JP4106191B2 - 光学システムの調整方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク方式の情報記憶媒体、例えばDVD(DigitalVersatile Disk)に情報を読み書きする光ヘッドを調整・検査する光学システムの調整方法に関する。
【0002】
【発明の背景】
光ディスク方式の高密度情報記憶媒体から情報を読み取り、またこの高密度情報記憶媒体に情報を記憶するためには、光源から出射された光を目的の場所に正確に照射できる光学系が必要である。
【0003】
具体的に、図1と図2を参照して説明すると、光ディスク1の情報記録面2には一定の間隔をあけて溝3が形成されており、この溝3を形成する凹部4と隣接する凹部4の間に位置する凸部5とに情報6が記録される。この記録された情報6に対して光ヘッド7から光が照射され、その反射光から当該情報6が読み取られる。
【0004】
したがって、光ヘッド7から該光ヘッド7の対物レンズ8を介して出射した光の焦点は、ディスク1に形成してある情報記録面2に正確に合致すること、また凹部4又は凸部5の中央に位置する必要がある。以下、情報記録面2に光の焦点が合致している状態を「ジャストフォーカス状態」といい、凹部4又は凸部5の中央に焦点が位置している状態を「ジャストトラック状態」という。
【0005】
そのため、従来、光ヘッド11の製造工程では、完成した光ヘッド7からディスク1に光を投射し、このディスク1で反射した光を用いて、光ヘッド7の内部に収容されている受像素子又は受像装置の感度を調整し、またディスク1に記録されている情報の読み込み又ディスク1への情報の書き込みが適正に行なえるように調整を行なっている。
【0006】
ところが、一つのディスク1が多数の光ヘッド7の調整に利用される。そのため、ディスク1の情報記録面2が繰返し行なわれる情報の読み書きにより劣化し、その劣化が光ヘッド7の検査に悪影響を及ぼすことがあった。
【0007】
そこで、本発明は、ディスクの特性に影響されることなく、適正に光ヘッドの特性を検出し調整できるシステムの調整方法を提供することを目的とする。
【0008】
【発明の概要】
上記目的を達成するため、本発明に係る光学システムの調整方法は、
(a)対物レンズから出射された光を回折格子で透過させると共に回折してシェアリング干渉光を生成する第1工程と、
(b)上記回折格子からのシェアリング干渉光を受像体で受像する第2工程と、
(c)上記受像体で受像したシェアリング干渉光の干渉像において、−1次回折光及び0次回折光の干渉領域の光強度と、0次回折光及び+1次回折光の干渉領域の光強度との光強度差に基づいて上記回折格子と上記対物レンズを相対移動させ、上記回折格子に対する上記対物レンズの位置をジャストトラッキング状態に調整する第3工程と、
を有することを特徴とする。
【0009】
本発明の他の形態は、上記第3工程が、上記回折格子の格子溝の横断方向成分を含む方向に上記回折格子を移動させて調整する工程であることを特徴とする。
【0010】
本発明の他の形態は、上記第3工程が、上記光強度差がゼロになる位置に上記回折格子と上記対物レンズを相対移動させて調整する工程であることを特徴とする。
【0011】
本発明の他の形態は、(d)上記受像体で受像したシェアリング干渉光の干渉像において、格子溝の横断方向と平行方向の干渉縞が消去される位置に上記回折格子を移動させる第4工程を更に有することを特徴とする。
【0012】
本発明の他の形態は、上記第4工程で上記回折格子を移動させた後に、上記第3工程で上記回折格子を移動させることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
図3は、本発明に係る光学システム10を示す。この光学システム10は、概略、光ディスクなどの情報記録媒体に記録されている情報を読み取るための光ヘッド11と、該光ヘッド11を検査するための検査装置12とからなる。
【0018】
検査装置12は、光ヘッド11から出射された集束光を回折して0次回折光、±1次回折光、±2次回折光・・・を得る回折格子13と、これら回折光のうち0次回折光と±1次回折光を受光すると共に受光した光を平行な光に変換する集光レンズ14と、集光レンズ14を透過した平行な光を結像する結像レンズ15と、結像レンズ15で結像された光を受像する第1の受像装置(受像体)16と、第1の受像装置16で受像した光を解析する処理装置17を有する。
【0019】
回折格子13は、図面の表裏方向に伸びる、凹部と凸部を交互に配置した格子溝20を備えている。以後、格子溝20の長手方向を「格子方向」、格子溝20を横断する方向を「横断方向」という。格子溝20は、半透過性の薄い膜21で覆われており、回折格子13に入射した光の一部が膜21で反射し、一部が膜21を透過するようにしてある。格子溝20の形状寸法及び回折格子13と集光レンズ14との距離はまた、図4に示すように、回折格子13から得られた0次回折光と+1次回折光、0次回折光と−1次回折光がそれぞれ集光レンズ14の瞳面上で干渉(シェアリング干渉)するように設計されている。したがって、第1の受像装置16に受像される光像には、0次回折光と+1次回折光との干渉領域161と、0次回折光と−1次回折光との干渉領域162が含まれる。
【0020】
干渉領域161,162には、光学システム10に含まれる各種の収差が干渉模様又は干渉縞となって現れる。具体的に説明すると、回折格子13と光ヘッド11の対物レンズとの間の光軸方向のずれを例にとった場合、回折格子13の位置が対物レンズの焦点に正確に一致していれば、図5(a)に示すように干渉領域161,162に干渉縞は現れない。しかし、回折格子13の位置が対物レンズの焦点からずれている(この状態を「デフォーカス」状態という。)と、図5(b)に示すように干渉領域161,162にそれぞれ干渉縞が現れる。
【0021】
デフォーカスについて更に説明を加えると、周知のように波面収差はZernike多項式で表すことができる。また、デフォーカス量はxy座標系(y:格子方向、x:横断方向)で次式(1)のように表される。
φDefocus(x、y)=√3・(2x2+2y2−1) (1)
但しx2+y2≦1
一方、撮像面上で横断方向(x方向)へ距離±αだけ離れた2光束(φ(x+α、y)、φ(x−α、y)を干渉させた場合、波面の差分△φは次式(2)で表される。
△φDefocus=√3・8αx (2)
【0022】
このように、デフォーカスは、x方向(横断方向)に関して1次関数で表され、光の波長ごとに、x方向に周期的な縞(縦縞)となって現れる。したがって、デフォーカスは、回折格子13又は光ヘッド11を光軸方向(矢印Z方向)に移動することで消去され、完全なジャストフォーカス状態が得られる。
【0023】
また、干渉領域161,162の光強度は、対物レンズ31から出射した光が情報記録媒体又は回折格子上で結像する位置に応じて変化する。具体的に、図6(a1)、(a2)に示すように、対物レンズ31から出射した光の結像位置が格子溝20の中央に位置している場合、干渉領域161,162の光強度は同一である。しかし、図6(b1)、(b2)及び図6(c1)、(c2)に示すように、結像位置が格子溝20の縁に位置しているとき、一方の干渉領域161(162)の光強度が最大、他方の干渉領域162(161)の光強度が最小となる。この光強度の変化を表したものが図7のグラフであり、一方の干渉領域161の光強度ATと他方の干渉領域162の光強度BTは、180度の位相差をもって、正弦波曲線を描く。したがって、一方の干渉領域161の光強度ATと他方の干渉領域162の光強度BTとの差(AT−BT)も正弦波曲線を描き、光強度差(AT−BT)がゼロとなる位置がジャストトラッキング状態に対応する。したがって、干渉領域161,162の光強度AT,BTを処理装置17で読み取り、その結果をもとに回折格子13をその横断方向又は該横断方向の方向成分を含む方向に移動し調整することで、回折格子13に対して対物レンズ31をジャストトラッキング状態に設定することができる。
【0024】
図1に戻り、ジャストフォーカス調整とジャストトラッキング調整を行なうために、検査装置12は、回折格子13を移動する回折格子移動装置25を有する。回折格子移動装置25は、回折格子13を集光レンズ14と共に光軸方向(Z方向)に移動する第1のZ方向移動機構26と、回折格子13だけを光軸方向(Z方向)に移動する第2のZ方向移動機構27、回折格子13をその回折格子13が保持されている平面上で横断方向(X方向)又は横断方向成分を含む方向に移動するX方向移動機構28とを有する。なお、図面を簡略化するため、第2のZ方向移動機構27とX方向移動機構28は一つのブロックで表示しているが、これらの機構は別々に構成されるものである。また、回折格子13の移動は厳密に行なわなければならないので、ピエゾ素子を利用した微小送り機構を利用するのが好ましい。
【0025】
光ヘッド11は、光源及び光学レンズなどを収容した本体ハウジング30と、光源から出射された光を光ディスク等の情報記録媒体(検査時には回折格子13)に結像する対物レンズ31と、情報記録媒体から反射した光を受像する第2の受像装置(受像体)32を備えている。具体的に、第2の受像装置32は、後述する複数の受像素子からなり、各受像素子の出力が計測装置(計測機構)33に接続されている。対物レンズ31は、対物レンズ支持装置34を介してハウジング30に支持されている。また、対物レンズ支持装置34は、ハウジング30に対する対物レンズ31の位置を調整する機構を備えており、この調整機構を操作することにより、ハウジング30に対する対物レンズ31の位置、及び検査装置12に対する対物レンズ31の位置が調整できるようにしてある。
【0026】
図8は、ハウジング30に収容されている複数の光学部品を示す。これら光学部品には、光源35と、光源35から出射されて光を平行な光に変換して対物レンズ31に入射するためのコリメータレンズ36が含まれる。コリメータレンズ36と対物レンズ31との間には、コリメータレンズ36から対物レンズ31に向かって進行する光を透過する一方、対物レンズ31からコリメータレンズ36に向かって進行する光を直交方向(Z’方向)に向けて反射するハーフミラー37が配置されている。ハーフミラー37で反射した光の進行方向には、第1の光学ユニット38が配置されている。
【0027】
第1の光学ユニット38は位相光学素子39を有する。この位相光学素子39は、ハーフミラー37で反射した光を2つの光束40、41に分けると共にこれら2つの光束40、41を異なる焦点距離をもって異なる焦点42,43に結像するものである。本実施形態において、位相型光学素子39は、第1の光束40が第1の焦点距離をもって第1の焦点42に結像し、第2の光束41が第1の焦点距離よりも長い第2の焦点距離をもって第2の焦点43に結像するように設計されている。光学ユニット38はまた、第1及び第2の焦点42、43の中間であって両者から等距離の位置に第1と第2の受光素子44,45を備えている。そして、第1及び第2の受像素子44,45は計測装置33に電気的に接続されており、これら受像素子44,45の出力が計測装置33で処理されるようにしてある。
【0028】
このように構成された第1の光学ユニット38では、情報記録媒体又は回折格子で反射した光は、対物レンズ31、ハーフミラー37を介して位相型結像素子39に入射する。そして、対物レンズ31がジャストフォーカス状態に設定されている場合、図8に示すように、2つの受像素子44,45で受像する光の強度は等しい。しかし、図9に示すように対物レンズ31の図8に示す位置ずれている場合、位相型結像素子39で分けられた2つの光束40、41は、図8に示す焦点42,43からずれた位置に結像する。その結果、第1の受像素子44と第2の受像素子45で受像される光の強度差が変化する。この光強度差の変化は、第1の受像素子44で受像される光の強度AFと第2の受像素子45で受像される光の強度BFとの差(AF−BF)と、対物レンズ31の光軸方向(Z方向)位置(ZF)との関係を示す特性曲線として図10のグラフに示してある。
【0029】
次に、光ヘッド11は、第1の光学ユニット38の他に、図11(a)に示す第2の光学ユニット46を有する。第2の光学ユニット46は、ハーフミラー37で反射した光を第3及び第4の受像素子47,48に導く光学部品(図示せず)を備えている。また、検査装置12に関して説明したように、回折格子13の格子溝20の構造及び回折格子13と対物レンズ31の距離は、回折格子13で反射した光に含まれる回折光のうち、0次回折光と±1次回折光が対物レンズ31の瞳面上でシェアリング干渉し、その結果、図11(b)に示すように第3の受像素子47には0次回折光と+1次回折光の干渉領域49の光が受像され、0次回折光と−1次回折光の干渉領域50の光が第4の受像素子48に受像されるように設計されている。
【0030】
検査装置12に関する説明中で既に述べたように、対物レンズ31から出射した光が情報記録媒体又は回折格子上で結像する位置に応じて、干渉領域49,50の光強度も違いを生じる。具体的に、図12(a1)、(a2)に示すように、対物レンズ31から出射した光の結像位置が格子溝20の中央に位置している場合、干渉領域49,50の光強度は同一である。しかし、図12(b1)、(b2)及び図12(c1)、(c2)に示すように、結像位置が格子溝20の縁に位置しているとき、一方の干渉領域49(50)の光強度が最大、他方の干渉領域50(49)の光強度が最小となる。この光強度の変化は図7のグラフに示す関係を有し、一方の干渉領域49の光強度ATと他方の干渉領域50の光強度BTは、180度の位相差をもって、正弦波曲線を描く。
【0031】
以上の構成からなる光学システム10による光ヘッド11の検査及び調整について説明する。
【0032】
光ヘッド11の検査及び調整に先立ち、検出装置12を調整する。この調整は、対物レンズ31を回折格子13に対してジャストフォーカス状態に設定する調整と、ジャストトラッキング状態に設定する調整を含む。
【0033】
対物レンズ31をジャストフォーカス状態に調整する場合、検査装置12の受像装置16で受像した光に含まれる干渉領域161,162の光強度分布を処理装置17で検査し、これら干渉領域161,162に図5に示すデフォーカスの干渉縞があるか否か判断する。デフォーカスの干渉縞が存在すると、第1のZ軸方向移動機構26又は第2のZ軸方向移動機構27を駆動し、回折格子13を対物レンズ31に向けて進退させ、対物レンズ31に対して回折格子13をジャストフォーカス状態に設定する。
【0034】
対物レンズ31をジャストトラッキング状態に調整する場合、上述のようにして対物レンズ31を回折格子13に対してジャストフォーカス状態に設定した後、X方向移動機構28を駆動して回折格子13を横断方向又は該横断方向成分を含む方向に移動させる。そして、受像装置16の干渉領域161,162で受像する光強度の差(AF−BF)を処理装置17で検出し、その光強度差(AF−BF)がゼロとなる位置で回折格子13を停止させる。これにより、ジャストトラッキング状態が得られる。
【0035】
次に、光学ヘッド11の調整について説明する。いま、第1の光学ユニット38における第1及び第2の受光素子44,45の感度を調整する場合、上述のようにして回折格子13と対物レンズ31をジャストフォーカス状態に設定した後、第1又は第2のZ軸方向移動機構26,27を駆動し、回折格子13をZ軸方向に往復移動又は振動する。その結果、第1の光学ユニット38の受像素子44,45で検出される光強度AF、BF及び光強度差(AF−BF)が変化する。そして、その光強度の変化をもとに受光素子44,45の感度を調整する。また、適正に感度調整された受光素子44,45の出力を利用すれば、後に対物レンズ31を単独でジャストフォーカス状態に調整することができる。
【0036】
続いて、第2の光学ユニット46における受光素子47,48を調整する場合、上述のようにして回折格子13と対物レンズ31をジャストフォーカス及びジャストトラック状態に設定した後、回折格子13のX方向移動機構28を駆動し、回折格子13をX方向に移動する。このとき、計測装置33は、受像素子47,48の出力をもとに干渉領域49,50の光強度差(AT−BT)を検出する。次に、図13に示すように、光強度差(AT−BT)の最大値と光強度差検出開始時(ジャストトラック状態)の光強度差(JT)との差(IP)と、光強度差振幅(IPV)とが、予め決められた関係(例えば、差又は比率)にあるか否か判断する。そして、上記差IPと幅IPVが所定の関係になければ、その関係が得られるように受光素子47,48の感度を調整する。
【0037】
以上の説明では、ジャストフォーカス状態及びジャストトラック状態を得る際に回折格子13を移動させたが、これに代えて、光ヘッド11に設けた対物レンズ支持機構34に含まれる移動機構を駆動して該対物レンズ31を移動してもよい。なお、この移動機構としては、電磁石を利用した移動機構が好適に利用できる。また、以上の説明では、光ヘッド11の調整として受像素子の感度調整を説明したが、受像素子以外の部品(例えば、位相型光学素子、ミラー等)の調整も同様にして行なうことができる。
【0038】
【発明の効果】
以上の説明のように、本発明に係る光学システムによれば、光ヘッドが光学的にジャストトラック、ジャストフォーカスの位置を設定でき、ディスクの連続使用による劣化などに影響されず、正確にトラック信号、フォーカス信号の検査を行える。また、ジャストフォーカス、ジャストトラックとなる出力信号を得られるように、光ヘッドを調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の光ヘッドの検査方法を説明する図である。
【図2】 光ディスクの一部を拡大した斜視図である。
【図3】 本発明に係る光学システムの概略構成を示す図である。
【図4】 回折格子を透過した回折光の進行状態を示す図である。
【図5】 検査装置の受像装置で受像される干渉縞の一例を示す図である。
【図6】 回折格子に結像する光の位置と干渉領域における光強度の関係を説明する図である。
【図7】 2つの干渉領域における光強度の差を表したグラフを示す図である。
【図8】 光ヘッドに内蔵された第1の光学ユニットの構成を示す図である。
【図9】 対物レンズが回折格子に対してジャストフォーカスされていないときの光路を示す図である。
【図10】 2つの受像素子で検出される光強度の差を表したグラフを示す図である。
【図11】 光ヘッドに内蔵された第2の光学ユニットの構成を示す図である。
【図12】 回折格子に結像する光の位置と干渉領域における光強度の関係を説明する図である。
【図13】 第2の光学ユニットの受像素子の感度調整を説明する図である。
【符号の説明】
10:光学システム
11:光ヘッド
12:検査装置
13:回折格子
14:集光レンズ
16:受像装置
17:処理装置
25:回折格子移動機構
31:対物レンズ
44,45,47,48:受像素子
Claims (5)
- (a)対物レンズから出射された光を回折格子で透過させると共に回折してシェアリング干渉光を生成する第1工程と、
(b)上記回折格子からのシェアリング干渉光を受像体で受像する第2工程と、
(c)上記受像体で受像したシェアリング干渉光の干渉像において、−1次回折光及び0次回折光の干渉領域の光強度と、0次回折光及び+1次回折光の干渉領域の光強度との光強度差に基づいて上記回折格子と上記対物レンズを相対移動させ、上記回折格子に対する上記対物レンズの位置をジャストトラッキング状態に調整する第3工程と、
を有すること
を特徴とする光学システムの調整方法。 - 上記第3工程は、上記回折格子の格子溝の横断方向成分を含む方向に上記回折格子を移動させて調整する工程であること
を特徴とする請求項1記載の光学システムの調整方法。 - 上記第3工程は、上記光強度差がゼロになる位置に上記回折格子と上記対物レンズを相対移動させて調整する工程であること
を特徴とする請求項1または2記載の光学システムの調整方法。 - (d)上記受像体で受像したシェアリング干渉光の干渉像において、格子溝の横断方向と平行方向の干渉縞が消去される位置に上記回折格子を移動させる第4工程を更に有すること
を特徴とする請求項1から3いずれか記載の光学システムの調整方法。 - 上記第4工程で上記回折格子を移動させた後に、上記第3工程で上記回折格子を移動させること
を特徴とする請求項4記載の光学システムの調整方法。
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