JP4114875B2 - 根固め杭及び既製杭 - Google Patents

根固め杭及び既製杭 Download PDF

Info

Publication number
JP4114875B2
JP4114875B2 JP2004316053A JP2004316053A JP4114875B2 JP 4114875 B2 JP4114875 B2 JP 4114875B2 JP 2004316053 A JP2004316053 A JP 2004316053A JP 2004316053 A JP2004316053 A JP 2004316053A JP 4114875 B2 JP4114875 B2 JP 4114875B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile
ready
root
made pile
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004316053A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005155313A (ja
Inventor
真 河野
寛 小林
史朗 山本
厚志 柴田
貢 大槻
栄 行松
智治 廣瀬
宣夫 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Corp
Kubota Corp
Original Assignee
Sumitomo Corp
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Corp, Kubota Corp filed Critical Sumitomo Corp
Priority to JP2004316053A priority Critical patent/JP4114875B2/ja
Publication of JP2005155313A publication Critical patent/JP2005155313A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4114875B2 publication Critical patent/JP4114875B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Description

本発明は、既製杭及びそれを使用した根固め杭に関するものである。
既製杭の埋設工法として、施工時の騒音や振動を防止するため、地盤を掘削ビットと攪拌翼等とを有する掘削攪拌ジグを用いて掘削孔を形成し、かつ掘削孔内にセメントミルクを注入した後に、セメントミルクが固化する前に掘削孔内に既製杭を建込んで埋設し、根固め杭を築造するプレボーリング根固め工法が用いられている。また、このプレボーリング根固め工法において、根固め杭の支持力を増大するため、掘削孔の先端部(下端部)にセメントミルクからなる球根部を形成し、既製杭の先端部を球根部のセメントミルク中に定着させるようにした、プレボーリング拡大根固め工法も実施されている。さらに、プレボーリング拡大根固め工法において、根固め杭の支持力をより増大させるため、その先端部付近に螺旋翼を設けた既製杭を用いることも知られている(特許文献1参照)。
特開2003−96769号公報
しかしながら、前記特許文献1に開示された既製杭は先端部付近に螺旋翼を設けたものであるため、構造が複雑であり、製造コストが高くなるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、その目的は、簡単な構造の既製杭により、根固め杭の支持力を増大させることである。
請求項1に係る発明は、球根部と、該球根部の上に形成された軸周固定部とからなる柱状体と、該柱状体に挿入された既製杭とからなる根固め杭であって、前記既製杭は、管と、該管の先端に設けられた環状の板とからなり、前記柱状体は、前記球根部の径が前記環状の板の外径の1.5倍以上、2倍以下であり、前記環状の板から前記球根部の底面迄の距離が前記環状の板の外径の0.5倍以上であることを特徴とする根固め杭である。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の根固め杭において、前記管の外径が400mm以上、700mm以下の場合、前記環状の板から前記球根部の底面迄の距離が一定であることを特徴とする根固め杭である。
請求項3に係る発明は、管と、該管の先端に設けられた環状の板とからなる既製杭であって、前記環状の板は、前記管の外周面及び内周面から突出すると共に、前記内周面からの突出長が前記外周面からの突出長の0.6倍以上0.8倍以下であることを特徴とする既製杭である。
請求項4に係る発明は、請求項3記載の既製杭において、異なる外径の管に対し、前記内周面からの突出長が共通の範囲に設定されていることを特徴とする既製杭である。
請求項5に係る発明は、請求項3記載の既製杭において、前記環状の板の幅が90mm以上、125mm以下であることを特徴とする既製杭である。
請求項6に係る発明は、請求項3記載の既製杭において、所定の範囲の外径の管に対し、前記環状の板の幅が一定であることを特徴とする既製杭である。
請求項7に係る発明は、請求項3記載の既製杭において、前記管の外周面及び内周面、並びに前記環状の板と管の内周面とのコーナーに環状のリブが形成されていることを特徴とする既製杭である。
請求項8に係る発明は、請求項3〜7のいずれかに記載の既製杭を用いた根固め杭である
(作用)
請求項1、2に係る発明によれば、球根部から地盤へ伝達される荷重が一定値以内に抑えられ、かつ均等になる。
請求項3〜6に係る発明によれば、環状の板により根固め液の付着面積が増大するので、根固め杭の支持力が増大する。また、既製杭の先端付近の内部にも根固め液が充填されるので、既製杭はその内外から拘束されることになり、強固に支持される。さらに、環状の板は管の内外周面の両方から突出しているので、先端を円板で閉塞した既製杭と同程度の支持力が得られる。
請求項に係る発明によれば、リブに根固め液が付着することにより、既製杭から球根部への荷重伝達を分担するので、環状の板に必要な支圧面積を低減できる
本発明によれば、管と、環状の板とからなる簡単な構造の既製杭により、根固め杭の支持力を増大させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
〔第1の実施形態〕
図1、2、3、及び4はそれそれ本発明の第1の実施形態に係る既製杭の正面図、平面図、底面図、及び断面図であり、図5はその既製杭におけるディスクプレートの平面図である。
本実施形態に係る既製杭1は、鋼管2と、鋼管2の先端(図1では下端)に固定された鋼製で環状のディスクプレート3とからなる。ディスクプレート3は、鋼管2の外周面及び内周面から突出している。ディスクプレート3は、鋼管2の下端に溶接される。環状のリブ3bが鋼管2の下端の内周面に溶接されることもある。一例としてディスクプレート3の外径Dd は鋼管2の外径Dpの1.3倍である。また、鋼管2の軸心からディスクプレート3の内周縁までの距離はDp/2−50(mm)であり、ディスクプレート3の幅(外径と内径との差の1/2)は100mmであるから。既製杭1の下端には口径がDp−100(mm)の開口3aが形成されている。さらに、鋼管2の肉厚は、鋼管2の外径にかかわらず一例として9〜19mmである。
図6は本実施形態に係る既製杭1を埋設して形成した根固め杭の断面図である。なお、この図においてリブ3bは省略した。この根固め杭は、既製杭1と、球根部4及び軸周固定部5からなる柱状体とからなる。一例として、球根部4の径Db は鋼管2の外径Dpの1.84倍である。軸周固定部5の径Doはディスクプレート3の外径Dd+100(mm)である。球根部4は支持地盤8中に形成し、軸周固定部5は球根部4の上から地表7迄形成する。球根部4を構成するセメントミルクは水セメント比(W/C)が60%のものであり、軸周固定部5を構成するセメントミルクはW/Cが180%のものである。
図7は図6に示す根固め杭の支持力を説明するための図である。地盤から根固め杭の下端に加わる単位面積当たりの支持力度qb は200N(≦12,000kN/m2)程度であることが推奨されている。ディスクプレート3の下面及びその内周側の部分の単位面積当たりの支持力度qdは約400N(≦24,000kN/m2)である。
図8は図7に示す根固め杭を施工する方法を示す図である。まず、縦孔を掘削するための掘削攪拌装置12について説明する。掘削攪拌装置12の掘削回転軸(オーガロッド)13の先端(下端)部にはオーガヘッド14が設けられている。オーガヘッド14は、先端に掘削ビットを有し、その上方に拡縮可能な拡大翼16を有する。掘削回転軸13の基端(上端)からオーガヘッド14までの間には、適宜間隔で攪拌羽根15が設けられている。
以上の構成を有する掘削攪拌装置12を用いて、図8(a)に示すように、杭心位置の精度を確保するために、杭心より逃げ芯(図示せず)を直交2方向に打ち込み、掘削攪拌装置12の位置を確認するため定尺棒(図示せず)を用いて、オーガヘッド14の中心を杭芯に合わせる。
次に、同図(b)〜(c)に示すように、掘削攪拌装置12の鉛直性を確認し、オーガヘッド14の先端の吐出口(図示せず)からベントナイト安定液を含む掘削液を吐出することで、地盤の掘削抵抗を減少させると共に掘削孔内を泥土化し、孔壁の崩壊を防止しながら、掘削回転軸13を正転させ、地盤に応じた速度で掘削し、掘削孔を築造する。
次いで、同図(d)〜(f)に示すように、支持地盤の所定の深度まで掘削した後に、掘削回転軸13を逆回転させてオーガヘッド14の拡大翼16を開き、図6の球根部4を形成する範囲である拡径掘削下限位置10から上限位置8迄の拡径掘削を行う。
拡径掘削後、オーガヘッド14の吐出口から吐出する液を掘削液から根固め液(W/C=60%のセメントミルク等)に切り換え、掘削回転軸13を回転させながら、拡径掘削した部分に注入する。そして、オーガヘッド14を繰り返し上下させながら、根固め液を注入することにより、球根部4を築造する。
球根部4の築造終了後、同図(h)〜(j)に示すように、オーガヘッド14の吐出口から吐出する液を杭周固定液(W/C=180%のセメントミルク等)に切り換え、拡大翼16を閉じ、図6の軸周固定部5に相当する部分に杭周固定液を注入する。そして、オーガヘッド14を繰り返し上下させながら杭周固定液を注入し、徐々に引き上げることで、軸周固定部5を築造する。このように、根固め液と杭周固定液とは共にセメントミルクでよいが、根固め液の方が高濃度のセメントミルクとした。
次いで、同図(k)に示すように、既製杭1の鉛直性を保持しながら、掘削孔の中心部に建て込み、挿入する。最後に、回転キャップを杭頭にセットして自沈又は回転挿入により、同図(l)に示すように、既製杭1の先端を拡径掘削下限位置10と上限位置8との間の所定の位置9に設定して柱状体中に定着させる。
〔第2の実施形態〕
図9は本発明の第2の実施形態に係る根固め杭の先端付近の構成を示す断面図、図10はその寸法を説明するための断面図、図11はその施工方法を示す図である。本実施形態に係る根固め杭は、既製杭21と、球根部4及び軸周固定部5からなる柱状体とからなる。
既製杭21は、鋼管22と、鋼管22の先端(図9では下端)に固定された鋼製で環状のディスクプレート23とを備えている。ディスクプレート23は、鋼管22の下端に溶接される。環状のリブが鋼管22の下端の内周面に溶接されることもある。鋼管22の先端付近の内周面及び外周面には、一例としてそれぞれ外径13mmの異形鉄筋からなるリブ24及び25がそれぞれm本及びn本固定されている(図ではm=4、n=3)。また、鋼管22の外周面におけるリブ25の上方には軸心を確保するためのスペーサ26が取り付けてある。
本実施形態に係る根固め杭における鋼管22の外径(鋼管径)Dp 、ディスクプレート23の外径Dd、幅(外径と内径との差の1/2)Bd、厚みtd、外周側突出部の半径方向の長さLα、内周側突出部の半径方向の長さLβ、リブ24及び25の段数及びピッチ(配置間隔)、球根部4の径(根固め径)Db、軸周固定部5の径(軸部掘削径)Do、球根部4の下端からディスクプレート23の下面までの距離(根固め高さ)Hd、球根部4の上端からディスクプレート23の上面までの距離(根固め高さ)Huの関係を下記の表1に示す。
Figure 0004114875
この表1を参照しながら、本実施形態に係る既製杭及び根固め杭の特徴について説明する。まず、既製杭自体の特徴の一つは、鋼管径Dpが400〜1200mmに亘って変化しても、ディスクプレート23の幅Bdは略一定(100〜115mm)であり、Dpが500〜700mmについては110mmの一定値であり、Dpが800〜1200mmについても115mmの一定値である。幅Bdは90mm以上、125mm以下にすることが好適である。その理由は、幅Bdを90mm未満にするとディスクプレート23が柱状体にめり込む。また、125mm以上にしてもめり込み防止効果の向上はなく、鋼材費用がかさみ、かつ柱状体に既製杭を挿入する際の抵抗力が増すからである。
また、ディスクプレート23は、鋼管22の外周面及び内周面の双方から突出しており、内周面からの突出量Lβは外周面からの突出量Lαの約0.6〜0.8倍である。この比率は0.4倍以上1.0倍以下にすることが好適である。その理由は、鋼管22の内面のセメントによる拘束力のため、内周側の突起は外周側程には支圧には貢献しないので、0.4倍以上で良いが、1.0倍より大きくしても実質的な効果はなく、鋼材費用がかさみ、かつ柱状体に既製杭を挿入する際の抵抗力が増すからである。
さらに、ディスクプレート23の外径Ddが鋼管径Dpよりも100〜130mm大きくなっている。この径差は150mm以下にすることが好適である。その理由は、150mmより大きくすると、柱状体からディスクプレート23に加わるモーメントの増大により強度不足になるためである。また、根固め杭の支持力はディスクプレート23が大きい程増大する。ディスクプレート23の外径Ddと鋼管径Dpとの径差は90mm以上が好適であり、90mm未満であると支持力向上の効果がない。
既製杭と柱状体との関係については、軸周固定部5の径Doはディスクプレート23の外径よりも100mm大きくなっている。この数値は90mm以上、150mm以下にすることが好適である。その理由は、既製杭21を挿入しやすくするためである。即ち、掘削孔の精度上の制約から最低90mmは必要であり、150mmより大きくしても実質的な効果はなく、鋼材費用がかさむだけになるからである。
根固め高さHdの寸法については、図10において、杭頭に加える荷重を増大させていくと、ディスクプレート23の下方の球根部4内に発生する剪断応力が、ディスクプレート23の外径を直径とする半球27の表面で最大となり、球根部4内には半球27のすべり線が発生・伸展することを実験で確認した。球根部4が所定の圧縮耐力を満足するためには、このすべり線の全長を球根部4の範囲内にする必要がある。従って、根固め高さHdはディスクプレート23の外径Ddの少なくとも1/2以上にする必要がある。表1における全ての外径の鋼管に対応する根固め杭がこの条件を満足するものである。
根固め径Dbの寸法については、拡大根固め球根部4の下の単位面積当たりの地盤耐力を200Nとすると、拡大根固め球根部4の支持力は(200N×拡大根固め球根部4の下端の面積)であるから、
200N×π×(Db)2/4・・・式[1]
となる。
ディスクプレート23の支持力は、拡大根固め球根部4の単位面積当たりの耐力を450Nとすると、(450N×ディスクプレート23の下面及びその内周側の面積)であるから、
450N×π×(Dd)2/4・・・式[2]
となる。
式[1]=式[2]より、
(Db)2/(Dd)2=2.25・・・式[3]
であるから、
Db=1.5Dd
となる。表1における全ての径の鋼管に対応する根固め杭がこの条件を満たしている。
Dbの上限値は、図10においてディスクプレート23の外周縁から斜め45°下方に向かう線28の外側にはディスクプレート23からの荷重が伝わらないため、Hdが下限値Dd/2の場合、
Dd+Dd/2+Dd/2=2Dd
がDbの上限値となる。
図11は図10に示す根固め杭を施工する方法を示す図である。この図において図8と同一又は対応する部分には図8で使用した符号を付した。本実施形態における掘削攪拌装置12′は、拡大翼16の上方にスクリュー17を有する点が図8の掘削攪拌装置と相違する。また、本実施形態における施工方法は、支持地盤の手前迄掘削した後、支持地盤を掘削する前に、掘削孔内にセメントミルクを注入し、オーガヘッド14を繰り返し上下させて攪拌することにより、縦孔の軸部に残存している未攪拌土等の不純物が球根部に押し込まれないようにした点が図8の施工法との相違点である。以下、これらの相違点を中心に説明する。
まず、図11(a)に示すように、オーガヘッド14の中心を杭心に合わせ、掘削を開始する。次に、同図(b)に示すように、掘削攪拌装置12′の鉛直性を確認し、オーガヘッド14の先端の吐出口(図示せず)から掘削液を吐出することで、孔内を泥土化し、掘削回転軸13を正転させ、地盤に応じた速度で掘削し、掘削孔を築造していく。そして、支持地盤よりも浅い所定位置11迄掘削した後に、オーガヘッド14の先端の吐出口から杭周固定液(W/C=180%のセメントミルク等)を吐出し、掘削回転軸13を正転させつつ、オーガヘッド14の先端を所定位置11と拡径掘削上限位置8との間で繰り返し上下させ、掘削・攪拌する。次いで、同図(c)に示すように支持地盤の所定の深度まで掘削・攪拌する。
次いで、同図(d)に示すように、支持地盤の所定の深度まで掘削した後に、掘削回転軸13を回転させてオーガヘッド14の拡大翼16を開き、吐出口から根固め液(W/C=60%のセメントミルク等)を吐出し、拡径掘削下限位置10から上限位置8迄オーガヘッド14を引き上げながら拡径掘削を行い、さらに、同図(e)に示すように、上限位置8から下限位置10迄オーガヘッド14を下げながら再度掘削する。次に、同図(f)に示すように、掘削回転軸13を回転させながら、オーガヘッド14を繰り返し上下させ、根固め液を注入することにより、球根部4を築造する。ここで、拡大翼は機械式で拡大するものに限らず、水圧などで拡大するものであっても良い。
球根部4の築造終了後、同図(g)〜(h)に示すように、オーガヘッド14の吐出口から吐出する液をセメントミルク等の杭周固定液(W/C=180%)に切り換え、拡大翼16を閉じ、図9の軸周固定部5に相当する部分に杭周固定液を注入する。そして、オーガヘッド14を徐々に引き上げながら杭周固定液を注入し、軸周固定部5を築造する。
最後に、鋼管22の鉛直性を保持しながら、掘削孔の中心部に建て込み、回転キャップを杭頭にセットして自沈又は回転圧入により、同図(i)に示すように、鋼管22の先端のディスクプレート23を拡径掘削下限位置10と上限位置8との間の所定の位置9に設定して柱状体中に定着させる。
このように本実施形態に係る施工方法によれば、所定位置11迄掘削した後に、オーガヘッド14の先端を所定位置11と拡径掘削上限位置8との間で繰り返し上下させて掘削・攪拌した後に、拡大根固め球根部4を形成する部分を掘削したので、軸周固定部5を形成する部分に残存している未攪拌土等の不純物が球根部4を形成する部分に押し込まれることを防止できる。
なお、以上の実施形態は、本発明を鋼管を用いた既製杭に適用したものであるが、本発明は鋳鉄管或いは鋳鋼管を用いた既製杭及び既製コンクリート杭にも適用できる。
本発明の第1の実施形態に係る既製杭の正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る既製杭の平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る既製杭の底面図である。 本発明の第1の実施形態に係る既製杭の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る既製杭におけるディスクプレートの平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る根固め杭の断面図である。 図6に示す根固め杭の支持力を説明するための図である。 図7に示す根固め杭を施工する方法を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る根固め杭の先端付近の構成を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る根固め杭の先端付近の寸法を説明するための断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る根固め杭を施工する方法を示す図である。
符号の説明
1、21・・・既製杭、2、22・・・鋼管、3、23・・・ディスクプレート、3b・、24、25・・リブ、4・・球根部、5・・・軸周固定部。

Claims (8)

  1. 球根部と、該球根部の上に形成された軸周固定部とからなる柱状体と、該柱状体に挿入された既製杭とからなる根固め杭であって、前記既製杭は、管と、該管の先端に設けられた環状の板とからなり、前記柱状体は、前記球根部の径が前記環状の板の外径の1.5倍以上、2倍以下であり、前記環状の板から前記球根部の底面迄の距離が前記環状の板の外径の0.5倍以上であることを特徴とする根固め杭。
  2. 請求項1記載の根固め杭において、前記管の外径が400mm以上、700mm以下の場合、前記環状の板から前記球根部の底面迄の距離が一定であることを特徴とする根固め杭。
  3. 管と、該管の先端に設けられた環状の板とからなる既製杭であって、前記環状の板は、前記管の外周面及び内周面から突出すると共に、前記内周面からの突出長が前記外周面からの突出長の0.6倍以上、0.8倍以下であることを特徴とする既製杭。
  4. 請求項3記載の既製杭において、異なる外径の管に対し、前記内周面からの突出長が共通の範囲に設定されていることを特徴とする既製杭。
  5. 請求項3記載の既製杭において、前記環状の板の幅が90mm以上、125mm以下であることを特徴とする既製杭。
  6. 請求項3記載の既製杭において、所定の範囲の外径の管に対し、前記環状の板の幅が一定であることを特徴とする既製杭。
  7. 請求項3記載の既製杭において、前記管の外周面及び内周面、並びに前記環状の板と管の内周面とのコーナーに環状のリブが形成されていることを特徴とする既製杭。
  8. 請求項3〜7のいずれかに記載の既製杭を用いた根固め杭。
JP2004316053A 2003-10-30 2004-10-29 根固め杭及び既製杭 Active JP4114875B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004316053A JP4114875B2 (ja) 2003-10-30 2004-10-29 根固め杭及び既製杭

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003369995 2003-10-30
JP2004316053A JP4114875B2 (ja) 2003-10-30 2004-10-29 根固め杭及び既製杭

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005155313A JP2005155313A (ja) 2005-06-16
JP4114875B2 true JP4114875B2 (ja) 2008-07-09

Family

ID=34741173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004316053A Active JP4114875B2 (ja) 2003-10-30 2004-10-29 根固め杭及び既製杭

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4114875B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100585092C (zh) * 2007-02-08 2010-01-27 徐国彬 抗压抗拔桩基的成桩方法
JP4626655B2 (ja) * 2008-01-25 2011-02-09 山崎パイル株式会社 基礎杭の施工方法
JP5606727B2 (ja) * 2009-12-03 2014-10-15 ジャパンパイル株式会社 基礎杭
JP5975231B2 (ja) * 2014-01-15 2016-08-23 株式会社カヌカデザイン 開端鋼管杭及びその施工方法
JP6508858B1 (ja) * 2018-05-25 2019-05-08 株式会社横河Nsエンジニアリング 鋼管杭、鋼管杭の継手および溶接接合用凸型部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005155313A (ja) 2005-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5520347B2 (ja) 杭の中掘工法
JPS60219320A (ja) 土壌排出式ドリルおよびパイルの製作方法
JP2007032044A (ja) 基礎杭の支持構造および鋼管杭
JP4114875B2 (ja) 根固め杭及び既製杭
JP5040699B2 (ja) 合成摩擦杭
JP2002061178A (ja) 中堀工法における突起付き既製杭の埋設方法及び基礎杭構造
JP5546000B2 (ja) 地盤の掘削方法
JP4831511B2 (ja) 基礎杭の構築方法
JP6246599B2 (ja) 小口径コンクリート場所打ち杭による地盤補強工法
JP4378752B2 (ja) 大径の既製コンクリート杭基礎用の既製杭、既製杭の埋設方法
JP5545999B2 (ja) 地盤の掘削方法
JP3450774B2 (ja) 鋼管杭及びその埋設方法
JP4584512B2 (ja) ソイルセメント合成羽根付き既製杭
JP4872561B2 (ja) 既製杭の施工方法
JP3514183B2 (ja) 埋込み杭およびその施工方法
JP6740276B2 (ja) 基礎杭、該基礎杭を用いた基礎の構築方法
JPS5827366B2 (ja) 頭部補強杭造成用装置
JPH10237866A (ja) 建造物の基礎の施工方法
JPH0627405B2 (ja) 既製杭埋設工法
JP4200237B2 (ja) 基礎杭の構築方法
JP4475845B2 (ja) 杭の施工方法
JP2015096676A (ja) 拡頭部を有する杭穴の掘削方法
JP5777424B2 (ja) 地盤の掘削方法
JP2011226264A (ja) 鋼管杭およびその鋼管杭を用いた支持構造と施工方法
JP2006118215A (ja) 拡頭杭の施工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080410

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080411

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4114875

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140425

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250