JP4098340B2 - シールチェーン - Google Patents

シールチェーン Download PDF

Info

Publication number
JP4098340B2
JP4098340B2 JP2006248749A JP2006248749A JP4098340B2 JP 4098340 B2 JP4098340 B2 JP 4098340B2 JP 2006248749 A JP2006248749 A JP 2006248749A JP 2006248749 A JP2006248749 A JP 2006248749A JP 4098340 B2 JP4098340 B2 JP 4098340B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
link plate
ring
tongue piece
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006248749A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008069856A (ja
Inventor
健太郎 山根
誠 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsubakimoto Chain Co filed Critical Tsubakimoto Chain Co
Priority to JP2006248749A priority Critical patent/JP4098340B2/ja
Priority to US11/879,681 priority patent/US7467509B2/en
Priority to CN2007101371225A priority patent/CN101144519B/zh
Priority to KR1020070076896A priority patent/KR101062546B1/ko
Priority to TW096132026A priority patent/TW200813348A/zh
Publication of JP2008069856A publication Critical patent/JP2008069856A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4098340B2 publication Critical patent/JP4098340B2/ja
Priority to HK08107986.3A priority patent/HK1117218A1/xx
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G13/00Chains
    • F16G13/02Driving-chains
    • F16G13/06Driving-chains with links connected by parallel driving-pins with or without rollers so called open links
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G13/00Chains
    • F16G13/02Driving-chains
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G17/00Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface
    • B65G17/30Details; Auxiliary devices
    • B65G17/38Chains or like traction elements; Connections between traction elements and load-carriers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

本発明は、動力伝達(伝動)、搬送(コンベヤ)等に用いるシールチェーンに関し、特に、ピンの外周面とブシュの内周面との間に封入された潤滑油(グリース等)が外部へ漏れ出すのを防止すると共に、ピンの外周面とブシュの内周面との間に外部から異物が侵入するのを防止するために、内リンクプレートと外リンクプレートの対向面の間にシール機構を配置したシールチェーンに関する。
シールチェーンは、一般に、高速伝動チェーン、塵芥雰囲気中での伝動チェーンやコンベヤチェーン、高負荷の掛かる伝動チェーンやコンベヤチェーン等として使用され、チェーンの内リンクプレートと外リンクプレートとの間にシール機構を設け、ピンとブシュとの間に封入した潤滑油(グリース、オイル)等の飛散防止と外部からの異物侵入を防止している。このシール機構には、従来より様々なものが提案されている。
図7に、従来のシールチェーンの一例を一部拡大して示す。シール機構20は、ブシュ21の端部と外リンクプレート22の内側部との間に設けた窒化鋼やステンレスからなるシールリング23と、シールリング23とブシュ21の端部との間に設けた弾性リング24とから構成されている。このシールリング23の摺動面23cは弾性リング24により外リンクプレート22の内側部に押し付けられる。この弾性リング24はブシュ21の保持溝21aとシールリング23の保持溝23aとで保持されると共に、ブシュ21の垂直面21bとシールリング23の垂直面23bとで挟持されている。(特許文献1参照。)
実開平5−1717号公報
前記従来のシールチェーンは、シール機構20がシールリング23と弾性リング24からなる1重シール構造であるため、シール性能が充分でなく、外部からの異物侵入に対する耐久性が劣る、という問題があり、チェーンは直線走行中あるいは屈曲走行中に、内リンクプレート25が進行方向左右いずれかにずれて外リンクプレート2に接近あるいは離間することがあるため、弾性リング24がブシュ21の垂直面21bとシールリング23の垂直面23bとで圧縮され、弾性リング24が劣化したり、永久変形し、その結果、シール性能の低下、寿命の低下が促進される、という問題がある。
そこで、本発明は、前記したような従来の問題点を解決し、シール機構のシール性能が充分で、外部からの異物侵入に対する耐久性が優れていると共に、シール性能の低下、寿命の低下を抑制できるシールチェーンを提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明は、一対の外リンクプレートのピン孔にピン両端部を嵌入固定した外リンクと、一対の内リンクプレートのブシュ孔に、ローラが遊嵌されたブシュの両端部を突出させて嵌入固定した内リンクとが、前記ブシュに前記ピンが遊嵌されることにより連結され、前記外リンクプレートと前記内リンクプレートの対向面の間にシール機構が配置されてなるシールチェーンにおいて、前記シール機構が、前記ピンと同軸的に配置された弾性リングと、該弾性リングの外側に配置され前記外リンクプレートの対向面に圧接されたシールリングと、該シールリングの外側に配置され前記内リンクプレートの対向面に圧接された舌片付き樹脂製環状シール部材と、該舌片付き樹脂製環状シール部材の外側に間隔を開けて配置され前記外リンクプレートの対向面に固着されたリング状プレートとで構成され、前記弾性リングが、前記ブシュの両最外端部外周に形成された傾斜面と前記シールリングの内周面に形成された傾斜面とで保持され、前記舌片付き樹脂製環状シール部材は、環状の基端部と該基端部に立設した舌片とからなり、該基端部の内周面が前記シールリングの外周面に摺動可能に密接し、該基端部が前記内リンクプレートの対向面に圧接され、舌片先端が前記外リンクプレートの対向面に当接しているシールチェーン、という構成とすることにより前記課題を解決したものである。
請求項2に係る本発明は、前記請求項1に記載のシールチェーンにおいて、前記シール機構には、前記シールリングと、前記舌片付き樹脂製環状シール部材と、前記外リンクプレートの対向面とで囲繞された環状空間部が形成されている、という構成としたものである。
請求項3に係る本発明は、前記請求項1又は2に記載のシールチェーンにおいて、前記舌片付き樹脂製環状シール部材がナイロン系樹脂で一体成形されている、という構成としたものである。
請求項1に係る本発明のシールチェーンによれば、外リンクプレートと内リンクプレートの対向面の間に配置されるシール機構が、ピンと同軸的に配置された弾性リングと、該弾性リングの外側に配置されたシールリングと、該シールリングの外側に配置された舌片付き樹脂製環状シール部材と、該舌片付き樹脂製環状シール部材の外側に間隔を開けて配置されたリング状プレートとで構成されているので、シール機構が弾性リングとシールリングと舌片付き樹脂製環状シール部材とで構成される2重シール構造のものとなるため、シール性能を充分に確保することができると共に、外部からピンとブシュとの間に異物が侵入することを防止することができる。
また、最外にリング状プレートが配置されているので、外リンクプレートと内リンクプレートとの対向面間への異物侵入が抑制されるため、シール機構の耐久性を向上させることができる。
弾性リングが、ブシュの両最外端部外周に形成された傾斜面とシールリングの内周面に形成された傾斜面とで保持されているので、内リンクプレートが外リンクプレートに接近する移動量より、弾性リングの断面変形量を小さくすることができ、その結果、弾性リングの耐久性を向上させることができる。
舌片付き樹脂製環状シール部材は、環状の基端部と該基端部に立設した舌片とからなり、この基端部の内周面がシールリングの外周面に摺動可能に密接し、基端部が内リンクプレートの対向面に圧接され、舌片先端が外リンクプレートの対向面に当接しているので、内リンクプレートがずれて外リンクプレートに接近あるいは離間した場合、ずれに応じて舌片付き樹脂製環状シール部材の基端部の内周面がシールリングの外周面に接触摺動するため、常にシール性能を維持することができ、さらに弾性リングが配置されていることと相俟って、シール性能の向上を図ることができ、外部からの異物侵入防止を図ることができる。
また、舌片付き樹脂製環状シール部材の外側に間隔を開けてリング状プレートが配置されているので、外リンクプレートと内リンクプレートとが離間した場合、リング状プレートと内リンクプレートとの間に隙間ができると共に、舌片先端と外リンクプレートとの間にも隙間ができたとしても、これら隙間とリング状プレートと舌片付き樹脂製環状シール部材とでラビリンス構造が形成され、さらに舌片付き樹脂製環状シール部材の基端部の内周面がシールリングの外周面に摺動可能に密接しているため、潤滑油の流出、外部からの異物侵入を防止することができると共に、シール性能の低下を抑制することができる。
請求項2に係る本発明のシールチェーンによれば、請求項1に係るシールチェーンの効果に加えて、シール機構には、シールリングと、舌片付き樹脂製環状シール部材と、外リンクプレートの対向面とで囲繞された環状空間部が形成されているので、この環状空間部を油溜まりとすることができる。この油はシールリングと外プレートと間の潤滑油となり、シールリング・外プレート間の摩耗を抑制し、シール寿命が延び、また、ピン内部から供給された潤滑油(グリース、オイル)の外部への流出を抑制することができ、長期に亘りピン・ブシュ間の潤滑性能を維持することができる。
請求項3に係る本発明のシールチェーンによれば、請求項1又は2に係るシールチェーンの効果に加えて、舌片付き樹脂製環状シール部材がナイロン系樹脂で一体成形されているので、シール機構の耐久性を更に向上させることができる。
なお、上記のナイロン系樹脂としてはMCナイロン(登録商標)が好適であり、このMCナイロン(登録商標)とは、日本ポリペンコ株式会社の登録商標であり、主原料のナイロンモノマーを大気圧下で重合・成形することでナイロンの特性を向上させたものであり、特に連続使用温度(110℃)、耐薬品性、機械的強度、耐摩耗性、滑り特性等に優れている。
本発明の実施例を図1〜図6を参照して説明する。図1はシールチェーンの要部を断面で示した一部平面図、図2はシールチェーンの断面図、図3はシール機構の説明図、図4は図2におけるX−X線矢視方向に見た断面図、図5は弾性リングの断面変形量を模式的に示す説明図であり、(A)は本発明実施例対応の説明図、(B)は従来例対応の説明図、図6は舌片付き樹脂製環状シール部材の屈曲状態の説明図である。
シールチェーン1は、図1、図2に示すように、一対の外リンクプレート2,2のピン孔2aにピン3の両端部を嵌入固定した外リンク4と、一対の内リンクプレート5,5のブシュ孔5aに、ローラ6が遊嵌されたブシュ7の両端部を突出させて嵌入固定した内リンク8とが、ブシュ7にピン3が遊嵌されることにより交互に多数連結され、外リンクプレート2と内リンクプレート5の対向面2b、5bの間にピン3・ブシュ7間のシールを行うシール機構9が配置されたものである。
前記のピン3は、図2に示すように、内部に油通路3a,3b、外周面に油通路3bに連通する凹溝3cを備え、ピン3の終端部3dから油通路3a,3b、凹溝3cを介してピン3の外周面とブシュ7の内周面との間に潤滑油(グリース、オイル等)が供給されるようになっている。ピン3外周の油溝となる凹溝3cは無くてもよく、必要に応じて適宜設けられる。
シール機構9は、図3、図4に示されるように、ピン3と同軸的に配置された弾性リング10と、弾性リング10の外側に順次配置されたシールリング11、舌片付き樹脂製環状シール部材12、リング状プレート14等で構成される。
弾性リング10は、耐油性、耐熱性、耐摩耗性に優れた合成樹脂や合成ゴム(ニトリルゴム、フッ素ゴムが好ましい。)からなるOリングである。また、この弾性リング10の外側に配置されるシールリング11は、鋼製又はステンレス製のもので、外リンクプレート2の対向面2aに圧接される。
図3に示すように、シールリング11は内周面に傾斜面11aが形成され、弾性リング10は、ブシュ7の両最外端部外周に形成された傾斜面7aとシールリング11の内周面に形成された傾斜面11aとで保持される。
シールリング11の外側に配置される舌片付き樹脂製環状シール部材12は、MCナイロンで一体成形されたもので、環状の基端部12aと、基端部12aに立設した舌片12bとからなり、基端部12aが内リンクプレート5の対向面5bに圧接されている。この基端部12aの内周面12cはシールリング11の外周面11bに摺動可能に密接し、舌片12bの先端は外リンクプレート2の対向面2bに当接している。
舌片付き樹脂製環状シール部材12の外側に間隔13を開けて配置される最外のリング状プレート14は、鋼製又はステンレス製のもので、外リンクプレート2の対向面2bに溶接により固着されている。
また、シール機構9には、図3に示すように、シールリング11と、舌片付き樹脂製環状シール部材12と、外リンクプレート2の対向面2bとで囲繞された環状空間部15が形成されている。この環状空間部15は、ピン3から供給された潤滑油の油溜まりを形成するもので、シールリング・外プレート間を潤滑させ、シール寿命を延ばせると共に、ピン3内部から供給された潤滑油の外部への流出を抑制し、シールチェーン1の潤滑性能を長期に亘り維持することを可能としている。
以上、本発明の実施例であるシールチェーン1の構成について説明したが、以下作用効果を説明する。外リンクプレート2と内リンクプレート5の対向面の間に配置されるシール機構9が、ピン3と同軸的に配置された弾性リング10と、弾性リング10の外側に配置され外リンクプレート2の対向面2bに圧接されたシールリング11と、シールリング11の外側に配置され内リンクプレート5の対向面5bに圧接された舌片付き樹脂製環状シール部材12と、舌片付き樹脂製環状シール部材12の外側に間隔を開けて配置され外リンクプレート2の対向面2aに固着されたリング状プレート14とで構成されているので、シール機構9が弾性リング10とシールリング11と舌片付き樹脂製環状シール部材12とで構成される2重シール構造のものとなり、その結果、シール性能を充分に確保することができると共に、外部からピン3とブシュ7との間に異物が侵入することを防止することができる。
シール機構9には、シールリング11と、舌片付き樹脂製環状シール部材12と、外リンクプレート2の対向面2bとで囲繞された環状空間部15が形成されているので、この環状空間部15をピン3から供給された潤滑油の油溜まり(グリース溜まり)とすることができ、シールリング・外リンク間を潤滑させ、シール寿命を延長させると共に、ピン3内部から供給された潤滑油の外部への流出を抑制し、シールチェーン1の潤滑性能を長期に亘り維持することができる。
また、最外に配置されているリング状プレート14により、外リンクプレート2と内リンクプレート5の対向面2b・5b間への異物侵入が防止されるため、シール機構9の耐久性を向上させることができる。
弾性リング10が、ブシュ7の両最外端部外周に形成された傾斜面7aとシールリング11の内周面に形成された傾斜面11aとで保持されているので、次の段落番号0029,0030で説明するように、内リンクプレート2が外リンクプレート5に接近する移動量より、弾性リング10の断面変形量を小さくすることができ、その結果、弾性リング10の耐久性を向上させることができる。
弾性リングの断面変形量について、弾性リングNの断面変形状態を模式的に示す図5を参照して説明する。図5(A)に本発明対応のものとして示すように、例えば、ブシュBの両最外端部外周に形成された傾斜面Ba及びシールリングSの傾斜面Saがそれぞれ45°の場合、内リンクプレートが外リンクプレートLPに近づく移動量をδとすると、つぶれた弾性リングNの断面変形量は略々δ/2となる。
これに対して、図5(B)に従来例対応のものとして示すように、弾性リングN’がブシュB’の垂直面Ba’とシールリングS’の垂直面Sa’とで挟持されている場合、内リンクプレートが外リンクプレートLPに近づく移動量をδとすると、つぶれた弾性リングN’の断面変形量はδとなる。したがって、弾性リングNをブシュBの傾斜面BaとシールリングSの傾斜面Saとで保持した方が、弾性リングNの耐久性を向上させることができる。なお、上記において、本発明対応のものとして、傾斜面Ba及び傾斜面Saが平行でそれぞれ45°傾斜しているものについて説明したが、両者共に45°以下で傾斜させることが好ましい。
また、弾性リング10を保持するブシュ7の傾斜面7aがブシュ7の両最外端部外周に形成されているので、図3と図7との比較から理解されるように、内リンクプレート5から突出しているブシュ7端部のピン3との接触面からの高さを高く、すなわち、ブシュ7端部の肉厚を厚くすることができ、ブシュ7の強度低下を抑制することができる。
舌片付き樹脂製環状シール部材12は、環状の基端部12aと、この基端部12aに立設した舌片12bとからなり、基端部12aの内周面12cがシールリング11の外周面11bに摺動可能に密接し、基端部12aが内リンクプレート5の対向面5aに圧接され、舌片先端が外リンクプレート2の対向面2aに当接されているので、内リンクプレート5がチェーンの走行方向左右にずれて外リンクプレート2に接近あるいは離間した場合、ずれに応じて舌片付き樹脂製環状シール部材12の基端部内周面12cがシールリング11の外周面11bに接触して摺動するため、常にシール性能を維持することができ、外部からの異物侵入防止を図ることができる。
外リンクプレート2と内リンクプレート5とが接近した場合、図6に示すように、舌片付き樹脂製環状シール部材12が屈曲しシール状態が維持されると共に、リング状プレート14の端面14aが内リンクプレート5に接近あるいは摺動接触し、確実にシール効果が発揮される。なお、当然のことであるが、一方側の外リンクプレート2と内リンクプレート5とが接近すると、反対側の外リンクプレート2と内リンクプレート5とは離間することになる。
外リンクプレート2と内リンクプレート5とが離間した場合、舌片付き樹脂製環状シール部材12の外側に間隔を開けてリング状プレート14が配置されているので、リング状プレート14と内リンクプレート5との間に隙間ができると共に、舌片12bの先端と外リンクプレート2との間にも隙間ができたとしても、これら隙間とリング状プレート14と舌片付き樹脂製環状シール部材12とでラビリンス構造が形成され、さらに舌片付き樹脂製環状シール部材12の基端部の内周面12cがシールリング11の外周面11bに摺動可能に密接しているため、潤滑油の流出、外部からの異物侵入を防止することができると共に、シール性能の低下を抑制することができる。
また、舌片付き樹脂製環状シール部材12がMCナイロン(登録商標)で一体成形されているので、舌片付き樹脂製環状シール部材12自体の耐久性が向上され、シールリング11の外周面11bとの滑動性が良好であるためシール機構9の耐久性を向上させることができる。
本発明実施例のシールチェーンの要部を断面で示した一部平面図概略側面図である。 シールチェーンの断面図である。 シール機構の説明図である。 図2におけるX−X線矢視方向に見た断面図である。 弾性リングの断面変形量を模式的に示す説明図であり、(A)は本発明実施例対応の説明図、(B)は従来例対応の説明図である。 舌片付き樹脂製環状シール部材の屈曲状態の説明図である。 従来のシールチェーンのシール機構の説明図である。
符号の説明
1 シールチェーン 2 外リンクプレート
2a ピン孔 2b 対向面
3 ピン 3a、3b 油通路
3c 凹溝 3d 終端部
4 外リンク 5 内リンクプレート
5a ブシュ孔 5b 対向面
6 ローラ 7 ブシュ
7a 傾斜面 8 内リンク
9 シール機構 10 弾性リング
11 シールリング 11a 傾斜面
11b 外周面 12 舌片付き樹脂製環状シール部材
12a 環状の基端部 12b 舌片
12c 基端部の内周面 13 間隔
14 リング状プレート 14a 端面
15 環状空間部
N 弾性リング B,B’ ブシュ
Ba ブシュの傾斜面 S,S’ シールリング
Sa 傾斜面 LP 外リンクプレート
δ 移動量 Ba’ ブシュの垂直面
Sa’ 垂直面

Claims (3)

  1. 一対の外リンクプレートのピン孔にピン両端部を嵌入固定した外リンクと、一対の内リンクプレートのブシュ孔に、ローラが遊嵌されたブシュの両端部を突出させて嵌入固定した内リンクとが、前記ブシュに前記ピンが遊嵌されることにより連結され、前記外リンクプレートと前記内リンクプレートの対向面の間にシール機構が配置されてなるシールチェーンにおいて、
    前記シール機構が、前記ピンと同軸的に配置された弾性リングと、該弾性リングの外側に配置され前記外リンクプレートの対向面に圧接されたシールリングと、該シールリングの外側に配置され前記内リンクプレートの対向面に圧接された舌片付き樹脂製環状シール部材と、該舌片付き樹脂製環状シール部材の外側に間隔を開けて配置され前記外リンクプレートの対向面に固着されたリング状プレートとで構成され、
    前記弾性リングが、前記ブシュの両最外端部外周に形成された傾斜面と前記シールリングの内周面に形成された傾斜面とで保持され、
    前記舌片付き樹脂製環状シール部材は、環状の基端部と該基端部に立設した舌片とからなり、該基端部の内周面が前記シールリングの外周面に摺動可能に密接し、該基端部が前記内リンクプレートの対向面に圧接され、舌片先端が前記外リンクプレートの対向面に当接していることを特徴とするシールチェーン。
  2. 前記シール機構には、前記シールリングと、前記舌片付き樹脂製環状シール部材と、前記外リンクプレートの対向面とで囲繞された環状空間部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のシールチェーン。
  3. 前記舌片付き樹脂製環状シール部材がナイロン系樹脂で一体成形されていることを特徴とする請求項1又は2記載のシールチェーン。
JP2006248749A 2006-09-13 2006-09-13 シールチェーン Active JP4098340B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006248749A JP4098340B2 (ja) 2006-09-13 2006-09-13 シールチェーン
US11/879,681 US7467509B2 (en) 2006-09-13 2007-07-18 Seal chain
CN2007101371225A CN101144519B (zh) 2006-09-13 2007-07-30 密封链
KR1020070076896A KR101062546B1 (ko) 2006-09-13 2007-07-31 시일 체인
TW096132026A TW200813348A (en) 2006-09-13 2007-08-29 Seal chain
HK08107986.3A HK1117218A1 (en) 2006-09-13 2008-07-18 Seal chain

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006248749A JP4098340B2 (ja) 2006-09-13 2006-09-13 シールチェーン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008069856A JP2008069856A (ja) 2008-03-27
JP4098340B2 true JP4098340B2 (ja) 2008-06-11

Family

ID=39168774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006248749A Active JP4098340B2 (ja) 2006-09-13 2006-09-13 シールチェーン

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7467509B2 (ja)
JP (1) JP4098340B2 (ja)
KR (1) KR101062546B1 (ja)
CN (1) CN101144519B (ja)
HK (1) HK1117218A1 (ja)
TW (1) TW200813348A (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4255969B2 (ja) * 2006-12-05 2009-04-22 株式会社椿本チエイン ベアリングローラチェーン
JP2009264502A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Tsubakimoto Chain Co コンベヤチェーン
IT1397342B1 (it) * 2008-07-28 2013-01-10 Regina Catene Calibrate Spa Catena con guarnizioni di tenuta del lubrificante
JP4700092B2 (ja) * 2008-10-01 2011-06-15 株式会社椿本チエイン 自動給油チェーン
JP2010255673A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Tsubakimoto Chain Co 固体潤滑シールチェーン
US8601783B2 (en) * 2010-04-13 2013-12-10 U.S. Tsubaki, Inc. Internal ring sealed chain
JP5409501B2 (ja) * 2010-04-27 2014-02-05 株式会社椿本チエイン シールチェーン
JP5318843B2 (ja) * 2010-12-01 2013-10-16 株式会社小松製作所 履帯ブシュおよび履帯リンク装置
JP5709714B2 (ja) * 2011-09-29 2015-04-30 株式会社椿本チエイン 吊下げ用チェーン
JP5839397B2 (ja) * 2012-01-31 2016-01-06 株式会社椿本チエイン シールチェーンおよびシールチェーンの製造方法
CN103591216A (zh) * 2013-11-26 2014-02-19 刘海雄 传动链条
JP6040199B2 (ja) * 2014-06-11 2016-12-07 株式会社椿本チエイン チェーン
JP6334756B1 (ja) * 2017-02-07 2018-05-30 株式会社椿本チエイン シールチェーン
TWM585852U (zh) * 2019-07-17 2019-11-01 岳盟企業股份有限公司 油封鏈條
CN114194717A (zh) * 2021-12-09 2022-03-18 浙江来源机械有限公司 用于港口卸船设备的密封耐用形输送链条

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3135128A (en) * 1961-12-08 1964-06-02 Chain Belt Co Seal for chain joint
GB1258753A (ja) * 1968-01-25 1971-12-30
JPS5798342U (ja) 1980-12-10 1982-06-17
US4464151A (en) * 1981-07-30 1984-08-07 Rexnord Inc. Sealed chain joint
JP3057457B2 (ja) 1991-06-21 2000-06-26 本田技研工業株式会社 摺動部材
JP2540948Y2 (ja) * 1993-08-31 1997-07-09 株式会社椿本チエイン コンベヤチェーンのシール装置
US5425679A (en) * 1994-05-17 1995-06-20 Rexnord Corporation Chain with sealed joint and sealed roller
JP3157462B2 (ja) * 1996-06-03 2001-04-16 株式会社椿本チエイン シール付きチェーン
JPH1082454A (ja) * 1996-09-06 1998-03-31 Tsubakimoto Chain Co 膨潤性シール体付きチェーン
US5943855A (en) * 1998-06-10 1999-08-31 Tsubakimoto Chain Co. Lubricant retaining chain
ITMI20020130U1 (it) * 2002-03-08 2003-09-08 Regina Ind Spa Catena con guarnizioni di tenuta con caratteristiche perfezionate
JP3755656B2 (ja) * 2002-04-24 2006-03-15 株式会社椿本チエイン シールチェーン
JP3849862B2 (ja) 2002-04-26 2006-11-22 株式会社椿本チエイン シールチェーン

Also Published As

Publication number Publication date
TWI336754B (ja) 2011-02-01
CN101144519B (zh) 2010-08-18
CN101144519A (zh) 2008-03-19
HK1117218A1 (en) 2009-01-09
TW200813348A (en) 2008-03-16
US20080061512A1 (en) 2008-03-13
KR20080024432A (ko) 2008-03-18
KR101062546B1 (ko) 2011-09-06
US7467509B2 (en) 2008-12-23
JP2008069856A (ja) 2008-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4098340B2 (ja) シールチェーン
JP4255969B2 (ja) ベアリングローラチェーン
US20080076613A1 (en) Oil-free chain
US7775925B2 (en) Oil-free chain
JP5404531B2 (ja) シールチェーン
JP2008157423A (ja) シールチェーン
KR101160397B1 (ko) 롤러체인
JP2011231843A (ja) シールチェーン
JP2006349086A (ja) シールチェーン並びにその製造方法
KR101144547B1 (ko) 시일 체인
JP2009264502A (ja) コンベヤチェーン
JP5014232B2 (ja) 継手リンクユニット付き無給油チェーン
JP2008164043A (ja) 無給油チェーン
JP5094779B2 (ja) シールチェーン
JP4815258B2 (ja) アンローダ用シールチェーン
JP7389559B2 (ja) ローラチェーン
JP2014025526A (ja) シールチェーン
JP2005076681A (ja) シールチェーン
JP3755656B2 (ja) シールチェーン
JP4219237B2 (ja) シールチェーン
JP2010255673A (ja) 固体潤滑シールチェーン
JP2002160818A (ja) シールチェーン
JP2012026535A (ja) シールチェーン
JPH0452174Y2 (ja)
KR20090113179A (ko) 컨베이어 체인

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20080228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4098340

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120321

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130321

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140321

Year of fee payment: 6