JP2000318064A - 紙管成形方法、紙管成形装置及び紙管製造機 - Google Patents

紙管成形方法、紙管成形装置及び紙管製造機

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JP2000318064A
JP2000318064A JP11134007A JP13400799A JP2000318064A JP 2000318064 A JP2000318064 A JP 2000318064A JP 11134007 A JP11134007 A JP 11134007A JP 13400799 A JP13400799 A JP 13400799A JP 2000318064 A JP2000318064 A JP 2000318064A
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forming
pressing
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JP11134007A
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English (en)
Inventor
Masao Futagami
昌夫 二上
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Futagami Tekkosho Kk
Original Assignee
Futagami Tekkosho Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を減少して構造を簡単化すると共
に、保守管理を容易にし、然も、小径の紙管を容易に成
形できる様にする。 【解決手段】 ブランクAの中程をマンドレル16と押
え具17とに依り挾持し、中程が挾持されたブランクA
の両端部を外型18に依り押圧してマンドレル16の周
囲に巻き付くべく筒状に曲成させ、筒状に曲成されたブ
ランクAの両端部同士を接合手段19に依り接合させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば茶やコーヒ
ーや海苔等の容器の胴部として使用される紙管を成形す
る為の紙管成形方法及びその装置並びにこれを用いて紙
管を製造する為の紙管製造機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の紙管成形方法としては、
例えば特開平11−28774号に記載されたものが知
られている。当該紙管成形方法は、成形用型部材(マン
ドレル)と、当該成形用型部材に接離可能な可撓性を有
する成形具と、紙端接合手段とを備え、成形用型部材と
成形具とを離反させた状態にして紙製容器の胴部成形用
紙片(ブランク)を成形用型部材と、成形具との間に介
在させ、次に成形具を成形用型部材の周囲に巻きつかせ
て胴部成形用紙片を筒状に曲成すると共に、筒状に曲成
された胴部成形用紙片の両端部同士を紙端接合手段で接
合して円筒状の紙製容器の胴部(紙管)を形成する様に
したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この様なも
のは、可撓性を有する成形具を用いているので、これを
常時緊張させる緊張手段も必要となり、それだけ部品点
数が多くなって構造が複雑化すると共に、これが損耗や
損傷し易く早期に交換しなければならず、所謂保守管理
が煩雑であった。又、可撓性の成形具の厚さ分だけブラ
ンクの両端部同士を近接する事ができず、比較的小径の
紙管を成形する事が難しかった。本発明は、叙上の問題
点に鑑み、これを解決する為に創案されたもので、その
目的とする処は、部品点数を減少させて構造を簡単化す
ると共に、保守管理を容易にし、然も、小径の紙管を容
易に成形する事ができる紙管成形方法及び紙管成形装置
を提供するにある。又、本発明は、この様な紙管成形方
法及び紙管成形装置を用いて紙管を多量に且つ高速に製
造できて製造コストの低減を図る事ができる紙管製造機
を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の紙管成形方法
は、ブランクの中程をマンドレルと押え具とに依り挾持
し、中程が挾持されたブランクの両端部を外型に依り押
圧してマンドレルの周囲に巻き付くべく筒状に曲成さ
せ、筒状に曲成されたブランクの両端部同士を接合手段
に依り接合させる様にした事に特徴が存する。
【0005】本発明の紙管成形装置は、マンドレルと、
ブランクの中程をマンドレルとの間で挾持する押え具
と、押え具に設けられて中程が挾持されたブランクの両
端部をマンドレルの周囲に巻き付くべく筒状に曲成させ
る左右の外型と、筒状に曲成されたブランクの両端部同
士を接合させる接合手段と、から構成した事に特徴が存
する。
【0006】本発明の紙管製造機は、ブランクを搬送す
る搬送装置と、搬送装置に依り搬送されるブランクの一
端部に糊付する糊付装置と、マンドレルと押え具と外型
と押圧具とを備えて搬送装置からのブランクの中程をマ
ンドレルと押え具とで挾持した後にその両端部を外型で
押圧してマンドレルの周囲に巻き付くべく筒状に曲成さ
せて両端部同士を糊を挾んで重合させると共にブランク
の重合部分を押圧具で加圧接着させて紙管に成形する紙
管成形装置と、紙管成形装置のマンドレルに成形された
紙管の後端を押圧してマンドレルから紙管を排出する排
出装置と、から構成した事に特徴が存する。
【0007】ブランクは、搬送装置に依り搬送されてそ
の途中で糊付装置に依り一端部に糊付される。糊付され
たブランクは、紙管成形装置に送られてその中程がマン
ドレルと押え具とに依り挾持された後にその両端部が外
型に依り押圧されてマンドレルの周囲に巻き付くべく筒
状に曲成させて両端部同士が糊を挾んで重合される。重
合されたブランクは、紙管成形装置の押圧具に依りマン
ドレルとの間で挾圧されて両端部が加圧接着され、紙管
に成形される。紙管成形装置のマンドレルの外周に形成
された紙管は、排出装置に依りその後端が均等に押圧さ
れてマンドレルから排出される。
【0008】ブランクの中程をマンドレルと押え具とで
挾持した後にブランクの両端部を外型で押圧する様にし
たので、ブランクが仮止めされて外型に依る押圧が行な
い易くなり、精度の高い紙管を成形できる。ブランクの
中程をマンドレルと押え具とで挾持した後にブランクの
両端部を外型で押圧してマンドレルの周囲に巻き付くべ
く筒状に曲成させて紙管を成形する様にしたので、可撓
性を有する成形具やこれを常時緊張させる緊張手段が無
くても紙管を成形する事ができ、それだけ部品点数が減
少して構造が簡単化されると共に、保守管理が容易にな
る。然も、可撓性を有する成形具が無いので、その分だ
けブランクの両端部同士を近接する事ができ、小径の紙
管を容易に成形する事ができる。
【0009】搬送装置は、ブランクの後端を掴持して紙
管成形装置の所定位置に繰出す掴持操出機構を備えてい
ても良い。この様にすれば、ブランクを紙管成形装置の
所定位置に正確に位置決めでき、適正な成形が行なえ
る。
【0010】紙管成形装置は、旋回可能な旋回体と、旋
回体に放射状に設けられて旋回体と一緒に少なくとも成
形位置と排出位置に停止しながら旋回する複数のマンド
レルと、成形位置のマンドレルの下方に昇降可能に設け
られて搬送装置からのブランクの中程をマンドレルとの
間で挾持する押え具と、押え具に回動可能に設けられて
中程が挾持されたブランクの両端部をマンドレルの周囲
に巻き付くべく筒状に曲成させて両端部同士を糊を挾ん
で重合させる左右の外型と、マンドレルの上方に昇降可
能に設けられてブランクの重合部分をマンドレルとの間
で加圧接着させて紙管に成形する押圧具とを備えている
と共に、排出装置は、マンドレルに摺動可能に外嵌され
て紙管をマンドレルから排出する環体と、環体を排出位
置以外では待機状態に保持する保持機構と、環体を排出
位置ではマンドレルに沿って移動させる移動機構とを備
えていても良い。この様にすれば、マンドレル等が複数
あるので、その分だけ製造速度を高速化でき、製造コス
トの低減を図る事ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の紙管成形装置
を採用した紙管製造機の概要を示す側面図。図2は、紙
管成形装置の付近を拡大して示す側面図。図3は、図2
の平面図。図4は、図2の背面図。図5は、ブランクを
押え具とマンドレルとで挾持した状態を示す背面図。図
6は、ブランクを外型で押圧している状態を示す背面
図。図7は、押圧具で重合部分を押圧している状態を示
す背面図。図8は、マンドレルに成形された紙管を拡大
して示す背面図である。
【0012】紙管製造機1は、搬送装置2、糊付装置
3、紙管成形装置4、排出装置5とからその主要部が構
成されている。
【0013】搬送装置2は、ブランクAを搬送するもの
で、この例では、給紙装置6から一枚づつ給紙されたブ
ランクAの後端を押して搬送するチェーンコンベア7
と、これに依り搬送されているブランクAの後端を掴持
して前方へ繰出す掴持操出機構8とを備えている。給紙
装置6は、前傾状態で縦積みされた多数のブランクAを
漸次前方へ移動させるベルトコンベア9と、最前のブラ
ンクAを吸着する吸着器10と、これを略垂直位置から
水平位置まで左右方向軸廻りに反転させる反転作動機
(アームとクランク等から成る)11とを備えて居り、
ブランクAを前方から一枚づつ給紙すると共に、後方か
ら順次補給できる様になっている。掴持操出機構8は、
ブランクAの後端を掴持する掴持体12と、これを開閉
させる掴持作動機(シリンダ)(図示せず)と、これら
をチェーンコンベア7から上下方向に出没させる昇降作
動機(シリンダ)13と、これらを前後動させる前後動
作動機(アームとクランク等から成る)14とを備えて
いる。
【0014】糊付装置3は、搬送装置2に依り搬送され
るブランクAの一端部に糊付するもので、この例では、
搬送装置2のチェーンコンベア7の途中に設けられてブ
ランクAの一端部上面にホットメルト等の糊Bを噴射す
るノズル15と、これに糊Bを供給する糊供給装置(図
示せず)とから成っている。
【0015】紙管成形装置4は、マンドレル16と、ブ
ランクAの中程をマンドレル16との間で挾持する押え
具17と、これに設けられて中程が挾持されたブランク
Aの両端部をマンドレル15の周囲に巻き付くべく筒状
に曲成させる左右の外型18と、筒状に曲成されたブラ
ンクAの両端部同士を接合させる接合手段19とから成
るもので、この例では、縦軸廻りに旋回可能な旋回体2
0と、これに放射状に等角度(90度)毎に設けられて
これと一緒に成形位置aと圧着位置bと排出位置cと準
備位置dとの四位置に停止しながら旋回する四つの円筒
状を呈するマンドレル16と、旋回体20を前記四位置
で停止させながら旋回させる旋回作動機21と、成形位
置aのマンドレル16の下方に昇降可能に設けられて搬
送装置2からのブランクAの左右中程をマンドレル16
との間で挾持する押え具17と、これを昇降させる押え
具作動機(シリンダ)22と、マンドレル16の外形に
呼応した半割状の円弧面23を有して押え具17に基端
が水平軸廻りに回動開閉可能に設けられていると共に一
方が若干遅く閉回動されてその円弧面23でブランクA
の左右両端部を押圧してマンドレル16の周囲に巻き付
くべく筒状に曲成させて両端部同士を重合させる左右の
外型18と、これらを作動させる外型作動機(シリン
ダ)24と、マンドレル16の上方に昇降可能に設けら
れてブランクAの重合部分をマンドレル16との間で挾
持して接着させる押圧具25と、これを昇降させる昇降
機構26とを備えている。
【0016】昇降機構26は、各マンドレル16の上方
に位置すべく旋回体20に設けられて押圧具25を昇降
可能に支持する支持体27と、各押圧具25を常時下方
に付勢する弾性体28と、各押圧具25に水平軸廻りに
回転可能に設けられたローラ29と、成形位置aに昇降
可能に設けられてローラ29が転動し得る昇降レール3
0と、これを昇降させるレール作動機(シリンダ)31
と、排出位置cの手前から成形位置aの手前まで押圧具
25を上昇させるべくローラ29が転動して上昇位置の
昇降レール30に連続する案内レール32とを備えてい
る。
【0017】而して、糊付装置3と押圧具25と昇降機
構26は、接合手段19を為している。
【0018】排出装置5は、紙管成形装置4のマンドレ
ル16に成形された紙管Cの後端を押圧してマンドレル
16から紙管Cを排出するもので、この例では、マンド
レル16に摺動可能に外嵌されて紙管Cをマンドレル1
6から排出し得る環体33と、これを排出位置c以外で
は待機状態に保持し得る保持機構34と、環体33を排
出位置cではマンドレル16に沿って移動させる移動機
構35と、マンドレル16からの紙管Cを搬出する搬出
コンベア36とを備えている。保持機構34は、環体3
3に削設された溝37と、各支持体27に昇降可能に設
けられて上端には鍔38を有して下端が溝37に掛合し
得るピン39と、これを常時下方へ付勢する弾性体40
と、排出位置cに昇降可能に設けられてピン39の鍔3
8に掛合し得る掛合体41と、これを上昇させる掛合体
作動機(シリンダ)42とを備えている。移動機構35
は、排出位置cのマンドレル16の左右両側に設けられ
た左右の案内杆43と、これに摺動可能に設けられた移
動体44と、これを前後動させる移動体作動機(アーム
とクランク等から成る)45と、移動体44に案内杆4
3の軸廻りに回動可能に設けられた回動体46と、これ
を回動させる回動体作動機(図示せず)と、回動体46
に設けられて環体33の溝37に掛合し得る爪47とを
備えている。搬出コンベア36は、ベルトコンベアにし
てある。
【0019】ブランクAは、ボール紙等に依り作製さ
れ、前後方向に長尺な長方形板状を呈して円筒状の紙管
Cを形成するものにしてある。
【0020】次に、この様な構成に基づいて作用を述解
する。給紙装置6のベルトコンベア9上に前傾状態で多
数縦置きされたブランクAは、吸着器10に依り搬送装
置2のチェーンコンベア7の前段位置に一枚づつ給紙さ
れてこのチェーンコンベア7に依り前方に搬送される。
搬送されるブランクAは、その途中で糊付装置3のノズ
ル15から糊Bが噴射される事に依りその一端部(左
部)上面に糊付される(図3参照)。糊付されたブラン
クAは、チェーンコンベア7に依る搬送の途中からチェ
ーンコンベア7上に突出される掴持操出機構8に依りそ
の後端部が掴持されて繰出され(図2参照)、その左右
中程が紙管成形装置4の成形位置aにあるマンドレル1
6の外周下部に接触して所定位置に位置決めされる(図
3,4参照)。掴持操出機構8は、ブランクAの掴持操
出し後には、これを開放して原位置に戻される。
【0021】位置決めされたブランクAは、押え具作動
機22に依り押え具17が上昇されてこれとマンドレル
16とに依りその左右中程が挾持される(図5参照)。
挾持されたブランクAは、左右の外型作動機24に依り
各外型18が夫々閉方向に回動されてその円弧面23に
依りその両端部が押圧され、マンドレル16の周囲に略
一周だけ巻き付くべく円筒状に曲成されて両端部同士が
糊Bを挾んで重合される(図6参照)。つまり、左右の
外型18は、一方(図5に於て左方)が若干遅く閉回動
されてブランクAの両端部が折り重ねられる。重合され
たブランクAは、レール作動機31に依り昇降レール3
0が下降されて押圧具25が弾性体28にて下降される
事に依り押圧具25とマンドレル16との間で重合部分
が挾圧され、この間に介在する糊Bに依り接着されて円
筒状の紙管Cに成形される(図7参照)。
【0022】成形位置aで成形された紙管Cは、重合部
分つまり接着部分が押圧具25に依り押圧されたまま圧
着位置bを経て排出位置cに停止されながら旋回され
る。そして、紙管Cが排出位置cの手前に達すると、こ
こから以後は、ローラ29が案内レール32に乗り上げ
て転動しながら上昇され、押圧具25が弾性体28に抗
して上昇位置に保たれ、押圧具25に依る押圧から紙管
Cが解放される。紙管Cが排出位置cに達すると、ピン
39の鍔38に掛合体41が掛合され、掛合体作動機4
5に依り弾性体40に抗してピン39が上昇され、環体
33の溝37からピン39が離脱され、環体33がフリ
ーになる。と同時に、回動体作動機に依り回動体46が
回動されて爪47が環体33の溝37に掛合され、移動
体作動機45に依り移動体44が案内杆43に沿って前
方に移動され、環体33がマンドレル16に沿って前方
に移動され、紙管Cの後端が均等に押圧されてマンドレ
ル16から抜けて排出される。マンドレル16から排出
された紙管Cは、搬出コンベア36上に落下してこれに
依り前方に搬出される(図2,3参照)。
【0023】マンドレル16から紙管Cが排出される
と、環体33が原状態(待機状態)に戻されると共に、
保持機構34に依り待機状態に抜け止め保持される。そ
して、紙管Cが排出されたマンドレル16は、準備位置
dを経て成形位置aに停止しながら旋回される。マンド
レル16が排出位置cから旋回すると、掛合体41から
ピン39の鍔38が離脱するので、これ以後は、ピン3
9が弾性体40に依り環体33の溝37に掛合して環体
33が原状態に保持される。又、押圧具25は、排出位
置cと準備位置dでは案内レール32に依り上昇位置に
保たれると共に、成形位置aでは上昇状態の昇降レール
30に依り上昇位置に保たれる。
【0024】而して、本例では、マンドレル16が円周
の90度毎に四つ設けられて各マンドレル16が成形位
置aと圧着位置bと排出位置cと準備位置dとの四位置
に停止しながら旋回する様にしているので、マンドレル
16が単一の場合に比べて製造速度を大幅に高速化する
事ができ、それだけ紙管Cの製造コストを低減する事が
できる。
【0025】尚、マンドレル16は、先の例では、成形
位置aと圧着位置bと排出位置cと準備位置dの四位置
に停止しながら旋回する様にしたが、これに限らず、例
えば成形位置aと排出位置cの二位置や成形位置aと圧
着位置bと排出位置cの三位置に停止しながら旋回する
様にしても良い。マンドレル16と外型18は、先の例
では、円形の紙管Cを成形するものであったが、これに
限らず、例えば楕円形や角形等の紙管Cを成形するもの
でも良い。外型18は、先の例では、押え具17に設け
られていたが、これに限らず、例えば固定側に設けられ
ていても良い。接合手段19は、先の例では、糊付装置
3と押圧具25と昇降機構26とで構成し、所謂予め糊
Bを塗布して置いて後で糊付部分を加圧する事に依り接
着させる様にしたが、これに限らず、例えば特開平11
−28774号に記載された如く、予め熱溶解性接着剤
を塗布して置いて加熱ヒータで溶融接着したり、ステー
プル等の金属製固定具で固定したり、ブランクを熱可塑
性樹脂で作製して重合部分を高周波等のウエルダーで接
合する様にしても良い。マンドレル16、外型18、押
圧具25等は、先の例では、等角度毎に四つ設けたが、
これに限らず、例えば、四つ以外でも良い。
【0026】
【発明の効果】以上、既述した如く、本発明に依れば、
次の様な優れた効果を奏する事ができる。 (1) ブランクの中程をマンドレルと押え具とに依り
挾持し、中程が挾持されたブランクの両端部を外型に依
り押圧してマンドレルの周囲に巻き付くべく筒状に曲成
させ、筒状に曲成されたブランクの両端部同士を接合手
段に依り接合させる様にしたので、部品点数が減少して
構造を簡単化できると共に、保守管理が容易になり、然
も、小径の紙管を容易に成形する事ができる。 (2) ブランクを搬送する搬送装置と、これに依り搬
送されるブランクの一端部に糊付する糊付装置と、マン
ドレルと押え具と外型と押圧具とを備えて搬送装置から
のブランクの中程をマンドレルと押え具とで挾持した後
にその両端部を外型で押圧してマンドレルの周囲に巻き
付くべく筒状に曲成させて両端部同士を重合させると共
にブランクの重合部分を押圧具で加圧接着させて紙管を
成形する紙管成形装置と、これのマンドレルに成形され
た紙管の後端を押圧してマンドレルから紙管を排出する
排出装置とで構成したので、紙管を多量に且つ高速に製
造できて製造コストの低減を図る事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙管成形装置を採用した紙管製造機の
概要を示す側面図。
【図2】紙管成形装置の付近を拡大して示す側面図。
【図3】図2の平面図。
【図4】図2の背面図。
【図5】ブランクを押え具とマンドレルとで挾持した状
態を示す背面図。
【図6】ブランクを外型で押圧している状態を示す背面
図。
【図7】押圧具で重合部分を押圧している状態を示す背
面図。
【図8】マンドレルに成形された紙管を拡大して示す背
面図。
【符号の説明】
1…紙管製造機、2…搬送装置、3…糊付装置、4…紙
管成形装置、5…排出装置、6…給紙装置、7…チェー
ンコンベア、8…掴持操出機構、9…ベルトコンベア、
10…吸着器、11…反転作動機、12…掴持体、13
…昇降作動機、14…前後動作動機、15…ノズル、1
6…マンドレル、17…押え具、18…外型、19…接
合手段、20…旋回体、21…旋回作動機、22…押え
具作動機、23…円弧面、24…外型作動機、25…押
圧具、26…昇降機構、27…支持体、28…弾性体、
29…ローラ、30…昇降レール、31…レール作動
機、32…案内レール、33…環体、34…保持機構、
35…移動機構、36…搬出コンベア、37…溝、38
…鍔、39…ピン、40…弾性体、41…掛合体、42
…掛合体作動機、43…案内杆、44…移動体、45…
移動体作動機、46…回動体、47…爪、A…ブラン
ク、B…糊、C…紙管、a…成形位置、b…圧着位置、
c…排出位置、d…準備位置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブランクの中程をマンドレルと押え具と
    に依り挾持し、中程が挾持されたブランクの両端部を外
    型に依り押圧してマンドレルの周囲に巻き付くべく筒状
    に曲成させ、筒状に曲成されたブランクの両端部同士を
    接合手段に依り接合させる様にした事を特徴とする紙管
    成形方法。
  2. 【請求項2】 マンドレルと、ブランクの中程をマンド
    レルとの間で挾持する押え具と、押え具に設けられて中
    程が挾持されたブランクの両端部をマンドレルの周囲に
    巻き付くべく筒状に曲成させる左右の外型と、筒状に曲
    成されたブランクの両端部同士を接合させる接合手段
    と、から構成した事を特徴とする紙管成形装置。
  3. 【請求項3】 ブランクを搬送する搬送装置と、搬送装
    置に依り搬送されるブランクの一端部に糊付する糊付装
    置と、マンドレルと押え具と外型と押圧具とを備えて搬
    送装置からのブランクの中程をマンドレルと押え具とで
    挾持した後にその両端部を外型で押圧してマンドレルの
    周囲に巻き付くべく筒状に曲成させて両端部同士を糊を
    挾んで重合させると共にブランクの重合部分を押圧具で
    加圧接着させて紙管に成形する紙管成形装置と、紙管成
    形装置のマンドレルに成形された紙管の後端を押圧して
    マンドレルから紙管を排出する排出装置と、から構成し
    た事を特徴とする紙管製造機。
  4. 【請求項4】 搬送装置は、ブランクの後端を掴持して
    紙管成形装置の所定位置に繰出す掴持操出機構を備えて
    いる請求項3に記載の紙管製造機。
  5. 【請求項5】 紙管成形装置は、旋回可能な旋回体と、
    旋回体に放射状に設けられて旋回体と一緒に少なくとも
    成形位置と排出位置に停止しながら旋回する複数のマン
    ドレルと、成形位置のマンドレルの下方に昇降可能に設
    けられて搬送装置からのブランクの中程をマンドレルと
    の間で挾持する押え具と、押え具に回動可能に設けられ
    て中程が挾持されたブランクの両端部をマンドレルの周
    囲に巻き付くべく筒状に曲成させて両端部同士を糊を挾
    んで重合させる左右の外型と、マンドレルの上方に昇降
    可能に設けられてブランクの重合部分をマンドレルとの
    間で加圧接着させて紙管に成形する押圧具とを備えてい
    ると共に、排出装置は、マンドレルに摺動可能に外嵌さ
    れて紙管をマンドレルから排出する環体と、環体を排出
    位置以外では待機状態に保持する保持機構と、環体を排
    出位置ではマンドレルに沿って移動させる移動機構とを
    備えている請求項3又は4に記載の紙管製造機。
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