JP4112028B2 - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4112028B2 JP4112028B2 JP09013696A JP9013696A JP4112028B2 JP 4112028 B2 JP4112028 B2 JP 4112028B2 JP 09013696 A JP09013696 A JP 09013696A JP 9013696 A JP9013696 A JP 9013696A JP 4112028 B2 JP4112028 B2 JP 4112028B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- symbol display
- special symbol
- special
- game
- displayed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
- Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、特別図柄表示部と演出図柄表示部を有する遊技機であって、それらの表示形態に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機としてのパチンコ機には、複数図柄を可変表示可能な複数(或は単数)の特別図柄表示部を有する特別図柄表示器が配設してあり、特別図柄始動信号によって、前記各特別図柄表示部の図柄が変動を開始し、所定時間後に、順次図柄が停止し、その停止図柄の組合せが、例えば、全て同じ図柄であるとき、遊技者にとって有利となる特別遊技状態(大当たり)が生起するものがある。
【0003】
又、特開平7ー289703号公報に開示されているように、複数の図柄が可変表示する特別図柄表示部とは別に演出図柄表示部を設け、前記図柄表示と対応して、例えば、競馬シーンを表示して遊技者にアピールするパチンコ機が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、遊技者にとって、演出図柄表示部に表示される競馬シーンは毎度同じパターンを繰り返すのでマンネリ化しているため、遊技者に対して新たな演出方法が望まれている。
そこで、本発明は、かかる不都合を解消する遊技機を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の遊技機は、複数の図柄を可変表示可能な特別図柄表示部(L1、L2、L3)と、その特別図柄表示部(L1、L2、L3)に表示する図柄と異なる演出図柄を表示可能な演出図柄表示部(L’)を有している。また、制御フローに従って、特別図柄始動信号により前記特別図柄表示部(L1、L2、L3)の図柄が変動を開始する可変表示ゲームを行うと共に演出図柄表示部(L’)の演出図柄が変動表示を開始し、所定時間後に前記特別図柄表示部(L1、L2、L3)に予め設定の図柄が停止表示すると遊技者にとって有利となる特別遊技状態を生起する。
そして、普通電動役物への遊技球の入賞により、所定数に限り特別遊技状態を生起するか否かの判定結果を始動記憶エリアに記憶すると共に、特別図柄始動信号により可変表示ゲームを開始するが、
(a)始動記憶エリアの何れにも特別遊技状態を生起する記憶がないときには、特別図柄始動信号によって、演出図柄表示部(L’)に演出図柄を初期画面から変動表示させる。
例えば、始動記憶エリアに、「外れ」「外れ」が記憶されていると、演出図柄表示部(L’)には初期画面の演出図柄から表示され、その後、その演出画面は停止表示する。そして、次の「外れ」によって、演出図柄表示部(L’)には、前回の「外れ」と同様に、初期画面の演出図柄から表示され、その後、演出図柄が停止表示する。
このように、始動記憶エリアに、「特別遊技状態を生起する」ことが記憶されていないときには、演出図柄表示部(L’)には単発の演出図柄を表示して終了する。
【0006】
一方、(b)始動記憶エリアの何れかに特別遊技状態を生起する記憶があるときには、特別図柄始動信号によって、前記演出図柄表示部(L’)に、演出図柄を前回の演出図柄表示部(L’)の終了画面の続きから変動表示させる。
例えば、始動記憶エリアに、「外れ」「外れ」「大当たり」が記憶されていると、先ず、「外れ」によって演出図柄表示部(L’)に演出図柄の初期画面から表示され、その後、その演出画面は停止表示する。そして、次の「外れ」によって、演出図柄表示部(L’)には前記停止された演出図柄(終了画面)の続きから変動表示し、その後、停止表示する。そして、次の「大当たり」によって、演出図柄表示部(L’)は前記の終了画面の演出図柄の続きから変動表示し、その後に大当たり図柄を停止表示する。
以上のように、始動記憶エリアの何れかに「特別遊技状態(大当たり)が生起すること」が記憶されていると、可変表示ゲームが開始される毎に、演出図柄表示部(L’)には、前回の可変表示ゲームの終了画面から変動表示を開始するので、予め決められた順序の演出図柄(例えば、物語等)が表示される。
そのため、その表示態様から、遊技者に、いずれ、特別遊技状態(大当たり)が生起することの予告をすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1(正面図)は遊技機として、よく知られた形式のパチンコ機10を示す。このパチンコ機10は球貸機20と対をなし、球貸機20にはカードリーダ(図示略)を内蔵してある。又、この球貸機20の正面パネル21には、この球貸機の作動が有効であるときの表示ランプやカード挿入口22が設けてある。
一方、パチンコ機の前面パネル11に取り付けてある上皿12には、前記球貸機20の操作釦等が配設してあり、具体的には、前記カード挿入口22に挿入されたカードの残高(度数)等を表示する表示器13a、遊技者の操作により球貸機20を介してパチンコ機に貸球を供給する変換釦13b、カード返却用の返却釦13cが設けてある。
尚、上皿12の下には下皿17が配設してあって、上皿12が満杯となったときオーバーフローした賞品球を貯留する。又、発射装置のハンドル18の操作により前記上皿12からの1球毎に供給される遊技球をガイドレール31で案内して遊技領域19に発射する。
【0008】
その遊技領域19のほぼ中央部には、複数の図柄を介して可変表示ゲームを行う液晶表示の特別図柄表示器Lが配置してある。この特別図柄表示器Lは、図2に示すように、演出図柄表示部L’と、特別図柄表示部L1〜L3に区分表示可能とし、特別図柄表示部L1、L2、L3に表示可能な図柄は「0〜9」の10種類の図柄であり、図柄変動は順序通り行う。
又、特別図柄表示器Lの左右側部には、普通図柄始動ゲート23a、23bが備えてあり、遊技球が通過すると後述の大入賞口58に付設の普通図柄表示器56の図柄が変動を開始し、所定時間経過後に停止し、その停止図柄が予め設定した図柄と一致したとき当たりとなり、普通電動役物57を所定時間開成する。
尚、これらの普通図柄始動ゲート23a、23bを通過した遊技球は、遊技領域19中央下部に流下するように構成してある。又、遊技領域19には、その他、普通入賞口55a、55b等が配設してある。
【0009】
遊技球が、普通電動役物57に入賞したときには、検出器(図示略)を介して特別図柄始動信号が発生し、後記で詳述する制御方式で演出図柄表示部L’と特別図柄表示部L1〜L3は変動表示を開始し、判定カウンタHcによって、リーチか、大当たり(特別遊技状態)か、外れかを選定すると共に、それらに対応して演出図柄表示部L’と特別図柄表示部L1〜L3の図柄は所定時間後に停止表示する。
尚、特別図柄表示部L1〜L3の表示方法は従来と同じであって、判定カウンタHcによって外れを選定したときには、特別図柄表示部L1、L2の停止図柄を異なる図柄とし、リーチが選定された時には、特別図柄表示部L1、L2の停止図柄を一致させ、大当たりの場合には、特別図柄表示部L1、L2、L3の停止図柄は全て同じ図柄「0、0、0」〜「9、9、9」(10通)とし、特定図柄「3」、「5」、「7」(3通り)のときには、後記で詳述するが、大当たりが終了した後において、「当たり」及び「大当たり」の発生を「高確率状態」にし、以後2回、大当たり(特別遊技状態)を発生し易い状態にする。
尚、特別図柄表示部L1〜L3の図柄変動中において、前記普通電動役物57に入賞する遊技球による図柄始動記憶は最大4個まで記憶され、その数に対応して記憶ランプLRを点灯する。
【0010】
前記大当たりが選定されたときには、特別図柄表示部L1、L2、L3に大当たり図柄を表示し、大入賞口58の開閉扉58aは、t秒間、開成を維持するか、遊技球がa個入賞すると閉成する。又、前記開成中に、大入賞口58内に設けられている特定領域(図示略)を遊技球が通過すると、大入賞口58が再度開成し、この動作を最大X回行う。
【0011】
次に、前記構成のパチンコ機の制御(ゲーム内容)について、図3の概念を示す制御フローを参照して説明する。尚、下記(1)電源投入時と(2)当たりの生起に関する図は省略する。
(1)電源投入時
普通図柄が当たりか否かは普通図柄判定カウンタFcを導入し、その普通図柄判定カウンタFcは電源投入時に初期化し、2ms毎に1加算され0〜99の循環カウンタであり、停止図柄は普通停止図柄カウンタ(0〜9)(10通り)で変動後の停止図柄を選定する。
又、大当たりの判定は、電源投入時に初期化し、2ms毎に1加算され0〜239の循環カウンタである判定カウンタHcを導入し、遊技球が普通電動役物57に入賞する毎に判定する。又、予告フラグF、演出図柄フラグFeの初期化を行う。
【0012】
(2)当たりの生起
遊技球が普通図柄始動ゲート23a、23bを通過したときには、普通図柄判定カウンタFc(0〜99の循環カウンタ)が低確率時には「0〜9」(高確率時には「0〜90」)であるかを判定し、「0〜9」(「0〜90」)であるときには、当たりとして普通図柄表示器56に「7」を表示すると共に、普通電動役物57を所定時間開成する。
【0013】
(3)大当たりの生起等に伴う図柄表示(図3の制御フロー参照)
遊技球が普通電動役物57に入賞した時には、低確率状態と高確率状態で下記する判定を行う。
即ち、遊技球が普通電動役物57に入賞したときには特別図柄始動信号が発生し、判定カウンタHc(0〜239の循環カウンタ)を介して、「7」のときは「大当たり」、「101〜118」のときは「リーチ」、それ以外のときには「外れ」の判定を行い、その結果を始動記憶エリアに格納する。一方、高確率状態においては、判定カウンタHc(0〜239の循環カウンタ)が「7〜17」のときは「大当たり」、「101〜128」のときは「リーチ」である。
【0014】
尚、この始動記憶エリアは、遊技球が普通電動役物57に5個まで入賞しても記憶可能に第1〜第5エリアで構成してあり、前記入賞球に対して、判定結果を順次、第5、4、3、2、1エリアの方向に記憶データがないエリアまでシフトすると共に、前記第1エリアの結果に基づいて、特別図柄表示部L1〜L3、演出図柄表示部L’が変動停止して入賞球の処理が終了する毎に、第1エリアの方向にシフトする。従って、普通電動役物57への1個の入賞球による特別図柄表示部L1〜L3の図柄変動中に、更に、2個の遊技球が普通電動役物57へ入賞した場合には、現在の図柄変動に関連した第1エリアを含めて、第2、3エリアに判定結果が格納した状態であり、新たに入賞球があると第4エリアに格納されるし、図柄変動が終了すると第2エリアの結果は第1エリアに、第3エリアの結果は第2エリアにそれぞれシフトする(S1、S2)。
【0015】
(4)図柄表示の変動開始
次に、前記始動記憶エリアに格納(第2〜第5エリア)の値が「大当たり」を含んでいるかを判定し(S3)、含んでいるときには予告フラグF=1(第1状態)とし(S4)、その他のときにはF=0(第2状態)とする(S5)。
そして、特別図柄表示部L1〜L3の図柄(0〜9)が停止中であるか否かを判定し(S6)、停止中であるときには変動を開始する(S7)。尚、この特別図柄表示部L1〜L3の図柄は、前回停止した図柄が常時表示されているため、今回の図柄変動はその図柄から変動を開始する。
又、演出図柄表示部L’の図柄が変動中であるか否かを判定し(S8)、変動中であるときにはステップ12へ進み、変動中でないときには、演出図柄フラグFeが1であるかを判定する(S9)。この演出図柄フラグFeが1(第1状態)であるときには、後記で詳述する条件によって決定の演出図柄(物語)が途中で停止した状態であり、その続きを行う旨のフラグである。
【0016】
即ち、演出図柄表示部L’には、一連の図柄が物語(例えば、競馬シーン(図2))を表示して、前記特別図柄表示部L1〜L3とは異なって、遊技者に興趣を興させるものである。しかし、パチンコ機の製造規格により、特別図柄の変動時間は遊技球が普通電動役物57に入賞(特別図柄始動信号が発生)したときから5〜30秒であるため、長期にわたる物語等を表示することができないので、後記で詳述する条件により、物語の続編を表示可能とする(S11)。
一方、演出図柄フラグFeが1でないときには、演出図柄表示部L’には、物語の最初のシーンであるゲートから各馬が出走するシーンを表示開始する(S10)。
【0017】
(5)大当たりの表示
次に、「大当たり」(始動記憶エリア(第1エリア)に格納の値が「7」である)であるか否かを判定し(S12)、「大当たり」のときには、下記の要領で特別図柄表示部L1〜L3、演出図柄表示部L’の図柄を制御する。
特別図柄表示部L1〜L3は、所定時間変動後、先ず、特別図柄表示部L1を停止し、その後、所定時間経過後に特別図柄表示部L2に特別図柄表示部L1と同じ図柄で停止して、リーチを奏する。そして、特別図柄表示部L3をゆっくりと変動した後に、特別図柄表示部L1(L2)と同じ図柄で停止して、全て同じ図柄で停止させて大当たりを生起する一方、演出図柄表示部L’には、物語の一例として競馬シーンを表示する。
尚、この競馬シーンは前記ステップ9での判定により物語の続編として表示されるか、最初のゲートシーンから表示されるかであるが、競走馬が特定の位置(例えば、コーナ、或は所定時間毎に)を通過した時点で、順次、前記特別図柄表示部L1〜L3に連動して停止させる(S13)。
【0018】
その具体例を述べると、先ず、前記ステップ10で最初から変動を開始したときには、特別図柄表示部L1〜L3の図柄変動開始時に複数等の馬(馬番0〜9)がゲートから出走した後に、馬番5を含む複数の競馬シーンを表示し、馬番5の馬が、第2コーナーを先頭で通過した時点で「5」を特別図柄表示部L1の停止図柄とする。そして、馬番5を含む複数の競馬シーンを表示し、第3コーナを通過した時点で先頭の馬番(5番)を特別図柄表示部L2に停止図柄として表示する。この状態で、特別図柄表示部L1、L2は「5」「5」が表示されてリーチとなる。次に、馬番5を含む複数の競馬シーンを表示し、第4コーナからゴールめがけて競走シーンを奏し、先頭の馬番(5番)を先頭でゴールを通過させると共に特別図柄表示部L3に「5」を表示して大当たりを生起させる。
【0019】
一方、前記ステップ11で続編を表示する場合には、特別図柄表示部L1〜L3の図柄変動開始時に、前回の継続シーンとして複数等の馬(馬番0〜9)が競走しているシーンを表示する。従って、競走シーンが中止されることなく表示される。そして、前記と同様なシーンを展開し、第2コーナーで特別図柄表示部L1、第3コーナで特別図柄表示部L2を停止し、続いて、第4コーナからゴールめがけて競走シーンを奏し、先頭の馬番(5番)を先頭でゴールを通過させると共に特別図柄表示部L3に「5」を表示して大当たりを生起させる。
以上のように、特別図柄表示部L1〜L3には従来と同じ図柄変動表示を行うが、演出図柄表示部L’には、遊技者に最もアピールする物語を表示して「大当たり」となる過程の面白味を発揮する。
又、大当たりを生起するときには殆どの場合、「予告フラグFが1」である状態を前提としているので、物語(競馬シーン)は引き続いて表示されるので、かかる状態となったときには、遊技者は近いうちに「大当たり」が生起することが判る。
尚、前記大当たりの図柄が「5」の特定図柄であるので、この大当たりが終了した後において、大当たりの発生を「高確率状態」にし、以後2回、大当たり(特別遊技状態)を発生し易い状態にする。
【0020】
(6)第1状態でのリーチの表示
前記ステップ12で「大当たり」でないときには、予告フラグFが「1」であるか否かを判定し(S14)、「1」であるときには、いずれ近いうちに大当たりが生起することを示唆するものである。そこで、前記ステップ9で判定する演出図柄フラグFeを1として、以後、物語を継続して表示する条件とする。
そして、次のステップ16でリーチであるか否か(始動記憶エリア(1)が「101〜118」である)を判定し、リーチであるときには、特別図柄表示部L1、L2を同じ図柄で停止するリーチ図柄処理を行う(S17)。
【0021】
具体例として、前記ステップ7で一斉に特別図柄表示部L1〜L3の図柄が変動開始し、以後、所定時間後に、順次特別図柄表示部L1、L2の図柄を同じ図柄(例えば5)で停止するが、最後の特別図柄表示部L3の停止図柄を「5」以外の図柄で停止する。一方、演出図柄表示部L’には、前記大当たりと同様に、第2コーナを通過した時点で馬(5番)を先頭で走らせて、特別図柄表示部L1に「5」を停止表示し、そして、馬番5を含む複数の競馬シーンを再度表示し、第3コーナを通過した時点で先頭の馬番(5番)を特別図柄表示部L2に停止図柄とする。この状態で、特別図柄表示部L1、L2は「5」「5」が表示されてリーチ表示となる。そして、馬番5を含む複数の競馬シーンを表示し、第4コーナからゴールめがけて競走シーンを表示するが、「5」番以外の馬を先頭でゴールさせると共に、特別図柄表示部L3に「5」以外の図柄を停止表示して、大当たりを生起させない処理をする。
【0022】
(7)第1状態での外れの表示
一方、外れのときには、演出図柄表示部L’には、第2コーナを通過した時点で、馬(5番)を先頭で走らせて特別図柄表示部L1の図柄を「5」で停止し、そして、馬番5を含む複数の競馬シーンを表示し、第3コーナを通過した時点で先頭の馬番を「5」番以外の馬(6番)を通過させると共に特別図柄表示部L2に停止図柄(6番)を表示する。この状態で、遊技者は「外れ」であることが判るため特別図柄表示部L3に適当な数字を表示する。
一方、演出図柄表示部L’は、次のサイクルのステップ9で演出図柄フラグFeが1であるので、結果として、競馬シーンを引き続き表示することとなる(S18)。
【0023】
(8)第2状態でのリーチと外れの表示
前記ステップ14で予告フラグFが「1」でないときには、近々「大当たり」が生起しないので、演出図柄フラグFeを0に設定する(S19)。この設定により、次回の演出図柄表示部L’の図柄は、ステップ9での判定により、競馬シーンはゲートからスタートする最初のシーンから表示することとなる。
次に、リーチ(始動記憶エリア(1)が「101〜118」である)であるか否かを判定し(S20)、リーチであるときには、ステップ17と同じ処理を行い、外れのときには前記ステップ18と同じ処理を行う。
【0024】
以上のように、遊技球が普通電動役物57に入賞して特別図柄始動信号を介して特別図柄表示部L1〜L3と演出図柄表示部L’が共に変動を開始するが、遊技者は、画面が小さく且つ単調な図柄の特別図柄表示部L1〜L3に注目するのでなく、演出図柄表示部L’に注目すると共に、始動記憶エリアに「大当たり」があるときには予告フラグFを介して演出図柄フラグFeを「1」にして、演出図柄表示部L’に表示する物語シーンを最初のシーンから表示するのでなく、前回の続きを表示するものである。
そのため、遊技者は、物語のその後の展開がどのようになるか、興味をもって遊技を行うことができるし、前記の予告フラグFの導入によって、物語のシーンが継続して表示されるときには「大当たり」が生ずることが予測できる。
【0025】
(参考の第1の実施の形態)
前記第1の実施の形態において(図3)、演出図柄フラグFeを「1」にすることによって演出図柄表示部L’は継続したシーンを表示することとなる。
そこで、図4に示すように、ステップ20での判定がリーチのとき、ステップ30を挿入することによって、即ち、大当たりが生じないにもかかわらず、リーチが生じたとき演出図柄フラグFeを「1」にする。
この制御によって、疑似の大当たり表示が可能となり、遊技者は、次回の入賞球に対して継続する物語を見ながら遊技することとなる。
尚、図4に示す条件では全ての「リーチ」(S16を含めて)が生じた後に、継続して物語を表示するので単調となる。そこで、リーチを乱数等によって選定して、Feを「1」にすることが好ましい。又、同様に、外れの場合にも適宜適用することができ、遊技者にとって、例え大当たりが生じなくても、物語のその後の展開を楽しみながら遊技ができる。
【0026】
又、前記において、特定図柄で大当たりが生じた後には、「当たり」と「大当たり」の確率が高確率となるが、演出図柄表示部L’が継続したシーンを表示したときには(図3、第1状態(F=1)参照)、遊技者は、再度、大当たりが生起することの予測ができる。
【0027】
(参考の第2の実施の形態)
本実施の形態を図5を参照して説明すると、予告フラグFを高確率状態(第1状態(F=1))と低確率状態(第2状態(F=0))で区別して制御するように構成することもできる(S3a)。
この場合、高確率状態においては継続した物語を表示することとなるが、大当たりが近々生起するとは限らず、遊技者を迷わすこととなり、低確率時とは異なる興趣となる。
【0028】
(参考の第3の実施の形態)
本実施の形態を図6を参照して説明すると、タイマーTを導入して適宜の時間間隔で予告フラグF=1とするものである。
この制御の一例として、タイマーTを、遊技機の電源を投入した後、5分後、20分後等において初期化すると、ステップ3bの判定により、(ti〜tj)の間だけ予告フラグFを1にするものである。
このように、適当な時間毎に演出図柄表示部L’の物語を継続して表示することによって、今までとは異なる表示形態であるので、面白味を発揮することができる。
【0029】
前記したように、特別図柄表図部L1〜L3の他に、遊技者に注目すべく演出図柄表示部L’に物語(競馬シーン、カーレースシーン等)等を表示し、且つ、大当たりが近々生ずる条件、高確率状態での条件、リーチ後の条件、任意の時間間隔での条件等、種々の条件によって、その物語を継続して表示する(第1状態)ことによって、遊技者にとって、その物語の今後の展開を楽しみながら遊技ができて、従来と異なる遊技機の形態となる。又、本発明は、他の遊技機にも適用することができて、従来とは異なる遊技内容を奏することができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明の遊技機は、特別図柄始動信号により演出図柄表示部(L’)に演出図柄を表示するが、その演出図柄表示部(L’)に、前回の可変表示ゲームの終了画面の続きから変動表示させることによって、遊技者に、いずれ、特別遊技状態(大当たり)が生起することの予告をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面図である。
【図2】特別図柄表示器の拡大図である。
【図3】第1実施の形態の概念を示す制御フロー図である。
【図4】第2実施の形態の概念を示す制御フロー図である。
【図5】第3実施の形態の概念を示す制御フロー図である。
【図6】第4実施の形態の概念を示す制御フロー図である。
【符号の説明】
23a、23b 普通図柄始動ゲート
57 普通電動役物
58 大入賞口
L 特別図柄表示器
L’ 演出図柄表示部
L1〜L3 特別図柄表示部
Claims (1)
- 複数の図柄を可変表示可能な特別図柄表示部(L1、L2、L3)と、その特別図柄表示部(L1、L2、L3)に表示する図柄と異なる演出図柄を表示可能な演出図柄表示部(L’)を有し、
制御フローに従って、特別図柄始動信号により前記特別図柄表示部(L1、L2、L3)の図柄が変動を開始する可変表示ゲームを行うと共に演出図柄表示部(L’)の演出図柄が変動表示を開始し、所定時間後に前記特別図柄表示部(L1、L2、L3)に予め設定の図柄が停止表示すると遊技者にとって有利となる特別遊技状態を生起する遊技機であって、
普通電動役物への遊技球の入賞により、所定数に限り特別遊技状態を生起するか否かの判定結果を始動記憶エリアに記憶すると共に、特別図柄始動信号により可変表示ゲームを開始し、
(a)前記始動記憶エリアの何れにも特別遊技状態を生起する記憶がないときには、特別図柄始動信号によって、演出図柄表示部(L’)に演出図柄を初期画面から変動表示させ、
(b)前記始動記憶エリアの何れかに特別遊技状態を生起する記憶があるときには、特別図柄始動信号によって、前記演出図柄表示部(L’)に、演出図柄を前回の演出図柄表示部(L’)の終了画面の続きから変動表示させることを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09013696A JP4112028B2 (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09013696A JP4112028B2 (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09253291A JPH09253291A (ja) | 1997-09-30 |
JP4112028B2 true JP4112028B2 (ja) | 2008-07-02 |
Family
ID=13990101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09013696A Expired - Fee Related JP4112028B2 (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4112028B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006181380A (ja) * | 2006-02-28 | 2006-07-13 | Aruze Corp | 遊技機 |
JP2006142086A (ja) * | 2006-02-28 | 2006-06-08 | Aruze Corp | 遊技機 |
JP2007307160A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-11-29 | Aruze Corp | 遊技機 |
JP2007307158A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-11-29 | Aruze Corp | 遊技機 |
JP2007307159A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-11-29 | Aruze Corp | 遊技機 |
JP2007307161A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-11-29 | Aruze Corp | 遊技機 |
JP2009165883A (ja) * | 2009-05-07 | 2009-07-30 | Toyomaru Industry Co Ltd | 遊技機 |
JP5168251B2 (ja) * | 2009-08-04 | 2013-03-21 | 奥村遊機株式会社 | パチンコ遊技機 |
JP5113147B2 (ja) * | 2009-12-25 | 2013-01-09 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP2014184248A (ja) * | 2014-04-22 | 2014-10-02 | Sammy Corp | 弾球遊技機 |
-
1996
- 1996-03-18 JP JP09013696A patent/JP4112028B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09253291A (ja) | 1997-09-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4112028B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4182264B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JPH1033771A (ja) | 遊技機 | |
JP2008017927A (ja) | 遊技機 | |
JPH1085395A (ja) | パチンコ機 | |
JP2004514474A (ja) | ゲームデバイスおよび方法 | |
JP3075194B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2000140285A (ja) | 遊技機 | |
JPH07110299B2 (ja) | 弾球遊技機の当たり発生確率制御装置 | |
JP2001149586A (ja) | 遊技機 | |
JP4392573B2 (ja) | 遊技機 | |
JPH10118272A (ja) | 遊技機 | |
JP2000135335A (ja) | 遊技機 | |
JP3702916B2 (ja) | 遊技機 | |
JP3637862B2 (ja) | 遊技機 | |
JP3285199B2 (ja) | 遊技機 | |
JP3209123B2 (ja) | 遊技機 | |
JPH1176532A (ja) | 遊技機 | |
JP3285200B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2001087485A (ja) | パチンコ遊技機 | |
JP3485527B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP3710076B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2001112990A (ja) | 遊技機 | |
JPH09285614A (ja) | 遊技機 | |
JPH09215830A (ja) | パチンコ機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041109 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050118 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050301 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050405 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050420 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20050524 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20050617 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080312 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080409 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140418 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |