JP4366907B2 - 駆動装置の検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、新しい駆動機構を備えた例えば、エレベータの駆動装置の検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、最近出願人が提案している方式の駆動機構を備えた駆動装置であり、詳細は国際出願番号第PCT/JP02/01220号に記載している。
図はエレベータの駆動装置の要部を示しており、図示省略しているが、主ロープ1の一側にはエレベータ乗かご、他側にはカウンターウエイトが設けられている。駆動装置10はフレーム11にシーブ2を取り付けるとともに、該シーブ2の上方と両側の3箇所にプーリ13,14,15を配置し、これらのプーリ13,14,15にベルト12を張設し、このベルト12によってシーブ2に巻き付けられた主ロープ1をシーブ2に押圧する。上方のプーリ13はフレーム11の背面に取り付けたモータ(図示省略)に連結されており、ベルト12の周回移動により、シーブ2と主ロープ1を移動させて乗かごを昇降させる構成になっている。また両側のプーリ14,15はそれぞれ位置調節機構16によって、フレーム11に対して高さ位置の調節が可能に取り付けられており、これら高さ位置を調節することによってベルト12の張力を調節することができる。17は非常時等に主ロープ1を挟持するロープグリッパーで油圧等によって動作する。18はモータの回動状態を検出する検出装置、例えばロータリーエンコーダ、19はモータのブレーキである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような駆動装置において、シーブ2へのベルト12の押付け力を十分に確保すれば、主ロープ1のすべりを皆無にできるメリットがあるが、ベルト12と主ロープ1とが常時接触を繰り返すため、当然ベルト12が摩耗することになる。この摩耗が進むと主ロープ1を十分に駆動できず、不平衡荷重の影響を受けて乗かごが低速で移動したりする問題があった。
【0004】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、ベルトの摩耗検出を確実に行うための検出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、被移動体を支持し駆動するためのロープ状又はベルト状の張力部材と、該張力部材に接触して該張力部材の一定領域を側方から押圧しつつ長手方向に駆動する駆動装置とを具え、前記張力部材は少なくとも1つのシーブに巻き付けられ、前記駆動装置は、前記シーブに巻き付けられた張力部材の円弧領域に接触して該円弧領域を前記シーブに向かって押圧しつつ、モータにより循環駆動するベルトを有する駆動装置において、前記シーブの外周に形成された案内面に押付けられたローラの軸から前記ベルトの厚み方向に所定距離延出させたブラケットに光電装置を設け、前記光電装置は前記ベルトの側面から該ベルトに向けて光を発して、該光の透過具合で前記ベルトの摩耗を検出する手段を備えるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明は、光電装置を利用してベルトの摩耗を検出するものである。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面を用いて説明する。
図1は本発明に係る検出装置一例を示す正面図である。本発明については、エレベータ装置以外の駆動装置についても、当然適用できる技術である。
【0008】
図中、図3と同一符号のものは同一のものを示すが、20は本発明に係るシーブで、例えば片側外周に案内面20aが形成されている。この案内面20aにはローラ21が常時案内面20aに押付けられて(例えば図示しないが、スプリングなどに付勢されて)案内されるように、ブラケット22を介してフレーム11に取付けられている。23はローラ21から正確な寸法Lだけ上方に延出させたブラケットで、このブラケット23に光電装置24が取付けられベルト12の側面からベルト12に向けて光を放つように配置されている。この光電装置24はシーブ20の加工面からの正確な位置決めに基づいて取付けられているため、ベルト12の厚み方向の正確な場所に光を放つことが可能である。ここで、光電装置24のブラケット23への取付構造において、後述する微調整が可能なようにするのも一案である。
【0009】
一方、30は光電装置24とは反対側のシーブ20の外方に設けられた、例えば反射テープのような反射体で、通常はこの光電装置24の光はベルト12に遮られて反射体30まで届かないが、ベルト12が摩耗してくるとベルト12の厚み方向に沈むため、光が反射体30に到達して反射し光電装置24に戻ってくるので、ベルト12の摩耗状態を検出できる。この反射体30については、単に光を反射するだけなので、光電装置24のように正確な位置決めを行う必要はない。
【0010】
ここで、図2は光電装置24の微調整取付機構の一例を示す図であり、図2(a)ではブラケット23の上端にチョウボルト40を歯合させ、このチョウボルト40は光電装置24が取付けられた取付部41(取付部41はガイド42に沿って上下移動自在に支持されている)を貫通しており、チョウボルト40にはブラケット23と取付部41との間にスプリング41を介在させている。したがって、このチョウボルト40を回転させることにより、取付部41を上下に移動させて光電装置24の位置決めを正確に行うことができる。又、図2(b)ではブラケット23の上部に偏芯ピン50を介して、光電装置24が取付けられた例であり、この場合は偏芯ピン50を回転させることにより、光電装置24の位置決めが正確に行なわれるものである。この他にも微調整機構については、種々考えられ、実施例に限定されるものではない。
【0011】
尚、以上の説明では一方に反射体30を用いた検出装置について述べているが、一方に投光器・他方に受光器を備えた光電装置であっても当然かまわない。又、ベルト12の摩耗を検出した後の対処については、警報を鳴らしたり、案内表示をしたりする周知の安全対策を施すなどの対処を行えば十分である。
【0012】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によればベルトが摩耗すれば、簡単に検出できるため、信頼性の高い駆動装置を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る検出装置一例を示す正面図である。
【図2】本発明に係る微調整機構の一例を示す図である。
【図3】新しい駆動装置の全体を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 主ロープ
2,20 シーブ
12 ベルト
21 ローラ
24 光電装置
30 反射体
Claims (1)
- 被移動体を支持し駆動するためのロープ状又はベルト状の張力部材と、該張力部材に接触して該張力部材の一定領域を側方から押圧しつつ長手方向に駆動する駆動装置とを具え、前記張力部材は少なくとも1つのシーブに巻き付けられ、前記駆動装置は、前記シーブに巻き付けられた張力部材の円弧領域に接触して該円弧領域を前記シーブに向かって押圧しつつ、モータにより循環駆動するベルトを有する駆動装置において、前記シーブの外周に形成された案内面に押付けられたローラの軸から前記ベルトの厚み方向に所定距離延出させたブラケットに光電装置を設け、前記光電装置は前記ベルトの側面から該ベルトに向けて光を発して、該光の透過具合で前記ベルトの摩耗を検出する手段を備えたことを特徴とする駆動装置の検出装置。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002235476A JP4366907B2 (ja) | 2002-08-13 | 2002-08-13 | 駆動装置の検出装置 |
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- 2002-08-13 JP JP2002235476A patent/JP4366907B2/ja not_active Expired - Fee Related
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