JP2002255464A - エレベータの位置検出装置 - Google Patents

エレベータの位置検出装置

Info

Publication number
JP2002255464A
JP2002255464A JP2001036273A JP2001036273A JP2002255464A JP 2002255464 A JP2002255464 A JP 2002255464A JP 2001036273 A JP2001036273 A JP 2001036273A JP 2001036273 A JP2001036273 A JP 2001036273A JP 2002255464 A JP2002255464 A JP 2002255464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
wire rope
encoder
elevator
car
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001036273A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Nagato
徹 長門
Jiro Murata
二郎 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otis Elevator Co
Original Assignee
Otis Elevator Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Otis Elevator Co filed Critical Otis Elevator Co
Priority to JP2001036273A priority Critical patent/JP2002255464A/ja
Publication of JP2002255464A publication Critical patent/JP2002255464A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベータのかごが上昇・下降する昇降路の
上下間に張設されたワイヤロープ7の曲げ疲労を発生さ
せず、ロープ寿命を半永久的とし、且つエンコーダプー
リ30にかかる荷重を自在に可変することができるよう
にする。 【解決手段】 前記かごに固設されるベースブラケット
61に、エンコーダ25に直結されるエンコーダプーリ
30を取り付け、該プーリ30の外周に径方向に対向し
てワイヤロープ7およびアイドラプーリ40を配設す
る。一端がベースブラケット61に回動自在に軸止され
たブラケット62の他端に、前記アイドラプーリ40を
回転自在に軸止し、アイドラプーリ40を、前記ワイヤ
ロープ7の直線張設状態を保持しながら前記ワイヤロー
プ7およびエンコーダプーリ30側に引っ張るばね50
を設ける。前記ばね50の圧縮方向にアイドラプーリ4
0が移動したときにオン状態となるマイクロスイッチ3
1を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータのかご
の位置を検出するためのエレベータの位置検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、昇降路に沿って移動するエレベー
タのかごの位置は、かごの移動に伴って作動するエンコ
ーダによってかごの移動速度を検出し、該速度検出信号
に基づいてかごの位置を検出するようにしていた。
【0003】このエンコーダを用いた位置検出装置とし
ては、例えば図7に示す、特開平6−56367号公報
の装置が提案されている。図7において、1は、昇降路
に立設されたガイドレール2にガイドシュー(図示省
略)を介して摺動自在に係合したエレベータのかごであ
る。
【0004】かご1の頂面部1aには、メインプーリ3
およびテンションプーリ4を回転自在に支持した支持パ
ネル5が取り付けられている。ガイドレール2の上端部
に固設された支持部材6aにはワイヤロープ7の一端が
止着され、このワイヤロープ7は前記メインプーリ3お
よびテンションプーリ4に掛けられ、その他端はガイド
レール2の下端部に固設された支持部材6bに止着され
ている。
【0005】前記かご1およびガイドレール2に隣接し
て、上下方向に摺動するピストンロッド10aを備えた
油圧シリンダ10が基台11上に設けられている。この
基台11にはロープ12の一端が止着され、該ロープ1
2は、ピストンロッド10aの先端に支持部材13を介
して回転自在に支持されたシーブ14に掛けられ、その
他端は前記かご1の下部枠フレーム15に止着されてい
る。
【0006】前記テンションプーリ4は、ワイヤロープ
7がメインプーリ3に確実に掛けられるように、テンシ
ョンスプリング(図示省略)によって常時ワイヤロープ
7を押圧している。
【0007】メインプーリ3の軸にはロータリエンコー
ダ(図示省略)の回転軸が連結されており、該ロータリ
エンコーダは、回転軸によって回転されスリットが形成
された円板と、該円板のスリットに光を投光する投光器
と、該スリットを透過した光を検知する光センサ等で構
成されている。
【0008】上記のように構成された装置において、コ
ントローラ(図示省略)からの駆動信号に基づいて油圧
シリンダ10が作動すると、ピストンロッド10aの上
下動に伴って、ロープ12を介してかご1がガイドレー
ル2に沿って上昇・下降する。
【0009】このときかご1に設けられたメインプーリ
3も同時に上昇・下降し、ワイヤロープ7と圧接してい
ることによりメインプーリ3が回転する。このメインプ
ーリ3の回転によって前記ロータリエンコーダが作動
し、かご1の上昇・下降速度を検出する。この検出され
た速度は前記コントローラにフィードバックされて理想
の速度となるように速度制御が行われるとともに、該速
度検出信号に基づいてかご1の位置が検出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の装
置では、ワイヤロープ7を、エンコーダ直結のメインプ
ーリ3およびアイドラプーリ4によって、図8に示すよ
うに連続的な2方向曲げ(S字曲げ)とし、メインプー
リ3にかかるラジアル荷重(約8.9kgf(87.2
2N))でプーリを回転させていた。
【0011】このため、ロープの寿命が極端に短く、ま
た据え付け精度によりエンコーダプーリ3のスリップが
大きくなるという問題があった。すなわち図8は、ワイ
ヤロープ7の張設状態を示しているが、かご1が最上階
に存在するときのロープの鉛直方向の接触角αと、最下
階に存在するときのロープの鉛直方向の接触角βが異な
る角度となってしまう。
【0012】図8において、かご1の高さをL、テンシ
ョンプーリ4のかご上からの高さをl、ピット深さを
D、ロープ芯とプーリの距離(水平方向)をX、オーバ
ーヘッド高さをH、昇降行程をY、メインプーリ3とテ
ンション4の間の距離(鉛直方向)をZとすると、各接
触角は、 α=tan-1{X/(H−L−l−Z)} β=tan-1{X/(H+Y−l−Z)} γ=tan-1{X/(D+Y+L+l)} δ=tan-1{X/(D+L+l)} となる。
【0013】ここで、接触角β、γについては、Yが非
常に大きいため180°に近くなる。また接触角δにお
いてはD+Lの値はXに比べて十分大きいので、接触角
δにおいても180°近辺となる。しかしながら接触角
αについては無視できない角度となる。このときワイヤ
ロープ7に最大の曲げ応力がかかる。このためワイヤロ
ープ7については、かご1の昇降中、常に連続的な2方
向曲げが加えられており、ロープの劣化が進む。さらに
前述のように、ロープ上部では最大曲げ応力とともに、
テンション+ロープ自重が加わるという悪条件が重なる
ため、ロープの破断が引き起こされる可能性が高い。
【0014】また現場においては、エンコーダプーリ3
のスリップ(滑り)を低減させるために、例えば図9
(b)のようにワッシャ20などにより支持パネル5の
取り付け角度を変えて、ラジアル荷重をかせぐように構
成することも考えられ、その結果さらに接触角αが大き
くなり、ワイヤロープ7の劣化を進行させる危険性があ
る。
【0015】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、ワイヤロープの曲げ疲労を発生させないと
ともに据え付け精度の影響を受けにくくしてロープ寿命
を半永久的とし、且つエンコーダプーリにかかる荷重を
自在に可変することができるエレベータの位置検出装置
を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のエレベータの位置検出装置は、エレベータの
かごが上昇・下降する昇降路の上下間に張設されたワイ
ヤロープと、外周面に前記ワイヤロープを接触させた状
態で前記かごに設けられたエンコーダプーリと、外周面
に前記ワイヤロープを接触させた状態で前記エンコーダ
プーリに対向配設されたアイドラプーリと、前記アイド
ラプーリを、前記ワイヤロープの直線張設状態を保持し
ながら前記ワイヤロープおよびエンコーダプーリ側に押
圧する押圧手段とを備え、前記エンコーダプーリにエン
コーダを取り付け、該エンコーダを前記かごの上昇・下
降に伴って作動させるようにしたことを特徴としてい
る。
【0017】また前記アイドラプーリの位置が、前記押
圧方向の所定位置に移動したときに作動する検出スイッ
チを備えたことを特徴としている。
【0018】また前記押圧手段は、押圧力を調節できる
ように構成されていることを特徴としている。
【0019】また前記押圧手段は、ばね力により押圧す
るように構成されていることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
一実施形態例を説明する。図1(a)は本発明を油圧式
エレベータに適用した場合の概略構成図であり、エレベ
ータのかご1の頂面部1aには、ワイヤロープ7を挟ん
で対向配設されるエンコーダプーリ30およびアイドラ
プーリ40を有した位置検出装置100が取り付けられ
ている。尚図1(a)において、図7と同一部分は同一
符号を記し、かご1を上昇・下降させるための油圧シリ
ンダ10、ピストンロッド10a、ロープ12、シーブ
14等は図示省略している。
【0021】図1(b)は前記位置検出装置100の原
理を示す図であり、ワイヤロープ(テンションロープ)
7を挟んで互いに対向配設された2つのプーリ30,4
0を水平に切断したものを鉛直方向に見て図示してい
る。
【0022】図1(b)において、エンコーダ25の軸
に連結されたエンコーダプーリ30の回転力は、ワイヤ
ロープ7を、押圧手段としてのばね50の力によって、
エンコーダプーリ30側にアイドラプーリ40で押圧す
ることによって得ている。この方式によれば、エレベー
タのかご1が昇降路のいずれの位置に存在しても、ワイ
ヤロープ7は常に鉛直状に真っすぐに張られている状態
であり、常に一定の張力となる。このためワイヤロープ
7に繰り返しの曲げによる疲労は一切発生しない。加え
て、常にばね50によって、ワイヤロープ7がエンコー
ダプーリ30およびアイドラプーリ40に接しているの
で、ワイヤロープ7が前記プーリ30,40から外れる
危険性も少ない。
【0023】また検出スイッチとしてのマイクロスイッ
チ31をばね50の圧縮方向に配置し、アイドラプーリ
40の位置が、前記圧縮方向、すなわちマイクロスイッ
チ31側に移動し該スイッチがオン状態となった(実際
には、例えば図示しないスイッチ入力板によりマイクロ
スイッチ31の接触片(ローラ)が押された)ことをも
って、エンコーダプーリ30、アイドラプーリ40の摩
耗や、ワイヤロープ7が破断する前兆である素線切れ発
生等を検知するようにしている。
【0024】また前記ばね50の一端はアイドラプーリ
40の中心軸のピン32aに止着され、ばね50の他端
ヒッチ部はアングル33、ボルト34を介してダブルナ
ット35によって、本位置検出装置100が搭載される
基台(例えば後述するベースブラケット)に固定されて
いる。このため、アングル33の位置をボルト34とダ
ブルナット35によって調整すれば、エンコーダプーリ
30のラジアル荷重も自在に操作することができ、スリ
ップの起き易いエレベータ(例えば階間の長いエレベー
タ)でもスリップしにくくすることができる。
【0025】次に前記位置検出装置100の、より具体
的な実施形態例を図2、図3および図4とともに説明す
る。図2の(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は
斜視図、(d)は右側面図を各々示し、図3(a)は図
2(a)からブラケット61を取り除いた平面図、図3
(b)は図2(b)からブラケット61を取り除いた正
面図、図3(c)は図3(b)のX−X−X−Xの断面
図、図3(d)は図3(c)の要部拡大断面図、図4は
アイドラプーリの変形例を示す要部断面図である。
【0026】これらの図において、左右側板をコ字状に
折り曲げて形成されたベースブラケット61の、一方の
面の下部にはエンコーダプーリ30が配設され、他方の
面の下部にはエンコーダ25が固設され、該エンコーダ
25の軸はベースブラケット61に穿設された孔に嵌入
され、その軸先端にエンコーダプーリ30が取り付けら
れている。
【0027】エンコーダプーリ30には、径方向に対向
して、ワイヤロープ7およびアイドラプーリ40が配設
されている。前記エンコーダプーリ30の外周部には、
ワイヤロープ7の径よりやや大きいアール(R)が設け
られ、これによってワイヤロープ7をガイドするととも
に、所定のトラクション(摩擦力)を得るようになって
いる。
【0028】アイドラプーリ40は例えばウレタン製で
あり、その外周は例えばフラットに形成されるととも
に、中心部にベアリング(図示省略)を内蔵している。
また、アイドラプーリ40の外周はフラットに形成する
に限らず、U溝や、図4に示すようにVカットに形成し
ても良い。
【0029】62はL字状に形成されたブラケット62
であり、該ブラケット62の一端側に穿設された孔には
ピン32aが挿入されている。このピン32aの一端部
が前記アイドラプーリ40の中心部のベアリング内に軸
止されている。ピン32aの、アイドラプーリ40と反
対側の端部の外周面にはばね引っ掛け溝が設けられ、該
溝にはばね50の一端が引っ掛けられ係止されている。
【0030】ばね50の他端はアングル33の一端に取
り付けられたピン32bに係止され、該アングル33の
L字状に折り曲げられた他端部は、ボルト34およびダ
ブルナット35によって、アングル(押さえ板)36の
一端に固定され、該アングル36のL字状に折り曲げら
れた他端部は、取り付け具37によってベースブラケッ
ト61に固定されている。
【0031】ベースブラケット61の上部に穿設された
孔には、ベースブラケット61の他方の面側から、中央
部に段部を有したピン32cが挿入され、該ピン32c
の段部はベアリング38を内蔵したハウジング39内に
挿入され、ピン32cの先端部は前記ブラケット62の
他端側に穿設された孔に挿入され、ワッシャ、ナット等
が取り付けられている。
【0032】すなわちピン32c周辺の詳細な構造は図
3(d)に示すとおり、ハウジング39内にベアリング
38およびCリング41が設けられ、ハウジング39の
つば39aに隣接してワッシャ42、スプリングロック
ワッシャ43、六角ナット44が順次配設されている。
尚図3(d)ではブラケット62は図示省略している
が、該ブラケット62は、前記つば39aの外周上であ
って、ハウジング39とワッシャ42の間に配設されて
ビス45a〜45dによってハウジング39に固定され
ている。
【0033】このように前記ブラケット62はビス45
a〜45dによりハウジング39に固定されているた
め、ピン32cの外周をハウジング39とともに回転す
ることができる。したがってアイドロプーリ40が、ば
ね50のばね力によりワイヤロープ7およびエンコーダ
プーリ30側に押圧されるので、エレベータのかご1が
ガイドレール2に沿って上昇・下降する際に、ワイヤロ
ープ7に曲げ応力が加わることはなく、常に鉛直状に真
っすぐに張られている状態となり、常に一定の張力とな
る。このためワイヤロープ7に繰り返しの曲げによる疲
労は一切発生しない。加えて、常にばね50によって、
ワイヤロープ7がエンコーダプーリ30およびアイドラ
プーリ40に接しているので、ワイヤロープ7が前記プ
ーリ30,40から外れる危険性も少ない。
【0034】ベースブラケット61の一方の面にはL字
形状のスイッチ入力板51が設けられ、このスイッチ入
力板51の、前記ばね50の圧縮方向に沿った部位のベ
ースブラケット61には、接触片(ローラ)を有したマ
イクロスイッチ31が配設されている。
【0035】このため、エンコーダプーリ30、アイド
ラプーリ40の摩耗や、ワイヤロープ7が破断する前兆
である素線切れ等が発生すると、ロープ径が減少するこ
とによりアイドラプーリ40の位置が前記圧縮方向に移
動し、スイッチ入力板51によりマイクロスイッチ31
の接触片(ローラ)が押されるので、これらプーリ3
0、40の摩耗やワイヤロープ7の素線切れ等を確実に
検出することができる。
【0036】また、前記アングル33の位置をボルト3
4とダブルナット35によって調整すれば、ばね50の
引張力を調整することができ、エンコーダプーリ30の
ラジアル荷重も自在に操作することができ、スリップの
起き易いエレベータ(例えば階間の長いエレベータ)で
もスリップしにくくすることができる。
【0037】尚昇降路に沿って鉛直に張設されるワイヤ
ロープ7の上端部は例えば図5のように、下端部は例え
ば図6のように各々構成されている。図5において、ガ
イドレール2の上端部にはレールクリップ71a,71
bによってブラケット72aが直角に取り付けられ、該
ブラケット72aの先端部に取付具73によってワイヤ
ロープ7の上端が取り付けられている。
【0038】また図6において、ガイドレール2の下端
部にはレールクリップ71c,71dによってブラケッ
ト72bが直角に取り付けられ、該ブラケット72bの
先端部にピン74,ワッシャ75,ナット76a,76
bによってバー77の一端が取り付けられ、該バー77
の他端には、ボルト78,ナット79,スプリング80
等によりプレート81が取り付けられている。
【0039】尚前記実施形態例においては、ばね50の
ばね力は、アングル33の位置をボルト34とダブルナ
ット35によって変更することで調整していたが、これ
に限らず、例えば、ばね50端部の係止部(例えばピン
32b)をばねの引っ張り方向に複数設けておき、ばね
50端部の係止位置を変更することでばね力を調整する
ように構成しても良い。
【0040】また本発明の押圧手段としての前記ばね5
0は、コイルばねを用いていたが、これに限らず板ばね
を採用しても良い。その一例としては、前記ばね50、
ピン32b、アングル33、ボルト34、ダブルナット
35、アングル36等を除去し、ブラケット62を板ば
ねで形成し、該板ばねによってアイドラプーリ40を、
前記ワイヤロープ7の直線張設状態を保持しながら前記
ワイヤロープ7およびエンコーダプーリ30側に押圧す
るように構成するものである。
【0041】また板ばねを用いた他の例としては、前記
ばね50、ピン32b、アングル33、ボルト34、ダ
ブルナット35、アングル36等を除去し、アイドラプ
ーリ40の、ワイヤロープ7と反対側の径方向に板ばね
を配設し、該板ばねによって、アイドラプーリ40を、
前記ワイヤロープ7の直線張設状態を保持しながら前記
ワイヤロープ7およびエンコーダプーリ30側に押圧す
るように構成しても良い。
【0042】また本発明の押圧手段は前記ばね力を利用
するものに限らず、所定の押圧力を前記アイドラプーリ
40からワイヤロープ7およびエンコーダプーリ30側
に付与する加圧装置を設けても良い。
【0043】また前記検出スイッチとしてのマイクロス
イッチ31およびスイッチ入力板51は、図2に示す位
置に設けるに限らず、他の位置に配設しても良い。
【0044】また前記検出スイッチは、図2のようにマ
イクロスイッチ31およびスイッチ入力板51で構成す
るに限らず、フォトセンサ等の他のセンサで構成しても
良い。
【0045】また本発明は油圧式エレベータに適用する
に限らず、リニアモータ式エレベータやロープ式エレベ
ータにも適用することができ、その場合も前記と同様の
作用、効果を奏する。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、エレベー
タのかごが昇降路内を上昇・下降する際に、ワイヤロー
プに曲げ応力が加わることはなく、常に鉛直状に真っす
ぐに張られている状態となり、常に一定の張力となる。
このためワイヤロープに繰り返しの曲げによる疲労は一
切発生せずワイヤロープの寿命を半永久的とすることが
できる。
【0047】また据え付け精度の影響を受けにくく、さ
らにエンコーダプーリにかかる荷重を自在に可変するこ
とができるので、階間が長い建物に設けられたエレベー
タであってもエンコーダプーリにかかる荷重を大きくと
ることができ、スリップの発生を防止することができ
る。
【0048】また検出スイッチを設けているので、エン
コーダプーリ、アイドラプーリの摩耗やワイヤロープの
素線切れ等を確実に検出することができる。このためエ
ンコーダとしての検出精度が低下したり事故が発生する
ことを未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を表し、(a)は概略構成図、
(b)は要部構成図。
【図2】本発明の一実施形態例を表し、(a)は要部平
面図、(b)は要部正面図、(c)は要部斜視図、
(d)は右側面図。
【図3】本発明の一実施形態例のブラケットを除去した
状態を表し、(a)は要部平面図、(b)は要部正面
図、(c)は(b)のX−X−X−X断面図、(d)は
(c)の要部拡大断面図。
【図4】本発明の他の実施形態例を表す要部断面図。
【図5】本発明を適用したエレベータのワイヤロープの
上端部の構成図。
【図6】本発明を適用したエレベータのワイヤロープの
下端部の構成図。
【図7】従来の位置検出装置の一例を示す構成図。
【図8】従来装置におけるワイヤロープにかかる曲げ応
力の様子を示す説明図。
【図9】従来装置の取り付け方法を示す要部説明図。
【符号の説明】
1…かご 2…ガイドレール 7…ワイヤロープ 25…エンコーダ 30…エンコーダプーリ 31…マイクロスイッチ 32a,32b,32c…ピン 33,36…アングル 34…ボルト 35…ダブルナット 38…ベアリング 39…ハウジング 40…アイドラプーリ 50…ばね 61…ベースブラケット 62…ブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 二郎 東京都新宿区西新宿2丁目4番1号 新宿 NSビル 日本オーチス・エレベータ株式 会社内 Fターム(参考) 3F303 CB15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータのかごが上昇・下降する昇降
    路の上下間に張設されたワイヤロープと、 外周面に前記ワイヤロープを接触させた状態で前記かご
    に設けられたエンコーダプーリと、 外周面に前記ワイヤロープを接触させた状態で前記エン
    コーダプーリに対向配設されたアイドラプーリと、 前記アイドラプーリを、前記ワイヤロープの直線張設状
    態を保持しながら前記ワイヤロープおよびエンコーダプ
    ーリ側に押圧する押圧手段とを備え、 前記エンコーダプーリにエンコーダを取り付け、該エン
    コーダを前記かごの上昇・下降に伴って作動させるよう
    にしたことを特徴とするエレベータの位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記アイドラプーリの位置が、前記押圧
    方向の所定位置に移動したときに作動する検出スイッチ
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ
    の位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記押圧手段は、押圧力を調節できるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載のエレベータの位置検出装置。
  4. 【請求項4】 前記押圧手段は、ばね力により押圧する
    ように構成されていることを特徴とする請求項1又は2
    又は3に記載のエレベータの位置検出装置。
JP2001036273A 2001-02-14 2001-02-14 エレベータの位置検出装置 Withdrawn JP2002255464A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001036273A JP2002255464A (ja) 2001-02-14 2001-02-14 エレベータの位置検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001036273A JP2002255464A (ja) 2001-02-14 2001-02-14 エレベータの位置検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002255464A true JP2002255464A (ja) 2002-09-11

Family

ID=18899569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001036273A Withdrawn JP2002255464A (ja) 2001-02-14 2001-02-14 エレベータの位置検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002255464A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4917030B2 (ja) * 2005-04-13 2012-04-18 三菱電機株式会社 エレベータ装置
CN104176577A (zh) * 2014-07-21 2014-12-03 日立电梯(中国)有限公司 电梯轿厢绝对位置检测装置及检测方法
JP2016215305A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 アズビル株式会社 衝突検知装置
CN114715745A (zh) * 2020-12-22 2022-07-08 迅达(中国)电梯有限公司 井道磁条张紧装置和电梯轿厢位置检测装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4917030B2 (ja) * 2005-04-13 2012-04-18 三菱電機株式会社 エレベータ装置
CN104176577A (zh) * 2014-07-21 2014-12-03 日立电梯(中国)有限公司 电梯轿厢绝对位置检测装置及检测方法
JP2016215305A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 アズビル株式会社 衝突検知装置
CN114715745A (zh) * 2020-12-22 2022-07-08 迅达(中国)电梯有限公司 井道磁条张紧装置和电梯轿厢位置检测装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2007004293A1 (ja) エレベータ用調速機ロープの張り車装置
JP2002255464A (ja) エレベータの位置検出装置
KR100641307B1 (ko) 엘리베이터 장치
CN217350491U (zh) 施工外墙物料提升装置
KR101054013B1 (ko) 슬립 방지형 엘리베이터 권상장치
JPH0412067Y2 (ja)
JPH02255500A (ja) 昇降装置の過負荷防止機構
JP4658067B2 (ja) エレベータ装置
JP4232379B2 (ja) 往復移動体装置
JP2001187678A (ja) エレベータ装置
US20160257529A1 (en) Elevator drive
JP5191825B2 (ja) 自走式エレベータ
JP4271913B2 (ja) エレベーターの主索引き止め装置
JPH10316398A (ja) 車両整備用リフトの安全装置
JP2000186437A (ja) 昇降装置の索状体の検知装置
JP4366907B2 (ja) 駆動装置の検出装置
KR101830837B1 (ko) 엘리베이터 조속기 로프 텐션 장치
JP3637339B2 (ja) ゲート装置
JP4269717B2 (ja) 昇降装置
JP4591027B2 (ja) エレベータ等の駆動装置
JP4527485B2 (ja) エレベーターのトラクション式巻上機装置
KR100407677B1 (ko) 엘리베이터의 로프 설치구조
JP2009062176A (ja) エレベータ
JP4123864B2 (ja) 往復移動体駆動装置
JP2002167140A (ja) 垂直昇降装置及びその安全装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080513