JP5656554B2 - インバータ一体型電動圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、ハウジング外周に設けられたインバータボックスの内部にインバータを設置して構成されるインバータ一体型電動圧縮機に関する。
近年、内燃機関で走行する自動車以外に、電気自動車やハイブリッド自動車、あるいは燃料電池自動車のように、電気の動力を利用して走行する車両の開発及び市場への投入が急速に進んでいる。このような電気を動力とする自動車用の空調装置は、その多くが冷媒を圧縮して送出する圧縮機についても、駆動源として電気を動力とする電動機を用いた電動圧縮機が用いられる。
また、内燃機関で走行する自動車の空調装置においても、走行用の内燃機関により電磁クラッチを介して駆動される圧縮機の代わりに、電磁クラッチの断続に伴うドライバビリティーの低下を改善するため、電動圧縮機を使用したものがある。
こうした電動圧縮機としては、圧縮機構及び電動機をハウジング内に一体的に内蔵した密閉型電動圧縮機が採用され、さらには、電源から入力される電力を、インバータを介して電動機に供給するようにし、空調負荷に応じて圧縮機の回転数を可変制御できるようにしたものが多く採用されている。このような電動圧縮機には、ハウジング外周に設けられたインバータボックスの内部にインバータを設置して構成されるインバータ一体型電動圧縮機(以下、「電動圧縮機」と呼ぶ)がある。
図2及び図3に示す従来の電動圧縮機1は、ステータ部及びロータ部を有する電動機部10と、電動機部10を作動させるためのインバータを含む駆動回路部20と、電動機部10によって回転駆動されて冷媒(流体)を圧縮する圧縮部30とを備え、外殻をなすアルミニウム合金製のハウジング2に一体化されている。このハウジング2は、圧縮機側ハウジング3と電動機側ハウジング4とに分割され、両ハウジング3,4の間に軸受ハウジング5を挟み込んだ状態にして、ボルト6を締め付けて一体に固定されている。
圧縮機側ハウジング3内には、公知のスクロール圧縮機構を備えた圧縮部30が組み込まれている。また、電動機側ハウジング4内には、電動機部10を構成するステータ11及びロータ12が組み込まれている。
圧縮部30と電動機部10との間は、主軸13を介して連結され、電動機部10を回転させることにより、圧縮部30が駆動されるように構成されている。なお、図中の符号14は軸受ハウジング5に保持されたメインベアリング、符号15は電動機側ハウジング4の端部に保持されたサブベアリングである。
また、電動機側ハウジング4の端部には、図示しない冷媒吸入口が設けられており、該冷媒吸入口には冷凍サイクルの吸入配管が接続され、低圧の冷媒ガスが電動機側ハウジング4内に吸入されるようになっている。この冷媒ガスは、電動機側ハウジング4内を流通して電動機部10を冷却した後に圧縮部30のスクロール圧縮機構に吸い込まれ、そこで圧縮されて高温高圧の冷媒ガスとなり、圧縮機側ハウジング3の端部に設けられている図示しない吐出口から冷凍サイクルの吐出配管へと吐出される。
電動機部10は、駆動回路部20のインバータを介して駆動され、空調負荷に応じて回転数が可変制御されるものである。インバータを含む駆動回路部20は、ハウジング2の外周に一体に形成されたインバータボックス21の内部に収納設置されている。インバータはパワー基板22やCPU基板23を主要な構成部品とし、一方のパワー基板22は、平滑コンデンサ24やパワーモジュール25等の発熱素子を備えており、他方のCPU基板23は、CPU等の低電圧で動作する素子を備えている。
また、インバータボックス21の底面は、電動機側ハウジング4の外壁を構成する部分であり、この外壁には、発熱素子を備えたパワー基板22や蓋部材26と平行な放熱用平面部27が形成されている。そして、放熱用平面部27上には、たとえばアルミニウム合金製等の良熱伝導性材料から形成されたプレート状の熱伝導部材28が敷設されており、この熱伝導部材28がアルミニウム合金製の電動機側ハウジング4に当接している。
なお、上述した発熱素子の平滑コンデンサ24及びパワーモジュール25は、熱伝導部材28に接して設置されている。
このような電動圧縮機1には、吸入冷媒によって駆動回路部20のインバータ及び電動機部10を冷却するものがある。
すなわち、圧縮部30へ吸入されて圧縮される前の吸入冷媒を冷却用媒体とし、この冷却用媒体が電動機部10の内部を主軸13と略平行に通過して流れるようにするため、たとえば図3に示すように、ステータ11の外周とハウジング2を構成する電動機側ハウジング4の内周面4aに設けた溝7とにより形成した複数の媒体流路8を円周方向に配置している。図示の例では、流路断面積を同じにした合計6本の媒体流路8を備えており、放熱用平面部27の真下に設けた媒体流路8から周方向へ等ピッチに配置されている。
また、下記の特許文献1には、ステータ外周面に設けた溝とハウジング内周面とによって形成した通路に圧縮前の冷媒を流す電動圧縮機が開示されている。この従来技術では、駆動回路部が取り付けられた部分に設けられる通路の断面積を、それ以外の部分に設けられるものより大きくしている。
特許第3818213号公報
ところで、上述した図2及び図3の従来技術によれば、媒体流路8の流路断面積が全て同じであるため、発熱源に近く大きな熱影響を受ける媒体流路8を流れる冷媒の温度が高くなる。このため、電動機側ハウジング4内を流れる冷媒には、周方向の温度分布が生じてしまう。
このような温度分布は、電動機部10の温度を不均一にするので、電動機効率やステータ保持力を低下させる原因となる。このため、電動機側ハウジング4内を流れる冷媒の周方向温度分布は、電動圧縮機1の信頼性を損なう要因となり、改善が望まれている。
一方、特許文献1に記載された従来技術は、駆動回路部に近い通路の断面積をそれ以外の部分より大きくしている。このため、冷媒の主流は、流路抵抗が小さく断面積の大きい通路を流れ、従って、駆動回路部から遠く断面積の小さい流路では、必要な冷媒流量の確保が困難になる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、冷却媒体となる冷媒の温度分布をなくすことにより、電動機の効率や信頼性を向上させたインバータ一体型電動圧縮機を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明に係るインバータ一体型電動圧縮機は、ステータ部とロータ部とを有する電動機部と、該電動機部を作動させるためのインバータを含む駆動回路部と、前記電動機部によって回転駆動されて流体を圧縮する圧縮部とがハウジングに一体化されているインバータ一体型電動圧縮機において、前記圧縮部へ吸入されて圧縮される前の流体を冷却用媒体として前記電動機部の内部を前記電動機部の回転軸と略平行に通過して流れるようにするため、前記ステータ部の外周と前記ハウジングの内周面に設けた溝とにより円周方向へ等ピッチに配置された複数の媒体流路を形成し、該媒体流路の流路断面積が、前記駆動回路部に近い位置で最も大きく、かつ、前記駆動回路部に近い位置から180度回転させた位置で最も小さくなるように、前記駆動回路部から遠い位置程段階的に小さくなるように設定されていることを特徴とするものである。
このようなインバータ一体型電動圧縮機によれば、圧縮部へ吸入されて圧縮される前の流体を冷却用媒体として電動機部の内部を電動機部の回転軸と略平行に通過して流れるようにするため、ステータ部の外周とハウジングの内周面に設けた溝とにより円周方向へ等ピッチに配置された複数の媒体流路を形成し、該媒体流路の流路断面積が、前記駆動回路部に近い位置で最も大きく、かつ、前記駆動回路部に近い位置から180度回転させた位置で最も小さくなるように、前記駆動回路部から遠い位置程段階的に小さくなるように設定されているので、発熱体となる駆動回路部に近い媒体流路の流路断面積を最大にして冷却用媒体の流量配分を増すことができる。このため、ハウジングの円周方向に配置した複数の媒体流路を流れる冷却用媒体は、発熱体に近く流路断面積の大きい媒体流路を流れる冷却用媒体の温度低下により、ハウジング内の周方向に生じていた温度分布が解消されて均一化する。
上記の発明において、前記駆動回路部の設置面下部を通る前記媒体流路の壁面に放熱促進部を設けることが好ましく、これにより、発熱体となる駆動回路部の冷却効率が向上する。この場合に好適な放熱促進部としては、たとえばディンプルやフィン等のように、冷却用媒体と接する表面積を増すものがある。
上記の発明において、前記ハウジングは、前記駆動回路部との接続部にくびれを設けて周方向の肉厚を略一定にすることが好ましく、これにより、周方向のステータ保持力が略一定になる。
上述した本発明のインバータ一体型電動圧縮機によれば、ハウジングの円周方向に配置した複数の媒体流路を流れる冷却用媒体は、発熱体に近く流路断面積の大きい媒体流路の流量配分が増し、冷却用媒体の温度が低下することにより、ハウジングの周方向に生じていた温度分布が解消されて均一化するので、電動圧縮機の効率向上や信頼性向上という顕著な効果が得られる。
また、冷媒温度に周方向の分布がある場合と比較して、発熱体に近い冷却用媒体の温度が低下するので、インバータ温度を低くして運転範囲の拡大が可能になるという効果も得られる。
本発明に係るインバータ一体型電動圧縮機の一実施形態を示す軸方向と直交する方向の縦断面図である。 インバータ一体型電動圧縮機の従来例を示す軸方向の縦断面図である。 図2のA−A断面図(軸方向と直交する方向の断面)である。
以下、本発明に係るインバータ一体型電動圧縮機(以下、「電動圧縮機」と呼ぶ)の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す実施形態の電動圧縮機1Aは、図2に示した電動圧縮機1の軸方向と直交する方向の縦断面図である。なお、図1の縦断面図は、図2のA−A断面を示す従来構造の図3に対応しており、従って、図2及び図3と同様の部分には同じ符号を付す。
電動圧縮機1Aは、図1及び図3に示すように、ステータ(ステータ部)11及びロータ(ロータ部)12を有する電動機部10Aと、電動機部10Aを作動させるためのインバータを含む駆動回路部20と、電動機部10Aによって回転駆動されて流体を圧縮する圧縮部30とを備え、電動機部10A、駆動回路部20及び圧縮部30がハウジング2に一体化された構成となっている。
この電動圧縮機1Aは、たとえば電気自動車やハイブリット自動車等のように、電気を動力として走行する車両の空調装置に使用され、低圧の冷媒ガスを吸い込んで圧縮した高温高圧の冷媒ガスを冷凍サイクルに供給する。
電動圧縮機1Aの外殻をなすハウジング2は、圧縮機側ハウジング3と電動機側ハウジング4とに分割されたルミニウム合金製である。なお、ハウジング2は、圧縮機側ハウジング3と電動機側ハウジング4との間に軸受ハウジング5を挟み込み、ボルト6を締め付けて一体に固定されている。
一方の圧縮機側ハウジング3内には、スクロール圧縮機構を備えた圧縮部30が組み込まれ、他方の電動機側ハウジング4内には、電動機部10Aを構成するステータ11及びロータ12が組み込まれている。そして、圧縮部30と電動機部10Aとの間は、主軸13を介して連結されており、従って、電動機部10を回転させると圧縮部30が駆動されて回転する。
電動機部10Aは、駆動回路部20のインバータを介して駆動され、空調負荷に応じて回転数が可変制御される。インバータを含む駆動回路部20は、ハウジング2の外周に一体に形成されたインバータボックス21の内部に収納設置されている。
インバータは、たとえば図2に示すように、パワー基板22やCPU基板23を主要な構成部品とし、一方のパワー基板22は、平滑コンデンサ24やパワーモジュール25等の発熱素子を備えており、他方のCPU基板23は、CPU等の低電圧で動作する素子を備えている。
上述したインバータボックス21の底面は、電動機側ハウジング4の外壁と共通の部分であり、この外壁には、発熱素子の平滑コンデンサ24及びパワーモジュール25が接する放熱用平面部27が設けられている。なお、放熱用平面部27と平滑コンデンサ24及びパワーモジュール25との間には、たとえばアルミニウム合金製等のように、良熱伝導性材料から形成されたプレート状の熱伝導部材28を介在させている。
そして、本実施形態では、圧縮部30へ吸入されて圧縮される前の流体(低圧の冷媒ガス)を冷却用媒体とし、この冷却用媒体が電動機部10Aの内部を流れるように、ステータ11の外周とハウジング2の内周面に設けた溝7とにより、円周方向へ配置された複数の媒体流路8A,8B,8C,8Dを形成している。すなわち、冷却用媒体が電動機部10Aの回転軸である主軸13と略平行に通過して流れるようにするため、ステータ11の外周面と電動機側ハウジング4の内周面4aに設けた溝7とにより、円周方向へ配置された複数の媒体流路8A,8B,8C,8Dを形成している。
本実施形態の媒体流路8A,8B,8C,8Dは、その流路断面積が発熱体である平滑コンデンサ24及びパワーモジュール25を有する駆動回路部20から遠い程小さくなるように設定されている。
以下、媒体流路8A,8B,8C,8Dの流路断面積について具体的に説明する。
図示の例では、流路断面積が異なる合計6本の媒体流路8A,8B,8C,8Dを備えており、放熱用平面部27の真下に設けた媒体流路8Aから周方向へ等ピッチ(放射状の中心線位置で60度ピッチ)に配置されている。
また、媒体流路8A,8B,8C,8Dの流路断面積は、放熱用平面部27の真下で最も発熱体に近い媒体流路8Aが最も大きくなり、この媒体流路8Aから時計回り及び反時計回りの両方向へ60度回転させた位置にある一対の媒体流路8B、媒体流路8Aから時計回り及び反時計回りの両方向へ120度回転させた位置にある一対の媒体流路8C、及び媒体流路8Aから180度回転させた位置にある媒体流路8Dの順に小さく(8A>8B>8C>8D)なっている。
このような電動圧縮機1Aによれば、圧縮部30へ吸入されて圧縮される前の冷媒を冷却用媒体とし、この冷却媒体が電動機部10の内部に形成された媒体流路8A,8B,8C,8Dを通って主軸13と略平行に流れるようにするとともに、媒体流路8A,8B,8C,8Dの流路断面積が発熱源を有する駆動回路部20から遠い程小さくなるように設定したので、発熱体を有する駆動回路部20に近い媒体流路8Aの流路断面積を最大にして冷却用媒体の流量配分を増すことができる。
そして、媒体流路8A,8B,8C,8Dを流れる冷却用媒体の流量は、流路断面積が段階的に小さくなるにつれて、流路断面積に略比例して段階的に減少する。
このため、電動起側ハウジング4の円周方向に配置した複数の媒体流路8A,8B,8C,8Dを流れる冷却用媒体は、発熱体に近く流路断面積の大きい媒体流路を流れるものほど流量が増加するので、吸熱する熱容量も増大する。この結果、媒体流路通過後の媒体温度は、熱容量の増大に応じて低下するので、電動機側ハウジング4内の周方向に生じていた温度分布を解消して略均一化することができる。
すなわち、発熱体に近い位置の媒体流路を流れる冷却用媒体程流量が多く、吸熱する熱容量も大となるので、発熱体からの距離に応じて媒体流路の流路断面積を調整すれば、周方向の温度分布を略均一にすることができる。
このような温度分布の均一化は、電動機10Aに生じる温度の不均一を解消して電動機効率やステータ保持力の低下を防止するので、電動圧縮機1Aの効率や信頼性を向上させることができる。
また、冷却媒体の温度に周方向の分布がある場合と比較すれば、発熱体に近い冷却用媒体の温度が低下することにより、駆動回路部位20のインバータ温度を低くし、電動圧縮機1Aの運転可能範囲を拡大することができる。
ところで、上述した実施形態において、駆動回路部20の設置面下部を通る媒体流路8Aの壁面には、たとえばディンプルやフィン等のような放熱促進部(不図示)を設けることが望ましい。このような放熱促進部は、特に発熱源に最も近いため高い冷却能力が求められる媒体流路8Aにおいて、媒体流路8A内を流れる冷却媒体と接する表面積を増すことにより、発熱体となる駆動回路部20の冷却効率が向上する。
また、上述した実施形態のハウジング2は、駆動回路部20との接続部にくびれ9が設けられている。すなわち、ハウジング2は、駆動回路部20との接続部にくびれ9を設けたことにより、略全周にわたる円筒形状となるため、周方向の肉厚を略一定にすることができる。
このようなハウジング2の形状は、たとえば特許文献1のように接続部が幅広のものとは異なり、周方向のステータ保持力が略一定になるので、この点でも信頼性の向上に貢献する。
このように、本実施形態は、電動機側ハウジング4の形状に着目し、より合理的に発熱源であるインバータの冷却促進を達成するため、従来は全て等しかった冷媒流路の流路断面積を、発熱源であるパワーモジュール25等の設置面である放熱用平面部27からの距離に比例して段階的に小さくしたものである。なお、この場合の流路断面積は、鋳造品である電動機側ハウジング4について、鋳型の抜き勾配して定めることが望ましい。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
1,1A インバータ一体型電動圧縮機(電動圧縮機)
2 ハウジング
3 圧縮機側ハウジング
4 電動機側ハウジング
4a 内周面
7 溝
8,8A,8B,8C,8D 媒体流路
9 くびれ
10,10A 電動機部
11 ステータ
12 ロータ
13 主軸
20 駆動回路部
21 インバータボックス
22 パワー基板
23 CPU基板
24 平滑コンデンサ
25 パワーモジュール
27 放熱用平面部
30 圧縮部

Claims (3)

  1. ステータ部とロータ部とを有する電動機部と、該電動機部を作動させるためのインバータを含む駆動回路部と、前記電動機部によって回転駆動されて流体を圧縮する圧縮部とがハウジングに一体化されているインバータ一体型電動圧縮機において、
    前記圧縮部へ吸入されて圧縮される前の流体を冷却用媒体として前記電動機部の内部を前記電動機部の回転軸と略平行に通過して流れるようにするため、前記ステータ部の外周と前記ハウジングの内周面に設けた溝とにより円周方向へ等ピッチに配置された複数の媒体流路を形成し、該媒体流路の流路断面積が、前記駆動回路部に近い位置で最も大きく、かつ、前記駆動回路部に近い位置から180度回転させた位置で最も小さくなるように、前記駆動回路部から遠い位置程段階的に小さくなるように設定されていることを特徴とするインバータ一体型電動圧縮機。
  2. 前記駆動回路部の設置面下部を通る前記媒体流路の壁面に放熱促進部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のインバータ一体型電動圧縮機。
  3. 前記ハウジングは、前記駆動回路部との接続部にくびれを設けて周方向の肉厚を略一定にしたことを特徴とする請求項1または2に記載のインバータ一体型電動圧縮機。
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