JP4122680B2 - 車両のフェンダ部構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は車両のフェンダ部構造に係り、特に、自動車等の車両の構造部材にフェンダを取り付けた車両のフェンダ部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両の構造部材にフェンダを取り付けた車両のフェンダ部構造においては、その一例が実開平6−27449号に示されている。
【0003】
図21に示される如く、この車両のフェンダ部構造では、フロントフェンダ100における車幅方向内側壁部100Aに形成された段差部102に、複数の有角孔部104が穿設されており、段差部102の折れ線部分102Aに有角孔部104の角部104Aが合致している。このため、このフロントフェンダ100では、角部104Aの存在により、折れ線部102Aが変形し易くなり、図21に二点鎖線で示されるように、有角孔部104に相当するフロントフェンダ100の頂点106における変形量が大きくなる。この結果、この車両のフェンダ部構造では、この有角孔部104に相当するフロントフェンダ100の頂点106に衝突体が衝突しても、その衝突エネルギーを確実に吸収できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この車両のフェンダ部構造においては、フロントフェンダ100とともにフードに略上方から衝突体が衝突した際に、変形したフードがフロントフェンダ100と干渉することが考えられ、この干渉により変形荷重が大きくなる。また、フロントフェンダ100における車幅方向内側壁部100A以外の比較的変形荷重が大きい部位が変形した場合にも、変形荷重が大きくなる。従って、この車両のフェンダ部構造においては、衝突体への衝撃緩和性能が低下することが考えられる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、衝突体への衝撃緩和性能を向上することができる車両のフェンダ部構造を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、車両の構造部材にフェンダを取付ける車両のフェンダ部構造において、
車両略上方からフェンダへの入力を、車幅方向にオフセットした複数の分力に分散し、前記フェンダの潰れ方向を制御する分力発生手段を有し、前記分力発生手段は、前記構造部材に前記フェンダを連結するために設けられた車幅方向において対向する少なくとも2つの連結壁部であり、前記連結壁部の少なくとも1つの連結壁部に曲げポイントが設定されていることを特徴とする。
【0007】
従って、分力発生手段により車両略上方からフェンダへの入力を、車幅方向にオフセットした複数の分力に分散することで、フェンダの潰れ方向を制御することができる。この結果、車両略上方からフェンダへの入力で、フードとフェンダとが干渉し変形荷重が増加する車体構造の場合には、フェンダの潰れ方向をフードとフェンダとの干渉を避ける方向へ制御できる。このため、変形荷重が増加するのを抑制でき、衝突体への衝撃緩和性能を向上できる。一方、車両略上方から入力で、フェンダの変形量が大きくなるとフェンダの変形荷重が大きくなる車体構造の場合には、フェンダの潰れ方向をフェンダの変形荷重が大きくならない方向へ制御できる。このため、変形荷重が増加するのを抑制でき、衝突体への衝撃緩和性能を向上できる。また、分力発生手段は、構造部材にフェンダを連結するために設けられた車幅方向において対向する少なくとも2つの連結壁部であり、少なくとも1つの連結壁部に曲げポイントが設定されている。このため、車幅方向において対向する少なくとも2つの連結壁部の変形形状を調整することで簡単に衝突体への衝撃緩和性能を向上できると共に、曲げポイントが設定されている連結壁部を、曲げポイントを基点として変形させることでフェンダを所定の方向へ変形させることができ、変形方向を容易に調整できる。
【0010】
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の車両のフェンダ部構造において、前記連結壁部が前記フェンダと一体であることを特徴とする。
【0011】
従って、請求項1に記載の内容に加えて、連結壁部をフェンダと一体とすることで、部品点数が減り組付性が向上する。
【0014】
請求項3記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の車両のフェンダ部構造において、対向する2つの前記連結壁部にそれぞれ曲げポイントが設定されていることを特徴とする。
【0015】
従って、請求項1または請求項2に記載の内容に加えて、それぞれ曲げポイントが設定されている対向する2つの連結壁部を、夫々の曲げポイントを基点として変形させることでフェンダを所定の方向へ変形させることができ、変形方向を容易に調整できる。
【0016】
請求項4記載の本発明は、請求項3に記載の車両のフェンダ部構造において、前記連結壁部は、対向する2つの連結壁部における各曲げポイントの上下方向位置が異なっていることを特徴とする。
【0017】
従って、請求項3に記載の内容に加えて、フードとフェンダとの干渉により発生する荷重と、フェンダの変形により発生する荷重と、を考慮して、対向する2つの連結壁部における各曲げポイントの上下方向の位置をそれぞれ異なる位置に設定することで連結壁部の変形形状を容易に調整できる。
【0018】
請求項5記載の本発明は、請求項3に記載の車両のフェンダ部構造において、前記連結壁部は、対向する2つの連結壁部における各曲げ方向が車幅方向において異なることを特徴とする。
【0019】
従って、請求項3に記載の内容に加えて、フードとフェンダとの干渉により発生する荷重と、フェンダの変形により発生する荷重と、を考慮して、対向する2つの連結壁部における各曲げポイントの各曲げ方向を車幅方向においてそれぞれ異なる方向に設定することで連結壁部の変形形状を容易に調整できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の車両のフェンダ部構造の第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
【0021】
なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示す。
【0022】
図4に示される如く、本実施形態では、車体10のフードパネル12とフェンダ14との境界16が、フード18の車幅方向両端部において、車両前後方向に沿って延びている。
【0023】
図1に示される如く、フードパネル(フードアウタパネルとも言う)12の車幅方向外側部の下面側には、フードインナパネル20が車両前後方向に沿って配設されている。フードインナパネル20の車両前後方向から見た断面形状は、開口部を上方へ向けた略ハット状とされており、開口部の車幅方向内側に突出形成された内側フランジ(図示省略)がフードパネル12の下面12Aに結合されている。また、フードインナパネル20の開口部の車幅方向外側に突出形成された外側フランジ20Aには、フードパネル12の車幅方向外側縁部12Bがヘミング加工によって固定されている。フードパネル12とフードインナパネル20とで構成される閉断面部21は、フードパネル12の骨格を構成している。
【0024】
また、フード18におけるヘミング部18Aの下方には、車両前後方向に沿って車体10の構造部材としてのエプロンアッパメンバ24が配設されており、エプロンアッパメンバ24は、エプロンアッパメンバ24の上部を構成するエプロンアッパメンバアッパ26とエプロンアッパメンバ24の下部を構成するエプロンアッパメンバロア28とで構成されている。
【0025】
エプロンアッパメンバアッパ26は開口部を下方へ向けた断面台形状となっており、車幅方向外側壁部の上部は、車両内側上方から車両外側下方への傾斜壁部26Aとなっている。また、エプロンアッパメンバアッパ26の車幅方向外側壁部の下部は縦壁部26Bとなっており、縦壁部26Bの下端部には、車幅方向外側へ向けてフランジ26Cが形成されている。一方、エプロンアッパメンバロア28は断面L字状となっており、横壁部28Aの車幅方向外側端部28Bと、エプロンアッパメンバアッパ26のフランジ26Cとが溶着されている。エプロンアッパメンバロア28の横壁部28Aの車幅方向内側端部には、下方へ向かって縦壁部28Cが形成されており、縦壁部28Cには、エプロンアッパメンバアッパ26の車幅方向内側壁部26Dの下端縁部26Eが溶着されている。
【0026】
従って、エプロンアッパメンバ24は、エプロンアッパメンバアッパ26とエプロンアッパメンバロア28とで車両前後方向に延びる閉断面部30を形成している。
【0027】
図3に示される如く、エプロンアッパメンバアッパ26には、車両前後方向に沿って所定の間隔で分力発生手段としてのブラケット32が配設されており、これらのブラケット32を介してフェンダ14がエプロンアッパメンバアッパ26に固定されている。
【0028】
図1に示される如く、ブラケット32は、車両前方から見た断面形状(正面視)が、開口部を下方へ向けた略六角形状とされており、車幅方向において対向する(車幅方向にオフセットしている)2つの連結壁部32A、32Bを備えている。車幅方向外側の連結壁部(以後、外側連結壁部という)32Aは、車両前方から見て、車幅方向外側へ突出するく字状に屈曲しており、曲げポイントP1が、外側連結壁部32Aの上下方向中央Lより上方に設定されている。一方、車幅方向内側の連結壁部(以後、内側連結壁部という)32Bは、車両前方から見て、車幅方向内側へ突出するく字状に屈曲しており、曲げポイントP2が、内側連結壁部32Bの上下方向中央Lより下方に設定されている。
【0029】
ブラケット32における外側連結壁部32Aの下端部には、フランジ32Cが形成されており、このフランジ32Cがエプロンアッパメンバアッパ26の傾斜壁部26Aに溶着されている。また、ブラケット32における内側連結壁部32Bの下端部には、フランジ32Dが形成されており、このフランジ32Dがエプロンアッパメンバアッパ26の車幅方向内側壁部26Dの上端縁部26Fに溶着されている。
【0030】
ブラケット32における外側連結壁部32Aの上端部と、内側連結壁部32Bの上端部とは、上壁部32Eによって連結されている。この上壁部32Eの中央部には、取付孔34が穿設されており、上壁部32Eの下面には、取付孔34と同軸的にウエルドナット36が配設されている。
【0031】
フード18におけるヘミング部18Aに対向しているフェンダ14の車幅方向内側縁部14Aは、下方に向かって屈曲されており、上下方向に伸びる縦壁部14Bが形成されている。この縦壁部14Bの下端部には、車幅方向内側へ向かってフランジ14Cが形成されており、フランジ14Cには、車両前後方向に所定の間隔で取付孔38が穿設されている。
【0032】
フェンダ14の取付孔38とブラケット32の取付孔34には、ボルト40が上方から挿入されており、このボルト40をナット36に締め込むことによって、フェンダ14におけるフランジ14Cが、ブラケット32の上壁部32Eに固定されている。
【0033】
また、本実施形態では、フェンダ14の車両外側面14Dに凹溝42が、車両前後方向に延設されており、凹溝42には装飾用のモール44が取付けられている。従って、図2に示される如く、フード18とフェンダ14との境界16に衝突体Sが衝突して、略上方から略下方(図2の矢印A方向)へ向けて荷重が作用した場合に、フェンダ14の変形量が大きくなっても、凹溝42を基点にしてフェンダ14の車両外側面14Dが容易に変形し、変形荷重が大きくなり難い車体構造となっている。なお、フェンダ14の車両外側面14Dに凹溝42を形成しなくても、フェンダ14の材質、車両外側面14Dの形状(曲率、傾き)、フェンダ14の取り付け方等の他の要因によって、フード18とフェンダ14との境界16に衝突体Sが衝突して、略上方から略下方(図2の矢印A方向)へ向けて荷重が作用した場合に、フェンダ14の変形量が大きくなっても、フェンダ14の車両外側面14Dが容易に変形し、変形荷重が大きくなり難い車体構造となっていても良い。
【0034】
次に本実施形態の作用を説明する。
【0035】
本実施形態では、フード18とフェンダ14との境界16に衝突体Sが衝突して、略上方から略下方(図2の矢印A方向)へ向けて荷重が作用した場合には、フードパネル12の境界16近傍の部位及びフェンダ14の境界16近傍の部位が、図2に示される如く下方へ変形する。
【0036】
この際、本実施形態では、フェンダ14をエプロンアッパメンバアッパ26に固定しているブラケット32の外側連結壁部32Aが、車両前方から見て車幅方向外側へ突出するく字状に屈曲しており、曲げポイントP1が外側連結壁部32Aの上下方向中央Lより上方に設定されていると共に、内側連結壁部32Bが、車両前方から見て車幅方向内側へ突出するく字状に屈曲しており、曲げポイントP2が内側連結壁部32Bの上下方向中央Lより下方に設定されているため、図2に示すように、外側連結壁部32Aと内側連結壁部32Bとに分散された分力によって、外側連結壁部32Aと内側連結壁部32Bとが夫々変形することで、ブラケット32の上壁部32Eがフェンダ14のフランジ14Cとともに車幅方向外側下方(図2の矢印B方向)へ向って潰れる。このため、簡単な構成で車幅方向外側下方(図2の矢印C方向)へ変形するフード18のヘミング部18Aとフェンダ14の縦壁部14Bとの干渉を避けることができる。このため、変形荷重が増加するのを抑制でき、衝突体Sへの衝撃緩和性能を向上できる。
【0037】
また、本実施形態では、車幅方向において対向するブラケット32の外側連結壁部32Aと内側連結壁部32Bとの各曲げポイントP1、P2の上下方向の位置を変えることで簡単に変形形状を調整できる。
【0038】
次に、本発明の車両のフェンダ部構造の第2実施形態を図5及び図6に従って説明する。
【0039】
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0040】
図5に示される如く、本実施形態では、ブラケット32における外側連結壁部32Aが、車両前方から見て車幅方向外側へ突出するく字状に屈曲しており、曲げポイントP1が、外側連結壁部32Aの上下方向中央Lより下方に設定されている。一方、内側連結壁部32Bが、車両前方から見て車幅方向内側へ突出するく字状に屈曲しており、曲げポイントP2が、内側連結壁部32Bの上下方向中央Lより上方に設定されている。
【0041】
また、本実施形態では、フェンダ14の車両外側面14Dに、第1実施形態(図1参照)における凹溝が形成されておらず、略上方から略下方(図6の矢印A方向)へ向けて荷重が作用した場合に、フェンダ14の変形量が大きくなると、変形荷重が大きくなり易い車体構造となっている。なお、フェンダ14の車両外側面14Dに凹溝を形成しても、フェンダ14の材質、車両外側面14Dの形状(曲率、傾き)、フェンダ14の取り付け方等の他の要因によって、フード18とフェンダ14との境界16に衝突体Sが衝突して、略上方から略下方(図6の矢印A方向)へ向けて荷重が作用した場合に、フェンダ14の変形量が大きくなると、変形荷重が大きくなり易い車体構造となっていても良い。
【0042】
次に本実施形態の作用を説明する。
【0043】
本実施形態では、フード18とフェンダ14との境界16に衝突体Sが衝突して、略上方から略下方(図6の矢印A方向)へ向けて荷重が作用した場合には、フードパネル12の境界16近傍の部位及びフェンダ14の境界16近傍の部位が、図6に示される如く下方へ変形する。
【0044】
この際、本実施形態では、フェンダ14をエプロンアッパメンバアッパ26に固定しているブラケット32の外側連結壁部32Aが、車両前方から見て車幅方向外側へ突出するく字状に屈曲しており、曲げポイントP1が外側連結壁部32Aの上下方向中央Lより下方に設定されていると共に、内側連結壁部32Bが、車両前方から見て車幅方向内側へ突出するく字状に屈曲しており、曲げポイントP2が内側連結壁部32Bの上下方向中央Lより上方に設定されているため、図6に示すように、外側連結壁部32Aと内側連結壁部32Bとに分散された分力によって、外側連結壁部32Aと内側連結壁部32Bとが夫々変形することで、ブラケット32の上壁部32Eがフェンダ14のフランジ14Cとともに車幅方向内側下方(図6の矢印D方向)へ向って潰れる。このため、簡単な構成で車幅方向外側下方へ変形するフード18のヘミング部18Aとフェンダ14とが干渉するものの、フェンダ14の車両外側面14Dが、第1実施形態(図2参照)の様に湾曲変形するのを防止できる。即ち、変形荷重が大きいフェンダ14の車両外側面14Dを変形させないため、フェンダ14の変形荷重が増加するのを抑制でき、衝突体Sへの衝撃緩和性能を向上できる。
【0045】
また、本実施形態では、車幅方向において対向するブラケット32の外側連結壁部32Aと内側連結壁部32Bとの各曲げポイントP1、P2の上下位置を変えることで、簡単にその変形形状を調整できる。
【0046】
次に、本発明の車両のフェンダ部構造の第3実施形態を図7〜図9に従って説明する。
【0047】
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0048】
図7に示される如く、本実施形態では、フェンダ14が樹脂材で構成されており、分力発生手段としての車幅方向において対向する2つの連結壁部14E、14Fが、フェンダ14に一体成形されている。また、車幅方向外側の連結壁部(以後、外側連結壁部という)14Eは、車両前方から見て、車幅方向外側へ突出するく字状に屈曲しており、曲げポイントP1が、外側連結壁部の上下方向中央Lより上方に設定されている。一方、車幅方向内側の連結壁部(以後、内側連結壁部という)14Fは、車両前方から見て、車幅方向内側へ突出するく字状に屈曲しており、曲げポイントP2が、内側連結壁部14Fの上下方向中央Lより下方に設定されている。
【0049】
フェンダ14における外側連結壁部14Eの上端部は、縦壁部14Bの下端部に連結されており、縦壁部14Bの下端部から車幅方向内側に伸びる上壁部14Gの車幅方向内側端部に、内側連結壁部14Fの上端部が連結されている。また、外側連結壁部14Eの下端部と、内側連結壁部14Fの下端部とは、下壁部14Hによって連結されている。
【0050】
図9に示される如く、フェンダ14の外側連結壁部14E、内側連結壁部14F、下壁部14Hは、車両前後方向に所定の間隔で形成されている。また、フェンダ14の下壁部14Hは車両前方に延設されており、取付部14Jとなっている。
【0051】
図7に示される如く、本実施形態では、エプロンアッパメンバアッパ26の上壁部26Gに、車両前後方向に沿って所定の間隔で取付孔50が穿設されており、上壁部26Gの下面には、取付孔50と同軸的にウエルドナット52が配設されている。一方、フェンダ14における取付部14Jの中央部には、取付孔54が穿設されている。フェンダ14の取付孔54とエプロンアッパメンバアッパ26の取付孔50には、ボルト56が上方から挿入されており、このボルト56をナット52に締め込むことによって、フェンダ14における取付部14Jが、エプロンアッパメンバアッパ26の上壁部26Gに固定されている。
【0052】
また、本実施形態では、第1実施形態と同様に、図8に示される如く、フード18とフェンダ14との境界16に衝突体Sが衝突して、略上方から略下方(図8の矢印A方向)へ向けて荷重が作用した場合に、フェンダ14の変形量が大きくなっても、変形荷重が大きくなり難い車体構造となっている。
【0053】
次に本実施形態の作用を説明する。
【0054】
本実施形態では、フード18とフェンダ14との境界16に衝突体Sが衝突して、略上方から略下方(図8の矢印A方向)へ向けて荷重が作用した場合には、フードパネル12の境界16近傍の部位及びフェンダ14の境界16近傍の部位が、図8に示される如く下方へ変形する。
【0055】
この際、本実施形態では、フェンダ14に一体成形され、フェンダ14をエプロンアッパメンバアッパ26に固定している外側連結壁部14Eが、車両前方から見て車幅方向外側へ突出するく字状に屈曲しており、曲げポイントP1が外側連結壁部14Eの上下方向中央Lより上方に設定されていると共に、内側連結壁部14Fが、車両前方から見て車幅方向内側へ突出するく字状に屈曲しており、曲げポイントP2が内側連結壁部14Fの上下方向中央より下方に設定されているため、図8に示すように、外側連結壁部14Eと内側連結壁部14Fとに分散された分力によって、外側連結壁部14Eと内側連結壁部14Fとが夫々変形することで、フェンダ14における縦壁部14Bの下端部が車幅方向外側下方(図8の矢印B方向)へ向って潰れる。このため、簡単な構成で車幅方向外側下方(図8の矢印C方向)へ変形するフード18のヘミング部18Aとフェンダ14の縦壁部14Bとの干渉を避けることができる。このため、変形荷重が増加するのを抑制でき、衝突体Sへの衝撃緩和性能を向上できる。
【0056】
また、本実施形態では、車幅方向において対向するフェンダ14の外側連結壁部14Eと内側連結壁部14Fとの各曲げポイントP1、P2の上下方向の位置を変えることで簡単に変形形状を調整できる。
【0057】
また、本実施形態では、外側連結壁部14Eと内側連結壁部14Fをフェンダと一体とすることで、部品点数が減り組付性が向上する。
【0058】
次に、本発明の車両のフェンダ部構造の第4実施形態を図10及び図11に従って説明する。
【0059】
なお、第3実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0060】
図10に示される如く、本実施形態では、フェンダ14が樹脂材で構成されており、分力発生手段としての車幅方向において対向する2つの連結壁部14E、14Fが一体成形されている。また、外側連結壁部14Eは、車両前方から見て、車幅方向外側へ突出するく字状に屈曲しており、曲げポイントP1が、外側連結壁部の上下方向中央Lより下方に設定されている。一方、車幅方向内側の内側連結壁部14Fは、車両前方から見て、車幅方向内側へ突出するく字状に屈曲しており、曲げポイントP2が、内側連結壁部14Fの上下方向中央Lより上方に設定されている。
【0061】
また、本実施形態では、略上方から略下方(図11の矢印A方向)へ向けて荷重が作用した場合に、フェンダ14の変形量が大きくなると、変形荷重が大きくなり易い車体構造となっている。
【0062】
次に本実施形態の作用を説明する。
【0063】
本実施形態では、フード18とフェンダ14との境界16に衝突体Sが衝突して、略上方から略下方(図11の矢印A方向)へ向けて荷重が作用した場合には、フードパネル12の境界16近傍の部位及びフェンダ14の境界16近傍の部位が、図11に示される如く下方へ変形する。
【0064】
この際、本実施形態では、フェンダ14に一体成形され、フェンダ14をエプロンアッパメンバアッパ26に固定している外側連結壁部14Eが、車両前方から見て車幅方向外側へ突出するく字状に屈曲しており、曲げポイントP1が外側連結壁部14Eの上下方向中央Lより下方に設定されていると共に、内側連結壁部14Fが、車両前方から見て車幅方向内側へ突出するく字状に屈曲しており、曲げポイントP2が内側連結壁部14Fの上下方向中央より上方に設定されているため、図11に示すように、外側連結壁部14Eと内側連結壁部14Fとに分散された分力によって、外側連結壁部14Eと内側連結壁部14Fとが夫々変形することで、フェンダ14における縦壁部14Bの下端部が車幅方向内側下方(図11の矢印D方向)へ向って潰れる。このため、簡単な構成で車幅方向外側下方へ変形するフード18のヘミング部18Aとフェンダ14とが干渉するものの、フェンダ14の車両外側面14Dが、第3実施形態(図8参照)の様に湾曲変形するのを防止できる。即ち、変形荷重が大きいフェンダ14の車両外側面14Dを変形させないため、フェンダ14の変形荷重が増加するのを抑制でき、衝突体Sへの衝撃緩和性能を向上できる。
【0065】
また、本実施形態では、第3実施形態と同様に車幅方向において対向するフェンダ14の外側連結壁部14Eと内側連結壁部14Fとの各曲げポイントP1、P2の上下方向の位置を変えることで、簡単にその変形形状を調整できる。
【0066】
また、本実施形態では、第3実施形態と同様に外側連結壁部14Eと内側連結壁部14Fをフェンダと一体とすることで、部品点数が減り組付性が向上する。
【0067】
なお、上記第3及び第4実施形態では、フェンダ14を樹脂材で構成し、分力発生手段としての連結壁部14E、14Fを一体成形したが、これに代えて、フェンダ14をアルミ等の軽合金を使用した鋳物等の他の材料で構成し、分力発生手段としての連結壁部14E、14Fを一体成形した構成としても良い。
【0068】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、図12に示される如く、第1及び第2実施形態におけるブラケット32の外側連結壁部32Aの曲げポイントP1と、内側連結壁部32Bの曲げポイントP2にスリット60、薄肉部等の曲げ促進手段を形成しても良い。また、図13に示される如く、第3及び第4実施形態におけるフェンダ14の外側連結壁部14Eと内側連結壁部14Fとの各曲げポイントP1、P2の対向面側にノッチ62等の曲げ促進手段を形成しても良い。
【0069】
また、上記各実施形態では、対向する外側連結壁部と内側連結壁部との双方をく字状に屈曲させた構成にしたが、これに代えて、図14に示される如く、外側連結壁部32Aと内側連結壁部32Bとのうちの一方(図14では内側連結壁部32B)のみをく字状に屈曲させた構成としても良い。
【0070】
また、上記各実施形態では、外側連結壁部を車両前方から見て車幅方向外側へ突出するく字状に屈曲し、内側連結壁部を車両前方から見て車幅方向内側へ突出するく字状に屈曲したが、これに代えて、図15及び図16に示される如く、外側連結壁部32Aを車両前方から見て車幅方向内側へ突出するく字状に屈曲し、内側連結壁部32Bを車両前方から見て車幅方向外側へ突出するく字状に屈曲した構成としても良い。
【0071】
また、上記各実施形態では、外側連結壁部を車両前方から見て車幅方向外側へ突出するく字状に屈曲し、内側連結壁部を車両前方から見て車幅方向内側へ突出するく字状に屈曲したが、これに代えて、図17に示される如く、外側連結壁部32Aと内側連結壁部32Bを車両前方から見て同方向(図17では車幅方向外側)へ突出するく字状に屈曲した構成としても良い。なお、この場合には、く字状の屈曲方向(図17では車幅方向外側)によって、フェンダ14の潰れ方向(図17では矢印B方向)を調整できる。
【0072】
また、上記各実施形態では、外側連結壁部と内側連結壁部との少なくとも一方を上下方向の1つの曲げポイントにおいて屈曲したく字状としたが、これに代えて、図18に示される如く、外側連結壁部32Aと内側連結壁部32Bとの少なくとも一方を上下方向の複数の曲げポイントP1、P3及びP2、P4において屈曲した形状としても良い。
【0073】
また、上記各実施形態では、外側連結壁部と内側連結壁部との少なくとも一方を曲げポイントにおいて屈曲したが、これに代えて、図19に示される如く、外側連結壁部32Aと内側連結壁部32Bとの少なくとも一方を曲げポイントP1、P2において湾曲させた(円弧状に曲げた)構成としても良い。
【0074】
また、上記第3及び第4実施形態では、図9に示される如く、フェンダ14における下壁部14Hを車両前方に延設し取付部14Jとしたが、これに代えて、図19に示される如く、エプロンアッパメンバアッパ26の上壁部26Gにボルト56によって固定される別部材の押さえ板70によって、フェンダ14の下壁部14Hを保持する構成としても良い。
【0075】
また、上記各実施形態では、分力発生手段を車幅方向において対向する2つの外側連結壁部32A、14Eと内側連結壁部32B、14Fとによって構成したが、これに代えて、分力発生手段を車幅方向にオフセットした3つ以上の連結壁部で構成しても良い。
【0076】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明は、車両の構造部材にフェンダを取付ける車両のフェンダ部構造において、車両略上方からフェンダへの入力を、車幅方向にオフセットした複数の分力に分散し、前記フェンダの潰れ方向を制御する分力発生手段を有し、分力発生手段は、構造部材にフェンダを連結するために設けられた車幅方向において対向する少なくとも2つの連結壁部であり、連結壁部の少なくとも1つの連結壁部に曲げポイントが設定されているため、衝突体への衝撃緩和性能を向上することができるという優れた効果を有する。また、簡単に衝突体への衝撃緩和性能を向上できると共に、フェンダの変形方向を容易に調整できるという優れた効果を有する。
【0078】
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の車両のフェンダ部構造において、連結壁部がフェンダと一体であるため、請求項1に記載の効果に加えて、部品点数が減り組付性が向上するという優れた効果を有する。
【0080】
請求項3記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の車両のフェンダ部構造において、対向する2つの連結壁部にそれぞれ曲げポイントが設定されているため、請求項1または請求項2に記載の効果に加えて、フェンダの変形方向を容易に調整できるという優れた効果を有する。
【0081】
請求項4記載の本発明は、請求項3に記載の車両のフェンダ部構造において、連結壁部は、対向する2つの連結壁部における各曲げポイントの上下方向位置が異なっているため、請求項3に記載の効果に加えて、連結壁部の変形形状を容易に調整できるという優れた効果を有する。
【0082】
請求項5記載の本発明は、請求項3に記載の車両のフェンダ部構造において、連結壁部は、対向する2つの連結壁部における各曲げ方向が車幅方向において異なるため、請求項5に記載の効果に加えて、連結壁部の変形形状を容易に調整できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図4の1−1線に沿った断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る車両のフェンダ部構造の変形状態を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る車両のフェンダ部構造の一部を示す拡大斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る車両のフェンダ部構造が適用された車両を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る車両のフェンダ部構造を示す図1に対応する断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る車両のフェンダ部構造の変形状態を示す断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る車両のフェンダ部構造を示す図1に対応する断面図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る車両のフェンダ部構造の変形状態を示す断面図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係る車両のフェンダ部構造の一部を示す拡大斜視図である。
【図10】本発明の第4実施形態に係る車両のフェンダ部構造を示す図1に対応する断面図である。
【図11】本発明の第4実施形態に係る車両のフェンダ部構造の変形状態を示す断面図である。
【図12】本発明の他の実施形態に係る車両のフェンダ部構造の一部を示す拡大斜視図である。
【図13】本発明の他の実施形態に係る車両のフェンダ部構造を示す図1に対応する断面図である。
【図14】本発明の他の実施形態に係る車両のフェンダ部構造を示す図1に対応する断面図である。
【図15】本発明の他の実施形態に係る車両のフェンダ部構造を示す図1に対応する断面図である。
【図16】本発明の他の実施形態に係る車両のフェンダ部構造を示す図1に対応する断面図である。
【図17】本発明の他の実施形態に係る車両のフェンダ部構造を示す図1に対応する断面図である。
【図18】本発明の他の実施形態に係る車両のフェンダ部構造を示す図1に対応する断面図である。
【図19】本発明の他の実施形態に係る車両のフェンダ部構造を示す図1に対応する断面図である。
【図20】本発明の他の実施形態に係る車両のフェンダ部構造の一部を示す拡大斜視図である。
【図21】従来技術における車両のフェンダ部構造の一部を示す側面図である。
【符号の説明】
14 フェンダ
14E フェンダの外側連結壁部(分力発生手段)
14F フェンダの内側連結壁部(分力発生手段)
18 フード
24 エプロンアッパメンバ(構造部材)
26 エプロンアッパメンバアッパ
32 ブラケット(分力発生手段)
32A ブラケットの外側連結壁部
32B ブラケットの内側連結壁部
Claims (5)
- 車両の構造部材にフェンダを取付ける車両のフェンダ部構造において、
車両略上方からフェンダへの入力を、車幅方向にオフセットした複数の分力に分散し、前記フェンダの潰れ方向を制御する分力発生手段を有し、前記分力発生手段は、前記構造部材に前記フェンダを連結するために設けられた車幅方向において対向する少なくとも2つの連結壁部であり、前記連結壁部の少なくとも1つの連結壁部に曲げポイントが設定されていることを特徴とする車両のフェンダ部構造。 - 前記連結壁部が前記フェンダと一体であることを特徴とする請求項1に記載の車両のフェンダ部構造。
- 対向する2つの前記連結壁部にそれぞれ曲げポイントが設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両のフェンダ部構造。
- 前記連結壁部は、対向する2つの連結壁部における各曲げポイントの上下方向位置が異なっていることを特徴とする請求項3に記載の車両のフェンダ部構造。
- 前記連結壁部は、対向する2つの連結壁部における各曲げ方向が車幅方向において異なることを特徴とする請求項3に記載の車両のフェンダ部構造。
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