JPH0452174Y2 - - Google Patents

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JPH0452174Y2
JPH0452174Y2 JP1986120015U JP12001586U JPH0452174Y2 JP H0452174 Y2 JPH0452174 Y2 JP H0452174Y2 JP 1986120015 U JP1986120015 U JP 1986120015U JP 12001586 U JP12001586 U JP 12001586U JP H0452174 Y2 JPH0452174 Y2 JP H0452174Y2
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roller
rollers
bushing
link plate
base body
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ローラとリンクプレートとの間に介
在し横荷重を担持するスラストワツシヤに、シー
ル部を設けることを基本として、ローラ内部の防
塵を高めかつ潤滑剤の流失を防ぎ耐摩耗性を高め
たローラチエーンに関する。
〔従来の技術〕
ローラチエーン、特にコンベヤチエーンとして
用いるローラチエーンには、ローラをガイド等に
摺接しつつ転動させるものが多い。
このようなローラチエーンでは、ローラはブシ
ユの外周面を転動することによつて走行方向の抵
抗は低減しうるとはいえ、ローラに作用する横荷
重は、ローラの端面とリンクプレート内面との摺
動によつて担持させるものであり、横荷重による
抵抗を低減させるため出願人は特願昭60−140889
号特開昭62−4122号公報によりリンクプレート
と、ローラ端面との間に軸受材を用いたスラスト
リングを介在させたローラチエーンを提案した。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしこのようなローラチエーンでは、第4図
に示すごとく、内リンクプレートa内面とローラ
b端面との間に介在するスラストワツシヤcは平
板状に形成されているため、ローラチエーンに横
荷重が加わり第5図に示すようにローラbが片寄
つた場合には、ローラbの一方の側面に大きな隙
間dが生じ、ローラ内部に貯える潤滑剤が流失
し、又隙間dからローラ内部に異物が進入し、ロ
ーラ及びブシユを摩耗し、チエーンの寿命を短く
するという問題がある。このような問題はとりわ
け第4図に示すようなローラの内側にコロeを収
容したいわゆるコロ入りローラの場合には前記潤
滑剤の流失、又は異物に進入によつてコロの転動
面を損傷させローラチエーンを短期で使用不能と
する。
他方、ローラ端面とスラストワツシヤとの間の
間隙を少なくすることも考えられるが、ローラを
案内するレールの真直度、さらにチエーンが多数
のリンクを連設したものであるため、長い編成の
チエーンにあつては、捩れ、曲がりが生じるなど
の理由からコンベヤチエーンにあつては、前記隙
間は、潤滑剤の流出、異物の進入を防ぐに必要な
だけ小さく出来ない場合が多い。
本考案は、ローラとリンクプレートとの間に介
在するスラストリングにシール部を設けることを
基本として、ローラに加わる横荷重を担持すると
ともに、ローラ内部への異物の侵入と、潤滑剤の
流失を阻止しうるローラチエーンの提供を目的と
している。
〔問題点を解決するための手段〕
以下前記した目的を達成でき、問題点を解決し
うる本考案の手段の一実施例を図面に基づき説明
する。
第1,2図においてローラチエーン1は、向き
合う内リンクプレート2,2を継ぐブシユ3の外
周4にローラ5を外嵌するとともに、前記ローラ
5の両側の端面6,6と該端面と向き合う各内リ
ンクプレート2,2の内面9,9との間に軸受材
からなりかつブシユ3の外周4に遊嵌しうる内孔
10を具えるスラストリング7を、内リンクプレ
ート2の内面9との間に小間隙gを有してローラ
5の端面6,6に固定するとともに、前記内孔1
0にブシユ3の外周4面に沿うシール部13を設
けている。又本実施例ではローラチエーン1は、
コンベヤチエーンを形成するとともに、ローラ5
は、軸方向内側に複数個のコロ17を配設したい
わゆるコロ入りローラとして形設される。
内、外リンクプレート2,16は、両端部を円
弧に切断した外形同一の鋼板の打抜き体であり、
又内リンクプレート2は、ピツチ点に設ける透孔
21に前記ブシユ3を圧入することによつて、向
き合わせて結合される。
又内リンクプレート2には、各その外側に、外
リンクプレート16,16がピツチ点を互い違い
に配されるとともに、該リンクプレート16のピ
ツチ点の透孔に圧入され両者を連結するピン19
がブシユ3を貫通することによつて、内、外リン
クプレート2,6はピツチ点で屈曲可能に連結さ
れる。又ブシユ3の内孔には、ピン19との間で
油溜りを形成するヌスミ23を、その中央部に凹
設する。
ローラ5は、本例ではブシユ3の周囲に配した
前記複数個のコロ17…と、該コロ17…を囲む
筒状の基体24とを具える。
前記コロ17は基体24の巾寸度に比して短寸
の円柱状をなし、本例では、互いに接近するごと
く、前記ブシユ3外周面かつその中心線と平行に
密に配される。
基体24は、筒状をなし両側の端面6,6で開
口しかつ軸心と同心の導孔20を具える。又導孔
20の略中央には、ブシユ3の周囲に配した前記
コロ17と当接して、該コロ17を囲む内面25
と、該コロの端面17Aに沿つて垂下しその内側
面26Aが前記端面17Aとを位置ずれ不能に係
合させることより、基体24には、その導孔20
の内周面にブシユ3の外周を転動するコロ17…
の外周を囲んで嵌入され嵌合する周方向の溝部2
6を形成する。又基体24は、その直径d2を、
内リンクプレート2の巾寸度をこえる長さに形設
される。又基体24はその長さlを、向き合う内
リンクプレート2,2間の距離L2よりも短く形
成し、従つて、ローラ5は、その両端において、
各内リンクプレート2、2との間で隙間が生じる
とともに、その隙間に前記スラストリング7,7
を介在させる。
このようにローラ5は、基体24に、内部にコ
ロ17…を介在させるとともに、前記導孔20が
ローラ5の各端面6,6で開口する凹状部8とし
て形成される。
スラストリング7は、本例では内リンクプレー
ト2の内面9と、ローラ5との間に介在する軸受
部30に、前記導孔20に嵌着する嵌入片31を
側出する。
又スラストリング7は、フツ素樹脂、アセター
ル樹脂、フエノール樹脂等の合成樹脂、含有焼結
金属、セラミツク、表面に窒化処理、滲炭処理等
の硬化処理を施した鋼など低摩擦、かつ耐摩耗性
に優れる軸受材を用いて形成される。
軸受部30は、前記隙間に比してやや薄い板体
の中心に前記内孔10を有するリング状をなす。
嵌入片31は、前記内孔10に連続する孔部とロ
ーラ5の導孔20にシメシロを有して嵌合できか
つ内孔10と同心に配される外周32とを有し、
外周面32を前記導孔20に圧入することによ
り、スラストリング7は、ローラ5の端面6に密
着固定されるとともに、内孔10はローラ5の軸
心上に配設される。又外径d3は前記内リンクプ
レート2の巾寸度と略同寸に設定される。
前記内孔10は本例ではブシユ3の外周4に対
して回動しうる範囲において隙間を微少に形成さ
れる。従つて該内孔10がブシユ3の外周4面に
沿うシール部13を形成する。なお内孔10の中
間には該内孔10に周回する溝35が凹設され
る。
又ローラ5と内リンクプレート2との間に、ス
ラストリング7を介在させることにより前記凹状
部8は閉じ、該スラストリング7の嵌入片31内
端面と、前記ローラ5の導孔20と、ブシユ3の
外周4と、コロ17の端面17Aとにより囲まれ
かつコロ17…間の隙間に通じる潤滑剤充填空間
36を形成しうる。
又前記潤滑剤充填空間36は、シール部13に
よつて外部と遮断され、潤滑剤の流失と該空間3
6への塵埃の進入が防止される。
ローラチエーン1は、コロ17を予め基体24
の前記内周面13を当接させつつ溝部26内に円
周上に配置する。又一方の内リンクプレート2に
突設したブシユ3を、スラストリング7を予挿し
て円周上に配した前記コロ17内に挿入するとと
もに、他方の内リンクプレート2にスラストリン
グ7を有してブシユ3を圧入することにより、ロ
ーラ5…を具えた内リンクを形成する。
しかる後、外リンクプレート16をブシユ3を
通るピン19を用いて結合することにより、ロー
ラチエーン1は形成できる。
〔作用〕
然してローラ5は、スラストリング7の軸受部
30をへて内リンクプレート2により位置決めさ
れ、横ズレを防ぐとともに、ローラ5と内リンク
プレート2との間に働く横方向力を内リンクプレ
ート2に負担でき横荷重に対する抵抗力を高め
る。又スラストリング7は、軸受材を用いている
ため、その間での摩擦抵抗を低減しかつ摩耗を減
じる。さらに大きな潤滑剤空間36に多量のグリ
ース等の潤滑剤を充填でき、しかもスラストリン
グ7によつて前記凹状部8が閉ざされることによ
り、潤滑剤充填空間36は外気と遮断される結
果、潤滑剤の流失及び該空間36への塵埃の進入
がなく、従つて摩耗を長期に亘つて軽減しチエー
ンの耐久性を増しチエーン寿命を増大する。
なおスラストリング7は、内リンクプレート2
の内面9との間に小間隙gを設けたため、チエー
ンの進行方向のみの荷重が作用する際にはローラ
5は軽快に転動でき引張力を減じうるとともに、
レールへの追従が容易となり円滑な搬送ができ
る。さらにローラ5が偏り、一方の内リンクプレ
ート2とスラストリング7に間隙が生じた場合で
あつても、スラストリング7の内孔10とブシユ
3の外周との間の間隙には変化がなく、シール部
13によつて常に潤滑剤充填空間36は外気と遮
断される。なお溝35はラビスリン効果を有し潤
滑剤の洩れ防止をさらに確実にする。
〔実施例〕
第3図に本考案の他の実施例を示す。
本例ではスラストリング7は、例えばナイロン
等の弾性を有しかつ摩擦係数の小さい合成樹脂材
を用いて形成される。又スラストリング7はロー
ラ5に向く側面を該ローラ5の基体24の端面6
に固定され、ローラ5の両側に形成された凹状部
8を閉じることにより潤滑剤充填空間36を形成
する。又リング7のブシユ3に向き合う内孔10
には、孔中心方向に向かつて突出するリング状の
突起環42が周設される。突起環42の先端部の
径寸度を前記ブシユ3の外周4の径寸度に比べ僅
か小さくすることにより、突起環42の先端部が
弾性変形により摺動可能に密接され、嵌装され
る。従つてこのように突起環42がブシユ3の外
周面に沿うシール部13を形成し、シール部13
はローラ5の潤滑剤充填空間36を外気と遮断し
うる。このように本考案のローラチエーンは種々
な態様のものに変形できる。
〔考案の効果〕 叙上のごとく本考案のローラチエーンは、内リ
ンクプレートとローラ端面との間に軸受材からな
るスラストリングをローラに固着するとともに内
リンクプレート内面と小間隙を隔てて介在させた
ため、ローラが軽く転動でき。チエーンの走行抵
抗を低減しチエーンの伝達容量を増大することが
できしかも、ローラに作用するスラスト力を内リ
ンクプレートに担持させることができ、横荷重耐
久性を著増しうる。又スラストリングの内孔にブ
シユの外周面に沿うシール部を設けたためローラ
が横ずれした場合であつてもシール部のシール機
能が保持され、従つて常にローラの内部への異物
の進入及び潤滑剤の流失が常に防止でき、チエー
ンの寿命、耐久性を延長しうる。
さらにスラストリングは前記したごとくスラス
ト荷重の支承とシール機能とを併せて具備するた
め、各機能を遂行する部材をそれぞれ介在させる
場合に比べて構成が簡易となり価格低減にも役立
つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図はその要部を示す分解斜視図、第3図は他の実
施例を示す断面図、第4、5図は従来のローラチ
エーンをその作用とともに示す断面図である。 2……内リンクプレート、3……ブシユ、4…
…外周、5……ローラ、6……端面、7……スラ
ストリング、8……凹状部、9……内面、10…
…内孔、13……シール部、17……ころ、20
……導孔、24……基体、36……潤滑剤充填空
間、g……小間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 向き合う内リンクプレートを継ぐ円筒状のブシ
    ユの外周に該外周を転動する複数個のコロと該コ
    ロの外側を挟んで嵌合する周方向の溝を設けた導
    孔を有する基体とからなりかつ前記コロの巾寸度
    を基体の巾よりも小としたローラを外嵌すること
    により、ブシユの外周と、コロの端面と基体の導
    孔の内周面とがなす凹状部をローラの両側に形成
    するとともに、基体の両側の端面と該端面と向き
    合う各内リンクプレートの内面との間に、軸受材
    からなりかつブシユの外周面との間をシールする
    シール部を有して前記凹状部を閉じることにより
    前記コロ間の隙間に通じる潤滑剤充填空間を形成
    するスラストリングを設けてなるローラチエー
    ン。
JP1986120015U 1986-08-04 1986-08-04 Expired JPH0452174Y2 (ja)

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JPS5974909U (ja) * 1982-11-08 1984-05-21 日立金属株式会社 防水型チエン

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