JP2013164048A - 電動コンプレッサ - Google Patents

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豊 渡辺
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Abstract

【課題】吸入冷媒の温度上昇を抑えることができ、体積効率を改善することができる電動コンプレッサを提供すること。
【解決手段】電動コンプレッサ100は、電動モータ19の駆動力を用いて、吸入した冷媒の圧縮を行うコンプレッサ11と、電動モータ19への電力の供給を制御するインバータ10とを備える。インバータ10は、インバータ10の筐体外部側において、一面にコンプレッサ11を備えるとともに、コンプレッサ11を備えた面以外の面に冷却フィン13を備える。また、インバータ10は、インバータ10の筐体内部側において、冷却フィン13を備えた面の裏面に、Si製のパワー素子に比べて電力損失が低い次世代パワー素子16を備える。次世代パワー素子16の放熱は、冷却フィン13により行われる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の空調設備に採用される電動コンプレッサに関する。
車両の空調設備にとって必須の構成であり、車内の空調を快適に保つことに寄与する装置としてコンプレッサがあるが、近年の車両の電動化に伴い、車両のエンジンの回転力で駆動する代わりに、コンプレッサに内蔵されたモータで駆動する電動コンプレッサが知られている。
電動コンプレッサの例は、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示の電動コンプレッサは、インバータの内部に、パワー半導体素子(以下「パワー素子」という)を備えている。このパワー素子は、低温低圧の冷媒ガスを用いて冷却する必要がある。そのため、特許文献1に開示の電動コンプレッサは、パワー素子がモータハウジングを介して冷媒ガスと熱交換を行うことで冷却される構成を採っている。なお、パワー素子としては、一般的にSi(シリコン)製のパワー素子が用いられる。
特開2003−324903号公報
しかしながら、特許文献1に開示の電動コンプレッサでは、パワー素子との熱交換により、吸入冷媒ガスの温度が上昇し、比重が低下する。これによって吐出容量が低下するため、コンプレッサのピストン押しのけ量に対する吐出容量の比である体積効率が悪化し、結果として車両の燃費や電費の低下を招く、という問題がある。
本発明の目的は、吸入冷媒の温度上昇を抑えることができ、体積効率を改善することができる電動コンプレッサを提供することである。
本発明の電動コンプレッサは、電動モータの駆動力を用いて、吸入した冷媒の圧縮を行うコンプレッサと、前記電動モータへの電力の供給を制御するインバータとを備えた電動コンプレッサであって、前記インバータは、前記インバータの筐体外部側において、一面に前記コンプレッサを備えるとともに、当該コンプレッサを備えた面以外の面に冷却フィンを備え、前記インバータの筐体内部側において、前記冷却フィンを備えた面の裏面に、Si製のパワー素子に比べてオン抵抗が小さいパワー素子を備える構成を採る。
本発明によれば、吸入冷媒の温度上昇を抑えることができ、体積効率を改善することができる。
本発明の実施の形態に係る電動コンプレッサの外観を示す斜視図 本発明の実施の形態に係る電動コンプレッサの内部の構成を示す側断面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(一実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態における電動コンプレッサ100の外観を示す斜視図である。
電動コンプレッサ100は、インバータ10及びコンプレッサ11を有し、例えば車両の空調設備に採用される。
図1に示すように、インバータ10の筐体外部側の一面には、コンプレッサ11が備えられている。また、同じ面には、コンプレッサ11の上方にコネクタ12が備えられている。なお、コネクタ12の設置位置は、図1に示す位置に限定されない。
コネクタ12は、図示しない車両の高圧バッテリ等の電源と接続される。これにより、コネクタ12を介してインバータ10へ電力が供給される。
コンプレッサ11は、吸入ポート14および吐出ポート15を備えている。吸入ポート14は、冷媒ガスをコンプレッサ11内へ吸入するための開口部である。一方、吐出ポート15は、吸入ポート14から吸入されて、後述する圧縮メカ18にて圧縮された冷媒ガスを吐出するための開口部である。
また、図1に示すように、インバータ10の筐体外部側の一面には、冷却フィン13が備えられている。冷却フィン13は、後述するパワー素子16の放熱を行うためのものである。
なお、インバータ10の筐体外部側において、冷却フィン13が備えられている面と、コンプレッサ10およびコネクタ12が備えられている面とは、相対する(互いに向き合う)関係にある。
図2は、本発明の実施の形態における電動コンプレッサ100の内部の構成を示す側断面図である。
インバータ10の内部には、パワー素子16および基板17が備えられている。
図2に示すように、パワー素子16は、冷却フィン13が備えられている面の裏面(インバータ10の筐体内部側の一面)に接して備えられている。また、パワー素子16は、基板17に接続されている。
なお、図示を省略しているが、基板17は、インバータ10の筐体に支持されている。また、図示を省略しているが、パワー素子16は、基板上のパターン配線やバスバーなどの電力供給ラインによりコネクタ12と接続されている。
パワー素子16は、基板17上に実装された図示しない制御部の制御に従って、図示しない電源からコネクタ12を介して供給される直流電力の通電または遮断を行う。これにより、パワー素子16は、直流電力を交流電力に変換して、後述する電動モータ19に供給する。すなわち、パワー素子16は、電力供給のためのスイッチングデバイスとして機能する。
冷却フィン13は、パワー素子16の電力損失として発生する熱を、インバータ10の筐体外部へ放出するにあたり、外部の空気との熱交換を促進させるものである。なお、例えば、エンジンルームに既設されたコンデンサファンやラジエータファンの通風部分に冷却フィン13を設置することにより、冷却フィン13からの放熱を促進させてもよい。
コンプレッサ11には、圧縮メカ18および電動モータ19が備えられている。図示を省略しているが、電動モータ19は、パワー素子16と電気的に接続されている。
電動モータ19は、パワー素子16から供給された交流電力によって駆動し、その駆動力を圧縮メカ18に伝達する。
圧縮メカ18は、電動モータ19から伝達された駆動力により動作し、吸入ポート14から吸入された冷媒ガスを圧縮する。
冷媒ガスは、コンプレッサ11内において、図中の矢印に示すように、吸入ポート14から吸入された後、圧縮メカ18によって圧縮されて高温高圧の冷媒ガスとなり、電動モータ19を冷却しつつ通過し、吐出ポート15から吐出される。
ここで、上述したパワー素子16について説明する。本実施の形態では、パワー素子16として、Si製のパワー素子ではなく、Si製のパワー素子の次世代パワー素子として、例えばSiC(炭化ケイ素)製またはGaN(窒化ガリウム)製のパワー素子を用いる。
次世代パワー素子は、Si製のパワー素子に比べてオン抵抗が小さいため、電力損失を大幅に低減でき、高温環境下でも動作できるといった特徴がある。特に、電力損失の大幅な低減により発熱量が少ないため、次世代パワー素子では放熱が容易となる。よって、次世代パワー素子は、冷媒ガスに依存せずに冷却を実現できる。本実施の形態では、パワー素子16を、冷媒ガスが流れるコンプレッサ11側ではなく、図2に示すように冷却フィン13側に備えることにより、電動コンプレッサの運転によってパワー素子16に発生した熱を、冷却フィン13を介して外部の空気に放出させることができる。
従って、コンプレッサ11内の吸入冷媒ガスは、パワー素子16と熱交換を行わないので、温度が上昇しない。
以上のように本実施の形態によれば、パワー素子との熱交換による吸入冷媒ガスの温度上昇を抑えることができ、電動コンプレッサの体積効率を改善することができる。その結果、車両の燃費や電費を向上させることができる。
以上、本実施の形態について説明を行ったが、本発明は上記説明に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形を行うことが可能である。
例えば、上記実施の形態では、インバータ10の筐体外部側において、冷却フィン13が備えられる面を、コンプレッサ11が備えられる面に相対する面としたが、これに限定されない。すなわち本発明は、パワー素子16がコンプレッサ11内を流れる吸入冷媒ガスと熱交換を行わないようにするため、インバータ10の筐体内部側において、インバータ10とコンプレッサ11とが接している面の裏面以外の面(位置)にパワー素子16を備えるようにすればよい。それに伴って、冷却フィン13も、パワー素子16が備えられる面の裏面(インバータ10の筐体外部側の一面)に備えられればよい。
本発明にかかる電動コンプレッサは、車両に設けられた空調設備に用いられるのに好適である。
10 インバータ
11 コンプレッサ
12 コネクタ
13 冷却フィン
14 吸入ポート
15 吐出ポート
16 パワー素子
17 基板
18 圧縮メカ
19 電動モータ
100 電動コンプレッサ

Claims (3)

  1. 電動モータの駆動力を用いて、吸入した冷媒の圧縮を行うコンプレッサと、前記電動モータへの電力の供給を制御するインバータとを備えた電動コンプレッサであって、
    前記インバータは、
    前記インバータの筐体外部側において、一面に前記コンプレッサを備えるとともに、当該コンプレッサを備えた面以外の面に冷却フィンを備え、
    前記インバータの筐体内部側において、前記冷却フィンを備えた面の裏面に、Si製のパワー素子に比べてオン抵抗が小さいパワー素子を備える、
    電動コンプレッサ。
  2. 前記パワー素子は、SiC製またはGaN製である、
    請求項1記載の電動コンプレッサ。
  3. 前記インバータの筐体外部側において、前記冷却フィンを備えた面は、前記コンプレッサを備えた面に相対する、
    請求項1または2記載の電動コンプレッサ。

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