JP4102698B2 - Cnc制御されるボタン穴ミシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項1の上位概念(所謂プレアンブル部分)に係るCNC制御ボタン穴ミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
非特許文献1には、一般形式のCNC制御されるボタン穴ミシンが記載されている。このボタン穴ミシンは、x及びy駆動部としての2つのステッパーモータにより縫い平面上を変位できるx−yテーブルを有する。2つの加工品クランプがx−yテーブル上に配置され、加工品をその上に保持する。空気圧シリンダにより、加工品クランプは、x−y平面により形成された縫い平面上をx方向に中心平面に対し鏡像対称に変位できる。両方の空気圧シリンダは、制御ユニットに記憶される制御指令により作動できる。x−yテーブルの各側に設けられているのは止めねじであり、この止めねじにより、広がり幅の修正できない内側初期位置から広がり幅の最終位置まで各加工品クランプの広がり幅の長さを設定することができる。
【非特許文献1】
JUKI MEB−3200インストラクション・マニュアル折込印刷物第0229343316号
【0003】
加工品クランプを移動させることにより、堅くクランプされた加工品を引き伸ばして広げ、ぴんと張られた平坦な位置にすることができる。このようにして、高い品質のボタン穴を作ることができる。最初にボタン穴を切りこみ、それからかがり縫う場合に、すなわちいわゆる試験準備方式で働くミシンでは、加工品を引き伸ばすことにより針のために充分な場所がつくられる。各加工品クランプの変位は1.0mmの範囲にあるので、クランプを2.0mmの広がり幅の長さだけ引き離すことができる。広がり幅の長さは、加工品の構造、すなわち材料、厚さなどのようなもの、かがり縫いのために使用される糸の種類、糸の引き締め、針寸法、ささべり糸の起こり得る使用及び別のパラメータのような種々のかがり縫いのパラメータに依存している。
【0004】
周知のミシンの欠点は、広がり幅の初期位置と広がり幅の長さ、すなわち広がり幅の最終位置がねじ回しや測定器具のような道具を用いた複雑な調整作業によってしか達成できないことにある。これらの作業は学識のある職人を必要とする。調節のために必要な多数の構成要素は磨耗を受けやすい。経験的に決定された調節を引き出してそれらを再現させるのは難しい。広がり幅の変化する各ボタン穴縫い目は新たな調節を必要とする。さもなければ、縫わなければならないボタン穴縫い目の近くに加工品をクランプすることはできない。
【0005】
特許文献1には、ボタン穴ミシンの加工品クランプのための広げ装置が教示されている。この装置は、或る機構により中心平面に対し対称に再位置決めできる加工品クランプを有する。手で調節可能なストッパーを有するレバー機構が設けられ、そのレバー機構の調節により広がり幅の長さが修正できる。この周知の装置にも前述した欠点がある。
【特許文献1】
独国特許第457750号明細書
【0006】
特許文献2(特許文献3に対応する)には、CNC制御ユニットが調節可能な寸法の加工品ホルダに対してミシンを動作させるための等位のデータを発生する自動ミシンが記載されている。加工品ホルダと針の衝突を避けるように、加工品ホルダの今の設定に関する情報が制御ユニットに送られて、制御ユニットが自動的に縫製プログラムを補正する。
【特許文献2】
独国特許発明第2938064号明細書
【特許文献3】
米国特許第4312283号明細書
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、作業者による広がり幅の長さの調節が簡単な手段により容易に実行できるように一般形式のボタン穴ミシンを開発することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的は、本発明により、請求項1に記載の特徴部分の構成により達成される。本発明の解決によれば、広がり幅の長さを非常に好都合に予め設定できるように確保される。ただ1つの加工品クランプがx−yテーブルに対して移動可能であり、そのとき補償動作がx−yテーブルの変位可能性によりつくられる。この簡単な解決は、ただ1つの移動可能な加工品クランプが空気圧作用の変位駆動部により変位できるように構成されているにもかかわらず可能である。
【0009】
有利な実施の形態は従属請求項から明らかになろう。
本発明の細部は、図面と関連した3つの典型的な実施の形態の以下の記載から明らかになろう。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に見られるように、ボタン穴ミシンはC形をしていて、頂部アーム1と、ケーシングの形態の底部床板2と、これらの2つを結合するほぼ垂直な支柱3とを有する。アーム軸4が通例アーム1内に存在する。このアーム軸4は、図8に概略的にしか描かれていないモータ5により駆動可能である。針7を有する上下に変位可能な針棒6の作用とそのためのジョギング駆動は、アーム軸4から得られるのが通例である。
【0011】
床板2に配置されているのは、2つの水平な等位の方向に、すなわちx方向とy方向に移動可能なクロススライドであるx−yテーブル8である。x−yテーブル8は、例えば特許文献4(特許文献5に対応する)から公知の慣用の構成である。x−yテーブル8の作用は図8にのみ大体の輪郭で描かれた駆動部により、すなわち、x駆動部9とy駆動部10により行われるが、これらは電気的位置決めモータであり、好ましくはステッパーモータ、又は制御可能な直流モータである。
【特許文献4】
独国特許出願公開第19807771号明細書
【特許文献5】
米国特許第6095066号
【0012】
2部品からなる支持板11a、11bがx−yテーブル8に配置されている。左側の区分支持板11a(y方向に見て)がx−yテーブル8に位置決め装置12,12′により固定されている。位置決め装置12,12′は区分支持板11aの凹部により且つx−yテーブル8に堅く取り付けられたピンにより形成されている。区分支持板11aはx−yテーブル8に対して変位できない。右側の区分支持板11b(y方向に見て)はx−yテーブル8上にx方向に変位可能に支持されている。区分支持板11a、11bの上面は接合x−y平面上にある。
【0013】
各区分支持板11aと11bに取り付けられているのは加工品クランプ13aと13bであり、この加工品クランプはそれぞれの区分支持板11aと11bに取り付けられている区分支承板14aと14bを有し、この各区分支承板にはクランプ板15aと15bが割り当てられている。クランプ板15a,15bは複合アーム支承レバー16a、16bに取り付けられている。
【0014】
各複合アーム支承レバー16a、16bは駆動兼支承ハウジング18a、18bに回動軸受17a、17bにより支持されている。ハウジング18a、18bは支持板11bの下側にねじ19により堅く固定され、両構成要素の接触領域は液状シーラント(図示省略)により圧縮空気を通さないように互いに堅く取り付けられている。加工品クランプ13bについては以下に詳細に述べる。
【0015】
ハウジング18bは、下方で開口し且つ支持板11bにより上方で閉鎖された連続的な円筒状室20を有し、この円筒状室にはピストン21が密封状態で上下に往復運動するように配置されている。このピストン21は円筒状室20から下方へ突出するピストンロッド22を有し且つヒンジ23により支承レバー16bの対応する端部24に関着されている。圧縮空気導管25がハウジング18bに円筒状室20の近くに形成され且つハウジング18bの上側で円筒状室20に溢流導管26により連結されている。ハウジング18bの下側で、圧縮空気ライン27が圧縮空気導管25に開口し、圧縮空気ライン27は電磁的に作動される3/2ポート方向制御弁28′、いわゆるソレノイド弁に連結されている。前記の一方の側で空気圧で作用されるピストン・シリンダユニットの形態の上記のユニットはクランプ駆動部28bを構成する。
【0016】
ハウジング18bにおいて、孔29には圧縮空気導管25のそばに、そこに配置してある予め負荷された引張りばね30が設けられており、このばねはハウジング18bの上側に引き止めピン31により且つ支承レバー16にもう1本の引き止めピン32により所定の位置に固定されている。予め負荷された引張りばね30により、回動支承部17bとヒンジ23の間の底部レバー部分33が上方へクランプ駆動部28bに向かって引っ張られるので、支承レバー16bの頂部レバー部分34が上方へ回動し、すなわちクランプ板15bが支持板11bから持ち上げられる。しかしながら、圧縮空気がピストン21の上の室20の中へ圧縮空気ライン27、圧縮空気導管25及び溢流導管26を介し流入すれば、ピストン21が底部レバー部分33と共に、引張りばね30の力に抗して下方へ変位するので、頂部レバー部分34とクランプ板15bが支持板11bに向かって回動し、それによって加工品35をクランプするだろう。
【0017】
止めねじ36を底部レバー部分33に配置して、ハウジング18bに当接するようにすると、クランプ板15bが支承板14bから持ち上げられる長さを調節するのに役立つ。
【0018】
クランプ駆動部28bを支承レバー16bと支持板11bの間に配置することにより、加工品クランプ13b内で作用する力がクランプ13b内に保たれ且つx−yテーブル8に作用しないことが確保される。他の支持板11aと加工品クランプ13aも同様な方法で具体化する。
【0019】
ゼロ位置では、区分支持板11a、11bは中心板37に対し対称であるので、支承板14a、14bの対向縁38a,38bがそれらの間に例えば6ミリメートルの間隔zを有する。この平面37には、ボタン穴40の切込みのための固定ナイフ39がミシンの床板2に配置されている。このナイフ39は切込み装置41の部分であり、この切込み装置もまた、アーム1の底部側で上下に往復運動する切込み駆動部43により移動できるアンビル42を有する。
【0020】
区分支持板11bのための変位駆動部の構成は図6,7から明らかになろう。区分支持板11bは直接x−yテーブル8上を変位可能に案内される。空気圧作動の変位駆動部44が支持板11bの下のx−yテーブル8に固定されている。この変位駆動部44は、移送動作を区分支持板11bに与えるレバー配置45と連結されている。この目的のために、両方とも両腕レバーである第一レバー46と第二レバー47が、x−yテーブルに形成された支承部48にそれらの中心部分により回動可能に収容されている。レバー46,47は互いに向き合うそれらの端部で互いに重なり合う。これらの端部は、レバー46,47の長さ方向に延びるU形の凹部を有する(図6)。これは、ボルト49が貫通する場合である。ボルト49は、レバー46,47の主方向に垂直な駆動部44に設けられている。ボルト49は駆動部44のピストンロッド50に取り付けられ、ピストンロッド50は駆動部44のピストン51に接合されている。ピストン51は駆動部44のケーシング53の内側空間52に変位可能に配置されている。電気機械的に作用される3/2ポート方向制御弁44′が位置する圧縮空気供給ライン54が空間52に開口している。
【0021】
互いに反対方向に面するレバー46,47の端部には、ピン55が設けられており、一方のピン55は長方形の孔56の中に到達し且つ他方のピン55は区分支持板11bの円形孔′の中に達している。x−yテーブル8と連結されている予め負荷された引張りばね57が第二レバー47の、ピン55に隣接する端部に作用している。
【0022】
変位駆動部44を圧縮空気により作用させると、ボルト49及びこれと連結されたレバー46,47の2つの端部がx方向と反対方向に変位し、その結果として区分支持板11bが引っ張りばね57の予負荷に抗してx方向に移動する。変位駆動部44の圧力を除くと、区分支持板11bが引張りばね57によりx方向と反対方向に戻される。
【0023】
x−yテーブル8に取り付けられているのは、調節ストッパーとしての第一の止めねじ58であり、それによってx方向における区分支持板11bの第一の停止位置を限定し且つ設定する。第二の止めねじ59がx方向におけるピストン51の戻り路を限定する、変位駆動部44の調節ストッパーとして設けられており、このストッパーはx方向と反対方向に区分支持板11の第二の停止位置を再び限定する。2つの止めねじ58,59は停止位置を限定するために、したがって区分支持板11bの変位長さを限定するために用いられる。
【0024】
鋼製の区分支持板11bを、垂直方向にx−yテーブル8上に取り付けるには、一方の側で鼻部60bと下から係合させると共に、引張りばね57に隣接する側で永久磁石61により保持すればよい。区分支持板11aも同様に鼻部60a及び対応する永久磁石によりx−yテーブル8に保持する。
【0025】
ミシンには制御ユニット62が設けられており、これを用いてx駆動部9、y駆動部10、変位駆動部44のための弁44′、アーム軸4の駆動モータ5、クランプ駆動部28a、28b及び切込み駆動部43をトリガーする。制御ユニット62はメモリーユニット63を有する。キーボード65とディスプレイ66を有する操作ユニット64が制御ユニット62に割り当てられている。
【0026】
プログラムとデータが、作ろうとするボタン穴縫い目67に関してメモリーユニット63に記憶される。距離zについて値の範囲が記憶される。それらは、区分支持板11bが取るべき広がり幅の最終位置に割り当てられる。
【0027】
縫製作業を始める前に、通例x−yテーブル8を、メモリーユニット63に記憶されたデータにしたがって、ステッパーモータの形態の駆動部9,10によりゼロ位置へ移動させる。ゼロ位置では、中心平面37が針7をその垂直中心位置に収めている。この形式のゼロ位置決めは縫製制御技術では通例の実施でありさらなる説明は必要でない。操作ユニット34の相応する作用により、作業者はボタン穴縫い目67を有する一定の形式のボタン穴40を選択する。
【0028】
これに続いて、作業者が幅広げ動作のために調節作業をする。この目的のために、キーボード65の一定のキーを操作ユニット64で操作して、区分支持板11bを交互に第一の又は第二の停止位置へ移動させる。したがって、それぞれ無負荷にされた止めねじ58又は59を調節することができる。この作業は、距離zの所定の値をスライドゲージの助けにより支承板14a、14bの縁38a、38bで測定できるまで繰り返す。
【0029】
調節作業には、作業者が、区分支持板11bを位置決めする変位駆動部44へ所定の広がり幅データを移送する作業が伴う。逆の場合でも、メモリーユニット63に、広がり幅のデータ、すなわち経験的に定められた、区分支持板11bの停止位置のための値を記憶することもできる。
【0030】
調節作業の終了後、操作ユニット64のキーを作用させ、変位駆動部44をトリガーさせることにより、区分支持板11bと加工品クランプ13bを初期の広がり幅位置へ移動させる。初期の広がり幅位置では、クランプ板15a、15bの区分開口68a、68bを区画する縦縁38a、38bが間隔zに対応する相互の間隔aを有し、この間隔aは、ボタン穴縫い目67の全ひろがり広がり幅bに、ボタン穴縫い目67と各隣接する縦縁38a及び38bとの間の例えば0.5mmの間隔cをプラスしたものに一致する。
【0031】
それから、作業者は加工品クランプ13a、13bを操作ユニット64を介し又は記憶された縫製プログラムにしたがって自動的に解放する。それから、作業者は加工品35を支承板14a、14bに配置し且つ一直線に合わせる。引き続き、クランプ駆動部28a、28bの作用のために弁28′を相応してトリガーして加工品クランプ13a、13bを閉鎖することにより、加工品35を両方の加工品クランプ13a、13bによりクランプする。その後、区分支持板11bを加工品クランプ13bと共に、設定停止位置から結果として生ずる広がり幅dの長さだけx方向に変位させる作業が、制御ユニット62によりトリガーされる変位駆動部44により完全に自動的に行われる。同時に又はすぐ後で、x−yテーブル8を逆方向に長さd/2だけ移動させることにより、2つの支承板14a、14bが再び中心平面37に鏡像対称で支承板の広がり幅の最終位置にある。その結果、区分開口68a、68bが再び中心平面37に対し鏡像対称である。クランプされ且つ広げられた加工品35が、針6の下に、縫製作業の実施のために正確に限定された位置に位置決めされる。図9の実線はクランプ板15bの初期位置を示し且つ破線は区分支持板11bを広がり幅dの長さだけ変位させた後の広がり幅の位置を示すが、広がり幅の長さの半分d/2だけx−yテーブル8を逆転させることによる補償の前の広がり幅の位置を示す。ナイフ39によるボタン穴40の切込み作業はボタン穴40のかがり縫い作業の前か又は後で行ってもよい。図10に見られるように、ボタン穴縫い目67は針棒6の相応する針ジョギング駆動により作られた慣用の平らなステッチ縫い目である。ステイステッチ(図示省略)は、ボタン穴アイ70と反対側であるボタン穴縫い目67の端部に追加して縫うことができる。
【0032】
特に図12に見られるように,x−yテーブル8が床板2上にステアリングレバー71,72のシステムを介し支持されている。ステアリングレバー71,72の長さはx方向における約8mmのテーブル8の最大動作に関して比較的大きく、x方向においてx−yテーブル8は直線運動に近い。
【0033】
x駆動部9には、周知の且つ市販の回転位置送信機73を設けることができる。この回転位置送信機はスリットデスク74と、デスク74のスリット75を走査して、通過する各スリット75ごとに制御ユニット62に信号を発信する光バリヤ76とを有する。そのような回転位置送信機73の使用は、制御ユニット62によるx駆動部9の閉鎖ループ制御の場合に適している。回転位置送信機は、x駆動部9が回転位置フィードバックなしで働くステッパーモータにより形成されている場合には、省略することができる。
【0034】
フォーク状光バリヤ77が床板2に配置され、すなわちその光バリヤは固定である。変位駆動部44のピストンロッド50に取り付けられているトリガーブレード78が光バリヤ77の中に達している。両光バリヤ76,77はラインを介し制御ユニット62に接続されている。スイッチ79の光バリヤ77は床板2上に、トリガーブレード78がy方向においてx−yテーブル8の一定の位置でのみ光バリヤ77に重なる位置に取り付けられている。これは、例えば、x−yテーブル8の、負のy方向で、最終位置になろう。x−yテーブル8が負のx−y方向に変位すると、トリガーブレード78が光バリヤ77の切り換え点を過ぎて走るように光バリヤ77が配置され且つトリガーブレード78が寸法決めされている。最大位置で光バリヤ77に達するときでさえ、すなわち負のx方向における最終位置で、トリガーブレード78が光バリヤ77と物理的接触をしない。
【0035】
この構成によれば、光バリヤ77の上記の切り換え点は中心平面37からの、構造により与えられた固定距離にあることが確保される。なぜなら、光バリヤ77は床板2に静止状態に取り付けられ且つその結果として中心平面37に対し静止配置状態にあるからである。光バリヤ77は、トリガーブレード78と共に基準スイッチ79を構成する。
【0036】
操作方法は次の通りである。
調整作業の始めに、変位駆動部44の圧力を解放することにより、可動支持板11bが引張りばね57の作用の結果として固定支持板11aの近くにその位置を占める。ピストン51が第二の止めねじ59に当接する。x−yテーブル8はx軸の方向と反対方向のその第二の最終位置にある。
【0037】
制御ユニット62が、x−yテーブル8をx駆動部9によりx軸の方向に変位させる。トリガーブレード78が光バリヤ77に達し、この光バリヤがその切り換え状態を変える。すなわち、光バリヤがx−yテーブル8の位置の検出を引き起こす信号を制御ユニット72へ送信するが、その信号は回転位置送信機73により制御ユニット62へ送信される。−もし回転位置送信機が利用できない場合には、制御ユニット62が、そのときまでステッパーモータに送信されていたトリガーパルスを検出する。このトリガーパルスはまたそのときまでx−yテーブル8が動いた長さついての測定も構成する。−支持板11bの位置、したがって支持板11aと11bの間の相対距離zが前記の値に基づいて制御ユニット62で計算される。支持板11bの位置に関するこの値は、広がり幅のデータに関する情報として記憶される。これらのデータは、とりわけ、広がり幅の長さの半分d/2だけx−yテーブル8を逆転させるために必要である。トリガーブレードが光バリヤ77の切り換え点を通過して走行するときに光バリヤ77の切り換え状態が変化すると、制御ユニット62が、x−yテーブル8をx方向と反対方向に逆転させて、最初に述べた第一の最終位置になる。
【0038】
それから、変位駆動部44を作用させる、すなわち支持板11bを支持板11aと反対側のその位置へ移動させるが、その位置では支持板11bが第一の止めねじ58に当接する。この過程が繰り返され、それによってx−yテーブルに対する支持板11bの位置が検出される。
【0039】
これに続いて、第一と第二の停止位置及びその結果生ずる広がり幅dの長さに関する、制御ユニットに堆積されたデータを、その位置のために定められた値と比較する。それらが同一でない場合には、制御ユニット62が、ディスプレイ66に現れる相応する信号又は相応する指示を発生するので、止めねじ58,59を再調節することができる。それから、前述したやり方で確認を再び始めてもよい。 特定された測定方法はx駆動部9の位置に関する利用できる情報とデータを使用する、すなわち、利用可能な位置決めシステムを、単に基準スイッチ79の配置によって支持板11a、11bの互いの位置を測定するために使用する。そのようなシステムは非常に単純であり且つ低コストで作ることができる。
【0040】
調整作業には、迅速に且つ完璧に行われる自動的な方法により2つの支持板11a、11bの互いの間隔の決定、すなわち測定が伴う。その測定結果はx−yテーブル8の位置決めの必要な補正のためにだけではなく、ディスプレイ66に示すためにも用いられる。このことは、止めねじ58,59の相応する調節により広がり幅を修正するときに作業者にとって特に有用であり、機械の操作の容易さと便利さを増大させる。最後に、測定結果は、支持板11a、11bの間隔が呼び出されたボタン穴プログラムのデータと一致しないときに、すなわちミシンが破損された針により損傷するかもしれないときに、ボタン穴がかがり縫いされるのを阻止するために用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボタン穴ミシンの側面図である。
【図2】図1の矢印IIにしたがうミシンのx−yテーブルの部分平面図である。
【図3】拡大した尺度で示すミシンの部分側面図である。
【図4】図3の線IV-IVに沿って切断した図である。
【図5】図3の線V-Vに沿って切断したミシンの部分横断面図である。
【図6】図3の矢印にしたがうミシンの部分平面図である。
【図7】図6のVII-VIIに沿って切断したミシンの垂直断面である。
【図8】種々の駆動部から制御ユニット及び操作ユニットまでの回路のつながりを含めたボタン穴ミシンの部分の斜視図である。
【図9】図2に対応するものとして拡大尺度で示すミシンの部分の平面図である。
【図10】アイレットボタン穴を有する加工品の平面図である。
【図11】図7の線XI-XIに沿って切断した図である。
【図12】作用原理を反映する概略図である。
【符号の説明】
4 アーム軸
7 針
8 x−yテーブル
9 x駆動部
10 y駆動部
13a 第二の加工品クランプ
13b 第一の加工品クランプ
44 変位駆動部
62 制御ユニット
73 回転位置送信機
79 基準スイッチ
d 広がり幅

Claims (5)

  1. アーム軸(4)を介し駆動可能な針(7)と、x駆動部(9)によりx方向に及びy駆動部(10)によりy方向に変位可能なx−yテーブル(8)と、駆動部(9,10,44)の制御のための制御ユニット(62)とを備え、
    x−yテーブルは、互いに変位可能に取り付けられた第一加工品クランプ(13a)と第二加工品クランプ(13b)を支持し、加工品クランプ(13a,13b)を広がり幅の初期位置から広がり幅の長さ(d)だけ広がり幅の最終位置へ互いに対して変位させるための空気圧作動式変位駆動部(44)を有する、ボタン穴ミシンにおいて、
    第一加工品クランプ(13b)のみがx−yテーブル(8)に対して変位可能であり、第二加工品クランプ(13a)がx−yテーブル(8)に対して変位不能であり、
    第一加工品クランプ(13b)の第一停止位置と第二停止位置の間の所定の広がり幅の長さ(d)だけにx−yテーブル(8)に対する第一加工品クランプ(13b)の変位を限定するための手段が設けられ、
    制御ユニット(62)は所定の広がり幅の長さ(d)の半分だけx−yテーブル(8)を逆に変位させるようにx駆動部(9)をトリガーするためのデータを記憶することを特徴とするボタン穴ミシン。
  2. 光バリア(77)とトリガーブレード(78)からなる基準スイッチ(79)が設けられ、
    光バリア(77)はミシンの床板(2)に設置され、固定されており、
    トリガーブレード(78)は空気圧作動式変位駆動部(44)のピストンロッド(50)に連結し、ピストンロッド(50)は区分支持板(11b)に接続したレバー(46,47)に連結し、レバー(46,47)は、区分支持板(11b)に設置された第1加工品クランプ(13b)と連結していることを特徴とする請求項1に記載のボタン穴ミシン。
  3. 第二停止位置が、空気圧作動式変位駆動部(44)に作用する止めねじ(59)により形成されることを特徴とする、請求項1又は2に記載のボタン穴ミシン。
  4. x駆動部(9)に割り当てられているのが回転位置送信機(73)であり、この送信機は、調整作業が行われるように制御ユニット(62)に接続され且つ制御ユニット(62)を介し基準スイッチ(79)に連結していることを特徴とする、請求項2に記載のボタン穴ミシン。
  5. x駆動部(9)がステッパーモータであり、このモータは調整作業が行われるように制御ユニット(62)に接続され且つ制御ユニット(62)を介し基準スイッチ(79)に連結していることを特徴とする、請求項2に記載のボタン穴ミシン。
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