JP4112841B2 - 電動圧縮機 - Google Patents

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【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用空気調和装置等の冷媒圧縮用に用いられる電動圧縮機に関するものである。
【従来の技術】
従来、この種の電動圧縮機としては、冷媒を吸入及び吐出する圧縮機本体と、圧縮機本体内に吸入された冷媒を圧縮する、いわゆるスクロール型の圧縮部と、圧縮部を駆動するモータと、モータを駆動制御するインバータ装置とを備えたものが知られている。
前記インバータ装置は、モータ内のロータの回転位置によって電流の流れるコイルを切換えるモータ駆動回路と、モータ駆動回路を制御する制御部とから構成されたものがあるが、モータ駆動回路の半導体スイッチング素子の発熱により、モータ駆動回路が高温になる場合がある。このような場合、高温によりインバータ内部の半導体素子の電流制御値が減少し、制御値以上の電流を流すと半導体素子が破損する場合がある。また、電動圧縮機を車両用空気調和装置に用いる場合、電動圧縮機はエンジンルーム内に配置されるため、エンジンの発熱によってモータ駆動回路が高温になる場合もある。
そこで、モータ駆動回路の過熱を防止するために、例えば特開2000−291557公報に記載されているように、モータ駆動回路を吸入冷媒の流路の近傍に配置し、吸入側の低温冷媒との熱交換により、モータ駆動回路を冷却するようにしたものが知られている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記電動圧縮機は空気調和装置等の制御部によって制御されるため、その制御により圧縮機が停止しているときは、モータ駆動回路の近傍に低温冷媒が流通せず、モータ駆動回路が冷媒によって冷却されないため、その間にエンジンルーム内の熱等によってモータ駆動回路が高温になるおそれがある。
従来では、モータ駆動回路が所定温度以上になった場合には、モータ駆動回路の温度が十分低下するまで圧縮機を停止することにより、モータ駆動回路を保護するようにしている。しかし、前述したように圧縮機停止中は低温冷媒によるモータ駆動回路の冷却は行われず自然冷却となるため、モータ駆動回路の温度降下に長時間を要し、その間は冷媒が循環しないため、冷房運転を行うことができないという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、モータ駆動回路の温度が上昇した場合でも、モータを停止させることなくモータ駆動回路の温度を速やかに低下させることのできる電動圧縮機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、請求項1では、冷媒を吸入及び吐出する圧縮機本体と、圧縮機本体内に吸入された冷媒を圧縮する圧縮部と、圧縮部を駆動するモータと、モータを駆動するモータ駆動回路とを備え、圧縮機本体内の一端側と他端側とを仕切壁によって仕切るとともに、圧縮機本体内の一端側にはモータ駆動回路の少なくとも発熱性部品を配置し、圧縮機本体内の他端側を流通する吸入側冷媒とモータ駆動回路とが仕切壁を介して熱交換されるようにした電動圧縮機において、前記発熱性部品の温度を検出する温度検出手段と、温度検出手段の検出温度が所定温度以上になるとモータの作動状態に拘わらずモータの回転数を所定の回転数まで上昇させる制御手段とを備え、圧縮機本体内における仕切壁の冷媒流通側にモータ駆動回路の発熱性部品と熱伝達可能な伝熱フィンを設け、伝熱フィンを円筒状の圧縮機本体の内周面に沿って円弧状に延びるように形成している。
これにより、モータ駆動回路の発熱性部品が所定温度以上になると、モータの回転数が上昇し、発熱性部品を冷却するための低温冷媒の吸入量が増加することから、モータを停止させることなくモータ駆動回路の発熱性部品の温度を低下させることができる。その際、円弧状の伝熱フィンによって冷媒と発熱性部品とが効率よく熱交換される。
また、請求項2では、請求項1記載の電動圧縮機において、前記温度検出手段の検出温度が前記所定温度よりも高い他の所定温度以上になるとモータを停止する制御手段を備えている。
これにより、請求項1の作用に加え、モータ駆動回路の温度が前記所定温度よりも高い他の所定温度以上になった場合にはモータが停止することから、冷媒の冷却によって前記発熱性部品の温度を低下させることができない場合であっても、発熱性部品自体の発熱によるモータ駆動回路の過熱が防止される。
また、請求項3では、請求項1または2記載の電動圧縮機において、前記モータの回転数を所定の回転数ずつ段階的に上昇させる制御手段を備えている。
これにより、請求項1または2の作用に加え、モータ駆動回路の発熱性部品の温度が前記所定温度以上になると、モータの回転数が所定回転数ずつ段階的に上昇することから、モータの回転数が必要以上に上がることはない。
また、請求項4では、請求項1、2または3記載の電動圧縮機において、前記モータの回転数を上昇させる際、モータ駆動回路の電流値が所定の電流値以下になるようにモータの回転数を制御する制御手段を備えている。
これにより、請求項1、2または3の作用に加え、モータの回転数を上昇させる際、モータ駆動回路の電流値が所定の電流値を超えることがないので、モータ駆動回路に過大な電流が流れることがない。
【発明の実施の形態】
図1乃至図4は本発明の一実施形態を示すもので、図1は電動圧縮機の側面断面図、図2は図1のA−A線矢視方向断面図、図3は制御系を示す回路構成図、図4は制御部の動作を示すフローチャートである。
この電動圧縮機は、冷媒を吸入及び吐出する圧縮機本体10と、圧縮機本体10内に吸入された冷媒を圧縮する圧縮部20と、圧縮部20を駆動するモータ30と、モータ30を駆動制御するインバータ装置40とを備えている。
圧縮機本体10は円筒状に形成され、吸入側ハウジング11、中間ハウジング12及び吐出側ハウジング13からなる。吸入側ハウジング11は中間ハウジング12の一端にボルト14によって連結され、その側面には冷媒の吸入口11aが設けられている。吸入側ハウジング11内は仕切壁11bによって一端側と他端側に仕切られており、その一端側にはインバータ装置40を収容する回路収容部11cが形成され、その他端側には吸入口11aが連通している。回路収容部11cの一端は閉鎖板15によって閉鎖され、閉鎖板15はボルト16によって吸入側ハウジング11に固定されている。また、仕切壁11bの中央にはモータ30の一端側を支持する軸受け11dが設けられ、仕切壁11bの一部には複数の伝熱フィン11eが設けられている。中間ハウジング12は、その他端を吐出側ハウジング13の一端にボルト17によって連結され、その内部にはモータ30の他端側を支持する軸受け12aが設けられている。吐出側ハウジング13は中間ハウジング12内を介して吸入側ハウジング11内に連通しており、その他端面には冷媒の吐出口13aが設けられている。
圧縮部20は、吐出側ハウジング13内の他端側に配置された固定スクロール部材21と、固定スクロール部材21の一端側に配置された可動スクロール部材22とからなり、固定スクロール部材21はボルト23によって吐出側ハウジング13に固定されている。固定スクロール部材21の一端面には渦巻体21aが設けられ、固定スクロール部材21のほぼ中央には吐出側ハウジング13の吐出口13aに連通する貫通孔21bが設けられている。可動スクロール部材22の一端面には渦巻体22aが設けられ、その他端面にはモータ30側に延びるボス部22bが設けられている。また、可動スクロール部材22と中間ハウジング12との間には回転阻止機構24が設けられ、回転阻止機構24により、可動スクロール部材22が自転を阻止された所定の旋回運動を行うようになっている。
モータ30は、吸入側ハウジング11及び中間ハウジング12の内周面に固定されたステータ31と、ステータ31内を回転する永久磁石からなるロータ32と、ロータ32を軸方向に貫通するに回転軸33とからなり、ステータ31の周方向複数箇所には励磁用のコイル34が巻回されている。即ち、モータ30は三相交流のブラシレスモータからなる。回転軸33の一端はローラベアリング35を介して吐出側ハウジング13の軸受け11dに回動自在に支持され、その他端はボールベアリング36を介して中間ハウジング12の軸受け12aに回動自在に支持されている。回転軸33の他端面には回転軸33に対して偏心した偏心ピン33aが突設され、偏心ピン33aは偏心ブシュ37に挿入されている。また、偏心ブシュ37はローラベアリング38を介して可動スクロール部材22のボス部22bに回動自在に支持されている。
インバータ装置40は、モータ30内のロータ32の回転位置によって電流を流すコイル34を切換えるモータ駆動回路41と、モータ駆動回路41を制御するマイクロコンピュータ構成の制御部42とからなり、吸入側ハウジング11の回路収容部11c内に配置されている。この場合、モータ駆動回路41側の基板40aと制御部42側の基板40bは互いに間隔をおいて設けられている。モータ駆動回路41側の基板40aは仕切壁11bに密着するように取付けられ、仕切壁11bの伝熱フィン11eに対応するように位置している。また、基板40aには温度センサ43が設けられている。
モータ駆動回路41は、図3に示すように半導体スイッチング素子としての計6つのトランジスタ41aからなり、プラス側の各トランジスタ41a(図中上側)によって上アームを構成し、マイナス側のトランジスタ41a(図中下側)によって下アームを構成している。また、各トランジスタ41aにはモータ30から発生する逆起電流を直流電源に還流させるための還流ダイオード41bがそれぞれ接続されている。尚、各トランジスタ41aは、モータ駆動回路41における発熱性部品である。各トランジスタ41aのベース側は制御部42に接続され、前記上アームのコレクタ側と下アームのエミッタ側は、吸入側ハウジング11の側面に設けられたコネクタ44を介して外部の直流電源50に接続され、この直流電源50の両極間には平滑用コンデンサ45が設けられている。また、上アームにおける各トランジスタ41aのエミッタ側(下アームにおける各トランジスタ41aのコレクタ側)は、吸入側ハウジング11の仕切壁11bを貫通する複数の端子46を介してモータ30の計3つのコイル34にそれぞれ接続されている。尚、半導体スイッチング素子にはトランジスタの他にFET等が使用されることは周知であるが、ここではトランジスタを用いた場合についてのみ説明する。
制御部42は、各トランジスタ41aのスイッチング動作を制御することにより、モータ30の駆動制御信号を発生する。通常は、外部の主制御部51の制御信号に基づいてモータ30の回転数制御を行うが、後述する場合には、モータ30の作動状態、即ち主制御部51による回転数制御に拘わらず、温度センサ43の検出温度に基づいてモータ30の回転数を制御する。
以上のように構成された電動圧縮機においては、インバータ装置40によってモータ30が回転すると、圧縮部20の可動スクロール部材22が偏心ブシュ37の回転によって所定の旋回運動を行う。これにより、圧縮機本体10の吸入口11aから吸入側ハウジング11内に流入した冷媒がモータ30の隙間(ステータ31とロータ32の間など)を流通し、可動スクロール部材22の渦巻体22aと固定スクロール部材21の渦巻体21aとの間に吸入され、各渦巻体21a,22a間で圧縮されて圧縮機本体10の吐出口13aから吐出する。尚、本実施形態のスクロール型圧縮機における各渦巻体21a,22aの圧縮動作については、周知の構造のものと同様であるため、詳細な説明は省略する。
また、吸入側ハウジング11内に流入した冷媒は仕切壁11bに沿って流通するが、仕切壁11bの反対側の面にはインバータ装置40のモータ駆動回路41が密着して取付けられているため、モータ駆動回路41は低温の吸入冷媒と仕切壁11bを介して熱交換され、冷媒によってモータ駆動回路41が冷却される。その際、伝熱フィン11eによって効率よく熱交換される。
次に、図4のフローチャートを参照し、制御部42の動作について説明する。同図において、Tは温度センサ43によって検出されるモータ駆動回路41の温度、T1 は第1の基準温度、T2 は第2の基準温度(T1 <T2 )、Nはモータ30の回転数、Nt は目標回転数、Nmax は最大回転数である。
まず、温度センサ43の検出温度Tが第1の基準温度T1 以上でない場合には(S1)、モータ30の回転数を主制御部51で設定された目標回転数Nt になるように制御する(S2,S3)。ここで、前述したようにモータ駆動回路41は吸入冷媒によって冷却されるが、モータ駆動回路41の発熱が過大であったり、或いは外部からの熱影響(例えば、自動車のエンジンルーム内の熱)等により、モータ駆動回路41の温度が上昇し、前記ステップS1において検出温度Tが第1の基準温度T1 以上になった場合は、モータ駆動回路41の電流値が半導体素子(トランジスタ41a)の電流限界値に達しておらず(S4)、且つモータ30の回転数が最大回転数Nmax に達していなければ(S5)、主制御部51の制御に拘わらず、モータ30の回転数を所定の回転数だけ上げる(S6)。これにより、冷媒の吸入量が増加し、冷媒によるモータ駆動回路41の冷却が促進される。そして、検出温度Tが第2の基準温度T2 以上でなければ(S7)、前記ステップS1に戻って前記動作を繰り返し、最終的にはモータ30の回転数を最大回転数Nmax まで上げる。そして、モータ30の回転数が最大回転数Nmax まで達した後、または最大回転数Nmax に達する前に、前記ステップS1において検出温度Tが第1の基準温度T1 よりも低下した場合には、主制御部51の制御信号に基づく回転数制御に戻る(S2,S3)。
一方、前述のようにモータ30の回転数を上げて冷媒の吸入量を増加させたにも拘わらず、モータ駆動回路41の温度が上昇し、前記ステップS7において検出温度Tが第2の基準温度T2 以上になった場合には、モータ30を停止する(S8)。この後、検出温度Tが第1の基準温度T1 よりも低下したならば(S9)、前記ステップS1に戻る。尚、前記ステップS4においてモータ駆動回路41の電流値が限界値に達していたならば、モータ30の回転数を下げて(S10)、モータ駆動回路41の電流値が限界値を超えないようにする。
このように、本実施形態の電動圧縮機によれば、モータ駆動回路41が第1の基準温度T1 以上になると、主制御部51の制御に拘わらず、モータ30の回転数を上昇させるようにしたので、冷媒吸入量の増加によりモータ駆動回路41の温度を速やかに低下させることができる。従って、モータ駆動回路41の温度が上昇した場合でも冷媒の循環が停止することがなく、冷房運転を継続的に行うことができる。
また、モータ駆動回路41が第1の基準温度T1 よりも高い第2の基準温度T2 以上になった場合にはモータ30を停止するようにしたので、冷媒の冷却によってモータ駆動回路41の温度を低下させることができない場合であっても、半導体素子の発熱によるモータ駆動回路41の過熱を防止することができ、モータ駆動回路41を確実に保護することができる。この場合、モータ駆動回路41の温度が第1の基準温度T1 よりも低下した後、モータ30を作動可能な状態に復帰させるようにしたが、その基準温度を第1の基準温度T1 よりも高く第2の基準温度T2 よりも低い他の所定温度に設定するようにしてもよい。
更に、モータ駆動回路40が第1の基準温度T1 以上になると、モータ30の回転数を所定回転数ずつ段階的に上昇させ、モータ30の回転数が最大回転数Nmax に達する前にモータ駆動回路40の温度Tが第1の基準温度T1 よりも低下した場合には、主制御部51の制御信号に基づく回転数制御に戻るようにしたので、モータ30の回転数を必要以上に上げることがなく、通常の冷房運転への影響を少なくすることができる。
また、モータ30の回転数を上げる際、モータ駆動回路41の電流値が半導体素子の電流限界値を超えないようにしたので、半導体素子に過大な電流が流れることがなく、モータ駆動回路41の破損を確実に防止することができる。
また、吸入冷媒の流路にモータ駆動回路41と熱伝達可能な伝熱フィン11eを設けたので、伝熱フィン11eによって冷媒とモータ駆動回路41とを効率よく熱交換させることができ、モータ駆動回路41をより効果的に冷却することができる。
尚、前記実施形態では、モータ30の回転数を段階的に上昇させるようにしたものを示したが、モータ駆動回路41が第1の基準温度T1 以上になった時点で直ちに最大回転数まで上昇させるようにしてもよい。また、前記実施形態ではスクロール型の電動圧縮機を示したが、本発明は他の圧縮形式の電動圧縮機にも適用することができる。
また、前記実施形態では、インバータ装置40のモータ駆動回路41及び制御部42を圧縮機本体10内に収容したものを示したが、本発明はモータ駆動回路または半導体素子等の発熱性部品のみを圧縮機本体内に収容し、外部の制御手段によって制御されるものにも適用することができる。
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の電動圧縮機によれば、モータ駆動回路の温度が上昇した場合でも、モータを停止させることなくモータ駆動回路の温度を速やかに低下させることができるので、冷媒の循環が停止することがなく、例えば空気調和装置の冷房運転を継続的に行うことができる。その際、円弧状の伝熱フィンによって冷媒とモータ駆動回路とを効率よく熱交換させることができるので、モータ駆動回路をより効果的に冷却することができる。
また、請求項2の電動圧縮機によれば、請求項1の効果に加え、冷媒の冷却によってモータ駆動回路の温度を低下させることができない場合であっても、モータ駆動回路の過熱を防止することができるので、モータ駆動回路を確実に保護することができる。
また、請求項3の電動圧縮機によれば、請求項1または2の効果に加え、モータの回転数を必要以上に上げることがないので、例えば空気調和装置に用いた場合、通常の冷房運転等への影響を少なくすることができる。
また、請求項4の電動圧縮機によれば、請求項1、2または3の効果に加え、モータの回転数を上昇させる際、モータ駆動回路に過大な電流が流れることがないので、モータ駆動回路の破損を確実に防止することができ、例えば半導体素子を用いたモータ駆動回路の場合に極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施形態を示す電動圧縮機の側面断面図
【図2】 図1のA−A線矢視方向断面図
【図3】 制御系を示す回路構成図
【図4】 制御部の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
10…圧縮機本体、11b…仕切壁、11e…伝熱フィン、20…圧縮部、30…モータ、40…インバータ装置、41…モータ駆動回路、42…制御部。

Claims (4)

  1. 冷媒を吸入及び吐出する圧縮機本体と、圧縮機本体内に吸入された冷媒を圧縮する圧縮部と、圧縮部を駆動するモータと、モータを駆動するモータ駆動回路とを備え、圧縮機本体内の一端側と他端側とを仕切壁によって仕切るとともに、圧縮機本体内の一端側にはモータ駆動回路の少なくとも発熱性部品を配置し、圧縮機本体内の他端側を流通する吸入側冷媒とモータ駆動回路とが仕切壁を介して熱交換されるようにした電動圧縮機において、
    前記発熱性部品の温度を検出する温度検出手段と、
    温度検出手段の検出温度が所定温度以上になるとモータの作動状態に拘わらずモータの回転数を所定の回転数まで上昇させる制御手段とを備え、
    圧縮機本体内における仕切壁の冷媒流通側にモータ駆動回路の発熱性部品と熱伝達可能な伝熱フィンを設け
    伝熱フィンを円筒状の圧縮機本体の内周面に沿って円弧状に延びるように形成し
    ことを特徴とする電動圧縮機。
  2. 前記温度検出手段の検出温度が前記所定温度よりも高い他の所定温度以上になるとモータを停止する制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の電動圧縮機。
  3. 前記モータの回転数を所定の回転数ずつ段階的に上昇させる制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の電動圧縮機。
  4. 前記モータの回転数を上昇させる際、モータ駆動回路の電流値が所定の電流値以下になるようにモータの回転数を制御する制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の電動圧縮機。
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