JP3710076B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の図柄を変動表示する図柄表示部を有する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機としてのパチンコ機には、複数の図柄を変動表示可能な複数の図柄表示部を有する特別図柄表示器が配設してあり、遊技球が図柄始動口に入賞することによって、前記各図柄表示部の図柄が変動を開始し、所定時間後に、順次図柄が停止し、その確定図柄の組合せが、例えば、水平(Aライン)、左傾斜(Cライン)、右傾斜(Bライン)の図柄表示部において、全て同じ図柄であるとき、遊技者にとって有利な特別遊技状態(大当たり)が生起するというものがあり、この形式の遊技機として、特開平7−328200号公報、特開平8−318033号公報等がある。
【0003】
特開平7−328200号公報について概説すると、第1図柄表示部L11、L21、L31、第3図柄表示部L13、L23、L33及び第2図柄表示部L22には、順序よく羅列してある図柄「0〜E」が変動表示可能である。
そして、遊技球が図柄始動口に入賞すると、前記の図柄表示部は一斉に変動図柄が表示開始し、先ず、第1図柄表示部L11、L21、L31が、続いて、第3図柄表示部L13、L23、L33が停止する。
そして、中央水平ライン(Aライン)の第1図柄表示部L21と第3図柄表示部L23、右傾斜ライン(Bライン)の第1図柄表示部L11と第3図柄表示部L33、左傾斜ライン(Cライン)の第3図柄表示部L13と第1図柄表示部L31に、各々同じ図柄を表示したときにはリーチとして、大当たりとなる可能性があり、遊技者は期待感を持つ。
【0004】
即ち、このリーチは、第2図柄表示部L22に、前記各図柄表示部L21とL23、L11とL33、L13とL31に表示の、何れかの図柄(3通りの図柄)が表示されると、大当たりとなるから、所謂、トリプルリーチと称している。
そして、このリーチ態様を生起可能にするために、第1図柄表示部L11、L21、L31と第3図柄表示部L13、L23、L33において、表示する図柄の順序を逆順序に構成してある。即ち、第1図柄表示部L11、L21、L31には「0〜E」の順方向に、第3図柄表示部L13、L23、L33には「E〜0」の逆順序方向に表示可能に構成して、その出現を可能にしている。
【0005】
一方、特開平8−318033号公報には、所謂、トリプルリーチ、ダブルリーチ及びシングルリーチを可能とする遊技機が開示してあり、例えば、ダブルリーチは、右傾斜ライン(Bライン)の第1図柄表示部L11と第3図柄表示部L33、左傾斜ライン(Cライン)の第3図柄表示部L13と第1図柄表示部L31に、各々同じ図柄を表示可能とするものであり、第2図柄表示部L22が2通りの図柄で大当たりを生起するものである。そして、ダブルリーチを生起可能にするため、第1図柄表示部L11と第3図柄表示部L33、第1図柄表示部L13と第3図柄表示部L31に相当する図柄が同じとなるように配列してある。
即ち、この遊技機は、トリプルリーチ、ダブルリーチ及びシングルリーチを可能となるように図柄が配列してある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記特開平7−328200号公報は、リーチ態様は、常時、トリプルリーチであり、どのライン(A、B、C)に大当たり図柄が表示されるかによって、特別遊技状態が終了後に、遊技者にとって有利な状態になるか否かが判定される。
又、特開平8−318033号公報は、リーチ態様として、トリプルリーチ、ダブルリーチ及びシングルリーチの出現を可能にするが、トリプルリーチ、ダブルリーチ態様は各々1態様である。
そこで、本発明は、更に、遊技者に興味を与えることを可能とする図柄組合せを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の遊技機は、予め決められた順序で複数の図柄を変動表示可能であり、少なくとも3図柄を表示可能な第1図柄表示部と第3図柄表示部と、少なくとも1図柄を表示可能な第2図柄表示部を有していて、第1図柄表示部と第2図柄表示部と第3図柄表示部に表示の図柄とで、予め決められたAライン、Bライン及びCラインの何れか1つのラインに大当たり図柄が確定表示されると遊技者にとって有利な特別遊技状態が生起する。
又、特別遊技状態には第2特別遊技状態と、この第2特別遊技状態に比して遊技者に有利な第1特別遊技状態があり、第1図柄表示部、第2図柄表示部及び第3図柄表示部に表示の図柄には特定図柄と非特定図柄を含み、特定図柄で大当たり図柄が表示されると第1特別遊技状態が、非特定図柄で大当たり図柄が表示されると第2特別遊技状態が生起する。
そして、Aラインに非特定図柄による大当たり図柄を僅かに上下変動する表示態様で一旦停止表示した場合には、特定図柄による大当たり図柄、非特定図柄による大当たり図柄及び外れ図柄の組合せを前記第1図柄表示部、第2図柄表示部及び第3図柄表示部に表示可能に形成され、その後、この一旦停止表示の第1図柄表示部と第2図柄表示部と第3図柄表示部に表示の図柄を、遊技者が変動する全ての図柄が判る程度の同じ速度で同方向に再変動し、この再変動後に、Aラインには特定図柄による大当たり図柄又は非特定図柄による大当たり図柄を確定表示して、大当たり表示を行う。又、Bライン及びCラインにおいても、前記Aラインと同様な表示を行う。
そのため、Aライン、Bライン又はCラインに、非特定図柄による大当たり図柄が一旦停止表示したときには、遊技者に再変動することを知らせる。このとき、前記第1図柄表示部、第2図柄表示部及び第3図柄表示部には特定図柄による大当たり図柄、非特定図柄による大当たり図柄及び外れ図柄の組合せが形成され、各図柄表示部を同じ速度で同方向に再変動すると、特定図柄による大当たり図柄、非特定図柄による大当たり図柄及び外れ図柄の組合せが表示される可能性があると共に、前記大当たり図柄を一旦停止表示した同じラインに、特定図柄による大当たり図柄を確定表示する可能性があるので、遊技者に期待を持たせることができる。
【0008】
又、請求項2の遊技機は、一旦停止表示の大当たり図柄が特定図柄であるときには、再変動しないので、必ず、特定図柄での大当たりとすることによって、遊技者が安心して遊技することを可能にする。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1(正面図)は遊技機としてのパチンコ機1を示し、このパチンコ機1は、カードユニット20と対をなし、このカードユニット20にはカードリーダ(図示略)が内蔵してある。又、このカードユニット20の正面パネル21には、このカードユニットの作動が有効であるときの表示ランプやカード挿入口22が設けてある。一方、パチンコ機の前面パネル11に取り付けてある供給皿12には、前記カードユニット20の操作釦等が配設してあり、具体的には、前記カード挿入口22に挿入されたカードの残高(度数)等を表示する表示器13a、遊技者の操作によりカードユニット20を介してパチンコ機に貸球を供給する変換釦13b、カード返却用の返却釦13cが設けてある。
【0011】
尚、供給皿12の下には貯留皿17が配設してあって、供給皿12が満杯となったときオーバーフローした賞品球を貯留する。又、発射装置のハンドル18の操作により前記供給皿12からの1球毎に供給される遊技球をガイドレール2で案内して遊技領域3に発射する。
遊技領域3のほぼ中央部には、複数の変動図柄を介して図柄可変ゲームを行う特別図柄表示器Lが配置してあり、この特別図柄表示器Lには液晶式の特別図柄表示部LAを有している。
そして、図柄可変ゲームにおける一態様として、前記特別図柄表示部LAには図2(A)に示すように、少なくとも3図柄表示可能な第1図柄表示部L11、L21、L31と第3図柄表示部L13、L23、L33、及び、少なくとも1図柄を表示可能な第2図柄表示部L22として区分表示される(図2(A)(B))。即ち、第2図柄表示部は、リーチ、大当たり図柄を表示するために、本実施の形態で採用のL22だけでもよいが、L12、L32に、他の図柄(キャラクター)等を表示してもよい。
【0012】
そして、それらの図柄表示部には図2(C)に示す図柄が変動表示され、第1図柄表示部L11、L21、L31には、原則的に図柄「15〜1」を逆順序方向に表示可能に配列してあるが、例えば、それらの図柄の中で、「5〜1」の図柄(ブロック図柄)を選定し、そのブロック図柄を、図柄「11と10」の間に挿入して構成する。
従って、第1図柄表示部Ln1(n=1〜3)には、「15〜11」「5〜1」「10〜6」の順序で、図柄の上部から下部に図柄が表れるように変動表示される。
一方、第3図柄表示部L13、L23、L33には、前記第1図柄表示部Ln1における図柄順序とは逆順序に、図柄「1〜15」の正順序で表示可能に構成する。
又、第2図柄表示部L22には、図柄「1〜15」又は図柄「15〜1」の何れの順序でもよいが、本例では「1〜15」の正順序で表示可能とする。
尚、図2(C)には、各図柄表示部Ln1、L22、Ln3における図柄の表示順序が矢印で示してあるが逆方向に表示してもよいし、更には、各図柄表示部Ln1、L22、Ln3における図柄方向は、各々任意の方向で表示してもよい。
【0013】
また、特別図柄表示器Lの左右側部には、普通図柄始動ゲート4a、4bが備えてあり、遊技球が通過すると後述の大入賞口7に付設の普通図柄表示器8の図柄が変動を開始し、通常状態と有利状態で変更する所定時間経過後に停止し、その確定図柄が予め設定した図柄と一致したとき「当たり」となり、普通電動役物5の羽根5aを所定時間開成する。尚、この当たりの判定は、よく知られた循環数で構成の普通カウンタFcを介して行い、この「当たり」の確率は10/100である。
【0014】
そして、遊技球が普通電動役物5に入賞すると、所定数の賞品球を払い出すため、普通電動役物5の開成状態が多いほど遊技者にとって有利である。
尚、普通図柄表示器8の図柄が変動中に、遊技球が普通図柄始動ゲート4a、4bを通過すると、次回以降の普通図柄の図柄表示記憶として最大4個まで記憶されると共に、記憶数をランプ(LED等)Rに表示する。
また、これらの普通図柄始動ゲート4a、4bを通過した遊技球は、遊技領域3の中央下部に流下するように構成してあり、遊技領域3には、その他、普通入賞口9a、9b等が配設してある。
【0015】
一方、遊技球が前記普通電動役物5に入賞したときには図柄可変ゲームが行われ、この入賞球は検出器(図示略)を介して特別図柄始動信号が発生すると共に、図柄表示部L1n、L3n、L22が図柄変動表示を開始し、これらの図柄表示部L1n、L3n、L22の図柄が変動中に、遊技球が普通電動役物5に入賞すると、次回以降の特別図柄の変動表示記憶として最大4個まで記憶されると共に、記憶数を記憶ランプLRに点灯して報知する。
又、前記特別図柄始動信号に基づいて、判定カウンタHc(0〜329の循環カウンタ)の値を介して、通常状態(電源投入時)においては、大当たり(特別遊技状態)(判定カウンタHcの値「7」)であるか、後記で詳述するリーチ(トリプルリーチ(判定カウンタHcの値「11〜13」)、ダブルリーチ(判定カウンタHcの値「14〜18」)、シングルリーチ(判定カウンタHcの値「19〜32」))か、リーチとならない外れ(前記以外の判定カウンタHcの値のとき)を判定する。
【0016】
そして、先ず、第1図柄表示部L11、L21、L31が停止表示し、次に、第3図柄表示部L13、L23、L33が停止表示する。
そして、外れのときには、第2図柄表示部L22に外れ図柄を表示してこの図柄可変ゲームは終了する。
リーチのときには、トリプルリーチ、ダブルリーチ或いはシングルリーチ態様を表示した後、第2図柄表示部L22に外れ図柄を表示して、この図柄可変ゲームは終了する。
大当たりのときには、前記3つのリーチ態様の何れかを表示した後に、図2(B)に示すように、中央水平ライン(Aライン)のL21、L22、L23、右傾斜ライン(Bライン)L11、L22、L33、左傾斜ライン(Cライン)L13、L22、L31に、各々同じ図柄(大当たり図柄)を表示する。
【0017】
そして、大当たり(特別遊技状態)が生起すると、大入賞口7の開閉扉7aをt秒間、開成を維持するか、遊技球がa個入賞すると閉成し、前記開閉扉7aが開成中に、大入賞口7内に設けられている特定領域(図示略)を遊技球が通過すると、大入賞口7が再度開成し、この動作を最大X回行う。従って、遊技者は多量の賞品球を得ることができる。
【0018】
次に、前記構成における遊技機において、大当たりである場合、或いは大当たりとはならない場合のリーチ態様について、図3を参照して説明する。
(1)トリプルリーチ態様
このトリプルリーチ態様の例として、図3(A)に示すように、第1図柄表示部L11、L21、L31に「1、2、3」を停止表示すると共に、第3図柄表示部L13、L23、L33に「3、2、1」を表示することによって生起する。
即ち、このトリプルリーチ態様は、中央水平ライン(Aライン)の図柄表示部L21とL23、右傾斜ライン(Bライン)の図柄表示部L11とL33、左傾斜ライン(Cライン)の図柄表示部L13とL31には、各々、同じ図柄である「2」「1」「3」が表示されるため、第2図柄表示部L22に「1〜3」の何れかが表示されると大当たりとなる。
又、他の例として、図3(A’)に示すように、第1図柄表示部Ln1に「13、14、15」、第3図柄表示部Ln3に「15、14、13」の組合せがある。
【0019】
(2)ダブルリーチ態様
このダブルリーチの態様例として、図3(B)に示すように、中央水平ライン(Aライン)の図柄表示部L21、L23が「1、1」、左傾斜ライン(Cライン)の図柄表示部L13、L31が「2、2」で揃ったときであり、第2図柄表示部L22に「1又は2」の何れかが表示されると大当たりとなる。
又、他のダブルリーチの態様として、図3(B’)に示すように、中央水平ライン(Aライン)の図柄表示部L21、L23が「10、10」、右傾斜ライン(Bライン)の図柄表示部L11、L33が「9、9」で揃ったとき等である。
【0020】
(3)シングルリーチ態様
この態様例として、図3(C)に示すように、左傾斜ライン(Cライン)の図柄表示部L31、L13が「1、1」であり、第2図柄表示部L22に「1」が表示されると大当たりとなる。
又、他の態様として、図3(C’)に示すように、右傾斜ライン(Bライン)の図柄表示部L11、L33が「15、15」で揃ったとき等である。
【0021】
尚、前記の3種類のリーチ態様の選定は、例えば、大当たりを生起しないときであっても、前記判定カウンタHcの値が「11〜13」のときにはトリプルリーチ、「14〜18」のときにはダブルリーチ、「19〜32」のときにはシングルリーチとして表示することによって、遊技者に期待を与える。
又、大当たりであるときに選定する前記3種類のリーチ態様は、例えば、選定リーチカウンタ(循環数0〜15)を介して、0〜2のときトリプルリーチ、3〜7のときダブルリーチ、8〜15のときシングルリーチとする、等の方式がある。
【0022】
以上のように、第1図柄表示部Ln1と第3図柄表示部Ln3における図柄の配列を逆順序にし、且つ、第1図柄表示部Ln1の図柄の中で「5〜1」の図柄(ブロック図柄)を選定し、そのブロック図柄を何れかの図柄の間に挿入することによって、中央水平ライン(Aライン)、右傾斜ライン(Bライン)、左傾斜ライン(Cライン)において、トリプルリーチ、ダブルリーチ或いはシングルリーチの態様を生起可能である。
【0023】
(第2の実施の形態)
次に、前記第1実施の形態における遊技機とほぼ同じ構成であるが、大当たり(特別遊技状態)のときの大当たり図柄によって、異なる特別遊技状態が生起する遊技機について説明する。
この異なる特別状態には、図4に示すように、大当たりが終了後に有利状態(例えば、普通カウンタFcによる「当たり」の確率や判定カウンタHcによる大当たりの確率を高確率に変更)が生起する第1特別遊技状態と、大当たり終了後には通常状態になる第2特別遊技状態であり、遊技者にとって、第1特別遊技状態の方が第2特別遊技状態に比して有利である。
又、他の方法には、第1特別遊技状態は第2特別遊技状態に比して、大当たり中における、大入賞口7の最高回数X回を増加させたりする方式等がある。
【0024】
尚、この遊技機における第1図柄表示部Ln1、第3図柄表示部Ln3及び第2図柄表示部L22に表示する図柄は、図2(C)と同じであるが、第1特別遊技状態に変更する特定図柄として、図5(B)に示す丸印(赤色表示)の「1、3、5、7、9」とし、その他の無印(緑色表示)の図柄を非特定図柄とする。
【0025】
この遊技機における大当たりまでのプロセスは、前記第1の実施の形態とほぼ同様であるが、大当たりのときの大当たり図柄の表示形態を異にする。
即ち、遊技球が普通電動役物5に入賞すると、図柄可変ゲームが行われ、図柄表示部L11〜L31、L13〜L33、L22が、図柄変動表示を開始し、大当たりであるときには、前記トリプルリーチ、ダブルリーチ又はシングルリーチの何れかのリーチ態様を表示した後に、大当たり図柄を一旦停止表示し(実際には僅かに上下変動表示)、その後、最終的に、中央水平ライン(Aライン)のL21、L22、L23、右傾斜ライン(Bライン)L11、L22、L33、左傾斜ライン(Cライン)L13、L22、L31に、各々同じ図柄を確定表示する形式である。
【0026】
前記構成の遊技機の具体例として図5(A)(B)を参照して説明すると、図5(A)は、先ず、リーチ態様として、Aラインに「1、1」とCラインに「2、2」で揃ったダブルリーチを表示し、その後、大当たり表示として、第2図柄表示部L22に「1」を一旦停止表示した状態である。
このとき、第1図柄表示部Ln1、第3図柄表示部Ln3及び第2図柄表示部L22における、他の図柄の配列は、図5(B)に示すように、非特定図柄の「6、6、6」と「11、11、11」が揃っている。
そこで、前記Aラインで揃った「1、1、1」に対して、遊技者が変動図柄が判る程度の速度で、第1図柄表示部Ln1、第3図柄表示部Ln3及び第2図柄表示部L22の図柄を同方向(正順序又は逆順序)に再変動し、「1、1、1」、「6、6、6」、「11、11、11」の何れかを確定表示すると、「1、1、1」であれば特定図柄での大当たり、「6、6、6」或いは「11、11、11」が確定表示すると非特定図柄での大当たりにすることができる。
【0027】
このように、第1図柄表示部Ln1、第2図柄表示部L22及び第3図柄表示部Ln3に変動表示する図柄の配列(図2(C))は、ある大当たり図柄を揃えると、他にも大当たり図柄の組合せが生ずる図柄の配列であり、面白みがある図柄配列を奏する。
そのため、前記したように、特に、遊技者に、大当たり図柄を一旦停止表示し、再度、大当たり図柄を確定表示まで図柄変動を行うとき、第1図柄表示部Ln1、第2図柄表示部L22及び第3図柄表示部Ln3に表示する図柄を同じ速度で変動表示すれば良く、変動操作が容易であるし、遊技者にとっても、一旦停止表示の図柄が非特定図柄であっても、再度の変動によって、特定図柄での大当たりとなる期待がある。
尚、大当たり図柄が、特定図柄「1、1、1」で一旦停止表示(実際には僅かに上下変動表示)されたときには、再変動をしない方式を採用することであってもよく、この方式によって、一旦停止表示の特定図柄での大当たり図柄は、必ず、特定図柄が確定図柄となるので、遊技者は安心して遊技を行う。
【0028】
又、図6(A)は、他の大当たり図柄であり、中央水平ライン(Aライン)の第1図柄表示部L21、第2図柄表示部L22及び第3図柄表示部L23に「2、2、2」を一旦停止表示する。
この時、第1図柄表示部Ln1、第2図柄表示部L22及び第3図柄表示部Ln3に表示する図柄は、図6(B)に示すように、非特定図柄「12、12、12」と特定図柄の「7、7、7」が揃っている。
そこで、「2、2、2」で一旦停止表示後に、遊技者が変動図柄が判る程度の速度で、第1図柄表示部Ln1、第3図柄表示部Ln3及び第2図柄表示部L22の図柄を同方向(正順序又は逆順序)に再変動し、非特定図柄の「2、2、2」「12、12、12」か、特定図柄「7、7、7」の何れかを確定表示すると、遊技者は、一旦停止図柄が非特定図柄「2、2、2」であっても、特定図柄「7、7、7」を確定表示される場合があるので、期待を持つことができる。
【0029】
図7(A)は、Bラインでの大当たり図柄「1、1、1」で一旦停止表示した図であり、このとき、第1図柄表示部Ln1、第2図柄表示部L22及び第3図柄表示部Ln3に表示する図柄は、図7(B)に示すように、Bラインで非特定図柄「6、6、6」と「11、11、11」が揃っている。そこで、「1、1、1」で一旦停止表示後に、遊技者が変動図柄が判る程度の速度で、第1図柄表示部Ln1、第3図柄表示部Ln3及び第2図柄表示部L22の図柄を同方向(正順序又は逆順序)に再変動し、特定図柄「1、1、1」か、非特定図柄「6、6、6」「11、11、11」の何れかを確定表示する。
【0030】
尚、前記第1の実施の形態における遊技機の形式は、第2の実施の形態に例示する遊技機であってもよく、図柄として図2(C)に替えて、図5(B)に示す特定図柄と非特定図柄を区別する図柄を採用する。
そして、例えば、図3(A)に示すトリプルリーチが生起したときには、第2図柄表示部L22には「1、2、3」の何れかで大当たりとなるが、遊技者は、特定図柄である「1」又は「3」で大当たりとなることを望む。
そして、「1、1、1」又は「3、3、3」の特定図柄で大当たりになると、図4に示すように、大当たりが終了後に、普通カウンタFcによる「当たり」の確率や判定カウンタHcによる大当たりの確率を高確率に変更したり、大入賞口7の最高回数X回を増加させたりする第1特別遊技状態となるが、「2、2、2」の「非特定図柄」での大当たりは、大当たり終了後には通常状態になる第2特別遊技状態になる。
【0031】
また、本発明は、前記第1の実施の形態及び第2の実施の形態に限定されず、「ブロック図柄」は、第1図柄表示部Ln1において形成する例をあげたが、第3図柄表示部Ln3で形成してもよいことはいうまでもない。
又、ブロック図柄に含まれる図柄の数は、5図柄に限定されないし、1図柄以上であればよいし、前記第1の実施の形態におけるブロック図柄の数は、単数ブロックであるが、複数ブロックで構成してもよい。
また、図柄表示部Ln1、L22、Ln3に表示する図柄は、数字「1〜15」であるが、数字に替えて、順序よく配列の花等の図柄であってもよいし、その図柄数は15に限定されないし、特別図柄表示部LAにおける表示形態として、第1、第2及び第3図柄表示部を左、中、右の配置で縦方向の変動表示に替えて、上、中、下に配置して横方向の変動表示であってもよい。
また、最後に停止表示する第2図柄表示部L22の図柄は、図柄表示部Ln1、Ln3に表示する図柄に限定されず、図8に示すように、他の図柄を含んで構成してもよいし、更には、図柄「1〜15」のように順序良く配列する必要もない。
又、遊技機としてパチンコ機の他、スロットマシーン、テレビゲーム等の遊技機にも適用できることはいうまでもない。
【0032】
【発明の効果】
請求項1の遊技機は、Aライン、Bライン又はCラインの何れか1つのラインに非特定図柄による大当たり図柄が、僅かに上下変動する一旦停止表示態様であると、遊技者に再変動することを知らせる。そして、第1図柄表示部、第2図柄表示部及び第3図柄表示部には特定図柄による大当たり図柄、非特定図柄による大当たり図柄及び外れ図柄の組合せが形成され、各図柄表示部を同じ速度で、且つ、同方向に再変動すると、特定図柄による大当たり図柄、非特定図柄による大当たり図柄及び外れ図柄の組合せが表示される可能性があると共に、前記大当たり図柄を一旦停止表示した同じラインに、特定図柄による大当たり図柄を確定表示する可能性があるので、遊技者に期待を持たせることができる。
又、請求項2の遊技機は、一旦停止表示の大当たり図柄が特定図柄であるときには、再変動しないことによって、必ず、特定図柄での大当たりとすることによって、遊技者が安心して遊技することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機(パチンコ機)の正面図である。
【図2】(A)は特別図柄表示部LAの拡大図、(B)は図柄表示部の配置を示し、(C)は各図柄表示部に表示する図柄配列を示す図である。
【図3】(A)(A’)はトリプルリーチ態様、(B)(B’)はダブルリーチ態様、(C)(C’)はシングルリーチ態様を示す図である。
【図4】遊技状態の変更を説明する図である。
【図5】(A)は、第2実施の形態における一旦停止表示の大当たり状態を示し、(B)はそのときの図柄表示部の図柄配列を示す図である。
【図6】(A)は、第2実施の形態における他の一旦停止表示の大当たり状態を示し、(B)はそのときの図柄表示部の図柄配列を示す図である。
【図7】(A)は、第2実施の形態における他の一旦停止表示の大当たり状態を示し、(B)はそのときの図柄表示部の図柄配列を示す図である。
【図8】第3図柄表示部における図柄の他の配列を示す図である。
【符号の説明】
4a、4b 普通図柄始動ゲート
5 普通電動役物
7 大入賞口
L 特別図柄表示器
L11、L21、L31 第1図柄表示部
L22 第2図柄表示部
L13、L23、L33 第3図柄表示部
Aライン L21、L22、L23
Bライン L11、L22、L33
Cライン L13、L22、L31
Claims (2)
- 予め決められた順序で複数の図柄を変動表示可能であり、少なくとも3図柄を表示可能な第1図柄表示部と第3図柄表示部と、少なくとも1図柄を表示可能な第2図柄表示部を有し、
第1図柄表示部と第2図柄表示部と第3図柄表示部に表示の図柄とで、予め決められたAライン、Bライン及びCラインの何れか1つのラインに大当たり図柄が確定表示されると遊技者にとって有利な特別遊技状態が生起する遊技機であって、
特別遊技状態には第2特別遊技状態と、この第2特別遊技状態に比して遊技者に有利な第1特別遊技状態を含み、
第1図柄表示部、第2図柄表示部及び第3図柄表示部に表示の図柄には特定図柄と非特定図柄を含み、特定図柄で大当たり図柄が表示されると第1特別遊技状態が、非特定図柄で大当たり図柄が表示されると第2特別遊技状態が生起し、
前記Aラインに非特定図柄による大当たり図柄を一旦停止表示した場合には、特定図柄による大当たり図柄、非特定図柄による大当たり図柄及び外れ図柄の組合せを前記第1図柄表示部、第2図柄表示部及び第3図柄表示部に表示可能に形成され、その後、第1図柄表示部と第2図柄表示部と第3図柄表示部に表示の図柄を、遊技者が変動する全ての図柄が判る程度の同じ速度で同方向に再変動して、Aラインに特定図柄による大当たり図柄又は非特定図柄による大当たり図柄を確定表示し、
前記Bラインに非特定図柄による大当たり図柄を一旦停止表示した場合には、特定図柄による大当たり図柄、非特定図柄による大当たり図柄及び外れ図柄の組合せを前記第1図柄表示部、第2図柄表示部及び第3図柄表示部に表示可能に形成され、その後、第1図柄表示部と第2図柄表示部と第3図柄表示部に表示の図柄を、遊技者が変動する全ての図柄が判る程度の同じ速度で同方向に再変動して、Bラインに特定図柄による大当たり図柄又は非特定図柄による大当たり図柄を確定表示し、
前記Cラインに非特定図柄による大当たり図柄を一旦停止表示した場合には、特定図柄による大当たり図柄、非特定図柄による大当たり図柄及び外れ図柄の組合せを前記第1図柄表示部、第2図柄表示部及び第3図柄表示部に表示可能に形成され、その後、第1図柄表示部と第2図柄表示部と第3図柄表示部に表示の図柄を、遊技者が変動する全ての図柄が判る程度の同じ速度で同方向に再変動して、Cラインに特定図柄による大当たり図柄又は非特定図柄による大当たり図柄を確定表示し、
前記一旦停止表示は、大当たり図柄を僅かに上下変動する表示態様であることを特徴とする遊技機。 - 一旦停止表示の大当たり図柄が特定図柄であるときには、再変動しないことを特徴とする請求項1の遊技機。
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