JP3983775B2 - 電気二重層キャパシタを用いた電力変換装置 - Google Patents

電気二重層キャパシタを用いた電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3983775B2
JP3983775B2 JP2005157534A JP2005157534A JP3983775B2 JP 3983775 B2 JP3983775 B2 JP 3983775B2 JP 2005157534 A JP2005157534 A JP 2005157534A JP 2005157534 A JP2005157534 A JP 2005157534A JP 3983775 B2 JP3983775 B2 JP 3983775B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
voltage
double layer
electric double
layer capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005157534A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006333683A (ja
Inventor
淳 山田
繁則 木下
敦 清水
Original Assignee
株式会社パワーシステム
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社パワーシステム filed Critical 株式会社パワーシステム
Priority to JP2005157534A priority Critical patent/JP3983775B2/ja
Publication of JP2006333683A publication Critical patent/JP2006333683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3983775B2 publication Critical patent/JP3983775B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、電気二重層キャパシタを用いた電力変換装置に関し、さらに詳しく言えば、商用電源などの交流電源から受電した交流電力を整流器にて直流電力に変換し、その直流電力をインバータ(逆変換器)で交流負荷を駆動するために必要な交流電力に変換する電気二重層キャパシタを用いた電力変換装置に関するものである。
電気二重層キャパシタ(EDLC:Electric Double Layer Capacitor)は、大電流による高速充放電が可能で、その充放電の効率が高く、しかもサイクル寿命が長いことから、電気自動車や無停電電源装置(UPS)などの蓄電装置として活用されている。
その一例として、特許文献1には、蓄電装置と交直変換装置とを備えて構成され、蓄電装置の充放電を行い、その蓄電エネルギーを出し入れする電力変換装置において、蓄電装置として電気二重層キャパシタを利用する電力変換装置が記載されている。
この種の蓄電装置に用いられる電気二重層キャパシタは、耐電圧を高めるため、直列に接続された複数のキャパシタセルを備えるが、その場合、定格が同じキャパシタセルを用いても静電容量,内部抵抗,漏れ電流のばらつきにより、充放電を繰り返すうちに直列に接続した各キャパシタセルの分担電圧に不均衡が生じ、一部のキャパシタセルが過充電により破損することがある。
この点を解決するため、特許文献2は、定電流源を有し、蓄電装置内の回路素子で規定された一定の電圧(定格電圧もしくはそれ以下の所定電圧のいずれか一方)でキャパシタセルを均等化(初期化)する機能を備えた蓄電電源装置を開示している。
また、特許文献3は、直列接続された複数のキャパシタセルの分担電圧を検出し、各キャパシタセルの分担電圧の分布範囲が規定値以下になるように、各キャパシタセルの分担電圧を均等化する電圧コントローラを備えたキャパシタ蓄電装置を開示している。
ところで、電気二重層キャパシタの充電エネルギーEと電圧Vは、E=CV/2(Cは静電容量)の関係にある。これを電圧Vで書き表すと、V=√(2E/C)となり、電圧Vは充電エネルギーEの平方根に比例して変動する。
そのため、インバータを含む電力変換装置において、電気二重層キャパシタからインバータに電力を供給する場合、その電圧変動により、交流負荷を適正に駆動することができない。そこで、上記特許文献1に記載の電力変換装置では、チョッパと呼ばれる電圧を昇圧もしくは降圧できる装置を用いて電気二重層キャパシタの電圧の落ち込みを補うようにしている。その従来例を図9に示し、これについて説明する。
この電力変換装置100は、商用電源などの交流電源Pから交流電力を受電し、受電した交流電力を整流器110にて一旦直流電力に変換したうえで、インバータ(逆変換器)120にて再度交流電力に変換して交流負荷Mに給電する。この例において、交流電源Pおよび交流負荷Mが3相で、交流負荷Mを電動機としている。
整流器110は、好ましくは高調波除去フィルタ111を介して交流電源Pに接続される。整流器110とインバータ120との間の直流回路部には、チョッパ140を介して電気二重層キャパシタ130が接続される。図示しないが、電気二重層キャパシタ130には直列に接続された複数のキャパシタセルが含まれる。
また、電圧検出器として、電気二重層キャパシタ130の電圧を検出する第1電圧検出器131と、インバータ120の入力電圧を検出する第2電圧検出器121とを備え、これらの電圧検出信号は制御部150に入力される。
制御部150は、運転指令装置160から出力される交流負荷Mとしての電動機の運転指令、例えば停止,力行(りきこう),回生,トルクなどの運転指令に基づいて、電圧や周波数を変えるように整流器110,インバータ120およびチョッパ140を制御する。
ここでは特に図示しないが、インバータ120は、電流が流れる方向にしたがって上流側および下流側となる一対のスイッチング素子の直列回路を3相分有するスイッチング回路を含み、電動機を動かす電力を制御するために、電動機の回転数やトルクに応じて、その電圧や電流を可変する。この例でのインバータ120はVVVFインバータである(VVVF:Variable Voltage Variable Frequency(可変電圧・可変周波数))。
また、整流器110は、交流,直流の順・逆変換機能、すなわち交流から直流への変換,直流から交流への変換のいずれも行うことができるPWM型の整流器であり、その回路構成はインバータ120と同じである。
チョッパ140には、図10の回路図に示すように、ダイオード142が逆並列に接続された充電制御用スイッチング素子141,ダイオード144が逆並列に接続された放電制御用スイッチング素子143,電流平滑用インダクタ145,出力電圧平滑用キャパシタ146および入力電圧平滑用キャパシタ147が含まれている。なお、スイッチング素子141,143には、IGBTなどの自己消弧型スイッチング素子が用いられる。
充電制御用スイッチング素子141と電流平滑用インダクタ145は、上記直流回路部の一方のラインに対して直列に接続され、放電制御用スイッチング素子143は、充電制御用スイッチング素子141と電流平滑用インダクタ145の接続点と上記直流回路部の他方のラインとの間に接続される。
チョッパ140は電流双方型で、電気二重層キャパシタ130の放電時には、その放電電圧に電流平滑用インダクタ145に誘起された電圧が重畳されるため昇圧型チョッパとして動作し、電気二重層キャパシタ130の充電時には、上記直流回路部からの充電電圧から電流平滑用インダクタ145に誘起された電圧がダイオード144を経由して電気二重層キャパシタ130に印加されるため降圧型チョッパとして動作する。
この従来例によれば、整流器110とインバータ120との間の直流回路部にチョッパ140を介して電気二重層キャパシタ130を接続し、交流負荷Mが必要とする交流電力の全部または一部を電気二重層キャパシタ130に吸収・放出することにより、交流電源Pからの電力を平均化して交流電源P側の機器を小型化することができる。
力行運転時、制御部150は、第2電圧検出器121でインバータ入力電圧を検出し、電気二重層キャパシタ130の放電電力が指令された放電電力となるように、整流器110の直流電力を制御する。すなわち、電気二重層キャパシタ130の放電電力を減らすには、チョッパ140の出力電力を下げ、整流器110の出力電力を高める。電気二重層キャパシタ130の放電電力を増やすには、整流器110の出力電力を下げ、チョッパ140の出力電力を高める。
制動運転時に、電気二重層キャパシタ130の充電電力を減らすには、チョッパ140の入力電力を下げ、整流器110の交流電源Pへの回生電力を高める。また、電気二重層キャパシタ130の充電電力を増やすには、チョッパ140の入力電力を高め、整流器110の交流電源Pへの回生電力を下げる。
次に、図11(a)(b)により、この従来例に係る電力変換装置100の電力の流れについて説明する。図11(a)に示すように、力行運転時に交流負荷(電動機)Mに必要とされる電力Pmは、交流電源Pおよび電気二重層キャパシタ130から供給される。すなわち、交流電源Pから供給される電力をPs,電気二重層キャパシタ130から供給される電力をPcとすると、Pm=Ps+Pcで表され、負荷電力Pmが変動しても、変動する電力が電気二重層キャパシタ130から供給されるため、交流電源Pから給電される電力Psは平均電力となる。
これに対して、制動運転時には、図11(b)に示すように、交流負荷(電動機)Mからの回生電力は、電気二重層キャパシタ130を充電する。この場合、回生電力が変動したとしても、変動する回生電力は電気二重層キャパシタ130で吸収されるため、整流器110から交流電源Pへの回生電力は平均電力となる。
特開2002−218653号公報 特開平6−343225号公報 特開2002−281685号公報
上記従来例によれば、電気二重層キャパシタの電圧低下分をチョッパの昇圧動作により補うようにしているため、電気二重層キャパシタの電圧がある程度低下したとしても、交流負荷を適正に駆動するうえで必要とされる電力をインバータに給電することができる。
しかしながら、チョッパの回路構成は基本的にインバータとほぼ同じで、それに加えて電流平滑用のインダクタが必須であるため、チョッパの製作にはインバータ相当額もしくはそれ以上のコストがかかる。
すなわち、電気二重層キャパシタは、リチウムイオン電池や鉛バッテリなどの化学二次電池に比べて、大電流による高速充放電が可能で、その充放電の効率が高く、しかもサイクル寿命が長く、また、環境的にも優しいデバイスであるが、他方において、電圧が余り変化しない化学二次電池の場合には不要であるチョッパを必要とすることから、電気二重層キャパシタを用いた電力変換装置は高価にならざるを得ないという問題があった。
また、電動機のように力行運転,制動運転を繰り返す交流負荷の場合、力行運転で負荷に給電された電力がすべて回生されるわけではないので、その差分の電力が消費される。この消費電力の平均値に相当する電力(平均電力)を整流器から給電する必要がある。
したがって、本発明の課題は、商用電源などの交流電源から交流電力を受電し、受電した交流電力を整流器にて一旦直流電力に変換したうえで、インバータにて再度交流電力に変換して交流負荷に給電する電力変換装置において、交流負荷の出力性能を低下させることなく、電気二重層キャパシタに蓄電された電力を定電圧で使用するために用いられていたチョッパを不要とすることにある。
上記課題を解決するため、発明は、交流,直流の順・逆変換機能を有し、交流電源から受電された交流電力を直流電力に変換するPWM型の整流器と、上記整流器から供給される上記直流電力を交流電力に変換して所定の交流負荷に与えるインバータとを含む電力変換装置において、上記整流器と上記インバータとの間の直流回路部に直接的に接続され、上記整流器もしくは上記インバータを介して蓄電される複数の直列に接続された電気二重層キャパシタセルを含む電気二重層キャパシタと、上記交流負荷の運転指令に基づいて上記整流器および上記インバータを制御して上記電気二重層キャパシタの充放電を制御する制御部と、上記電気二重層キャパシタセルの各々に並列に接続され、上記電気二重層キャパシタセルが所定の満充電電圧となった時点で充電電流をバイパスする複数の並列モニタを含む電圧初期化手段とを備え、上記制御部は、上記電気二重層キャパシタに対して、上記交流負荷を適正に駆動するうえで上記インバータが必要とする電圧よりも高い所定の許容最低電圧値を設定し、上記インバータへの放電によって上記電気二重層キャパシタの電圧が上記許容最低電圧値までに低下した場合には、上記整流器にて上記交流電力から変換される直流電力の出力電圧を高めて直接上記インバータに給電して上記電気二重層キャパシタからの放電を停止するとともに、上記電圧初期化手段から上記電気二重層キャパシタの満充電状態を示す満充電信号を受信した場合には、上記整流器を制御し上記インバータからの回生電力を上記整流器を介して上記交流電源に回生して上記電気二重層キャパシタに対する充電を停止することを特徴としている。
本発明によれば、整流器とインバータとの間の直流回路部に電気二重層キャパシタを直接的に接続し、その電気二重層キャパシタに対して、交流負荷を適正に駆動するうえでインバータが必要とする電圧よりも高い所定の許容最低電圧値を設定し、交流負荷の運転指令に基づいて制御部により整流器およびインバータを制御して、電気二重層キャパシタに蓄電された電力を許容最低電圧値を上回る電圧範囲内でインバータに放電させるようにしたことにより、交流負荷の出力性能を低下させることなく、電気二重層キャパシタに蓄電された電力を定電圧で使用するために用いられていたチョッパを不要とすることができる。したがって、電気二重層キャパシタを用いた電力変換装置を安価に提供することができる。
また、インバータへの放電により電気二重層キャパシタの電圧が許容最低電圧値にまで低下した場合には、整流器にて交流電力から変換される直流電力の出力電圧を高めて直接インバータに給電して電気二重層キャパシタからの放電を停止するようにしたことにより、電気二重層キャパシタの電圧が許容最低電圧値にまで低下したとしても、交流負荷の出力性能を低下させることなく、交流負荷を適正に駆動することができる。
また、電圧初期化手段から電気二重層キャパシタの満充電状態を示す満充電信号を受信した場合には、整流器を制御しインバータからの回生電力を整流器を介して交流電源に回生して電気二重層キャパシタに対する充電を停止するようにしたことにより、過充電による電気二重層キャパシタの劣化を確実に防止することができる。
次に、図1ないし図8により、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。図1は本発明による電力変換装置の基本的な回路構成を示す模式図,図2は上記電力変換装置に含まれる整流器およびインバータの回路図である。なお、この実施形態の説明において、先の図9で説明した従来例と同一もしくは同一と見なされてよい構成要素には、それと同じ参照符号を用いる。
この電力変換装置100Aにおいても、商用電源などの交流電源Pから交流電力を受電し、受電した交流電力を整流器110にて一旦直流電力に変換したうえで、インバータ120にて再度交流電力に変換して交流負荷Mに給電する。この例においても、交流電源Pおよび交流負荷Mが3相で、交流負荷Mを電動機としている。
インバータ120は、図2に示すように、電流が流れる方向にしたがって上流側および下流側となる一対のスイッチング素子の直列回路を3相分有するスイッチング回路を含み、電動機を動かす電力を制御するために、電動機の回転数やトルクに応じて、その電圧や電流を可変する。この例でのインバータ120はVVVFインバータである。
整流器110は、好ましくは高調波除去フィルタ111を介して交流電源Pに接続される。整流器110は、交流,直流の順・逆変換機能、すなわち交流から直流への変換,直流から交流への変換のいずれも行うことができるPWM型の整流器であり、図2に示すように、その回路構成はインバータ120と同じく、電流が流れる方向にしたがって上流側および下流側となる一対のスイッチング素子の直列回路を3相分有するスイッチング回路を含む。
図2に示すように、整流器110の出力側とインバータ120の入力側に電圧平滑用キャパシタ112,122を接続することにより、交流電源Pに発生する尖頭電力がキャパシタへの充電によって平滑化されるため、変換された直流電圧Vdcは、
Vdc=√2Vac
となる(Vacは交流電圧の実効値)。
本発明においては、整流器110とインバータ120との間の直流回路部には、電気二重層キャパシタ130がチョッパを介することなく直接的に接続される。図示しないが、電気二重層キャパシタ130には直列に接続された複数のキャパシタセルが含まれる。なお、個々のキャパシタセルについては、最小構成単位としてのEDLC素子の複数個が直列,並列もしくは直並列に含まれてよい。
電気二重層キャパシタ130の電圧はインバータ120の入力段に設けられるインバータ電圧検出器121によって検出される。このインバータ電圧検出器121の電圧検出信号は制御部150に入力される。
制御部150は、運転指令装置160から出力される交流負荷Mとしての電動機の運転指令、例えば停止,力行,回生,トルクなどの運転指令およびインバータ電圧検出器121からの電圧検出信号に基づいて、整流器110およびインバータ120を制御する。
制御部150は、電気二重層キャパシタ130の充放電を制御するうえで、電気二重層キャパシタ130に対して許容最低電圧値VCminと許容最大電圧値VCmaxとを設定する。許容最低電圧値VCminとは、交流負荷の出力性能を低下させることなく交流負荷を適正に駆動するうえでインバータ120が必要とする電圧よりも高い電圧値である。また、許容最大電圧値VCmaxとは、電気二重層キャパシタが許容し得る最大電圧を超えない範囲で任意に設定される電圧値である。許容最低電圧値VCminと許容最大電圧値VCmaxは、例えば運転指令装置160から入力されてよい。
力行運転時、制御部150は、インバータ電圧検出器121にて検出される電気二重層キャパシタ130の電圧が許容最低電圧値以上である場合、電気二重層キャパシタ130からインバータ120に電力が放電されるように整流器110とインバータ120とを制御する。
すなわち、力行運転時、電気二重層キャパシタ130の電圧は放電とともに低下するが、そのキャパシタ電圧が許容最低電圧値VCmin以上である場合、整流器110の出力を制御することにより、電気二重層キャパシタ130からインバータ120に同インバータ120が必要としている電力を給電することができる。
これに対して、回生運転時には、インバータ電圧検出器121にて検出される電気二重層キャパシタ130の電圧が許容最大電圧値VCmax以下の場合、インバータ120からの回生電力を電気二重層キャパシタ130に充電するように整流器110を制御する。
本発明による電力変換装置と上記従来例の電力変換装置とにおいて、整流器110およびインバータ120の回路構成は基本的に変わらないが、電力系回路に含まれる半導体の耐圧は大きく異なる。
すなわち、上記従来例の電力変換装置では、例えばAC200V系商用電源を用いた場合、Vdc=√2Vacの関係から、直流電圧Vdcはおおよそ300Vになり、直流電圧の2倍程度の耐圧素子を用いるべしという経験則により、使用する半導体は600V耐圧素子となる。同様に、AC400V系商用電源の場合には、1200V耐圧素子を使用することになる。
これに対して、本発明の電力変換装置では、例えばAC200V系商用電源を用いた場合、チョッパを不要にするため、インバータ120が本来必要とする直流電圧Vdcであるおおよそ300V以上に電気二重層キャパシタ130の電圧を維持する必要があり、そのキャパシタ電圧はおおよそ300〜600Vの範囲で変動することになる。
そうすると、例えばAC200V系商用電源を用いた場合でも、その2倍程度の耐圧素子を用いるべしという経験則により、整流器110およびインバータ120に使用する半導体は1200V耐圧素子となる。
つまり、上記従来例の電力変換装置では、定電圧Vdc(=√2Vac)で電気二重層キャパシタ130からインバータ120に電力を給電していたが、本発明では、可変電圧Vdc〜2Vdc(=√2Vac〜2√2Vac)の範囲で電気二重層キャパシタ130からインバータ120に電力を給電する。よって、整流器110およびインバータ120に使用する半導体に必要とされる耐圧は、経験則により4Vdc(=4√2Vac)耐圧となる。
なお、一つの例として、AC200V電源の電圧範囲は公称電圧AC200〜230Vで、これに変動許容値−15〜+10%を適用すると、AC170〜253Vとなる。この電圧範囲であれば、整流器110とインバータ120の間の直流回路部の電圧をDC300〜600Vとして、キャパシタの充放電,整流器110の順・逆変換運転,電動機(200V用)の力行・回生運転を行うことができる。
次に、図3,図4に示す負荷電力パターンを参照して本発明の電力変換装置100Aの動作について説明する。この負荷電力パターンには、インバータ電力,整流器電力,キャパシタ電力およびキャパシタ電圧の推移が示されている。
まず、図3の負荷電力パターンを参照して、時刻Tで電動機の力行運転が始まり、時刻T〜Tまで電動機はトルク一定で加速して、時刻T〜Tまで電動機は定速で力行運転する。力行電力は時刻T〜Tまで時間とともに増加し、時刻Tでインバータ電力は最大力行電力値Ppmaxとなる。
以上が基本的な力行運転パターンであるが、未使用状態の電気二重層キャパシタ130の電圧は「0」であるため、まず、時刻Tで整流器110の出力をオンとして初期充電を開始する。これにより、電気二重層キャパシタ130の電圧値が上昇し、時刻T01でキャパシタ電圧VC01が許容最大電圧値VCmaxに達するので、整流器110の出力をオフとして初期充電を停止する。
負荷電力(インバータ電力)の平均電力値をPaveとして、時刻Tで力行運転が始まると、整流器110から負荷電力の平均電力値Paveが給電されるが、加速により負荷電力値Pが負荷電力の平均電力値Paveを上回る時刻T12で電気二重層キャパシタ130は放電を開始し、負荷電力値Pと平均電力値Paveとの差電力(P−Pave)をインバータ120に給電する。時刻T〜Tまでの定速力行運転時には、電気二重層キャパシタ130からPpmax−Paveの差電力が給電される。
電気二重層キャパシタ130の電圧は放電とともに低下するが、図3の例では、電気二重層キャパシタ130の蓄電容量が十分大きいため、力行運転が終了する時刻Tのキャパシタ電圧V03は許容最低電圧値VCminを上回っている。
時刻T〜Tまでは惰行運転であり、この期間、電気二重層キャパシタ130には、整流器110から出力される電力(負荷電力の平均電力値Pave)が充電される。惰行運転後の時刻T〜Tまで回生(制動)運転が行われ、電気二重層キャパシタ130には、インバータ120からの回生電力が充電される。このときの最大回生電力をPBmaxとすると、電気二重層キャパシタ130には、最大時、(PBmax+Pave)なる電力が充電される。
時刻T〜Tまでは運転停止期間であり、この期間は上記時刻T〜Tまでの惰行運転と同じく、電気二重層キャパシタ130には整流器110から出力される電力(負荷電力の平均電力値Pave)が充電される。時刻Tから再び加速されるが、図3の例では、時刻Tの時点でのキャパシタ電圧VC6は最大許容電圧値VCmaxを超えないため、時刻T〜Tまでの運転停止期間中、電気二重層キャパシタ130は整流器110から出力される電力によって充電され続ける。時刻T〜T10までは、上記時刻T〜Tの繰り返しパターンとなっている。
次に、図4の負荷電力パターンについて説明する。図4の例は、図3の例よりも電気二重層キャパシタ130の蓄電容量が小さいか、もしくは負荷電力が大きい場合についてのものである。時刻T〜T01までの初期充電は図3の例と同じであるため、その説明は省略する。
時刻Tで力行運転が始まると、整流器110から負荷電力の平均電力値Paveが給電されるが、加速により負荷電力値Pが負荷電力の平均電力値Paveを上回る時刻T12で電気二重層キャパシタ130は放電を開始し、負荷電力値Pと平均電力値Paveとの差電力(P−Pave)をインバータ120に給電する。
時刻T〜Tまでの定速力行運転時には、電気二重層キャパシタ130から(Ppmax−Pave)の差電力が給電されるが、図4の例では、時刻Tに至る前の時刻T23時点で、キャパシタ電圧VC23が許容最低電圧値VCminにまで低下するため、電気二重層キャパシタ130の放電を停止し、時刻T23〜Tまでの間、整流器110の出力電力を高めてインバータ電力に足らない力行電力を補い、好ましくは電気二重層キャパシタ130をも充電する。
力行運転後は、図3の例と同じく、時刻T〜Tまでの惰行運転を経て時刻T〜Tの期間、回生(制動)運転が行われ、電気二重層キャパシタ130はインバータ120からの回生電力にて充電されるが、図4の例では、その充電量が大きく、時刻Tに至る前の時刻T45時点でキャパシタ電圧VC45が許容最大電圧値VCmaxに達するため、時刻T45時点で電気二重層キャパシタ130への充電を停止し、インバータ120からの回生電力を整流器110を介して交流電源Pに回生する。
時刻T〜Tまでの運転停止期間を置いて、時刻Tから再び加速を含む力行運転が開始されるが、この場合、加速中の時刻T672時点で、キャパシタ電圧VC672が許容最低電圧値VCminにまで低下するため、加速運転が終了する時刻Tまでの間、電気二重層キャパシタ130の放電を停止するとともに、整流器110の出力電力を高めてインバータ電力に足らない力行電力を補うようにしている。
次に、図5ないし図8により、本発明の電力変換装置100Aが備える電気二重層キャパシタの電圧初期化手段について説明する。
に示すように、電気二重層キャパシタ130には、例えば10個のキャパシタセルC(C1〜C10)が直列に接続されているとして、電圧初期化手段200は、そのキャパシタセルCの各々に割り当てられる並列モニタと呼ばれる電圧配分調整回路220と、各電圧配分調整回路220を制御する制御部210とを備え、各キャパシタセルCの電圧を満充電電圧Vful側に揃える。なお、図中に記載のCMSとは、Capacitor Management Systemの略語である。
図6に電圧配分調整回路(並列モニタ)220の原理的な回路構成を示す。この回路は、キャパシタセルCの端子間電圧と基準電圧Vrとを比較するコンパレータ230と、キャパシタセルCに並列的に接続され、コンパレータ230にてオンオフ制御される充電電流バイパス用のスイッチングトランジスタ240とから構成される。
基準電圧VrをキャパシタセルCの満充電電圧(例えば定格電圧)Vfulに設定しておくことにより、キャパシタセルCの電圧が満充電電圧Vfulとなった時点でスイッチングトランジスタ240がオンとなり、充電電流がバイパスされるため、キャパシタセルCの電圧が満充電電圧Vfulとなるように初期化することができる。
図7に電圧配分調整回路220の実用的な回路構成を示す。この場合には、満充電電圧Vfulとは別に初期化電圧Viniが設定され、コンパレータとして第1ないし第3の3のコンパレータ231〜233が用いられる。初期化電圧Viniは任意に設定されてよいが、例えば満充電電圧Vfulの80%程度の電圧に設定される。
第1コンパレータ231には、初期化電圧Viniが基準電圧として設定され、その出力段にはスイッチSWを介して充電電流バイパス用のスイッチングトランジスタ240が接続される。スイッチSWの切り換えは制御部210により制御される。
第2コンパレータ232には、満充電電圧Vfulが基準電圧として設定される。第3コンパレータ233は、逆方向充電Vnegを検出するコンパレータで、例えばキャパシタセルCの端子間電圧が0〜−0.7Vの場合に動作する。
第1コンパレータ231は、制御部210から出力される初期化信号InitによりスイッチSWがオンである場合に限って、キャパシタセルCの端子間電圧を監視し、その端子間電圧が初期化電圧Viniに達した時点で、スイッチングトランジスタ240をオンして充電電流をバイパスさせる。
第2コンパレータ232は次の場合に動作する。例えば、満充電付近で突然に大きな回生電流が流れ込んだとする。このような場合、初期化電圧Viniを超える時点でスイッチングトランジスタ240がオンになり過剰な電流をバイパスしても、その電流容量との関係でバイパスしきれないため、電圧が上昇して満充電電圧Vfulにまで達する。第2コンパレータ232は、この事態を検出して制御部210に満充電信号を出力し、充電を停止させる。
第3コンパレータ233は次の場合に動作する。仮にキャパシタセルCの中に不良ではないが、他のセルよりも漏れ電流の大きなセルがあるとする。初期化しないで何回も充放電を繰り返すと、次第にそのセルの電圧が他のセルよりも低下し、ついには深い放電深度の際にゼロを割り込むことがある。
本発明において、すべてのキャパシタセルCの電圧は常に等しい必要はないが、逆極性に深く充電されると、セルの寿命に悪影響をおよぼすおそれがあり、また、セルの電圧のばらつきが極端になるつつある目安ともなるため、第3コンパレータ233にて逆方向充電Vnegを検出して、その検出信号を制御部210に与えて、なるべく早く初期化することを促す。このように、満充電電圧Vful,逆方向充電Vnegの2つの監視レベルで挟むことにより、すべてのキャパシタセルCの健全な動作を保証することができる。
図8のグラフに示すように、初期化は充放電サイクルを繰り返す間に微少時間ずつ行うことが好ましく、これによれば、すべてのキャパシタセルCの分担電圧をきれいに揃えることができる。
初期化をいつ開始するかについては、図7に示す電圧配分調整回路220から満充電信号を受信した際の電気二重層キャパシタの電圧値を電気二重層キャパシタの総電圧として設定された総電圧値と比較し、あらかじめ設定された差異を検出した場合に初期化を行うことが好ましい。
また、別の方法として、初期化された電気二重層キャパシタの満充電電圧値を記憶部に記憶しておき、図7に示す電圧配分調整回路220から満充電信号を受信した際の電気二重層キャパシタの電圧値を上記記憶された満充電電圧値と比較し、あらかじめ設定された差異を検出した場合には、各キャパシタセルCの電圧がばらついてきたことを意味するため、初期化を行うことが好ましい。
本発明の電力変換装置は、電気自動車などの電動機駆動用に限られるものではなく、例えば無停電電源装置(UPS)などの交流負荷を有する電源装置に広く利用することができる。
本発明による電力変換装置の基本的な回路構成を示す模式図。 上記電力変換装置に含まれる整流器およびインバータの回路図。 本発明の動作説明用の負荷電力パターンを示すタイミングチャート。 本発明の動作説明用の負荷電力パターンを示すタイミングチャート。 本発明が備える初期化手段の回路構成を示すブロック図。 上記初期化手段に含まれる電圧分担調整回路の原理的な回路構成図。 上記電圧分担調整回路の実用的な回路構成図。 初期化を行う好ましいタイミングを示すタイミングチャート。 従来の電力変換装置の回路構成を示す模式図。 上記従来の電力変換装置で用いられているチョッパの回路構成図。 (a)上記従来の電力変換装置の力行運転時の電力の流れを示す説明図,(b)回生運転時の電力の流れを示す説明図。
符号の説明
110 整流器
120 インバータ
130 電気二重層キャパシタ
150 制御部
160 運転指令装置
P 交流電源
M 交流負荷(電動機)

Claims (1)

  1. 交流,直流の順・逆変換機能を有し、交流電源から受電された交流電力を直流電力に変換するPWM型の整流器と、上記整流器から供給される上記直流電力を交流電力に変換して所定の交流負荷に与えるインバータとを含む電力変換装置において、
    上記整流器と上記インバータとの間の直流回路部に直接的に接続され、上記整流器もしくは上記インバータを介して蓄電される複数の直列に接続された電気二重層キャパシタセルを含む電気二重層キャパシタと、
    上記交流負荷の運転指令に基づいて上記整流器および上記インバータを制御して上記電気二重層キャパシタの充放電を制御する制御部と、
    上記電気二重層キャパシタセルの各々に並列に接続され、上記電気二重層キャパシタセルが所定の満充電電圧となった時点で充電電流をバイパスする複数の並列モニタを含む電圧初期化手段とを備え、
    上記制御部は、上記電気二重層キャパシタに対して、上記交流負荷を適正に駆動するうえで上記インバータが必要とする電圧よりも高い所定の許容最低電圧値を設定し、上記インバータへの放電によって上記電気二重層キャパシタの電圧が上記許容最低電圧値までに低下した場合には、上記整流器にて上記交流電力から変換される直流電力の出力電圧を高めて直接上記インバータに給電して上記電気二重層キャパシタからの放電を停止するとともに、上記電圧初期化手段から上記電気二重層キャパシタの満充電状態を示す満充電信号を受信した場合には、上記整流器を制御し上記インバータからの回生電力を上記整流器を介して上記交流電源に回生して上記電気二重層キャパシタに対する充電を停止することを特徴とする電気二重層キャパシタを用いた電力変換装置。
JP2005157534A 2005-05-30 2005-05-30 電気二重層キャパシタを用いた電力変換装置 Active JP3983775B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005157534A JP3983775B2 (ja) 2005-05-30 2005-05-30 電気二重層キャパシタを用いた電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005157534A JP3983775B2 (ja) 2005-05-30 2005-05-30 電気二重層キャパシタを用いた電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006333683A JP2006333683A (ja) 2006-12-07
JP3983775B2 true JP3983775B2 (ja) 2007-09-26

Family

ID=37554772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005157534A Active JP3983775B2 (ja) 2005-05-30 2005-05-30 電気二重層キャパシタを用いた電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3983775B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105846753A (zh) * 2015-02-04 2016-08-10 发那科株式会社 电动机驱动装置
CN105846753B (zh) * 2015-02-04 2019-07-16 发那科株式会社 电动机驱动装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3936374B2 (ja) * 2005-10-18 2007-06-27 株式会社パワーシステム 電気二重層キャパシタの充放電制御装置
JP6296310B2 (ja) * 2016-11-25 2018-03-20 国立大学法人長岡技術科学大学 交流電機システム及びその制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105846753A (zh) * 2015-02-04 2016-08-10 发那科株式会社 电动机驱动装置
CN105846753B (zh) * 2015-02-04 2019-07-16 发那科株式会社 电动机驱动装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006333683A (ja) 2006-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Grbovic et al. The ultracapacitor-based regenerative controlled electric drives with power-smoothing capability
US7568537B2 (en) Vehicle propulsion system
RU2509001C2 (ru) Устройство преобразования энергии для силовой установки транспортного средства с электродвигателем
JP4125855B2 (ja) 蓄電池用充放電装置
JP5464451B2 (ja) コンバータ制御装置
JPS61267675A (ja) エレベ−タの制御装置
WO2014182291A1 (en) Hybrid energy sourced battery or super-capacitor fed drive topologies
JP5000029B1 (ja) 交流モータ駆動装置
US11091058B2 (en) Fuel cell system
JP4432675B2 (ja) 電力変換装置
JP3983775B2 (ja) 電気二重層キャパシタを用いた電力変換装置
JP5386457B2 (ja) 電力回生装置
CN110994651B (zh) 一种能量平衡控制方法及装置
JP6015690B2 (ja) エレベータの制御装置
JP5173124B2 (ja) エレベータの制御装置
Joshi et al. Battery ultracapacitor based DC motor drive for electric vehicles
JP5602473B2 (ja) エレベータの制御装置
JP5332214B2 (ja) モータ駆動装置
KR101212956B1 (ko) 엘리베이터 제어장치 및 제어방법
JP2006288085A (ja) 電気車制御装置
JP2010180003A (ja) エレベータ電源装置
JP4186721B2 (ja) モータ駆動システム
JP4000719B2 (ja) 電池または電気二重層キャパシタの充放電装置
KR101443356B1 (ko) 에너지 세이버, 그를 이용한 엘리베이터 운영 방법 및 그 시스템
WO2009104577A1 (ja) 移動車用電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061227

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20061227

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20070125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070704

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3983775

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110713

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110713

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110713

Year of fee payment: 4

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713

Year of fee payment: 5

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130713

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250