JP4125855B2 - 蓄電池用充放電装置 - Google Patents

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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,蓄電池の化成又は化成後のテストに使用する蓄電池用充放電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常,製造された蓄電池の化成又は化成後のテストには蓄電池の充放電を繰り返すことが行われており,このような蓄電池の充放電に使用する充放電装置は,特開平9−233710号で提案しているように,例えば図3に示すように構成されている。
【0003】
図3において,1a,1b,1cは3相交流電源に接続された交流入力端子,2は,入力端子1a〜1cにそれぞれ接続された3相全波整流用サイリスタブリッジからなる充電用整流回路であり,各サイリスタが充電時に図示されていない駆動回路により駆動されるようになっている。また,15は充電用整流回路2と逆並列に接続された3相全波整流用ブリッジからなる回生用整流回路で,各サイリスタが回生時に図示しない駆動回路により駆動される。3,4は一端が充電用整流回路2の正,負出力端子間に直列に設けられた平滑用リアクトル及びコンデンサである。
【0004】
5は昇降圧コンバータで,平滑用リアクトル3の出力端子に接続されている第1の開閉手段6と,降圧コンバータ用スイッチング素子のトランジスタ7と,昇圧コンバータ用スイッチング素子のトランジスタ8と,トランジスタ7,8と逆並列に接続されたフリーホイリングダイオード17,18と,平滑用リアクトル11と平滑コンデンサ12と,平滑リアクトル11の出力端子に接続されている第2の開閉手段13aと,この第2開閉手段13aと並列に接続された第3の開閉手段13bと限流素子14との直列回路とを備えている。さらに,トランジスタ7,8を高周波PWM制御させる昇降圧コンバータ制御装置23と,コンデンサ12の両端電圧を検出する電圧検出器22と,昇降圧コンバータ制御装置23に入力する出力を設定する出力設定器25も備えている。なお,26は平滑用コンデンサである。
【0005】
105及び205は昇降圧コンバータ5と同じ構成の昇降圧コンバータであり,図1では昇降圧コンバータは3個であるが,蓄電池10,110,210の充放電を行う場合,通常もっと多数の昇降圧コンバータで構成される。
【0006】
今,充電用整流回路2に駆動信号を入力して駆動させ,充電用整流回路2により交流入力を整流する。整流した直流を平滑リアクトル3及び平滑コンデンサ4により平滑する。また,第1開閉手段6及び第2開閉手段13aに指令信号を入力してオンさせるとともに,降圧コンバータ用スイッチング素子7に昇降圧コンバータ制御装置23のドライブ信号を入力し,オンさせる。スイッチング素子7がオンすると,平滑された直流は開閉手段6,降圧スイッチング素子7,リアクトル11,開閉手段13a,蓄電池10に電流が流れて,蓄電池10は充電される。
【0007】
そして,降圧コンバータ用スイッチング素子7のドライブ信号をオフさせると,スイッチング素子7はオフし,リアクトル11の蓄積エネルギは開閉手段13a,蓄電池10,フリーホイリングダイオード18を介して還流する。
【0008】
ここで,電圧検出器22は平滑コンデンサ12の出力電圧を検出し,その検出信号が昇降圧コンバータ制御装置23に入力される。ここで検出信号が出力設定器25の信号と比較され,検出信号が出力設定器25の信号に等しくなるように,すなわち,コンバータ制御装置23は昇降圧コンバータ5の出力電圧が定電圧になるように制御する。
【0009】
次に,蓄電池10の放電時は,開閉手段6及び13aに指令信号を入力してオンさせ,さらに降圧コンバータ用スイッチング素子7をオフし,昇圧コンバータ用スイッチング素子8をオンさせると,蓄電池10,開閉手段13a,リアクトル11,昇圧コンバータ用スイッチング素子8を介して放電する。
【0010】
そして,昇圧コンバータ用スイッチング素子8のドライブ信号をオフさせると,スイッチング素子8はオフし,リアクトル11の蓄積エネルギーはフリーホイリングダイオード17,開閉手段6,リアクトル3,回生用整流回路15,交流電源,回生用整流回路15,蓄電池10,開閉手段13aを介して放出し,蓄電池10のエネルギが交流電源に回生される。
【0011】
この蓄電池10の放電時は,昇降圧コンバータ5の入力を高くすることができる。従って,昇圧時も降圧時も昇降圧コンバータ5の入力を同じ値にすることが可能となり,各昇降圧コンバータ5,105,205…を個別に蓄電池の充電と放電を行うことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで,平滑コンデンサ12の両端電圧と蓄電池10の蓄電池電圧とに差が生じているとき,例えば充電された蓄電池は電圧が発生するが,平滑コンデンサには電圧が発生していない場合がある。このような場合蓄電池10から平滑コンデンサ12に過大電流が流れる。この過大電流を抑制するために,限流抵抗14と第3開閉手段13bが設けられている。そして,充放電の初期は第2開閉手段13aを開放し,第3開閉手段13bを短絡させる。この過大電流は蓄電池10の電圧と平滑コンデンサ12の電圧が等しくなるようと減少し,平滑コンデンサ12の電圧が一定になることで検出され,第2開閉手段13aが短絡され,第3開閉手段13bが開放される。
このため,容量の大きな限流抵抗14と第3開閉手段13bを,それぞれ昇降圧コンバータユニット5,105,205,に設ける必要があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の蓄電池用充放電装置は,直流電圧を入力とし出力を制御するスイッチング素子と,上記出力を平滑し平滑した直流電圧を蓄電池に印加する平滑コンデンサと,上記平滑コンデンサの両端電圧を検出する第1電圧検出器と,上記蓄電池の蓄電池電圧を検出する第2電圧検出器と,上記第1電圧検出器の検出信号を上記第2電圧検出器の検出信号になるように上記スイッチング素子を制御させる制御装置を備えたものである。
【0014】
平滑コンデンサの両端電圧と,蓄電池の蓄電池電圧に差がある場合,第1電圧検出器によりコンデンサの両端電圧を検出し,第2電圧検出器により蓄電池の蓄電池電圧を検出する。そして,第1電圧検出器の検出信号を,第2電圧検出器の検出電圧になるように制御装置により,スイッチング素子の制御を行う。これにより,平滑コンデンサの両端電圧と,蓄電池の蓄電池電圧に差がなくなり,蓄電池からコンデンサへの充電は徐々に行われ,過大電流は流れることがない。
【0015】
また,請求項2記載の発明の蓄電池用充放電装置は,交流電源を整流する充電用整流回路と,この充電用整流回路と逆並列に接続され,蓄電池の電気量を上記交流電源に回生する回生用整流回路と,上記充電用整流回路の出力に設けられ出力を制御するスイッチング素子を有する昇降圧コンバータと,上記昇降圧コンバータの出力を平滑し平滑した直流電圧を上記蓄電池に印加する平滑コンデンサと,上記平滑コンデンサの両端電圧を検出する第1電圧検出器と,上記蓄電池の蓄電池電圧を検出する第2電圧検出器と,上記第1電圧検出器の検出信号を上記第2電圧検出器の検出信号になるように上記昇降圧コンバータを制御させる昇降圧コンバータ制御装置を備えたものである。
【0016】
充電時には昇降圧コンバータを降圧コンバータとして使用し,放電時には昇圧コンバータとして使用する。例えば,蓄電池を充電する場合,降圧コンバータ用スイッチング素子をオンさせる。蓄電池を放電する場合,昇圧コンバータ用スイッチング素子をオンさせて昇圧コンバータ用スイッチング素子を介して放電する。この後,回生用整流回路を介して放電し,交流電源に回生させる。
【0017】
平滑コンデンサの両端電圧と,蓄電池の蓄電池電圧に差がある場合,第1電圧検出器によりコンデンサの両端電圧を検出し,第2電圧検出器により蓄電池の蓄電池電圧を検出する。そして,第1電圧検出器の検出信号を,第2電圧検出器の検出電圧になるように制御装置により,昇降圧コンバータの制御を行う。これにより,平滑コンデンサの両端電圧と,蓄電池の蓄電池電圧に差がなくなり,蓄電池からコンデンサへの充電は徐々に行われ,過大電流は流れることがない。
【0018】
また,請求項3記載の発明の蓄電池用充放電装置は,交流電源に直列に接続された入力リアクトルと,この入力リアクトルの出力に設けられた整流器と,この整流器と逆並列に接続され高周波スイッチングするスイッチング素子とを有し,上記交流電源を整流するとともに,交流入力電流を正弦波状に制御し,かつ蓄電池の電気量を上記交流電源に回生させる双方向コンバータと,上記双方向コンバータの出力に設けられ,出力を制御するスイッチング素子を有する昇降圧コンバータと,上記昇降圧コンバータの出力を平滑し,平滑した直流電圧を上記蓄電池に印加する平滑コンデンサと,上記平滑コンデンサの両端電圧を検出する第1電圧検出器と,上記蓄電池の蓄電池電圧を検出する第2電圧検出器と,上記第1電圧検出器の検出信号を上記第2電圧検出器の検出信号になるように上記昇降圧コンバータを制御させる昇降圧コンバータ制御装置を備えたものである。
【0019】
そして,蓄電池を充電する場合,双方向コンバータのスイッチング素子が高周波スイッチングのオン時に入力リアクトルにエネルギが蓄積し,オフ時に出力させると,交流入力電流を正弦波状に制御され,双方向コンバータの出力には所望の直流出力電圧が得られる。双方向コンバータの出力をそれぞれの昇降圧コンバータを介して蓄電池を充電する。また,蓄電池を放電する場合,双方向コンバータのスイッチング素子が高周波スイッチングのオンすると,このオン時に双方向コンバータのスイッチング素子及び入力リアクトルを介して交流電源に回生される。
【0020】
平滑コンデンサの両端電圧と,蓄電池の蓄電池電圧に差がある場合,第1電圧検出器によりコンデンサの両端電圧を検出し,第2電圧検出器により蓄電池の蓄電池電圧を検出する。そして,第1電圧検出器の検出信号を,第2電圧検出器の検出電圧になるように制御装置により,昇降圧コンバータの制御を行う。これにより,平滑コンデンサの両端電圧と,蓄電池の蓄電池電圧に差がなくなり,蓄電池からコンデンサへの充電は徐々に行われ,過大電流は流れることがない。
【0021】
また,請求項4記載の発明の蓄電池用充放電装置は,上記昇降圧コンバータが入力端と並列に接続された降圧コンバータ用スイッチング素子と昇圧コンバータ用スイッチング素子との直列回路と,上記両スイッチング素子とそれぞれ逆並列に接続されたフリーホイリングダイオードと,上記両スイッチング素子の接続点と出力端との間に設けられたリアクトルとを備えたものである。
【0022】
そして,充電時には昇降圧コンバータを降圧コンバータとして使用し,放電時には昇圧コンバータとして使用する。例えば,蓄電池を充電する場合,降圧コンバータ用スイッチング素子をオンさせると,この降圧コンバータ用スイッチング素子,リアクトルを介して蓄電池を充電し,上記降圧コンバータ用スイッチング素子をオフさせると,リアクトルの蓄積エネルギーが蓄電池に環流して蓄電池を充電させる。
【0023】
また,蓄電池を放電する場合,昇圧コンバータ用スイッチング素子をオンさせると,蓄電池はリアクトル,昇圧コンバータ用スイッチング素子を介して放電する。この後,昇圧コンバータ用スイッチング素子をオフさせると,蓄電池はリアクトル,降圧コンバータ用スイッチング素子と逆並列接続されたフリーホイリングダイオード,回生用整流回路を介して放電し,交流電源に回生させる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の蓄電池用充放電装置の一実施例を示すブロック結線図である。図1において,1a,1b,1cは3相交流電源に接続された交流入力端子,2は入力端子1a〜1cに接続された3相全波整流用サイリスタブリッジからなる充電用整流回路であり,各サイリスタが充電時に図示されていない駆動回路により駆動されるようになっている。また,15は充電用整流回路2と逆並列に接続された3相全波整流用サイリスタブリッジからなる回生用整流回路で,各サイリスタが回生時に図示しない駆動回路により駆動される。3,4は一端が充電用整流回路2の正,負出力端子間に直列に設けられた平滑用リアクトル及びコンデンサである。
【0025】
5は昇降圧コンバータで,平滑用リアクトル3の出力端子と充電用整流回路2の負出力端子間に接続されている。この昇降圧コンバータ5は平滑用リアクトル3の出力端子と接続された開閉手段6と,この開閉手段6と充電用整流回路2の負出力端子間には直列接続された降圧コンバータ用スイッチング素子のトランジスタ7と,昇圧コンバータ用スイッチング素子のトランジスタ8と,さらに,トランジスタ7,8と逆並列に接続されたフリーホイリングダイオード17,18とを有している。トランジスタ8の両端には直列に接続され平滑リアクトル11と平滑コンデンサ12とが設けられ,平滑リアクトル11の出力を出力端子し,負荷の蓄電池が接続されている。さらに,昇降圧コンバータ5は開閉手段13と,トランジスタ7,8を高周波PWM制御させる昇降圧コンバータ制御装置23と,平滑コンデンサ12の両端電圧を検出する第1の電圧検出器22と,蓄電池10の蓄電池電圧を検出する第2の電圧検出器27とにより構成されている。なお,25はコンバータ制御装置23に入力する出力を設定する出力設定器,26は平滑用コンデンサである。
【0026】
105及び205は昇降圧コンバータ5と同じ構成の昇降圧コンバータであり,図1では昇降圧コンバータは3個であるが,蓄電池の充放電を行う場合,通常多数の昇降圧コンバータで構成される。
【0027】
次に通常時の動作を説明する。このとき開閉手段6及び13にオンされている。そして,充電用整流回路2に駆動信号を入力して駆動させ,充電用整流回路2により交流入力を整流する。整流した直流を平滑リアクトル3及び平滑コンデンサ4により平滑する。また,降圧コンバータ用スイッチング素子のトランジスタ7に昇降圧コンバータ制御装置23の高周波スイッチングするドライブ信号を入力し,オンさせる。トランジスタ7がオンすると,平滑された直流は開閉手段6,トランジスタ7,リアクトル11,開閉手段13,蓄電池10,に電流が流れて,蓄電池は充電される。
【0028】
そして,降圧コンバータ用トランジスタ7のドライブ信号をオフさせると,トランジスタ7はオフし,リアクトル11の蓄積エネルギは開閉手段13,蓄電池10,フリーホイリングダイオード18を介して還流する。
【0029】
また,蓄電池10の放電時は,降圧コンバータ用トランジスタ7をオフし,昇圧コンバータ用スイッチング素子のトランジスタ8をオンさせると,蓄電池10,開閉手段13,リアクトル11,昇圧コンバータ用トランジスタ8,蓄電池10を介して放電する。
【0030】
そして,昇圧コンバータ用トランジスタ8のドライブ信号をオフさせると,トランジスタ8はオフし,リアクトル11の蓄積エネルギーはフリーホイリングダイオード17,開閉手段6,リアクトル3,回生用整流回路15,交流電源,回生用整流回路15,蓄電池10,開閉手段13を介して放出し,蓄電池10のエネルギが交流電源に回生される。
【0031】
この蓄電池10の放電時は,昇降圧コンバータ5の入力を高くすることができる。従って,昇圧時も降圧時も昇降圧コンバータ5の入力を同じ値にすることが可能となり,各昇降圧コンバータ5,105,205…を個別に蓄電池の充電と放電を行うことができる。
【0032】
次に,コンデンサ12の両端電圧と蓄電池10の蓄電池電圧とに差があり,充放電開始の開閉手段13を短絡したときについて説明する。第1電圧検出器22によりコンデンサ12の両端電圧を検出し,第2電圧検出器2により蓄電池10の蓄電池電圧を検出する。そして,第1電圧検出器22の検出信号を,第2電圧検出器27の検出電圧になるように昇降圧コンバータ制御装置23を,降圧コンバータ用トランジスタ7又は昇圧コンバータ用トランジスタ8の制御を行う。
【0033】
これにより,コンデンサ12の両端電圧と蓄電池10の蓄電池電圧とに差がなくなり,蓄電池10からコンデンサ12への充電は徐々に行われ,従来のように過大電流は流れることがなく,限流抵抗及び開閉手段を設ける必要がない。
【0034】
上記実施の形態では,昇圧及び降圧コンバータ用スイッチング素子にトランジスタを用いていたが,IGBT,FET,バイボーラトランジスタ等であってもよい。
【0035】
上記図1に示す実施形態は充電用整流器及び回生用整流器が例えばサイリスタで構成されるため,充電時(力行)と放電時(回生)のサイリスタの制御角が異なるため,回生力率が悪く,回生した有効電力の利用率がよくないことがあった。これを改善するための実施態様を図2に示す。図2において図1と同じ符号のものは同じ機能のものを示している。異なる点は,充電用整流回路と回生用整流回路とを双方向コンバータ52に代えたものである。すなわち,双方向コンバータ52は,交流電源に直列に接続された入力リアクトル51と,入力リアクトル51の出力に設けられた整流器53〜58と,この整流器53〜58と逆並列に接続され高周波スイッチングするスイッチング素子63〜68と,入力電圧を検出する入力電圧検出器71と,入力電流を検出する電流検出器72と,電流検出信号を電圧変換する電流電圧変換器73と,双方向コンバータの出力電圧を検出する直流電圧検出器74と,入力電圧検出器71と電流電圧変換器73と直流電圧検出器74の出力信号を入力とし,交流入力電流を正弦波にするとともに力率を1にするようスイッチング素子63〜68を制御する双方向コンバータ制御装置75とを設けたものである。
【0036】
そして,蓄電池を充電する場合,双方向コンバータ52のスイッチング素子63〜68が高周波スイッチングさせスイッチング素子63〜68のオン時に入力リアクトル51にエネルギが蓄積し,オフ時に出力させると,交流入力電流を正弦波状に制御でき,入力電流は入力電圧に追従して制御され,力率は1にすることができる。さらに直流電圧検出器74を検出し,出力設定値と比較させ,誤差が0になるように制御させることにより双方向コンバータの出力には所望の値の出力を得ることになる。双方向コンバータ52の出力はそれぞれの昇降圧コンバータ5,105,205を介して蓄電池を充電する。
【0037】
また,蓄電池を放電する場合,双方向コンバータ52のスイッチング素子63〜68が高周波スイッチングのオン時にスイッチング素子及び入力リアクトルを介して交流電源に回生される。
【0038】
【発明の効果】
請求項1乃至4記載の発明の蓄電池用充放電装置によれば,平滑コンデンサの両端電圧と,蓄電池の蓄電池電圧に差がある場合,第1電圧検出器によりコンデンサと両端電圧を検出し,第2電圧検出器により蓄電池の蓄電池電圧を検出する。そして,第1電圧検出器の検出信号を,第2電圧検出器の検出電圧になるように制御装置を,昇降圧コンバータのスイッチング素子の制御を行う。これにより,蓄電池からコンデンサへの充電は徐々に行われ,過大電流は流れることがない。そして,従来のように大容量の限流抵抗を設けることも,また限流抵抗と開閉手段を設ける必要もない。
【0039】
なお,請求項3記載の発明の蓄電池用充放電装置では,交流入力電流を正弦波状に制御でき,入力電流を入力電圧に追従して制御され,力率を1にすることができる。そして,回生電力を有効利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓄電池用充放電装置の一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の蓄電池用充放電装置の他の実施形態を示すブロック図である。
【図3】従来の蓄電池用充放電装置のブロック図である。
【符号の説明】
2 充電用整流回路
3 平滑リアクトル
4 コンデンサ
5,105,205 昇降圧コンバータ
6,13 開閉手段
7 降圧コンバータ用スイッチング素子
8 昇圧コンバータ用スイッチング素子
10,110,210 蓄電池
17,18 フリーホイリングダイオード
22 第1電圧検出器
23 コンバータ制御装置
25 出力設定器
26 平滑コンデンサ
27 第2電圧検出器

Claims (4)

  1. 直流電圧を入力とし出力を制御するスイッチング素子と,上記出力を平滑し,平滑した直流電圧を蓄電池に印加する平滑コンデンサと,上記平滑コンデンサの両端電圧を検出する第1電圧検出器と,上記蓄電池の蓄電池電圧を検出する第2電圧検出器と,上記第1電圧検出器の検出信号を上記第2電圧検出器の検出信号になるように上記スイッチング素子を制御させる制御装置を備えた蓄電池用充放電装置。
  2. 交流電源を整流する充電用整流回路と,この充電用整流回路と逆並列に接続され,蓄電池の電気量を上記交流電源に回生する回生用整流回路と,上記充電用整流回路の出力に設けられ出力を制御するスイッチング素子を有する昇降圧コンバータと,上記昇降圧コンバータの出力を平滑し平滑した直流電圧を上記蓄電池に印加する平滑コンデンサと,上記平滑コンデンサの両端電圧を検出する第1電圧検出器と,上記蓄電池の蓄電池電圧を検出する第2電圧検出器と,上記第1電圧検出器の検出信号を上記第2電圧検出器の検出信号になるように上記昇降圧コンバータを制御させる昇降圧コンバータ制御装置を備えた蓄電池用充放電装置。
  3. 交流電源に直列に接続された入力リアクトルと,この入力リアクトルの出力に設けられた整流器と,この整流器と逆並列に接続され高周波スイッチングするスイッチング素子とを有し,上記交流電源を整流するとともに,交流入力電流を正弦波状に制御し,かつ蓄電池の電気量を上記交流電源に回生させる双方向コンバータと,上記双方向コンバータの出力に設けられ,出力を制御するスイッチング素子を有する昇降圧コンバータと,上記昇降圧コンバータの出力を平滑し,平滑した直流電圧を上記蓄電池に印加する平滑コンデンサと,上記平滑コンデンサの両端電圧を検出する第1電圧検出器と,上記蓄電池の蓄電池電圧を検出する第2電圧検出器と,上記第1電圧検出器の検出信号を上記第2電圧検出器の検出信号になるように上記昇降圧コンバータを制御させる昇降圧コンバータ制御装置を備えた蓄電池用充放電装置。
  4. 上記昇降圧コンバータが入力端と並列に接続された降圧コンバータ用スイッチング素子と昇圧コンバータ用スイッチング素子との直列回路と,上記両スイッチング素子とそれぞれ逆並列に接続されたフリーホイリングダイオードと,上記両スイッチング素子の接続点と出力端との間に設けられたリアクトルとを備えた請求項2又は3記載の蓄電池用充放電装置。
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