JP4114433B2 - 駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、新しい駆動機構を備えた例えば、エレベータの駆動装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、最近出願人が提案している方式の駆動機構を備えた駆動装置であり、詳細は国際出願番号第PCT/JP02/01220号に記載している。
図はエレベータの駆動装置の要部を示しており、図示省略しているが、主ロープ1の一側にはエレベータ乗かご、他側にはカウンターウエイトが設けられている。駆動装置10はフレーム11にシーブ2を取り付けるとともに、該シーブ2の上方と両側の3箇所にプーリ13,14,15を配置し、これらのプーリ13,14,15にベルト12を張設し、このベルト12によってシーブ2に巻き付けられた主ロープ1をシーブ2に押圧する。上方のプーリ13はフレーム11の背面に取り付けたモータ(図示省略)に連結されており、ベルト12の周回移動により、シーブ2と主ロープ1を移動させて乗かごを昇降させる構成になっている。また両側のプーリ14,15はそれぞれ位置調節機構16によって、フレーム11に対して高さ位置の調節が可能に取り付けられており、これら高さ位置を調節することによってベルト12の張力を調節することができる。17は非常時等に主ロープ1を挟持するロープグリッパーで油圧等によって動作する。18はモータの回動状態を検出する検出装置、例えばロータリーエンコーダ、19はモータのブレーキである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような駆動装置において、シーブ2へのベルト12の押付け力を十分に確保すれば、主ロープ1のすべりを皆無にできるメリットがある反面、もし十分な押付け力が確保されなければ、例えモータのブレーキ19が正常に動作しても不平衡荷重の影響を受けて乗かごが低速で移動する虞があり、ベルト12の伸びによる不都合も当然考慮しなければならない問題があった。
【0004】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、極めて信頼性の高い駆動装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、被移動体を支持するロープ又はベルト状の張力部材がシーブに巻き掛けられ、モータにより循環駆動するベルトが前記シーブに巻き掛けられた前記張力部材の一定の円弧領域を前記シーブに向かって押圧しながら、前記張力部材をその長手方向に駆動する駆動装置において、
1.ベルトの前記張力部材に接する領域が、前記張力部材が前記シーブに接する円弧領域よりも狭い構成である。
2.ベルトは三つのプーリに巻き掛けられ、このうち少なくとも一つのプーリがベルトの張力が作用する方向ベクトルと略同一ベクトル上に移動自在に支持する。
ものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明は、次の二つの観点に立って構成するものである。
1.ベルトの張り具合が無駄なく効率よく行なわれる。
2.ベルトの摩耗要因を極力排除している。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面を用いて説明する。
図1は本発明に係る駆動装置の一実施例を示す正面図である。本発明については、エレベータ装置以外の駆動装置についても、当然適用できる技術である。
【0008】
図中、図4と同一符号のものは同一のものを示すが、20はプーリ14を支持するブラケットで、ベルト12の張力により引っ張られる方向線上に移動自在にフレーム11に取付けられている。21はベルト12によりブラケット20が引っ張られる方向に反してブラケット20を付勢するスプリングで、この付勢方向は前述の方向ベクトルと一致させるようにする。したがって、無駄なく極めて効率よくベルト12に張力を付与することができる。
【0009】
又、22はプーリ15を支持するブラケットで、ブラケット20の場合と同様、移動自在にフレーム11に取付けられ、スプリング23によりブラケット22をベルト12の張力が働く方向ベクトルに沿って引っ張るものである。
【0010】
一方、主ロープ1とベルト12との関係については、図2に示すように、主ロープ1とシーブ2とが接触し始める点Aよりも上方の点Bにおいて、ベルト12と主ロープ1とが接触するようにプーリ14及びプーリ15を配置するようにする。つまり、ベルト12の主ロープ1に接する領域が、主ロープ1がシーブ2に接触している円弧領域よりも狭い構成になっている。このような状況は、シーブ2とプーリ14,15を離して配置すれば、簡単に構成できる。
【0011】
これは、主ロープ1がシーブ2に巻き掛けられる際に、主ロープ1の反シーブ側における外周が引き伸ばされるが、この引き伸ばされた後にベルト12が主ロープ1と接触することになるため、ベルト12と主ロープ1との間には相対的なズレが生じなくなり、その結果、ベルト12の摩耗が大幅に減ることになり、極めて好都合だからである。もし、点Aにおいて既にベルト12が主ロープ1に接触しているとすると、材質の異なる主ロープ1とベルト12がそれぞれ異なる寸法だけ伸び縮み(主ロープは伸び、ベルト12は縮む)を起こすことになり、主ロープ1とベルト12との間には相対的なズレが生じ、これがベルト12における摩耗の主要な要因になるからである。
【0012】
図3は本発明のその他の実施例を示す正面図で、簡略的にプーリ14或いはプーリ15をベルトの張力の作用する方向線上と略同一線上に移動自在に支持する例を示したもので、アーム30によりプーリ14或いはプーリ15を回動自在に支持するものである。前述の場合もこの場合においても、一方のプーリをフレーム11に固定してもよく、両方のプーリとも移動自在に支持するようにしてもよい。
【0013】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によればベルトへの張力の掛け方やベルトの使用の仕方が適切に行なわれるため、信頼性の高い駆動装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駆動装置の一実施例を示す正面図である。
【図2】本発明装置における主ロープ1とベルト12との関係を示す拡大図である。
【図3】本発明のその他の実施例を示す正面図である。
【図4】新しい駆動装置の全体を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 主ロープ
2 シーブ
12 ベルト
13,14,15 プーリ
20,22 ブラケット
21,23 スプリング
30 アーム
Claims (6)
- 被移動体を支持するロープ又はベルト状の張力部材がシーブに巻き掛けられ、モータにより循環駆動するベルトが前記シーブに巻き掛けられた前記張力部材の一定の円弧領域を前記シーブに向かって押圧しながら、前記張力部材をその長手方向に駆動する駆動装置において、
前記ベルトの前記張力部材に接する領域が、前記張力部材が前記シーブに接する円弧領域よりも狭い構成であることを特徴とする駆動装置。 - 被移動体を支持するロープ又はベルト状の張力部材がシーブに巻き掛けられ、モータにより循環駆動するベルトが前記シーブに巻き掛けられた前記張力部材の一定の円弧領域を前記シーブに向かって押圧しながら、前記張力部材をその長手方向に駆動する駆動装置において、
前記ベルトは三つのプーリに巻き掛けられ、このうち前記モータと連結されたプーリ以外の少なくとも一つのプーリが前記ベルトの張力の作用する方向ベクトルと略同一ベクトル上に移動自在に支持されることを特徴とする駆動装置。 - 前記少なくとも一つのプーリはブラケットを介して移動自在に支持されていることを特徴とする請求項2に記載の駆動装置。
- 前記少なくとも一つのプーリはアームを介して回動自在に支持されていることを特徴とする請求項2に記載の駆動装置。
- 前記少なくとも一つのプーリはスプリングにより付勢されていることを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の駆動装置。
- 前記被移動体はエレベータの乗かごであることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の駆動装置。
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