JPH10316398A - 車両整備用リフトの安全装置 - Google Patents

車両整備用リフトの安全装置

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JPH10316398A
JPH10316398A JP9129918A JP12991897A JPH10316398A JP H10316398 A JPH10316398 A JP H10316398A JP 9129918 A JP9129918 A JP 9129918A JP 12991897 A JP12991897 A JP 12991897A JP H10316398 A JPH10316398 A JP H10316398A
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JP
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plate
drum
rotating body
support
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JP9129918A
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Hiroyuki Kawada
弘幸 川田
Makoto Inagaki
誠 稲垣
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Sugiyasu Industries Co Ltd
Original Assignee
Sugiyasu Industries Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66FHOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
    • B66F17/00Safety devices, e.g. for limiting or indicating lifting force
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66DCAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
    • B66D5/00Braking or detent devices characterised by application to lifting or hoisting gear, e.g. for controlling the lowering of loads
    • B66D5/32Detent devices
    • B66D5/34Detent devices having latches
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66FHOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
    • B66F7/00Lifting frames, e.g. for lifting vehicles; Platform lifts
    • B66F7/02Lifting frames, e.g. for lifting vehicles; Platform lifts with platforms suspended from ropes, cables, or chains or screws and movable along pillars
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66FHOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
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    • B66F2700/12Lifting platforms for vehicles or motorcycles or similar lifting apparatus
    • B66F2700/123Details concerning the support members or devices not related to the lifting itself

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Abstract

(57)【要約】 【課題】キャリッジの下降速度を検知して落下防止を行
う。 【解決手段】支柱1´には、ワイヤ15の巻き取り方向
へ回転付勢されるドラム12と、ドラム12と一体のロ
ックプレート17とカムプレート21と、ロックプレー
ト17の上方に軸着されるスイングプレート23とが設
けられる。スイングプレート23は、右側にスイングロ
ーラ24を、左側にロックプレート17の各噛合溝20
に係合可能な尖端部25を夫々備え、常態ではスイング
ローラ24がカムプレート21の周縁に接触する。一方
キャリッジ3´には、支持ポール26に遊挿される係止
板30を備えた係止体29が軸着され、係止板30と一
体の連結板32の上下端には、ワイヤ15と引張スプリ
ング33とが夫々連結される。常態では引張スプリング
33の引張力が大きいため、係止板30が下方へ引っ張
られ、ストッパ34によって水平姿勢に維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、支柱に沿って昇降
するキャリッジを備えた車両整備用リフトに設けられ、
前記キャリッジの急下降に応答してその下降を停止させ
る安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】二柱式や四柱式の車両整備用リフトにお
いては、車両受台を備え、支柱に沿って昇降するキャリ
ッジを設けており、このキャリッジはチェーンやワイヤ
ロープ等の索条体によって昇降作動する。又キャリッジ
には、不測の事態、即ちチェーン等が切断したり、油圧
が急激に低下したりした場合にキャリッジの落下を防止
する安全装置が備えられている。この安全装置として、
例えば実公昭46−26732号公報には、昇降機台を
吊下するワイヤーロープに、昇降機台に軸着されるL形
ストッパーの一端を圧接させる一方、支柱内に、前記L
形ストッパーの回動によりその他端が係止可能な非常用
懸架杆を設け、ワイヤーロープが切断した際には、L形
ストッパーが回動して他端が非常用懸架杆に係止する考
案が開示されており、又実公平5−12240号公報や
実公平7−14320号公報には、支柱に沿ってラック
を、キャリッジに係止爪を夫々設けると共に、係止爪を
ラックとの係止方向へ付勢しつつ、係止爪に設けた接触
子や振り分けカム等をチェーンに接触させて、常態では
ラックとの係止を阻止させ、チェーンが切断したり、張
力が弱まったりした場合には、係止爪がラックと係止し
てキャリッジの下降を停止させる考案が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記安全装置は、何れ
もチェーン等が切断したり、その張力が弱まったりした
場合にのみ作動する構成であるから、油圧の急激な低下
等の駆動側の故障や、下降スピード設定の誤りなどによ
るキャリッジの急降下には、他の検知機構を別に付属さ
せて対応する必要があった。
【0004】そこで本発明は、チェーン等の切断や張力
の検知だけでなく、油圧の急激な低下等にも対応するよ
うキャリッジそのものの下降速度を簡単に検知して、チ
ェーン及び油圧等の原因によるキャリッジの急下降を1
つの安全装置にて停止させることを目的としたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、支柱又はキャリッジの何
れか一方に、前記キャリッジの下降に応じて回転する回
転体と、その回転体の所定の回転速度への到達により前
記回転体の回転をロックするロック機構とを設け、前記
ロック機構による前記回転体のロックを前記キャリッジ
の下降停止に連係させたことを特徴とするものである。
又請求項2に記載の発明は、請求項1の目的に加え、キ
ャリッジの下降に応じて回転する回転体を簡単且つ合理
的に構成するために、回転体を、前記支柱又はキャリッ
ジの他方側に一端を連結した索条体が巻回され、その索
条体の巻き取り方向へ回転付勢されるドラムとしたもの
である。又請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の
目的に加え、前記ロック機構とを簡単に構成することを
目的として、ロック機構を、前記回転体又はドラムと同
軸で一体回転する爪歯車と、その爪歯車の近傍に中間部
を軸着されて揺動可能に設けられ、常態では尖端部が前
記爪歯車との非噛合位置にある爪部材と、常態では前記
爪部材の基端部と接触しながら前記回転体又はドラムと
同軸で一体回転し、前記回転体又はドラムと共に前記所
定の回転速度へ到達することにより、前記爪部材の基端
部を離反させて前記尖端部を前記爪歯車との噛合位置へ
付勢するカム部材としたものである。更に請求項4に記
載の発明は、請求項2又は3の目的に加え、急下降への
対応を効果的に行うために、前記支柱内に支持ポールを
垂設する一方、前記支柱又はキャリッジの他方側に、前
記支持ポールと直交する回動軸を設け、その回動軸に、
前記支持ポールに直交状に遊挿される係止板を突設し
て、その係止板に前記索条体の一端を連結し、更に前記
回動軸には、前記索条体による引張力に抗して前記係止
板を前記引張力の反対方向へ付勢する弾性手段と、その
弾性手段により付勢される前記係止板を水平姿勢に支持
する規制手段とを設けたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1は二柱式車両整備用リフトの全
体図で、1,1´は所定間隔を保って垂設された支柱で
あり、一方の支柱1には油圧シリンダ2が装備され、両
支柱1,1´には、夫々先端に受け台4,4´を備えた
キャリッジ3,3´が、水平に且つ互いに向かい合わせ
た状態で上下動可能に設けられている。又前記油圧シリ
ンダ2のピストンロッド2aの先端には、スプロケット
5が回動自在に取り付けられ、その支柱1の下端と、他
方の支柱1´の上下端には、ガイドスプロケット6a,
6b,6c,6dが夫々設けられている。更に7はキャ
リッジ3,3´を吊り下げるためのチェーンで、このチ
ェーン7は、支柱1側においては、一端を前記スプロケ
ット5の最上位置より下方部位で支柱1内に固定し、そ
こから上方へ引き上げてスプロケット5へ折り返し掛け
し、その途中をキャリッジ3の基端部に結合して、ガイ
ドスプロケット6a,6bの順に掛け渡し、支柱1´側
においては、ガイドスプロケット6c,6dへ折り返し
掛けして、他端をもう一方のキャリッジ3´の基端部に
結合している。尚各キャリッジ3,3´の基端側には、
上下に夫々ガイドローラ35(図3に現われる)が設け
られて、支柱1,1´内を転動し、上下移動するキャリ
ッジ3,3´のガイドを行っている。よってこの二柱式
車両整備用リフトにおいては、油圧シリンダ2の作動で
ピストンロッド2aを上昇させると、その先端のスプロ
ケット5の上昇によってチェーン7が手繰られ、チェー
ン7に結合される両キャリッジ3,3´は支柱1,1´
に沿って上昇する。一方ピストンロッド2aを下降させ
ると、先端のスプロケット5の下降と共に両キャリッジ
3,3´の荷重によってチェーン7が送り出され、両キ
ャリッジ3,3´は支柱1,1´に沿って下降する。
【0007】そしてここでは支柱1´に安全装置8が備
えられている。以下図2〜4に示す安全装置8について
詳述する。まず支柱1´先端のガイドスプロケット6d
の下方において、ガイドスプロケット6dを軸支する支
持板9の下部には、長方形のベースプレート10の上端
がボルトで固着されている。このベースプレート10の
下端には、内側(ガイドスプロケット6dの真下側)に
向けて把持筒11が水平に突設され、その把持筒11
に、軸心のシャフト13を遊挿させた回転体としてのド
ラム12が、ボールベアリング14,14を介して回動
自在に軸支されている。このドラム12は、外周にワイ
ヤ15の一端を固着してそのままワイヤ15を巻回する
中空体で、内部には把持筒11の外周に巻回させたゼン
マイバネ16を設けてドラム12内部と係合させてお
り、これによってドラム12はワイヤ15の巻き取り方
向(図2の左回転方向)へ回転付勢されている。一方ベ
ースプレート10の外側には、前記ドラム12のシャフ
ト13が突出しており、そのシャフト13に、爪歯車と
してのロックプレート17、カム部材としてのカムプレ
ート21が夫々同軸で固着されている。このロックプレ
ート17は、正方形状の本体18の4つの頂点に、夫々
右回り方向へ放射状に突出する爪部19,19・・を形
成すると共に、各爪部19の右側縁に、夫々V字状の噛
合溝20を形成した板状体である。又カムプレート21
は、ロックプレート17の本体18と略同じ大きさの正
方形の板状体であるが、各頂点をロックプレート17の
各爪部19,19・・とは周方向にずらして固定されて
いる。
【0008】又ベースプレート10において前記ロック
プレート17の上方位置には、爪部材としてのスイング
プレート23が支軸22によって揺動可能に軸着されて
いる。このスイングプレート23は、図2における支軸
22の右側を板状にして、その下端に円盤状のスイング
ローラ24を軸着する一方、支軸22の左側は、下方へ
向けて先細りとなり、前記ロックプレート17の各噛合
溝20に噛合可能な尖端部25を形成しているが、常態
ではスイングローラ24を設けた右側が重くなるため、
スイングプレート23は右回り方向へ回転付勢され、ス
イングローラ24がカムプレート21の周縁に当接する
ものとなっている。
【0009】そして支柱1´内には、ガイドスプロケッ
ト6dの下方からドラム12の裏側にあたる位置で支持
ポール26が垂設されると共に、キャリッジ3´内部に
おいては、向かい合う側板27,27の間で前記支持ポ
ール26と直交する軸28が架設され、その軸28によ
って回動軸としての係止体29が回動可能に軸着されて
いる。又この係止体29には、前記支持ポール26に遊
挿される係止孔31を備えた係止板30と、その係止板
30の側方へ直交状に連なる連結板32とが夫々連結さ
れており、連結板32の上端には、前記ドラム12に巻
回されるワイヤ15の他端が連結され、連結板32の下
端には、側板27に下端を掛止させた引張スプリング3
3の上端が掛止されている。よって係止板30には、ド
ラム12の回転付勢による上方への引張力と、引張スプ
リング33による下方への引張力が加わることになる
が、常態では引張スプリング33の引張力の方が大きく
なる設定としているため、係止体29には、連結板32
と係止板30とが下方へ引っ張られる回転力が付与され
る。更に係止体29は、側板27に設けたストッパ34
により、係止板30が水平姿勢(係止孔31の軸心が支
持ポール26の軸心と略一致する)となる回転位置に規
制されている。
【0010】以上の如く構成された安全装置8において
は、通常のキャリッジ3´の上昇時は、キャリッジ3´
の移動に連れてドラム12がゼンマイバネ16により左
回転してワイヤ15を巻き取り、同時にロックプレート
17とカムプレート21とを左回転させる。この時スイ
ングローラ24はカムプレート21の周縁に沿って転動
するため、スイングプレート23は揺動する。即ちスイ
ングローラ24がカムプレート21の頂点に位置する場
合は尖端部25が最もロックプレート17に近づき、カ
ムプレート21の各辺中央に位置する場合は最も遠ざか
るという動きを繰り返す。しかしここでは、ロックプレ
ート17とカムプレート21との周方向へのずれによ
り、尖端部25はロックプレート17の爪部19を避け
る格好となるため、両者の干渉は生じない。一方キャリ
ッジ3´の下降時は、キャリッジ3´の移動に連れてワ
イヤ15が引き出され、ドラム12はゼンマイバネ16
の回転付勢に抗して右回転し、同時にロックプレート1
7とカムプレート21とを右回転させる。ここでもスイ
ングローラ24はカムプレート21の周縁に沿って転動
し、スイングプレート23を揺動させるが、キャリッジ
3´の通常の下降速度では、スイングローラ24がカム
プレート21の周縁と常に接触する状態が維持されるた
め、上昇時と同様に、尖端部25はロックプレート17
の爪部19を避けながら揺動する動きを繰り返し、両者
の干渉は生じない。
【0011】そしてチェーン7の切断や駆動系の故障、
或は下降速度の設定ミス等により、キャリッジ3,3´
が通常の下降速度を超えて下降すると、ドラム12及び
ロックプレート17、カムプレート21の回転速度も早
まるため、スイングローラ24はカムプレート21の周
縁から離反して浮き上がる。即ち図5のように、スイン
グプレート23の尖端部25は下がったままとなり、ロ
ックプレート17の噛合溝20の何れかと噛合しロック
プレート17の回転を阻止する。よってドラム12の回
転も強制的に停止するが、更にキャリッジ3´は下降し
ようとするため、ワイヤ15からの引張力が引張スプリ
ング33の引張力を超えて係止板30と連結板32とを
上方へ引っ張り上げる。すると係止孔31が支持ポール
26へかみ込み、ここで生じる摩擦力によってキャリッ
ジ3´の下降を停止させることになる。この摩擦力はキ
ャリッジ3´の下降速度が速くなるほど大きくなるた
め、効果的に作用し、又ワイヤ15への負担も少なくて
済む。ちなみにキャリッジ3´上昇時の速度が速くなっ
てスイングローラ24がカムプレート21から離反する
ことがあっても、ロックプレート17の爪部19と尖端
部25とは、ロックプレート17の右回転でのみ噛み合
うラチェット構造となっているため、両者が噛み合って
ドラム12を停止させることはない。
【0012】このように本実施の形態によれば、キャリ
ッジ3,3´の下降速度に応じたドラム12の回転によ
って、ロックプレート17とスイングプレート23の尖
端部25との噛合状態を変更し、キャリッジ3´側に設
けた係止体29等の強制停止機構を応動させる構成とし
ているため、チェーン7の状態に拘わらず、キャリッジ
3,3´の下降速度を検知してその停止をさせることが
簡単に可能となるのである。
【0013】尚上記実施の形態では、ドラム12に巻回
したワイヤ15の下端を、係止体29等の強制停止機構
に連結し、ドラム12のロックをキャリッジ3´に間接
的に連係しているが、ワイヤ15の下端を直接キャリッ
ジ3´に連結して、ロックプレート17のロックによる
ドラム12の回転停止をキャリッジ3´の停止に直結さ
せるようにしても良い。又上記形態でキャリッジの強制
停止機構は、係止孔31と支持ポール26との摩擦力に
より得る構成としているが、図6のように、支柱1´側
にラック36を設け、キャリッジ3´側の軸28には、
ラック36に噛合可能な係止爪37を回動自在且つ、常
態ではトーションスプリング等でラック36とは非係止
状態を維持するように設けて、この係止爪37にワイヤ
15の下端を連結し、キャリッジ3,3´の下降速度が
速くなった際には、ワイヤ15の引張により係止爪37
をラック36側へ回転させてラック36と係止させる構
造とする等、他の構造も採用できる。
【0014】一方ドラム12の回転は、ゼンマイバネ1
6を利用しているが、例えばドラム12に巻回させたワ
イヤ15の上端を下方へ垂らしてバランスウエイトを連
結し、この荷重によるワイヤ15への引張力を利用する
等、ドラム12に一方向の回転力を付与できる構造であ
れば適宜変更して差し支えない。又上記形態では、ドラ
ム12やスイングプレート23等の速度検知機構を支柱
1´側に、係止体29等の強制停止機構をキャリッジ3
´側に設けているが、これを逆にしても同様に安全装置
は構成できる。更に安全装置は一方の支柱側にのみ備え
ているが、両方の支柱に設けても良いし、他方側には従
来の技術で説明したような他の下降防止機構を設けても
良い。勿論二柱式に限らず四柱式の車両整備用リフトに
本発明を採用することも可能である。
【0015】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、キャリ
ッジの下降に応じて回転する前記回転体と、その回転体
の所定の回転速度を検知して回転体をロックするロック
機構との採用により、キャリッジの下降速度を簡単に検
知でき、それに基づいた急下降への対応が容易に行え
る。よってキャリッジを昇降させるチェーン等の切断や
緩み等その状態に拘わりなく、急下降するキャリッジを
1つの安全装置にて停止させることができる。又請求項
2に記載の発明は、回転体の具体例であるが、この発明
によれば、請求項1の効果に加えて、キャリッジの下降
速度に応じて回転する回転体が簡単且つ合理的に構成で
きる。又請求項3に記載の発明は、ロック機構の具体例
であるが、この発明によれば、請求項1又は2の効果に
加えて、回転体をロックするロック機構が簡単且つ合理
的に構成できる。更に請求項4に記載の発明は、回転体
のロックをキャリッジの下降停止に間接的に連係させる
ための強制停止機構の例であるが、この発明によれば、
請求項2又は3の効果に加えて、急下降するキャリッジ
の下降速度が速いほど、支持ポールと係止板とによる摩
擦力が大きくなり、急下降の対応が効果的に行えるもの
となる。又ドラムに巻回される索条体への負担も少なく
て済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】二柱式車両整備用リフトの全体説明図である。
【図2】安全装置の説明図である。
【図3】A矢視説明図である。
【図4】ドラム部分の拡大説明図である。
【図5】安全装置の作動状態を示す説明図である。
【図6】強制停止機構の変更例を示す説明図である。
【符号の説明】
1,1´・・支柱、2・・油圧シリンダ、3,3´・・
キャリッジ、7・・チェーン、8・・安全装置、10・
・ベースプレート、12・・ドラム、15・・ワイヤ、
17・・ロックプレート、20・・噛合溝、21・・カ
ムプレート、23・・スイングプレート、24・・スイ
ングローラ、25・・尖端部、26・・支持ポール、2
9・・係止体、31・・係止孔、33・・引張スプリン
グ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱に沿って昇降するキャリッジの急下
    降に応答してその下降を停止させる車両整備用リフトの
    安全装置であって、 前記支柱又はキャリッジの何れか一方に、前記キャリッ
    ジの下降に応じて回転する回転体と、その回転体の所定
    の回転速度への到達により前記回転体の回転をロックす
    るロック機構とを設け、前記ロック機構による前記回転
    体のロックを前記キャリッジの下降停止に連係させたこ
    とを特徴とする車両整備用リフトの安全装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体を、前記支柱又はキャリッジ
    の他方側に一端を連結した索条体が巻回され、その索条
    体の巻き取り方向へ回転付勢されるドラムとした請求項
    1に記載の車両整備用リフトの安全装置。
  3. 【請求項3】 前記ロック機構が、前記回転体又はドラ
    ムと同軸で一体回転する爪歯車と、その爪歯車の近傍に
    中間部を軸着されて揺動可能に設けられ、常態では尖端
    部が前記爪歯車との非噛合位置にある爪部材と、常態で
    は前記爪部材の基端部と接触しながら前記回転体又はド
    ラムと同軸で一体回転し、前記回転体又はドラムと共に
    前記所定の回転速度へ到達することにより、前記爪部材
    の基端部を離反させて前記尖端部を前記爪歯車との噛合
    位置へ付勢するカム部材とからなる請求項1又は2に記
    載の車両整備用リフトの安全装置。
  4. 【請求項4】 前記支柱内に支持ポールを垂設する一
    方、前記支柱又はキャリッジの他方側に、前記支持ポー
    ルと直交する回動軸を設け、その回動軸に、前記支持ポ
    ールに直交状に遊挿される係止板を突設して、その係止
    板に前記索条体の一端を連結し、更に前記回動軸には、
    前記索条体による引張力に抗して前記係止板を前記引張
    力の反対方向へ付勢する弾性手段と、その弾性手段によ
    り付勢される前記係止板を水平姿勢に支持する規制手段
    とを設けた請求項2又は3に記載の車両整備用リフトの
    安全装置。
JP9129918A 1997-05-20 1997-05-20 車両整備用リフトの安全装置 Pending JPH10316398A (ja)

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