JPH11110921A - 符号化装置および復号化装置 - Google Patents

符号化装置および復号化装置

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JPH11110921A
JPH11110921A JP9271796A JP27179697A JPH11110921A JP H11110921 A JPH11110921 A JP H11110921A JP 9271796 A JP9271796 A JP 9271796A JP 27179697 A JP27179697 A JP 27179697A JP H11110921 A JPH11110921 A JP H11110921A
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Satoru Tono
哲 東野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ノイズや歪みに強い符号化を図る。 【解決手段】チャネルクロックのうち奇数若しくは偶数
のチャネルクロックから始まる3連続遷移する同一符号
を制限すると同時に、常に4連続遷移する符号を制限す
ることによって得られる符号列であって、出力される符
号列が偶数個となるように、入力データ列を符号化する
エンコーダ12が設けられたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータの符号化装置
およびその復号化装置に関する。詳しくは、パーシャル
レスポンス等化のように伝送路に適した等化を施し、こ
れと最尤復号を組み合わせて符号列を復号(検出)する
に当たり、最小符号間距離を増大するような符号のみを
用いて符号化処理を施し、その符号化処理に対応する復
号処理を行うことによって、ノイズや歪みに強い伝送系
を構築し、併せて回路規模を縮小できるようにしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】デジタル通信装置やデジタル記録装置な
どにおいては、パーシャルレスポンス(PR)等化のよ
うに伝送路に適した等化を施し、これと最尤復号法を組
み合わせることによってデータを検出するようにしてい
るものがある。
【0003】例えば、PRML(Partial Response Max
imum Likelihood)のような伝送系では、サンプリング
波形が符号の畳み込みになるように等化し、それを最尤
復号法に基づいて検出することによって、雑音や歪みに
強いデータ検出を実現している。
【0004】このようなデータ検出方法は、例えば「A
PRML System for Digital MagneticRecording」(IEEE
JOURNAL ON SELECTED AREAS IN COMUNICATIONS, VOL.1
0, No.1, JANUARY 1992)において、Roy D. Cideciyan
らによって提案されている。このデータ検出方法はパー
シャルレスポンスクラス4(PR4)の等化と、それに
対応する最尤復号法を用いている。
【0005】このデータ検出方法を適用したデジタル式
磁気ディスク記録再生装置10を図30に示す。同図に
おいて、端子12に供給された記録すべきデータ(例え
ば16ビットデータ)はエンコーダ13において、例え
ば18ビットデータに変換される。ビットレートが変換
されたこの符号列は、アンプ14を介して記録媒体15
に記録ヘッド16を利用して記録される。記録媒体15
としては磁気ディスクなどが考えられる。
【0006】再生ヘッド21で再生された符号列はアン
プ22を介してイコライザ23に供給されてパーシャル
レスポンス等化(例えばPR4等化)される。その後、
PR4等化された出力波形がPLL回路24に供給され
て、出力波形からチャネルクロックCKが抽出され、抽
出されたチャネルクロックCKがサンプラ(サンプリン
グ回路)25に供給されることによって等化波形がサン
プリングされる。
【0007】その後ビタビ検出器40に供給されて最尤
復号処理がなされ、最尤復号された符号がエンコーダ1
3と内容的には同一であるデコーダ26に供給されて、
入力データ列が復号されて出力端子27側に出力され
る。
【0008】このようなデータ伝送系において、雑音や
歪みに強いデータ検出を行う方法として、さらにパーシ
ャルレスポンス等化はそのままで、データを記録する前
にMTR(Maximum Transition Run)符号化処理(以下
トレリス符号化処理という)というデータ変調処理を施
す手法が提案されている。
【0009】この手法を採用すると、符号間距離(ユー
クリッド距離)が大きくなって、雑音や歪みに強い検出
を行うことができる。このトレリス符号化としては、M
SN(Matched Spectral Null)符号を用いたMSNト
レリス符号化と、タイム・ベアリングトレリス符号化
(時変トレリス符号化)などが知られている。
【0010】MSNトレリス符号化は、例えば「Improv
ed Trellis-Coding for Partial-Response Channels」
(IEEE TRANSACTION ON MAGNETICS, VOL.31, NO.2, MAR
CH 1995)においてL.Fredricksonらにより提案されたも
のである。
【0011】時変トレリス符号化は、「AN 8/9 RATE TI
ME-VARYING TRELLIS CODE FOR HIGHDENSITY MAGNETIC R
ECORDING」(IEEE 1997 Digest of INTERMAG'97)にお
いてWilliam.G.Blissにより提案されたものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のMS
Nトレリス符号化およびその検出方法では、符号に状態
を持たせるために、通常のPRMLを構成するビタビ検
出回路よりも回路規模が増大するという問題を有してい
る。
【0013】この問題を解決したのが上述した時変トレ
リス符号化であるが、この時変トレリス符号化およびそ
の検出(復号)では、3チャネルクロック(3時刻)を
使用してビタビ検出が行われるため、ビタビ検出のため
の時間管理が面倒になることに加え、符号の最大反転間
隔{(d,k:m,n,r)符号における(d,k)制
限の(k+1)に相当}が長くなり、その分オーバーラ
イトしにくくなってしまう。さらには拘束長も長くなる
ためにエンコーダ13やデコーダ26のメモリ容量が増
えてしまうという問題を有している。
【0014】そこで、本発明はこのような従来の課題を
解決したものであって、時間管理が容易で、エンコーダ
において使用(選択)できる符号の数を増やせるように
すると共に、符号化率を落とすことなく、最大反転間隔
および拘束長のそれぞれを短くできるようにした符号化
装置およびその復号化装置を提案するものである。
【0015】これによって回路規模の増大を招くことな
く、雑音や歪みに強い、ディジタル記録再生系などの伝
送系に適した符号化装置および復号化装置を提供でき
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため請求項1に記載したこの発明に係る符号化装置で
は、チャネルクロックのうち奇数若しくは偶数のチャネ
ルクロックから始まる3連続遷移する同一符号を制限す
ると同時に、常に4連続遷移する符号を制限することに
よって得られる符号列であって、出力される符号列が偶
数個となるように、入力データ列を符号化するエンコー
ダが設けられたことを特徴とする。
【0017】請求項3に記載したこの発明に係る復号化
装置では、チャネルクロックのうち奇数若しくは偶数の
チャネルクロックから始まる3連続遷移する同一符号を
制限すると同時に、常に4連続遷移する符号を制限する
ことによって得られる符号列を復号するに当たり、再生
された符号列をパーシャルレスポンス等化したのち最尤
復号を行うと共に、上記最尤復号におけるトレリスのパ
スの時間制限を行うようにしたビタビ検出器が設けられ
たことを特徴とする。
【0018】請求項6に記載したこの発明に係る符号化
装置では、出力される符号列のビット長を拘束長とした
とき、上記符号列が3以上の奇数の拘束長をもつ符号で
構成されると共に、符号の奇数番目から始まる3連続遷
移する符号と、常に4連続遷移する符号と、最初の2連
続遷移する符号がそれぞれ含まれないように符号を制限
しながら符号化するエンコーダを有することを特徴とす
る。
【0019】請求項8に記載したこの発明に係る復号化
装置では、出力される符号列のビット長を拘束長とした
とき、上記符号列が3以上の奇数の拘束長をもつ符号で
構成され、符号の奇数番目から始まる3連続遷移する符
号と、常に4連続遷移する符号と、最初の2連続遷移す
る符号がそれぞれ含まれないように符号を制限しながら
符号化された符号列を復号するに当たり、再生された符
号列をパーシャルレスポンス等化したのち最尤復号を行
うと共に、上記最尤復号におけるトレリスのパスの時間
制限を行うようにしたビタビ検出器が設けられたことを
特徴とする。
【0020】この発明では、回路規模を削減できる時変
トレリス符号化を採用するにあたり、最小符号間距離が
できるだけ大きくなるように、拘束長が偶数であるとき
には、チャネルクロックのうち奇数若しくは偶数のチャ
ネルクロックから始まる3連続遷移する同一符号を制限
すると同時に、常に4連続遷移する符号を制限すること
によって得られる符号列を記録データ(記録符号列)と
して使用したものである。
【0021】拘束長が奇数であるときには、符号の奇数
番目から始まる3連続遷移する符号と、常に4連続遷移
する符号と、最初の2連続遷移する符号がそれぞれ含ま
れないように符号を制限しながら符号化したものであ
る。
【0022】使用するパーシャルレスポンスとしては、
2PR4(Extended Extended Partial Response Clas
s 4)や、E3PR4(Extended Extended Extended Par
tialResponse Class 4)などである。このPR等化と最
尤復号が組み合わせられて、符号列の検出が行われる。
【0023】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る符号化装
置およびその復号化装置の一実施形態を、ディジタル磁
気ディスク記録再生装置に適用した場合について図面を
参照して詳細に説明する。使用するパーシャルレスポン
スとしては、E2PR4や、E3PR4などが考えられ
る。最初の実施形態ではE2PR4に時変トレリス符号
を適用した場合である。
【0024】図1はその具体例を示す記録再生装置10
のブロック図であって、図30とその基本構成は同じで
ある。この記録再生装置10は符号化部10Aと復号化
部10Bとで構成される。
【0025】符号化部10Aにあって、端子12に供給
された記録すべきデータ(例えば16ビットデータ)は
エンコーダ13において、例えば18ビットの符号列に
変換される。18ビットに対応付ける符号列としては後
述するように、使用してはならない符号列が存在する。
その詳細は後述する。ビットレートが変換されたこの符
号列は、アンプ14を介して記録媒体15に記録ヘッド
16を利用して記録される。記録媒体15としては磁気
ディスクなどが利用される。
【0026】再生ヘッド21で再生された符号列は復号
化部10Bを構成するアンプ22を介してイコライザ3
0に供給されて、E2PR4を用いてパーシャルレスポ
ンス等化される。
【0027】チャネルクロックの単位遅延時間をDとす
ると、このイコライザ30は干渉多項式(1−D)(1
+D)3によって表され、これは、 (1−D)(1+D)3=(1−D)(1+D)(1+
D) のように分解できるから、イコライザ30はPR4イコ
ライザと2段のフィルタで構成できる。
【0028】そのため、図示するようにPR4のイコラ
イザ31を有し、このイコライザ31によって等化され
た出力波形がPLL回路32に供給されて、出力波形か
らチャネルクロックCKが抽出され、抽出されたチャネ
ルクロックCKがサンプラ(サンプリング回路)33に
供給されて等化波形がサンプリングされる。
【0029】その後段には2段に亘りディジタルフィル
タ34,35が縦続接続される。ディジタルフィルタ3
4,35は同一構成であって、チャネルクロック分の単
位遅延素子Dと加算器とで構成される。このようにPR
4のイコライザ31とフィルタ34,35を組み合わせ
てEPR4のイコライザ30が構成される。
【0030】イコライザ30の出力がビタビ検出器40
に供給されて最尤復号処理がなされ、最尤復号された符
号がエンコーダ13と内容的には同一であるデコーダ2
6に供給されて、入力データ列が復号されて出力端子2
7側に出力される。
【0031】さて、図2はE2PR4の状態遷移図を示
す。同図において各パスには、(入力)/(出力)が記
されている。図2の状態遷移図を時間軸に展開したトレ
リス線図の一部を図3に示す。
【0032】このトレリス線図を時間的に網羅して探索
し、符号間距離を調べると、最小符号間距離は√6、第
二最小符号間距離は√8である。ここに符号間距離とは
ユークリッド距離のことであり、ある状態から分岐する
二つのパスの組合せのうち、ある任意の状態に合流する
ものの各時刻での出力値の差の自乗を加算して2乗根を
とったものである。その最小値が最小符号間距離であ
り、エラーレートに影響を与えることが知られている。
最小符号間距離が大きい程エラーレートが改善される。
【0033】そこで、この発明ではこの最小符号間距離
が大きくなるようにエンコーダ13の出力符号列が選ば
れる。最小符号間距離を大きくするには少なくとも次の
2つの条件を満足するように符号列を構成する必要があ
る。
【0034】(1)符号の反転を1で、反転がないとき
に0で表すNRZI(non return to zero inverted)
符号で、{1,1,1,1}の4連続遷移する符号を制
限すること。つまりエンコーダ13において、このよう
な符号列が選ばれないようにすることである。
【0035】(2)チャネルクロックのうち奇数若しく
は偶数のチャネルクロックから始まる3連続遷移する同
一符号を制限すること。つまりこのような符号列が選ば
れないようにすることである。エンコーダ13より出力
される符号列のビット長を拘束長としたとき、この拘束
長が偶数であるか、奇数であるかによって(2)の表現
が相違する。上記の表現は拘束長が偶数のときである。
【0036】(1)の条件は、図2における状態S5
状態S10の間の遷移を禁止することに他ならない。この
条件で符号間距離を調べると、最小符号間距離と第二最
小符号間距離は変化しないが、それぞれの距離を構成す
る組合せに特徴が現れる。
【0037】そして、このようにチャネルクロックのタ
イミングを考慮した3連続遷移符号を削除すると共に、
常に4連続遷移符号を制限すると、トレリス線図のある
パスを通過しなくなるから、そのパスをビタビ検出のパ
スから除外することができ、これによって最小符号間距
離が改善されて、従来よりも増大(√6から√10に)
する。
【0038】4連続遷移符号を制限したときに最小符号
間距離を取る符号のパターンは、NRZ(non return t
o zero)表記で表すと、図4のような32種類のパター
ンのみが存在する。ここに、siは分岐する状態を示
し、smは合流する状態を示す。図3にはsi=0,s
m=12の組合せ(破線と太線)が示されている。
【0039】4連続遷移符号を制限したときの第二最小
符号間距離の組み合わせにも同様の特徴として現れる。
この場合の第二最小符号間距離を取る符号のパターン
は、NRZ表記で表すと、図5のような32種類が存在
する。
【0040】図4および図5に示す全てのパターンは、
状態siに来る前のパスも考慮してNRZIで考える
と、いずれも{1,1,1}の3連続遷移符号を含んで
いる。この3連続遷移符号について図6を参照して説明
する。
【0041】例えば状態si=0、sm=12でのシー
ケンス0(seq0:NRZ表記)をNRZI表記に直すと
図6Aのようになる。このシーケンス0に時刻kを当て
はめ、時刻kに対する2の剰余Qをとると、同図Aのよ
うに、2の剰余Qは時間の経過と共に0(時刻kが偶
数)と1(時刻kが奇数)とが交互に繰り返される。
【0042】これに対してシーケンス1(seq1)の
場合のNRZI表記および2の剰余Qの関係は図6Bの
ようになる。
【0043】同図Aも同図Bも共に、NRZI表記で
{1,1,1}の3連続遷移が発生していることが分か
る。ただし、同図Aの場合には剰余Qが奇数(Q=1)
のときから発生し、同図Bの場合は偶数(Q=0)のと
きから発生する。したがって3連続遷移符号を削除する
には、このようにチャネルクロックのタイミングである
剰余Qを考慮に入れた処理が必要になる。
【0044】4連続遷移符号と3連続遷移符号との関係
を剰余QがQ=0の場合と、Q=1の場合とに分けて説
明する。
【0045】(I)剰余Q=0のとき、ただし拘束長は
偶数のブロック符号とする。
【0046】剰余Q=0から始まる3連続遷移符号を制
限し、かつ、常に4連続遷移符号を制限する拘束長が偶
数のブロック符号を考える。この場合には、常に4連続
遷移を制限するブロックの境界では、以下の3通りが考
えられる。 1|1 1 1 1 1|1 1 1 1 1|1 ここに「|」はブロックの境界を表す。選べるブロック
符号の数を最大限にするために、制限する条件をなるべ
く緩くするように考えると、ブロックの始めの{1,
1,1}、ブロックの始めの{1,1}、ブロック終り
の{1,1}およびブロック終りの{1,1,1}をそ
れぞれ制限すればよい。
【0047】また、3連続遷移符号のブロックの境界で
は、 Q= 1|0 1 NRZI符号 1|1 1 Q= 0 1|0 NRZI符号 1 1|1 の2種類であり、拘束長が偶数であることから、Q=0
から始まるものは、後者のみである。そのため、選べる
ブロック符号の数を最大限にするために、制限する条件
をなるべく緩くするように考えると、ブロック終りの
{1,1}のみを制限すればよい。
【0048】以上の条件を整理すると、Q=0で3連続
遷移符号を制限し、常に4連続遷移符号を制限するに
は、 ・(1,1)で終わるNRZI符号を除く。 ・(1,1,1)で始まるNRZI符号を除く。 ・(1,1,1,1)を含むNRZI符号を除く。 ・Q=0で始まる1,1,1を含むNRZI符号を除
く。 の条件で、エンコーダ13より出力すべき符号を制限す
ればよい。
【0049】このように制限したときに採り得る符号の
数は図7のようになる。因みに、従来での採り得る符号
の数は図8に示す通りである。図7および図8におい
て、k制限(kはNRZIでの0の最大連続数である)
は、符号の変換率を落とさずに、できるだけkが小さく
なるように選んである。また、ブロック符号なのですべ
て0の符号(一度も遷移をしない符号)は、採り得る符
号の数としてはカウントしていない。
【0050】またこのように2の剰余Qの符号を用いれ
ば、図7のように16/18変換よりも変換効率のよい
18/20変換も可能になる。従来では図8のように1
8/20変換は採り得ない。
【0051】2の剰余Qが0であるときに、実際に採り
得るエンコーダ13内のROMテーブルの一例の一部を
図9に示す。したがって図9に示すテーブルは、Q=
0、拘束長が偶数であるときの、16/18時変トレリ
ス符号の例である。
【0052】(II)剰余Q=1のとき、ただし拘束長は
偶数のブロック符号とする。常に4連続遷移符号を制限
する場合の条件は(I)と同様である。Q=1から始ま
る3連続遷移符号を制限したものを考える。3連続遷移
符号のブロックの境界では、 Q= 1|0 1 NRZI符号 1|1 1 Q= 0 1|0 NRZI符号 1 1|1 の2種類であって、Q=1から始まるものは前者のみで
ある。選べるブロック符号の数を最大限にするために、
制限する条件をなるべく緩くするように考えると、ブロ
ックの始めの{1,1}のみを制限すればよい。
【0053】以上の条件をまとめると、 ・1,1で始まるNRZI符号を除く。 ・1,1,1で終わるNRZI符号を除く。 ・1,1,1,1を含むNRZI符号を除く。 ・Q=1で始まる1,1,1を含むNRZI符号を除
く。 の条件で符号を制限すればよい。この制限による符号の
数は、Q=0で制限する場合と同じになった。
【0054】2の剰余Qが1であるときに、実際に採り
得るエンコーダ13内のROMテーブルの一例の一部を
図10に示す。したがって図10に示すテーブルは、Q
=1、拘束長が偶数であるときの、16/18時変トレ
リス符号の例である。
【0055】(I)、(II)のように剰余Qの値によっ
て符号化則が相違するが、実際の回路構成では、(I)
か(II)かの何れかの符号化則が選ばれる。したがって
エンコーダ13では図9か図10の何れかのテーブルが
採用されることになる。
【0056】さて、上述した(I)の条件を基準にして
3連続遷移符号を制限する時変トレリス符号を検出する
ビタビ検出器(E2PR4ビタビ検出器)40は、図1
1のように、時刻の経過、つまり剰余Qで表現するなら
ば、Qが0のときと、1のときとで、使用するパスや、
使用する状態Siが変わるので、パスや状態は時間管理
(2チャネルクロックつまり2時刻)が必要になる。図
11のトレリス線図において、破線図示のパスおよび状
態はそれぞれ使用しないパスおよび状態を示す。
【0057】続いて、剰余Qが0であるとき{符号化則
(I)}に使用されるビタビ検出器40の具体例を図1
2に示す。
【0058】図2に示すように状態としては16の状態
があるので、それぞれの状態の数だけ、図12に示す2
入力のビタビ検出器40が設けられている。このビタビ
検出器40は加算器41,42、比較器47および選択
器46を有するので、2入力のACS(Add Compere Se
lect)回路とも呼ばれている。図は状態siについて使
用されるACS回路である。
【0059】図11に示す時変トレリス線図からも明ら
かなように、時刻が偶数の場合(Qで表すとするとQ=
0の時刻)、状態S5,S10のACS回路は使用されな
いので、その回路全体が不動作状態に制御される。そう
するには例えばチャネルクロック発生回路49の出力経
路を遮断すればよい。
【0060】それ以外の状態に対応するACS回路は通
常のビタビ検出が行われるので、比較器47では加算器
43、44同士の加算出力のうち大小が比較される。
【0061】また、時刻が奇数の場合(Q=1)には、
図11からも明らかなように状態S4,S5,S10,S11
では1入力となるので、比較器17は接続された1つの
パスのみを選ぶように動作する。いくつかの状態をピッ
クアップしてACS動作を説明する。
【0062】・状態si=0の動作 図12に示すブランチメトリック計算部41で、入力等
化波形yinが入力し、 bm00=yin 2 ・・・(1) が計算される。同じく、ブランチメトリック計算部42
で、入力等化波形yinが入力し、 bm80=(yin+1)2 ・・・(2) が計算される。パスメトリック45には、1時刻前の各
状態のパスメトリックが記憶されており、それぞれに対
応した、つまり、加算器43では状態si=0(S0)
のパスメトリックpm0と、bm00が加算される。加算
器44では状態S8のパスメトリックpm8と、bm80
が加算される。
【0063】比較器47では加算器43と加算器44の
結果を比較して、どちらが小さいかの結果を出力する。
状態S0の場合は常に2入力のメトリックを比較するの
で、比較器47としては時刻管理信号を必要としない。
【0064】選択器46は比較器47の結果を受けて、
加算器43と加算器44のうち小さい方の結果を出力す
る。パスメトリック45は選択器46の結果を、対応す
るパスメトリック、つまりこの場合pm0に記憶する。
そして、パスメモリ48は比較器47の結果より過去の
辿ったパスを記憶する。パスメモリ47からはチャネル
クロックCKに同期してそのパスがデコーダ26側に出
力される。
【0065】・状態S4の動作 状態S4のACS動作は、ACS回路のブランチメトリ
ック計算部41で、入力等化波形yinが入力し、 bm24=yin 2 ・・・(3) が計算される。ブランチメトリック計算部42で入力等
化波形yinが入力し、bm104=(yin+1)2が計算さ
れる。パスメトリック45には、1時刻前の各状態のパ
スメトリックが記憶されており、それぞれに対応した、
つまり、加算器43では状態S0のパスメトリックpm
2と、bm24が加算され、加算器44では状態S8のパ
スメトリックpm10と、bm104が加算される。
【0066】比較器47では、Q=0のとき加算器43
と加算器44の結果を比較して、どちらが小さいかの結
果を出力する。Q=1のときは、比較を行わずに、加算
器43の結果を選択する信号を出力する。したがって比
較器47はQ=0とQ=1とで異なった処理を行うた
め、この比較器47には時間管理信号が必要になる。
【0067】選択器46、パスメトリック45、パスメ
モリ48は前記と同じ動作をする。
【0068】・状態S5のACS動作 状態S5では、Q=0では全くACS動作が禁止され
る。Q=1のときに所定の動作を行う。
【0069】さて、このように各状態に対応して設けら
れた上述のACS回路は、2時刻の時間管理が必要にな
る。これに対して2時刻に一度だけ、2ビットずつ処理
するようにすれば、時間管理が不要になる。この場合に
は、図13のようにブロックの先頭を一致させた時変ト
レリス線図が使用される。
【0070】時間管理を不要にしたときには図13の時
変トレリス線図からも明らかなように、状態S0,S4
5,S10,S11,S15のACS回路は2入力回路構成
であり、それ以外の状態は4入力のACS回路構成もの
が使用される。
【0071】2入力ACS回路は図12そのものであ
る。4入力ACS回路を図14に示す。図14の構成は
図12の回路構成が踏襲されている。2入力ACS回路
も4入力ACS回路も時刻管理は不要であり、2時刻で
1処理が行われる。その一例を次に示す。
【0072】・状態S1の動作 状態S1では4入力であり、図14のブランチメトリッ
ク計算部51で、 bm01=y2 in+(yin−1)2 ・・・(5) ブランチメトリック計算部52で、 bm41=(yin+2)2+y2 in ・・・(6) ブランチメトリック計算部53で、 bm81=(yin+1)2+(yin−1)2 ・・・(7) ブランチメトリック計算部54で、 bm121=(yin+3)2+y2 in ・・・(8) の計算を行う。
【0073】加算器55では2時刻前の対応するパスメ
モリp0とbm01を加算し、加算器56では2時刻前の
対応するパスメモリp4とbm41を加算し、加算器57
では2時刻前の対応するパスメモリp8とbm81を加算
し、加算器58では2時刻前の対応するパスメモリp12
とbm121を加算する。
【0074】比較器61では、前記の加算器55〜58
の4つの出力のうち、最も小さいものを選択するような
信号を出力する。選択器60は、比較器61の出力を受
けて、それに対応する加算器55〜58の結果を出力す
る。パスメトリック59は選択器60の出力を所定のパ
スメトリック、つまり、この場合pm1に記憶する。パ
スメモリ62は比較器61の出力から、過去の辿ったパ
スを更新する。パスメモリ62のメモリ内容がデコーダ
26に与えられる。
【0075】・状態S0の動作 状態S0では2入力であり、図12のブランチメトリッ
ク計算部41で、 bm00=y2 in+y2 in ・・・(9) ブランチメトリック計算部42で、 bm80=(yin+1)2+(yin−1)2 ・・・(10) の計算を行う。
【0076】加算器43では2時刻前の対応するパスメ
モリp0とbm00を加算し、加算器44では2時刻前の
対応するパスメモリp8とbm80を加算する。比較器4
7では加算器43および44の2つの出力のうち、小さ
いものを選択するような信号を出力する。選択器46は
比較器47の出力を受けて、それに対応する加算器43
及び44の結果を出力する。
【0077】パスメトリック45は選択器46の出力を
所定のパスメトリック、つまり、この場合pm0に記憶
する。パスメモリ48は比較器47の出力から、過去の
辿ったパスを更新する。
【0078】このように剰余Qが0のときで{符号化則
(I)}、3連続遷移符号を制限し、しかも常に4連続
遷移符号を制限するような16/18変換を行うエンコ
ーダ13を使用して符号化および復号化を行ったときに
は、最小符号間距離を従来よりも改善できる。
【0079】図15はこの改善効果を説明するための特
性図であって、曲線Laはパーシャルレスポンス等化と
してE2PR4等化を使用するが、特に上述したような
制限を設けていないときの特性曲線(従来例)である。
曲線Lbはパーシャルレスポンス等化としてE2PR4
等化を使用するが、本発明のように符号を制限して使用
したときの特性曲線である。
【0080】両曲線を比較すると、ノイズマージンは、
20log(√10/√6)=2.218dBだけ増加し
ているので、改善効果が顕著に現れていることが分か
る。
【0081】さて、今までは、2の剰余Qが0であると
きのビタビ検出器の構成および動作を説明した。剰余Q
=0の代わりに、剰余Q=1が選ばれたときに{符号化
則(II)}、使用されるE2PR4時変トレリス符号を
検出するビタビ検出器40を以下に示す。
【0082】Q=1で、拘束長が偶数の場合の時変トレ
リス線図は図16のようになる。したがってこの場合も
偶数時刻と奇数時刻とでそれぞれ異なったACS処理が
特定の状態で行われることになるから、図16のように
時間管理をして、偶数時刻と奇数時刻つまりQの値によ
って、パスや状態に制限を加えながら符号が検出され
る。
【0083】ただし、そのACS回路は、Q=0のとき
で3連続遷移符号を制限するE2PR4時変トレリス符
号の逐次ビタビ検出器における時刻Q=0とQ=1とを
入れ替えた動作が行われる。したがってその詳細な動作
は省略する。
【0084】また、時間管理を不要にすべく2時刻に一
度、2ビットずつ処理する場合には、図17のように、
ブロックの先頭を一致させた時変トレリス線図が用いら
れる。この場合は状態数が2つ減り、14状態でACS
回路つまりビタビ検出器40を構成できる。
【0085】また図17からも明らかなように、状態S
5,S10は存在しないので、これに対応するACS回路
は存在しない。状態S0,S1,S4,S6,S7,S8,S
9,S11,S14,S15は3入力であるので、3入力AC
S回路が使用される。その他の状態は4入力ACS回路
が使用される。2入力ACS回路および4入力ACS回
路は上述したものと同じ構成のものが使用される。
【0086】図18に3入力ACS回路の具体例を示
す。このACS回路はブランチメトリック計算部71〜
73、加算器74〜76、パスメトリック77、選択器
78,比較器79およびパスメモリ80で構成されるこ
とは容易に理解できる。そして、その動作は上述したと
同様であるので割愛する。
【0087】以上のように上述した符号化則(I)、
(II)に則ってデータを符号化し、復号系では再生波形
をE2PR4等化してから最尤復号することによって、
時間管理が容易で、エンコーダにおいて使用(選択)で
きる符号の数が増え、しかも符号化率を落とすことな
く、最大反転間隔および拘束長のそれぞれを短くできる
ようにした符号化装置およびその復号化装置を実現でき
る。
【0088】上述した符号化則(I)、(II)は何れも
拘束長が偶数の場合であるが、これが奇数の場合の例を
次に説明する。
【0089】拘束長が奇数であると、時刻Q=0から始
まるブロックの符号と、時刻Q=1から始まるブロック
の符号が交互に連続したものになる。例えば、Q=0か
ら始まるものはブロックの最後のQが0で終り、Q=1
から始まるものはブロックの最後のQが1で終る。この
交互のブロックのうち前者を周期A、後者を周期Bとし
たときには、Qと符号の繋がりの関係は以下のようにな
る。 周期B | 周期A | 周期B Q ... 0 1|0 1 0 ....0 1 0|1 0 1 ... NRZI符号 ...1 1|1 .......1 1 1|1 1 1 ... ただし、ここに示したNRZI符号は、制限しなければ
ならないものを示してある。
【0090】周期Aでは、Q=0から始まる3連続遷移
符号を制限し、周期Bでは、Q=1から始まる3連続遷
移符号を制限すると、周期Aでは、 ・1,1で始まるNRZI符号を除く。 ・(1,1,1で終わるNRZI符号を除く。) ・1,1,1,1を含むNRZI符号を除く。 ・Q=0で始まる1,1,1を含むNRZI符号を除
く。
【0091】周期Bでは、 ・1,1で始まるNRZI符号を除く。 ・(1,1,1で終わるNRZI符号を除く。) ・1,1,1,1を含むNRZI符号を除く。 ・Q=1で始まる1,1,1を含むNRZI符号を除
く。
【0092】つまり、符号列が3以上の奇数の拘束長を
もつ符号で構成されるとき、符号の奇数番目から始まる
3連続遷移する符号と、常に4連続遷移する符号と、最
初の2連続遷移する符号がそれぞれ含まれないように出
力符号列が制限される。
【0093】ただし、これらの制限はそれぞれのブロッ
クの内部では、同じビット位置を制限していることにな
り、符号は周期A、Bに依らないで全く同じものであ
る。つまり、符号化、復号化の手順は周期により変える
必要がない。このことはエンコーダ13に設けられるブ
ロック符号の変換テーブルは一つで済む。
【0094】上記条件のうち括弧()で括ったのは、周
期A,B共にそれぞれの最後の条件で自ら制限されるの
で、実際には必要ないことを表している。
【0095】具体的に説明すると、例えば拘束長9の符
号を考えると、全符号数は266個、k=11で258
個ができる。したがって8/9変換が可能になる。文献
「AN8/9 RATE TIME-VARYING TRELLIS CODE FOR HIGH DE
NSITY MAGNETIC RECORDING」(IEEE 1997 Digest of IN
TERMAG'97)においては、8/9変換は16/18変換
のことであり、したがって8/9変換ができない。この
発明によって始めて可能になされたこの変換符号を8/
9時変トレリス符号と呼ぶ。
【0096】図19および図20に、実際に使用するこ
とができる8/9時変トレリス符号化を行うときのテー
ブルの一例を示す。
【0097】続いて、2の剰余で、拘束長が奇数の時変
トレリス符号化を具体的に説明する。この場合のE2
R4ビタビ検出には、ブロック符号境界で同じパス制限
をするような構成にする必要がある。この制限をするた
めのトレリス線図を図21に示す。
【0098】図21のように、パスの制限の仕方は、
a,b,a’の3種類になる。しかし、この制限は周期
に依らない。具体的には時間管理処理がブロックの最初
から行われ、まずb,a,a’で始まり、以後終りまで
の時刻の数は偶数個なので、b,aの繰り返しで、最後
がaで終わるような時間管理が行われる。
【0099】このようなACS動作を行う回路として
は、図12に示す2入力ACS回路が各状態ごとに設け
られる。そして、図21からも明らかなように、aの場
合、状態S5,S10のACS全体が動作せず、それ以外
の状態のものは、通常のACS動作となる。
【0100】a’の場合には、状態S5,S10のACS
全体が動作せず、状態S4,S11の比較器17は、比較
を行わず接続された1つのパスのみを選ぶように動作す
る。それ以外の状態のものは、通常のACS動作とな
る。
【0101】bの場合には、状態S4,S5,S10,S11
での比較器17は、比較を行わず接続された1つのパス
のみを選ぶように動作する。それ以外の状態のものは、
通常のACS動作となる。
【0102】上述した実施形態は何れも、干渉多項式
(1−D)(1+D)3のE2PR4を対象にしたもので
あるが、これ以外のもの例えば、干渉多項式(1−D)
(1+D)4のE3PR4を対象にしたものでも本発明を
適用できる。
【0103】図22はE3PR4の状態遷移図である。
この状態遷移図の各パスには、(入力)/(出力)が記
されている。
【0104】図22の状態遷移図を時間軸に展開した、
トレリス線図を時間的に網羅して探索し、符号間距離を
検索すると、最小符号間距離と第二最小符号間距離を構
成する組み合わせに特徴が現れる。
【0105】ここで、NRZI符号で{1,1,1,
1}の4連続遷移を制限すると、図22で状態S10,S
21の間の遷移を禁止することになる。この条件で符号間
距離を検索すると、最小符号間距離は√12、第二最小
符号間距離は√28となる。つまり、4連続遷移符号を
制限する前よりも第二最小符号間距離のみが増加する。
【0106】このような4連続遷移符号を制限したとき
の最小符号間距離を取る符号のパターンは、NRZ表記
で図23から図26に示すような128種類パターンの
みが存在する。この場合においても状態siに来る前の
パスも考慮してNRZIで考えると、いずれも{1,
1,1}の3連続遷移符号を含んでいる。さらに、それ
ぞれの組合せ(シーケンス0とシーケンス1)は時刻的
に隣り合うものから構成されている。このようなパター
ンは、第二最小符号間距離の組み合わせにも同様に現れ
る。
【0107】したがって、これらの組合せのうち片方の
符号(シーケンス0かシーケンス1)を消滅させること
により、トレリス線図のあるパスが制限され、そのパス
をビタビ検出のパスから除外することにより、最小符号
間距離が改善され、本例では√12から√28に増大す
ることが確認された。
【0108】前記のことから、E3PR4の時変トレリ
ス符号は、E2PR4で用いた符号と全く同じ制限であ
るので、これまでに述べた符号をすべて摘要することが
できる。
【0109】2の剰余でQ=0を制限する時変トレリス
符号を検出するE3PR4のビタビ検出器は、図27の
ように、Qの値によってパスや状態に制限を加えるよう
な時間管理を行いながら符号の検出が行われる。
【0110】そのACS回路としては、図12に示す2
入力ACS回路が使用されると共に、状態S10,S21
外の全ての状態で、このACS回路が用いられる。そし
て、時刻Q=0の場合には、状態S5,S10,S21,S
26のACS全体が動作せず、状態S8,S9,S11
20,S22,S23の比較器17は比較を行わず接続され
た一つのパスのみを選ぶように動作する。それ以外の状
態のものは、通常のACS動作となる。
【0111】時刻Q=1の場合には、状態S10,S11
20,S21のACS全体が動作せず、それ以外の状態の
ものは、通常のACS動作となる。
【0112】2の剰余で、Q=1を制限する時変トレリ
ス符号を検出するE3PR4のビタビ検出器において
は、図28のように、Qの値によってパスや状態に制限
を加える時間管理を行いながら符号の検出が行われる。
【0113】そのときに使用されるACS回路は、図1
2に示す2入力ACS回路が各状態に存在することにな
る。
【0114】このACS回路は、2の剰余でQ=0の制
限をする時変トレリス符号であって、E3PR4のビタ
ビ復号のところで説明した、時刻Q=0と1を入れ替え
てACS動作を行なえばよい。
【0115】2の剰余で拘束長が奇数の時変トレリス符
号のE3PR4のビタビ検出には、ブロック符号境界で
同じパス制限をするような構成にする必要がある。この
制限をするためのトレリス線図を図29に示す。
【0116】図29に示すように、パスの制限の仕方
は、a,b,a’の3種類になる。しかし、この制限は
周期に依らない。具体的にはブロックの始まりから時間
管理が行われ、b,a,a’で始まり、以後終りまでの
時刻の数は偶数個なので、b,aの繰り返しで、最後が
aで終わるような時間管理が行われる。
【0117】そのときに使用されるACS回路として
は、図12に示す2入力ACS回路が各状態のところで
使用される。
【0118】動作の具体例を説明すると、aの場合に
は、図29から明らかなように、状態S5,S10
21,S26のACS全体が動作せず、状態S8,S9,S
11,S20,S22,S23は一つの接続されたパスのみを選
ぶようにする。それ以外の状態のものは、通常ACS動
作である。
【0119】a’の場合には、状態S5,S10,S11
20,S21,S26のACS全体が動作せず、それ以外の
状態のものは、通常のACS動作となる。
【0120】bの場合には、状態S10,S11,S20,S
21のACS全体が動作せず、それ以外の状態のものは、
通常のACS動作となる。
【0121】図15に示す曲線Lcはパーシャルレスポ
ンス等化としてE3PR4等化を使用して、本発明のよ
うに符号を制限して使用したときの特性曲線である。
【0122】曲線La、Lbと比較すると、これらより
もノイズマージンが大きくなり、従来例および本発明に
よるE2PR4等化の場合よりも改善効果が顕著に現れ
ていることが分かる。
【0123】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
拘束長が偶数の場合には、チャネルクロックのうち奇数
若しくは偶数のチャネルクロックから始まる3連続遷移
する同一符号を制限すると同時に、常に4連続遷移する
符号を制限する時変トレリス符号化を行うことによっ
て、最小符号間距離が増大し、それに伴って変換の際に
使用できる符号の数が増えると共に、最小反転間隔や拘
束長が短くなって、テーブルなどの回路規模の縮小と相
まってオーバーライトし易くなる特徴を有する。
【0124】拘束長が奇数の場合には、符号の奇数番目
から始まる3連続遷移する符号と、常に4連続遷移する
符号と、最初の2連続遷移する符号がそれぞれ含まれな
いように符号を制限しながら符号化することによって、
拘束長が偶数の場合と同様な効果が得られる。
【0125】またE2PR4とE3PR4の白色ガウス雑
音に対するノイズマージンを計算した結果、時変トレリ
ス符号とそれを検出するビタビ検出では、非符号化ビタ
ビ検出よりも所望の符号間距離を得ていることがわかっ
た。
【0126】したがって、この発明では回路規模の増大
を招くことなく、雑音や歪みに強い、したがって誤り率
が少ない、ディジタル記録再生系などの伝送系に適した
符号化装置および復号化装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】半発明に係る符号化装置および復号化装置を適
用した記録再生装置の一実施形態を示す要部の系統図で
ある。
【図2】E2PR4の状態遷移図である。
【図3】E2PR4のトレリス線図である。
【図4】E2PR4で4連続遷移符号を制限したときの
最小距離の組合せを示す図である。
【図5】E2PR4で4連続遷移符号を制限したときの
第2最小距離の組合せを示す図である。
【図6】符号と2の剰余の関係を示す図である。
【図7】E2PR4の剰余制限符号数を示す図である。
【図8】E2PR4の剰余制限符号数(従来例)を示す
図である。
【図9】Q=0、16/18時変トレリス符号化のテー
ブル例を示す図である。
【図10】Q=1、16/18時変トレリス符号化のテ
ーブル例を示す図である。
【図11】Q=0、拘束長偶数のE2PR4時変トレリ
ス線図である。
【図12】ビタビ検出用ACS回路の一例を示す系統図
である。
【図13】Q=0、拘束長偶数の2時刻処理を行うとき
のE2PR4時変トレリス線図である。
【図14】ビタビ検出用ACS回路の一例を示す系統図
である。
【図15】ノイズマージンの特性図である。
【図16】Q=1、拘束長偶数のE2PR4時変トレリ
ス線図である。
【図17】Q=1、拘束長偶数の2時刻処理を行うとき
のE2PR4時変トレリス線図である。
【図18】ビタビ検出用ACS回路の一例を示す系統図
である。
【図19】8/9時変トレリス符号化のテーブル例を示
す図である(その1)。
【図20】8/9時変トレリス符号化のテーブル例を示
す図である(その2)。
【図21】拘束長奇数の2時刻処理を行うときのE2
R4時変トレリス線図である。
【図22】E3PR4の状態遷移図である。
【図23】E3PR4で4連続遷移符号を制限したとき
の最小距離の組合せを示す図である(その1)。
【図24】E3PR4で4連続遷移符号を制限したとき
の最小距離の組合せを示す図である(その2)。
【図25】E3PR4で4連続遷移符号を制限したとき
の最小距離の組合せを示す図である(その3)。
【図26】E3PR4で4連続遷移符号を制限したとき
の最小距離の組合せを示す図である(その4)。
【図27】Q=0、拘束長偶数のE3PR4時変トレリ
ス線図である。
【図28】Q=1、拘束長偶数のE3PR4時変トレリ
ス線図である。
【図29】拘束長奇数のE3PR4時変トレリス線図で
ある。
【図30】従来の符号化および復号化を適用した記録再
生装置の系統図である。
【符号の説明】
10A・・・符号化部、10B・・・復号化部、13・
・・エンコーダ、26・・・デコーダ、30・・・イコ
ライザ、40・・・ビタビ検出器

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャネルクロックのうち奇数若しくは偶
    数のチャネルクロックから始まる3連続遷移する同一符
    号を制限すると同時に、常に4連続遷移する符号を制限
    することによって得られる符号列であって、出力される
    符号列が偶数個となるように、入力データ列を符号化す
    るエンコーダが設けられたことを特徴とする符号化装
    置。
  2. 【請求項2】 エンコーダは、所定の符号列がメモリさ
    れてテーブル化されたメモリ手段か、若しくは上記所定
    の符号列が出力されるような論理回路で構成されたこと
    を特徴とする請求項1記載の符号化装置。
  3. 【請求項3】 チャネルクロックのうち奇数若しくは偶
    数のチャネルクロックから始まる3連続遷移する同一符
    号を制限すると同時に、常に4連続遷移する符号を制限
    することによって得られる符号列を復号するに当たり、
    再生された符号列をパーシャルレスポンス等化したのち
    最尤復号を行うと共に、 上記最尤復号におけるトレリスのパスの時間制限を行う
    ようにしたビタビ検出器が設けられたことを特徴とする
    復号化装置。
  4. 【請求項4】 上記パーシャルレスポンスとして、E2
    PR4若しくはE3PR4を用いたことを特徴とする請
    求項3記載の復号化装置。
  5. 【請求項5】 パーシャルレスポンス等化としてE2
    R4若しくはE3PR4を使用すると共に、上記最尤復
    号のトレリスのパスの時間制限を行うことによって、最
    小符号間距離を増大させるようにしたことを特徴とする
    請求項3記載の復号化装置。
  6. 【請求項6】 出力される符号列のビット長を拘束長と
    したとき、上記符号列が3以上の奇数の拘束長をもつ符
    号で構成されると共に、 符号の奇数番目から始まる3連続遷移する符号と、常に
    4連続遷移する符号と、最初の2連続遷移する符号がそ
    れぞれ含まれないように符号を制限しながら符号化する
    エンコーダを有することを特徴とする符号化装置。
  7. 【請求項7】 上記エンコーダは、所定の符号列がメモ
    リされてテーブル化されたメモリ手段か、若しくは上記
    所定の符号列が出力されるような論理回路で構成された
    ことを特徴とする請求項6記載の符号化装置。
  8. 【請求項8】 出力される符号列のビット長を拘束長と
    したとき、上記符号列が3以上の奇数の拘束長をもつ符
    号で構成され、 符号の奇数番目から始まる3連続遷移する符号と、常に
    4連続遷移する符号と、最初の2連続遷移する符号がそ
    れぞれ含まれないように符号を制限しながら符号化され
    た符号列を復号するに当たり、再生された符号列をパー
    シャルレスポンス等化したのち最尤復号を行うと共に、 上記最尤復号におけるトレリスのパスの時間制限を行う
    ようにしたビタビ検出器が設けられたことを特徴とする
    復号化装置。
  9. 【請求項9】 上記パーシャルレスポンスとして、E2
    PR4若しくはE3PR4を用いたことを特徴とする請
    求項8記載の復号化装置。
  10. 【請求項10】 パーシャルレスポンス等化としてE2
    PR4若しくはE3PR4を使用すると共に、上記最尤
    復号のトレリスのパスの時間制限を行うことによって、
    最小符号間距離を増大させるようにしたことを特徴とす
    る請求項8記載のデータの復号化装置。
  11. 【請求項11】 上記ビタビ検出器には、上記拘束長内
    の3番目のサイクルに、その他のサイクルとは異なるパ
    ス制限を挿入する手段が設けられたことを特徴とする請
    求項8記載の復号化装置。
JP9271796A 1997-10-03 1997-10-03 符号化装置および復号化装置 Pending JPH11110921A (ja)

Priority Applications (2)

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