JP4182707B2 - エレベータ駆動装置の動作確認方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラクションシーブを使用せずにエレベータ乗かご等を往復駆動するためのものにおいて、駆動装置の動作確認方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は、最近出願人が提案している方式の駆動機構を備えた駆動装置であり、詳細は国際出願番号第PCT/JP02/01220号に記載している。
図2はエレベータの駆動装置の要部を示しており、図示省略しているが、主ロープ3の一側にはエレベータ乗かご、他側にはカウンターウエイトが設けられている。駆動装置40はフレーム41にシーブ42を取り付けるとともに、該シーブ42の上方と両側の3箇所にプーリ43,44,45を配置し、これらのプーリ43,44,45にベルト46を張設し、このベルト46によってシーブ42に巻き付けられた主ロープ3をシーブ42に押圧する。上方のプーリ43はフレーム41の背面に取り付けたモータ(図示省略)に連結されており、ベルト46の周回移動により、シーブ42と主ロープ3を移動させて乗かごを昇降させる構成になっている。また両側のプーリ44,45はそれぞれ位置調節機構47によって、フレーム41に対して高さ位置の調節が可能に取り付けられており、これら高さ位置を調節することによってベルト46の張力を調節することができる。48は非常時等に主ロープ3を挟持するロープグリッパーで油圧等によって動作する。49はモータの回動状態を検出する検出装置、例えばロータリーエンコーダ、50はモータのブレーキである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記装置を据え付けるとき、ベルト46の走行状態を確認し、必要に応じて調整する必要がある。しかし駆動装置40がエレベータ昇降路内に設置される現場では、足場の設置が困難なため、現場でベルト46の走行を目視確認するのは非常に難しい。
また、予め工場でベルト46の走行状態を確認しようとしても、シーブ42に主ロープ3が掛っていないため十分な確認ができない。更に図2のように工場内で主ロープ3を掛けることも可能であるが、設備が大掛かりなってしまうという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、主ロープ3の代わりにロープ治具をシーブ42に取り付けることにより、工場でも容易にベルト46の走行状態が確認できるようにしたものである。このロープ治具はシーブ42の溝に着脱自在であり、例えば一対の半環状体の一端側を軸状体で連結し、他端側を伸縮自在なばね等で連結した構成である。また別の形態としては、ワイヤロープや索状体の両端を伸縮自在なばね等で連結した構成である。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のロープ治具の一例を示す図である。このロープ治具10は一対の半環状体11,12の一側をピン13で連結し、他側をばね14て連結したものである。半環状体11,12は主ロープ3と同一の太さであり、ばね14を広げてシーブ42の溝に取り付ける構成である。
これにより、工場内においても、シーブ42に主ロープ3が掛ったのと同様の状態でベルト46を走行させ、その走行状態の確認や調整を行うことができる。
【0006】
上記実施形態の他に、図1の半環状体11,12,ピン13を合わせた長さとほぼ等しい長さのワイヤロープの端を、ばね14で連結する構成でもよい。この場合、ワイヤロープとして実際に使用する主ロープ3と同一のロープを使用すればより現実に近いベルト46の走行状態を確認できる。またワイヤロープに限らず可撓性のある索状体を使用することも可能である。
【0007】
上記の実施形態では駆動装置40は昇降路内の上部に設置するとしているが、本発明は予め工場でベルト46の走行状態を確認可能にするものであるから、駆動装置40の設置場所や設置形態とは無関係に適用することができる。
【0008】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ベルト伝動機構によりシーブに巻き付けられた主ロープを駆動する駆動装置における、ベルトの走行状態の確認が、工場で容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す図である。
【図2】本発明が適用される駆動装置を示す図である。
【符号の説明】
3 主ロープ
10 ロープ治具
11,12 半環状体
13 ピン
14 ばね
40 駆動装置
42 シーブ
43,44,45 プーリ
46 ベルト
Claims (4)
- エレベータ乗かご等を往復駆動させるための主ロープと、前記主ロープが巻き付く溝を有するシーブと、周回移動するベルトを有し前記主ロープの前記シーブに巻き付く部分を前記ベルトで押圧して前記主ロープをその長手方向に駆動するベルト伝動機構を備えた駆動装置において、
前記主ロープに代えて、前記シーブの前記溝に着脱自在なロープ治具を取り付けた状態で、前記駆動装置を駆動させることを特徴とするエレベータ駆動装置の動作確認方法。 - 前記ロープ治具は、一対の半環状体と、これら半環状体の一側を連結する軸状体と、前記半環状体の他側を連結する伸縮自在な連結体からなることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ駆動装置の動作確認方法。
- 前記ロープ治具は、ワイヤロープと、このワイヤロープの両端を連結する伸縮自在な連結体からなることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ駆動装置の動作確認方法。
- 前記ロープ治具は、可撓性の索状体と、この索状体の両端を連結する伸縮自在な連結体からなることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ駆動装置の動作確認方法。
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