JP4114416B2 - 端子配列部洗浄装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子部品の端子配列部の両面を拭き取り洗浄するための端子配列部洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばフラットパネル型表示素子等の電子部品は、その縁部に形成され、少なくとも一方の面に複数の端子が配列された端子配列部を有している。
【0003】
図5は前記端子配列部を有する電子部品の一例を示す斜視図であり、ここでは、フラットパネル型表示素子を示している。
【0004】
この表示素子1は、例えば単純マトリックス型の液晶表示素子であり、枠状のシール材4を介して接合された互いに対向する一対の透明基板2,3間に液晶層(図示せず)が設けられ、前記一対の基板2,3の内面にそれぞれ、互いに対向する領域により画素部を形成する透明な走査電極及び信号電極が複数本ずつ形成されている。
【0005】
また、前記一対の基板2,3のうち、一方の基板2の一側縁には、他方の基板3の外方に張出す端子配列部2aが形成されており、この端子配列部2aの他方の基板3側の面に、前記一対の基板2,3の内面の複数の電極に接続された複数の駆動信号供給配線5が導出され、これらの配線5の先端部に、駆動回路接続端子が形成されている。
【0006】
なお、この表示素子1は、前記端子配列部2aの他方の基板3側の面(以下、端子形成面と言う)に、LSIからなる駆動回路素子(図示せず)が搭載される駆動回路搭載型のものであり、前記端子配列部2aの端子形成面には、前記駆動回路素子を外部回路に接続するための両端部に接続端子がそれぞれ形成された複数の外部回路接続配線6と、搭載される駆動回路素子の位置合わせマーク7が形成されている。
【0007】
ところで、前記表示素子1の端子配列部2aには、表示素子1の製造過程で付着したゴミや汚れ等の異物が残っていることが多く、前記端子配列部2aの端子形成面に異物が付着していると、前記端子配列部2aに搭載される駆動回路素子の各端子と、前記複数の駆動信号供給配線5及び外部回路接続配線6の駆動回路接続端子との間に接続不良が発生する。
【0008】
一方、前記端子配列部2aの端子形成面とは反対側の面である外面に付着した異物は、駆動回路の接続に直接は関与しないが、前記端子配列部2aの外面に異物が付着していると、前記端子配列部2aをその外面側から支持して行なわれる前記駆動回路素子の搭載に際して、前記端子配列部2aと駆動回路素子との平行度に誤差を生じ、駆動回路の接続に影響を及ぼすことがある。
【0009】
また、前記端子配列部2aに駆動回路素子を搭載する際の位置合わせは、前記端子配列部2aの外面側からテレビカメラにより前記位置合わせマーク7と駆動回路素子との相対位置を撮像してモニタにより視認することにより行なわれるが、前記端子配列部2aの端子形成面または外面に異物が付着していると、位置合わせマーク7が見え難くなったり、異物を位置合わせマークと誤認したりし、前記駆動回路素子の各端子と、前記複数の駆動信号供給配線5及び外部回路接続配線6の駆動回路接続端子との間に接続不良を生じさせることがある。
【0010】
そのため、前記表示素子1に駆動回路を接続不良を生じさせることなく接続するには、その接続前に、前記表示素子1の端子配列部2aの端子形成面と外面を拭き取り洗浄し、その両方の面に付着している異物を除去する必要がある。
【0011】
前記表示素子1の端子配列部2aの拭き取り洗浄は、従来、次のような洗浄装置により行なわれている。
【0012】
図6及び図7は従来の洗浄装置の側面図及びその拭き取り洗浄部の平面図、図8は前記拭き取り洗浄部の拡大側面図である。
【0013】
この洗浄装置は、前記表示素子1の端子配列部2aの端子形成面を拭き取り洗浄する第1の洗浄系10aと、前記端子配列部2aの外面を拭き取り洗浄する第2の洗浄系10bとからなっている。
【0014】
前記第1と第2の洗浄系10a,10bは、それぞれ、繰出しリール11から繰出され、巻取りリール12に巻取られる液体含浸性をもった洗浄用テープ13と、前記巻取りリール12側において前記洗浄用テープ13を送り駆動するテープ送りローラ14及びピンチローラ15と、前記繰出しリール11から繰出された洗浄用テープ13を折り返してその折り返し部を前記表示素子1の端子配列部2aに押し付けるテープ押え板16と、前記テープ押え板16と繰出しリール11及び巻取りリール12との間に配置された複数のテープガイドローラ17と、前記繰出しリール11側のテープガイドローラ17と前記テープ押え板16との間に配置され、前記テープ押え板16に向かう洗浄用テープ13に洗浄液を含浸させる洗浄液供給ノズル18とにより構成されている。
【0015】
そして、前記第1の洗浄系10aと第2の洗浄系10bは、それぞれの洗浄用テープ13の送り方向(洗浄用テープ13の長さ方向)を、図示しない搬送手段により端子配列部2aの端子形成面(表示素子1の他方の基板3側の面)を上方に向けた状態で前記端子配列部2aの張出し方向に対して直交する方向に搬送される表示素子1の搬送方向に対して直交させるとともに、前記第1の洗浄系10aのテープ押え板16を、前記搬送手段により搬送される表示素子1の端子配列部2aの端子形成面(上面)に対向させ、前記第2の洗浄系10bのテープ押え板16を、前記表示素子1の端子配列部2aの外面(下面)に対向させて配置されている。
【0016】
この洗浄装置は、前記搬送手段により搬送される表示素子1の端子配列部2aの端子形成面を前記第1の洗浄系10aにより拭き取り洗浄し、前記端子配列部2aの外面を前記第2の洗浄系10bにより拭き取り洗浄するものであり、いずれの洗浄系10a,10bによる洗浄も、洗浄液供給ノズル18により洗浄液を含浸された洗浄用テープ13を前記テープ押え板16により折り返して前記表示素子1の端子配列部2aに押し付け、前記洗浄用テープ13を送り駆動しながら前記表示素子1をその端子配列部2aの長さ方向に搬送することにより、前記端子配列部2aの両面をそれぞれその張出し方向に対して直交する方向に沿って拭き取ることにより行なわれている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の洗浄装置は、洗浄用テープ13の繰出しリール11及び巻取りリール12を備えた第1と第2の2つの洗浄系10a,10bを用い、表示素子1の端子配列部2aの端子形成面を第1の洗浄系10aにより拭き取り洗浄し、前記端子配列部2aの外面を第2の洗浄系10bにより拭き取り洗浄するものであるため、装置が複雑で大掛かりであり、しかも第1の洗浄系10a用と、第2の洗浄系10b用との2本の洗浄用テープ13が必要であるため、ランニングコストが嵩むという問題をもっている。
【0018】
この発明は、構成が簡単で、しかも低コストに端子配列部の両面を拭き取り洗浄することができる端子配列部洗浄装置を提供することを目的としたものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
この発明は、電子部品の縁部に形成され、少なくとも一方の面に複数の端子が配列された端子配列部を拭き取り洗浄するための洗浄装置において、端子配列部を有する電子部品を前記端子配列部の洗浄位置を経由して搬送する搬送手段と、繰出しリールから繰出され、巻取りリールに巻取られる液体含浸性をもった洗浄用テープと、少なくとも前記洗浄位置よりも前記洗浄用テープの送り方向における上流側において前記洗浄用テープに洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、前記繰出しリールから繰出された前記洗浄用テープを、前記洗浄位置に搬送された前記電子部品の端子配列部の一方の面側に案内する第1のテープガイド手段と、前記洗浄液供給手段により供給された洗浄液が含浸した前記洗浄用テープを前記端子配列部の一方の面に押し付けて前記端子配列部の一方の面を拭き取り洗浄させる第1のテープ押え手段と、前記端子配列部の一方の面を拭き取り洗浄した前記洗浄用テープに捻りを加えてその一方と他方の面の向きを逆にするテープ捻り手段と、前記端子配列部の一方の面を拭き取り洗浄した前記洗浄用テープを前記洗浄位置の方向に折り返すテープ折り返し手段と、前記テープ捻り手段により一方と他方の面の向きを逆にされ、且つ前記テープ折り返し手段により折り返された前記洗浄用テープを前記洗浄位置に搬送された前記電子部品の端子配列部の他方の面側に案内する第2のテープガイド手段と、前記洗浄用テープを前記端子配列部の他方の面に押し付けて前記端子配列部の他方の面を拭き取り洗浄させる第2のテープ押え手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0020】
この端子配列部洗浄装置は、同じ洗浄用テープを用いて端子配列部の両面を拭き取り洗浄するものであり、繰出しリールから繰出された洗浄用テープに、少なくとも前記端子配列部の洗浄位置よりも洗浄用テープの送り方向における上流側において洗浄液供給手段により洗浄液を含浸させ、前記洗浄用テープを第1のテープガイド手段により前記端子配列部の一方の面側に案内し、その洗浄用テープを第1のテープ押え手段により前記端子配列部の一方の面に押し付けて前記端子配列部の一方の面を拭き取り洗浄した後、前記洗浄用テープを、テープ捻り手段により捻りを加えてその一方と他方の面の向きを逆にするとともに、テープ折り返し手段により前記洗浄位置の方向に折り返して第2のテープガイド手段により前記端子配列部の他方の面側に案内し、その洗浄用テープを第2のテープ押え手段により前記端子配列部の他方の面に押し付けて前記端子配列部の他方の面を拭き取り洗浄する。
【0021】
この端子配列部洗浄装置は、同じ洗浄用テープを用いて端子配列部の両面を拭き取り洗浄するものであるため、洗浄用テープの繰出しリールと巻取りリールは1つずつでよく、また洗浄用テープも1本でよい。
【0022】
したがって、この端子配列部洗浄装置によれば、構成が簡単で、しかも低コストに端子配列部の両面を拭き取り洗浄することができる。
【0023】
このように、この発明の端子配列部洗浄装置は、同じ洗浄用テープを用いて端子配列部の両面を拭き取り洗浄することにより、構成を簡単にし、しかも低コストに端子配列部の両面を拭き取り洗浄することができるようにしたものである。
【0024】
この発明の端子配列部洗浄装置において、前記電子部品が例えば互いに対向する一対の基板間に電気光学物質層が設けられるとともに、少なくとも一方の基板に、他方の基板の外方に張出す端子配列部が形成された表示素子である場合、前記洗浄用テープは、前記表示素子の端子配列部の張出し幅よりも大きい幅を有しており、前記第1と第2のテープガイド手段はそれぞれ、前記洗浄用テープを前記端子配列部の張出し方向に対して直交する方向と平行な方向に案内する複数のガイドローラからなり、前記第1と第2のテープ押え手段はそれぞれ、前記テープガイド手段により案内される前記洗浄用テープを、その背後から前記端子配列部に押し付けるテープ押え板からなっているのが好ましい。
【0025】
さらに、その場合、前記表示素子の端子配列部の他方の基板側の面に前記洗浄用テープを押し付けるテープ押え板は、前記洗浄用テープの前記端子配列部の張出し端側に対応するテープ縁の位置を規制し、前記洗浄用テープの反対側のテープ縁を前記端子配列部電子部品の他方の基板側の面と他方の基板の端面との間のコーナー部押し付けるテープ案内部を有しているのが好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1〜図4はこの発明の一実施例を示しており、図1は洗浄装置の斜視図、図2は前記洗浄装置の拭き取り洗浄部の側面図、図3は前記拭き取り洗浄部の拡大断面図、図4は前記洗浄装置による端子配列部の拭き取り洗浄状態を示す拡大側面図である。なお、この実施例の洗浄装置は、図5に示した液晶表示素子(以下、表示素子と言う)1の端子配列部2aを拭き取り洗浄するためのものである。
【0027】
この洗浄装置は、図1に示したように、前記表示素子1をその端子配列部2aの洗浄位置を経由して搬送する素子搬送手段20と、繰出しリール21から繰出され、巻取りリール22に巻取られる1本の洗浄用テープ23と、前記洗浄用テープ23を送り駆動するテープ送り手段24と、前記繰出しリール21から繰出された洗浄用テープ23を前記洗浄位置に搬送された表示素子1の一方の基板2の端子配列部2aの端子形成面(表示素子1の他方の基板3側の面)側に案内する第1のテープガイド手段25と、前記端子配列部2aの端子形成面側に案内される洗浄用テープ23に洗浄液を供給する第1の洗浄液供給手段26と、前記第1の洗浄液供給手段26により供給された洗浄液が含浸した洗浄用テープ23を前記表示素子1の端子配列部2aの端子形成面に押し付けて前記端子配列部2aの端子形成面を拭き取り洗浄させる第1のテープ押え手段27と、前記端子配列部2aの端子形成面を拭き取り洗浄した洗浄用テープ23に捻りを加えてその一方と他方の面の向きを逆にするテープ捻り手段28と、前記端子配列部2aの端子形成面を拭き取り洗浄した洗浄用テープ23を前記洗浄位置の方向に折り返すテープ折り返し手段29と、前記テープ捻り手段28により一方と他方の面の向きを逆にされ、且つ前記テープ折り返し手段29により折り返された前記洗浄用テープを前記洗浄位置に搬送された表示素子1の端子配列部2aの他方の面である外面側に案内する第2のテープガイド手段30と、前記端子配列部2aの外面側に案内される洗浄用テープ23に洗浄液を供給する第2の洗浄液供給手段31と、前記第2の洗浄液供給手段31により供給された洗浄液が含浸した洗浄用テープ23を前記表示素子1の端子配列部2aの外面に押し付けて前記端子配列部2aの外面を拭き取り洗浄させる第2のテープ押え手段32とを備えている。
【0028】
前記洗浄用テープ23は、例えば不織布テープ等の液体含浸性をもったテープであり、この洗浄用テープ23は、前記表示素子1の端子配列部2aの張出し幅よりも大きい幅を有している。
【0029】
そして、前記洗浄用テープ23の繰出しリール21と巻取りリール22のうち、繰出しリール21は、前記素子搬送手段20により端子配列部2aの洗浄位置を経由して搬送される表示素子1の搬送路(以下、素子搬送路と言う)の上方に配置され、巻取りリール22は、前記素子搬送路の下方に配置されている。
【0030】
前記テープ送り手段24は、前記表示素子1の搬送速度よりも速い速度で前記洗浄用テープ23を送り駆動するものであり、前記巻取りリール12の近傍に位置させて前記素子搬送路の下方に配置されたテープ送りローラ33とピンチローラ34とからなっている。
【0031】
前記第1のテープガイド手段25は、前記繰出しリール21から繰出された洗浄用テープ23を、前記洗浄用テープ23に端子配列部2aを対向させるとともに前記端子配列部2aの端子形成面を上方に向けた状態で前記素子搬送路を搬送される表示素子1のうち、前記洗浄位置に搬送された表示素子1の端子配列部2aの端子形成面側(端子配列部2aの上側)に案内するものであり、この第1のテープガイド手段25は、前記洗浄位置を挟んで洗浄用テープ23の送り方向における上流側と下流側の上方に配置され、前記洗浄用テープ23を前記表示素子1の端子配列部2aの張出し方向に対して直交する方向(以下、端子配列部2aの長さ方向と言う)と平行な方向に案内する2つのガイドローラ35,36からなっている。
【0032】
なお、前記繰出しリール21と前記第1のテープガイド手段25との間には、繰出しリール21から繰出された洗浄用テープ23を前記第1のテープガイド手段25の上流側ガイドローラ35に案内する補助ガイドローラ37が配置されている。
【0033】
前記第1のテープガイド手段25の上流側と下流側のガイドローラ35,36は、前記素子搬送路を搬送される表示素子1の端子配列部2aの端子形成面のレベルよりも上方に配置されており、前記洗浄用テープ23は、前記上流側と下流側のガイドローラ35,36の下を通され、これらのガイドローラ35,36により、前記表示素子1の端子配列部2aの端子形成面の上方を、前記端子配列部2aの長さ方向と平行な方向に案内されている。
【0034】
前記第1の洗浄液供給手段26は、リグロインや各種アルコール系有機溶剤等の洗浄液を前記洗浄用テープ23に噴射する洗浄液噴射ノズル38からなっており、この洗浄液噴射ノズル38は、その噴射端を、前記第1のテープガイド手段25の上流側ガイドローラ35と前記洗浄位置との間において前記洗浄用テープ23に対向させて配置されている。
【0035】
前記第1のテープ押え手段27は、前記洗浄位置の上方に図示しないテープ接離機構に支持されて配置され、前記第1のテープガイド手段25の上流側と下流側のガイドローラ35,36により前記表示素子1の端子配列部2aの長さ方向と平行な方向に案内される洗浄用テープ23の略全幅を、その背後(上方)から表示素子1の端子配列部2aの端子形成面に押し付けるテープ押え板39からなっている。
【0036】
前記テープ押え板39は、前記洗浄用テープ23を、前記表示素子1の端子配列部2aの張出し端側とは反対側のテープ縁を除いてその略全幅にわたり前記端子配列部2aの端子形成面に押し付ける矩形状の板材である。
【0037】
このテープ押え板39は、その洗浄用テープ当接面の一側縁に沿って突出形成されたテープ案内部39aを有している。このテープ案内部39aは、前記洗浄用テープ23の前記表示素子1の端子配列部2aの張出し端側に対応するテープ縁の位置を規制し、反対側のテープ縁を前記表示素子1の端子配列部2aの端子形成面と他方の基板3の端面との間のコーナー部(枠状シール材4の外面)に押し付けるために設けられている。
【0038】
前記テープ捻り手段28は、前記第1のテープガイド手段25の下流側ガイドローラを兼ねる第1の捻りガイドローラ36と、この第1の捻りガイドローラ36よりもさらに下流側に配置された第2の捻りガイドローラ40とからなっており、前記洗浄用テープ23は、前記第1の捻りガイドローラ36の下から引出されて180度の捻りを加えられ、その一方と他方の面の向きが逆になった状態で前記第2の捻りガイドローラ40の上に掛け回されている。
【0039】
なお、前記テープ捻り手段28の第2の捻りガイドローラ40は、前記素子搬送路の始端よりも外側に配置されており、このガイドローラ40に掛け回された前記洗浄用テープ23は、前記素子搬送路の始端の外側を前記素子搬送路の下方に導かれている。
【0040】
また、前記テープ折り返し手段29は、前記素子搬送路の始端の外側の下方に配置され、前記テープ捻り手段28の第2の捻りガイドローラ40に掛け回されて下方に導かれた前記洗浄用テープ23を前記洗浄位置の方向に折り返し案内する折り返しガイドローラ41からなっている。
【0041】
前記第2のテープガイド手段30は、前記テープ捻り手段28により一方と他方の面の向きを逆にされ、且つ前記テープ折り返し手段29により折り返された洗浄用テープ23を、上述したように洗浄用テープ23に端子配列部2aを対向させるとともに前記端子配列部2aの端子形成面を上方に向けた状態で前記素子搬送路を搬送される表示素子1のうち、前記洗浄位置に搬送された表示素子1の端子配列部2aの外面側(端子配列部2aの下側)に案内するものであり、この第2のテープガイド手段30は、前記洗浄位置を挟んで洗浄用テープ23の送り方向における上流側と下流側の上方に配置され、前記洗浄用テープ23を前記表示素子1の端子配列部2aの長さ方向と平行な方向に案内する2つのガイドローラ42,43からなっている。
【0042】
この第2のテープガイド手段30の上流側と下流側のガイドローラ42,43は、前記素子搬送路を搬送される表示素子1の端子配列部2aの外面のレベルよりも下方に配置されており、前記洗浄用テープ23は、前記上流側と下流側のガイドローラ42,43の上を通され、これらのガイドローラ42,43により、前記表示素子1の端子配列部2aの外面よりも下方の位置を、前記端子配列部2aの長さ方向と平行な方向に案内されている。
【0043】
なお、前記第2のテープガイド手段30により案内されてその下流側に導かれた洗浄用テープ23は、上述したテープ送り手段24を経て巻取りリール22に巻取られている。
【0044】
前記第2の洗浄液供給手段31は、上述した洗浄液を前記洗浄用テープ23に噴射する洗浄液噴射ノズル44からなっており、この洗浄液噴射ノズル44は、その噴射端を、前記第2のテープガイド手段30の上流側ガイドローラ42と前記洗浄位置との間において前記洗浄用テープ23に対向させて配置されている。
【0045】
前記第2のテープ押え手段32は、前記洗浄位置の下方に図示しないテープ接離機構に支持されて配置され、前記第2のテープガイド手段30の上流側と下流側のガイドローラ42,43により表示素子1の端子配列部2aの長さ方向と平行な方向に案内される洗浄用テープ23の略全幅を、その背後(下方)から前記表示素子1の端子配列部2aの外面に押し付けるテープ押え板45からなっている。
【0046】
なお、この実施例では、前記テープ押え板45を、上述した第1のテープ押え手段27のテープ押え板39と同じ大きさと形状の矩形状板材としており、したがって、この第2のテープ押え手段32のテープ押え板45も、前記洗浄用テープ23の前記表示素子1の端子配列部2aの張出し端側のテープ縁の位置を規制するテープ案内部45aを有している。
【0047】
また、この第2のテープ押え手段32のテープ押え板45は、前記第1のテープ押え手段27のテープ押え板39に対向させて配置されている。
【0048】
この洗浄装置による表示素子1の端子配列部2aの拭き取り洗浄は、次のようにして行なわれる。
【0049】
前記表示素子1は、図示しない素子搬入手段により前記素子搬送路の始端にその側方から図1に仮想線(二点鎖線)で示したように搬入され、素子搬送手段20により、端子配列部2aを素子搬送路の一側に向けるとともに前記端子配列部2aの端子形成面を上に向けた状態で保持されて前記素子搬送路を搬送される。
【0050】
なお、前記図示しない素子搬入手段は、複数の表示素子1を順次前記素子搬送路Aの始端に搬入する。また、図1では前記素子搬入手段20を簡略化して仮想線(二点鎖線)で示しているが、この素子搬送手段20は、前記素子搬入手段により搬入された複数の表示素子1を、前記洗浄用テープ23に端子配列部2aを対向させるとともに前記端子配列部2aの端子形成面を上方に向けて一定間隔で保持し、これらの表示素子1を一定速度で連続的に搬送する。
【0051】
一方、前記洗浄用テープ23は、前記テープ送り手段24により、前記素子搬送路を搬送される表示素子1が端子配列部2aの洗浄位置に到達する直前に送りを開始し、前記表示素子1が前記洗浄位置を通過した後に送りを停止するタイミングで間欠的に送り駆動される。
【0052】
また、前記洗浄液噴射ノズル26,38からなる第1と第2の洗浄液供給手段26,31は、前記洗浄用テープ23の送り時間中、継続して洗浄液を噴射し、その洗浄液を前記洗浄用テープ23に含浸させる。
【0053】
さらに、前記第1と第2のテープ押え手段27,32であるテープ押え板39,45はそれぞれ、表示素子1の端子配列部2aの洗浄開始に先立って、図示しないテープ接離機構により図1に示した初期位置から洗浄用テープ23側に押し出され、前記第1と第2のテープガイド手段25,30の上流側と下流側のガイドローラ35,36及び42,43により前記表示素子1の端子配列部2aの長さ方向と平行な方向に案内されている前記洗浄用テープ23を、図2及び図3に示したように、前記表示素子1の端子配列部2aの端子形成面及び外面に適度な接触圧で押し付けるように支持する。
【0054】
したがって、前記素子搬送路を端子配列部2aの洗浄位置に搬送されてきた表示素子1は、洗浄液を含浸され、前記テープ押え板39,45により前記端子配列部2aの端子形成面及び外面に適度な接触圧で押し付けられるように支持された状態で前記端子配列部2aの長さ方向と平行な方向に送り駆動されている前記洗浄用テープ23により、前記端子配列部2aの端子形成面及び外面を拭き取り洗浄される。
【0055】
図4において、(a)は前記表示素子1の端子配列部2aが洗浄位置に進入する直前の状態、(b)及び(c)は前記端子配列部2aが洗浄位置を通過している途中の状態、(d)は前記端子配列部2aが洗浄位置を通過し終わった状態を示している。
【0056】
前記表示素子1の端子配列部2aの端子形成面の拭き取り洗浄は、繰出しリール21から繰出され、第1の洗浄液供給手段26により洗浄液を含浸された未使用の洗浄用テープ23により行なわれる。
【0057】
すなわち、図4のように、前記表示素子1の端子配列部2aの端子形成面(図において上面)は、洗浄液を含浸され、前記テープ押え板39により前記端子配列部2aの端子形成面に適度な接触圧で押し付けられた状態で前記表示素子1の搬送方向と反対方向に送り駆動されている洗浄用テープ23により拭き取り洗浄される。
【0058】
この端子配列部2aの端子形成面の拭き取り洗浄においては、前記端子形成面に押し付けられる洗浄用テープ23が未使用テープであり、しかも、前記洗浄用テープ23の送り方向が表示素子1の搬送方向とは反対方向であるため、前記端子形成面の全域を、前記洗浄用テープ23の未使用面により拭き取ることができる。
【0059】
さらに、前記洗浄用テープ23は、前記テープ押え板39により背後から支持されている部分だけにおいて前記端子形成面に押し付けられるため、前記端子形成面から拭き取られて洗浄用テープ23に付着した異物aが前記端子配列部2aの端子形成面に再付着することは無く、したがって、前記端子配列部2aの端子形成面を良好に拭き取り洗浄することができる。
【0060】
また、前記表示素子1の端子配列部2aの外面の拭き取り洗浄は、前記端子配列部2aの端子形成面の拭き取り洗浄後にテープ捻り手段28により捻りを加えられて一方と他方の面の向きを逆にされ、さらにテープ折り返し手段29により折り返されて第2の洗浄液供給手段31により洗浄液を再含浸された使用済みの洗浄用テープ23により行なわれる。
【0061】
この端子配列部2aの外面の拭き取り洗浄において、前記端子形成面に押し付けられる洗浄用テープ23は、前記端子配列部2aの端子形成面の拭き取り洗浄に使用された使用済みテープであるが、前記端子形成面から拭き取られた異物aは、前記洗浄用テープ23の一方の面、つまり前記端子形成面に押し付けられた面に付着しているため、前記洗浄用テープ23の他方の面は、図4のように未使用状態にある。
【0062】
また、この端子配列部2aの外面の拭き取り洗浄においては、洗浄用テープ23の送り方向が表示素子1の搬送方向と同じ方向であるが、前記洗浄用テープ23は上述したように、テープ送り手段24により表示素子1の搬送速度よりも速い速度で送り駆動されるため、前記端子配列部2aの外面の全域を、前記洗浄用テープ23の未使用面により拭き取ることができる。
【0063】
そして、この端子配列部2aの外面の拭き取り洗浄においても、前記洗浄用テープ23は、前記テープ押え板45により背後から支持されている部分だけにおいて前記端子配列部2aの外面に押し付けられるため、前記端子配列部2aの外面から拭き取られて洗浄用テープ23に付着した異物bが前記端子配列部2aの外面に再付着することは無く、したがって、前記端子配列部2aの外面も良好に拭き取り洗浄することができる。
【0064】
なお、前記端子配列部2aの外面を拭き取り洗浄した洗浄用テープ23は、巻取りリール22に巻取られる。
【0065】
このように、上記洗浄装置は、同じ洗浄用テープ23を用いて表示素子1の端子配列部2aの両面を拭き取り洗浄するものであり、繰出しリール21から繰出された洗浄用テープ23を第1のテープガイド手段25により端子配列部2aの洗浄位置を搬送される表示素子1の端子配列部2aの端子形成面側に案内してその洗浄用テープ23に第1の洗浄液供給手段26により洗浄液を含浸させ、その洗浄用テープ23を第1のテープ押え手段27により前記表示素子1の端子配列部2aの端子形成面に押し付けて前記端子配列部2aの端子形成面を拭き取り洗浄した後、前記洗浄用テープ23を、テープ捻り手段28により捻りを加えてその一方と他方の面の向きを逆にするとともに、テープ折り返し手段29により前記洗浄位置の方向に折り返して第2のテープガイド手段30により前記表示素子1の端子配列部2aの外面側に案内し、その洗浄用テープ23に第2の洗浄液供給手段31により再び洗浄液を含浸させ、洗浄液を再含浸された前記洗浄用テープ23を第2のテープ押え手段32により前記表示素子1の端子配列部2aの外面に押し付けて前記端子配列部2aの外面を拭き取り洗浄する。
【0066】
この洗浄装置は、同じ洗浄用テープ23を用いて表示素子1の端子配列部2aの両面を拭き取り洗浄するものであるため、洗浄用テープ23の繰出しリール21と巻取りリール22は1つずつでよく、また洗浄用テープ23も1本でよい。
【0067】
したがって、この洗浄装置によれば、図6〜図8に示した従来の洗浄装置に比べて構成を大幅に簡単にし、しかも低いランニングコストで表示素子1の端子配列部2aの両面を拭き取り洗浄することができる。
【0068】
また、図6〜図8に示した従来の洗浄装置は、第1と第2の2つの洗浄系10a,10bの洗浄用テープ13の送り方向が表示素子1の搬送方向に対して直交する方向であるため、搬送されてきた表示素子1の端子配列部2aの側面がテープ押え板16により折り返された洗浄用テープ13の側面にぶつかって洗浄不能となるのを防ぐには、前記端子配列部2aの一端部が前記テープ押え板16に対向する洗浄位置に進入するのを待って前記洗浄用テープ13の折り返し部を前記端子配列部2aの端子形成面と外面とに押し付けなければならず、そのために、前記端子配列部2aの端子形成面と外面の一端側の拭き取り洗浄が確実に行なわれず、その部分に異物が残ることがある。
【0069】
それに対して、上記実施例の洗浄装置は、前記表示素子1の端子配列部2aの張出し幅よりも大きい幅を有する洗浄用テープ23を用い、前記第1と第2のテープガイド手段25,30をそれぞれ、前記端子配列部2aの洗浄位置を挟んで洗浄用テープ23の送り方向における上流側と下流側に配置され、前記洗浄用テープ23を前記表示素子1の端子配列部2aの長さ方向と平行な方向に案内する2つのガイドローラ35,36及び42,43により構成するとともに、前記第1と第2のテープ押え手段27,32をそれぞれ、前記テープガイド手段25,30により案内される前記洗浄用テープ23を、その背後から表示素子1の端子配列部2aに押し付けるテープ押え板39,45により構成しているため、前記表示素子1の端子配列部2aの両面をそれぞれ、その全域にわたって確実に拭き取り洗浄することができる。
【0070】
さらに、従来の洗浄装置は、表示素子1の搬送方向に対して直交する方向に送られる洗浄用テープ13をテープ押え板16により折り返し、その折り返し部を前記表示素子1の端子配列部2aの端子形成面と外面とに押し付けるようにしているため、前記洗浄用テープ13のテープ押え板16の角部に対応する屈曲部の外周面が図8に示したような湾曲面となり、そのために、前記端子配列部2aの端子形成面を拭き取り洗浄する洗浄用テープ13が、前記端子配列部2aの端子形成面と他方の基板3の端面との間のコーナー部(枠状シール材4の外面)に接触せず、そのコーナー部に異物が残って、前記端子形成面に形成された複数の配線間や端子間に短絡を発生させる原因となることがある。
【0071】
それに対して、上記実施例の洗浄装置は、前記洗浄用テープ23を前記ガイドローラ35,36及び42,43により表示素子1の端子配列部2aの長さ方向と平行な方向に案内するとともに、前記第1と第2のテープ押え手段27,32を構成するテープ押え板39,45のうち、表示素子1の端子配列部2aの端子形成面に洗浄用テープ23を押し付けるテープ押え板39に、前記洗浄用テープ23の前記端子配列部2aの張出し端側のテープ縁の位置を規制し、前記洗浄用テープ23の反対側のテープ縁を前記端子配列部2aの端子形成面と他方の基板3の端面との間のコーナー部に押し付けるテープ案内部39aを設けているため、前記コーナー部も確実に拭き取り洗浄することができる。
【0072】
また、上記実施例では、表示素子1の端子配列部2aの外面に洗浄用テープ23を押し付けるテープ押え板45にも、前記洗浄用テープ23の前記端子配列部2aの張出し端側のテープ縁の位置を規制するテープ案内部45aを設けているため、端子配列部2aの外面も、前記端子形成面の拭き取り幅と同じ幅で拭き取り洗浄することができる。
【0073】
なお、上記実施例では、表示素子1の搬送方向と反対方向に送られる洗浄用テープ23により前記表示素子1の端子配列部2aの端子形成面を拭き取り洗浄し、一方と他方の面の向きを逆にして折り返され、表示素子1の搬送方向と同じ方向に送られる洗浄用テープ23により前記端子配列部2aの外面を拭き取り洗浄しているが、前記表示素子1の搬送方向を上記実施例と逆にし、表示素子1の搬送方向と同じ方向に送られる洗浄用テープ23により前記表示素子1の端子配列部2aの端子形成面を拭き取り洗浄し、表示素子1の搬送方向と反対方向に送られる洗浄用テープ23により前記端子配列部2aの外面を拭き取り洗浄するようにしてもよい。
【0074】
また、上記実施例では、洗浄用テープ23を表示素子1の搬送速度よりも速い速度で送り駆動しているが、前記洗浄用テープ23の送り速度は、表示素子1の搬送速度と同じでなければ、前記表示素子1の搬送速度よりも遅くしてもよい。
【0075】
さらに、前記端子配列部2aの拭き取り洗浄は、被洗浄物である表示素子1と前記洗浄テープ23の何れか一方だけを移動させて行なってよい。
【0076】
すなわち、前記端子配列部2aの拭き取り洗浄は、例えば、前記洗浄テープ23の送りをその未使用面が洗浄位置にきたところで停止し、その状態で表示素子1だけを搬送することにより行ない、洗浄された表示素子1が洗浄位置から搬出された後に、前記洗浄テープ23をその未使用面が洗浄位置にくるまで送り駆動して次の表示素子1の端子配列部2aを拭き取り洗浄するようにしてもよい。
【0077】
このように、洗浄用テープ23の送りを停止し、表示素子1だけを搬送してその端子配列部2aを拭き取り洗浄する場合は、前記端子配列部2aの両面をそれぞれ前記洗浄用テープ23の同じ部分で拭き取ることになるが、1つの表示素子1の端子配列部2aを洗浄する間に洗浄用テープ23に付着する異物a,bの量は極く僅かであるため、前記洗浄用テープ23に付着した異物a,bが前記端子配列部2aに再付着することは無く、したがって、前記端子配列部2aの両面をそれぞれその全域にわたって充分良好に洗浄することができる。
【0078】
また、前記端子配列部2aの拭き取り洗浄は、素子搬送手段20により搬送されてきた表示素子1を前記洗浄位置で停止させ、その状態で洗浄テープ23だけを送り駆動することにより行ない、その後に、端子配列部2aを洗浄された前記表示素子1を前記洗浄位置から搬出するようにしてもよい。
【0079】
このように、表示素子1を洗浄位置で停止させ、洗浄用テープ23だけを送り駆動して前記端子配列部2aを拭き取り洗浄する場合は、前記テープ押え板39,45の長さを前記端子配列部2aの長さよりも大きくし、前記洗浄テープ23を前記端子配列部2aにその全長にわたって押し付けるようにすればよく、このようにすることにより、前記端子配列部2aの両面をそれぞれ確実に洗浄することができる。
【0080】
さらにまた、前記端子配列部2aの端子形成面とその反対側の面である外面は、同時にではなく、異なるタイミングで洗浄するようにしてもよい。
【0081】
その場合は、前記端子配列部2aの端子形成面の洗浄時と、前記端子配列部2aの外面の洗浄時とで、表示素子1の搬送方向を切り換え、いすれの面の洗浄も、その面に押し付けられる洗浄テープ23の送り方向に対して反対方向に表示素子1を搬送して行なうのが好ましく、このようにすることにより、前記端子配列部2aの両面をそれぞれ良好に拭き取り洗浄することができる。
【0082】
しかも、この場合は、洗浄用テープ23の送り速度が遅くても前記端子配列部2aの両面を良好に洗浄することができるため、前記洗浄テープ23の送り速度を遅くし、洗浄テープ23の使用時間を長くして、ランニングコストをより低くすることができる。
【0083】
また、上記実施例では、表示素子1の端子配列部2aの端子形成面側に案内される洗浄用テープ23に洗浄液を供給する第1の洗浄液供給手段26と、前記端子配列部2aの他方の面である外面側に案内される洗浄用テープ23に洗浄液を供給する第2の洗浄液供給手段31とを備えているが、洗浄液供給手段は、少なくとも前記端子配列部2aの洗浄位置よりも洗浄用テープ23の送り方向における上流側にあればよい。
【0084】
また、上記実施例では、第1と第2のテープガイド手段25,30をそれぞれ、端子配列部2aの洗浄位置を挟んで洗浄用テープ23の送り方向における上流側と下流側の上方に配置された2つのガイドローラ35,36及び42,43により構成しているが、これらのテープガイド手段25,30は、洗浄用テープ23を表示素子1の端子配列部2aの長さ方向と平行な方向に案内することができれば、2つ以上の複数のガイドローラにより構成してもよい。
【0085】
またさらに、上記実施例では、洗浄用テープ23を案内するガイドローラ数を少なくして洗浄装置の構成をより簡単にするため、第1のテープガイド手段25の下流側のガイドローラと、テープ捻り手段28の第1の捻りガイドローラ36とを1つのローラで兼用しているが、前記第1のテープガイド手段25の下流側のガイドローラと、前記テープ捻り手段28の第1の捻りガイドローラ36は、別のローラとしてもよく、その場合は、前記テープ捻り手段28を、テープ折り返し手段29と第2のテープガイド手段30との間に配置してもよい。
【0086】
また、上記実施例では、表示素子1の端子配列部2aの外面に洗浄用テープ23を押し付けるテープ押え板45にも、前記洗浄用テープ23の前記端子配列部2aの張出し端側のテープ縁の位置を規制するテープ案内部45aを設けているが、このテープ押え板45のテープ案内部45aは省略してもよい。
【0087】
また、この発明の端子配列部洗浄装置は、図5に示した駆動回路搭載型の表示素子1に限らず、外部の駆動回路にフィルム状配線基板等を介して接続される複数の端子が配列された端子配列部を有する表示素子の端子配列部の拭き取り洗浄にも適用することができる。
【0088】
さらに、この発明の端子配列部洗浄装置は、互いに対向する一対の基板間に電気光学物質層が設けられるとともに、少なくとも一方の基板に、他方の基板の外方に張出す端子配列部が形成された表示素子(電気光学物質層が液晶層である液晶表示素子でも、電気光学物質層がエレクトロクロミック等である他の表示素子でもよい)に限らず、例えば、縁部に少なくとも一方の面に複数の端子が配列された端子配列部が形成された配線基板等の電子部品の端子配列部の拭き取り洗浄に広く適用することができる。
【0089】
【発明の効果】
この発明の端子配列部洗浄装置は、繰出しリールから繰出された洗浄用テープに、少なくとも電子部品の端子配列部を洗浄する洗浄位置よりも洗浄用テープの送り方向における上流側において洗浄液供給手段により洗浄液を含浸させ、前記洗浄用テープを第1のテープガイド手段により前記端子配列部の一方の面側に案内し、その洗浄用テープを第1のテープ押え手段により前記端子配列部の一方の面に押し付けて前記端子配列部の一方の面を拭き取り洗浄した後、前記洗浄用テープを、テープ捻り手段により捻りを加えてその一方と他方の面の向きを逆にするとともに、テープ折り返し手段により前記洗浄位置の方向に折り返して第2のテープガイド手段により前記端子配列部の他方の面側に案内し、その洗浄用テープを第2のテープ押え手段により前記端子配列部の他方の面に押し付けて前記端子配列部の他方の面を拭き取り洗浄するものであるため、構成を簡単にし、しかも低コストに端子配列部の両面を拭き取り洗浄することができる。
【0090】
この発明の洗浄装置において、前記電子部品が例えば互いに対向する一対の基板間に電気光学物質層が設けられるとともに、少なくとも一方の基板に、他方の基板の外方に張出す端子配列部が形成された表示素子である場合、前記洗浄用テープは、前記表示素子の端子配列部の張出し幅よりも大きい幅を有しており、前記第1と第2のテープガイド手段はそれぞれ、前記洗浄用テープを前記端子配列部の張出し方向に対して直交する方向と平行な方向に案内する複数のガイドローラからなり、前記第1と第2のテープ押え手段はそれぞれ、前記テープガイド手段により案内される前記洗浄用テープを、その背後から前記端子配列部に押し付けるテープ押え板からなっているのが好ましく、このようにすることにより、前記表示素子の端子配列部の両面をそれぞれ、その全域にわたって確実に拭き取り洗浄することができる。
【0091】
さらに、その場合、前記表示素子の一方の基板に形成された端子配列部の他方の基板側の面に洗浄用テープを押し付けるテープ押え板は、前記洗浄用テープの前記端子配列部の張出し端側に対応するテープ縁の位置を規制し、前記洗浄用テープの反対側のテープ縁を前記端子配列部の他方の基板側の面と他方の基板の端面との間のコーナー部電子部品に押し付けるテープ案内部を有しているのが好ましく、このようにすることにより、前記端子配列部の端子形成面と前記他方の基板の端面との間のコーナー部も確実に拭き取り洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す端子配列部洗浄装置の斜視図。
【図2】前記洗浄装置の拭き取り洗浄部の側面図。
【図3】前記拭き取り洗浄部の拡大断面図。
【図4】前記洗浄装置による端子配列部の拭き取り洗浄状態を示す拡大側面図。
【図5】端子配列部を有する電子部品の一つである表示素子の斜視図。
【図6】従来の端子配列部洗浄装置の側面図。
【図7】従来の端子配列部洗浄装置の拭き取り洗浄部の平面図。
【図8】従来の端子配列部洗浄装置の拭き取り洗浄部の拡大側面図。
【符号の説明】
1…表示素子(電子部品)
2,3…基板
2a…端子配列部
4…シール材
5…駆動信号供給配線
6…外部回路接続配線6
7…位置合わせマーク
20…搬送手段
21…繰出しリール
22…巻取りリール
23…洗浄用テープ
24…テープ送り手段
25…第1のテープガイド手段
26…第1の洗浄液供給手段
27…第1のテープ押え手段
28…テープ捻り手段
29…テープ折り返し手段
30…第2のテープガイド手段
31…第2の洗浄液供給手段
32…第2のテープ押え手段
35,36,42,43…ガイドローラ
39,45…テープ押え板
39a,45a…テープ案内部
Claims (3)
- 電子部品の縁部に形成され、少なくとも一方の面に複数の端子が配列された端子配列部を拭き取り洗浄するための洗浄装置において、
前記電子部品を前記端子配列部の洗浄位置を経由して搬送する搬送手段と、
繰出しリールから繰出され、巻取りリールに巻取られる液体含浸性をもった洗浄用テープと、
少なくとも前記洗浄位置よりも前記洗浄用テープの送り方向における上流側において前記洗浄用テープに洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、
前記繰出しリールから繰出された前記洗浄用テープを、前記洗浄位置に搬送された前記電子部品の端子配列部の一方の面側に案内する第1のテープガイド手段と、
前記洗浄液供給手段により供給された洗浄液が含浸した前記洗浄用テープを前記端子配列部の一方の面に押し付けて前記端子配列部の一方の面を拭き取り洗浄させる第1のテープ押え手段と、
前記端子配列部の一方の面を拭き取り洗浄した前記洗浄用テープに捻りを加えてその一方と他方の面の向きを逆にするテープ捻り手段と、
前記端子配列部の一方の面を拭き取り洗浄した前記洗浄用テープを前記洗浄位置の方向に折り返すテープ折り返し手段と、
前記テープ捻り手段により一方と他方の面の向きを逆にされ、且つ前記テープ折り返し手段により折り返された前記洗浄用テープを前記洗浄位置に搬送された前記電子部品の端子配列部の他方の面側に案内する第2のテープガイド手段と、
前記洗浄用テープを前記端子配列部の他方の面に押し付けて前記端子配列部の他方の面を拭き取り洗浄させる第2のテープ押え手段とを備えたことを特徴とする端子配列部洗浄装置。 - 電子部品は、互いに対向する一対の基板間に電気光学物質層が設けられるとともに、少なくとも一方の基板に、他方の基板の外方に張出す端子配列部が形成された表示素子であり、洗浄用テープは、前記表示素子の端子配列部の張出し幅よりも大きい幅を有しており、第1と第2のテープガイド手段はそれぞれ、前記洗浄用テープを前記端子配列部の張出し方向に対して直交する方向と平行な方向に案内する複数のガイドローラからなり、第1と第2のテープ押え手段はそれぞれ、前記テープガイド手段により案内される前記洗浄用テープを、その背後から前記端子配列部に押し付けるテープ押え板からなっていることを特徴とする請求項1に記載の端子配列部洗浄装置。
- 表示素子の端子配列部の他方の基板側の面に洗浄用テープを押し付けるテープ押え板は、前記洗浄用テープの前記端子配列部の張出し端側に対応するテープ縁の位置を規制し、前記洗浄用テープの反対側のテープ縁を前記端子配列部の他方の基板側の面と他方の基板の端面との間のコーナー部電子部品に押し付けるテープ案内部を有していることを特徴とする請求項2に記載の端子配列部洗浄装置。
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