JP5094779B2 - シールチェーン - Google Patents
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Description
ここで、図1は、本発明の一実施例であるシールチェーンの全体概要を示す一部断面図であり、図2は、シールチェーンを側面から視て示す平面図であり、図3は、シールチェーンの要部を拡大して示す斜視図であり、図4は、シールチェーンを示す断面図であり、図5は、シールチェーンに組み込まれるシール機構を中心として示す断面図である。
さらに、ブシュ120の内周面と連結ピン140の外周面との間に定期的な給油メンテナンスを行った場合、ブシュ120の内周面と連結ピン140の外周面との間、ブシュ突出端部分121の端面と外プレート150の内側面との間、外周側シール受け部材161または内周側シール受け部材162と弾性シール部材163との間における潤滑状態を更に長期に亘って維持するため、より好ましい。
したがって、弾性シール部材163が外周側シール受け部材161と内周側シール受け部材162との間隙をシールして、ブシュ120の内周面と連結ピン140の外周面との間隙に介在した潤滑油が外プレート150の内側面と内プレート110の外側面との間隙から外部漏出することを防止するとともに、外部塵埃の侵入を確実に阻止するため、チェーン摩耗伸びを長期に亘って防止できる。
したがって、チェーン駆動時に内プレート110とブシュ120とからなる内リンクが外プレート150と連結ピン140とからなる外リンクに対してチェーン幅方向に偏在した際にも、弾性シール部材163に形成されたシールリップ部分163bが弾性的に変形して内周側シール受け部材162に形成されたシールディスク部分163aの内側面に確実に当接するため、外周側ディスク部分161bと内周側ディスク部分162bとの間隙を確実にシールできる。
したがって、複数のシールリップ部分163bが外周側ディスク部分161bと内周側ディスク部分162bとの間隙を多重にシールするため、弾性シール部材163によるシール性能を向上でき、また、チェーン駆動時における外リンクに対するチェーン幅方向への内プレート110の偏在に起因して弾性シール部材163に対して外周側ディスク部分161bと内周側ディスク部分162bから狭圧力が作用した際にも、この狭圧力を複数のシールリップ部分163bで分散して受けるため、弾性シール部材163の耐久性を大幅に向上できる。
したがって、外周側ディスク部分161bと内周側ディスク部分162bとの間隙におけるチェーン外部の鉄鉱石、石炭、砂利、外部塵埃等の侵入方向に対してシールリップ部分163bの向きが逆目状を呈するため、粒径および重量が大きい鉄鉱石、石炭、砂利、外部塵埃等の侵入防止機能を向上できる。
したがって、チェーン駆動時に、内周側シール受け部材162のみが外プレート150の内側面と摺動することを回避するため、内周側シール受け部材162の摺動摩耗を抑制できる。
したがって、ブシュ突出端部分121に対する内周側シール受け部材162の圧入嵌合時に、内周側シール受け部材162に形成された位置決めリップ部分162cが内プレート110の外側面に当接してブシュ突出端部分121に対する内周側シール受け部材162の圧入位置を位置決めするため、過分な作業負担を必要とすることなく、内周側シール受け部材162に形成された内周側ディスク部分162bの外側面をブシュ突出端部分121の端面と面一に設定できる。
したがって、連結ピン140に対する外プレート150の圧入嵌合時に、外プレート150の内側面が連結ピン140に形成された位置決め縮径段部分141に当接して連結ピン140に対する外プレート150の圧入位置を位置決めするため、内プレート110の外側面と外プレート150の内側面との間の相互間隔を正確に調整して、外周側シール受け部材161と内周側シール受け部材162とで弾性シール部材163が過度に挟圧されて損傷を生じることを回避できる等、シール機構160によるシール性能を確実に発揮できるなど、その効果は甚大である。
110 ・・・ 内プレート
120 ・・・ ブシュ
121 ・・・ ブシュ突出端部分
130 ・・・ ローラ
140 ・・・ 連結ピン
141 ・・・ 位置決め縮径段部分
150 ・・・ 外プレート
151 ・・・ リング保持溝
160 ・・・ シール機構
161 ・・・ 外周側シール受け部材
161a ・・・ 外周側リング部分
161b ・・・ 外周側ディスク部分
162 ・・・ 内周側シール受け部材
162a ・・・ 内周側リング部分
162b ・・・ 内周側ディスク部分
162c ・・・ 位置決めリップ部分
163 ・・・ 弾性シール部材
163a ・・・ シールディスク部分
163b ・・・ シールリップ部分
Claims (6)
- 離間配置された左右一対の内プレートと該内プレートのブシュ圧入孔に圧入嵌合された前後一対のブシュと該ブシュに遊嵌された前後一対の連結ピンと該連結ピンをそれぞれ圧入嵌合するピン圧入孔を形成して内プレートをチェーン長手方向に連結する左右一対の外プレートと前記外プレートの内側面と内プレートの外側面との間隙に設けられて潤滑剤の漏出あるいは外部塵埃の侵入を阻止するシール機構とで構成されているシールチェーンにおいて、
前記シール機構が、前記外プレートの内側面に連結ピンを中心として同心状に凹設したリング保持溝に圧入嵌合されて前記内プレートの外側面に向けて立脚する外周側リング部分と該外周側リング部分の内周面から内プレートの外側面に寄り沿って非接触状態で膨出形成されて前記ブシュに向けて近接する外周側ディスク部分とを備えた鋼製の外周側シール受け部材と、前記内プレートの外側面から一部突出したブシュのブシュ突出端部分に外嵌固定されて前記外周側シール受け部材とブシュ突出端部分との間隙に介在する内周側リング部分と該内周側リング部分の外周面から外プレートの内側面に寄り沿って非接触状態で膨出形成されて前記外周側リング部分に向けて近接する内周側ディスク部分とを備えた鋼製の内周側シール受け部材と、前記外周側シール受け部材と内周側シール受け部材との間隙に配置されて前記外周側ディスク部分の外側面と内周側ディスク部分の内側面との間隙をシールする弾性シール部材とから構成されていることを特徴とするシールチェーン。 - 前記弾性シール部材が、前記外周側ディスク部分の外側面に当接状態で配置されて前記外周側ディスク部分と内周側ディスク部分との間隙に介在するシールディスク部分と該シールディスク部分の外側面から膨出形成されて前記内周側ディスク部分の内側面にそれぞれ摺接自在に当接する複数のシールリップ部分とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のシールチェーン。
- 前記シールリップ部分が、前記外周側ディスク部分側から内周側ディスク部分側に向けて縮径していることを特徴とする請求項2に記載のシールチェーン。
- 前記内周側シール受け部材の外側面が、前記ブシュ突出端部分の端面と面一に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のシールチェーン。
- 前記内周側シール受け部材が、前記内周側リング部分の先端に一体形成されて前記ブシュ突出端部分に対する内周側シール受け部材の圧入位置を位置決めする位置決めリップ部分を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のシールチェーン。
- 前記連結ピンが、該連結ピンに対する外プレートの圧入位置を位置決めする位置決め縮径段部分を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のシールチェーン。
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