JPH11155257A - インバータユニット付きモータ - Google Patents

インバータユニット付きモータ

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JPH11155257A
JPH11155257A JP9319847A JP31984797A JPH11155257A JP H11155257 A JPH11155257 A JP H11155257A JP 9319847 A JP9319847 A JP 9319847A JP 31984797 A JP31984797 A JP 31984797A JP H11155257 A JPH11155257 A JP H11155257A
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JP
Japan
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motor
inverter unit
fan
inverter
unit
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Application number
JP9319847A
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English (en)
Inventor
Takashi Nishizawa
隆志 西沢
Sukeyasu Mochizuki
資康 望月
Takao Hirano
恭男 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インバータユニットを良好に冷却すると共
に、モータ部への熱影響も少なくする。 【解決手段】 モータ部1の軸方向左側には、インバー
タユニット8が設けられている。このインバータユニッ
ト8はケース9内に、インバータ装置10を設けて構成
されている。モータ部1とインバータユニット8との間
に断熱材14を介在させている。ケース9の端板9bの
外面には、多数の冷却フィン15が平行状態に形成さ
れ、さらにこの端板9bの外面には、冷却フィン15の
長手方向の一端部側に位置してファン16及びファンモ
ータ17からなるファン装置18を取付具19を介して
配設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ部にインバ
ータユニットを備えたインバータユニット付きモータに
関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】モータには、モータ部
にインバータユニットを一体的に備えたインバータユニ
ット付きモータがある。この種のモータにおいては、モ
ータ部は、モータフレーム内に固定子及び回転子等を有
する構成で、インバータユニットは、ケース内にインバ
ータ装置を設けた構成である。このインバータ装置は、
周知のように、直流電源回路と、この直流電源回路から
の直流電力をスイッチングするスイッチング回路と、こ
のスイッチング回路のスイッチング素子をオンオフ制御
する制御回路とから構成されており、これら回路には、
電子部品であるコンデンサや、IGBT等のスイッチン
グ素子が含まれている。
【0003】ところで、インバータ装置においては発熱
する電子部品(スイッチング素子等)を含んでおり、そ
の発熱によりスイッチング素子自体や他の電子部品が劣
化し寿命の低下を来すことがある。また、インバータ装
置で発生した熱がモータ部に伝達してモータ部も高温に
なることがある。この結果、モータ出力の低下を来すこ
とがある。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、インバータユニットを良好に冷却
できると共に、モータ部への熱影響も少なくできるイン
バータユニット付きモータを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、モー
タフレーム内に固定子及び回転子を有するモータ部と、
ケース内にインバータ装置を設けたインバータユニット
とを備え、前記モータ部とインバータユニットとの間に
断熱材を介在させ、且つ、前記インバータユニットのケ
ースに冷却フィンを設け、この冷却フィンに冷却風を流
すファンを設けたところに特徴を有する。
【0006】この構成においては、インバータユニット
のケースに冷却フィンを設け、ファンによりこの冷却フ
ィンに冷却風を流すようにしたので、インバータユニッ
トを良好に冷却できて温度上昇を抑えることができ、し
かも、このインバータユニットとモータ部との間に断熱
材を介在させたことにより、インバータユニットからモ
ータ部への熱影響を少なくできるようになり、もって、
長寿命化が図れると共にモータ出力の低下を防止できる
ようになる。
【0007】請求項2の発明は、ファンからの冷却風を
冷却フィンからインバータユニット及びモータ部へ流す
構成としたところに特徴を有する。これによれば、イン
バータユニットに対する冷却効果が向上すると共に、モ
ータ部の冷却も良好に図ることができるようになる。請
求項3の発明は、モータ部の回転軸をインバータユニッ
トのケース内に突出させ、この回転軸突出部分に、回転
センサを設けたところに特徴を有する。これによれば、
回転センサがインバータユニット内に収容された構成で
ありながらも、インバータユニットの冷却を良好に図り
得ることから、回転センサの精度低下も防止できるよう
になる。
【0008】請求項4の発明は、モータ部の回転軸を、
インバータユニットのケース内に突出させ、この回転軸
突出部分に、内気撹拌用ファンを設けたところに特徴を
有する。これによれば、インバータユニットを内外から
冷却できるようになり、冷却性能の向上が図れる。請求
項5の発明は、インバータ装置の電子部品のうちコンデ
ンサなどの熱に弱い部品を他の部品及びモータ部と断熱
する構成としたところに特徴を有する。これによれば、
インバータ装置において熱に弱い部品に対する熱影響を
さらに低くできるようになる。
【0009】請求項6の発明は、ファンはファンモータ
によって駆動されるものであり、このファンモータの電
源はインバータユニットから供給する構成としたところ
に特徴を有する。これによれば、ファンモータの電源と
して別電源が不要であり、構成の簡単化が図れる。請求
項7の発明は、発熱部分の温度を検出する温度センサを
備え、この温度センサの検出結果に応じてファンの駆動
モードを変更して風量を変更するようにしたところに特
徴を有する。これによれば、発熱部分の温度が高いよう
な場合には、ファンの速度や、連続運転あるいは間欠運
転といった駆動モードを変更して風量を高め、発熱部分
の温度が低くなれば、上記駆動モータを変更して風量を
低めることが可能であり、もって、ファン駆動を冷却の
必要性に応じて過不足なく行なうことができるようにな
る。
【0010】請求項8の発明は、ファンを複数備えると
共に、モータ負荷を検出するモータ負荷検出手段を備
え、このモータ負荷検出手段の検出結果に応じてファン
の駆動個数を設定するようにしたところに特徴を有す
る。
【0011】モータ負荷が大きい場合には、インバータ
ユニットにおける発熱量も大きくなり、インバータ装置
の動作に支障を来す虞がある。しかして、上記構成によ
れば、モータ負荷検出手段の検出結果に応じてファンの
駆動個数を設定するから、負荷が大きいときには駆動個
数を多くし、負荷が小さいときには駆動個数を少なくま
たは駆動個数ゼロとすることが可能で、もって、モータ
負荷に応じた冷却能力を得ることができて、インバータ
装置の動作を常に良好に行なわせることができるように
なる。
【0012】請求項9の発明は、冷却フィンを、ファン
側となる端部分がこのファンの送風範囲に入り込む形状
に形成したところに特徴を有する。これによれば、全て
の冷却フィン間に冷却風が流通するようになり、冷却効
率が向上する。請求項10の発明は、ファンによる冷却
風をインバータユニット及びモータ部へ導く導風板を設
けたところに特徴を有する。これによれば、冷却効率が
向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
き図1ないし図4を参照しながら説明する。まず、図1
において、モータ部1は、外郭をモータフレーム2によ
り構成しており、このモータフレーム2は、筒部2aに
軸受端板2b,2cを連結して構成されている。上記筒
部2aの内面には固定子鉄心3a及び巻線3bを有する
固定子3が配設されている。また、軸受端板2b,2c
には軸受4、5を介して回転軸6が回転自在に支承され
ており、この回転軸6に回転子7が装着されている。そ
して、この回転軸6の右端部が軸受端板2bから突出し
ていて、出力軸とされている。
【0014】上記モータ部1の軸方向左側には、インバ
ータユニット8が設けられている。このインバータユニ
ット8は、筒状のケース主体9aと端板9bとからなる
ケース9内にインバータ装置10を設けて構成されてい
る。このインバータ装置10は、基板11にコンデンサ
12やスイッチング素子(IGBT)13等を備えてい
て、直流電源回路、インバータ主回路、制御回路が構成
されている。上記ケース主体9aは、図4に示すように
前記モータフレーム2の軸受端板2cにねじ9cにより
連結されている。
【0015】前記モータフレーム2の軸受端板2cにお
けるインバータユニット8側の面には、断熱材14が装
着されており、もって、モータ部1とインバータユニッ
ト8との間に断熱材14を介在させている。
【0016】前記ケース9の端板9bの外面には、多数
の冷却フィン15が平行状態に形成されている。さらに
この端板9bの外面には、冷却フィン15の長手方向の
一端部側に位置してファン16及びファンモータ17か
らなるファン装置18を取付具19を介して配設してい
る。この場合ファン16の送風方向はモータ部1とイン
バータユニット8並び方向(モータ部1の軸方向)と直
交するようになっている。また、この場合ファンモータ
17は適宜の専用電源に接続されていて、モータ部1の
駆動と同時にオンされ、停止と同時にオフされるように
なっている。
【0017】上記構成において、モータ部1がインバー
タ装置10により駆動されると、ファンモータ17も通
電されてファン16が回転し、これにより冷却風が発生
して、冷却フィン15間を図1に矢印で示すように流れ
る。これにより、インバータユニット8が冷却される。
また、インバータユニット8とモータ部1とが断熱材1
4により隔絶されているので、インバータユニット8か
らモータ部1への熱影響を少なくできる。この結果、こ
のインバータユニット付きモータの長寿命化を防止でき
ると共に、モータ出力の低下を防止できるようになる。
【0018】図5ないし図7は本発明の第2の実施例を
示しており、この実施例においては、ファン装置18
を、ファン16の送風方向が、モータ部1とインバータ
ユニット8並び方向(モータ部1の軸方向)と対向する
ように配設しており、もって、ファン16からの冷却風
を冷却フィン15からインバータユニット8及びモータ
部1へと流す構成としている。なお、この冷却風の流れ
の様子を図5及び図6に矢印にて示している。このよう
な実施例によれば、インバータユニット8に対する冷却
効果が向上すると共に、モータ部1の冷却も良好に図る
ことができるようになる。
【0019】図8は本発明の第3の実施例を示してお
り、この実施例においては、第1の実施例(特に図1参
照)に、回転センサ21を付加した構成としたところに
特徴がある。すなわち、モータ部1の回転軸6の左端部
が軸受端板2cからインバータユニット8のケース内9
に突出された構成となっており、この回転軸6の突出端
部6aに、回転センサ21の被検体例えばマグネット2
1aを取付け、また、断熱材14における突出端部6a
の周辺に、検出素子例えばホール素子を備えた基板21
bを取付けている。この回転センサ21はモータの位置
検出手段として使用しても良いし、回転速度検出手段と
して使用しても良い。なお、回転センサとしては、光学
センサを用いたものでもよい。この第3の実施例によれ
ば、回転センサ21がインバータユニット8内に収容さ
れた構成でありながらも、インバータユニット8の冷却
を良好に図り得ることから、回転センサ21の精度低下
も防止できるようになる。
【0020】図9は本発明の第4の実施例を示してお
り、この実施例においては第2の実施例(特に図5参
照)に、上述した回転センサ21を付加した構成とした
ところに特徴がある。この実施例においても、回転セン
サ21がインバータユニット8内に収容された構成であ
りながらも、インバータユニット8の冷却を良好に図り
得ることから、回転センサ21の精度低下も防止できる
ようになる。
【0021】図10は本発明の第5の実施例を示してお
り、この実施例においては、第1の実施例(特に図1参
照)に、内気撹拌用ファン22を付加した構成としたと
ころに特徴がある。すなわち、モータ部1の回転軸6の
左端部6aが軸受端板2aからインバータユニット8の
ケース内9に突出された構成となっており、この回転軸
6の突出端部6aに、遠心形ファンからなる内気撹拌用
ファン22を取付けている。この実施例によれば、イン
バータユニット8を内外から冷却できるようになり、冷
却性能の向上が図れる。
【0022】図11は本発明の第6の実施例を示してお
り、この実施例においては第2の実施例(特に図5参
照)に、上述した遠心形ファンからなる内気撹拌用ファ
ン22を取付けた構成としたところに特徴がある。この
実施例においても、インバータユニット8を内外から冷
却できるようになり、冷却性能の向上が図れる。
【0023】図12は本発明の第7の実施例を示してお
り、この実施例においては次の点が第5の実施例(図1
0参照)と異なる。すなわち、インバータ装置10の電
子部品のうち熱に弱い部品この場合コンデンサ12を、
他の部品及びモータ部1と断熱するように、断熱仕切壁
23をインバータユニット8内に配設している。この実
施例によれば、インバータ装置10において熱に弱い部
品に対する熱影響をさらに低くできるようになる。特
に、コンデンサ12を内気循環用ファン22側に位置さ
せているので、さらに冷却効率が良い。
【0024】図13は本発明の第8の実施例を示してお
り、この実施例においては第6の実施例(図11参照)
に上述の断熱仕切壁23を設けた点が異なり、この第8
の実施例においても上記第7の実施例と同様の効果を得
ることができる。
【0025】図14及び図15は本発明の第9の実施例
を示しており、この実施例においてはファンモータ17
の電源のとり方及びファンモータ17の駆動制御に特徴
がある。すなわち、図14にはこのインバータユニット
付きモータの電気回路構成を示しており、インバータユ
ニット8のインバータ装置10は、3相交流電源を直流
電源に変換する直流電源回路31(コンデンサ12が含
まれる)と、この直流電源回路31からの直流電力をス
イッチングするスイッチング回路32(スイッチング素
子13が含まれる)と、このスイッチング回路32のス
イッチング素子13をオンオフ制御する制御回路33
(マイクロコンピュータ等から構成される)とから構成
されており、ファンモータ17は駆動回路34を介して
直流電源回路31の出力側に接続されており、もってフ
ァンモータ17はインバータ装置10から電源を得てい
る。なお、上記制御回路33はファンモータ17も駆動
制御するようになっている。
【0026】さらに、このインバータ装置付きモータに
おける発熱部分例えばスイッチング素子13の温度を検
出するように温度センサ35を設けており、この温度セ
ンサ35による検出信号で示される検出温度Tは制御回
路33に与えられるようになっている。制御回路33
は、この検出温度Tに基いてファンモータ17を図15
に示すように制御する。なお、この制御回路33は、予
め第1の基準温度Ka(通常の冷却を必要とするか否か
を判断するための基準温度)と、これより高い温度であ
る第2の基準温度Kb(強い冷却を必要とするか否かを
判断するための基準温度)とを記憶している。
【0027】図15に示すフローチャートは適宜のタイ
ミングで周期的に実行されており、まず、ステップS1
においては、上記検出温度Tが上記第1の基準温度Ka
以下であるか否かを判断し、以下である場合には、ステ
ップS2に移行してファンモータ17を停止する。上回
っている場合にはステップS3に移行して上記検出温度
Tが第2の基準温度Kb以下であるか否かを判断する。
検出温度Tが、第2の基準温度Kb以下である場合に
は、ステップS4に移行して、ファンモータ17を間欠
運転する。上回っている場合にはステップS5に移行し
てファンモータ17を連続運転する。
【0028】この実施例によれば、スイッチング素子1
3部分の温度がかなり高いような場合には、連続運転を
行ない、それより低温度であれば間欠運転を行なうよう
にして、風量を変更するようにしたから、ファン16の
運転を冷却の必要性に応じて過不足なく行なうことがで
きる。またこの実施例によれば、ファンモータ17の電
源としてインバータ装置10が備えた直流電源回路31
を使用するようにしたから、別電源が不要であり、構成
の簡単化が図れる。なお、ファン16の駆動モードとし
ては、連続運転及び間欠運転といったモードに限られ
ず、例えば高速運転及び低速運転といったモードでも良
い。また、温度センサ35による温度検出対象は、発熱
部分であれば良く、例えば、スイッチング素子以外でも
他の電子部品や、インバータユニット8の内気温度、あ
るいはモータ部1でも良い。
【0029】図16ないし図18は本発明の第10の実
施例を示し、この実施例においては、次の点に特徴があ
る。ファン装置として、複数例えば2つのファン装置4
1、42を備えている。このファン装置41は、ファン
41a及びファンモータ41bから構成され、同様に、
ファン装置42も、ファン42a及びファンモータ42
bから構成されている。この場合、各ファン装置41、
42の大きさは第1の実施例のファン装置18よりも若
干小さい。
【0030】そして、モータ負荷検出手段として例えば
モータ電流を検出する電流検出器43を図17に示すよ
うに巻線3bへの通電路に設けている。この電流検出器
43にて検出された電流値Imは制御回路33に与えら
れる。モータ負荷が大きいほど検出電流値Imも大きく
なる。なお、制御回路33は、予め第1の基準値La
(通常の冷却を必要とするか否かを判断するための基準
値)と、これより高負荷に対応する第2の基準値Lb
(強い冷却を必要とするか否かを判断するための基準
値)とを記憶している。
【0031】制御回路33は、図18のフローチャート
で示される制御を適宜のタイミングで周期的に実行して
いる。すなわち、ステップG1においては、上記電流検
出値Imが上記第1の基準値La以下であるか否かを判
断し、以下である場合には、ステップG2に移行して両
ファンモータ41b、42bを停止する。上回っている
場合にはステップG3に移行して上記検出値Imが第2
の基準値Lb以下であるか否かを判断する。以下である
場合には、ステップG4に移行して、1つのファンモー
タ41aを運転する。上回っている場合にはステップG
5に移行して2つのファンモータ41b、42bを運転
する。
【0032】モータの運転時において、モータ負荷が大
きい場合には、インバータユニット8における発熱量も
大きくなり、インバータ装置10の動作に支障を来す虞
がある。しかして、上記実施例によれば、電流検出器4
3の検出結果に応じてファン装置41、42の駆動個数
を設定するから、負荷が大きいときには駆動個数を多く
し、負荷が小さいときには駆動個数を少なくまたは駆動
個数ゼロとすることができ、もって、モータ負荷に応じ
た冷却能力を得ることができて、インバータ装置10の
動作を常に良好に行なわせることができる。
【0033】図19は本発明の第11の実施例を示して
おり、この実施例においては、冷却フィン15において
ファン16側となる端部分を、このファンの送風範囲
(同図に符号Rを付して示す)に入り込む形状に形成し
たところに特徴がある。これによれば、全ての冷却フィ
ン15間に冷却風が流通するようになり、冷却効率が向
上する。
【0034】図20は本発明の第12の実施例を示して
おり、第1の実施例に導風板51を付加したところに特
徴を有する。すなわち、冷却フィン15の左側及び上側
にかけて導風板51を配設している。これにより、ファ
ン18による冷却風を導風板51によりインバータユニ
ット8及びモータ部1の双方へ効率良く導くことがで
き、冷却効率が向上する。
【0035】図21は本発明の第13の実施例を示して
おり、第2の実施例に導風板52、53を付加したとこ
ろに特徴を有する。すなわち、冷却フィン15の両側
に、モータ部1方法へ延びる導風板52、53を配設し
ている。これにより、ファン18による冷却風を導風板
52、53によりインバータユニット8及びモータ部1
の双方へ効率良く導くことができ、冷却効率が向上する
ものである。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。
【0037】請求項1の発明によれば、インバータユニ
ットのケースに冷却フィンを設け、ファンによりこの冷
却フィンに冷却風を流すようにしたので、インバータユ
ニットを良好に冷却できて温度上昇を抑えることがで
き、しかも、このインバータユニットとモータ部との間
に断熱材を介在させることにより、インバータユニット
からモータ部への熱影響を少なくでき、もって、長寿命
化が図れると共にモータ出力の低下を防止できる。請求
項2の発明によれば、ファンからの冷却風を冷却フィン
からインバータユニット及びモータ部へ流す構成とした
から、モータ部の冷却も良好に図ることができる。
【0038】請求項3の発明によれば、回転センサがイ
ンバータユニット内に収容された構成でありながらも、
インバータユニットの冷却を良好に図り得ることから、
回転センサの精度低下も防止できる。請求項4の発明に
よれば、モータ部の回転軸をインバータユニットのケー
ス内に突出させ、この回転軸突出部分に、内気撹拌用フ
ァンを設けたから、インバータユニットを内外から冷却
できるようになり、冷却性能の向上が図れる。請求項5
の発明によれば、インバータ装置の電子部品のうちコン
デンサなどの熱に弱い部品を他の部品及びモータ部と断
熱する構成としたから、インバータ装置において熱に弱
い部品に対する熱影響をさらに低くできる。
【0039】請求項6の発明によれば、ファンモータの
電源がインバータユニットから供給される構成としたか
ら、ファンの電源として別電源が不要であり、構成の簡
単化が図れる。請求項7の発明によれば、発熱部分の温
度を検出する温度センサを備え、この温度センサの検出
結果に応じてファンの駆動モードを変更して風量を変更
するようにしたから、ファン駆動を冷却の必要性に応じ
て過不足なく行なうことができる。
【0040】請求項8の発明によれば、ファンを複数備
えると共に、モータ負荷を検出するモータ負荷検出手段
を備え、このモータ負荷検出手段の検出結果に応じてフ
ァンの駆動個数を設定するようにしたから、モータ負荷
に応じた冷却能力を得ることができて、インバータ装置
の動作を常に良好に行なわせることができる。請求項9
の発明によれば、冷却フィンにおいてファン側となる端
部分を、このファンの送風範囲に入り込む形状に形成し
たから、全冷却フィン間に冷却風を流すことができて冷
却効率が向上する。請求項10の発明によれば、ファン
による冷却風をインバータユニット及びモータ部へ導く
導風板を設けたから、さらに冷却効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す横断平面図
【図2】正面図
【図3】側面図
【図4】ケース主体と軸受端板との連結部分を示す断面
【図5】本発明の第2の実施例を示す横断平面図
【図6】側面図
【図7】正面図
【図8】本発明の第3の実施例を示す横断平面図
【図9】本発明の第4の実施例を示す横断平面図
【図10】本発明の第5の実施例を示す横断平面図
【図11】本発明の第6の実施例を示す横断平面図
【図12】本発明の第7の実施例を示す横断平面図
【図13】本発明の第8の実施例を示す横断平面図
【図14】本発明の第9の実施例を示す電気回路構成図
【図15】制御内容のフローチャート
【図16】本発明の第10の実施例を示す正面図
【図17】電気回路構成図
【図18】制御内容のフローチャート
【図19】本発明の第11の実施例を示す側面図
【図20】本発明の第12の実施例を示す横断平面図
【図21】本発明の第13の実施例を示す横断平面図
【符号の説明】
1はモータ部、2はモータフレーム、2b、2cは軸受
端板、3は固定子、6は回転軸、7は回転子、インバー
タユニット、9はケース、10はインバータ装置、12
はコンデンサ、13はスイッチング素子、14は断熱
材、15は冷却フィン、16はファン、17はファンモ
ータ、18はファン装置、21は回転センサ、22は内
気循環用ファン、23は断熱仕切壁、31は直流電源回
路、32はスイッチング回路、33は制御回路、35は
温度センサ、41、42はファン装置、41a、42a
はファン、41b、42bはファンモータ、51、5
2、53は導風板を示す。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータフレーム内に固定子及び回転子を
    有するモータ部と、ケース内にインバータ装置を設けた
    インバータユニットとを備え、 前記モータ部とインバータユニットとの間に断熱材を介
    在させ、且つ、前記インバータユニットのケースに冷却
    フィンを設け、この冷却フィンに冷却風を流すファンを
    設けたことを特徴とするインバータユニット付きモー
    タ。
  2. 【請求項2】 ファンからの冷却風を冷却フィンからイ
    ンバータユニット及びモータ部へ流す構成としたことを
    特徴とする請求項1記載のインバータユニット付きモー
    タ。
  3. 【請求項3】 モータ部の回転軸をインバータユニット
    のケース内に突出させ、この回転軸突出部分に、回転セ
    ンサを設けたことを特徴とする請求項1または2記載の
    インバータユニット付きモータ。
  4. 【請求項4】 モータ部の回転軸をインバータユニット
    のケース内に突出させ、この回転軸突出部分に、内気撹
    拌用ファンを設けたことを特徴とする請求項1または2
    記載のインバータユニット付きモータ。
  5. 【請求項5】 インバータ装置の電子部品のうちコンデ
    ンサなどの熱に弱い部品を他の部品及びモータ部と断熱
    する構成としたことを特徴とする請求項1または2記載
    のインバータユニット付きモータ。
  6. 【請求項6】 ファンはファンモータによって駆動され
    るものであり、このファンモータの電源はインバータユ
    ニットから供給する構成としたことを特徴とする請求項
    1または2記載のインバータユニット付きモータ。
  7. 【請求項7】 発熱部分の温度を検出する温度センサを
    備え、この温度センサの検出結果に応じてファンの駆動
    モードを変更して風量を変更するようにしたことを特徴
    とする請求項1または2記載のインバータユニット付き
    モータ。
  8. 【請求項8】 ファンを複数備えると共に、モータ負荷
    を検出するモータ負荷検出手段を備え、このモータ負荷
    検出手段の検出結果に応じてファンの駆動個数を設定す
    るようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の
    インバータユニット付きモータ。
  9. 【請求項9】 冷却フィンを、ファン側となる端部分が
    このファンの送風範囲に入り込む形状に形成したことを
    特徴とする請求項1または2記載のインバータユニット
    付きモータ。
  10. 【請求項10】 ファンによる冷却風をインバータユニ
    ット及びモータ部へ導く導風板を設けたことを特徴とす
    る請求項1または2記載のインバータユニット付きモー
    タ。
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