JP2006300038A - 強制冷却式車両用モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成が簡素な車両用統合インバータ装置を提供すること。
【解決手段】電動コンプレッサ1を駆動するインバータと、電動のウオーターポンプ2を駆動するインバータとは一体に形成されて統合インバータ装置5を構成し、この統合インバータ装置5は室内側熱交換器6と電動コンプレッサ1とを連通する低圧冷媒配管13、15を連結するジョイントプレート12に固定されている。これにより冷却構造の簡素化、インバータ構造の簡素化を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷却流体により強制冷却される車両用モータ制御装置の改良に関する。本発明はたとえばハイブリッド車などに搭載されるモータの制御装置に適用される。
各種の車両用モータの高効率化のためにブラシレスDCモータの採用が増えつつあり、かつ、モータの大型化が進んでいる。この傾向は、ハイブリッド車など電力エネルギーを多用する車両では一層強くなっている。このようなブラシレスDCモータの駆動には、インバータ装置が必要となる。アイドルストップ車やハイブリッド車更には燃料電池車では、車両空調用冷凍サイクル装置のコンプレッサ駆動モータが必須となるが、コンプレッサ駆動モータのインバータ装置は、車両走行用モータと並んで発熱が大きいため車両空調用冷凍サイクル装置の低温冷媒ガスによる強制冷却が重要となっている。下記特許文献1、2は、コンプレッサ駆動モータの強制冷却型インバータ装置をコンプレッサ・モータと一体化してすることにより、低温冷媒ガスによる強制冷却型インバータ装置の冷却構造を簡素化することを記載している。以下、この構造をコンプレッサ一体型インバータ装置と称するものとする。
特開2003−262187号公報 特開2003−322082号公報
しかしながら、上記した特許文献のコンプレッサ一体型インバータ装置は、コンプレッサ・モータの体格が大きくなり、たとえばエンジンルームにおける設置スペース取りが難しくなるという問題があった。また、ハイブリッド車やアイドルストップ車では、コンプレッサ・モータをエンジン近傍に配置することが多く、コンプレッサ・モータと一体化されたインバータ装置がエンジン周りの高温環境の影響を受ける可能性が大きくなり、そのためにインバータ装置の冷却熱負荷が大きくなり、燃費に影響するという問題も生じた。更に、比較的十分な設置スペースが存在するエンジンルームの下部空間にコンプレッサ・モータを配置した場合、車両水没時にインバータ装置が水没する可能性が生じるため、防水性を向上する必要性があるという問題も生じた。
もちろん、コンプレッサ・モータ駆動用のインバータ装置をコンプレッサ・モータから分離することも可能であるが、この場合には、コンプレッサ・モータ駆動用のインバータ装置の冷却機構特に配管の引き回しが複雑となるという問題、コンプレッサ・モータ駆動用のインバータ装置以外の種々の車載モータのインバータとの付設冷却機構を含めた設置スペースの取り合いの問題が一層深刻化するという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、エンジンルームにおける機器場所取りを容易化するとともに、冷却機構を含めた構成の簡素化と経済性の向上とを実現する強制冷却式車両用モータ制御装置を提供することをその目的としている。
上記課題を解決する第一発明の強制冷却式車両用モータ制御装置は、車両に搭載された複数のモータを駆動制御するとともに車載流体冷却機構からの冷却流体により冷却される複数の強制冷却型インバータ装置を備え、前記各強制冷却型インバータ装置は、回路基板と、前記回路基板に実装されるモータ電流制御用のスイッチング素子を有するインバータ回路と、前記回路基板及びインバータ回路を内蔵するケースとを有する強制冷却式車両用モータ制御装置において、前記冷却流体は、車両空調用冷凍サイクル装置により冷却された冷却風、車両空調用冷凍サイクル装置の低温冷媒ガス、及び、外気冷却間接熱交換器を通じて外気により放熱する冷却水の少なくとも一つにより構成され、前記複数のモータは、前記冷却水を循環させるウオーターポンプ、車両走行モータ、電動ステアリング装置、冷却ファン、及びオイルポンプのうちの少なくとも一つと、前記車両空調用冷凍サイクル装置のコンプレッサとを少なくとも個別に駆動し、前記各強制冷却型インバータ装置は、前記各インバータ回路の電気配線の少なくとも一部、及び、前記インバータ冷却機構の冷却流体経路の少なくとも一部が共通とされるとともに互いに一体化されてなる統合インバータ装置を構成していることを特徴としている。
すなわち、この発明は、コンプレッサ・モータ駆動用のインバータ装置とその他のモータ駆動用のインバータ装置を一体化し、共通の冷却機構の冷却流体により冷却する。このようにすれば、この種の強制冷却型インバータ装置のうち相当のスペースを必要とする冷却機構を縮小することができるためエンジンルーム内の設置スペースを減らすことができ、場所取りを簡単化することができる。そのうえ、冷却機構たとえば熱交換構造や配管なども簡単化することができる。また、ブスバーや配線の簡素化やインバータ装置の各部材の共用により更なる小型軽量化や部品点数の低減も実現することができる。
この統合インバータ装置は、従来のようにコンプレッサ・モータと一体配置してもよく、コンプレッサ・モータとは独立に配置してもよい。独立配置する場合でもエンジンルーム内の場所取りが容易となる。
好適な態様において、前記統合インバータ装置は、前記各インバータ回路を収容する共通ケースを有する。これにより、部品点数の低減、コンパクト化を図ることができる。
好適な態様において、前記統合インバータ装置は、前記車両のエンジンルームに分散配置された前記複数のモータから中間距離の位置に配置される。これにより、ケーブル特にモータとの間のスイッチングノイズを含むインバータ出力電流配線を短縮できるため、車両重量の軽減やノイズ低減を実現することができる。
好適な態様において、前記統合インバータ装置は、前記複数のモータのうち大出力側の前記モータ寄りに配置される。これにより、ケーブル抵抗による電力損失を減らし、ケーブル重量を減らすことができる。
好適な態様において、前記回路基板は、前記各インバータ回路の前記スイッチング素子が固定されて前記冷却流体により冷却される共通のヒートシンクを有する。これにより、部品点数の削減、小型軽量化、冷却構造の簡素化を実現することができる。
好適な態様において、前記共通のヒートシンクは、前記車両空調用冷凍サイクル装置のコンプレッサと室内側熱交換器とを連結する低圧冷媒配管に直接又は熱伝導性に優れた部材を介して接して固定されている。これにより、冷却機構を複雑化することなく、複数のインバータ装置を良好に冷却することができる。
上記課題を解決する第二発明の強制冷却式車両用モータ制御装置は、車両に搭載されたモータを駆動制御するとともに車載流体冷却機構からの冷却流体により冷却される強制冷却型インバータ装置を備え、前記強制冷却型インバータ装置は、回路基板と、前記回路基板に実装されるモータ電流制御用のスイッチング素子を有するインバータ回路と、前記回路基板及びインバータ回路を内蔵するケースとを有する強制冷却式車両用モータ制御装置において、前記冷却流体は、車両空調用冷凍サイクル装置の低温冷媒ガスにより構成され、前記回路基板は、前記インバータ回路の前記スイッチング素子が固定されて前記冷却流体により冷却されるヒートシンクを有し、前記ヒートシンクは、車両のファイアウオールに固定されて前記車両空調用冷凍サイクル装置のコンプレッサと室内側熱交換器とを連結する低圧冷媒配管の接続を行うジョイントプレートに固定されるか又は前記ジョイントプレートにより構成されていることを特徴としている。
すなわち、車両空調用冷凍サイクル装置の室内側間接熱交換器側の低圧冷媒配管とコンプレッサ側の低圧冷媒配管とは、車両のエンジンルームと車室とを区画分離するファイアウオールの位置にてジョイントプレートにより連結される。このジョイントプレートは低圧冷媒配管を流れる低温冷媒ガスにより低温となっているうえ、インバータ装置を固定するのに好都合な形状を有している。本発明はジョイントプレートのこの利点を利用したものであり、簡素な冷却構造にて良好なインバータ装置の冷却が可能となる。更に、エンジンルーム後部のファイアウオール近傍は、スペースの余裕もあり、エンジンなどの高温機器からも離れているため、インバータ装置にとって更に好都合である。
好適な態様において、前記ジョイントプレートは、前記ファイアウオールの上部に固定される。これにより、水没時にもインバータ装置への水の侵入の危険を減らすことができる。
本発明をハイブリッド車に適用した好適実施例を以下具体的に説明する。ただし、本発明は下記の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術思想を他の公知技術又は同様の技術の組み合わせにより実現してもよい。
(実施例1)
実施例1の強制冷却式車両用モータ制御装置の配置を、図1及び図2を参照して説明する。図1はコンプレッサ・モータ及びウオーターポンプ駆動制御用の統合インバータ装置の配置と冷却とを説明するための車両の模式平面図、図2は同模式縦断面図である。
(全体構造)
1は電動コンプレッサ(上記で言うコンプレッサ・モータ)、2は電動のウオーターポンプ、3はエンジン、4は高電圧バッテリ、5は統合インバータ装置、6は室内側熱交換器(エバポレータ)、7は室外側熱交換器(コンデンサ)、8は膨張弁、9はファイアウオール、10はエンジンルーム、11は車室、12はジョイントプレート、13はエンジンルーム側の低圧冷媒配管、14はエンジンルーム側の高圧冷媒配管、15は車室側の低圧冷媒配管、16は車室側の高圧冷媒配管、17は電子制御装置(ECU)である。
電動コンプレッサ1及びウオーターポンプ2は、エンジンルーム10内にてエンジン3の両側に別々に配置されている。電動コンプレッサ1及びウオーターポンプ2を駆動制御する統合インバータ装置5もエンジンルーム10内に配置されている。電動コンプレッサ1は、この実施例ではエンジン停止時のみ電動駆動され、エンジン運転時は図示しない電磁クラッチ及びベルト伝動機構を通じてエンジンから駆動される構成とされているが、全期間にわたって電動駆動されてもよい。
高電圧バッテリ4、室内側熱交換器6、膨張弁8及びECU17は車室11内に配置され、室外側熱交換器7は走行風を利用するべくエンジンルーム10の前部に配置されている。室内側熱交換器6は車室11の前部に配置されている。
ファイアウオール9は、エンジンルーム10と車室11とを区画する鋼板製の隔壁からなり、ファイアウオール9のエンジンルーム10側にはジョイントプレート12が熱絶縁シートを介して固定されている。ジョイントプレート12の前面には統合インバータ装置5が固定されている。
電動コンプレッサ1から出た高圧冷媒ガスは、室外側熱交換器7にて凝縮された後、冷却された後、高圧冷媒配管14、ジョイントプレート12、高圧冷媒配管16、膨張弁8、低圧冷媒配管15を順次経由して室内側熱交換器6に送られ、室内側熱交換器6にて気化した後、低圧冷媒配管15、ジョイントプレート12、低圧冷媒配管13を通じて電動コンプレッサ1に還る。なお、熱損失を減らすために、高圧冷媒配管14、16を連結するジョイントプレートと、低圧冷媒配管13、15を連結するジョイントプレート12とを分離してもよい。
18〜20はケーブルであり、ケーブル18は統合インバータ装置5から電動コンプレッサ1へモータ駆動電力を伝送し、ケーブル19は統合インバータ装置5からウオーターポンプ2へモータ駆動電力を伝送し、ケーブル20は高電圧バッテリ4から統合インバータ装置5への直流電力を伝送している。21はECU17と統合インバータ装置5との交信のための通信ケーブルである。実際にはその他に種々の付属機器やケーブルやセンサなどが存在するが、発明要旨に関係がないため図示説明は省略される。
したがって、統合インバータ装置5は、電動コンプレッサ1のほぼ直後方に配置されて、室内側熱交換器6から出て低圧冷媒配管13、15を流れる低温冷媒ガスによりジョイントプレート12を通じて冷却される。
(統合インバータ装置5の回路構成)
統合インバータ装置5の回路系を図3に示すブロック回路図を参照して更に詳しく説明する。
統合インバータ装置5は、ケース50、ケース50に内蔵乃至一体固定されたヒートシンク51を有し、ヒートシンク51上には高電圧電源回路52及びインバータ53が実装されている。また、統合インバータ装置5は、インバータ制御用のCPU54、高電圧入力回路55、低電圧電源回路56、低電圧入出回路(I/O)57、絶縁回路58を有している。
高電圧電源回路52は、高電圧バッテリ4から給電された高電圧を昇圧するDCDCコンバータであるが、昇圧不要であれば省略可能である。インバータ53は、高電圧電源回路52から受電した高電圧電力を電動コンプレッサ1及び電動のウオーターポンプ2のモータ部に給電する三相交流電力を発生するための2つのインバータ回路を有している。
高電圧電源回路52は、絶縁回路58の高電圧側、CPU54及び高電圧入力回路(高電圧側の入力インターフェイス)55に制御電圧を給電し、低電圧電源回路56は図示しない補機バッテリから給電した低電圧直流電力を定電圧化してI/O57及び絶縁回路58の低電圧側に給電している。
CPU54は、ECU17とI/O57及び絶縁回路58を通じて交信し、また電動コンプレッサ1及び電動のウオーターポンプ2の内部状態を高電圧入力回路(高電圧側の入力インターフェイス)55を通じて受信し、これら受信信号に基づいてインバータ53を駆動制御する。絶縁回路58はいわゆるフォトカプラのごとき入出力電気絶縁回路である。
すなわち、この実施例の統合インバータ装置5は、共通ケースであるケース50内に配置された共通ヒートシンクであるヒートシンク51を有し、このヒートシンク51上には、2つのモータを個別に駆動制御するインバータ53が固定されている。他の回路はケース50内に固定された不図示のプリント基板に実装されている。
上記構成によれば、各種回路部品及び配線の共用化により装置の体格重量を軽減することができる。また、ヒートシンク51の冷却構造特にその冷却流体循環用の配管系の共用により更なる小型軽量化を図ることができる。
(統合インバータ装置5の配置)
統合インバータ装置5の配置を図4を参照して更に詳しく説明する。
ジョイントプレート12は配管連結用の貫通孔120をもつ厚板状のアルミブロックからなり、その一主面には、貫通孔120の一端に連通するように低圧冷媒配管13の先端がろう付けされている。貫通孔120の他端には低圧冷媒配管15の先端が挿入されている。低圧冷媒配管15の先端部にはOリング150をジョイントプレート12に押しつけるための鍔部151が設けられている。低圧冷媒配管13は、統合インバータ装置5のヒートシンク51に設けられた貫通孔を貫通しており、締め付けボルト511、512をヒートシンク51の遊孔を貫通してジョイントプレート12に締結することにより、ヒートシンク51は鍔部151を押圧し、鍔部151はOリング150を圧縮して低圧冷媒配管15をジョイントプレート12に気密に連結する。同時に、統合インバータ装置5のヒートシンク51の底面510はジョイントプレート12の他主面に密着される。統合インバータ装置5のヒートシンク51には統合インバータ装置5のアルミ製のケース50が締結固定されており、ケース50内には既述した種々の回路部品が収容されている。
これにより、統合インバータ装置5のヒートシンク51はジョイントプレート12に良好に固定され、かつ、ジョイントプレート12を通じて低温冷媒ガスにより良好に冷却される。なお、ヒートシンク51はジョイントプレート12と一体に形成されてもよい。
(インバータ53の回路構成)
インバータ53の回路構成を図5に示すブロック回路図を参照して更に詳しく説明する。
インバータ53は、電動コンプレッサ1駆動用の3相インバータ回路531と、電動のウオーターポンプ駆動用の3相インバータ回路532と、ゲートコントローラ533とを有している。3相インバータ回路531、532はそれぞれ3対のハーフブリッジからなり、各ハーフブリッジは、周知のように上アームのスイッチング素子534と下アームのスイッチング素子535とを直列接続してなり、各上アーム素子534の高電位側主電極端子は高電位側のバスバー536に、各下アーム素子535の低電位側主電極端子は低電位側のバスバー537に接続され、各ハーフブリッジの交流出力端子は、3相ケーブル18、19により電動コンプレッサ1及び電動のウオーターポンプ2のモータ端子に接続されている。ゲートコントローラ533は、ECU17からの信号に基づいて各スイッチング素子を断続制御する。
(インバータ53の内部構造)
インバータ53の内部構造を図6を参照して説明する。
ヒートシンク51の内側の主面512には図示しない電気絶縁シートを通じてバスバー536、537が固定されている。ただし、図6ではバスバー537のみ図示する。バスバー537には合計6つの下アーム素子535が接合されており、これら各下アーム素子535の上面には、交流出力用のバスバー538U、538V、538Wが個別に接合されている。ただし、図6は、3個の下アーム素子535のみ図示する。同様に、ヒートシンク51に電気絶縁シートを通じて固定された図示しないバスバー536には合計6つの上アーム素子534が接合されており、これら各上アーム素子534の上面には、交流出力用のバスバー538U、538V、538Wが個別に接合されている。各スイッチング素子はケース50により囲覆されている。高電圧電源回路52を構成するDCDCコンバータのスイッチング素子も上記と同様にヒートシンク51に固定されている。
このようにすれば、大きな発熱を生じる各スイッチング素子を簡素な冷却構造にて良好に冷却することができる。
(変形態様)
上記説明した統合インバータ装置5及びその冷却系の変形態様を以下に説明する。
冷却流体として、上記低温冷媒ガスの代わりに、この低温冷媒ガスにより冷却されて室内側熱交換器6から送出される冷却風を用いてもよい。この場合、統合インバータ装置5は室内側熱交換器6内に収容されることが好適である。もしくは、室内側熱交換器6から送出される冷却風をダクトにより分岐して統合インバータ装置5に送ってもよい。
その他、低温冷媒ガスにより冷却されて高電圧バッテリ4に送られる冷却風や低温冷媒ガスを用いて統合インバータ装置5を冷却してもよい。この場合も、統合インバータ装置5は高電圧バッテリ4に内蔵してもよく、又は高電圧バッテリ4から出た低温冷媒ガス又は冷却風を統合インバータ装置5に送ってもよい。
その他、冷却流体として冷却水を用いてもよい。この場合、この冷却水は間接熱交換器により冷却されることが好ましい。統合インバータ装置5をこの間接熱交換器に一体に固定すると統合インバータ装置5冷却用の冷却水配管を簡素化することができる。
電動コンプレッサ1駆動用のインバータとともに統合インバータ装置5に統合するインバータとしては、ウオーターポンプ用のインバータの他、車両走行モータ用、電動ステアリング装置用、冷却ファン用、及びオイルポンプ用のインバータを採用することができる。更に3個以上のインバータを一体化してもよい。
統合インバータ装置5の配置位置としては、ジョイントプレート12の他、従来同様に電動コンプレッサ1と一体化してもよいが、統合インバータ装置5の冷却配管を考えると、統合インバータ装置5はそれを冷却する冷却流体が流れる既設の熱交換器又は管材又はダクトと一体化することが特に好適である。
ヒートシンク51をバスバーとしてもよく、この場合にはジョイントプレート12とヒートシンク51とを電気絶縁することが好適である。
統合インバータ装置5は、上記実施例では、電動コンプレッサ1とウオーターポンプ2との中間距離の位置に配置された。なお、ここで言う中間距離の位置とは、電動コンプレッサ1と統合インバータ装置5との間の直線距離と、ウオーターポンプ2と統合インバータ装置5との直線距離との差が、電動コンプレッサ1とウオーターポンプ2との直線距離よりも短い場合を意味する。これにより、ケーブル18、19の延長距離を短縮してケーブル抵抗損失の低減を図ることができる。また、統合インバータ装置5はウオーターポンプ2よりも電動コンプレッサ1寄りに配置した。これにより、ケーブル19よりも大電流が流れるケーブル18の延長距離を短縮し、ケーブル抵抗損失を低減することができる。
その他、統合インバータ装置5をジョイントプレート12を介することなく低圧冷媒配管13又は15に直接又は熱伝導性部材を介して固定してもよい。
コンプレッサ・モータ及びウオーターポンプ駆動制御用の統合インバータ装置の配置と冷却とを説明するための車両の模式平面図である。 同模式縦断面図である。 統合インバータ装置の回路系示すブロック回路図である。 統合インバータ装置5の配置を示す側面図である。 インバータの回路構成を示すブロック回路図である。 インバータの内部構造を示す縦断面図である。
符号の説明
1 電動コンプレッサ(上記で言うコンプレッサ・モータ)
2 電動のウオーターポンプ
3 エンジン
4 高電圧バッテリ
5 統合インバータ装置
6 室内側熱交換器(エバポレータ)
7 室外側熱交換器(コンデンサ)
8 膨張弁
9 ファイアウオール
10 エンジンルーム
11 車室
12 ジョイントプレート
13 エンジンルーム側の低圧冷媒配管
14 エンジンルーム側の高圧冷媒配管
15 車室側の低圧冷媒配管
16 車室側の高圧冷媒配管
17 電子制御装置(ECU)
18〜20 ケーブル
21 通信ケーブル
50 ケース
51 ヒートシンク
52 高電圧電源回路
53 インバータ
54 CPU
55 高電圧入力回路
56 低電圧電源回路
57 低電圧入出回路(I/O)
58 絶縁回路
120 貫通孔
150 Oリング
151 鍔部
531 電動コンプレッサ駆動用の3相インバータ回路
532 電動のウオーターポンプ駆動用の3相インバータ回路
533 ゲートコントローラ
534 上アームのスイッチング素子
535 下アームのスイッチング素子
536 高電位側のバスバー
537 低電位側のバスバー
538U、538V、538W 交流出力用のバスバー

Claims (8)

  1. 車両に搭載された複数のモータを駆動制御するとともに車載流体冷却機構からの冷却流体により冷却される複数の強制冷却型インバータ装置を備え、前記各強制冷却型インバータ装置は、回路基板と、前記回路基板に実装されるモータ電流制御用のスイッチング素子を有するインバータ回路と、前記回路基板及びインバータ回路を内蔵するケースとを有する強制冷却式車両用モータ制御装置において、
    前記冷却流体は、車両空調用冷凍サイクル装置により冷却された冷却風、車両空調用冷凍サイクル装置の低温冷媒ガス、及び、外気冷却間接熱交換器を通じて外気により放熱する冷却水の少なくとも一つにより構成され、
    前記複数のモータは、前記冷却水を循環させるウオーターポンプ、車両走行モータ、電動ステアリング装置、冷却ファン、及びオイルポンプのうちの少なくとも一つと、前記車両空調用冷凍サイクル装置のコンプレッサとを少なくとも個別に駆動し、
    前記各強制冷却型インバータ装置は、前記各インバータ回路の電気配線の少なくとも一部、及び、前記インバータ冷却機構の冷却流体経路の少なくとも一部が共通とされるとともに互いに一体化されてなる統合インバータ装置を構成していることを特徴とする強制冷却式車両用モータ制御装置。
  2. 請求項1記載の強制冷却式車両用モータ制御装置において、
    前記統合インバータ装置は、
    前記各インバータ回路を収容する共通ケースを有する強制冷却式車両用モータ制御装置。
  3. 請求項1記載の強制冷却式車両用モータ制御装置において、
    前記統合インバータ装置は、
    前記車両のエンジンルームに分散配置された前記複数のモータから中間距離の位置に配置される強制冷却式車両用モータ制御装置。
  4. 請求項3記載の強制冷却式車両用モータ制御装置において、
    前記統合インバータ装置は、
    前記複数のモータのうち大出力側の前記モータ寄りに配置される強制冷却式車両用モータ制御装置。
  5. 請求項1記載の強制冷却式車両用モータ制御装置において、
    前記回路基板は、
    前記各インバータ回路の前記スイッチング素子が固定されて前記冷却流体により冷却される共通のヒートシンクを有する強制冷却式車両用モータ制御装置。
  6. 請求項5記載の強制冷却型インバータ装置において、
    前記共通のヒートシンクは、
    前記車両空調用冷凍サイクル装置のコンプレッサと室内側熱交換器とを連結する往復一対の低圧冷媒配管に直接又は熱伝導性に優れた部材を介して接して固定されている強制冷却式車両用モータ制御装置。
  7. 車両に搭載されたモータを駆動制御するとともに車載流体冷却機構からの冷却流体により冷却される強制冷却型インバータ装置を備え、前記強制冷却型インバータ装置は、回路基板と、前記回路基板に実装されるモータ電流制御用のスイッチング素子を有するインバータ回路と、前記回路基板及びインバータ回路を内蔵するケースとを有する強制冷却式車両用モータ制御装置において、
    前記冷却流体は、車両空調用冷凍サイクル装置の低温冷媒ガスにより構成され、
    前記回路基板は、前記インバータ回路の前記スイッチング素子が固定されて前記冷却流体により冷却されるヒートシンクを有し、
    前記ヒートシンクは、
    車両のファイアウオールに固定されて前記車両空調用冷凍サイクル装置のコンプレッサと室内側熱交換器とを連結する往復一対の低圧冷媒配管の接続を行うジョイントプレートに固定されるか又は前記ジョイントプレートにより構成されていることを特徴とする強制冷却式車両用モータ制御装置。
  8. 請求項7記載の強制冷却型インバータ装置において、
    前記ジョイントプレートは、前記ファイアウオールの上部に固定されることを特徴とする強制冷却式車両用モータ制御装置。
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