JP3274425B2 - 断熱容器のスリーブ製造装置 - Google Patents

断熱容器のスリーブ製造装置

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JP3274425B2 JP37366298A JP37366298A JP3274425B2 JP 3274425 B2 JP3274425 B2 JP 3274425B2 JP 37366298 A JP37366298 A JP 37366298A JP 37366298 A JP37366298 A JP 37366298A JP 3274425 B2 JP3274425 B2 JP 3274425B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱容器の外装に
使用されるスリーブの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱湯等の注入に適した紙容器として、例
えば実開昭52−97282号、特開平4−20184
0号公報には、容器本体の外側にスリーブを被せて断熱
性を向上させたものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したスリーブは、
扇状のブランクを所定のマンドレルの外周に巻き付けつ
つその両端部を貼り合わせて製造される。この製造で
は、ブランクをその貼り合わせ部分に接着剤を塗布した
上でマンドレルの直下に供給したり、マンドレル上でス
リーブの軸端にカール部を加工する必要があり、そのよ
うな処理を効率的に行える装置の開発が望まれている。
しかも、スリーブは薄くて強度も低いために、カール部
の加工には注意が必要である。カール部の加工等によ
り、スリーブがマンドレル上に堅く密着することがあ
り、そのような状態でもスリーブを傷めることなく装置
から取り出せるよう配慮することも必要である。
【0004】本発明は、断熱容器のスリーブの製造に伴
う各種の処理を合理的かつ効率よく行える装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0006】請求項1の発明は、扇状のブランク
(3′)から、断熱容器(1)の外装として使用される
テーパ筒状のスリーブ(3)を成形する断熱容器のスリ
ーブ製造装置であって、前記スリーブの内周に嵌合可能
なテーパ軸状の胴部(140)を有するマンドレル(1
4)と、前記マンドレルを所定の周回経路に沿って搬送
する搬送装置(12,13)と、前記周回経路上の所定
位置に繰り出される前記マンドレルの直下に、前記ブラ
ンクをその一端部(3c)に前記接着剤を塗布して供給
するブランク供給装置(20)と、前記ブランク供給装
置から供給された前記ブランクを前記一端部に塗布され
た接着剤が他端部(3c)と重なるようにして前記マン
ドレルに巻き付ける巻き付け装置(30)と、前記マン
ドレル上にて形成された前記スリーブの継ぎ目部(3
d)を相互に押さえ付けるシール装置(40,50)
と、前記周回経路に沿って並べて設けられ、前記マンド
レルからの前記スリーブの突出部(3e)に加工治具
(73)を押し付けてカール部(3a)を加工する複数
のカール加工装置(70A,70B,70C)と、前記
カール部が加工された前記スリーブを前記マンドレルか
ら取り外すスリーブ排出装置(80)とを備え、前記複
数のカール加工装置の少なくとも一つは、前記加工治具
(73)を加熱して前記スリーブの前記突出部に押し付
けることを特徴とする。
【0007】この発明によれば、加工治具の熱によりス
リーブが軟化するために、加熱しない場合と比較して小
さい力でカール部を加工できる。加工に必要な力が小さ
くなれば、マンドレル上のスリーブに加わる負荷が減少
する。製造後にマンドレルからスリーブを取り出す際も
その作業を容易に行えるようになり、装置の構成を簡素
化できる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の製造
装置において、前記複数のカール加工装置の少なくとも
二つが前記加工治具(73)を加熱して前記スリーブ
(3)の前記突出部(3e)に押し付けるように構成さ
れ、それら加熱される加工治具のうち、前記搬送経路の
上流側の加工治具よりも下流側の加工治具の方が温度が
低く設定されることを特徴とする。
【0009】一般に、スリーブに対するカール部の加工
を複数の工程に分けて行う場合、後工程ではスリーブに
折りぐせがついて前工程よりも加工が容易となる。そこ
で、本発明では、後工程での加工治具の加熱温度を下げ
ることにより、スリーブの印刷等に対する熱の影響を最
小限に止めるようにした。
【0010】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載の製造装置において、前記複数のカール加工装置のう
ち、前記搬送経路の最も上流側に配置されるカール加工
装置(70A)は、前記加工治具(73)を回転させな
がら前記スリーブ(3)の前記突出部(3d)に押し付
けるように構成されていることを特徴とする(図15参
照)。
【0011】この発明によれば、カール部の加工に対す
る抵抗が最も大きい最初の工程で加工治具を回転させる
ことにより、その加工治具を加熱する必要がなくなる
か、またはあってもその加熱温度を下げることができ
る。これにより、スリーブに対する熱の負担を低下させ
ることができる。カール加工の準備としてシリコン液の
ような下処理材をスリーブに塗る場合には、加工治具の
回転によってその下処理材をスリーブの全周に均一に広
げることができる。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のスリーブ製造装
置により製造されたスリーブを外装として使用した断熱
容器としての紙カップを、図2はその紙カップの製造手
順の概略をそれぞれ示している。
【0026】これらの図に示すように、紙カップ1は、
容器本体としてのカップ本体2とその外周を覆うスリー
ブ3とを組み合わせて構成される。カップ本体2は側壁
2aと底部2bとを有する略円錐台形に形成される。カ
ップ本体2の口部には外側に向かってカール部2cが形
成される。カール部2cの成形後、側壁2aにリブ2
d,2eがそれぞれカップ本体2の半径方向内側または
外側に膨らむように形成される。リブ2dはカップ本体
2への注入物(例えば湯)の適量位置を示すピーター線
として設けられている。一方、リブ2eはカップ本体2
を補強するために設けられる。リブ2eはリブ2dより
も幾らか大きく形成される。リブ2d,2eはスリーブ
3の内面と接触しないようにそれぞれの突出量が定めら
れる。カップ本体2の素材には例えば坪量150〜40
0g/m2の紙が使用され、少なくともその内面は耐熱
性や耐水性を高めるための被覆層(例えばポリエチレン
層)にて覆われる。なお、リブ2dはカップ本体2の外
側に突出させてもよく、リブ2eはカップ本体2の内側
に突出させてもよい。
【0027】スリーブ3は紙カップ1の断熱性を高める
ために設けられる。図2から明らかなように、扇形のブ
ランク3′の両端部3c、3cを貼り合わせ、下端に内
向きのカール部3aを形成してスリーブ3が形成され
る。そして、カップ本体2のカール部2cの直下に設定
された所定の接着範囲(図2のハッチング領域)BDに
接着剤4を塗布してカップ本体2とスリーブ3とを組み
合わせ、スリーブ3の上端部3bとカップ本体2の側壁
2aとを相互に接着して紙カップ1が形成される。な
お、リブ2dがカップ本体2の半径方向外側に膨らむ場
合には、接着範囲BDがリブ2dを含まないように設定
される。スリーブ3の素材には例えば坪量150〜40
0g/m2の紙が用いられる。スリーブ3が湯や水に触
れるおそれがない場合、カップ本体2のような被覆層を
スリーブ3に設ける必要はない。スリーブ3の外周面に
は商標等の印刷が施されるが、その印刷はブランク3′
の段階で行われる。以下では、印刷が施される面をブラ
ンク3′の表面と呼び、その反対側の面を裏面と呼ぶ。
【0028】図3〜図5は、上述したスリーブ3の製造
装置を示すもので、図3は平面図、図4は図3のIV方向
からの側面図、図5は図3のV部の拡大図である。これ
らの図に示すように、製造装置10は、工場の床面上に
設置されるフレーム11と、駆動装置12とを有してい
る。駆動装置12は、駆動源としてのモータ120の回
転をチェーン、ギヤ等の周知の伝達要素を介して製造装
置10の各部に分配する。フレーム11の上部には、タ
ーンテーブル13が鉛直方向の回転軸130を中心とし
て回転可能に設けられている。ターンテーブル13の外
周には、ブランク3′を巻き付けるための8個のマンド
レル14…14がターンテーブル13の回転方向に等間
隔(45°)で取り付けられている。
【0029】図6にも示したように、マンドレル14
は、先端に向かうほど直径が減少するテーパ軸状の外周
面を備えた胴部140を有している。胴部140の中心
線はターンテーブル13の半径方向に向けられている。
胴部140はスリーブ3の寸法に応じて適宜変更される
が、その全長はスリーブ3の軸線方向の高さよりも短
い。ターンテーブル13の中心軸130は間欠駆動機構
15を介して駆動装置12と連結される。間欠駆動機構
15は、駆動装置12から導かれる連続的な回転運動を
ターンテーブル13の間欠的な回転運動に変換する。こ
のような間欠駆動機構15としては、例えばゼネバ機構
等の周知の機構を用いることができる。
【0030】間欠駆動機構15により、ターンテーブル
13は一回につき45°の割合で図5の矢印F方向に間
欠的に回転駆動される。これにより、ターンテーブル1
3の周囲にはマンドレル14の停止位置として、マンド
レル14と同数のステーションST…STが規定され
る。そして、ターンテーブル13の周囲には、スリーブ
3の製造に必要な装置として、巻き付け装置30、補助
シール装置50、カール準備装置60、カール加工装置
70A、70B、70Cおよびスリーブ排出装置80が
各ステーションSTに振り分けるようにして設けられて
いる。また、巻き付け装置30の側方にはブランク供給
装置20が設けられている(図3および図4参照)。さ
らに、ターンテーブル13の上方には主シール装置40
が設けられている。各装置の概要は次の通りである。
【0031】ブランク供給装置20は、ブランク3′の
一端部3cに接着剤を塗布して巻き付け装置30に一枚
ずつ供給する。巻き付け装置30は、供給されたブラン
ク3′をマンドレル14に巻き付ける。主シール装置4
0は、マンドレル14上に巻き付けられたスリーブ3の
継ぎ目部3d(図2参照)を拘束してその接着を促進す
る。補助シール装置50は、継ぎ目部3dのうち、マン
ドレル14の先端からはみ出た部分を押さえてその接着
を促進する。カール準備装置60はカール部3aの加工
に備えてスリーブ3の端部にカールを促進する材料(例
えばシリコン液)を塗布する。カール加工装置70A〜
70Cはスリーブ3の軸端にカール部3aを加工する。
そして、スリーブ排出装置80は、完成したスリーブ3
をマンドレル14から取り出して装置10外へ搬出す
る。
【0032】図7〜図11はブランク供給装置20の詳
細を示している。図7および図8に示すように、ブラン
ク供給装置20の前半部には、ブランクホルダ21と、
ブランク取り出し装置22と、コンベア(第1の搬送装
置)23と、接着剤塗布装置24とが設けられている。
また、図10および図11に示すように、ブランク供給
装置20の後半部には、ホイール装置(反転装置、迂回
装置)25と、ブランク送り込み装置(第2の搬送装
置)26とが設けられている。
【0033】図7〜図9に示すように、ブランクホルダ
21は、フレーム11に支持されたベース210と、そ
のベース210の取出口210aの周囲に取り付けられ
た多数のロッド211とを有している。ロッド211の
下端には拡大部211aが設けられ、それらの上方に多
数のブランク3′がその表面(印刷が施された面)を上
にして積層される。
【0034】ブランク取り出し装置22は、ブランクホ
ルダ21の取出口210aの下方に配置された吸引ユニ
ット220と、その吸引ユニット220を上下に駆動す
るエアーシリンダ221とを有している。吸引ユニット
220はその上端に複数の吸盤222…222を備えて
いる。装置10の稼働中、エアーシリンダ221は一定
の周期で吸引ユニット220を上下に往復駆動する。吸
引ユニット220が上昇すると吸盤222がブランクホ
ルダ21の下端のブランク3′の下面に押し付けられ、
それに同期して不図示の吸引手段により吸盤222の吸
着面からエアーが吸引されてブランク3′が吸盤222
に吸着される。吸着されたブランク3′は、吸引ユニッ
ト220の下降に伴ってロッド211の拡大部211a
を乗り越え、コンベア23のガイドレール230,23
1上に移される。ブランク3′がレール230,231
上に取り出されると、吸盤222からのエアーの吸引が
停止して吸盤222がブランク3′の下方へ離間する。
この動作の繰り返しによってブランク3′が一枚ずつコ
ンベア23へ取り出される。なお、吸盤222がブラン
ク3′の裏面に吸着するため、印刷を傷めるおそれがな
い。
【0035】コンベア23は、上述したガイドレール2
30,231と、スプロケット232a,232b間に
巻き掛けられてガイドレール230と平行に走行する一
対のチェーン233,233とを有している。各チェー
ン233にはブランク3′と係合する複数の爪234…
234が所定の間隔で取り付けられている。上述した駆
動装置12のチェーン121等を介して駆動部235に
伝達される回転運動により、各チェーン233は図7の
矢印F方向に一定速度で連続的に駆動される。これによ
り、ガイドレール230,231上に取り出されたブラ
ンク3′がホイール装置25に向けて一定速度で送られ
る。なお、図8から明らかなように、ブランク3′は、
その一端部3cがコンベア23の搬送方向と平行になる
ようにして搬送される。図3から明らかなように、コン
ベア23の搬送方向は、巻き付け装置30の直上に繰り
出されるマンドレル14の中心線CLと平行である。
【0036】図7および図8に示すように、接着剤塗布
装置24は、接着剤を蓄える糊皿240と、下部が糊皿
240内の接着剤に浸される塗布ローラ241と、その
塗布ローラ241の上部に対向して配置された押えロー
ラ242と、そのローラ242を上下に駆動するエアー
シリンダ243とを有している。塗布ローラ241は、
コンベア23の駆動部235からチェーン244、軸2
45、チェーン246等を介して伝達される動力によ
り、コンベア23によるブランク3′の搬送に同期して
一定速度で回転駆動される。
【0037】チェーン233により搬送されるブランク
3の一端部3cがガイドレール230の搬送面230a
からローラ241の上端へと移動すると、エアーシリン
ダ243によりローラ242がローラ241側へ押し込
まれてローラ241,242間にブランク3′の一端部
3cが挟まれる。これにより、糊皿240に蓄えられた
接着剤が塗布ローラ241の外周を介してブランク3′
の一端部3cの裏面側に塗布される。接着剤塗布後のブ
ランク3′はコンベア23によりホイール装置25まで
送られる。
【0038】図10および図11に示すように、ホイー
ル装置25は、フレーム11により、コンベア23の搬
送方向に対して直交する軸線の周りに回転自在に支持さ
れたホイール軸250と、そのホイール軸250に一体
回転可能に取り付けられた互いに平行な一対のホイール
251,251とを有している。ホイール軸250は、
コンベア23によるブランク3′の搬送面230aとほ
ぼ同一の高さに支持されている。また、各ホイール25
1にはブランク3′を受け入れるスリット252…25
2が周方向に一定のピッチで形成されている。ホイール
251の直径は互いに等しく、スリット252の数およ
び半径方向の深さも互いに等しい。換言すれば、ホイー
ル軸250の中心から各スリット252の内周側の端部
までの距離はすべて同一である。また、各ホイール25
1,251は、装置10を上方からみたときに、巻き付
け装置30の真上に繰り出されたマンドレル14の中心
線CLに関して対称に配置される。
【0039】図11から明らかなように、ホイール軸2
50の一端には、間欠駆動機構15から取り出された間
欠的な回転運動がチェーン253、254およびウォー
ム機構255を介して入力される。ターンテーブル13
の回転と、ホイール252の回転との関係は、ターンテ
ーブル13が45°回転するとそれに同期してホイール
252がスリット252のピッチ角だけ図10の矢印R
方向に回転駆動されるように設定されている。
【0040】従って、コンベア23の終端(図10の右
端)には、ターンテーブル13が所定角度回転する毎
に、空のスリット252がほぼ水平となるように割り出
される。その割り出されたスリット252の内部に接着
剤の塗布されたブランク3′が搬入される。スリット2
52に搬入されたブランク3′は、ホイール251の更
なる回転によってブランク供給装置23の後端側へ徐々
に搬送される。
【0041】ホイール251によってホイール軸250
の周りにほぼ180°搬送されたブランク3′は、ブラ
ンク送り込み装置26によってスリット252から抜き
取られて巻き付け装置30に送られる。この段階で、ブ
ランク3′はその表面(印刷面)が下となるように反転
されている。しかも、そのブランク3′と、巻き付け装
置30上のマンドレル14の中心線CLとの関係は、ホ
イール251への取り込み前と比較して、ブランク3′
が中心線CLに関して左右対称となるように変化してい
る。その理由は、ブランク3′がホイール251の回転
に伴って上昇する過程でブランク3′がスリット252
内を滑り落ち、ブランク3′の小径側の端縁3f(図2
参照)が各ホイール251とスリット252の内周側の
端部で接触して支持されるためである。ホイール251
によって180°搬送される間にブランク3′の端部3
cに塗布された接着剤は適度に乾燥する。そのため、巻
き付け装置30にてマンドレル14に巻き付けられたブ
ランク3′の継ぎ目部3dの接着強度が高まる。
【0042】送り込み装置26は、ホイール251によ
って搬送されてきたブランク3′を受け止める一対のガ
イドレール260,260と、それらガイドレール26
0と平行に延びる一対のキャリア261,261と、こ
れらキャリア261を上下に駆動するエアーシリンダ2
62と、エアーシリンダ262を支持するスライダ26
3と、そのスライダ263をガイドレール260と平行
に移動可能に支持する直線案内装置264とを有してい
る。スライダ263には上下に延びるカム溝263aが
形成され、そのカム溝263aはカムホイール265に
取り付けられたカムフォロア265aと嵌合する。
【0043】カムホイール265は、駆動装置12から
チェーン122等を介して伝達される回転運動により一
定方向に一定速度で回転駆動される。このカムホイール
265の回転がカムフォロア265aとカム溝263a
とによってスライダ263の直線運動に変換されてキャ
リア261がガイドレール260と平行な方向に往復運
動する。
【0044】キャリア261が巻き付け装置30に向か
って前進するときは、エアーシリンダ262によってキ
ャリア261が持ち上げられ、キャリア261の後端
(図10の左端)の爪261aがガイドレール260に
受け止められたブランク3′と係合する。そのため、キ
ャリア261の前進に伴ってブランク3′がホイール2
51から送り出される。キャリア261がホイール25
1側へ戻るときはキャリア261が下降する。これによ
り、爪261aはホイール251の次の回転によってガ
イドレール260上に降りてくる次のブランク3′と干
渉することなくそのブランク3′の内周側に戻される。
【0045】爪261aによってホイール251から取
り出されたブランク3′は、次にキャリア261が前進
するときにその先端の爪261bと係合して巻き付け装
置30の直上まで送り込まれる。このとき、ブランク
3′は、所定の位置決め基準面(不図示)に突き当てら
れて中心線CLの方向に正確に位置決めされる。なお、
キャリア261の往復運動の周期は、ターンテーブル1
3の間欠的な回転運動の周期と等しい。ターンテーブル
13が回転してスリーブ3が巻かれていないマンドレル
14が巻き付け装置30の真上に繰り出されるとき、キ
ャリア261が前進して巻き付け装置30にブランク
3′が供給される。
【0046】図12は巻き付け装置30の詳細を示して
いる。巻き付け装置30は、フレーム11に固定された
ベース31と、そのベース31に軸310を介して回動
可能に取り付けられた一対のアーム32,32と、それ
らアーム32、32を軸320の周りに駆動する駆動機
構33と、軸310に重なり合うようにしてベース31
に取り付けられたセンタ押し装置34とを有している。
アーム32には、マンドレル14の軸部140の外周面
に沿って湾曲した内周面320aを有する巻き付け具3
20が取り付けられている。
【0047】駆動機構33は水平な駆動軸330を備え
ている。駆動軸330の軸端にはスプロケット330a
が設けられ、そのスプロケット330aにはチェーン1
26(図4参照)を介して駆動装置12の連続的な回転
運動が入力される。駆動軸330に導かれた回転はクラ
ンク機構331,331によってプッシュロッド33
2,332の往復上下運動に変換される。各プッシュロ
ッド332はベース31のガイド311により上下方向
のみに案内される。
【0048】プッシュロッド332の上端はピン33
3、リンク334、およびピン335を介してアーム3
2と連結されている。これにより、プッシュロッド33
2の上下運動に連係してアーム32が軸310を中心に
一定の周期で揺動する。アーム32の揺動運動の周期は
ターンテーブル13の間欠的な回転運動の周期と等し
い。センタ押し装置34は、マンドレル14の下端と対
向するように配置された押え具340と、その押え具3
40をマンドレル14の下端に押し付けるエアーシリン
ダ341とを有している。
【0049】巻き付け装置30の上方にブランク3′お
よびマンドレル14が供給されるとき、アーム32は想
像線で示したようにブランク3′よりも下方に後退す
る。ブランク3′が供給されると、エアーシリンダ34
1により押え具340が押し上げられてブランク3′の
中心がマンドレル14の下端に押さえ付けられる。続い
て、アーム32がマンドレル14に向かって回動し、ブ
ランク3′が徐々にマンドレル14の胴部140に巻き
付けられる。プッシュロッド332がその移動範囲の上
端まで移動すると、図12に実線で示したようにアーム
32の巻き付け具320がマンドレル14の外周をその
上端を除いてほぼ完全に包囲する。これにより、ブラン
ク3′が胴部140の外周にほぼ完全に巻き付けられ
る。このとき、ブランク3′の端部3b、3bがマンド
レル14の上端で重なり合って継ぎ目部3d(図2参
照)が形成される。なお、裏面に接着剤の塗布された端
部3cが、反対側の端部3cよりも継ぎ目部3dの外側
に位置するように、アーム32,32の動作タイミング
は僅かにずらされる。
【0050】この後、プッシュロッド332が下降に転
じてアーム32がマンドレル14から遠ざかるととも
に、エアーシリンダ341により押え具340が下方に
引き込まれる。それに合わせてターンテーブル13が回
転して次のマンドレル14およびブランク3′が巻き付
け装置30へと搬入される。そして、プッシュロッド3
32が再び上昇を開始して上記と同様にブランク3′の
巻き付けが行われる。
【0051】巻き付け装置30にてマンドレル14上に
形成されたスリーブ3の継ぎ目部3dは主シール装置4
0にてマンドレル14上に押し付けられる。
【0052】図6に示したように、主シール装置40
は、マンドレル14の上方に配置されたエアーシリンダ
41と、そのエアーシリンダ41の可動部410から吊
り下げられた鏝42とを有している。エアーシリンダ4
1および鏝42は各マンドレル14に対して一ずつ設け
られており、エアーシリンダ41はサポート43を介し
てターンテーブル13に取り付けられている。従って、
エアーシリンダ41およびそこから吊り下げられた鏝4
2はターンテーブル13の駆動に応じてマンドレル14
と一体的に回転する。
【0053】エアーシリンダ41の可動部410は鉛直
方向に動作可能である。鏝42はマンドレル14の外周
面に沿って傾けられており、その長さはマンドレル14
の全長にほぼ等しい。鏝42は、内蔵するヒーター(不
図示)により、継ぎ目部3dの接着を促進するために適
切な温度(例えば100°C)に加熱される。
【0054】巻き付け装置30によりマンドレル14に
ブランク3′が巻き付けられる際、鏝42はエアーシリ
ンダ41によってマンドレル14から上方に離れた位置
に保持される。巻き付け装置3の巻き付け具320によ
ってブランク3′がマンドレル14に巻き付けられる
と、それら巻き付け具320がマンドレル14から離れ
るよりも前にエアーシリンダ41によって鏝42が継ぎ
目部3dに押し付けられる。これにより、継ぎ目部3d
が加熱かつ押圧されて接着剤による接着が促進される。
鏝42による継ぎ目部3dの加熱および押圧は、マンド
レル14がスリーブ排出装置80(図5参照)に達する
まで継続して行われる。そして、マンドレル14が排出
装置80に搬入されると、エアーシリンダ41によって
鏝42がマンドレル14の上方へ引き離される。
【0055】サポート43の上部には、エアーシリンダ
41への圧縮エアーの供給方向を切り換える方向切換弁
44が各エアーシリンダ41に対して1つずつ設けられ
ている。方向切換弁44はデテントタイプのスプール
(不図示)を内蔵する。そのスプールの位置は、方向切
換弁44の両端に突出した押釦440,441を択一的
に押し込み操作することによって切り換わる。押釦44
0が押し込まれたときは、エアーシリンダ41を下方へ
駆動するように方向切換弁44の位置が変化する。押釦
441が押し込まれたときにはエアーシリンダ41を上
方へ駆動するように方向切換弁44の位置が変化する。
巻き付け装置30の近傍には、この方向切換弁44を押
し込み操作するための可動部450を有するエアーシリ
ンダ45が設けられている(図5参照)。巻き付け装置
30がマンドレル14にブランク3′を巻き付けるタイ
ミングに合わせてエアーシリンダ45が駆動されてその
可動部450が押釦440を押し込み操作する。これに
応答して、エアーシリンダ41が下方へ駆動されて鏝4
2がスリーブ3の継ぎ目部3dに押し当てられる。ま
た、図6に想像線で示すように、排出装置80の近傍に
は、押釦441を押し込み操作するためのロッド46が
設けられている。ロッド46は、その先端にベアリング
460を有している。マンドレル14が排出装置80へ
と搬入されるとき、押釦441がベアリング460に接
触して押し込まれることにより、排出装置80によるス
リーブ3の排出操作に先立って鏝42がマンドレル14
から引き離される。
【0056】図13は補助シール装置50の要部を示し
ている。補助シール装置50は、上下に並べられた一対
の挟み具51,51と、それら挟み具51,51を互い
に接離するように駆動するエアーシリンダ等のアクチュ
エータ52とを有している。アクチュエータ52および
それに支持された挟み具51は、上述した駆動装置12
から供給される動力により、次のように駆動される。
【0057】まず、ターンテーブル13が停止している
ときはアクチュエータ52が図13(b)の位置で停止
する。このとき、アクチュエータ52によって挟み具5
1,51が互いに接近する方向に駆動される。それによ
り、スリーブ3の継ぎ目部3dのうち、マンドレル14
からの突出部3eに含まれる部分が挟み具51,51に
て互いに挟み込まれる。挟み具51は、内蔵する不図示
のヒーターにより適温(主シール装置40の加熱温度よ
りも高温)に加熱される。挟み具51による加熱と加圧
とによって継ぎ目部3dのマンドレル14からの突出部
分の接着が促進される。
【0058】ターンテーブル13が回転するときには、
図13(a)に示すようにアクチュエータ52によって
挟み具52が互いに離れる方向に保持される。そして、
駆動装置12からの動力により、アクチュエータ52は
ターンテーブル13の半径方向外側へ一旦後退して次の
マンドレル14の搬入が許容される。ターンテーブル1
3の回転が半ばを過ぎると、アクチュエータ52の動作
方向が反転して挟み具51がマンドレル14側へ前進す
る。ターンテーブル13の回転が停止するとアクチュエ
ータ52が図13(b)の位置に復帰し、それに同期し
てアクチュエータ52が駆動されて挟み具51による継
ぎ目部3dの挟み込みが開始される。
【0059】図5に示すように、カール準備装置60
は、マンドレル14と対向するパッド61を有してい
る。パッド61には、上述したカールを促進する材料と
して、シリコン液が含浸されている。パッド61は駆動
装置12から供給される動力によりターンテーブル13
の半径方向に駆動される。ターンテーブル13が回転し
ているときはパッド61がマンドレル14上のスリーブ
3から離れている。ターンテーブル13が停止すると、
パッド61がスリーブ3の突出部3eに押し付けられて
シリコン液が塗布される。
【0060】図14に示すように、カール加工装置70
Aは、ターンテーブル13の半径方向に移動可能なスラ
イダ71と、そのスライダ71のターンテーブル13と
対向する側に複数のばね72…72を介して取り付けら
れた加工治具73とを有している。加工治具73は、内
蔵する不図示のヒーターにより所定の温度(例えば17
0〜190°C)に加熱される。スライダ71は、駆動
装置12から供給される動力によりターンテーブル13
の回転に連係して半径方向に繰り返し駆動される。ター
ンテーブル13が回転しているときは加工治具73がマ
ンドレル14上のスリーブ3から離れている。ターンテ
ーブル13が停止すると、加工治具73がスリーブ3の
突出部3eに押し付けられる。加工治具73による加熱
と加圧とによってスリーブ3の突出部3eは徐々に内側
へとカールする。なお、加工治具73のマンドレル14
との対向面には、突出部3eのカール方向を設定する溝
730が設けられる。
【0061】カール加工装置70B、70Cもカール加
工装置70Aと同一の構成を有している。但し、スリー
ブ3を加工装置70A,70B,70Cへ順に搬送する
につれてカール部7aを徐々に成形するために、各装置
70A,70B,70Cの加工治具73の溝730は互
いに異なっている。また、最初の加工装置70Aの加工
治具73の温度は、他の加工装置70B,70Cの加工
治具730の温度よりも高く設定するとよい。加工装置
70Aでは、スリーブ3の突出部3eがカールしていな
いために他の装置70B,70Cと比較して加工の抵抗
が大きいため、加熱量を増やして加工をし易くする必要
があり、その一方、加工の抵抗が相対的に小さくなる加
工装置70B,70Cでは加熱温度を低下させてスリー
ブ3の印刷等に与える影響を抑えることが望ましいから
である。
【0062】加工装置70A,70B,70Cの少なく
とも一つでは、図15に示すように加工治具730をモ
ータ74の出力軸740に取り付けてマンドレル14の
軸線の周りに回転させてもよい。この場合、加工治具7
3の加熱は省略してよい。加工装置70Aの加工治具7
3を図15のように構成した場合にはスリーブ3の突出
部3eを加熱することなくカール部3aが生じるように
くせ折りできる利点がある。しかも、最初の加工装置7
0Aで加工治具730を回転させたならば、準備装置6
0にてスリーブ3の突出部3eに塗布されたシリコン液
が加工治具730の回転によって突出部3eの全周に均
一に分配される。
【0063】カール加工装置70Cの処理によりスリー
ブ3が完成する。完成したスリーブ3はスリーブ排出装
置80によって製造装置10から搬出される。図16お
よび図17に示すように、スリーブ排出装置80は、マ
ンドレル14上のスリーブ3にその下方からローラ81
0を押し当ててスリーブ3をマンドレル14の側方へ取
り出すローラ機構81と、ローラ機構81により取り出
されたスリーブ3を受け止めて排出コンベア82に上下
に反転した状態で受け渡す受け渡し機構83とを有して
いる。
【0064】ローラ810はモータ811により一定速
度で図16の反時計方向(矢印CCW方向)に回転駆動
される。モータ811は昇降台812に取り付けられて
いる。昇降台812は駆動装置12から供給される動力
により、ターンテーブル13の回転に連係して上下方向
に繰り返し駆動される。ターンテーブル13が回転して
いるときは昇降台812が図16の実線で示すように下
降し、ローラ810がマンドレル14の下方に離れてい
る。ターンテーブル13が停止するとローラ810がマ
ンドレル14上のスリーブ3に押し当てられ(図16の
想像線参照)、それによりスリーブ3がマンドレル14
から掻き取られるようにして受け渡し機構83へ送られ
る。
【0065】受け渡し機構83は、水平方向に延びる駆
動軸84と、その駆動軸84の軸端部840に取り付け
られたスリーブ保持体85とを有している。スリーブ保
持体85は、4枚の板材850…850を2枚ずつ十字
型に組み合わせて二組のクロスフレーム851,851
を形成し、各クロスフレーム851を中空のスペーサ8
52…852によって駆動軸84の軸線方向に適当な間
隔で重ね合わせつつ、スペーサ852の内部を通過する
ボルト853により駆動軸84上に固定して構成されて
いる。
【0066】一対のクロスフレーム851,851によ
り、スリーブ保持体85には4つのスリーブ受け部86
…86が駆動軸84の周方向に90°の間隔をおいて形
成されている。駆動軸84は、間欠駆動機構15から取
り出される間欠的な回転運動により、ターンテーブル1
3の回転に同期して図16の矢印R方向に90°ずつ回
転駆動される。ターンテーブル13が停止すると、一つ
のスリーブ受け部86がマンドレル14と対向する位置
に繰り出され、そのスリーブ受け部86の外周にはロー
ラ機構81によって取り出されたスリーブ3が放り込ま
れる。放り込まれたスリーブ3は、スリーブ受け部86
によって内周側から支持されつつ、スリーブ保持体85
の回転に伴って駆動軸84の周りを回転する。
【0067】スリーブ保持体85の周囲の一部には、ス
リーブ受け部86に保持されたスリーブ3の落下を防ぐ
ガイド87が設けられている。そして、スリーブ受け部
86が真下を向く位置まで移動すると、ガイド87から
スリーブ3が外れてコンベア82上に落下する。落下し
たスリーブ3はコンベア82により製造装置10から搬
出される。
【0068】本発明は上述した実施形態に限定されず、
種々の形態にて実施してよい。例えば、スリーブは、図
1の紙カップ1のものに限らず、各種の容器の外装が対
象となる。加熱された加工治具によるカール部の加工は
図18に示したいずれの例にも適用できる。図18
(a)はスリーブ3の小径側の端部に内向きカール部3
aを加工する例を、(b)はスリーブ3の小径側の端部
に外向きカール部3gを加工する例を、(c)はスリー
ブ3の大径側の端部に内向きカール部3hを加工する例
を、(d)はスリーブ3の大径側の端部に外向きカール
部3iを加工する例をそれぞれ示している。同様に、カ
ップ本体2のカール部も加熱された加工治具を押し付け
て加工してもよい。
【0069】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の断熱容
器の製造装置によれば、加熱された加工治具によりスリ
ーブを軟化させて小さい力でカール部を加工できるの
で、マンドレル上のスリーブの負担を減らすことができ
る。これにより、スリーブの製造不良が減少して歩留ま
りが向上する。製造後にマンドレルからスリーブを取り
出す際もその作業を容易に行えるようになり、装置の構
成を簡素化できる。
【0070】
【0071】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスリーブ製造装置にて成形されたスリ
ーブを有する断熱容器としての紙カップの断面図。
【図2】図1の紙カップの製造手順を示す図。
【図3】図1のスリーブを製造する装置の平面図。
【図4】図3の製造装置の矢印IV方向からの側面図。
【図5】図3のV部の拡大図。
【図6】図3の製造装置に設けられたマンドレルと主シ
ール装置とを示す図。
【図7】図3の製造装置に設けられるブランク供給装置
の前半部の側面図。
【図8】ブランク供給装置の前半部の平面図。
【図9】図7のIX−IX線に沿った断面図。
【図10】ブランク供給装置の後半部の側面図。
【図11】ブランク供給装置の後半部の平面図。
【図12】図3の製造装置に設けられた巻き付け装置の
詳細を示す図。
【図13】図3の製造装置に設けられた補助シール装置
の要部を示す図。
【図14】図3の製造装置に設けられたカール加工装置
の詳細を示す図。
【図15】図14の変形例を示す図。
【図16】図3の製造装置に設けられたスリーブ排出装
置の詳細を示す図。
【図17】スリーブ排出装置の平面図。
【図18】スリーブのカール部の例を示す図。
【符号の説明】
1 紙カップ(断熱容器) 2 カップ本体 3 スリーブ 3a カール部 3c ブランクの端部 3d 継ぎ目部 3e 突出部 3′ ブランク 12 駆動装置(搬送装置) 13 ターンテーブル 14 マンドレル 140 マンドレルの胴部 20 ブランク供給装置 23 コンベア(第1の搬送装置) 24 接着剤塗布装置 25 ホイール装置(反転装置、迂回装置) 251 ホイール 252 ホイールのスリット 26 ブランク送り込み装置(第2の搬送装置) 30 巻き付け装置 40 主シール装置 50 副シール装置 70A,70B,70C カール加工装置 73 加工治具 80 スリーブ排出装置 81 ローラ機構 810 ローラ 85 スリーブ保持体 86 スリーブ受け部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 洋一 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 山下 孝典 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 遠藤 憲一 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−201840(JP,A) 特開 平6−71790(JP,A) 特開 平8−192481(JP,A) 実開 昭52−97282(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B31B 49/00 B65D 81/38 B65D 81/34 B65D 3/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扇状のブランクから、断熱容器の外装と
    して使用されるテーパ筒状のスリーブを成形する断熱容
    器のスリーブ製造装置であって、 前記スリーブの内周に嵌合可能なテーパ軸状の胴部を有
    するマンドレルと、 前記マンドレルを所定の周回経路に沿って搬送する搬送
    装置と、 前記周回経路上の所定位置に繰り出される前記マンドレ
    ルの直下に、前記ブランクをその一端部に前記接着剤を
    塗布して供給するブランク供給装置と、 前記ブランク供給装置から供給された前記ブランクを前
    記一端部に塗布された接着剤が他端部と重なるようにし
    て前記マンドレルに巻き付ける巻き付け装置と、 前記マンドレル上にて形成された前記スリーブの継ぎ目
    部を相互に押さえ付けるシール装置と、 前記周回経路に沿って並べて設けられ、前記マンドレル
    からの前記スリーブの突出部に加工治具を押し付けてカ
    ール部を加工する複数のカール加工装置と、 前記カール部が加工された前記スリーブを前記マンドレ
    ルから取り外すスリーブ排出装置と、を備え、 前記複数のカール加工装置の少なくとも一つは、前記加
    工治具を加熱して前記スリーブの前記突出部に押し付け
    ることを特徴とする断熱容器のスリーブ製造装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のカール加工装置の少なくとも
    二つが前記加工治具を加熱して前記スリーブの前記突出
    部に押し付けるように構成され、それら加熱される加工
    治具のうち、前記搬送経路の上流側の加工治具よりも下
    流側の加工治具の方が温度が低く設定されることを特徴
    とする請求項1に記載の断熱容器のスリーブ製造装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のカール加工装置のうち、前記
    搬送経路の最も上流側に配置されるカール加工装置は、
    前記加工治具を回転させながら前記スリーブの前記突出
    部に押し付けるように構成されていることを特徴とする
    請求項1または2に記載の断熱容器のスリーブ製造装
    置。
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