JPH11192357A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH11192357A
JPH11192357A JP10314875A JP31487598A JPH11192357A JP H11192357 A JPH11192357 A JP H11192357A JP 10314875 A JP10314875 A JP 10314875A JP 31487598 A JP31487598 A JP 31487598A JP H11192357 A JPH11192357 A JP H11192357A
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JP
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special
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JP10314875A
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English (en)
Inventor
Kanehisa Watanabe
兼久 渡辺
Kazuhiro Sato
一宏 佐藤
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Toyomaru Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyomaru Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、複数の図柄変動表示をする特別図
柄表示部を有する遊技機であって、特別遊技状態を生起
する図柄組み合わせ方式を従来とは異にして、遊技者が
最後まで図柄変動に注目しながら遊技を可能とするもの
である。 【解決手段】 本発明の遊技機は、特別図柄表示部を第
1グループ(L1、L2)と第2グループ(L3)に区
分けし、第1グループと第2グループの特別図柄表示部
の図柄が変動後に停止した確定図柄が、予め設定の図柄
の組み合わせとなったとき特別遊技状態を生起し、第1
グループの特別図柄表示部L1、L2の図柄を一旦停止
表示し、その後に第2グループの特別図柄表示部L3の
確定図柄を遊技者に認識可能とし、更に、第1グループ
の特別図柄表示部L1、L2の図柄を変動させて、複数
の特別図柄表示部に確定図柄を表示させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の図柄変動表
示をする特別図柄表示部を有する遊技機であって、特別
遊技状態を生起する図柄組み合わせ方式に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機としてのパチンコ機には、複数の
図柄を可変表示可能な複数の特別図柄表示部を有する特
別図柄表示器が配設してあり、遊技球が図柄始動口に入
賞することによって、前記各特別図柄表示部の図柄が変
動を開始し、所定時間後に、順次図柄が停止し、その確
定図柄の組合せが、例えば、全て同じ図柄であるとき、
遊技者にとって有利となる特別遊技状態(大当たり)が
生起するものがある。
【0003】具体的な例を示して説明すると、特別図柄
表示部L1〜L3が図柄変動を開始し、順次、特別図柄
表示部L1、L2が停止して同じ図柄(例えば、4、
4)を表示したときには、リーチとして大当たりとなる
可能性があり、遊技者は期待感を持つ。しかしながら、
パチンコ機の形式により、大当たりの図柄によっては、
価値を異にするものがあり、例えば、非特定図柄として
予め選定の図柄「4、4、4」での大当たりでは大当た
り終了後に、再度大当たりとなる確率が高確率とならな
いが、特定図柄として予め選定の「7、7、7」での大
当たりでは高確率に変移する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、前記形式のパ
チンコ機において、遊技者は、非特定図柄「4、4」で
リーチとなっても、あまり期待感をもたないこととな
る。そこで、本発明は、特定図柄と非特定図柄を含む態
様でリーチ可能とし、そのとき、遊技者に特定図柄で大
当たりとなる期待感を与える遊技機を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の遊技機は、複
数図柄を変動表示可能な特別図柄表示部を複数有する特
別図柄表示器であって、特別図柄表示部を第1グループ
と第2グループに区分けし、前記第1グループと第2グ
ループの特別図柄表示部の図柄が変動後に停止した確定
図柄が予め設定の図柄の組み合わせとなったとき、遊技
者にとって有利となる特別遊技状態を生起する遊技機で
あって、第1グループの特別図柄表示部の図柄を一旦停
止表示し、その後に第2グループの特別図柄表示部の確
定図柄を遊技者に認識可能とし、更に、第1グループの
特別図柄表示部の図柄を変動させて、複数の特別図柄表
示部に確定図柄を表示させるものである。最初に変動停
止する第1グループの特別図柄表示部の図柄は一時的な
ものであり、第2グループの特別図柄表示部の図柄が遊
技者に認識可能となった後に、第1グループの特別図柄
表示部の図柄が確定するため、最後まで、全ての特別図
柄表示部の確定図柄が判らないこととなり、従来とは異
なる表示態様である。
【0006】又、請求項2の遊技機は、前記請求項1と
同じ構成であり、第1グループの特別図柄表示部の図柄
を一旦停止表示し、その後に前記第2グループの特別図
柄表示部の図柄を一旦停止表示し、更に、第1グループ
と第2グループの特別図柄表示部の図柄を変動させて、
複数の特別図柄表示部に確定図柄を表示させるものであ
る。従って、特別図柄表示部の図柄は、第1グループと
第2グループの特別図柄表示部の図柄が最後の段階で変
動するので、最後まで判らないこととなる。請求項3の
遊技機は、複数図柄を変動表示可能な特別図柄表示部を
複数有する特別図柄表示器を備える遊技機であって、特
別図柄表示部の図柄が変動停止して表示の確定図柄が、
予め設定の図柄で且つ設定数を満たしたとき、遊技者に
とって有利となる特別遊技状態を生起するものである。
遊技機が大当たりを生起するのは、予め設定の図柄で且
つ設定数を満たすという、従来の図柄合わせと異なる態
様で大当たりを生起させるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1(正面
図)は遊技機としてのパチンコ機10を示す。このパチ
ンコ機は、球貸機20と対をなし、この球貸機20には
カードリーダ(図示略)が内蔵してある。又、この球貸
機20の正面パネル21には、この球貸機の作動が有効
であるときの表示ランプやカード挿入口22が設けてあ
る。一方、パチンコ機の前面パネル11に取り付けてあ
る上皿12には、前記球貸機20の操作釦等が配設して
あり、具体的には、前記カード挿入口22に挿入された
カードの残高(度数)等を表示する表示器13a、遊技
者の操作により球貸機20を介してパチンコ機に貸球を
供給する変換釦13b、カード返却用の返却釦13cが
設けてある。
【0008】尚、上皿12の下には下皿17が配設して
あって、上皿12が満杯となったときオーバーフローし
た賞品球を貯留する。又、発射装置のハンドル18の操
作により前記上皿12からの1球毎に供給される遊技球
をガイドレール31で案内して遊技領域19に発射す
る。
【0009】遊技領域19のほぼ中央部には、複数の変
動図柄を介して可変表示ゲームを行う液晶表示の特別図
柄表示器Lが配置してある。この特別図柄表示器Lは特
別図柄表示部L1〜L3に区分表示可能とし(図2
(A))、第1グループである特別図柄表示部L1、L
2には、図2(B)に示すように、図柄「1、2、3、
A、4、5、Z、6、7、C」をこの順序で変動表示
し、第2グループである特別図柄表示部L3には、図柄
「1、2、3A、4、5Z、6、7C」を変動表示す
る。
【0010】又、特別図柄表示器Lの左右側部には、普
通図柄始動ゲート23a、23bが備えてあり、遊技球
が通過すると後述の大入賞口58に付設の普通図柄表示
器56の図柄が変動を開始し、所定時間経過後に停止
し、その確定図柄が予め設定した図柄と一致したとき当
たりとなり、普通電動役物57を所定時間開成する。
尚、これらの普通図柄始動ゲート23a、23bを通過
した遊技球は遊技領域19中央下部に流下するように構
成してある。又、遊技領域19には、その他、普通入賞
口55a、55b等が配設してある。
【0011】遊技球が、普通電動役物57に入賞したと
きには、検出器(図示略)を介して特別図柄始動信号が
発生し、特別図柄表示部L1〜L3は変動表示を開始す
る。尚、特別図柄表示部L1〜L3の図柄が変動中に普
通電動役物57に入賞する遊技球は、最大4個まで記憶
され、その数に対応して記憶ランプLRを点灯する。そ
して、特別図柄始動信号に基づいて、よく知られた判定
カウンタHcによって、リーチか、大当たり(特別遊技
状態)か、ハズレかを選定する。
【0012】即ち、大当たりの処理は概念を示す制御フ
ロー(図3、図4)を介して行い、先ず、図3に示す制
御について説明する。パチンコ機の電源が投入されたと
き等には、大当たりとなる確率を低確率状態に設定する
と共に大当たりカウンタMを初期化する。そして、遊技
中に、大当たりが生起したか否かの判定を前記判定カウ
ンタHcを介して行い、大当たりが生起したときにはス
テップ2に進み(S1)、大当たり中、再度大当たりが
生じにくくするため低確率状態に設定する(S2)。次
に、電源投入時に初期化して、その後、所定時間毎にカ
ウントする連続カウンタ(0〜9の循環カウンタ)によ
って、その連続カウンタの値が「0〜2」(特定図柄で
の大当たり)である否かを判定し(S3)、0〜2であ
るとき(3/10クリア)には大当たりカウンタMを2
(初期値)に設定する(S4)。
【0013】この連続カウンタは、今回の大当たりが終
了した後に、次回大当たりを生起する可能性を高くする
高確率状態にするか否かの判定を行い、高確率状態とす
る割合を3/10とする。又、大当たりカウンタMは大
当たりの回数を制限するものであり、例えば、「2」に
設定すると、以後、少なくとも高確率状態で2回の大当
たりを許容する。
【0014】そして、特別図柄表示部L1〜L3には、
後記で詳述する方法で、前記ステップ3で「NO」(3
/10クリアせず)の場合には、非特定図柄「1、1、
1」「2、2、2」「A、3A、A」「4、4、4」
「Z、5Z、Z」「6、6、6」「C、7C、C」(7
通り)の何れかを確定図柄として表示し、反対に、3/
10をクリアしたときには、特定図柄「3、3A、3」
「5、5Z、5」「7、7C、7」(3通り)の何れか
を確定図柄として区別する(S5)。そして、ステップ
2で設定した低確率状態で大当たり処理を行う。この大
当たりは、大入賞口58の開閉扉58aをt秒間、開成
を維持するか、遊技球がa個入賞すると閉成し、前記開
閉扉58aが開成中に、大入賞口58内に設けられてい
る特定領域(図示略)を遊技球が通過すると、大入賞口
58が再度開成し、この動作を最大X回行う。従って、
遊技者は多量の賞品球を得ることができる。
【0015】そして、大当たり処理が終了すると(S
6)、大当たりカウンタMの値が0より大きいかを判定
し(S7)、「NO」のときには特定図柄で大当たりを
生じなかったか、特定図柄で大当たりが生じても高確率
状態にすることが終了したので、低確率状態のままステ
ップ1に戻る。反対に、大当たりカウンタMが0より大
きいときには(S7)、大当たりカウンタMから1を引
いて、残りの大当たりの回数を設定した後に(S8)、
高確率状態に設定して(S9)、ステップ1に戻る。以
上のように、図3に示す制御では、図3(A)に示すよ
うに、最初に特定図柄で大当たりを生起する(大当たり
カウンタM=2)と、次の大当たりが非特定図柄(M=
1)、そして次の大当たりも非特定図柄(M=0)であ
っても、大当たりカウンタMの初期設定値(2)によっ
て、以後2回の大当たりが生じ易くなり、最初の大当た
りを含めて3回の大当たりにより多量の賞品球を獲得で
きる。
【0016】しかしながら、前記ステップ3(図3)の
判定によって、特定図柄(連続カウンタが0〜2)で大
当たりとなることも生ずる。図3(B)は、最初の特定
図柄で大当たり(M=2)、次も特定図柄で大当たり
(M=2)、そして、非特定図柄の大当たり、特定図柄
での大当たりが生じた場合を示す。この図から、特定図
柄で大当たりが生ずると、大当たりカウンタMが「2」
に設定されるため、大当たりが連続して生起し、更な
る、多量の賞品球を獲得することとなり、遊技者間に不
公平感が生ずる。
【0017】そこで、かかる不公平感を解消するため図
4に示す制御を行う。尚、この制御フローはほぼ図3と
同じであるため、主として相違点を説明する。パチンコ
機の電源が投入されたとき等には、大当たりとなる確率
を低確率状態に設定すると共に大当たりカウンタMと最
大カウンタNを初期化する。そして、遊技中に、大当た
りが生起したか否かを前記判定カウンタHcを介して行
い、大当たりが生起したときにはステップ12に進み
(S11)、大当たり中、再度大当たりが生じにくくす
るため低確率状態に設定する(S12)。
【0018】次に、最大カウンタNが9より小さいかを
判定し(S13)、9以上であるときには連続カウンタ
(0〜9の循環カウンタ)が「0」であるかを判定する
(S14)。尚、前記最大カウンタNは、大当たりが連
続して生ずる回数を制限するものであり、大当たり回数
が9回までは割合3/10で許容し、それ以上になる
と、大当たりの割合を1/10にする(S14)。即
ち、最大カウンタNが9となると、連続カウンタ(0〜
9の循環カウンタ)が「0」(特定図柄での大当たり)
であるかを判定し、「0」でないときには非特定図柄で
の大当たりとする(S14)。一方、ステップ14で、
連続カウンタが「0」であるときには、ステップ16に
進んで、大当たりカウンタMを2(初期値)にセットし
て、その大当たりの終了後に高確率状態として、少なく
ともあと2回の大当たりを生起し易くする。以上のステ
ップ13〜14によって、大当たりが9回(=N)生起
すると、10回目以後は高確率状態となる割合を1/1
0として、大当たりが10回以上連続して生起すること
を抑制する。
【0019】前記ステップ13で、最大カウンタNが9
より小さいときには、連続カウンタが「0〜2」(特定
図柄での大当たり)であるかを判定し(S15)、0〜
2であるときには大当たりカウンタMを2にセットし、
「NO」のときにはステップ17へ進む。そして、この
ステップ17では、前記ステップ5と同じように特別図
柄表示部L1〜L3に特定図柄、非特定図柄での大当た
りである旨の図柄表示を行う。次に、ステップ12で設
定した低確率状態で大当たり処理を行い(S18)、大
当たり処理が終了すると、大当たりカウンタMの値が0
より大きいか否かを判定し(S19)、「NO」のとき
には、最大カウンタNを初期化して(S20)、即ち、
当初の条件に戻してステップ11へ戻る。一方、大当た
りカウンタMの値が0より大きいときには、大当たりカ
ウンタMから1を引いて高確率状態に設定する(S2
1、S22)。又、大当たりの最大カウンタNの1を加
算してステップ11に戻る(S23)。以上の制御によ
って、最初の大当たりを含めて9回目までの大当たり
は、割合3/10で生起するが、それ以上の回数(10
回以上)となると、1/10となり、大当たりが連続し
て生ずることを抑制できる。
【0020】次に、前記ステップ5(図3)、ステップ
17(図4)における特別図柄表示部L1〜L3の図柄
表示の具体例を説明するが、特別図柄表示部L1〜L3
に表示する図柄の選定等は、よく知られた特別図柄カウ
ンタ等を介して行う方式であり説明を略す。パチンコ機
の電源が投入されたときには、特別図柄表示部L1〜L
3は、図2(A)に示すように、中央に位置する図柄
(7、5Z、3)は全体表示し、上図柄(C、6、A)
と下図柄(6、4、2)は半分見える状態とする。即
ち、本実施の形態では、後記で詳述するように、第1グ
ループの特別図柄表示部L1、L2が一旦停止した後
に、再度変動を開始するため、その様子が判るように、
縦に2図柄(2ライン)を表示可能とする。
【0021】(ハズレ処理)遊技球が普通電動役物57
に入賞したとき、判定カウンタHcによって「ハズレ」
と判断されたときには、特別図柄表示部L1〜L3の図
柄が一斉に変動を開始する。そして、第1グループの特
別図柄表示部L1、続いて特別図柄表示部L2が異なる
図柄で停止し、その後、第2グループの特別図柄表示部
L3の図柄を早期に停止して、次の処理に備える。
【0022】(リーチを経ての処理)この処理について
は図5を参照して説明すると、遊技球が普通電動役物5
7に入賞すると、特別図柄表示部L1〜L3の図柄は一
斉に変動し、所定時間後に、先ず、特別図柄表示部L1
の図柄が一旦停止し、上部に「A」、下部に「3」の2
図柄を表示する。そして、所定時間後に、特別図柄表示
部L2が、上部に「A」、下部に「3」を一旦停止表示
する。この状態は特別図柄表示部L1、L2が同じ図柄
であるためリーチであり(図5(A))、遊技者は図柄
変動中の第2グループの特別図柄表示部L3の確定図柄
が、何れの図柄で停止するか興味を持つ。
【0023】そして、第2グループの特別図柄表示部L
3は、図5(B)に示すように、中央部に遊技者が認識
可能に確定図柄「2」を表示し、その後、第1グループ
の特別図柄表示部L1、L2の図柄を上方か下方の何れ
かにほぼ半図柄分変動させる。図5(C)は下方へ変動
して確定図柄「A、2、A」、図5(D)は上方へ変動
して確定図柄「3、2、3」となり、何れもハズレであ
る。前記したように、第2グループの特別図柄表示部L
3の図柄を認識可能な状態とした後に、更に、第1グル
ープの特別図柄表示部L1、L2を変動させて、各特別
図柄表示部L1〜L3の図柄を確定図柄とするため、遊
技者にその選択過程が判るように、図柄表示部L1〜L
3を縦に2図柄表示可能に構成してあるが、必ずしも、
縦に2図柄表示可能に構成する必要はなく、1列表示に
構成してもよい。尚、第2グループの特別図柄表示部L
3に表示の確定図柄は、遊技者に対して認識可能状態と
すればよく静止表示であっても、変動状態であってもよ
い。一方、図5(E)に示すように、最終の特別図柄表
示部L3に「3A」を認識可能に表示し、その後、特別
図柄表示部L1、L2の図柄を上方か下方の何れかにほ
ぼ半図柄分変動させる。図5(F)は上方に変動したと
きであり、確定図柄「3、3A、3」となって、特定図
柄の大当たりである。他方、図5(G)は下方に変動し
たときを示し、確定図柄「A、3A、A」で非特定図柄
での大当たりである。
【0024】以上のように、リーチ時には、図5(A)
に示すように、第1グループの特別図柄表示部L1、L
2には特定図柄「3」と非特定図柄「A」の双方を一旦
停止表示し、その後、第2グループの特別図柄表示部L
3の確定図柄が認識可能に停止した後、更に、第1グル
ープの特別図柄表示部L1、L2が変動するので、この
第1グループの特別図柄表示部L1、L2が変動を終了
するまで、特定図柄で大当たりか非特定図柄で大当たり
か、或は、ハズレとなるか不明であるので、遊技者は最
後まで期待感を維持することができる。
【0025】次に、図6に示すのは前記と異なる図柄で
のリーチであり、その後の推移について説明する。第1
グループの特別図柄表示部L1、L2が図柄「3」
「2」で一旦停止してリーチ(図6(A))を表示した
後に、第2グループの特別図柄表示部L3が図柄「2」
を認識可能に表示すると(図6(B))、特別図柄表示
部L1、L2が何れの方向に変動するかが問題となる。
即ち、特別図柄表示部L1、L2がほぼ半図柄下方向に
変動すると「3、2、3」でハズレ(図6(C))とな
るが、ほぼ半図柄上方向に変動すると「2、2、2」と
なって非特定図柄で大当たりとなる(図6(D))。
又、特別図柄表示部L3が図柄「4」で認識可能に停止
したときには(図6(E)、特別図柄表示部L1、L2
が何れの方向に変動してもハズレ表示となるため興味が
なくなる(図6(F)(G))。
【0026】一方、特別図柄表示部L3が確定図柄「3
A」で認識可能に停止したときには(図6(H))、特
別図柄表示部L1、L2を上方にほぼ半図柄変動したと
きには「2、3A、2」となってハズレであるが(図6
(I))、下方にほぼ半図柄変動したときには「3、3
A、3」となって特定図柄の大当たりとなる(図6
(J))。従って、特別図柄表示部L3の確定図柄が
「3A」となっても、大当たりとなるかハズレとなる
か、見かけ上、確率1/2であり遊技者は興味をもって
遊技を行うこととなる。このように、リーチとなった後
において、ハズレ、特定図柄での大当たり或は非特定図
柄での大当たりとなるため、最後まで、特別図柄表示部
L1〜L3の変動を見守ることとなる。
【0027】(第2実施の形態)本実施の形態は、前記
第1の実施の形態とほぼ同じ形式のパチンコ機であり、
異なる点を図7、図8を参照して説明する。特別図柄表
示部L1〜L3は、図7(A)に示すように、中央に位
置する図柄(1、2、3)は全体表示し、上図柄(2、
3、4)と下図柄(6、1、2)は半分を表示し、第1
グループの特別図柄表示部L1、L2、第2グループの
特別図柄表示部L3には、図7(B)に示すように、
「1〜6」の図柄を変動表示し、大当たりは「1、1、
1」〜「6、6、6」と全て同じ図柄が揃ったときと
し、特定図柄での大当たりは「3、3、3」と「6、
6、6」の2通りとする。
【0028】図8(A)は、特別図柄表示部L1〜L3
が変動を開始し、第1グループの特別図柄表示部L1、
L2が、上段「3」、下段「2」で一旦停止してリーチ
状態を示す。次に、第2グループの特別図柄表示部L3
が、上段「3」、下段「2」で一旦停止して図柄表示す
る(図8(B))。そして、その後、第1及び第2グル
ープの特別図柄表示部L1〜L3の全てを、上方或は下
方に半図柄分変動させる。
【0029】図8(C)は下方に変動して、確定図柄
「3、3、3」の特定図柄で大当たりを示し、上方に変
動したときには確定図柄「2、2、2」で非特定図柄で
大当たり(図8(D))となる。このように、第2グル
ープの特別図柄表示部L3が、第1グループの特別図柄
表示部L1、L2と同じ図柄で停止したときには、特定
図柄か非特定図柄の何れかで大当たりをするかが興味と
なる。一方、図8(E)に示すように、特別図柄表示部
L3が上段「5」、下段「4」で停止したときには、何
れもハズレである(図8(F)(G))。前記のよう
に、本実施の形態では、特別図柄表示部L1〜L3が一
旦停止表示した後に、全ての特別図柄表示部L1〜L3
をほぼ半図柄分変動させるので、特別図柄表示部L3が
何れの図柄で停止するかが興味となり、揃った図柄で停
止しても、特定図柄で大当たりとなるか否かが、次の興
味となる。
【0030】(第3の実施の形態)本実施の形態は前記
の第1、2の実施の形態とは、図9に示すように、特別
図柄表示器Lに複数図柄(例えば、0〜9)を変動表示
可能な複数(例えば、9個)の特別図柄表示部A〜Iを
形成する点を異にすると共に、大当たり(特別遊技状
態)の条件は下記ケースとする。このパチンコ機は前記
第1又は第2実施の形態と同様に、遊技球が普通電動役
物57に入賞したときには判定カウンタHcによって、
リーチか、大当たり(特別遊技状態)か、或は、ハズレ
かを選定すると共に、特別図柄表示部A〜Iが一斉に変
動表示を開始し、その後、予め設定された時間が経過す
る毎に、確定図柄選定カウンタを介して、特別図柄表示
部A〜Iの図柄を順次、停止させて確定図柄を停止表示
する。
【0031】次に、前記構成のパチンコ機の種々の大当
たり条件について説明する。 (A)大当たりは、確定図柄「7」が設定数(例えば、
3個)以上を満たしたときとすると、図10(A)は、
特別図柄表示部A〜Eまで表示された状態を示し、確定
図柄「7」が2個表示されているため、もう一個「7」
が表示されると大当たりとなるので「リーチ状態」であ
る。そして、残りの特別図柄表示部F〜Iが未確定であ
るので、この段階での大当たりとなるチャンスは見かけ
上、あと4回ある。このように、大当たりとなる条件を
予め設定の図柄の個数とすることによって、従来とは異
なる面白味を発揮する。
【0032】(B)大当たりの条件として複数の図柄を
設定しておき、それらの図柄が表示された個数(設定
数)で特定図柄と非特定図柄の大当たりとする。例え
ば、大当たりの確定図柄を「3」と「7」の2種類と
し、確定図柄「3」が3個以上表示したときには非特定
図柄での大当たりとし、確定図柄「7」が3個以上表示
されたときには特定図柄での大当たりとする。図10
(B)は、確定図柄「3」、「7」が共に2個表示して
いるため、特定図柄と非特定図柄での「ダブルリーチ」
状態であり、大当たりのチャンスは、見かけ上、特別図
柄表示部「H」、「I」の2回である。このように、大
当たりとなる図柄を設定し、且つ、設定数を満たす表示
数で判定するため、大当たりとなる図柄が早く表示され
ればされるほど、期待感が高まる。
【0033】(C)大当たり条件は、予め設定の図柄
(複数或は単数)が設定数で非特定図柄での大当たりと
し、その設定数より多く表示したときには特定図柄での
大当たりとする。例えば、大当たり図柄を「3」と
「7」の2種類とし、それらの図柄が3個で非特定図柄
での大当たり、4個以上で特定図柄での大当たりとす
る。図10(C)は確定図柄「7」が既に3個表示され
ているので非特定図柄での大当たりは決定していて、最
後の特別図柄表示部Iが「7」となって特定図柄で大当
たりとなるかが興味の対象となる。
【0034】(D)大当たり条件は、予め設定の複数の
図柄の総計が設定数以上で非特定図柄での大当たりと
し、個別表示図柄の数が他の設定数より多く表示したと
きには特定図柄での大当たりとする。例えば、大当たり
図柄を「3」と「7」の2種類とし、「3」と「7」の
総計の表示数が4個以上で非特定図柄での大当たりと
し、「3」又は「7」が3個以上の表示となったとき特
定図柄での大当たりとする。図10(D)は確定図柄
「3」と「7」の総計が4個表示されているので非特定
図柄での大当たりは決定しているが、特別図柄表示部
H、Iに「3」又は「7」が表示されると特定図柄で大
当たりとなるため、何れの図柄が表示されるか興味をも
って見守ることとなる。
【0035】以上のように、本実施の形態での大当たり
の条件は、確定図柄の「表示数」で非特定図柄あるいは
特定図柄の大当たりとするものであるが本例に限定され
ず、他の例として特別図柄表示部A〜Iの表示位置と組
み合わせて、4隅(A、C、G、I)と中心(E)に同
じ図柄が5個表示されたときには特定図柄での大当た
り、4隅(A、C、G、I)の場合には非特定図柄での
大当たりとするように、種々の形態が考えられる。
【0036】尚、特別図柄表示部の数は前記第1、2実
施の形態のように3個(L1〜L3)ではなく、もっと
多くてもよいし、その特別図柄表示部に表示する図柄数
は2図柄(2ライン)ではなくもっと多くてもよいし、
更には第1、2グループの特別図柄表示部の構成も適宜
選定できる。即ち、前記第1、2実施の形態における本
発明は、最後まで確定図柄が判らないようにすることに
あるので、特別図柄表示部の数や、図柄表示(ライン)
数等は、適宜選定して構成すればよい。又、前記第1、
第2の実施の形態における特別図柄表示部とは別に演出
図柄表示部を設け、前記特別図柄表示部の変動表示に対
応する物語等を演出図柄として表示するようにしてもよ
い、更に別の構成として、前記第1、第2の実施の形態
における図柄変動表示を演出図柄として表示する演出図
柄表示部を設け、この演出図柄表示部とは別に特別図柄
表示部を設けてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明の遊技機は、特別図柄表示部の確
定図柄が途中の停止図柄で決定されず最後まで判らない
ため、遊技者が最後まで図柄変動に注目しながら遊技を
行うことを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面図である。
【図2】特別図柄表示器の拡大図と特別図柄表示部で表
示する第1実施の形態の変動図柄を示す。
【図3】大当たり後の処理の概念を示す制御フロー図で
ある。
【図4】大当たり後の処理の概念を示す他の制御フロー
図である。
【図5】第1実施の形態の特別図柄表示部の図柄の変移
を説明する図である。
【図6】第1実施の形態の特別図柄表示部の図柄他の変
移を説明する図である。
【図7】特別図柄表示器の拡大図と特別図柄表示部で表
示する第2実施の形態の変動図柄を示す。
【図8】第2実施の形態の特別図柄表示部の図柄の変移
を説明する図である。
【図9】特別図柄表示器の拡大図と特別図柄表示部で表
示する第3実施の形態の変動図柄を示す。
【図10】第3実施の形態の特別図柄表示部の図柄の変
移を説明する図である。
【符号の説明】
23a、23b 普通図柄始動ゲート 57 普通電動役物 58 大入賞口 L 特別図柄表示器 L1〜L3 特別図柄表示部 A〜I 特別図柄表示部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数図柄を変動表示可能な特別図柄表示
    部を複数有する特別図柄表示器であって、前記特別図柄
    表示部を第1グループと第2グループに区分けし、前記
    第1グループと第2グループの特別図柄表示部の図柄が
    変動後に停止した確定図柄が予め設定の図柄の組み合わ
    せとなったとき、遊技者にとって有利となる特別遊技状
    態を生起する遊技機であって、 前記第1グループの特別図柄表示部の図柄を一旦停止表
    示し、その後に前記第2グループの特別図柄表示部の確
    定図柄を遊技者に認識可能とし、更に、前記第1グルー
    プの特別図柄表示部の図柄を変動させて、前記複数の特
    別図柄表示部に確定図柄を表示させることを特徴とする
    遊技機。
  2. 【請求項2】 複数図柄を変動表示可能な特別図柄表示
    部を複数有する特別図柄表示器であって、前記特別図柄
    表示部を第1グループと第2グループに区分けし、前記
    第1グループと第2グループの特別図柄表示部の図柄が
    変動後に停止した確定図柄が予め設定の図柄の組み合わ
    せとなったとき、遊技者にとって有利となる特別遊技状
    態を生起する遊技機であって、 前記第1グループの特別図柄表示部の図柄を一旦停止表
    示し、その後に前記第2グループの特別図柄表示部の図
    柄を一旦停止表示し、更に、前記第1グループと第2グ
    ループの特別図柄表示部の図柄を変動させて、前記複数
    の特別図柄表示部に確定図柄を表示させることを特徴と
    する遊技機。
  3. 【請求項3】 複数図柄を変動表示可能な特別図柄表示
    部を複数有する特別図柄表示器を備える遊技機であっ
    て、前記特別図柄表示部の図柄が変動停止した確定図柄
    が、予め設定の図柄で且つ設定数を満たしたとき、遊技
    者にとって有利となる特別遊技状態を生起することを特
    徴とする遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001252433A (ja) * 2000-03-14 2001-09-18 Takao:Kk 遊技機
JP2010269178A (ja) * 2010-09-04 2010-12-02 Takao Co Ltd 遊技機

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