JP4147905B2 - 往復移動体駆動装置のベルト初期伸び処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベルト伝動機構を使用してエレベータ乗かご等の往復移動体を往復駆動する駆動装置に使用されるベルトの初期伸びを処理する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、最近出願人が提案している方式の駆動機構を備えた駆動装置である(例えば、特許文献1参照)。
この図はエレベータの駆動装置の要部を示しており、図示省略しているが、主ロープ3の一側にはエレベータ乗かご、他側にはカウンターウエイトが設けられている。駆動装置40はフレーム41にシーブ42を取り付けるとともに、該シーブ42の上方と両側の3箇所にプーリ43,44,45を配置し、これらのプーリ43,44,45にベルト46を張設し、このベルト46によってシーブ42に巻き付けられた主ロープ3をシーブ42に押圧する。上方のプーリ43はフレーム41の背面に取り付けたモータ(図示省略)に連結されており、ベルト46の周回移動により、シーブ42と主ロープ3を移動させて乗かごを昇降させる構成になっている。また両側のプーリ44,45はそれぞれ位置調節機構47によって、フレーム41に対して高さ位置の調節が可能に取り付けられており、これら高さ位置を調節することによってベルト46の張力を調節することができる。48は非常時等に主ロープ3を挟持するロープグリッパーで油圧等によって動作する。49はモータの回動状態を検出する検出装置、例えばロータリーエンコーダ、50はモータのブレーキである。
【0003】
【特許文献1】
国際公開第02/064482号パンフレット
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記装置に使用されているベルト46は、使用時に伸びを生じる。特に使用開始時には伸び量が大きいため、ベルト46の装着前にこの初期伸びを処理しておく必要がある。ベルト生産工場等で予めベルト46の初期伸び処理がされているベルトであればよいが、未処理のベルトを使用するときには何らかの方法で初期伸び処理をする必要がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、簡易な構成で、運搬も容易なベルト初期伸び処理装置を実現するものであり、ベルトが巻き付けられる複数の巻付体と、これら巻付体の間隔を調節する手段とを備えたものである。
また本発明は、前記巻付体としてプーリを使用したものであり、また曲面体を使用するとともにこれら曲面体を外側に広げる手段を備えたものである。
更に本発明は、ベルトが巻き付けられる曲面体を、1個所が分離された形状とし、この分離された部分に曲面体を外側に広げる手段を設けたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1により説明する。図において、1はケース、2は蓋、4,5はその軸が長穴6によりケース1に枢着されたプーリ、7,8はプーリ4,5から伸びたねじ部で、ナット部9で連結されており、このナット部9を回動することによりプーリ4,5の間隔を調節することができる。
【0007】
この装置の使用時には、図1のようにプーリ4,5にベルト46を巻き付けて、ナット部9を回し、ベルト伝動機構としての使用時と同等の張力をベルト46に掛ける。この状態で所定時間(例えば100時間)程度張力を与えると初期伸びはほぼ終了する。また初期伸び終了を検出する方法として、ベルト46の張力が所定以下になったことを張力計で測定する方法もある。張力計としては、例えばベルト46を叩いて振動数を計るものがある。この初期伸び処理装置は運搬可能であるから、装置ごと現場まで運搬することができる。
【0008】
図1ではプーリを2個使用しているが、更に数を増やすこともできる。例えば図2に示すように、プーリ11,12を追加すれば、装置全体の長さ(図2左右長さ)を短縮できる。
【0009】
図3は本発明の他の実施形態の要部を示す図である。図において、20,21はヒンジ30で連結された一対の曲面体、22,23はそれぞれ曲面体20,21に固定されたねじ部、24はナット部である。
この実施形態では曲面体20,21の外面にベルト46を掛けて、ナット部24を回し、ベルト46に張力を与えるものである。本実施形態においても、図1の実施形態と同じ効果を有する。
上記実施形態では、曲面体20,21の一側をヒンジ30で連結しているが、両側ともねじ部とナット部にすることもできる。また二つの曲面体20,21をヒンジ30で連結する代わりに、曲面体21,22をひとつの曲面体とすることもできる。
【0010】
本発明が対象としている往復移動体駆動装置は、主ロープ3に限らずベルト状の張力部材を駆動するものであってもよい。また昇降移動型のエレベータに限らず、水平移動型のエレベータや、両側に乗かごを備えたエレベータ、ケーブカー、ロープウェイ等、その適用分野は限定されない。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、簡易な構成の装置によってベルトの初期伸びを処理することができ、またそのままベルトを運搬することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図4】本発明が適用される駆動装置を示す図である。
【符号の説明】
3 主ロープ
4,5 プーリ
7,8,22,23 ねじ部
9,24 ナット部
20,21 曲面体

Claims (3)

  1. 往復移動体を往復駆動させるためのロープ状又はベルト状の張力部材と、前記張力部材の張設経路に沿って周回移動するベルト伝動機構と、このベルト伝動機構のベルトを前記張力部材に接触して前記張力部材の一定領域を側方から押圧しながら長手方向へ駆動する往復移動体駆動装置に使用される前記ベルト伝動機構のベルトの初期伸びを処理するものにおいて、
    前記ベルトが巻き付けられる複数のプーリと、これらのプーリのうちの2個のプーリに設けられたねじ部と、これらの両ねじ部を連結するナット部とを有し、このナット部を回動することによって前記2個のプーリの間隔を調節することにより巻き付けられた前記ベルトに張力をかける手段を備えたことを特徴とする往復移動体駆動装置のベルト初期伸び処理装置。
  2. 往復移動体を往復駆動させるためのロープ状又はベルト状の張力部材と、前記張力部材の張設経路に沿って周回移動するベルト伝動機構と、このベルト伝動機構のベルトを前記張力部材に接触して前記張力部材の一定領域を側方から押圧しながら長手方向へ駆動する往復移動体駆動装置に使用される前記ベルト伝動機構のベルトの初期伸びを処理するものにおいて、
    前記ベルトが巻き付けられる複数の曲面体と、これらの曲面体を連結する手段と、連結された前記曲面体間の間隔を調節することにより巻き付けられた前記ベルトに張力をかける手段とを備えたことを特徴とする往復移動体駆動装置のベルト初期伸び処理装置。
  3. 往復移動体を往復駆動させるためのロープ状又はベルト状の張力部材と、前記張力部材の張設経路に沿って周回移動するベルト伝動機構と、このベルト伝動機構のベルトを前記張力部材に接触して前記張力部材の一定領域を側方から押圧しながら長手方向へ駆動する往復移動体駆動装置に使用される前記ベルト伝動機構のベルトの初期伸びを処理するものにおいて、
    1個所が分離された形状をなし前記ベルトが巻き付けられる曲面体と、この曲面体の前記分離部に設けられて前記曲面体を外側に広げることにより巻き付けられた前記ベルトに張力をかける手段とを備えたことを特徴とする往復移動体駆動装置のベルト初期伸び処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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