上端部と側壁2aとを相互に接着して紙カップ1が形成される。スリーブ3の素材には例えば坪量150〜400g/cm2の紙が用いられる。なお、スリーブ3は特に湯や水に触れないため、カップ本体2のような被覆層は省略してよい。
【0025】
上述したカップ本体2のピータ線2dおよびリブ2eは図1〜図3に示す成型装置10によりそれぞれ形成される。成型装置10は、軸11aを中心として旋回可能な搬送手段としてのターンテーブル11と、そのターンテーブル11上に一定の角度ピッチ(図示例では45°刻み)で周方向に並べて取り付けられた複数のカップ保持具20…とを有している。ターンテーブル11の軸11aは装置10のフレーム12に取り付けられた不図示のテーブル駆動機構と連結され、その駆動機構によりターンテーブル11がカップ保持具20の並ぶピッチと同一角度ずつ間欠的に回転駆動される。これにより、ターンテーブル11の周囲にはカップ保持具20と同数(図示例では8箇所)のカップ停止位置Ps1〜Ps8が設けられる。
【0026】
停止位置Ps1ではカップ本体2が保持具20に上下逆向きにして装着され、その次のカップ停止位置Ps2には図1に示す回転駆動機構30、型押し機構(第1の型押し機構)40Aおよび抜け止め機構50が設けられ、さらにその次のカップ停止位置Ps3には図2に示す回転駆動機構30、型押し機構(第2の型押し機構)40Bおよび抜け止め機構50が設けられる。なお、図1および図2の回転駆動機構30および抜け止め機構50はそれぞれ共通である。型押し機構40A,40Bはピータ線2dおよびリブ2eの形成位置および大きさの相違に応じて細部の仕様が変更されているものの、基本的な構成は共通する。
【0027】
図1および図2に示すように、カップ保持具20は、ターンテーブル11の外周にベアリング21を介して上下方向の軸線を中心に回転自在に取り付けられる支持軸23と、その支持軸23とターンテーブル11の下面側で連結されて支持軸23を抜け止めする止め具24と、支持軸23の上端に取り付けられたホイール25と、上下逆向きに装着されるカップ本体2の側壁2aを内周側から支持するための上下一対のフランジ26,27と、カップ本体2の底部2bを内側から支える底部支持板28とを有している。ホイール25、フランジ26,27および底部支持板28はいずれも支持軸23と同軸であり、保持具20に被せられたカップ本体2の中心線は支持軸23の軸線と一致する。
【0028】
底部支持板28にカップ本体2を被せたとき、フランジ26,27はピータ線2dおよびリブ2eの形成位置にて側壁2aの内面にほぼ接触する。フランジ26,27の厚さ(図1の上下方向の寸法)はそれぞれピータ線2dおよびリブ2eの幅に応じて設定され、それぞれの外周部26a,27aは断面略円弧状に丸められている。これにより、フランジ26,27がそれぞれ第1,第2の雄型部材として機能し、それらの外周部26a,27aがピータ線2dおよびリブ2eの凹面側を形成するための突部として機能する。
【0029】
回転駆動機構30は、モータ31と、その出力軸31aに取り付けられた駆動ホイール32とを有している。駆動ホイール32は保持具20のホイール25と接触し、それによりモータ出力軸31aの回転がホイール32,25を介して保持具20およびそれに装着されたカップ本体2が回転駆動される。これらモータ31,ホイール32,25により周方向駆動手段が実現される。ターンテーブル11が回転を始めるとホイール25が駆動ホイール32から離間して両者間の回転伝達が断ち切られる。そして、ターンテーブル11が保持具20のピッチだけ回転して停止すると、次の保持具20のホイール25と駆動ホイール32とが接触して両者間の回転伝達が可能となる。
【0030】
図1および図2に示すように、型押し機構40A,40Bは、フレーム12に取り付けられたロッド13に沿って上下方向に位置調整可能に設けられたブラケット41と、このブラケット41に取り付けられた半径方向駆動手段としてのエアーシリンダ42と、このエアーシリンダ42のピストンロッド42aに取り付けられたホルダ43と、このホルダ43に上下方向のピン45を介して回転自在に取り付けられた型押しローラ(第1の型押しローラ)46Aまたは型押しローラ(第2の型押しローラ)46Bとを有している。型押しローラ46A,46Bはそれぞれ第1,第2の雌型部材として機能し、それらの外周面はカップ本体2の側壁2aに沿って傾斜するテーパ面として形成される。そして、図1の型押しローラ46Aの外周面の中央にはフランジ26の外周部26aと相補的な略円弧状の断面を有する溝部46aが形成され、図2の型押しローラ46Bの外周面の中央にはフランジ27の外周部27aと相補的な略円弧状の断面を有する溝部46bが形成されている。図1のブラケット41の高さは溝部46aがフランジ26と上下方向に一致するよう調整され、図2のブラケット41の高さは溝部46bがフランジ27と上下方向に一致するよう調整されている。
【0031】
抜け止め機構50は、ロッド13の上端部に取り付けられたブラケット51と、そのブラケット51の先端に下向きに取り付けられた駆動源としてのエアーシリンダ52と、そのエアーシリンダ52のピストンロッド52aと連結された押さえ板53とを有している。エアーシリンダ52のピストンロッド52aを下方に伸ばすと押さえ板53がカップ本体2の底部2bに当接する。これにより、ピータ線2dやリブ2eを形成する際のカップ本体2の浮き上がりが防止される。なお、押さえ板53はピストンロッド52aの軸線を中心として回転可能な状態でピストンロッド52aに連結することが望ましい。
【0032】
以上の装置10において、ターンテーブル11が所定角度回転してカップ本体2が停止位置Ps2に繰り出されると、上述したように駆動ホイール32と保持具20のホイール25とが接触して保持具20およびカップ本体2が保持具20の軸線周りに回転駆動される。この状態から抜け止め機構50のエアーシリンダ52が起動されて押さえ板53がカップ本体2の底部2bに突き当てられ、それと同時にエアーシリンダ42のピストンロッド42aが伸ばされて図4(a)に矢印で示したように型押しローラ46Aが側壁2aに向けて駆動される。この結果、図4(b)に示すように型押しローラ46Aが側壁2aに当接して側壁2aが内側に押し込まれる。これにより溝部46aとフランジ26の外周部26aとの間に側壁2aが挟み込まれ、ピータ線2dが生じるように側壁2aにくせが付けられる。このとき、カップ本体2およびフランジ26は回転しているため、型押しローラ46Aとカップ本体2の側壁2aとの接触位置が周方向に逐次変化し、ピータ線2dがカップ本体2の周方向に徐々に形成される。従って、ピータ線2dをその全周に亘って同時に形成する場合と比較して、容器2に加わる力を大幅に低減させつつ所定の大きさのピータ線2dを形成できる。また、カップ本体2の回転に伴って型押しローラ46Aがピン45の周りに自転するため、型押しローラ46Aと側壁2aとの間に生じる摩擦抵抗が減少し、ピータ線2dを形成する際の容器2に加わる負荷をさらに減少させることができる。
【0033】
型押しローラ46Aがカップ本体2の周りを一周以上するとピストンロッド42aが縮められ、図4(c)に矢印で示すよう型押しローラ46Aが側壁2aから離される。溝部46aとフランジ26との間で挟まれた部分以外の側壁2aはその弾性により元の形状に復帰し、これによりピータ線2dがその全周に亘って側壁2aの外側に突出する。型押しローラ46Aの駆動と同時に抜け止め機構50の押さえ板53も上方に引き上げられる。
【0034】
ピータ線2dが形成されたカップ本体2は次のターンテーブル11の回転により図2の停止位置Ps3に移送される。この停止位置Ps3でも上記と同一手順により型押し機構40Bおよび抜け止め機構50が駆動されてリブ2eが側壁2aに形成される。このときの型押しローラ46B、側壁2aおよびフランジ27の関係は図4と同様であり、詳細は省略する。
【0035】
リブ2eが形成されたカップ本体2はターンテーブル11の回転により次の停止位置Ps4(図3参照)へ送られる。この停止位置Ps3からPs4へとカップ本体2が移動する際に保持具20のホイール25が駆動ホイール32から離れて回転伝達が絶たれるが、慣性により保持具20は停止位置Ps4で暫く回転を続ける。停止位置Ps4には接着剤4(図6参照)を吹き付ける不図示のノズルが設置されており、カップ本体2の回転により、その全周にほぼ均等に接着剤4が塗布される。以降の停止位置Ps5〜Ps7ではスリーブ3の組み付けや検査が行われ、最後の停止位置Ps8で紙カップ1が保持具20から取り出される。
【0036】
本発明は上述した形態に限定されることなく、種々の形態にて実施できる。例えば図7に示したように型押しローラ46A、46Bを同一の停止位置に設置してピータ線2dおよびリブ2eを同時に形成してもよい。この場合には、型押しローラ46Aと型押しローラ46Bとをカップ本体2の半径方向反対側に設置して各ローラ46A,46Bがカップ本体2を押し込む力を互いに逆向きに作用させ、それによりカップ本体2の偏りやずれを防ぐことができる。
【0037】
フランジ26,27の外周に溝部46a,46bをそれぞれ形成し、型押しローラ46A,46Bの外周に図1および図2のフランジ26,27の外周部26a,27aに相当する突部を形成した場合には、ピータ線2dやリブ2eをカップ本体2の内側に膨らむように形成することができる。なお、カップ本体2の内径に余裕があるときは、型押し機構40A,40Bをカップ本体2の内側に配置し、カップ本体2の外周側にフランジ26,27に相当する型部材を設けてカップ本体2を保持してもよい。この場合、型押しローラ46A,46Bに溝部46a,46bを、カップ本体2の外周の型部材にフランジ26,27の外周部26a,27aに相当する突部をそれぞれ設けたならばカップ本体2の内側に突出するピータ線2dやリブ2eを形成でき、その逆にフランジ26,27の外周部26a,27aに相当する突部を型押しローラ46A,46Bに、溝部46a,46bをカップ本体2の外周の型部材にそれぞれ設けたならばカップ本体2の外側に突出するピータ線2dやリブ2eを形成できる。
【0038】
本発明はカップ本体2とスリーブ3とを組み合わせた紙カップ1の成型に限らず、ピータ線2dやリブ2eのような突条部を必要とする各種の容器の成型に利用できる。容器を一周する突条部に限らず、周方向に沿って部分的に設けられる突条部の成型にも本発明は適用できる。
【0039】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の成型装置および成型方法によれば、容器の周方向に沿って徐々にピータ線およびリブを形成するため、ピータ線およびリブをその周方向の全長に亘って同時に形成する場合よりも容器に加わる力を低減させつつ所望の大きさのピータ線およびリブの双方を形成できる。そして、特に容器を内側から保持して回転させつつその外周側から型部材を押し付けてピータ線およびリブを形成する場合には、容器の内部における型部材の駆動を不要として成型装置の構成を簡素化でき、容器の外側の型部材を回転可能なローラとして構成した場合には容器の負荷をより低減させることができる。さらに、容器の浮き上がりを防止した場合にはピータ線およびリブの蛇行等の加工不良を防止できる。そして、容器の外周側に第1もしくは第2の雌型部材を配置した場合には、容器の外周側からの操作だけで容器の外周側に膨らむピータ線およびリブを形成できる。また、特に容器を保持具の装着したまま複数の工程間で搬送し、その搬送経路の途中にピータ線およびリブを形成するための各種の機構を設けた場合には、ピータ線およびリブの形成の前後で容器内に保持具や型部材を出し入れする必要がなく、作業効率が向上する。さらに、容器を押し込む力を互いに逆向きに作用させ、それにより容器の偏りやずれを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用された紙カップの成型装置のうち、ピータ線を成型する部分の構成を示す図。
【図2】 本発明が適用された紙カップの成型装置のうち、リブを成型する部分の構成を示す図。
【図3】 図1および図2に示したターンテーブルとカップ保持具との関係を示す平面図。
【図4】 図1に示した機構によりピータ線を成型する手順を示した図。
【図5】 図1〜図3の成型装置で成型される紙カップの断面図。
【図6】 図5の紙カップの製造工程を示す図。
【図7】 図1の変形例を示す図。
【符号の説明】
1 紙カップ
2 カップ本体(容器)
2a 側壁
2b 底部
2d ピータ線
2e リブ
3 スリーブ
4 接着剤
10 成型装置
11 ターンテーブル(搬送手段)
20 カップ保持具
21 ベアリング
23 支持軸
24 止め具
25 ホイール(周方向駆動手段)
26 フランジ(第1の雄型部材)
27 フランジ(第2の雄型部材)
26a,27a フランジの外周部(突部)
28 底部支持板
30 回転駆動機構
31 モータ(周方向駆動手段)
32 駆動ホイール(周方向駆動手段)
40A 型押し機構(第1の型押し機構)
40B 型押し機構(第2の型押し機構)
42 エアーシリンダ(半径方向駆動手段)
46A 型押しローラ(第1の雌型部材)
46B 型押しローラ(第2の雌型部材)
46a,46b 溝部
50 抜け止め機構

Claims (8)

  1. 容器の側壁にその周方向へ延び、かつ前記容器の上下方向の位置が互いに異なるように注入物の適量位置を示すピータ線とリブをそれぞれ形成可能な成型装置であって、
    前記側壁を挟むように対向させて配置され、互いの対向部分には前記ピータ線の凹面側を成型するための突部および前記ピータ線の凸面側を成型するための溝部がそれぞれ形成された第1の雄型部材および第1の雌型部材と、
    前記第1の雄型部材および前記第1の雌型部材と上下方向の位置が異なり、前記側壁を挟むように対向させて配置され、互いの対向部分には前記リブの凹面側を成型するための突部および前記リブの凸面側を成型するための溝部がそれぞれ形成された第2の雄型部材および第2の雌型部材と、
    前記第1および第2の雄型部材と前記第1および第2の雌型部材のうち、前記容器の外側に配置された部材を前記容器の半径方向に相対的に接近および離間させる半径方向駆動手段と、
    前記第1および第2の雄型部材と前記第1および第2の雌型部材とによって前記側壁が挟まれる位置が前記周方向に変化するように前記第1および第2の雄型部材または前記第1および第2の雌型部材の少なくともいずれか一方と前記容器との間に相対的な回転運動を与える周方向駆動手段と、を具備し、
    前記第1の雄型部材および前記第1の雌型部材と前記第2の雄型部材および前記第2の雌型部材とを前記容器を介して反対側に設置し、前記第1の雄型部材または前記第1の雌型部材のうち、前記容器の内側に配置された部材がフランジ状に形成されるとともに、前記第2の雄型部材または前記第2の雌型部材のうち、前記容器の内側に配置された部材がフランジ状に形成されていることを特徴とする容器の成型装置。
  2. 前記容器をその内側から保持しつつ当該容器の中心線の周りに回転可能な保持具を具備し、前記保持具には前記第1もしくは第2の雄型部材または前記第1もしくは第2の雌型部材のいずれか一方の型部材が設けられ、前記第1もしくは第2の雄型部材または前記第1もしくは第2の雌型部材のいずれか他方の型部材が前記容器の外周側に配置され、前記半径方向駆動手段は前記容器の外周側に配置された前記他方の型部材を前記容器の半径方向に駆動し、前記周方向駆動手段は前記保持具を回転駆動することを特徴とする請求項1記載の容器の成型装置。
  3. 前記保持具に設けられた前記一方の型部材が前記保持具の全周に亘って設けられていることを特徴とする請求項2記載の容器の成型装置。
  4. 前記容器の外周側に設けられた前記他方の型部材が前記容器の中心線と平行な軸線の周りに回転自在なローラとして構成されていることを特徴とする請求項2記載の容器の成型装置。
  5. 前記保持具からの前記容器の浮き上がりを防止する抜け止め機構を備えたことを特徴とする請求項2記載の容器の成型装置。
  6. 前記容器の内周側に前記第1および第2の雄型部材が、前記容器の外周側に前記第1および第2の雌型部材がそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の成型装置。
  7. 容器の側壁にその周方向へ延び、かつ前記容器の上下方向の位置が互いに異なるように注入物の適量位置を示すピータ線とリブをそれぞれ形成可能な成型装置であって、
    前記容器をその内側から保持しつつ当該容器の中心線の周りに回転可能な保持具と、
    前記保持具を回転駆動する回転駆動機構と、
    前記保持具の側方に配置され、前記容器の中心線と平行な軸線の周りに回転可能な第1の型押しローラおよびその型押しローラを前記容器の半径方向に往復運動させる駆動手段を備えた第1の型押し機構と、
    前記第1の型押し機構と上下方向の位置が異なり、前記保持具の側方に配置され、前記容器の中心線と平行な軸線の周りに回転可能な第2の型押しローラおよびその型押しローラを前記容器の半径方向に往復運動させる駆動手段を備えた第2の型押し機構と、を具備し、
    前記ピータ線の凸面側を成型するための溝部または前記ピータ線の凹面側を成型するための突部のいずれか一方が前記第1の型押しローラの外周に設けられるとともに、前記リブの凸面側を成型するための溝部または前記リブの凹面側を成型するための突部のいずれか一方が前記第2の型押しローラの外周に設けられ、前記保持具には前記溝部または前記突部のいずれか他方が前記第1および第2の型押しローラに設けられた前記溝部または前記突部と前記中心線の方向に位置を合わせた複数のフランジが設けられ、
    前記第1の型押し機構と前記第2の型押し機構とが前記容器を介して反対側に設置されていることを特徴とする容器の成型装置。
  8. 複数の工程間で前記保持具を移動させる搬送手段を具備し、前記回転駆動機構および前記第1および第2の型押し機構が前記搬送手段による前記保持具の搬送経路の途中に設置されていることを特徴とする請求項記載の容器の成型装置。
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