JP4098131B2 - コンクリート打設用型枠 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラスチック製のコンクリート打設用型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コンクリート打設用型枠(以下、「コンクリート型枠」または単に「型枠」と記す)としては、安価で、釘打ち等の加工がしやすく、軽量であるなどの理由から、ベニヤ合板等からなる堰板の裏面に桟木をくぎ打ちした合板型枠が用いられている。
しかしながら、このような合板型枠には、(i)桟木の固定や型枠の連結に釘打ち作業が必要であり、施工性が悪い、(ii)釘打ちや、堰板の表面に塗布されるコンクリート剥離剤によって型枠が痛みやすく、転用回数が少ない(例えば、5回程度である)、(iii)転用回数を超えたものは、木材としてリサイクルできず、解体して焼却処分するしかない、などの欠点があった。
【0003】
これらの問題を解決するものとしては、軽量で施工性がよく、コンクリート剥離剤が不要で耐久性が高く、リサイクル可能なプラスチック製のコンクリート打設用型枠が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、プラスチック型枠は、コンクリート離型性がよく、コンクリート剥離剤の塗布が不要であるとはいえ、型枠を脱型するためには、図10に示すように、型枠10と硬化したコンクリート11との間にバール12をこじ入れて隙間13をつくり、ここからバール12をさらに差し込み、これをテコにして型枠10を硬化したコンクリート11から剥離する必要があった。
【0004】
そして、型枠10と硬化したコンクリート11との間にバール12をこじ入れると、バール12で型枠10の角やコンクリート11を傷つけてしまうおそれがある。プラスチック型枠は、合板型枠より高価であり、転用回数を増やすことによって型枠のコストを抑えているが、脱型の際に破損してしまうと、転用回数が減るおそれがあり、プラスチック型枠の利点のひとつが失われてしまうことになりかねない。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−207930号公報(第2−3頁、図1、図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
よって、本発明の目的は、コンクリートが硬化した後に型枠を脱型する際、型枠が破損することがないコンクリート打設用型枠を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明のコンクリート打設用型枠は、片面がコンクリート打設面となる堰板部と、堰板部の両側縁から堰板部のコンクリート打設面の反対側に直角に屈曲した側板部とを有するプラスチック製のコンクリート打設用型枠であり、側板部は、平行な2枚の板と、これら板の間を連結し、側板部の長手方向に延びる複数の長尺の補強リブとが一体に成形された中空状のパネルからなるものであり、複数のコンクリート打設用型枠を側板部同士が接するように一列に並べた際に、隣接するコンクリート打設用型枠の側板部と接する側板部の表面には、打設されたコンクリートからコンクリート打設用型枠を剥離させるためのバールが挿入される、側板部の長手方向に長い縦長孔が設けられていることを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明のコンクリート打設用型枠においては、前記縦長孔に鳩目部材が取り付けられていることが望ましい。
また、前記縦長孔の開口部の形状は、長方形であり、かつそのサイズは、バールの先端部分の断面サイズよりも若干大きくされていることが望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳しく説明する。
図1および図2は、本発明のプラスチック製のコンクリート打設用型枠の一例を示す図である。この型枠30は、片面がコンクリート打設面31となる中空の堰板部32と、堰板部32の両側縁から堰板部32のコンクリート打設面31の反対側に直角に屈曲した中空の側板部33と、側板部33の外側表面38の両側縁に突設された鉛直方向に延びる2条の中空の凸条部41,42と、堰板部32の裏面34に設けられた、側板部33に平行な4枚の中空の補強板部35とを有して概略構成されるものである。
【0010】
ここで、コンクリート打設面31側の凸条部41の片側側面は、堰板部32のコンクリート打設面31と同一平面とされている。
また、凸条部42の凸条部41と向かい合う側面には、傾斜面43が形成されている。
【0011】
また、側板部33には、凸条部41と凸条部42の間に、縦長孔40が形成されている。
ここで、縦長孔40は、開口部の形状が側板部33の長手方向に長い長方形であり、そのサイズは、後述のバールの先端部分の断面サイズよりも若干大きくされている。
また、縦長孔40には、鳩目部材52が取り付けられている。この鳩目部材52は、図3に示すように、縦長孔40の形状に対応する角筒状の筒体53の片側端面に、フランジ部54が設けられたものであり、側板部33の外側側面38側から縦長孔40に嵌合可能とされている部材である。鳩目部材52の縦長孔40への固定は、嵌合および/または接着により行われる。
【0012】
側板部33および補強板部35は、平行な2枚の板36,36と、これら板の間を連結する複数の長尺の補強リブ37とが一体に成形された中空状のパネルからなるものである。
また、堰板部32は、平行な2枚の板36,36と、これら板の間を連結し、鉛直方向に延びる複数の長尺の補強リブとが一体に成形された中空パネルである。堰板部32の補強リブは、側板部33および補強板部35が堰板部32に接する部分では、コンクリート打設面31に対して直角に、かつ側板部33および補強板部35を形成する2枚の板36に連続して形成された直角リブ46であり、それ以外の部分では、コンクリート打設面31に対して傾斜して、かつジグザグに連続して形成された傾斜リブ47である。
【0013】
堰板部32、側板部33および補強板部35の厚さ、幅、高さ等の寸法は、特に限定はされず、例えば、従来の合板型枠の寸法と同程度に設定される。
また、堰板部32、側板部33および補強板部35を構成する2枚の板36、補強リブ37、直角リブ46および傾斜リブ47の厚さも、特に限定はされないが、機械的強度および軽量化を考慮した場合、例えば1〜3mmが適当である。
【0014】
凸条部41,42の高さは、型枠30に隣接して設置される他の型枠30の凸条部41,42と重ね合わせた時に、凸条部の当接部分に穿設される挿通孔に挿通されるセパレータの外径に対応させて、適宜設定される。例えば、セパレータの外径が通常の8mmの場合、凸条部41,42の高さは7mm程度とされる。また、凸条部41,42の幅は、側板部33の幅よりも狭くされていればよく、特に限定はされない。
【0015】
この型枠30は、例えば、プラスチック材料の押出成形等によって、堰板部32、側板部33、凸条部41,42および補強板部35を一体成形した後、縦長孔40を穿設して製造されるものである。押出成形の場合、型枠30の長さ(高さ)を自在にでき、従来の合板型枠にはない長尺の型枠の製造も可能である。
プラスチック材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ABS樹脂、ナイロンなどが挙げられる。中でも、機械的強度、コンクリートの離型性、耐アルカリ(耐コンクリート)性に優れていることから、ポリプロピレンが好適に用いられる。
【0016】
次に、本発明のコンクリート打設用型枠の組立方法(建て込み)について、図4および図5を参照しながら説明する。
まず、複数の型枠30を側板部33の外側表面38同士が接するように一列に並べる。ついで、図5に示すように、凸条部41同士の当接部分および凸条部42同士の当接部分にセパレータ挿通用の挿通孔をドリル51で穿設する。ここで、当接する凸条部42の傾斜面43が向かい合うことによって形成される断面V字形の溝44は、凸条部42同士の当接部分にセパレータ挿通用の挿通孔をドリル51で穿設する際のドリル先端のガイド溝の役割を果たす。
【0017】
このようにして形成された挿通孔に、Pコン21が設けられた丸棒状のセパレータ22を挿通する。ついで、挿通孔から突出したセパレータ22の端部に、締付金具23を螺合により取り付け、セパレータ22のPコン21と締付金具23基端部の皿板24との間で側板部33の幅方向を挟み込む。
【0018】
同様に、コンクリート打設面31が対向するように複数の型枠30をもう一列並べる。この際に、凸条部41同士の当接部分および凸条部42同士の当接部分にセパレータ挿通用の挿通孔を穿設し、この挿通孔にセパレータ22を挿通する。ついで、挿通孔から突出したセパレータ22の端部に、締付金具23を螺合により取り付け、セパレータ22のPコン21と締付金具23基端部の皿板24との間で側板部33の幅方向を挟み込むようにして、型枠30を保持する。
【0019】
さらに、締付金具23の上下に角パイプからなる一対の横ばた材25を配置し、これらを支持する座金26および座金26を止めるクサビ27で、横ばた材25を側板部33および補強板部35の側面に当接させた状態で固定する。この横ばた材25を配設することによって、型枠30が、コンクリート打設時のコンクリートの圧力によって外側に膨らまないようにされている。
【0020】
次に、コンクリート打設用型枠の脱型方法について説明する。
上述のように複数の型枠30を組み立てる(建て込む)ことによって、対向する型枠30のコンクリート打設面31間に形成されたコンクリート打設空間に、コンクリートを打設し、このコンクリートが硬化した後、型枠30から横ばた材25、締付金具23を取り外す。
【0021】
ついで、図6に示すように、縦長孔40にバール12の短辺側の先端を差し込み、バール12の屈曲部分をコンクリート11面に当て、ここを支点にしてバール12の長辺側を前後に動かし、テコの作用で型枠30を硬化したコンクリート11から剥離する。
【0022】
以上説明したような型枠30にあっては、側板部33に、打設されたコンクリートから型枠30を剥離させるためのバール12を挿入する縦長孔40が形成されているので、コンクリートが硬化した後に型枠30を脱型する際、型枠10と硬化したコンクリート11との間にバール12をこじ入れる必要がなく、型枠30の角(凸条部41)を破損することなく脱型することができる。
【0023】
また、縦長孔40に鳩目部材52が取り付けられているので、バールの先端部分が直接縦長孔40の内面に当たることなく、縦長孔40における型枠30の破損を防止できる。また、縦長孔40を設けたことによって低下した側板部33の強度を、鳩目部材52で補うことができる。
また、縦長孔40の開口部の形状が、側板部33の長手方向に長い長方形であるので、縦長孔40の内面とバール12との接触面積が、孔が円形の場合に比べて広くなる。これにより、バール12から縦長孔40の内面にかかる力が特定箇所に集中しないので、縦長孔40における型枠30の破損を防止できる。
【0024】
また、型枠30は、プラスチック製のコンクリート打設用型枠であるので、耐久性がよく、転用回数を超えた後にはプラスチック材料としてリサイクルが可能である。また、型枠30は、プラスチック製であるので、コンクリート離型性がよく、コンクリート剥離剤が不要である。
また、型枠30は、プラスチック製であり、片面がコンクリート打設面31となる堰板部32と、堰板部32の両側縁から堰板部32のコンクリート打設面31の反対側に直角に屈曲した側板部33とを有しているので、桟木を固定するための釘打ちが不要であり、施工性がよく、釘打ちによる耐久性の低下もない。
このような型枠30は、従来の合板型枠に比べ、飛躍的に転用回数が延びる。
【0025】
また、このような型枠30にあっては、側板部33の外側表面38に鉛直方向に延びる凸条部41、42が突設されているので、凸条部41、42にセパレータ挿通孔を穿設でき、堰板部32に挿通孔を穿設する必要がない。
また、このような型枠30は、セパレータ22のPコン21と締付金具23の基端部の皿板24とによる締め付け圧力を、隣接する2枚の側板部33の幅方向で受けるようになるので、圧力に対して十分な強度を発揮できる。
したがって、従来のベニヤ合板等からなる合板型枠に用いられていたPコン21、締付金具23などの一点に圧力の集中しやすい型枠用金具の流用した場合でも、型枠30が破損することはない。
【0026】
また、この型枠30は、隣接する型枠の側板部同士が全面で接する型枠に比べ、隣接する型枠30の接触部分である凸条部41,41同士および凸条部42,42同士の接触面積は少ないので、凸条部同士の接触部分に隙間が形成されにくく、コンクリートが漏れだしにくい。
また、この型枠30は、凸条部41の片側側面が、堰板部32のコンクリート打設面31と同一平面とされているので、型枠設置後に打設されたコンクリート表面が型枠30のつなぎ目で凹凸となることなく、コンクリート表面を平面に保つことができる。
【0027】
また、この型枠30においては、側板部33の外側表面38に、鉛直方向に延びる2条の凸条部41,42が突設されているので、型枠30を設置した際に、隣接する型枠30,30間に側板部33および凸条部41,42に囲まれた空間50が形成される。この空間50は、コンクリート打設面31側で隣接する凸条部41同士の接触部分から漏れ出すコンクリートを溜める役割を果たすことができ、コンクリートが型枠30から外側に漏れ出すことがない。
また、この型枠30を建て込む際には、側板部33の外側表面38,38同士が当接せず、凸条部41,41同士および凸条部42,42同士が当接するので、縦長孔40に取り付けられる鳩目部材52のフランジ部54が側板部33の外側表面38に突出していても、このブランジ部54が型枠30を建て込んだ際に邪魔になることがない。
【0028】
また、この型枠30は、堰板部32のコンクリート打設面31の裏面34に、側板部33に平行な補強板部35が設けられているので、耐久性、耐圧性がさらに向上している。
また、この型枠30は、堰板部32、側板部33および補強板部35が2枚の板36とこれらを連結する複数の長尺の補強リブ37とが一体に成形された中空状のものであるので、軽量であり、かつ十分な機械的強度を有する。
【0029】
なお、本発明のプラスチック製のコンクリート打設用型枠は、図1に示すものに限定はされず、例えば、図7に示すように、片面がコンクリート打設面61となる中空の堰板部62と、堰板部62の両側縁から堰板部62のコンクリート打設面61の反対側に直角に屈曲した中空の側板部63と、堰板部62の裏面64に設けられた、側板部63に平行な2枚の中空の補強板部65とを有して概略構成されるものであり、堰板部62、側板部63および補強板部65が、2枚の板66,66と、これら板の間を連結する複数の長尺の補強リブ67とが一体に成形された中空状のパネルからなり、側板部63に縦長孔40が形成された型枠60であっても構わない。このような型枠60を建て込む際、セパレータは堰板部62に穿設された挿通孔70に挿通される。
また、堰板部の幅が狭い場合には、補強板部を省略することも可能である。
【0030】
また、本発明のプラスチック製のコンクリート打設用型枠は、図示例のような中空パネルに限定はされず、ムクのプラスチック板、繊維強化プラスチック(FRP)、発泡プラスチックなどであっても構わない。
【0031】
また、縦長孔40の数は、特に限定はされない。また、縦長孔40を形成する垂直方向の位置も、特に限定はされないが、バール12を挿入して型枠30を脱型する際の作業のしやすさ、コンクリートからの型枠30の剥がしやすさを考えると、少なくとも側板部33の上部または下部にあることが好ましい。
また、縦長孔40の開口部の形状は、図示例のような長方形に限定はされず、角にRが設けられた角丸長方形、楕円形、図8に示すような、長方形の上下端に半円を組み合わせた形状であってもよい。ここで、鳩目部材55は、図9に示すように縦長孔40の形状に対応する筒状の筒体56の片側端面に、フランジ部57が設けられたものである。図1に示すような角を有する縦長孔40では、角の部分から型枠が破損するおそれがあるが、図8に示すような角のない縦長孔40であればそのようなことはない。
【0032】
また、セパレータの挿通孔は、あらかじめ側板部の凸条部に溝を刻設しておき、側板部の凸条部同士が接するように配置した際に、溝が向き合うことによって形成されるようにしておいてもよい。
また、堰板部を透明もしくは半透明とすれば、型枠を光が透過するので、型枠で周囲を囲まれたコンクリート打設の現場に外部の明かりを取り入れることができる。
また、型枠30の設置の際に用いられるセパレータとしては、図示例の丸棒状のものに限定はされず、例えば、平板状のものなど、公知のセパレータを用いることができる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のコンクリート打設用型枠は、片面がコンクリート打設面となる堰板部と、堰板部の両側縁から堰板部のコンクリート打設面の反対側に直角に屈曲した側板部とを有するプラスチック製のコンクリート打設用型枠であり、側板部には、開口部が側板部の長手方向に長い縦長孔が設けられているものであるので、コンクリートが硬化した後に型枠を脱型する際、型枠が破損することがない。
また、前記縦長孔に鳩目部材が取り付けられていれば、縦長孔における型枠の破損を防止できる。
また、前記縦長孔の開口部の形状が、長方形であれば、縦長孔における型枠の破損をさらに防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコンクリート打設用型枠の一例を示す斜視図である。
【図2】 図1のコンクリート打設用型枠の上面図である。
【図3】 鳩目部材の一例を示す斜視図である。
【図4】 本発明のコンクリート打設用型枠を建て込んだ状態の一例を示す斜視図である。
【図5】 コンクリート打設用型枠同士の当接部分にセパレータ挿通用の挿通孔を穿設する様子を示す断面図である。
【図6】 本発明のコンクリート打設用型枠の脱型方法の一例を示す断面図である。
【図7】 本発明のコンクリート打設用型枠の他の例を示す斜視図である。
【図8】 本発明のコンクリート打設用型枠の他の例を示す斜視図である。
【図9】 鳩目部材の他の例を示す斜視図である。
【図10】 従来の合板型枠の脱型方法の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
30 型枠(コンクリート打設用型枠)
31 コンクリート打設面
32 堰板部
33 側板部
40 縦長孔
52 鳩目部材
55 鳩目部材
60 型枠(コンクリート打設用型枠)
61 コンクリート打設面
62 堰板部
63 側板部
Claims (3)
- 片面がコンクリート打設面となる堰板部と、堰板部の両側縁から堰板部のコンクリート打設面の反対側に直角に屈曲した側板部とを有するプラスチック製のコンクリート打設用型枠であり、
側板部が、平行な2枚の板と、これら板の間を連結し、側板部の長手方向に延びる複数の長尺の補強リブとが一体に成形された中空状のパネルからなるものであり、
複数のコンクリート打設用型枠を側板部同士が接するように一列に並べた際に、隣接するコンクリート打設用型枠の側板部と接する側板部の表面には、打設されたコンクリートからコンクリート打設用型枠を剥離させるためのバールが挿入される、開口部が側板部の長手方向に長い縦長孔が設けられていることを特徴とするコンクリート打設用型枠。 - 前記縦長孔に鳩目部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のコンクリート打設用型枠。
- 前記縦長孔の開口部の形状が、長方形であり、かつそのサイズが、バールの先端部分の断面サイズよりも若干大きくされていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコンクリート打設用型枠。
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