JP4101166B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板に種々の処理を行う基板処理装置に関する。
従来より、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、光ディスク用ガラス基板等の基板に種々の処理を行うために、基板処理装置が用いられている。例えば、半導体デバイスの製造プロセスでは、生産効率を高めるために一連の処理の各々をユニット化し、複数の処理ユニットを統合した基板処理装置が用いられている。このような基板処理装置では、一般に、1枚の基板に対して複数の異なる処理が連続的に行われる。そのため、各処理ユニット間で基板を搬送する基板搬送ロボットが設けられている。
この基板搬送ロボットにおいては、所定の処理ユニット内への基板の搬送および搬入を正確に行うために基板搬送ロボットの動作状態を調整する作業(ティーチング)が行われる(例えば、特許文献1参照)。
一般に、このような基板搬送ロボットのティーチングは、携帯可能なペンダントと呼ばれる操作装置により行われる。作業者は、基板搬送ロボットのティーチング時においては、基板処理装置に操作装置を接続し、接続された操作装置を操作することにより基板搬送ロボットのティーチングを行う。
上記のような操作装置には、作業者の安全性を確保するため、イネーブルスイッチが設けられている。ここで、イネーブルスイッチとは、予め定められた動作位置に保持されている限り基板処理装置を動作可能とするスイッチである。
特に3ポジションのイネーブルスイッチでは、放した状態で電源がオフ状態、軽く押した状態で電源がオン状態、強く押した状態で電源がオフ状態というように1ストロークの間に3つの状態で電源が切替えられる。これは、非常事態に対しての人の取りうる行動が、手を放すまたは強く握るのいずれかであるという人間工学的な研究結果に基づいている。
例えば、作業者が操作装置のイネーブルスイッチを軽く押した状態で保持している場合、基板処理装置の電源はオン状態になっている。この状態で操作装置のキー等を操作することにより基板搬送ロボットのティーチングを行う。作業者が基板搬送ロボットの動作に巻き込まれそうな場合には、操作装置のイネーブルスイッチを放したり、強く握り締めたりすると、基板処理装置の電源がオフ状態となる。それにより、作業者の安全が確保される。
近年では、このようなイネーブルスイッチを有する操作装置についての規格が定められている。例えば、ANSI/RIA(米国国家規格)R15.06、EN(ヨーロッパ規格)775、ISO(国際標準化機構)10218およびJIS(日本工業規格)B8433等である。
特開平9−148413号公報
ところで、一般に、基板処理装置のティーチングは、基板搬送ロボットのみならず、基板処理装置を構成する各種処理ユニットに対しても行われている。
従来、上記のような操作装置は、1つの基板処理装置に対して1つ設けられるのが一般的であり、操作装置の接続口も1個所にしか存在しなかった。そのため、作業者は、1つの操作装置を用いて基板搬送ロボットのみならず処理ユニットのティーチングを行うこともできる。
この場合、作業者はティーチングの対象を操作装置のキー等により選択した後に、対象となる基板搬送ロボットまたは処理ユニットのティーチングを行う。
このようなティーチング対象の中には、作業者によるティーチング時にその動作が継続されていても、作業者に対して危険を及ぼさない処理ユニットもある。
この場合、作業者がイネーブルスイッチを不用意に放したり、強く握ると、作業者に危険が及ばないにもかかわらず、基板処理装置全体の電源がオフ状態となる。その場合、再び基板処理装置全体の電源をオン状態にし、基板処理装置を再起動させる必要がある。基板処理装置の再起動には時間がかかるため、ティーチング作業の作業効率が低下する。
本発明の目的は、作業者の安全を確保するとともにティーチング作業の作業効率を向上させることが可能な基板処理装置を提供することである。
第1の発明に係る基板処理装置は、基板の搬送動作を行う第1の動作部と、基板の処理動作を行う第2の動作部と、第1の動作部に対応して設けられた第1の接続部と、第2の動作部に対応して設けられた第2の接続部と、第1および第2の接続部に選択的に接続可能でかつ第1または第2の動作部の動作を停止させるためのスイッチを有し、第1または第2の動作部の教示動作に用いられる操作装置と、操作装置が第1の接続部に接続された状態で第1の動作部を停止させるスイッチの操作を有効とし、操作装置が第2の接続部に接続された状態で第2の動作部を停止させるスイッチの操作を無効として第2の動作部の動作を許容する制御手段とを備えたものである。
第1の発明に係る基板処理装置においては、操作装置が第1の接続部に接続された場合、スイッチによる第1の動作部の動作を停止させる操作が有効とされた状態で、基板の搬送動作を行う第1の動作部の教示動作が行われる。一方、操作装置が第2の接続部に接続された場合、スイッチによる第2の動作部の動作を停止させる操作が無効とされた状態で、基板の処理動作を行う第2の動作部の教示動作が行われる。
これにより、作業者は、操作装置による第1の動作部の教示動作時に、身の危険を感じた場合にスイッチにより第1の動作部の動作を停止させることができる。その結果、作業者の安全が確保される。
また、作業者は、操作装置による第2の動作部の教示動作時に、不用意にスイッチを操作しても第2の動作部の動作は許容されたまま維持される。これにより、作業者による第2の動作部の教示作業の作業効率が向上する。
したがって、作業者の安全性を確保するとともに作業者による教示作業の作業効率が向上されている。
基板処理装置は、基板に所定の処理を行う処理空間および基板を搬送するための搬送空間を含み、側壁により取り囲まれた装置空間を有し、第1および第2の動作部は、装置空間内に設けられ、第1の接続部は、第1の動作部に対応して装置空間の内部に設けられ、第2の接続部は、第2の動作部に対応して装置空間の外部に設けられてもよい。
この場合、操作装置が基板に所定の処理を行う処理空間および基板を搬送するための搬送空間を含み、側壁により取り囲まれた装置空間内部の第1の接続部に接続された場合、スイッチによる第1の動作部の動作を停止させる操作が有効とされた状態で、基板の処理動作または搬送動作を行う第1の動作部の教示動作が行われる。一方、操作装置が装置空間外部の第2の接続部に接続された場合、スイッチによる第2の動作部の動作を停止させる操作が無効とされた状態で、基板の処理動作または搬送動作を行う第2の動作部の教示動作が行われる。
これにより、作業者は、操作装置による装置空間内部の第1の動作部の教示動作時に、身の危険を感じた場合にスイッチにより第1の動作部の動作を停止させることができる。その結果、作業者の安全が確保される。
また、操作装置による装置空間内部の第2の動作部の教示動作時に、不用意にスイッチを操作しても第2の動作部の動作は許容されたまま維持される。これにより、作業者による第2の動作部の教示作業の作業効率が向上する。
したがって、危険を伴う装置空間内部での教示作業時の作業者の安全性を確保するとともに、作業者の身に危険を及ぼさない装置空間外部での作業者の教示作業の作業効率が向上されている。
の発明に係る基板処理装置は、基板の搬送動作を行う第1の動作部と、基板の処理動作を行う第2の動作部と、第1の動作部に対応して設けられた第1の接続部と、第2の動作部に対応して設けられた第2の接続部と、第1および第2の接続部に選択的に接続可能でかつ第1または第2の動作部の動作を停止させるためのスイッチを有し、第1または第2の動作部の教示動作に用いられる操作装置と、第1の動作部を停止させる操作を有効または無効とするイネーブル切替指令部と、操作装置が第1の接続部に接続された状態でイネーブル切替指令部のオン操作に連動して第1の動作部の動作を停止させるスイッチの操作を有効とし、操作装置が第2の接続部に接続された状態で第2の動作部の動作を停止させるスイッチの操作を無効として第2の動作部の動作を許容する制御手段とを備えたものである。
の発明に係る基板処理装置においては、操作装置が第1の接続部に接続された状態でイネーブル切替指令部のオン操作が行われた場合、イネーブル切替指令部のオン操作に連動して、スイッチによる第1の動作部の動作を停止させる操作が有効とされた状態で、基板の搬送動作を行う第1の動作部の教示動作が行われる。
一方、操作装置が第2の接続部に接続された場合、スイッチによる第2の動作部の動作を停止させる操作が無効とされた状態で、基板の処理動作を行う第2の動作部の教示動作が行われる。
これにより、作業者は、操作装置による第1の動作部の教示動作時に、身の危険を感じた場合にスイッチにより第1の動作部の動作を停止させることができる。その結果、作業者の安全が確保される。
また、作業者は、操作装置による第2の動作部の教示動作時に、不用意にスイッチを操作しても第2の動作部の動作は許容されたまま維持される。これにより、作業者による第2の動作部の教示作業の作業効率が向上する。
したがって、作業者の安全性を確保するとともに作業者による教示作業の作業効率が向上されている。
基板処理装置は、基板に所定の処理を行う処理空間および基板を搬送するための搬送空間を含み、側壁により取り囲まれた装置空間を有し、第1および第2の動作部は、装置空間内に設けられ、第1の接続部は、第1の動作部に対応して装置空間の内部に設けられ、第2の接続部は、第2の動作部に対応して装置空間の外部に設けられてもよい。
この場合、操作装置が基板に所定の処理を行う処理空間および基板を搬送するための搬送空間を含み、側壁により取り囲まれた装置空間内部の第1の接続部に接続された状態でイネーブル切替指令部のオン操作が行われた場合、イネーブル切替指令部のオン操作に連動して、スイッチによる第1の動作部の動作を停止させる操作が有効とされた状態で、基板の処理動作または搬送動作を行う第1の動作部の教示動作が行われる。
一方、操作装置が装置空間外部の第2の接続部に接続された場合、スイッチによる第2の動作部の動作を停止させる操作が無効とされた状態で、基板の処理動作または搬送動作を行う第2の動作部の教示動作が行われる。
これにより、作業者は、操作装置による装置空間内部の第1の動作部の教示動作時に、身の危険を感じた場合にスイッチにより第1の動作部の動作を停止させることができる。その結果、作業者の安全が確保される。
また、作業者は、操作装置による装置空間内部の第2の動作部の教示動作時に、不用意にスイッチを操作しても第2の動作部の動作は許容されたまま維持される。これにより、作業者による第2の動作部の教示作業の作業効率が向上する。
したがって、危険を伴う装置空間内部での教示作業時の作業者の安全性を確保するとともに、作業者の身に危険を及ぼさない装置空間外部での作業者の教示作業の作業効率が向上されている。
第1の接続部は、対応する第1の動作部の近傍に配置され、第2の接続部は、対応する第2の動作部の近傍に配置されてもよい。
この場合、第1の接続部が対応する第1の動作部の近傍に位置し、第2の接続部が対応する第2の動作部の近傍に位置するので、作業者が教示作業の対象以外の第1の動作部または第2の動作部を誤って動作させることが防止される。
第1および第2の接続部は、共通の箇所に集中的に配置されてもよい。この場合、第1および第2の接続部が共通の箇所に集中的に配置されることにより、第1および第2の接続部の配置スペースが低減される。
制御手段は、操作装置が第2の接続部に接続された場合に他の操作装置による第1の動作部の動作を不能化してもよい。この場合、第2の動作部の教示動作時に他の作業者が他の操作装置を用いて第1の動作部を動作させることによる危険が防止され、作業者の安全性が確保される。
操作装置のスイッチは、第1、第2および第3の位置に移動可能に設けられるトリガを含み、第2の位置は、第1および第3の位置の間に位置し、制御部は、トリガが第2の位置にある場合に第1および第2の動作部の動作を許容し、トリガが第1の位置または第3の位置に移動した場合に第1および第2の動作部の動作を停止させてもよい。
この場合、トリガが第2の位置にある場合に第1および第2の動作部の動作が制御部により許容され、トリガが第1の位置または第3の位置に移動した場合に第1および第2の動作部の動作が制御部により停止される。
本発明に係る基板処理装置においては、操作装置が第1の接続部に接続された場合、スイッチによる第1の動作部の動作を停止させる操作が有効とされた状態で、基板の搬送動作を行う第1の動作部の教示動作が行われる。一方、操作装置が第2の接続部に接続された場合、スイッチによる第2の動作部の動作を停止させる操作が無効とされた状態で、基板の処理動作を行う第2の動作部の教示動作が行われる。
これにより、作業者は、操作装置による第1の動作部の教示動作時に、身の危険を感じた場合にスイッチにより第1の動作部の動作を停止させることができる。その結果、作業者の安全が確保される。
また、作業者は、操作装置による第2の動作部の教示動作時に、不用意にスイッチを操作しても第2の動作部の動作は許容されたまま維持される。これにより、作業者による第2の動作部の教示作業の作業効率が向上する。
したがって、作業者の安全性を確保するとともに作業者による教示作業の作業効率が向上されている。
以下、本発明の一実施の形態に係る基板処理装置について図1〜図7に基づき説明する。
以下の説明において、基板とは、半導体ウェハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP(プラズマディスプレイパネル)用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等をいう。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。図1に示すように、基板処理装置100は、処理領域A,Bを有し、処理領域A,B間に搬送領域Cを有する。処理領域A,Bの各々には基板Wに特定の処理を行うための各種処理ユニットが配置されている。また、搬送領域Cには基板Wを搬送するためのインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRが配置されている。
基板処理装置100においては、作業者が処理領域A,Bおよび搬送領域Cに配置される各種処理ユニット、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの動作状態を調整するための携帯可能な操作装置(ペンダント)200が用いられる。以下、このような各構成部の動作状態を調整する作業をティーチングと呼ぶ。
処理領域A,Bおよび搬送領域Cを含む空間を装置空間500と呼ぶ。処理領域A,Bおよび搬送領域Cをそれぞれ隔離するように隔壁501が設けられている。
基板処理装置100の側面の所定位置には、作業者が装置空間500に侵入するための扉D1,D2,D3,D4,D5が設けられている。この扉D1〜D5の各々は、各種処理ユニット、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRに対応付けされている。例えば、扉D1はインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRに対応付けされており、扉D2〜D5は各種処理ユニットに対応付けされている。
扉D1〜D5の各々には、作業者による開放に応答して基板処理装置100全体の電源をオフするためのインターロックスイッチIN1,IN2,IN3,IN4,IN5が設けられている。例えば、作業者が扉D1〜D5のいずれかを開放することにより、対応するインターロックスイッチIN1〜IN5が動作して、基板処理装置100全体の電源がオフする。
また、扉D1〜D5の各々の近傍には、インターロックスイッチIN1〜IN5による機能を無効にするためのインターロック解除部R1,R2,R3,R4,R5が設けられている。
基板処理装置100全体の電源をオフすることなく装置空間500内部に侵入したい場合、作業者はインターロック解除部R1〜R5のいずれかを操作することによりインターロックスイッチIN1〜IN5の機能を無効にすることができる。
図1に示すように、操作装置200は所定の長さを有するケーブル250を備え、ケーブル250の先端にはコネクタC1が設けられている。
一方、基板処理装置100の側面および隔壁501の所定の位置には、操作装置200のコネクタC1と接続可能な複数のコネクタCI,CC,C2,C3,C4,C5が設けられている。コネクタCI,CCの各々は、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRに対応付けられている。また、コネクタC2〜C5の各々は、各種処理ユニットに対応付けられている。
各種処理ユニットに対するティーチング時において、作業者は初めにインターロック解除部(インターロック解除部R1〜R5のいずれか)を操作してインターロックスイッチIN1〜IN5の機能を無効にする。これにより、扉D1〜D5のいずれかが開放されても基板処理装置100全体の電源がオフしない。
そして、作業者は操作装置200のコネクタC1をティーチングの対象に対応付けられたコネクタ(コネクタC2〜C5のいずれか)に接続する。これにより、作業者は各種処理ユニットに対してティーチングを行うことができる。
なお、上記各種処理ユニットに対するティーチングは、扉D1〜D5を閉じたまま行えるのであれば、インターロック解除部R1〜R5を操作せずに行ってもよい。
インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRに対するティーチング時において、作業者は初めにインターロック解除部R1を操作してインターロックスイッチIN1〜IN5の機能を無効にする。これにより、扉D1〜D5のいずれかが開放されても基板処理装置100全体の電源がオフしない。
そして、作業者は扉D1を開放して装置空間500内に侵入し、操作装置200のコネクタC1をインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRに対応付けられたコネクタ(コネクタCI,CCのいずれか)に接続する。これにより、作業者はインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRに対してティーチングを行うことができる。
本実施の形態において、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRのティーチング時に、作業者はこれらの動作状態により危険を被る場合がある。そこで、基板処理装置100は、作業者がインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRのティーチング時に危険を感じた場合にこれらの動作を停止させる機能(以下、緊急停止機能と呼ぶ。)を有する。緊急停止機能は、作業者が操作装置200を操作することにより作動し、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの動作を緊急停止させる。詳細については後述する。
一方、本実施の形態において、各種処理ユニットに対するティーチング時には、作業者は各処理ユニットの動作状態により危険を被ることがない。したがって、基板処理装置100においては、各種処理ユニット対して上記のような緊急停止機能が無効となっている。
このような、ティーチング時における緊急停止機能の有効および無効の切替は、操作装置200のコネクタC1が上記のコネクタCI,CC,C2〜C5に接続されることにより行われる。すなわち、緊急停止機能の有効および無効の切替は、操作装置200がコネクタCI,CC,C2〜C5のいずれかに接続される動作と連動して行われる。
例えば、緊急停止機能は、操作装置200のコネクタC1がインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRに対応付けられたコネクタCI,CCに接続された場合に有効となる。また、緊急停止機能は、操作装置200のコネクタC1が各種処理ユニットに対応付けられたコネクタC2〜C5に接続された場合に無効となる。詳細については後述する。
ここで、処理領域A,Bおよび搬送領域Cに配置される各構成部について説明する。
処理領域Aには、制御部4、流体ボックス部2a,2b、薬液処理部5a,5bが配置されている。薬液処理部5a,5bの各々は上述の処理ユニットに相当する。
図1の流体ボックス部2a,2bは、それぞれ薬液処理部5a,5bへの薬液の供給および薬液処理部5a,5bからの排液等に関する配管、継ぎ手、バルブ、流量計、レギュレータ、ポンプ、温度調節器、処理液貯留タンク等の流体関連機器を収納する。
薬液処理部5a,5bでは、薬液による洗浄処理(以下、薬液処理と呼ぶ)が行われる。薬液としては、アンモニア−過酸化水素混合液(APM)または過酸化水素水等が用いられる。
薬液処理部5aの外側の側面には扉D2、インターロックスイッチIN2およびインターロック解除部R2が設けられるとともに、薬液処理部5aに対応してコネクタC2が設けられている。また、薬液処理部5bの外側の側面には扉D3、インターロックスイッチIN3およびインターロック解除部R3が設けられるとともに、薬液処理部5bに対応してコネクタC3が設けられている。
すなわち、これらインターロック解除部R2,R3およびコネクタC2,C3は、装置空間500の外部に設けられている。
処理領域Bには、流体ボックス部2c,2dおよび純水処理部5c,5dが配置されている。純水処理部5c,5dの各々は上述の処理ユニットに相当する。
図1の流体ボックス部2c,2dは、それぞれ純水処理部5c,5dへの純水の供給および純水処理部5c,5dからの排液等に関する配管、継ぎ手、バルブ、流量計、レギュレータ、ポンプ、温度調節器、処理液貯留タンク等の流体関連機器を収納する。
純水処理部5c,5dでは、純水による洗浄処理が行われる。この場合、薬液処理後の基板W上に残留する薬液が純水により洗い流される。
純水処理部5cの外側の側面には扉D4、インターロックスイッチIN4およびインターロック解除部R4が設けられるとともに、純水処理部5cに対応してコネクタC4が設けられている。また、純水処理部5dの外側の側面には扉D5、インターロックスイッチIN5およびインターロック解除部R5が設けられるとともに、純水処理部5dに対応してコネクタC5が設けられている。
すなわち、これらインターロック解除部R4,R5およびコネクタC4,C5は、装置空間500の外側に設けられている。
搬送領域Cには、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRが配置されている。
処理領域A,Bの一端部側には、基板Wの搬入および搬出を行うインデクサIDが配置されており、インデクサロボットIRはインデクサIDの内部に設けられている。インデクサIDには、基板Wを収納するキャリア1が載置される。本実施の形態においては、キャリア1として、基板Wを密閉した状態で収納するFOUP(Front Opening Unified Pod)を用いているが、これに限定されるものではなく、SMIF(Standard Mechanical Inter Face)ポッド、OC(Open Cassette)等を用いてもよい。
インデクサIDのインデクサロボットIRは、矢印Uの方向に移動し、キャリア1から基板Wを取り出して基板搬送ロボットCRに渡し、逆に、一連の処理が施された基板Wを基板搬送ロボットCRから受け取ってキャリア1に戻す。
基板搬送ロボットCRは、インデクサロボットIRから渡された基板Wを指定された処理ユニットに搬送し、または、処理ユニットから受け取った基板Wを他の処理ユニットまたはインデクサロボットIRに搬送する。
インデクサIDの外側の側面には扉D1、インターロックスイッチIN1およびインターロック解除部R1が設けられている。また、扉D1の近傍の隔壁501には、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRにそれぞれ対応してコネクタCI,CCが設けられている。
すなわち、インターロック解除部R1は、装置空間500の外部に設けられている。また、コネクタCI,CCは装置空間500内で、対応するインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの近傍に設けられている。
本実施の形態においては、薬液処理部5a,5bのいずれかにおいて基板Wに薬液処理が行われた後に、基板搬送ロボットCRにより基板Wが薬液処理部5a,5bから搬出され、純水処理部5c,5dのいずれかに搬入される。
制御部4は、CPU(中央演算処理装置)を含むコンピュータ等からなり、処理領域A,Bの各処理ユニットの動作、搬送領域Cの基板搬送ロボットCRの動作およびインデクサIDのインデクサロボットIRの動作を制御する。制御部4の詳細については後述する。
図2は操作装置200の詳細を説明するための図であり、図3は操作装置200のコネクタC1の構造および基板処理装置100の側面に設けられるコネクタCI,CC,C2〜C5の構造を説明するための図である。上述のように、操作装置200は各種処理ユニット、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRのティーチング時に用いられる。
図2(a)に示すように、操作装置200は、表示部210、電源ボタン220、複数の操作ボタン230、緊急停止トリガ(イネーブルスイッチ)240、ケーブル250およびコネクタC1を備える。
表示部210には、例えば、インデクサロボットIR、基板搬送ロボットCRおよび各種処理ユニットのティーチングに関する情報が表示される。電源ボタン220は、操作装置200の電源をオンまたはオフするために用いられる。
複数の操作ボタン230を作業者が押下操作することにより、インデクサロボットIR、基板搬送ロボットCRおよび各種処理ユニットのティーチングが行われる。
緊急停止トリガ240は、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRのティーチング時にインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの動作を緊急停止させるために用いられる。
上述のように、ケーブル250の先端にはコネクタC1が設けられている。コネクタC1が基板処理装置100の側面に設けられたコネクタCI,CC,C2〜C5に接続されることにより、操作装置200の操作による各種指令信号がコネクタCI,CC,C2〜C5を介して制御部4に送られる。
ここで、図2(b)に示すように、操作装置200の緊急停止トリガ240は、矢印に示す方向に押下操作可能であり、3段階の切替位置a,b,cを有する。
これにより、作業者は、手を放した状態で緊急停止トリガ240を切替位置aに設定し、軽く押した状態で緊急停止トリガ240を切替位置bに設定し、強く押した状態で緊急停止トリガ240を切替位置cに設定することができる。
これら切替位置a,b,cを有する緊急停止トリガ240は、例えば、次のように用いられる。
作業者は、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRのティーチング時に、緊急停止トリガ240が切替位置bとなるように軽く押した状態で操作装置200を把持する。この場合、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRが動作状態となる。
一方、作業者は、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRのティーチング時に巻き込まれ等の危険を感じた場合、緊急停止トリガ240が切替位置aとなるように操作装置200から手を放す、または緊急停止トリガ240が切替位置cとなるように強く押した状態で操作装置200を握り締める。この場合、動作状態となっていたインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRが緊急停止する。
このように、緊急停止トリガ240の切替位置a,b,cをインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの緊急停止機能の作動に対応させることにより、人間工学的に確実に作業者の安全が確保される。
なお、緊急停止トリガ240は必ずしも3つの切替位置a,b,cを有する必要は無く、上記緊急停止機能の作動を操作できるものであれば、2つの切替位置を有するものであってもよいし、ボタン等で構成されていてもよい。
ところで、上述のようにインデクサロボットIR、基板搬送ロボットCRおよび各種処理ユニットの各々に対する緊急停止機能の有効および無効の切替は、図3に示すような操作装置200のコネクタC1およびコネクタCI,CC,C2〜C5の構造に基づき行われる。
図3に示すように、操作装置200のコネクタC1には、ティーチング動作についての指令信号を伝達するための複数のティーチング信号ピンPN1および緊急停止の指令信号を伝達するための複数の緊急停止ピンPN2が設けられている。
ここで、図3(a)に示すように、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRに対応付けられたコネクタCI,CCには、ティーチング信号ピンPN1に接続可能な複数のティーチング用接点PU1および緊急停止ピンPN2に接続可能な複数の緊急停止用接点PU2が設けられている。
ティーチング用接点PU1および緊急停止用接点PU2の各々は、制御部4と接続されている。これにより、操作装置200のコネクタC1とコネクタCI,CCとの接続時に操作装置200から伝達される指令信号、すなわちティーチング動作および緊急停止の指令信号が制御部4に送られる。その結果、制御部4は操作装置200からの指令信号に基づいて、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの動作を制御する。
これに対し、図3(b)に示すように、各種処理ユニットの各々に対応付けられたコネクタC2〜C5には、上記の複数のティーチング用接点PU1および複数の緊急停止用接点PU3が設けられている。
コネクタC2〜C5において、ティーチング用接点PU1は制御部4と接続されている。しかしながら、緊急停止用接点PU3は制御部4に接続されていない。
これにより、操作装置200のコネクタC1とコネクタC2〜C5との接続時に、操作装置200から伝達されるティーチング動作の指令信号は制御部4に送られるが、緊急停止の指令信号は制御部4に送られない。その結果、制御部4は操作装置200からの指令信号に基づいて、各種処理ユニットのティーチング動作を制御するが緊急停止は行わない。すなわち、緊急停止機能が無効にされている。
図4は図1の基板処理装置100の制御系の構成を示すブロック図である。
制御部4は、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの基板搬送動作を制御し、薬液処理部5a,5bの洗浄動作および純水処理部5c,5dの洗浄動作を制御する。
また、制御部4はインターロックスイッチIN1〜IN5の動作に応答して、インデクサロボットIR、基板搬送ロボットCR、薬液処理部5a,5bおよび純水処理部5c,5dの電源を制御する。
さらに、制御部4は作業者がインターロック解除部R1〜R5を操作することによるインターロックスイッチIN1〜IN5の機能を無効にする旨の信号に応答して、インターロックスイッチIN1〜IN5の動作に応答しない。
加えて、制御部4はコネクタCI,CC,C2〜C5を介して操作装置200から送られる上述のティーチング動作および緊急停止の指令信号に応答して、インデクサロボットIR、基板搬送ロボットCR、薬液処理部5a,5bおよび純水処理部5c,5dの動作を制御する。
上記の緊急停止機能によるインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの緊急停止は、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの各々の駆動電源がオフされることにより行われてもよい。
本実施の形態に係る基板処理装置100においては、操作装置200がコネクタCI,CCに接続された場合、制御部4により緊急停止機能が有効とされた状態で、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRのティーチングが行われる。一方、操作装置200がコネクタC2〜C5に接続された場合、制御部4により緊急停止機能が無効とされた状態で、各種処理ユニットのティーチングが行われる。
これにより、作業者は、操作装置200によるインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRのティーチング時に、身の危険を感じた場合に操作装置200の緊急停止トリガ240によりインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの動作を緊急停止することができる。その結果、作業者の安全が確保される。
また、作業者は、操作装置200による各種処理ユニットのティーチング時に、不用意に緊急停止トリガ240を操作しても各種処理ユニットの動作は許容されたまま維持される。これにより、作業者による各種処理ユニットのティーチングの作業効率が向上する。
したがって、作業者の安全性を確保するとともに作業者によるティーチングの作業効率が向上されている。
また、本実施の形態に係る基板処理装置100においては、操作装置200が装置空間500内部のコネクタCI,CCに接続された場合、制御部4により緊急停止機能が有効とされた状態で、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRのティーチングが行われる。一方、操作装置200が装置空間500外部のコネクタC2〜C5に接続された場合、制御部4により緊急停止機能が無効とされた状態で、各種処理ユニットのティーチングが行われる。
これにより、作業者は、操作装置200による装置空間500内部のインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRのティーチング時に、身の危険を感じた場合に操作装置200の緊急停止トリガ240によりインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの動作を緊急停止することができる。その結果、作業者の安全が確保される。
また、作業者は、操作装置200による装置空間500内部の各種処理ユニットのティーチング時に、不用意に緊急停止トリガ240を操作しても各種処理ユニットの動作は許容されたまま維持される。これにより、作業者による各種処理ユニットのティーチングの作業効率が向上する。
したがって、危険を伴う装置空間500内部でのティーチング時の作業者の安全性を確保するとともに、作業者の身に危険を及ぼさない装置空間500外部での作業者のティーチングの作業効率が向上されている。
上述のように、コネクタCI,CCは対応するインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの近傍に配置され、コネクタC2〜C5は、対応する各種処理ユニットの近傍に配置されている。これにより、作業者がティーチングの対象以外のインデクサロボットIR、基板搬送ロボットCRまたは各種処理ユニットを誤って動作させることが防止される。
上記に限らず、コネクタCI,CC,C2〜C5の各々は、共通の箇所に集中的に配置されてもよい。この場合、コネクタCI,CC,C2〜C5の各々が共通の箇所に集中的に配置されることにより、コネクタCI,CC,C2〜C5の各々の配置スペースが低減される。
また、本実施の形態において、操作装置200は必ずしも1つである必要はなく、複数であってもよい。この場合、制御部4は、操作装置200がコネクタC2〜C5に接続されたときに他の操作装置200によるインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの動作を不能化してもよい。
これにより各種処理ユニットのティーチング時に他の作業者が他の操作装置200を用いてインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRを動作させることによる危険が防止され、作業者の安全性が確保される。
(第2の実施の形態)
図5は本発明の第2の実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。第1の実施の形態に係る基板処理装置100と同様に、図5の基板処理装置100は、処理領域A,Bを有し、処理領域A,B間に搬送領域Cを有する。処理領域A,Bの各々には基板Wに特定の処理を行うための各種処理ユニットが配置され、搬送領域Cには基板Wを搬送するためのインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRが配置されている。
また、図5の基板処理装置100においても、作業者が処理領域A,Bおよび搬送領域Cに配置される各種処理ユニット、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの動作状態を調整するための携帯可能な操作装置200が用いられる。
このように本実施の形態に係る基板処理装置100は、第1の実施の形態に係る基板処理装置100と同様の構成を有するが、以下の点で異なる。
基板処理装置100の側面の所定位置には、第1の実施の形態と同様、各種処理ユニット、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRに対応付けされた扉D1〜D5が設けられている。扉D1〜D5の各々には、インターロックスイッチIN1〜IN5が設けられている。また、扉D1〜D5の各々の近傍には、インターロック解除部R1〜R5が設けられている。
基板処理装置100の側面および隔壁501の所定の位置には、第1の実施の形態と同様に操作装置200のコネクタC1と接続可能な複数のコネクタCI,CC,C2〜C5が設けられている。インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRに対応付けられたコネクタCI,CCの各近傍には、コネクタCI,CCに対応してイネーブル切替指令部SI,SCが設けられている。このイネーブル切替指令部SI,SCは、コネクタCI,CCとともに装置空間500内部に設けられている。
イネーブル切替指令部SI,SCは、緊急停止機能の有効および無効を切替えるためのものである。このイネーブル切替指令部SI,SCの操作は、作業者が後述のイネーブル切替キーをイネーブル切替指令部SI,SCに差し込むことにより行われ、作業者が差し込んだイネーブル切替キーを回動させることにより緊急停止機能の有効および無効が切替えられる。
各種処理ユニットに対して、作業者は第1の実施の形態と同様の作業手順によりティーチングを行う。
これに対し、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRに対するティーチング時には、作業者は初めにインターロック解除部R1を操作してインターロックスイッチIN1〜IN5の機能を無効にする。これにより、扉D1〜D5のいずれかが開放されても基板処理装置100全体の電源がオフしない。
そして、作業者は扉D1を開放して装置空間500内に侵入し、操作装置200のコネクタC1をインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRに対応付けられたコネクタ(コネクタCI,CCのいずれか)に接続する。
その後、作業者はティーチングの対象となるインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRに対応するイネーブル切替指令部(イネーブル切替指令部SI,SCのいずれか)にイネーブル切替キーを差し込んで、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの緊急停止機能を有効に設定する。
これにより、作業者は緊急停止機能が有効とされた状態で、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRに対してティーチングを行うことができる。
このように、本実施の形態においては、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRのティーチング時に緊急停止機能の有効および無効の切替え操作が必要となる。また、各種処理ユニットのティーチング時においては、各種処理ユニットに対応するコネクタC2〜C5が図3(b)の構造を有することにより、緊急停止機能が常に無効となっている。
換言すれば、緊急停止機能の有効および無効の切替は、操作装置200がコネクタC2〜C5のいずれかに接続される動作と連動して行われるとともに、コネクタCI,CCに対応するイネーブル切替指令部SI,SCの操作に連動して行われる。
なお、コネクタC2〜C5は必ずしも図3(b)の構造を有する必要はなく、図3(a)の構造を有するとともに、各々に対応するイネーブル切替指令部を設けてもよい。この場合、各種処理ユニットのティーチング時においても、イネーブル切替指令部による緊急停止機能の有効および無効の切替え操作が必要となる。
ここで、コネクタCIおよびそれに対応するイネーブル切替指令部SIならびにコネクタCCおよびそれに対応するイネーブル切替指令部SCについて説明する。
図6は、第2の実施の形態に係るコネクタCI,CCおよびイネーブル切替指令部SI,SCの一例を示す図である。
図5および図6(a)に示すように、コネクタCI,CCおよびイネーブル切替指令部SI,SCの各々は、それぞれ対応付けられたものに隣接して設けられている。イネーブル切替指令部SI,SCには、イネーブル切替キーKEを差し込むための差し込み孔IKが設けられている。
作業者は、緊急停止機能の有効および無効の切替え操作時に、操作装置200のコネクタC1をコネクタCI,CCと接続する。そして、図6に示すように、イネーブル切替キーKEを対応するイネーブル切替指令部SI,SCの差し込み孔IKに差し込む。これにより、作業者はイネーブル切替キーKEを回動させることによりイネーブル切替指令部SI,SCの操作を行う。
図6(a)においては、イネーブル切替キーKEを差し込んだ状態で緊急停止機能が無効(オフ)に設定され、イネーブル切替キーKEを差し込んだ状態で右方向に回動させることにより緊急停止機能が有効(オン)に設定される。
なお、このような緊急停止機能の有効および無効の切替えは、必ずしもイネーブル切替キーKEによって行われる必要はなく、上記イネーブル切替指令部SI,SCはボタンであってもよい。
本実施の形態において、コネクタCI,CCおよびイネーブル切替指令部SI,SCの各々は、共通の箇所に集中的に配置されてもよい。
例えば、図6(b)に示すように、コネクタCI,CCおよびイネーブル切替指令部SI,SCの各々が共通の位置に集中的に配置されることにより、コネクタCI,CCおよびイネーブル切替指令部SI,SCの各々の配置スペースが低減される。
第2の実施の形態に係る基板処理装置100の制御系の構成を説明する。図7は図5の基板処理装置100の制御系の構成を示すブロック図である。
制御部4は、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの基板搬送動作を制御し、薬液処理部5a,5bの洗浄動作および純水処理部5c,5dの洗浄動作を制御する。
また、制御部4はインターロックスイッチIN1〜IN5の動作に応答して、インデクサロボットIR、基板搬送ロボットCR、薬液処理部5a,5bおよび純水処理部5c,5dの電源を制御する。
さらに、制御部4は作業者がインターロック解除部R1〜R5を操作することによるインターロックスイッチIN1〜IN5の機能を無効にする旨の信号に応答して、インターロックスイッチIN1〜IN5の動作に応答しない。
また、制御部4は、作業者がイネーブル切替指令部SI,SCを操作することによる、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの緊急停止機能を有効にするまたは無効にする旨の信号に応答して、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの動作を制御する。
加えて、制御部4はコネクタCI,CC,C2〜C5を介して操作装置200から送られる上述のティーチング動作および緊急停止の指令信号に応答して、インデクサロボットIR、基板搬送ロボットCR、薬液処理部5a,5bおよび純水処理部5c,5dの動作を制御する。
上記の緊急停止機能によるインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの緊急停止は、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの各々の駆動電源がオフされることにより行われてもよい。
本実施の形態に係る基板処理装置100においては、操作装置200がコネクタCI,CCに接続された状態で、イネーブル切替指令部SI,SCによる緊急停止機能を有効にする(オン)操作が行われた場合、イネーブル切替指令部SI,SCによる緊急停止機能のオン操作に連動して、制御部4により緊急停止機能が有効とされた状態で、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRのティーチングが行われる。一方、操作装置200がコネクタC2〜C5に接続された場合、制御部4により緊急停止機能が無効とされた状態で、各種処理ユニットのティーチングが行われる。
これにより、作業者は、操作装置200によるインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRのティーチング時に、身の危険を感じた場合に操作装置200の緊急停止トリガ240によりインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの動作を緊急停止することができる。その結果、作業者の安全が確保される。
また、作業者は、操作装置200による各種処理ユニットのティーチング時に、不用意に緊急停止トリガ240を操作しても各種処理ユニットの動作は許容されたまま維持される。これにより、作業者による各種処理ユニットのティーチングの作業効率が向上する。
したがって、作業者の安全性を確保するとともに作業者によるティーチングの作業効率が向上されている。
また、本実施の形態に係る基板処理装置100においては、操作装置200が装置空間500内部のコネクタCI,CCに接続された状態で、イネーブル切替指令部SI,SCによる緊急停止機能を有効にする(オン)操作が行われた場合、イネーブル切替指令部SI,SCによる緊急停止機能のオン操作に連動して、制御部4により緊急停止機能が有効とされた状態で、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRのティーチングが行われる。一方、操作装置200がコネクタC2〜C5に接続された場合、制御部4により緊急停止機能が無効とされた状態で、各種処理ユニットのティーチングが行われる。
これにより、作業者は、操作装置200による装置空間500内部のインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRのティーチング時に、身の危険を感じた場合に操作装置200の緊急停止トリガ240によりインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの動作を緊急停止することができる。その結果、作業者の安全が確保される。
また、作業者は、操作装置200による装置空間500内部の各種処理ユニットのティーチング時に、不用意に緊急停止トリガ240を操作しても各種処理ユニットの動作は許容されたまま維持される。これにより、作業者による各種処理ユニットのティーチングの作業効率が向上する。
したがって、危険を伴う装置空間500内部でのティーチング時の作業者の安全性を確保するとともに、作業者の身に危険を及ぼさない装置空間500外部での作業者のティーチングの作業効率が向上されている。
上述のように、コネクタCI,CCは対応するインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの近傍に配置され、コネクタC2〜C5は、対応する各種処理ユニットの近傍に配置されている。これにより、作業者がティーチングの対象以外のインデクサロボットIR、基板搬送ロボットCRまたは各種処理ユニットを誤って動作させることが防止される。
また、本実施の形態において、操作装置200は必ずしも1つである必要はなく、複数であってもよい。この場合、制御部4は、操作装置200がコネクタC2〜C5に接続されたときに他の操作装置200によるインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの動作を不能化してもよい。
これにより各種処理ユニットのティーチング時に他の作業者が他の操作装置200を用いてインデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRを動作させることによる危険が防止され、作業者の安全性が確保される。
以上、第1および第2の実施の形態において、基板処理装置100は基板処理装置に相当し、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRは第1の動作部に相当し、各種処理ユニットは第2の動作部に相当し、コネクタCI,CCは第1の接続部に相当し、コネクタC2〜C5は第2の接続部に相当する。
また、操作装置200の緊急停止トリガ240がスイッチに相当し、操作装置200が操作装置に相当し、制御部4は制御手段に相当し、装置空間500は装置空間に相当する。
本発明に係る基板処理装置は、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、光ディスク用ガラス基板等の基板に種々の処理を行う等のために利用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。 操作装置の詳細を説明するための図である。 操作装置のコネクタの構造および装置空間の側面に設けられるコネクタの構造を説明するための図である。 図1の基板処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。 第2の実施の形態に係るコネクタおよびイネーブル切替指令部の一例を示す図である。 図5の基板処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。
符号の説明
4 制御部
100 基板処理装置
200 操作装置
240 緊急停止トリガ
500 装置空間
2a,2b 流体ボックス部
5a,5b 薬液処理部
5c,5d 純水処理部
IR インデクサロボット
CR 基板搬送ロボット
CI,CC,C2〜C5 コネクタ
W 基板

Claims (8)

  1. 基板の搬送動作を行う第1の動作部と、
    基板の処理動作を行う第2の動作部と、
    前記第1の動作部に対応して設けられた第1の接続部と、
    前記第2の動作部に対応して設けられた第2の接続部と、
    前記第1および第2の接続部に選択的に接続可能でかつ前記第1または第2の動作部の動作を停止させるためのスイッチを有し、前記第1または第2の動作部の教示動作に用いられる操作装置と、
    前記操作装置が前記第1の接続部に接続された状態で前記第1の動作部を停止させる前記スイッチの操作を有効とし、前記操作装置が前記第2の接続部に接続された状態で前記第2の動作部を停止させる前記スイッチの操作を無効として前記第2の動作部の動作を許容する制御手段とを備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 基板に所定の処理を行う処理空間および基板を搬送するための搬送空間を含み、側壁により取り囲まれた装置空間を有し、
    前記第1および第2の動作部は、前記装置空間内に設けられ、
    前記第1の接続部は、前記第1の動作部に対応して前記装置空間の内部に設けられ、
    前記第2の接続部は、前記第2の動作部に対応して前記装置空間の外部に設けられたことを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 基板の搬送動作を行う第1の動作部と、
    基板の処理動作を行う第2の動作部と、
    前記第1の動作部に対応して設けられた第1の接続部と、
    前記第2の動作部に対応して設けられた第2の接続部と、
    前記第1および第2の接続部に選択的に接続可能でかつ前記第1または第2の動作部の動作を停止させるためのスイッチを有し、前記第1または第2の動作部の教示動作に用いられる操作装置と、
    前記第1の動作部を停止させる操作を有効または無効とするイネーブル切替指令部と、
    前記操作装置が前記第1の接続部に接続された状態で前記イネーブル切替指令部のオン操作に連動して前記第1の動作部の動作を停止させる前記スイッチの操作を有効とし、前記操作装置が前記第2の接続部に接続された状態で前記第2の動作部の動作を停止させる前記スイッチの操作を無効として前記第2の動作部の動作を許容する制御手段とを備えたことを特徴とする基板処理装置。
  4. 基板に所定の処理を行う処理空間および基板を搬送するための搬送空間を含み、側壁により取り囲まれた装置空間を有し、
    前記第1および第2の動作部は、前記装置空間内に設けられ、
    前記第1の接続部は、前記第1の動作部に対応して前記装置空間の内部に設けられ、
    前記第2の接続部は、前記第2の動作部に対応して前記装置空間の外部に設けられたことを特徴とする請求項3記載の基板処理装置。
  5. 前記第1の接続部は、対応する前記第1の動作部の近傍に配置され、
    前記第2の接続部は、対応する前記第2の動作部の近傍に配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の基板処理装置。
  6. 前記第1および第2の接続部は、共通の箇所に集中的に配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の基板処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記操作装置が前記第2の接続部に接続された場合に他の操作装置による前記第1の動作部の動作を不能化することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の基板処理装置。
  8. 前記操作装置の前記スイッチは、第1、第2および第3の位置に移動可能に設けられるトリガを含み、
    前記第2の位置は、前記第1および第3の位置の間に位置し、
    前記制御部は、前記トリガが前記第2の位置にある場合に前記第1および第2の動作部の動作を許容し、前記トリガが前記第1の位置または前記第3の位置に移動した場合に前記第1および第2の動作部の動作を停止させることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の基板処理装置。
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