JP2012090412A - 回転電機 - Google Patents

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良友 竹内
Atsuyuki Hiruma
淳之 蛭間
Nobukazu Kuribayashi
信和 栗林
Koichi Yamada
公一 山田
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Abstract

【課題】電力変換器の冷却性に優れた回転電機を提供する。
【解決手段】車両に搭載される回転電機であって、第1のモ−タ102および第2のモータ22を駆動するための電力変換器111と、電力変換器111を収納する電力変換器ケース112と、第1のモータ102を収納するモータケース103とを備え、電力変換器111は、車両の鉛バッテリよりも高い電圧の二次バッテリ21から給電され、電力変換器ケース112はモータケース103に取り付けられ、モータケース103の体積は電力変換器ケース112の体積よりも大きくなっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力変換器を備える回転電機に関するものである。
従来、特許文献1には、車両に搭載されたモータ(回転電機)を駆動するためのインバータ装置(電力変換器)が記載されている。この従来技術では、車両空調用冷凍サイクルの電動コンプレッサのモータを駆動するためのインバータと、電動コンプレッサ以外のモータを駆動するためのインバータとを1つのケース内に搭載して統合インバータを構成している。電動コンプレッサ以外のモータとしては、車両に搭載された補機(ウォータポンプ、オイルポンプ、ファン等)のモータや車両駆動用のモータが挙げられる。
統合インバータは、鉛バッテリより高い電圧の二次バッテリから電源供給がなされるようになっている。また、統合インバータは、電動コンプレッサから分離されて、車室とエンジンルームとを隔てるファイヤウォールに、ジョイントプレートを介して固定されている。
ジョイントプレートは、車両空調用冷凍サイクルの室内熱交換器側の低圧冷媒配管と、電動コンプレッサ側の低圧冷媒配管とを連結するためのものである。このジョイントプレートに統合インバータのヒートシンクを固定することで、低圧冷媒を利用して統合インバータを冷却できるようにしている。
なお、この特許文献1には、統合インバータのヒートシンクをジョイントプレートと一体に形成してもよいとの記載がある。また、この特許文献1には、統合インバータを電動コンプレッサと一体化してもよいとの記載もある。
特開2006−300038号公報
しかしながら、上記特許文献1の従来技術によると、統合インバータがファイヤウォールに固定されている場合には、鉛バッテリより高い電圧の二次バッテリから電源供給がなされる統合インバータが車室の近くに配置されることとなって好ましくない。
この点、上記特許文献1には、統合インバータを電動コンプレッサと一体化してもよいとの記載はあるものの、その場合の具体的構成について何ら言及されておらず、統合インバータを電動コンプレッサと単純に一体化した場合には体格の大型化や部品点数の増加を招くと考えられる。
また、電動コンプレッサが停止して冷媒が循環していない時に電動コンプレッサ以外のモータを駆動することがあり、この場合には統合インバータの冷却に低圧冷媒を利用することができない。そのため、冷媒が流れない場合にも冷却性を確保しようとするとヒートシンクの表面積を大きくしなければならず、ヒートシンクが大型化してしまうという問題もある。
本発明は上記点に鑑みて、電力変換器の冷却性に優れた回転電機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車両に搭載される回転電機であって、
第1のモ−タ(102)および第2のモータ(22)を駆動するための電力変換器(111)と、
電力変換器(111)を収納する電力変換器ケース(112)と、
第1のモータ(102)を収納するモータケース(103)とを備え、
電力変換器(111)は、車両の鉛バッテリよりも高い電圧の二次バッテリ(21)から給電され、
電力変換器ケース(112)はモータケース(103)に取り付けられ、
モータケース(103)の体積は電力変換器ケース(112)の体積よりも大きくなっていることを特徴とする回転電機。
これによると、電力変換器(111)は、車両の鉛バッテリよりも高い電圧の二次バッテリから給電されるので、鉛バッテリから給電される場合と比較して電力変換器(111)に流れる電流を抑制でき、ひいては電力変換器(111)の発熱を抑制できる。
また、電力変換器ケース(112)がモータケース(103)に取り付けられているので、電力変換器ケース(112)に収納された電力変換器(111)の発熱を、電力変換器ケース(112)を介してモータケース(103)から放熱させることができる。
さらに、モータケース(103)の体積は電力変換器ケース(112)の体積よりも大きくなっているので、モータケース(103)が大きな放熱効果を発揮することができる。以上のことから、電力変換器(111)を効率的に冷却することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の回転電機において、第1のモ−タ(102)およびモータケース(103)は、車両のエンジンルーム(1)に配置されて冷媒を圧縮する電動コンプレッサ(10)を構成するものであり、
電力変換器ケース(112)は、電動コンプレッサ(10)に直接的または間接的に取り付けられていることを特徴とする。
これによると、電力変換器ケース(112)は、電動コンプレッサ(10)に直接的または間接的に取り付けられているので、電力変換器(111)の発熱を、電力変換器ケース(112)を介して電動コンプレッサ(10)から放熱させることができる。
また、電力変換器(111)が電動コンプレッサ(10)とともに車両のエンジンルーム(1)に配置されることとなるので、電力変換器(111)を車両のファイヤウォールに固定する場合に比べて電力変換器(111)を車室から遠ざけることができる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の回転電機において、電力変換器ケース(112)は、電動コンプレッサ(10)のうち冷媒吐出口(105)よりも冷媒吸入口(104)に近い部位に取り付けられていることを特徴とする。
これにより、電動コンプレッサ(10)の吸入冷媒を用いて電力変換器(111)を冷却することができるので、電力変換器(111)を一層効率的に冷却することができる。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の回転電機において、電力変換器(111)は、第1のモータ(102)を駆動する第1のインバータ(111a)と、第2のモータ(22)を駆動する第2のインバータ(111b)とを有し、
第1のインバータ(111a)および第2のインバータ(111b)は、電力変換器ケース(112)の内部空間のうち電動コンプレッサ(10)側の部位に配置されていることを特徴とする。
これにより、第1、第2のインバータ(111a、111b)を電動コンプレッサ(10)の吸入冷媒で効率的に冷却することができるので、電力変換器(111)をさらに効率的に冷却することができる。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の回転電機において、第2のモ−タ(22)は、電動コンプレッサ(10)の駆動電力以下の電力で駆動されるモータであり、
第1のインバータ(111a)および第2のインバータ(111b)は、第2のインバータ(111b)よりも第1のインバータ(111a)の方が電動コンプレッサ(10)の冷媒吸入口(104)の近くに位置しているという配置関係になっていることを特徴とする。
これにより、比較的発熱の大きい第1のインバータ(111a)を電動コンプレッサ(10)の吸入冷媒で効率的に冷却することができるので、電力変換器(111)をさらに効率的に冷却することができる。
請求項6に記載の発明では、請求項2ないし5のいずれか1つに記載の回転電機において、電力変換器(111)を構成する複数個の素子のうち発熱が比較的大きい少なくとも1つの素子は、モータケース(103)のうち電力変換器ケース(112)側の壁面(103c)に直接的または間接的に取り付けられていることを特徴とする。
これにより、発熱が比較的大きい少なくとも1つの素子を冷媒で効率的に冷却することができるので、電力変換器(111)をさらに効率的に冷却することができる。
なお、本発明における「発熱が比較的大きい素子」としては、例えばパワー素子、コイル、コンデンサ、電源素子が挙げられる。
請求項7に記載の発明では、請求項2ないし5のいずれか1つに記載の回転電機において、電力変換器(111)を構成する複数個の素子のうち発熱が比較的大きい2つ以上の素子は、モータケース(103)のうち電力変換器ケース(112)側の壁面(103c)に直接的または間接的に取り付けられ、
2つ以上の素子は、より発熱の大きい素子の方が他の素子よりも冷媒吸入口(104)の近くに位置しているという配置関係になっていることを特徴とする。
これにより、より発熱の大きい素子を冷媒で効率的に冷却することができるので、電力変換器(111)をさらに効率的に冷却することができる。
なお、本発明における「発熱が比較的大きい素子」としては、例えばパワー素子、コイル、コンデンサ、電源素子が挙げられる。
請求項8に記載の発明では、請求項2ないし7のいずれか1つに記載の回転電機において、電力変換器ケース(112)は、電動コンプレッサ(10)のうち第1のモ−タ(102)の軸方向における端部に取り付けられていることを特徴とする。
これにより、電力変換器ケース(112)が電動コンプレッサ(10)から第1のモ−タ(102)の径方向に突出することを抑制できる。このため、回転電機の体格が径方向に大型化することを抑制できる。
請求項9に記載の発明では、請求項2ないし7のいずれか1つに記載の回転電機において、電力変換器ケース(112)は、電動コンプレッサ(10)に対して第1のモ−タ(102)の径方向に取り付けられていることを特徴とする。
これにより、電力変換器ケース(112)が電動コンプレッサ(10)から第1のモ−タ(102)の軸方向に突出することを抑制できる。このため、回転電機の体格が軸方向に大型化することを抑制できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における電動コンプレッサが適用された車両の模式図である。 図1の電動コンプレッサおよび統合インバータを示す断面図である。 他の実施形態における電動コンプレッサおよび統合インバータを示す断面図である。 他の実施形態における電動コンプレッサおよび統合インバータを示す断面図である。
本発明の一実施形態を説明する。本実施形態は、本発明の回転電機を、ハイブリッド車に搭載される電動コンプレッサに適用したものである。図1に示すように電動コンプレッサ10は、ハイブリッド車のエンジンルーム1内にてエンジン20に取り付けられている。本実施形態では、電動コンプレッサ10は、エンジン20の作動・停止にかかわらず全期間にわたって電動駆動されるようになっている。なお、電動コンプレッサ10は、エンジン20の停止時のみ電動駆動され、エンジン20の作動時は図示しない電磁クラッチ及びベルト伝動機構を通じてエンジン20から駆動されるようになっていてもよい。
電動コンプレッサ10には、統合インバータ11が取り付けられている。統合インバータ11は、高電圧バッテリ21からの供給電力を変換して電動コンプレッサ10と、車両用補機であるブロアファン22とを駆動する。
高電圧バッテリ21は、車両の鉛バッテリ(図示せず)よりも高い電圧の二次バッテリをなすものである。ブロアファンは、車両用空調装置の室内ユニット(図示せず)内に送風空気を発生させる送風機をなすものであり、電動コンプレッサ10の駆動電力以下の電力で駆動される。
なお、統合インバータ11は、ブロアファン22の代わりに、ウォータポンプ、オイルポンプ等の車両用補機や、車両駆動用のモータ(走行用モータ)を駆動するものであってもよい。
統合インバータ11は、ECU(電子制御装置)23によって制御される。高電圧バッテリ21、ブロアファン22およびECU23は、ハイブリッド車の車室2内に配置されている。なお、車室2は、エンジンルーム1に対してファイヤウォール3で隔てられている。
図2(a)は、電動コンプレッサ10および統合インバータ11を模式的に示す断面図である。電動コンプレッサ10は、コンプレッサ部101、電動モータ102およびモータケース103を備えている。
コンプレッサ部101は、車両用空調装置の冷凍サイクルに用いられる冷媒を圧縮するものであり、電動モータ102によって回転駆動される。本例では、コンプレッサ部101として、スクロール型圧縮機構が用いられている。コンプレッサ部101および電動モータ102は、モータケース103に収められている。
統合インバータ11は、インバータ部111およびインバータケース112を備えている。インバータ部111は電力変換器をなすものであり、インバータケース112(電力変換器ケース)に収納されている。インバータケース112はモータケース103に取り付けられている。
モータケース103の体積はインバータケース112の体積よりも大きくなっている。モータケース103およびインバータケース112の材質としては、熱伝導性に優れたアルミニウムが好ましい。
本例では、コンプレッサ部101、電動モータ102およびインバータ部111がこの順番に並ぶように、インバータケース112がモータケース103のうち電動モータ102側の端部に取り付けられている。
図2(b)は、電動コンプレッサ10および統合インバータ11の具体的構造例を示す断面図である。コンプレッサ部101、電動モータ102およびインバータ部111は、電動モータ102の回転軸102aと平行な方向(以下、軸方向と言う。)に並んで配置されている。
モータケース103およびインバータケース112は、各々の本体部103a、112a同士が一体成形されている。モータケース103の本体部103aは、インバータケース112と反対側(図2(b)の左方側)が開口した形状を有しており、インバータケース112の本体部112aは、モータケース103と反対側(図2(b)の右方側)が開口した形状を有している。両本体部103a、112aの開口側端部には、蓋部材103b、112bが固定されている。
電動コンプレッサ10の冷媒吸入口104は、モータケース103の本体部103aのうち電動モータ102の近傍部位に設けられている。電動コンプレッサ10の冷媒吐出口105はモータケース103の蓋部材103bに設けられている。
統合インバータ11のインバータ部111は、第1のインバータ111aおよび第2のインバータ111bを備えている。第1のインバータ111aは、パワー素子d1および制御回路部(図示せず)等で構成され、電動コンプレッサ10の電動モータ102(第1のモータ)を駆動する。第2のインバータ111bは、パワー素子d2および制御回路部(図示せず)等で構成され、ブロアファン22の電動モータ(第2のモータ)を駆動する。
本例では、第1、第2のインバータ111a、111bの制御回路部(図示せず)は、インバータ部111の回路基板111c上に構成されている。なお、制御回路部は、その全体が回路基板111c上に構成されていてもよいし、制御回路部の一部のみが回路基板111c上に構成されていてもよい。また、制御回路部は、回路基板111c以外の箇所に構成されていてもよい。
図示を省略しているが、本例では、第1、第2のインバータ111a、111bはそれぞれ、コイル、電源素子およびコンデンサ等も含んで構成されている。なお、これらコイル、電源素子およびコンデンサ等は、必ずしも第1、第2のインバータ111a、111bに含められている必要はなく、インバータ部111のうち第1、第2のインバータ111a、111b以外の部分に設けられていてもよい。
第1、第2のインバータ111a、111bは、回路基板111cに設けられた制御回路(図示せず)によって制御される。回路基板111cはECU23に接続されている。
第1、第2のインバータ111a、111bは、インバータケース112の内部空間のうちモータケース103側の部位に配置されている。
本例では、第1、第2のインバータ111a、111bは、モータケース103のうちインバータケース112側の壁面103cに間接的に取り付けられている。具体的には、第1、第2のインバータ111a、111bを構成するパワー素子d1、d2が、壁面103cに熱伝導性部材113を介して取り付けられている。なお、第1、第2のインバータ111a、111bを構成するパワー素子d1、d2は、壁面103cに直接的に取り付けられていてもよい。
第1、第2のインバータ111a、111bを構成するパワー素子d1、d2は、第2のインバータ111bを構成するパワー素子d2よりも第1のインバータ111aを構成するパワー素子d1の方が冷媒吸入口104の近くに位置しているという配置関係になっている。
回路基板111cは、第1、第2のインバータ111a、111bを構成するパワー素子d1、d2よりも壁面103cから離れた側に配置されている。回路基板111cには、コンデンサ111dが壁面103c側に突出するように設けられている。
なお、モータケース103およびインバータケース112を互いに別体に成形してもよい。この場合には、インバータケース112をモータケース103に直接的に取り付けてもよいし、インバータケース112をモータケース103に間接的に取り付けてもよい。すなわち、インバータケース112とモータケース103との間に、熱伝導性を有する別部材を挟んで配置してもよい。
次に、上記構成における作動および作用効果を説明する。第1のインバータすなわち電動コンプレッサ用インバータ111aが動作しているときには、電動コンプレッサ10の電動モータ102が回転駆動されてコンプレッサ部101が駆動されるので、電動コンプレッサ10に冷媒が循環する。
電動コンプレッサ10のモータケース103にはインバータケース112が取り付けられているので、電動コンプレッサ10の循環冷媒によってインバータケース112内が冷却される。
一方、電動コンプレッサ10の停止時には、電動コンプレッサ用インバータ111aが動作しておらず、統合インバータ11の発熱源は第2のインバータすなわちブロワファン用インバータ111bが主となる。この場合には、インバータケース112およびモータケース103の表面から放熱が行われることでインバータケース112内が冷却される。
本実施形態によると、統合インバータ11に高電圧バッテリ21から給電するので、鉛バッテリから給電する場合と比較してインバータ部111に流れる電流を抑制でき、ひいては統合インバータ11の発熱を抑制できる。
また、統合インバータ11のインバータケース112を電動コンプレッサ10のモータケース103に取り付けているので、統合インバータ11のインバータ部111の発熱をインバータケース112を介して電動コンプレッサ10のモータケース103から放熱させることができる。
さらに、電動コンプレッサ10のモータケース103の体積を統合インバータ11のインバータケース112の体積よりも大きくしているので、モータケース103が大きな放熱効果を発揮することができる。以上のことから、統合インバータ11を効率的に冷却することができる。
統合インバータ11を電動コンプレッサ10に取り付けた結果として、統合インバータ11が電動コンプレッサ10とともに車両のエンジンルーム1に配置されることとなる。このため、統合インバータ11を車両のファイヤウォールに固定する従来技術に比べて統合インバータ11を車室から遠ざけることができる。
また、インバータケース112を、電動コンプレッサ10のうち冷媒吐出口105よりも冷媒吸入口104に近い部位に取り付けているので、電動コンプレッサ10の吸入冷媒を用いて統合インバータ11を冷却することができる。
また、インバータ部11を構成する電動コンプレッサ用インバータ111aおよびブロワファン用インバータ111bを、インバータケース112の内部空間のうち電動コンプレッサ10側の部位に配置しているので、両インバータ111a、111bを電動コンプレッサ10の吸入冷媒で効率的に冷却することができる。
ここで、電動コンプレッサ10はブロワファン22よりも消費電力が大きく、電動コンプレッサ用インバータ111a(第1のインバータ)は、ブロワファン用インバータ111b(第2のインバータ)よりも発熱量が大きい。この点を考慮して、第1、第2のインバータ111a、111bは、第2のインバータ111bよりも第1のインバータ111aの方が電動コンプレッサ10の冷媒吸入口104の近くに位置しているという配置関係になっているので、比較的発熱の大きい電動コンプレッサ用インバータ111aを電動コンプレッサ10の吸入冷媒で効率的に冷却することができる。
より具体的には、第2のインバータ111bを構成するパワー素子d2よりも第1のインバータ111aを構成するパワー素子d1の方が電動コンプレッサ10の冷媒吸入口104の近くに位置しているので、発熱が比較的大きい第1のインバータ111aを構成するパワー素子d1を冷媒で効率的に冷却することができる。
換言すれば、インバータ部111を構成する複数個の素子のうち発熱が比較的大きい少なくとも1つの素子を、モータケース103のうちインバータケース112側の壁面103cに直接的または間接的に取り付けているので、発熱が比較的大きい少なくとも1つの素子を冷媒で効率的に冷却することができる。
なお、「発熱が比較的大きい素子」としては、例えばパワー素子、コイル、コンデンサ、電源素子が挙げられる。
さらに、インバータ部111を構成する複数個の素子のうち発熱が比較的大きい2つ以上の素子が、モータケース103のうちインバータケース112側の壁面103cに直接的または間接的に取り付けられ、この2つ以上の素子は、より発熱の大きい素子の方が他の素子よりも冷媒吸入口104の近くに位置しているという配置関係になっていれば、より発熱の大きい素子を冷媒で効率的に冷却することができる。
また、インバータケース112は、電動コンプレッサ10のうち第1のモ−タ102の軸方向における端部に取り付けられているので、インバータケース112が電動コンプレッサ10から第1のモ−タ102の径方向に突出することを抑制できる。このため、電動コンプレッサ10および統合インバータ11の全体の体格が径方向(軸方向と直交する方向)に大型化することを抑制できる。
(他の実施形態)
(1)上記一実施形態では、コンプレッサ部101、電動モータ102およびインバータ部111がこの順番に並んで配置されているが、図3に示すように、上記一実施形態に対して電動コンプレッサ10および電動モータ102の配置を逆にしても良い。
(2)上記一実施形態では、統合インバータ11が電動コンプレッサ10の軸方向端部に取り付けられていたが、図4(a)、(b)に示すように統合インバータ11が電動コンプレッサ10に対して径方向(軸方向と直交する方向)に取り付けられていてもよい。この場合の具体的構造例を図4(c)に示す。
この場合には、インバータケース112が電動コンプレッサ10から第1のモ−タ102の軸方向に突出することを抑制できるので、電動コンプレッサ10および統合インバータ11の全体の体格が軸方向に大型化することを抑制できる。
(3)上記一実施形態では、第1、第2のインバータ111a、111bを構成するパワー素子d1、d2とモータケース103との間の伝熱が、熱伝導性部材113を介した熱伝導によって行われるようになっているが、第1、第2のインバータ111a、111bを構成するパワー素子d1、d2とモータケース103との間の伝熱が、空気層を介した熱伝達によって行われるようになっていてもよい。
1 エンジンルーム
10 電動コンプレッサ
21 高電圧バッテリ(二次バッテリ)
22 ブロワファン(第2のモータ)
102 電動モータ(第1のモ−タ)
103 モータケース
103c 壁面
104 冷媒吸入口
105 冷媒吐出口
111 インバータ部(電力変換器)
111a 第1のインバータ(電動コンプレッサ用インバータ)
111b 第2のインバータ(ブロワファン用インバータ)
112 インバータケース(電力変換器ケース)

Claims (9)

  1. 車両に搭載される回転電機であって、
    第1のモ−タ(102)および第2のモータ(22)を駆動するための電力変換器(111)と、
    前記電力変換器(111)を収納する電力変換器ケース(112)と、
    前記第1のモータ(102)を収納するモータケース(103)とを備え、
    前記電力変換器(111)は、前記車両の鉛バッテリよりも高い電圧の二次バッテリ(21)から給電され、
    前記電力変換器ケース(112)は前記モータケース(103)に取り付けられ、
    前記モータケース(103)の体積は前記電力変換器ケース(112)の体積よりも大きくなっていることを特徴とする回転電機。
  2. 前記第1のモ−タ(102)および前記モータケース(103)は、前記車両のエンジンルーム(1)に配置されて冷媒を圧縮する電動コンプレッサ(10)を構成するものであり、
    前記電力変換器ケース(112)は、前記電動コンプレッサ(10)に直接的または間接的に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記電力変換器ケース(112)は、前記電動コンプレッサ(10)のうち冷媒吐出口(105)よりも冷媒吸入口(104)に近い部位に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記電力変換器(111)は、前記第1のモータ(102)を駆動する第1のインバータ(111a)と、前記第2のモータ(22)を駆動する第2のインバータ(111b)とを有し、
    前記第1のインバータ(111a)および前記第2のインバータ(111b)は、前記電力変換器ケース(112)の内部空間のうち前記電動コンプレッサ(10)側の部位に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の回転電機。
  5. 前記第2のモ−タ(22)は、前記電動コンプレッサ(10)の駆動電力以下の電力で駆動されるモータであり、
    前記第1のインバータ(111a)および前記第2のインバータ(111b)は、前記第2のインバータ(111b)よりも前記第1のインバータ(111a)の方が前記電動コンプレッサ(10)の冷媒吸入口(104)の近くに位置しているという配置関係になっていることを特徴とする請求項4に記載の回転電機。
  6. 前記電力変換器(111)を構成する複数個の素子のうち発熱が比較的大きい少なくとも1つの素子は、前記モータケース(103)のうち前記電力変換器ケース(112)側の壁面(103c)に直接的または間接的に取り付けられていることを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1つに記載の回転電機。
  7. 前記電力変換器(111)を構成する複数個の素子のうち発熱が比較的大きい2つ以上の素子は、前記モータケース(103)のうち前記電力変換器ケース(112)側の壁面(103c)に直接的または間接的に取り付けられ、
    前記2つ以上の素子は、より発熱の大きい素子の方が他の素子よりも前記冷媒吸入口(104)の近くに位置しているという配置関係になっていることを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1つに記載の回転電機。
  8. 前記電力変換器ケース(112)は、前記電動コンプレッサ(10)のうち前記第1のモ−タ(102)の軸方向における端部に取り付けられていることを特徴とする請求項2ないし7のいずれか1つに記載の回転電機。
  9. 前記電力変換器ケース(112)は、前記電動コンプレッサ(10)に対して前記第1のモ−タ(102)の径方向に取り付けられていることを特徴とする請求項2ないし7のいずれか1つに記載の回転電機。
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