JP4244595B2 - 往復移動体駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラクションシーブを使用せずに往復移動体を往復駆動する駆動装置において、駆動装置に使用されているベルト伝動機構のプーリの調整に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は、最近出願人が提案している方式の駆動機構を備えた駆動装置であり、詳細は国際出願番号第PCT/JP02/01220号に記載している。
図はエレベータの駆動装置の要部を示しており、図示省略しているが、主ロープ3の一側にはエレベータ乗かご、他側にはカウンターウエイトが設けられている。駆動装置40はフレーム41にシーブ42を取り付けるとともに、該シーブ42の上方と両側の3箇所にプーリ43,44,45を配置し、これらのプーリ43,44,45にベルト46を張設し、このベルト46によってシーブ42に巻き付けられた主ロープ3をシーブ42に押圧する。上方のプーリ43はフレーム41の背面に取り付けたモータ(図示省略)に連結されており、ベルト46の周回移動により、シーブ42と主ロープ3を移動させて乗かごを昇降させる構成になっている。また両側のプーリ44,45はそれぞれ位置調節機構47によって、フレーム41に対して高さ位置の調節が可能に取り付けられており、これら高さ位置を調節することによってベルト46の張力を調節することができる。48は非常時等に主ロープ3を挟持するロープグリッパーで油圧等によって動作する。49はモータの回動状態を検出する検出装置、例えばロータリーエンコーダ、50はモータのブレーキである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記装置においては、ベルトの良好な走行性を確保するために、プーリの傾きを調整しておく必要があるが、この調整作業には時間を要するという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、プーリを、軸と、外周部と、前記軸と外周部との間に設けた複数のベアリングと、これらのベアリングのひとつと前記軸との間に設けた偏芯カバーを備えた構成とし、この偏芯カバーを回動することにより前記プーリの傾斜を調整するものである。
また本発明は、支持部が形成された支持体と、前記プーリの軸に形成され前記支持部に揺動自在に支持された被支持部と、前記プーリの軸と前記支持体との間に取り付けられた偏芯部材とを備え、この偏芯部材を回動することによりプーリの傾斜を調整するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1及び図2により説明する。図1はプーリ45の断面図、図2は同じく斜視図である。
図において、45aはフレーム41に取り付けられた支持体で、プーリ45の軸10が取り付けられている。11,12は軸10と外周部13との間に設けられたベアリング、14は軸10の端部に取り付けられた偏芯カバーであり、軸10とベアリング12の間に挿入される挿入部の厚さがa>bであるため、このカバー14を回すことにより、ベアリング12の偏芯量を調整することができる。
【0006】
上記構成であるから、プーリ43,44,45にベルト46を巻き付けた状態で、ベルト46の走行状態を見ながら、工具15によって、ベアリング12の偏芯量の調整、即ちプーリ45の傾きを調整できる。この構成は他のプーリ43,44も同様である。
上記のように本実施形態によれば、ベルト46を外すことなく、プーリ43,44,45の傾きの調整が行える。
【0007】
図3は本発明の他の実施形態で、図1に相当する図であり、図1と同一符号は同一のものを示している。支持体45aには、支持部45bが形成されており、軸20に形成した凹部である被支持部21を揺動自在に支持している。22は支持体45aの端部に取り付けられた偏芯部材で、軸20と支持体45aの間に挿入される挿入部の厚さがa>bであるため、この偏芯部材22を回すことにより、軸20の傾斜を調整することができる。
本実施形態も、前記実施形態と同様に、ベルト46を外すことなく、プーリ43,44,45の傾きの調整が行える。
【0008】
次に本発明の他の実施形態について説明する。この実施形態はプーリの傾きが自動的に調整できるようにしたものである。図4,図5はプーリ45の断面図であり、図1と同一符号は同一のものを示している。
図において31は軸30の外周に設けた弾性体、例えばゴムである。図4に示すように、プーリ45がたわみ等により傾くと、ベルト46の支持体45a側がより多く引っ張られるため、ベルトのテンションが高くなる。このため、図5に示すように弾性体31のベルトテンションの高い側が圧縮されて、プーリ45の傾きが修正され、これによりベルト46のテンションも均一化されるため、ベルト46の走行性が改善される。またこの構成は他のプーリ43,44も同様である。
上記のように、本実施形態はプーリが傾いても、自動的に修正されるため、手動調整が不要になるという効果がある。尚、弾性体31は軸30とベアリング11,12との間に設けているが、ベアリング11,12と外周部13との間に設けることも可能であるし、またベアリング11,12の軸30側、外周部13側の両側に設けることもできる。
【0009】
また本実施形態は、プーリ45の傾きが自動的に調整できる効果がある反面、弾性体31に耐荷重性のあるゴム等を使用する必要があるため、コストアップになる可能性があり、また、弾性体31が入っているため、プーリ45が大きくなるという問題もある。したがって、現場の事情に応じて、図1〜図3の実施形態と図4,図5の実施形態を使い分けるとよい。
更に上記各実施形態において、ベアリング11,12を自動調芯ベアリングにすれば、プーリ43,44,45の回動がよりスムーズになり、ベルト46の走行性をより改善できる。
【0010】
上記の実施形態では駆動装置40は昇降路内の上部に設置しているが、主ロープ等がシーブの下方へ伸びる構成であれば昇降路内の中間部や下方に設置することも可能である。更に、上記の実施形態の駆動装置40を上下逆にして主ロープ等が上方へ伸びるように設置することも、また90度回転して主ロープ等が横方向に伸びるように設置することも可能である。更にまた、機械室を有するエレベータの場合には、機械室内に設置することができる。更に主ロープ3が直線状の領域で主ロープ3を駆動するタイプの駆動装置であっても、本発明を適用することができる。
【0011】
また本発明の往復移動体駆動装置は、上述の昇降移動型のエレベータ装置に限らず水平移動型のエレベータ装置や、両側に乗かごを備えたエレベータ、ケーブルカー、ロープウェイ等に適用することもできる。
【0012】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数のプーリと、これらプーリに巻き付けられたベルトを有するベルト伝動機構において、各プーリの傾斜の調整を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すプーリの断面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を示すプーリの断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示すプーリの断面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示すプーリの断面図である。
【図6】本発明が適用される駆動装置を示す図である。
【符号の説明】
3 主ロープ
10,20,30 軸
11,12 ベアリング
13 外周部
14 偏芯カバー
22 偏芯部材
31 弾性体
40 駆動装置
42 シーブ
43,44,45 プーリ
45a 支持体
45b 支持部
46 ベルト

Claims (2)

  1. 往復移動体を往復駆動させるためのロープ状又はベルト状の張力部材と、複数のプーリとこれらプーリに巻き付けられたベルトを有し前記張力部材の張設経路に沿って周回移動するベルト伝動機構と、このベルト伝動機構のベルトを前記張力部材に接触して前記張力部材の一定領域を側方から押圧しながら長手方向へ駆動するものにおいて、
    前記プーリは、軸と、外周部と、前記軸と外周部との間に設けた複数のベアリングと、これらのベアリングのひとつと前記軸との間に設けた偏芯カバーとを備え、この偏芯カバーを回動することにより前記プーリの傾斜を調整する構成であることを特徴とする往復移動体駆動装置。
  2. 往復移動体を往復駆動させるためのロープ状又はベルト状の張力部材と、複数のプーリとこれらプーリに巻き付けられたベルトを有し前記張力部材の張設経路に沿って周回移動するベルト伝動機構と、このベルト伝動機構のベルトを前記張力部材に接触して前記張力部材の一定領域を側方から押圧しながら長手方向へ駆動するものにおいて、
    支持部が形成された支持体と、前記プーリの軸に形成され前記支持部に揺動自在に支持された被支持部と、前記プーリの軸と前記支持体との間に取り付けられた偏芯部材とを備え、この偏芯部材を回動することにより前記プーリの傾斜を調整する構成であることを特徴とする往復移動体駆動装置。
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