JP4115690B2 - データ記録装置 - Google Patents

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    • G11B11/10504Recording
    • G11B11/10506Recording by modulating only the light beam of the transducer

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ記録装置に係り、詳しくは、元データを所定の走長制限の規則に従って変調して得られるデータを記録媒体に記録するようにしたデータ記録装置に関する。
【0004】
【従来の技術】
データ記録再生装置の一例である光磁気ディスク装置は、大容量、低価格、高信頼性等により、画像情報の記録再生やコンピュータ用の各種コードデータの記録再生等、様々な分野での利用が図られている。このような光磁気ディスク装置は、更なる大容量化が望まれており、データを高密度に記録し、その記録データを高精度に再生することが必要となる。
【0005】
データの記録、再生を高精度に行う手法として、例えば、記録すべきデータをパーシャルレスポンス(PR)波形に変調して得られた記録信号を光磁気ディスクに記録し、その光磁気ディスクからの再生信号を所定周期でサンプリングした後に、最尤データ検出器(例えば、ビタビ検出器)にて最も確からしい(ML)データを検出する手法が提案されている。
【0006】
上記ビタビ検出器は、例えば、図1に示すように構成される。
【0007】
図1において、このビタビ検出器は、ブランチメトリック計算ユニット(以下、単にBMという)101と、加算・比較・選択(Add-Compare-Select)ユニット(以下、単にACSという)102と、パスメトリックメモリ(以下、単にPMMという)103と、パスメモリ(以下、単にPMという)104とを有している。
【0008】
光磁気ディスク装置のデータ再生系に適用される上記ビタビ検出器において、BM101は光磁気ディスクからの再生信号のサンプリング値ytが供給され、そのサンプリング値ytと期待値との差であるブランチメトリック値(以下、単に、BM値という)を算出する。期待値は、データ記録の際に用いられたパーシャルレスポンス波形に依存する値であり、再生信号が本来とりうる値である。BM値は、1つのサンプリング値ytがBM101に供給されると、期待値毎に演算される。
【0009】
ACS102は、前述したBM値とPMM103に格納された1クロック前のパスメトリック値(以下、単にPM値という)とを加算し(Add)、その加算後のPM値を2つずつ比較する(Compare)。そして、ACS102は、その比較の結果、小さいほうのPM値を新たなPM値として選択し(Select)、その選択したPM値をPMM103に格納する。このような処理の結果、PM値は、BM値の積算値となる。上記のようにあるPM値を選択することは、状態遷移のパスを選択することに相当する。即ち、ACS102は、PM値が最小となる状態遷移のパスを常に選択している。
【0010】
PM104には、前述のように選択されたパスに相当するデータ(2値データ)がACS102から供給される。このPM104は、選択された各パスに対応するデータを順次シフトし、その過程で状態遷移の連続性に基づいて選択されるべきでないとされた各パスに対応するデータを順次淘汰していく。そして、PM104は、生き残ったパスに対応するデータを検出データとして出力する。
【0011】
上述したように、記録データをパーシャルレスポンス波形の記録信号に変調してその記録信号を光磁気ディスクに記録する一方、ビタビ検出器を用いて最も確からしいデータを検出することにより、高密度記録のなされた光磁気ディスクからデータの再生が高精度にてなされる。このような記録再生の手法は、パーシャルレスポンス・最尤検出(以下、単に、PRMLという)の手法と呼ばれる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ISO規格の光磁気ディスクを用いたデータ記録再生装置では、所謂、セルフクロッキングという手法に従って、同期用のクロック信号を生成する。このセルフクロッキングという手法では、実際に光磁気ディスクから読み出される再生信号の変化に同期するようにクロック信号を生成する。従って、再生信号が長時間にわたって変化しない状態のないように、記録すべきデータ(以下、元データ)を所定の走長制限の規則(例えば、(1,7)RLL)に従って変調して実際に光磁気ディスクに書き込むべきデータを生成している。これにより、実際に書き込むべきデータでは、同じ値(「0」または「1」)のビットが所定数以上連続することはない。
【0013】
このように元データを所定の走長制限の規則に従って変調して得られるデータを書き込んだ光磁気ディスクからの再生信号から上述したビタビ検出器によりデータを復元する際、当該走長制限の規則からありえない状態遷移は考慮する必要がない。このようにとりうる状態遷移の制限(例えば、D制約という)に基づいて上記ACS102での処理を簡略化することができる。
【0014】
一般に、光磁気ディスクに書き込むデータの所定ビット数毎に一または複数のパリティビットを含めておくことが考えられる。この場合、その光磁気ディスクからの再生信号から復元されるデータを上記所定ビット数毎にそのパリティをチェックすることで、復元されたデータが誤っているか否かを判定することができる。
【0015】
上記のように元データを所定の走長制限の規則に従って変調して実際に光磁気ディスクに書き込むべきデータを生成する場合、データに上記パリティビットをどのように挿入するかが問題となる。
【0016】
例えば、元データにパリティビットを付加して得られたデータを走長制限の規則に従って変調すると、再生系において上記走長制限の規則に従った変調に対応する復調によりデータが再現されるまで上記パリティビットが有効にならない。このため、上記復調前になされる上記ビタビ検出器でのデータの復元処理においてパリティビットを有効に利用することができない。
【0017】
また、例えば、元データを所定の走長制限の規則に従って変調して得られたデータにパリティビットを付加すると、データ全体として走長制限の規則が守られない場合が発生してしまう。
【0018】
このように元データを所定の走長制限の規則に従って変調して書き込みデータを生成する場合、パリティビットをどのように付加するかについての工夫が必要となる。
【0020】
そこで、本発明の第一の課題は、走長制限とパリティビットを共に有効に利用できるようにしたデータ記録装置に関する。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記第一の課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるように、元データを所定の走長制限の規則に従って変調して得られるデータを記録媒体に書込むようにしたデータ記録装置において、上記変調により得られたデータの所定長ブロック毎に付加すべき複数のパリティビットの値を、該複数のパリティビットを付加すべき第一の所定長ブロック、該複数のパリティビット及び上記第一の所定長ブロックの次に位置する第二の所定長ブロックの範囲で上記所定の走長制限の規則の一部もしくは全部を満足するように決定するパリティビット決定手段と、該パリティビット決定手段にて決定された値となる複数のパリティビットを上記第一の所定長ブロックに付加するパリティ付加手段とを有し、上記所定長ブロック毎にパリティビットの付加されたデータを上記記録媒体に書込むように構成される。
【0024】
このようなデータ記録装置では、所定の走長制限に従って変調されたデータの所定長ブロック毎に複数のパリティビットが付加される。そして、その複数のパリティビット及びその前後に位置する第一の所定長ブロックと第二の所定長ブロック全体の範囲で上記所定走長制限の規則の一部もしくは全部が満足される。
【0025】
上記パリティビット決定手段は、請求項2に記載されるように、上記所定の走長制限の規則に基づいて定まる上記第一の所定長ブロックの最後の所定範囲とそれに続く複数のパリティビットとを合わせた範囲で上記所定の走長制限が満足され、かつ、該複数のパリティビットとそれに続く上記第二の所定長ブロックの上記所定の走長制限の規則に基づいて定まる最初の所定範囲とを合わせた範囲で上記所定の走長制限の一部もしくは全部が満足されるように、該複数のパリティビットの値を決定するように構成することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0040】
本発明の実施の一形態に係るデータ記録再生装置としての光磁気ディスク装置は、例えば、図2に示すように構成される。
【0041】
図2において、この光磁気ディスク装置は、記録媒体となる光磁気ディスク10、光学ヘッド20、アンプ21、再生系ユニット25、書込み系ユニット26、電磁石27、制御ユニット28、サーボ系ユニット29及びモータ30を有する。制御ユニット28は、コネクタ32、インターフェース31を介して外部ユニット(図示略)から供給されるデータ再生命令及びデータ書込み命令に従って、再生系ユニット25、書込み系ユニット26及びサーボ系ユニット29を制御する。
【0042】
データ再生命令に基づいて制御ユニット28により制御される再生系ユニット25は、光磁気ディスク10を光学的に走査する光学ヘッド20から出力される再生信号を入力し、後述するようなビタビ復号の手法に及び走長制限の規則に対応した復調手法に従って記録データの復元を行う。また、データ書込み命令に基づいて制御ユニット28により制御される書込み系ユニット26は、外部ユニットから制御ユニット28を介して供給されるデータを所定の走長制限の規則(例えば、(1,7)RLL)に従って変調し、その変調にて得られたデータに基づいて、パーシャルレスポンス(例えば、PR(11))波形に従った記録信号が光磁気ディスク10に書き込まれるように、光学ヘッド20の駆動制御を行う。このデータの書込みに際して、制御ユニット28は、光磁気ディスク10に対する磁界を発生する電磁石27の制御を行う。
【0043】
なお、上記データ再生命令及びデータ書込み命令に基づいて制御ユニット28により制御されるサーボ系ユニット29は、モータ30を駆動させて光磁気ディスク10を所定の速度で回転させると共に、光学ヘッド20を光磁気ディスク10の書込み位置及び再生位置に位置づける。
【0044】
上記書込み系ユニット26は、例えば、図3に示すような構成部分を有する。
【0045】
即ち、当該書込み系ユニット26は、FIFOレジスタ41、DVS計算回路42、変調回路43、パリティ付加回路44及びVFO発生回路45を有する。FIFOレジスタ41は、元データを1ビットずつ順次シフトしながら格納し、その格納された順に各ビットを出力する。DSV計算回路42は、元データの所定長毎に「1」と「0」の数を計算し、それらの数の不均衡性を是正するために必要な「1」及び、または「0」の値のビット(Zビット)を生成する。
【0046】
変調回路43は、タイミング制御用のsyncビット及び上記DSV回路42からのZビットにて構成されるresyncビットを上記FIFOレジスタ41から供給される元データの所定の位置に付加する。そして、変調回路43は、上記syncビット及びresyncビットが付加された元データを(1,7)RLL(Run-Length-Limited)の規則及びNRZI(Non-Return-Zero-Inverted)の規則に従って変調する。上記(1,7)RLLの規則に従った変調により、元データ(syncビット及びresyncビットを含む)のNビットが3/2Nビットに変換される。
【0047】
パリティ付加回路44は、上記変調回路43にて得られたデータの3/2Nビット毎にパリティビットを付加する。例えば、図4に示すように、3/2Nビットに対して6つのパリティビットα、β、γ、δ、ε、ζが付加される。α、γ、εは、奇数ビットの偶奇パリティであり、3/2Nビット列の奇数番目のビット(○印)と当該パリティビットα、γ、εで構成されるビット列における「1」の数が偶数となるように当該パリティビットα、γ、εの値(1または0)が決定される。
【0048】
また、β、δ、ζは、偶数ビットの偶奇パリティであり、3/2Nビット列の偶数番目(□印)と当該パリティビットβ、δ、ζで構成されるビット列における「1」の数が偶数となるように当該パリティビットβ、δ、ζの値(1または0)が決定される。
【0049】
上記のように3/2Nビット毎に6つのパリティビットα、β、γ、δ、ε、ζを付加することにより、再生時に3/2Nビット中における連続エラー長が2ビット以下の1塊のエラーを検出することができるようになる。この例では、(1,7)RLLの規則とNRZIの規則に従った変調後のデータを記録するようにしているので、再生時に発生するエラー長はほとんどの場合1ビットである。従って、上記のような6つのパリティビットの付加により、再生時の誤りを問題なく検出することができる。
【0050】
上記VFO発生回路45は、所定の繰り返しパターンとなるVFOデータを生成する。そして、この書込み系ユニット26は、光磁気ディスク10のVFO領域に対してVFO発生回路45からのVFOデータをライトデータWDTとして出力し、光磁気ディスク10のデータ領域に対してパリティ付加回路44からのデータをライトデータWDTとして出力する。
【0051】
上記パリティ付加回路44は、例えば、図5に示すように構成される。
【0052】
図5において、このパリティ付加回路44は、直並変換回路441、2つの排他的論理和(EXOR)回路442、444、2つのシフトレジスタ443、445、及びメモリユニット446を有する。また、このパリティ付加回路444は、パリティテーブルメモリ447、データ結合器448及び並直変換回路449を有する。直並変換回路441は、上記変調回路43から出力される変調後のデータを1ビットずつ入力し、2ビットずつ(入力される奇数番目及び偶数番目のビット)並列に出力する。
【0053】
排他的論理和回路442は、直並変換回路441から出力される奇数番目のビットと、シフトレジスタ442に前回格納された当該排他的論理和回路441の出力との排他的論理和を演算する。このような構成により、排他的論理和回路442の出力は、奇数番目のビットが供給される毎に、その時点までに供給された奇数番目のビット列における「1」の数が奇数であれば、「1」となり、その数が偶数であれば、「0」となる。
【0054】
排他的論理和回路444は、直並変換回路441から出力される偶数番目のビットと、シフトレジスタ445に前回格納された当該排他的論理和回路442の出力との排他的論理和を演算する。このような構成により、排他的論理和回路444の出力は、偶数番目のビットが供給される毎に、その時点までに供給された偶数番目のビット列における「1」の数が奇数であれば、「1」となり、その数が偶数であれば、「0」となる。
【0055】
即ち、シフトレジスタ443の出力ビットは、奇数番目のビット列における「1」の数が偶数であるか奇数であるかを表し、シフトレジスタ444の出力は、偶数番目のビット列における「1」の数が偶数であるか奇数であるかを表す。以下、シフトレジスタ443の出力を奇数列の偶奇ビットといい、シフトレジスタ445の出力を偶数列の偶奇ビットという。
【0056】
メモリユニット446は、変調回路43から出力される変調後のデータを3/2Nビット単位に格納すると共に、上記シフトレジスタ443からの奇数列の偶奇ビット及びシフトレジスタ445からの偶数列の偶奇ビットを格納する。そして、メモリユニット446に対する読出し制御により、上記変調後の3/2Nビット列(以下、必要に応じて現3/2Nビット群という)、その現3/2Nビット郡から得られた上記奇数列の偶奇ビット及び上記偶数列の偶奇ビット、パリティビットを付加すべき現3/2Nビット群の最後の2ビット、及び該現3/2Nビット群の後に続く次の3/2Nビット列(以下、必要に応じて後3/2Nビット群という)の最初の2ビットが当該メモリユニット446から出力される。
【0057】
メモリユニット446から出力された奇数列の偶奇ビット、偶数列の偶奇ビット、パリティビットを付加すべき現3/2Nビット群の最後の2ビット、及び後3/2Nビット群の最初の2ビットの計6ビットが、パリティテーブルメモリ447に入力される。このパリティテーブルメモリ447は、入力される上記6ビットを条件として予め決められたパリティビット(図4に示すα、β、γ、δ、ε、ζ)が格納されている。そして、パリティテーブルメモリ447は、上記現3/2Nビット群における奇数列の偶奇ビット、その偶数列の偶奇ビット、現3/2Nビット群の最後の2ビット、及び後3/2Nビット群の最初の2ビットが入力されると、それらの入力ビットに対応したパリティビットを出力する。
【0058】
パリティテーブルメモリ447に格納されるパリティビットは次のように決められる。
【0059】
現3/2Nビット群の最終ビットの後に付加されるパリティビットは後3/2Nビット群の先頭ビットに続く。現3/2Nビット群及び後3/2Nビット群は走長制限(1,7)RLLの規則を満足するので、連続する現3/2Nビット群、パリティビット及び後3/2Nビット群が全体として走長制限(1,7)の規則の一部(d=1制約)を満足するためには、6ビットのパリティビット自体がその走長制限の規則のその一部(d=1制約)を満足すること、及び現3/2Nビット群からパリティビットに続く任意の範囲及びそのパリティビットから後3/2Nビット群に続く任意の範囲で上記走長制限の一部(d=1制約)が満足されていることが必要である。
【0060】
走長制限規則を満たすためには、上記現3/2Nビット群からパリティビットに続く範囲及びパリティビットの範囲及びパリティビットから後3/2Nビットに続く範囲において一定長さのデータを考慮する必要がある。上記走長制限(1,7)RLLの規則を全て満たすことを目指すなら最低限10ビットを考慮する必要があるが、本実施の形態では走長制限規則(1,7)RLLの一つであるd制約(d=1、0の最短が1である規則)に注目し、3ビットを考慮する構成とする。そこで、現3/2Nビット群における奇数列の偶奇ビット及び偶数列の偶奇ビットに基づいて、現3/2Nビット群の最後2ビット及びそれに続く6ビットパリティの最初の2ビットの計4ビット、6ビットパリティビットの最後2ビット及び後3/2Nビット群の最初2ビットの計4ビットのそれぞれが上記d制約を満たすように当該パリティビットが定められる。
【0061】
このようにして決められたパリティビットは、上述したように、現3/2Nビット群における奇数列の偶奇ビット、その偶数列の偶奇ビット、現3/2Nビット群の最後の2ビット及び後3/2Nビット群の最初の2ビットの組に対応するように上記パリティテーブルメモリ447に格納される。
【0062】
このように決められたパリティビット(6ビット)は、上述したように、上記現3/2Nビット群における奇数列の偶奇ビット、その偶数列の偶奇ビット、現3/2Nビット群の最後の2ビット、及び後3/2Nビット群の最初の2ビットからなる6ビットで表される条件に対応する。上記6ビットで表される条件は64通りあり、その各条件に対応した64組のパリティビット(6ビット)が上記パリティテーブルメモリ447に格納される。
【0063】
上記のようにパリティビットの数を6としたのは、5ビット以下のパリティビットでは、上記全ての条件(64通り)に対して、走長制限(1,7)RLLの規則の一部(d=1制約)を満足することができないからである。
【0064】
上記パリティテーブルメモリ447から読み出されたパリティビットとメモリユニット446から読み出された現3/2Nビット群がデータ結合器448に供給される。データ結合器448は、上記3/2Nビット群の後に上記パリティビット(α、β、γ、δ、ε、ζ)を図4に示すように結合する。この結合された現3/2Nビット群及びパリティビットが並直変換回路449を介して現3/2Nビット群の先頭ビットから順に1ビットずつ出力される。
【0065】
上記のようなパリティ付加回路44により、走長制限(1,7)RLLの規則の一部(d=1制約)及びNRZIの規則に従って変調された3/2Nビット単位のデータとパリティビット(6ビット)とが交互に配列されたビット列は、常に走長制限(1,7)RLLの規則の一部(d=1制約)を満足するようになる。従って、再生系においてその走長制限に対応した復調処理の前に得られたビット列に対するパリティチェックを行うことができるようになる。
【0066】
なお、上記の例では、走長制限(1,7)RLLの一部(d=1制約)を満足するように、パリティビットを付加するようにしたが、走長制限(1,7)RLLの全てを満足するように、更に、他の走長制限を満足するようにパリティビットを付加することもできる。
【0067】
上記のようにしてパリティビットが付加されたデータ系列に基づいて書込み系ユニット26が光学ヘッド20の駆動制御を行うことにより、当該パリティビットが付加されたデータ系列が光磁気ディスク10に書込まれる。
【0068】
次に、上記再生系ユニット25は、例えば、図6に示すように構成される。この再生系ユニット25は、再生信号の立ち上がりエッジ(前エッジ)に同期して得られたサンプリング値からMLの手法に従ってデータの復元を行う前エッジ系と、再生信号の立下りエッジ(後エッジ)に同期して得られたサンプリング値からMLの手法に従ってデータの復元を行う後エッジ系を備えた構成となる。
【0069】
図6において、この再生系ユニット25は、前エッジ系として、アナログデジタル変換器(以下、A/D変換器という)51、イコライザ52、基礎情報生成回路110及びFIFOメモリ120を有する。また、この再生系ユニット25は、後エッジ系として、上記前エッジ系と同様に、A/D変換器53、イコライザ54、基礎情報生成回路130及びFIFOメモリ140を有する。更に、この再生系ユニット25は、前エッジ系及び後エッジ系にて共有される処理回路150を有すると共に、FIFO160及び復調器60を有する。
【0070】
上述したようにデータの書き込みが行われた光磁気ディスク10を光学ヘッド20が光学的に走査する過程でその光学ヘッド20から出力される再生信号(MO信号)がアンプ21を介して上記A/D変換器51及び53に入力する。A/D変換器51は、再生信号の立ち上がりエッジ(前エッジ)に同期するクロック信号(以下、前エッジクロックという)に同期して再生信号のサンプリングを行う。また、A/D変換器53は、再生信号の立下りエッジ(後エッジ)に同期するクロック信号(以下、後エッジクロックという)に同期して上記再生信号のサンプリングを行う。
【0071】
なお、上記前エッジクロックの周波数と上記後エッジクロックの周波数は同じである。
【0072】
イコライザ52は、A/D変換器51からのサンプリング値を順次入力し、それらのサンプリング値が所定のPR波形(例えば、PR(11)波形)に等化されるように、デジタル波形等化処理を行う。そして、そのような波形等化処理を経たサンプリング値が順次基礎情報生成回路110に供給される。イコライザ54も、同様に、A/D変換器53から順次入力されるサンプリング値に対してデジタル波形等化処理を施し、所定のPR波形に等化されたサンプリング値を順次基礎情報生成回路130に順次供給する。
【0073】
上記前エッジ系の基礎情報生成回路110は、上記前エッジクロック(CLK:fCLK)に同期して動作し、後述するような各種基礎情報を生成する。上記後エッジ系の基礎情報生成回路130は、上記後エッジクロック(CLK:fCLK)に同期して動作し、上記各種基礎情報を生成する。基礎情報生成回路110にて生成された各種基礎情報はFIFOメモリ120を介して処理回路150に供給されると共に、基礎情報生成回路130にて生成された各種基礎情報はFIFOメモリ140を介して処理回路150に供給される。
【0074】
処理回路150は、FIFOメモリ120及び140に蓄積された基礎情報に基づいて最終的な検出データを生成する。この処理回路150は、上記各基礎情報生成回路110及び130のための同期クロックより短い周期(高速)のクロック(CLK:ffast)に同期して処理を行う。これにより、処理回路150での処理遅延が最小限となるようにしている。
【0075】
上記前エッジ系の基礎情報生成回路110は、BM(ブランチメトリック計算ユニット)111、ACS(加算・比較・選択ユニット)122、及びPM(パスメモリ)113を有する。なお、PMM(パスメトリックメモリ)は、実際には図1に示す構成と同様に存在するが、図6では省略されている。この基礎情報生成回路110は、更に、最終パス判定(Rely/Final Path Judge)回路114を有している。
【0076】
BM111は、イコライザ52を介して供給される前エッジクロックに同期して得られたサンプリング値ytとPR波形に依存した各期待値との差であるBM値(ブランチメトリック値)を算出する。ACS112は、従来と同様に、BM111からのBM値と1クロック前のPM値とを加算し(Add)、ある状態に至る2つのパスに対応した上記加算後の2つのPM値を比較する(Compare)。そして、ACS112は、その2つのPM値のうち小さいほうを新たなPM値として選択する(Select)。即ち、ACS112は、ある状態に至る2つのパスのうちより小さいPM値に対応したパスを選択することになる。
【0077】
具体的には、
PMm=min{PMi+BMj,PMk+BMl
で、{}内の前者が選択された場合に、選択パスDm=1、後者が選択された場合に、選択パスDm=0が出力される。
【0078】
例えば、拘束長3のPR(110)の場合、図7に示すように、データの連続する2つのビット値(1または0)の関係に基づいて定義される4つの状態S0、S1、S2、S3が存在し、状態S0に至る2つのパス
S0→S0
S1→S0
のうち、上側のパスが選択されると、選択パスD0=0、下側のパスが選択されると選択パスD0=1が出力される。
【0079】
また、状態S1に至る2つのパス
S2→S1
S3→S1
のうち、上側のパスは、走長制限規則(1,7)RLLのd制約によりありえないパスであり、下側のパスが選択される。従って、選択パスD1=0が出力される。
【0080】
状態S2に至る2つのパス
S0→S2
S1→S2
のうち、下側のパスは、上記d制約によりありえないパスであり、上側のパスが選択される。従って、選択パスD2=0が出力される。
【0081】
更に、状態S3に至る2つのパス
S2→S3
S3→S3
のうち、上側のパスが選択されると、選択パスD3=0、下側のパスが選択されると、選択パスD3=1が出力される。
【0082】
ACS112は、更に、上記2つのパスに対応した各PM値の差を演算し、その差と所定の基準値となるPM判定値(J-PM値)との比較演算を行う。その比較演算の結果に基づいて上記のように選択されたパスの信頼度DRmを次のように定義する。
|PMi+BMj−PMk+BMl|<J-PMのとき、DRm=1
|PMi+BMj−PMk+BMl|≧J-PMのとき、DRm=0
即ち、2つのPM値の差がPM判定値J-PMより小さい場合、それらから選択されたPM値に対応するパスの信頼度は比較的低いとして、その信頼度DRmが「1」に設定される(DRm=1)。また、2つのPM値の差がPM判定値J-PM以上である場合、それらから選択されたPM値に対応するパスの信頼度は比較的高いとして、その信頼度DRmが「0」に設定される(DRm=0)。
【0083】
上記のように、ACS112は、前エッジクロックに同期して、選択パスDmの組(例えば、D0、D1、D2、D3)と対応する信頼度DRmの組(例えば、DR0、DR1、DR2、DR3)を出力する。この選択パスDmは、基礎情報としてFIFOメモリ120に供給されると共に、その選択パスDm及びそれに対応する信頼度DRmは、最終パス判定回路114に供給される。
【0084】
パスメモリ113は、従来と同様に、ACS112から順次供給される選択パスDmの組を順次シフトし、その過程で遷移状態の連続性に基づいて選択されるべきでいないとされた各パスに対応するデータを順次淘汰していく。そして、パスメモリ113は、生き残りパスに対応したデータを前エッジ候補データX1Lとして出力する。この前エッジ候補データX1Lは、最終パス判定回路114に供給されると共に、FIFOメモリ120に基礎情報として供給される。
【0085】
最終パス判定回路114は、パスメモリ113からの前エッジ候補データX1Lからそれに対応する選択パスDmを最終選択パスDXmとして決定する。また、最終パス判定回路114は、上記ACS112からの選択パスDm及びそれに対応する信頼度DRに基づいて、上記のように最終選択パスDXとして決定された選択パスDのうち「1」に設定される信頼度DRm(低信頼度)に対応づけられたパスを反転候補(Rm=1)として決める。この最終パス判定回路114は、例えば、図8に示すように構成される。
【0086】
図8において、この最終パス判定回路114は、最終パス決定回路115、前後エッジ状態判定回路116及びアンド回路117を有している。上記最終パス決定回路115は、上述したようにパスメモリ113からの前エッジ候補データX1Lから、例えば、以下の条件に従って、最終選択パスDXm(DXm=1)を決定する。
【0087】
m=X1L(t+1)+X1L(t+2)×2のときDXm=1
m=X1L(t+1)+X1L(t+2)×2のときDXm=0
例えば、図9(a)における矢印で示すような各状態S0、S1、S2、S3間の遷移パスが選択パスDとしてACS112から順次出力される場合、その選択パスDmに基づいたパスメモリ113の出力となる前エッジ候補データX1L(・・000110000・・)から、同図(a)における太線のような遷移パスを表す最終選択パスDXmが決定される。
【0088】
前エッジ系では、前エッジクロックに同期して当該再生信号から得られるサンプリング値yt に基づいてデータの復元を行うことから、再生信号の前エッジ部分で得られるサンプリング値は、信頼性が高いものの、再生信号の立下りエッジ(後エッジ)部分で得られるサンプリング値は、信頼性が低い。そのため、この前エッジ系の基礎情報生成回路110における最終パス判定回路114では、前エッジ部分に対応した選択パスから反転候補(Rm=1)を決定する。
【0089】
例えば、図9(a)に示すように、状態S2及びS3に至るパスが前エッジ(立ち上がりエッジ)に対応する。従って、この前エッジ系における最終パス判定回路114の前後エッジ状態判定回路116からのエッジ状態出力Emは、
0=0
1=0
2=1
3=1
に設定される。
【0090】
アンド回路117は、上記信頼度DRm、最終選択パスDXm及びエッジ状態出力Emを入力し、それらが、全て「1」となるとき、即ち、前エッジ部分における最終選択パスとして決定された選択パスのうち信頼度が低い選択パスDmが反転候補(Rm=1)として決定される。信頼度DRm、最終選択パスDXm、及びエッジ状態出力Emのいずれかが「0」である場合は、その選択パスDは、反転候補とならない(Rm=0)。
【0091】
上記のように最終パス判定回路114にて得られた反転候補データRm(1または0)は、基礎情報としてFIFOメモリ120に供給される。
【0092】
一方、上記後エッジ系の基礎情報生成回路130は、上記前エッジ系の基礎情報生成回路110と同様に、BM131、ACS132、パスメモリ133および最終パス判定(Rely/Final Path Judge)回路134を有する。この基礎情報生成回路130は、イコライザ54を介して供給される後エッジクロックに同期して得られたサンプリング値から、前述した前エッジ系の基礎情報生成回路110と同様に、選択パスDm、後エッジ候補データX1T、反転候補データRmを基礎情報として生成してFIFOメモリ140に供給する。
【0093】
この基礎情報生成回路130における最終選択パス判定回路134は、前エッジ系の場合と同様に、図8に示すように構成される。
【0094】
最終パス決定回路115は、パスメモリ132からの後エッジ候補データX1Tから、前述した前エッジ系の場合と同様の手法により、最終選択パスDXm(DXm=1)を決定する。例えば、図9(b)における矢印で示すような各状態S0、S1、S2、S3間の遷移パスが選択パスDとしてACS132から順次出力される場合、その選択パスDmに基づいたパスメモリ132の出力となる後エッジ候補データX1T(・・000011000・・)から、同図(b)における太線のような遷移パスを表す最終選択パスDXmが決定される。
【0095】
後エッジ系では、上記前エッジ系と逆に、後エッジクロックに同期して当該生成信号から得られるサンプリング値ytに基づいてデータの復元を行うことから、再生信号の後エッジ部分で得られるサンプリング値は、信頼性が高いものの、再生信号の立ち上がりエッジ(前エッジ)部分で得られるサンプリング値は、信頼性が低い。そのため、この後エッジ系の基礎情報生成回路130における最終パス判定回路134では、後エッジ部分に対応した選択パスから反転候補(Rm=1)を決定する。
【0096】
例えば、図9(b)に示すように、状態S0及びS1に至るパスが後エッジ(立下りエッジ)に対応する。従って、この後エッジ系における最終パス判定回路134の前後エッジ状態判定回路116からのエッジ状態出力Emは、
0=1
1=1
2=0
3=0
に設定される。
【0097】
アンド回路117は、前述したように、信頼度DRm、最終選択パスDXm及びエッジ状態出力Emを入力し、それらが、全て「1」となるとき、即ち、後エッジ部分における最終選択パスとして決定された選択パスのうち信頼度が低い選択パスが反転候補(Rm=1)として決定される。また、信頼度DRm、最終選択パスDXm、及びエッジ状態出力Emのいずれかが「0」である場合は、その選択パスDは、反転候補とならない(Rm=0)。
【0098】
上記処理回路150は、FIFOメモリ120及びFIFOメモリ140から、選択パスDm、反転候補データRm、前エッジ候補データX1L及び後エッジ候補データX1Tを、上述したパリティビットの付加された単位データのビット数(3/2N+6)分ずつ取得する(以下、3/2N+6を単に<N>と記す)。この処理回路150は、前後エッジ合成回路151、前プロセッサ(pre-processor)152、複数のプロセッサ153(1)、153(2)、153(3)、・・及び後プロセッサ(post-processor)154を有する。
【0099】
上記前後エッジ合成回路151は、上記前エッジ候補データX1L及び後エッジ候補データX1Tを合成してメイン候補データX1を生成する。例えば、図9(a)に示すような前エッジ候補データX1L(・・000110000・・)と図9(b)に示すような後エッジ候補データX1T(・・000011000)とを合成することにより、図9(c)に示すようなメイン候補データX1(・・000111000・・)が生成される。
【0100】
前プロセッサ152は、FIFOメモリ120及び140から取得した両エッジ系における反転候補(Rm=1)の数に基づいて演算回数Iを設定すると共に、各反転候補(Rm=1)に対する順番のラベル(L)付けを行う。
【0101】
I=ΣRm(t) (t:t〜t+<N>、m:0〜3)
L:1〜I
そして、前プロセッサ152は、各反転候補(Rm=1)と選択パスDm(両エッジ系に得られたもの)の組をラベルLの順番に従って各プロセッサ153(i)に振り分ける。なお、反転候補(Rm=1)の数がプロセッサの数Kより大きい場合、全てのプロセッサ153(1)〜153(K)に対して選択パスDm及び反転候補(Rm=1)の振り分けがなされ、各プロセッサ153(i)(i=1〜K)での後述するような演算が終了した後に、残りのラベルL(K+1〜I)に対応する反転候補(Rm=1)及び選択パスDmの各プロセッサ153(i)への再度の振り分けが行われる。
【0102】
各プロセッサ153(i)は、処理部と上記各パスメモリ112、132と同様の機能を有するパスメモリ2(図示略)を備えている。処理部は、前エッジ系からの選択パスDmと後エッジ系からの選択パスDmとを混合する。前述したように、例えば、拘束長3のPR(11)の場合、状態S2、S3に至るパスが前エッジに対応し、状態S0、S1に至るパスが後エッジに対応する。このことから、各プロセッサ153(i)の処理部は、例えば、図9(a)の矢印で示される前エッジ系からの選択パスDmのうち状態S2及びS3に至る選択パスと図9(b)の矢印で示される後エッジ系からの選択パスDmのうち状態S0及びS1に至る選択パスとを混合して、図9(c)の矢印で示される混合後の選択パスDmを得る。
【0103】
上記のようにして混合後の選択パスDmが得られると、その処理部は、その混合後の選択パスDmのうち反転候補(Rm=1)に対応した選択パスを反転させる。例えば、図9(c)の矢印で示される混合後の選択パスDmのうち状態S2から状態S3に至るある選択パスに反転候補(Rm=1)が対応する場合、その状態S3に至る選択パスを反転させる。その結果、その状態S2から状態S3に至る選択パスが、状態S3から状態S3に至る選択パスに変更される。
【0104】
このように、反転候補(Rm=1)に対応したパスの変更がなされた混合後の選択パスDmは、処理部からパスメモリ2に供給される。このパスメモリ2は、供給される選択パスDmを順次シフトする過程で、遷移状態の連続性に基づいて選択されるべきでない各パスに対応するデータを順次淘汰していく。そして、生き残りパスに対応したデータが第iのサブ候補データX2iとしてパスメモリ2から出力される。
【0105】
上記のように各プロセッサ153(i)では、信頼度の低いパスを1つずつ変更させた選択パスに基づいてサブ候補データX2i(<N>ビット)が生成される。そして、各プロセッサ153(i)は、サブ候補データX2iを後プロセッサ154に供給する。後プロセッサ254は、上述した前後エッジ合成回路151にて生成されたメイン候補データX1(<N>ビット)、及び各プロセッサ153(i)から供給されるサブ候補データX2iのパリティチェックを行う。このパリティチェックは、前述したパリティビット(α、β、γ、δ、ε、ζ)の付加規則に基づいてなされるもので、例えば、各候補データ(X1、X2i)のビット列における「1」の数を計数し、その数が偶数か否かを判定する。
【0106】
その演算の過程で、メイン候補データX1のビット列に含まれる「1」の数が偶数となって、パリティが正常であると判定されると、後プロセッサ154は、メイン候補データX1を最終検出結果Xとして出力すると共に、各プロセッサ153(i)に対して演算停止の制御信号を出力する。これにより、各プロセッサ153(i)は、以後、サブ候補データを生成するための演算を行わない。
【0107】
また、メイン候補データX1のビット列に含まれる「1」の数が奇数となり、第iのサブ候補データX2iのビット列に含まれる「1」の数が偶数となって、パリティが正常であると判定されると、後プロセッサ154は、その第iのサブ候補データX2iを最終結果Xとして出力すると共に、各プロセッサ153(i)に対して演算停止の制御信号を出力する。これにより、各プロセッサ153(i)は、以後、サブ候補データを生成するための演算を行わない。
【0108】
更に、上記メイン候補データX1及び各サブ候補データX2iのパリティチェックを行う過程で、メイン候補データX1及び上記演算回数Iの演算にて得られたI個のサブ候補データのいずれに対しても正常なパリティチェック結果が得られない場合、後プロセッサ154は、メイン候補データX1を最終検出結果Xとして出力する。
【0109】
上記のようにして後プロセッサ154から出力される最終検出結果Xは、FIFOメモリ160を介して1ビットずつ復調器60に供給される。この復調器60は、例えば、図10に示すように構成される。
【0110】
図10において、この復調器60は、カウンタ61、パリティ削除回路62及び復調回路63を有する。カウンタ61は、上記FIFOメモリ160からデータが1ビット供給される毎に+1カウントアップすると共に、そのカウント値が<N>(3/2N+6ビット)に達する毎にゼロにリセットされる。パリティ削除回路62は、カウンタ61のカウント値を監視すると共に、上記FIFOメモリ160からのデータを1ビットずつ順次入力し、復調回路63に供給する。その過程で、パリティ削除回路62は、カウンタ62のカウント値に基づいてパリティビット(α、β、γ、δ、ε、ζ)の先頭を検出すると、その先頭から6ビットをパリティビットとして削除する。その結果、復調回路63には、データが3/2Nビットずつ供給される。
【0111】
復調回路63は、入力される3/2Nビット列を、走長制限(1,7)RLLの規則及びNRZIの規則に対応した復調規則に従ってNビットのデータに復調する。そして、この復調回路63は、当該復調により元データとして復元されたデータを順次出力する。
【0112】
上述したように、本実施の形態に係る光磁気ディスクの再生系ユニット25は、ビタビ復号アルゴリズムに従って得られるメイン候補データX1と、そのビタビ復号アルゴリズムに従って得られた選択パスのうち信頼度の低いパスを反転させた選択パスに基づいて得られる各サブ候補データX2iのうちで、パリティチェックの結果が正常な候補データを最終検出結果Xとして出力するようにしているので、データ検出能力が高く、耐ノイズ特性が向上する。
【0113】
また、この再生系ユニット25では、メイン候補データX1及びサブ候補データX2iを生成するめの基礎情報(選択パスDm、反転候補データRm、前エッジ候補データX1L、及び後エッジ候補データX1T)は、前エッジ系及び後エッジ系のそれぞれで作成されるものの、それらの基礎情報を用いたメイン候補データX1及びサブ候補データX2iの作成、及びそれら各候補データからパリティチェックによる最終検出結果Xの決定が、前エッジ系及び後エッジ系にて共有される処理回路15にてなされる。このため、前エッジ系及び後エッジ系のそれぞれにて最終検出結果を得て、それらの最終検出結果を合成する構成に比べて、当該再生系ユニット25の構成を簡略化することができる。
【0114】
なお、上記実施の形態では、選択パスDmのうち反転候補(Rm=1:信頼度の低いパス)のパスを1つずつ変更して得られる選択パスから第iのサブ候補データX2iを生成するようにしているが、反転候補のパスを2つずつ、3つずつ、あるいは全ての反転候補のパスを反転させるなど、複数の反転候補のパスを変更して得られる選択パスからサブ候補データを生成するようにしてもよい。
【0115】
次に、再生系ユニット25の他の構成例について説明する。この再生系ユニット25は、例えば、図11に示すように構成される。この例では、更に、再生系ユニット25の構成が簡略化されたものとなっている。
【0116】
図11において、この再生系ユニット25は、基礎情報生成回路210、FIFOメモリ220、処理回路250、FIFOメモリ260及び復調器60を有する。上記基礎情報生成回路210は、前エッジ系としてのBM(ブランチメトリック計算ユニット)211及びACS(加算・比較・選択ユニット)213を有すると共に、後エッジ系としてのBM212及びACS214を有する。また、この基礎情報生成回路210は、前後エッジ混合回路215、パスメモリ216及び最終選択パス判定回路217を有する。なお、上記BM211には、前述した例(図6参照)と同様に、再生信号から前エッジクロックに同期してサンプリングされたサンプリング値がイコライザを介してBM211に供給されると共に、再生信号から後エッジクロックに同期してサンプリングされたサンプリング値がイコライザを介してBM212に供給される。
【0117】
前エッジ系のBM211及びACS213により、前述した例(BM111、ACS112)と同様に、前エッジ系の選択パス(DmLと信頼度(DRmLが生成される。また、後エッジ系のBM212及びACS214により、前述した例(BM131、ACS132)と同様に、後エッジ系の選択パス(DmTと信頼度(DRmTが生成される。例えば、拘束長3のPR(11)の場合、図9(a)の矢印で示すような前エッジ系の選択パス(DmLが得られと共に、図9(b)の矢印で示す様な後エッジ系の選択パス(DmTが得られる。
【0118】
上記拘束長3のPR(11)の場合、上述したように、状態S2に至る選択パスD2及び状態S3に至る選択パスD3及びそれらの選択パスに対して得られた信頼度DR2及びDR3は、前エッジに対応する。また、状態S1に至る選択パスD1及び状態S0に至る選択パスD0及びそれらの選択パスに対して得られた信頼度DR1及びDR0は、後エッジに対応する。このことから、上記前後エッジ混合回路215は、例えば、図12に示すように構成される。
【0119】
即ち、この前後エッジ混合回路215は、前エッジ系のACS213から出力される選択パスD0L〜D4Lのうちの選択パスD2L及びD3Lと、後エッジ系のACS214から出力される選択パスD0T〜D4Tのうちの選択パスD0T及びD1Tからなる選択パスの組(D0T、D1T、D2L、D2L)を混合選択パス(DmMとして出力する。この混合選択パス(Dm)Mは、例えば、図9(c)の矢印で示すパスを表す。また、この前後エッジ混合回路215は、前エッジ系のACS213から出力される信頼度DR0L〜DR4Lのうちの信頼度DR2L及びDR3Lと、後エッジ系のACS214から出力される信頼度DR0T〜DR4Tのうちの信頼度DR0T及びDR1Tからなる信頼度の組(DR0T、DR1T、DR2L、DR3L)を混合信頼度(DRmMとして出力する。
【0120】
上記パスメモリ216及び最終選択パス217は、前述した例(図6参照)におけるパスメモリ113、133、及び最終選択パス114、134と同様の手法に従って処理を行う。その結果、上記前後エッジ混合回路215から混合選択パス(DmMが供給されるパスメモリ216は、その混合選択パス(DmMを処理することによりメイン候補データX1を生成する。また、上記前後エッジ混合回路215から混合選択パス(DmM及び対応する信頼度(DRmMが供給される最終選択パス判定回路217は、それらを処理することによって反転候補データRmを生成する。
【0121】
上記のようにして基礎情報生成回路210にて基礎情報として生成された混合選択パス(DmM、メイン候補データX1及び反転候補(Rm=1)、FIFOメモリ220に一旦格納された後に、処理回路25に供給される。
【0122】
上記処理回路250は、前述した例(図6参照)における処理回路150と略同様に構成され、前プロセッサ(pre-processor)251、複数のプロセッサ252(1)、252(2)、252(3)、・・、及び後プロセッサ(post-processor)253を有する。
【0123】
前プロセッサ251は、前述した前プロセッサ152と同様に、FIFOメモリ220から供給される各反転候補(Rm=1)と混合選択パス(DmMの組を各プロセッサ252(i)(i=1〜K)に振り分ける。そして、各プロセッサ252(i)は、前述した例におけるプロセッサ153(i)での処理と同様に、混合選択パス(DmMのうち反転候補(Rm=1)に対応した選択パスを反転させる。そして、各プロセッサ(i)は、その選択パスの反転により変更された混合選択パス(DmMから順次第iのサブ候補データX2iを生成する。
【0124】
後プロセッサ253は、前述した例における後プロセッサ154と同様に、FIFOメモリ220から供給されるメイン候補データX1及び各プロセッサ252(i)からのサブ候補データX2iのパリティチェックを行い、そのパリティチェック結果が正常となるメイン候補データX1及び各サブ候補データX2iのいずかを最終検出結果Xとして出力する。
【0125】
上記のような構成の再生系ユニット25では、基礎情報(混合選択パス(DmM、メイン候補データX1及び反転候補データRm)を生成するための選択パス(DmL、(DmT及び信頼度(DRmL、(DRmMは、前エッジ系及び後エッジ系のそれぞれで作成されるものの、上記基礎情報は、基礎情報生成回路210において前エッジ系及び後エッジ系で共通化された構成部分(前後エッジ混合回路215、パスメモリ216及び最終選択パス判定回路217)にて生成される。また、そのようにして生成された基礎情報を用いたメイン候補データX1及びサブ候補データX2iの作成、及びそれら各候補データからパリティチェックによる最終検出結果Xの決定が、前エッジ系及び後エッジ系にて共有される処理回路15にてなされる。このため、再生系ユニット25の構成が更に簡略化される。
【0126】
なお、前述した各実施の形態において、書き込み系において走長制限に基づいた変調処理を行わずに得られたデータについても、上記構成の再生系ユニット25にて元データの復元を行うこともできる。この場合、書き込むべきデータには、上述したような規則(図4参照)とは異なった規則に従ってパリティビットを付加することができる。更に、各候補データの正当性の判定手法として、パリティチェックの手法と異なる手法、例えば、ECC(Error Correcting Code)の手法を用いて各候補データの正当性を判定することもできる。
【0127】
また、上述した各実施の形態において、上記構成の書き込み系ユニット26にて上述した規則に従ってパリティビットが付加されたデータが書込まれた光磁気ディスク10から上記構成の再生系ユニット25でなくても再生することができる。例えば、従来のビタビ検出器(図1参照)及び走長制限に対応した復調規則に従って処理を行う復調器を備えた再生系ユニットであってもそのデータの復元は可能である。
【0128】
上記各実施の形態では、光磁気ディスク装置について説明したが、光ディスク装置、磁気ディスク装置など、他のデータ再生装置、データ記録装置及びデータ記録再生装置に上述した技術を適用することが可能である。
【0129】
また、上述した書込み系ユニット26の機能を備えたデータ記録装置及び再生系ユニット25の機能を備えたデータ再生装置の実現も可能である。
【0130】
上記各実施の形態において、図5に示す直並変換回路441、2つの排他的論理和回路442、444、2つのシフトレジスタ443、445、メモリユニット446、及びパリティテーブル447は、パリティビット決定手段に対応し、データ結合器448は、パリティビット付加手段に対応する。
【0131】
図10に示すカウンタ61及びパリティ削除回路62は、パリティ削除手段に対応し、復調回路63は、データ復調手段に対応する。
【0132】
図6において、基礎情報生成回路110及びFIFOメモリ120は、前エッジ系に対応し、基礎情報130及びFIFOメモリ140は、後エッジ系に対応し、処理回路150は、処理系に対応する。
【0133】
図11において、BM211、ACS213は、前エッジ系に対応し、BM212、ACS214は、後エッジ系に対応し、前後エッジ混合回路215、パスメモリ216、最終選択パス判定回路217、FIFOメモリ220及び処理系250は、処理系に対応する。
【0134】
本発明は、以下の付記に記載されるように構成することができる。
【0135】
(付記1)元データを所定の走長制限の規則に従って変調して得られるデータを記録媒体に書込むようにしたデータ記録装置において、
上記変調により得られたデータの所定長ブロック毎に付加すべき複数のパリティビットの値を、該複数のパリティビットを付加すべき第一の所定長ブロック、該複数のパリティビット及び上記第一の所定長ブロックの次に位置する第二の所定長ブロックの範囲で上記所定の走長制限の規則の一部もしくは全てを満足するように決定するパリティビット決定手段と、
該パリティビット決定手段にて決定された値となる複数のパリティビットを上記第一の所定長ブロックに付加するパリティ付加手段とを有し、
上記所定長ブロック毎にパリティビットの付加されたデータを上記記録媒体に書込むようにしたデータ記録装置。
【0136】
(付記2)付記1記載のデータ記録装置において、
上記パリティビット決定手段は、上記所定の走長制限の規則に基づいて定まる上記第一の所定長ブロックの最後の所定範囲とそれに続く複数のパリティビットとを合わせた範囲で上記所定の走長制限が満足され、かつ、該複数のパリティビットとそれに続く上記第二の所定長ブロックの上記所定の走長制限の規則に基づいて定まる最初の所定範囲とを合わせた範囲で上記所定の走長制限の一部もしくは全てが満足されるように、該複数のパリティビットの値を決定するようにしたデータ記録装置。
【0149】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1及び2記載の本願発明によれば、
複数のパリティビット及びその前後に位置する第一の所定長ブロックと第二の所定長ブロック全体の範囲で上記所定走長制限の規則が満足されるように、当該複数のパリティビットが上記第一の所定長ブロックに付加されるので、データの再生時において走長制限とパリティビットを共に有効に利用できるようにデータ記録を行えるようにしたデータ記録装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビタビ検出器の基本的な構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係るデータ記録再生装置としての光磁気ディスクの構成例を示す図である。
【図3】図2に示す書込み系ユニットが備える構成部分の一例を示すブロック図である。
【図4】パリティ付加規則の一例を示す図である。
【図5】図3に示す構成部分におけるパリティ付加回路の構成例を示すブロック図である。
【図6】再生系ユニットの第一の構成例を示すブロック図である。
【図7】状態遷移と立ち上がりエッジ及び立下りエッジとの関係を示す図である。
【図8】図6に示す再生系ユニットにおける最終選択パス判定回路の構成例を示す図である。
【図9】選択パス、最終選択パス及び候補データの関係を示す図である。
【図10】図6に示す再生系ユニットにおける復調器の構成例を示すブロック図である。
【図11】再生系ユニットの第二の構成例を示す図である。
【図12】図11に示す再生系ユニットにおける前後エッジ混合回路の構成例を示す図である。
【符号の説明】
10 光磁気ディスク
20 光学ヘッド
21 アンプ
25 再生系ユニット
26 書込み系ユニット
27 電磁石
28 制御ユニット
29 サーボ系ユニット
41 FIFOレジスタ
42 DVS計算回路
43 変調回路
44 パリティ付加回路
45 VFO発生回路
51、53 A/D変換回路
52、54 イコライザ
60 復調器
61 カウンタ
62 パリティ削除回路
63 復調回路
110、130 基礎情報生成回路
120、140、160 FIFOメモリ
111、131 ブランチメトリック計算ユニット(BM)
112、132 加算・比較・選択ユニット(ACS)
113、133 パスメモリ
114、134 最終選択パス判定回路
115 最終選択パス検出回路
116 前後エッジ状態判定回路
117 アンド回路117
150 処理回路
151 前後エッジ合成回路
152 前プロセッサ
153(1)、153(2)、153(3) プロセッサ
154 後プロセッサ
441 直並変換回路
442、444 排他的論理和回路
443、445 シフトレジスタ
446 メモリユニット
447 パリティテーブルメモリ
448 データ結合器
449 並直変換回路

Claims (2)

  1. 元データを所定の走長制限の規則に従って変調して得られるデータを記録媒体に書込むようにしたデータ記録装置において、
    上記変調により得られたデータの所定長ブロック毎に付加すべき複数のパリティビットの値を、該複数のパリティビットを付加すべき第一の所定長ブロック、該複数のパリティビット及び上記第一の所定長ブロックの次に位置する第二の所定長ブロックの範囲で上記所定の走長制限の規則の一部もしくは全てを満足するように決定するパリティビット決定手段と、
    該パリティビット決定手段にて決定された値となる複数のパリティビットを上記第一の所定長ブロックに付加するパリティ付加手段とを有し、
    上記所定長ブロック毎にパリティビットの付加されたデータを上記記録媒体に書込むようにしたデータ記録装置。
  2. 請求項1記載のデータ記録装置において、
    上記パリティビット決定手段は、上記所定の走長制限の規則に基づいて定まる上記第一の所定長ブロックの最後の所定範囲とそれに続く複数のパリティビットとを合わせた範囲で上記所定の走長制限が満足され、かつ、該複数のパリティビットとそれに続く上記第二の所定長ブロックの上記所定の走長制限の規則に基づいて定まる最初の所定範囲とを合わせた範囲で上記所定の走長制限の一部もしくは全てが満足されるように、該複数のパリティビットの値を決定するようにしたデータ記録装置。
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