JP2003301605A - コンクリート打設用型枠 - Google Patents

コンクリート打設用型枠

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JP2003301605A
JP2003301605A JP2002108190A JP2002108190A JP2003301605A JP 2003301605 A JP2003301605 A JP 2003301605A JP 2002108190 A JP2002108190 A JP 2002108190A JP 2002108190 A JP2002108190 A JP 2002108190A JP 2003301605 A JP2003301605 A JP 2003301605A
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plate portion
concrete
reinforcing
placing surface
formwork
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JP2002108190A
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Michihiro Miyakoshi
道博 宮腰
Toshiya Tanaka
俊也 田中
Morihisa Otsuka
守久 大塚
Yoshiichi Takagi
宣一 高木
Toshihiko Hosono
俊彦 細野
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Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
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    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G9/00Forming or shuttering elements for general use
    • E04G9/02Forming boards or similar elements
    • E04G2009/028Forming boards or similar elements with reinforcing ribs on the underside

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート打設時にコンクリートの圧力等
で変形することがなく、施工性、耐久性に優れ、リサイ
クル可能なプラスチック製のコンクリート打設用型枠を
提供する。 【解決手段】 コンクリート打設面31を有する堰板部
32と、この両側縁からコンクリート打設面31の反対
側に屈曲した側板部33と、コンクリート打設面31の
裏面34に設けられた補強板部35とを有し、堰板部3
2、側板部33および補強板部35が、2枚の板36と
これらの間を連結する複数の補強リブとからなる中空パ
ネルであり、堰板部32の補強リブが、側板部33およ
び補強板部35と接する部分では、コンクリート打設面
31に対して直角な直角リブ41であり、それ以外の部
分では、コンクリート打設面31に対して傾斜した傾斜
リブ42であるプラスチック製のコンクリート打設用型
枠30。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック製の
コンクリート打設用型枠に関し、詳しくは、コンクリー
ト打設時にコンクリートの圧力で変形することのないコ
ンクリート打設用型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンクリート打設用型枠(以
下、「コンクリート型枠」または単に「型枠」と記す)
としては、安価で、釘打ち等の加工がしやすく、軽量で
あるなどの理由から、ベニヤ合板等からなる堰板の裏面
に桟木をくぎ打ちした合板型枠が用いられている。しか
しながら、このような合板型枠には、(i)桟木の固定
や型枠の連結に釘打ち作業が必要であり、施工性が悪
い、(ii)釘打ちや、堰板の表面に塗布されるコンクリ
ート剥離剤によって型枠が痛みやすく、転用回数が少な
い(例えば、5回程度である)、(iii)転用回数を超え
たものは、木材としてリサイクルできず、解体して焼却
処分するしかない、などの欠点があった。
【0003】これらの問題を解決するものとしては、軽
量で施工性がよく、リサイクル可能なプラスチック製の
コンクリート打設用型枠が提案されている。図5は、こ
のようなプラスチック製のコンクリート打設用型枠の一
例を示す図であり、この型枠10は、片面がコンクリー
ト打設面11となる中空の堰板部12と、堰板部12の
両側縁から堰板部12のコンクリート打設面11の反対
側に直角に屈曲した中空の側板部13と、堰板部12の
裏面14に設けられた、側板部13に平行な2枚の中空
の補強板部15とを有して概略構成されるものであり、
堰板部12、側板部13および補強板部15が、2枚の
板16,16と、これら板の間を連結する複数の長尺の
補強リブ17とが一体に成形された中空状のパネルから
なるものである。
【0004】この型枠10の設置(建てつけ)について
は、図6を参照しながら以下に説明する。まず、複数の
型枠10を側板部13の外側表面18同士が接するよう
に一列に並べ、同様に、コンクリート打設面11が対向
するように複数の型枠10をもう一列並べる。型枠10
の堰板部12に穿設された挿通孔20に、対向する型枠
10を所定の間隔に保つ止め金であるPコン21が両端
近傍に設けられた丸棒状のセパレータ22を挿通する。
ついで、このセパレータ22の両端に、型枠10の裏面
14側からフォームタイ(登録商標)と呼ばれる締付金
具23を螺合により取り付け、セパレータ22のPコン
21と締付金具23基端部の皿板24との間で堰板部1
2を挟み込むようにして、型枠10を保持する。
【0005】さらに、締付金具23の上下に角パイプか
らなる一対の横ばた材25を配置し、これらを支持する
座金26および座金26を止めるクサビ27で、横ばた
材25を側板部13および補強板部15の側面に当接さ
せた状態で固定する。この横ばた材25を配設すること
によって、型枠10が、コンクリート打設時のコンクリ
ートの圧力によって外側に膨らまないようにされてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この型
枠10の堰板部12は、薄い2枚の板16(厚さ2mm
程度)と、これら板の間を連結する補強リブ17とが一
体に成形された中空状のパネルであるため、たわみやす
く、コンクリート打設時のコンクリートの圧力によって
外側に膨らむように変形することがあった。
【0007】曲げ強度が改善されたプラスチック製のコ
ンクリート型枠としては、図7に示すような、堰板部1
2の補強リブがコンクリート打設面11に対して傾斜し
て形成された傾斜リブ19とされたものが提案されてい
る。しかしながら、傾斜リブ19が形成された堰板部1
2は、曲げ強度が高く、たわみが少ないものの、厚さ方
向の強度が不足してしまい、堰板部12の両表面からか
かる圧力には弱かった。そのため、側板部13および補
強板部15が堰板部12に接している部分においては、
コンクリート打設面11側からかかるコンクリートの圧
力と、裏面14側から側板部13または補強板部15を
介してかかる横ばた材25の押圧とによって、堰板部1
2が潰されてしまうという問題があった。
【0008】よって、本発明の目的は、コンクリート打
設時にコンクリートの圧力等で変形することがなく、し
かも、施工性、耐久性に優れ、リサイクル可能なプラス
チック製のコンクリート打設用型枠を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明のコン
クリート打設用型枠は、片面がコンクリート打設面とな
る堰板部と、堰板部の両側縁から堰板部のコンクリート
打設面の反対側に直角に屈曲した側板部と、堰板部のコ
ンクリート打設面の裏面に側板部に平行に設けられた補
強板部とを有するプラスチック製のコンクリート打設用
型枠であって、堰板部、側板部および補強板部が、2枚
の板と、これら板の間を連結し、鉛直方向に延びる複数
の長尺の補強リブとが一体に成形された中空パネルであ
り、堰板部の補強リブが、側板部および補強板部が堰板
部に接する部分では、コンクリート打設面に対して直角
に形成された直角リブであり、それ以外の部分では、コ
ンクリート打設面に対して傾斜して形成された傾斜リブ
であることを特徴とする。
【0010】また、堰板部の傾斜リブは、隣接する傾斜
リブに連続して形成されていることが望ましい。また、
堰板部の直角リブは、側板部および補強板部を形成する
2枚の板に連続して形成されていることが望ましい。ま
た、堰板部の補強リブは、セパレータ用の挿通孔を穿設
する部分近傍では、コンクリート打設面に対して直角に
形成された直角リブであることが望ましい。また、堰板
部は、透明または半透明であることが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図1および図2は、本発明のプラスチック製のコンクリ
ート打設用型枠の一例を示す図である。この型枠30
は、片面がコンクリート打設面31となる中空の堰板部
32と、堰板部32の両側縁から堰板部32のコンクリ
ート打設面31の反対側に直角に屈曲した中空の側板部
33と、堰板部32の裏面34に設けられた、側板部3
3に平行な4枚の中空の補強板部35とを有して概略構
成されるものである。ここで、側板部33および補強板
部35は、平行な2枚の板36,36と、これら板の間
を連結する複数の長尺の補強リブ37とが一体に成形さ
れた中空状のパネルからなるものである。
【0012】また、堰板部32は、平行な2枚の板3
6,36と、これら板の間を連結し、鉛直方向に延びる
複数の長尺の補強リブとが一体に成形された中空パネル
であり、堰板部32の補強リブは、側板部33および補
強板部35が堰板部32に接する部分では、コンクリー
ト打設面31に対して直角に、かつ側板部33および補
強板部35を形成する2枚の板36に連続して形成され
た直角リブ41であり、それ以外の部分では、コンクリ
ート打設面31に対して傾斜して、かつジグザグに連続
して形成された傾斜リブ42である。
【0013】この型枠30は、例えば、プラスチック材
料の押出成形等によって、堰板部32、側板部33およ
び補強板部35を一体成形して製造されるものである。
プラスチック材料としては、例えば、ポリプロピレン、
ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネ
ート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ABS樹脂、ナ
イロンなどが挙げられる。中でも、機械的強度、コンク
リートの離型性、耐アルカリ(耐コンクリート)性に優
れていることから、ポリプロピレンが好適に用いられ
る。
【0014】堰板部32、側板部33および補強板部3
5の厚さ、幅、高さ等の寸法は、特に限定はされず、例
えば、従来の木製型枠の寸法と同程度に設定される。ま
た、堰板部32、側板部33および補強板部35を構成
する2枚の板36および補強リブ37、ならびに直角リ
ブ41、傾斜リブ42の厚さも、特に限定はされない
が、機械的強度および軽量化を考慮した場合、例えば、
1〜3mm程度が適当である。また、堰板部32の傾斜
リブ42、補強板部35の補強リブ37の厚さは、板3
6よりも薄い方が好ましい。中空パネル状の型枠30に
おいては、押出成形時における板36と傾斜リブ42や
補強リブ37との冷却速度の差によって、「ひけ」と呼
ばれる、傾斜リブ42や補強リブ37と接する位置に対
応した板36表面に垂直方向に延びる凹みが形成される
ことがあるが、板36よりも傾斜リブ42や補強リブ3
7を薄くすることで、このひけを防止できる。また、板
36よりも傾斜リブ42や補強リブ37を薄くすること
で型枠30の強度を損なわずして重量アップ(コストア
ップ)を抑えることができる。
【0015】次に、本発明のコンクリート打設用型枠の
設置(建てつけ)について、図3を参照しながら説明す
る。まず、複数の型枠30を側板部33の外側表面38
同士が接するように一列に並べ、同様に、コンクリート
打設面31が対向するように複数の型枠30をもう一列
並べる。型枠30の堰板部32に穿設された挿通孔40
に、対向する型枠30を所定の間隔に保つ止め金である
Pコン21が両端近傍に設けられた丸棒状のセパレータ
22を挿通する。ついで、このセパレータ22の両端
に、型枠30の裏面34側から締付金具23を螺合によ
り取り付け、セパレータ22のPコン21と締付金具2
3基端部の皿板24との間で堰板部32を挟み込むよう
にして、型枠30を保持する。
【0016】さらに、締付金具23の上下に角パイプか
らなる一対の横ばた材25を配置し、これらを支持する
座金26および座金26を止めるクサビ27で、横ばた
材25を側板部33および補強板部35の側面に当接さ
せた状態で固定する。この横ばた材25を配設すること
によって、型枠30が、コンクリート打設時のコンクリ
ートの圧力によって外側に膨らまないようにされてい
る。
【0017】また、別の建てつけ方法としては、型枠3
0に、あらかじめセパレータ22、Pコン21、締付金
具23等の型枠用金具を仮にセットしておき、この型枠
30の複数を一列に並べ、ついで、別の複数の型枠30
を、コンクリート打設面31が対向するように、かつセ
パレータ22の他端を挿通孔40に挿通しながら建てつ
ける方法などを挙げることができる。
【0018】以上説明したような型枠30にあっては、
堰板部32の補強リブが、側板部33および補強板部3
5が堰板部32に接する部分では、コンクリート打設面
31に対して直角に形成された直角リブ41であるの
で、側板部33および補強板部34が接している部分に
おける堰板部32の厚さ方向の強度が高くなる。よっ
て、コンクリート打設面31側からかかるコンクリート
の圧力と、裏面34側から側板部33または補強板部3
5を介してかかる横ばた材25の押圧とによって、堰板
部32が潰されてしまうことがない。
【0019】また、このような型枠30にあっては、堰
板部32の補強リブが、側板部33および補強板部35
が堰板部32に接する部分以外では、コンクリート打設
面31に対して傾斜して形成された傾斜リブ42である
ので、堰板部32全体の曲げ強度が高くなる。よって、
堰板部32のたわみが少なくなり、堰板部32がコンク
リート打設時のコンクリートの圧力によって外側に膨ら
むように変形しにくくなる。
【0020】また、堰板部の直角リブ41が、側板部3
3および補強板部35を形成する2枚の板36に連続し
て形成されているので、側板部33または補強板部34
を介してかかる圧力を直接、直角リブ41が受けること
ができるので、側板部33および補強板部35が接して
いる部分における堰板部32の厚さ方向の強度がさらに
高くなる。また、堰板部の傾斜リブ42が、隣接する傾
斜リブ42に連続して形成されているので、堰板部32
の曲げ強度がさらに高くなる。
【0021】また、型枠30は、プラスチック製である
ので、合板型枠のように吸水によって膨潤することがな
く、耐久性がよく、転用回数を超えた後にはプラスチッ
ク材料としてリサイクルが可能である。また、型枠30
は、プラスチック製であるので、コンクリート離型性が
よく、コンクリート剥離剤が不要である。また、型枠3
0は、プラスチック製であり、片面がコンクリート打設
面31となる堰板部32と、堰板部32の両側縁から堰
板部32のコンクリート打設面31の反対側に直角に屈
曲した側板部33とを有しているので、桟木を固定する
ための釘打ちが不要であり、施工性がよく、釘打ちによ
る耐久性の低下もない。このように、型枠30の転用回
数は、従来の合板型枠に比べて飛躍的に延び、コストダ
ウンにつながる。
【0022】また、この型枠30は、堰板部32、側板
部33および補強板部35が2枚の板36とこれらを連
結する複数の長尺の補強リブとが一体に成形された中空
状のものであるので、軽量であり、建てつけの際の作業
性がよい。
【0023】なお、本発明のコンクリート打設用型枠
は、図1に示すものに限定はされず、例えば、堰板部の
幅が狭い場合には、補強板部の枚数を減らしたものであ
っても構わない。また、図4に示すように、セパレータ
22の挿通孔40の両側に、直角リブ43を設けてもよ
い。この際、直角リブ43の間隔(直角リブ43と直角
リブ43に挟まれた空間の長さ)は、締付部材(Pコン
21、締付金具23等)の堰板部32への接触面の幅
(直径)よりも短くされることが好ましい。このよう
に、セパレータ用の挿通孔を穿設する部分近傍に、コン
クリート打設面31に対して直角に形成された直角リブ
43が形成されていることにより、Pコン21と締付金
具23の皿板24との締め付けに対する堰板部32の強
度を確保することができる。ただし、セパレータ22の
挿通位置は、現場で適宜決定されるものであるので、必
ずしも直角リブ43を設ける必要はない。直角リブ43
を設けない場合は、1枚の板36における板36と傾斜
リブ42の接続部から次の接続部までの間隔を、締付部
材(Pコン21、締付金具23等)の堰板部32への接
触面の幅(直径)よりも短くすればよい。
【0024】また、堰板部には、必ずしも挿通孔をあら
かじめ設けておく必要はない。挿通孔は、コンクリート
打設の現場において、セパレータを挿入する位置を決定
した後に、現場で穿設するようにしても構わない。ま
た、堰板部の挿通孔を現場で穿設する場合は、穿設用の
ドリルの先端を補強リブと補強リブとの間に位置させ、
横逸れなく挿通孔を開け易くするために、堰板部の表面
にドリルガイド用の凹溝を長手方向に設けてもよい。
【0025】また、堰板部を透明もしくは半透明とすれ
ば、補強リブの位置を目視にて確認することができるの
で、補強リブ間のほぼ中央にセパレータの挿通孔を穿設
することが容易になる。また、型枠を光が透過するの
で、型枠で周囲を囲まれたコンクリート打設の現場に外
部の光を導入することができる。また、コンクリート型
枠の設置形態などに応じて、側板部、補強板部、または
それらの一部分を切断することも可能である。
【0026】また、本発明のコンクリート打設用型枠を
建てつけた連設構造においては、断面コの字形に屈曲し
たクリップを、隣接した側板部の側方から嵌め込み、隣
接した側板部を挟持するようにして型枠を連結(仮固
定)してもよい。クリップの材質としては、金属、プラ
スチックなどを用いることができる。中でも、錆などの
点でプラスチック製が好ましい。また、クリップによる
連結手段(仮固定手段)以外にも、隣接した側板部同士
を、これらに釘、ピンなどを打ち込むことによって固定
する連結手段を用いても構わない。
【0027】また、型枠の設置の際に用いられるセパレ
ータとしては、図示例の丸棒状のものに限定はされず、
例えば、平板状のものなど、公知のセパレータを用いる
ことができる。また、Pコン、締付金具も、図示例のも
のに限定はされず、例えば、ハット型のPコンなど、公
知のものを用いることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンクリ
ート打設用型枠は、片面がコンクリート打設面となる堰
板部と、堰板部の両側縁から堰板部のコンクリート打設
面の反対側に直角に屈曲した側板部と、堰板部のコンク
リート打設面の裏面に側板部に平行に設けられた補強板
部とを有するプラスチック製のコンクリート打設用型枠
であって、堰板部、側板部および補強板部が、2枚の板
と、これら板の間を連結し、鉛直方向に延びる複数の長
尺の補強リブとが一体に成形された中空パネルであり、
堰板部の補強リブが、側板部および補強板部が堰板部に
接する部分では、コンクリート打設面に対して直角に形
成された直角リブであり、それ以外の部分では、コンク
リート打設面に対して傾斜して形成された傾斜リブであ
るので、コンクリート打設時にコンクリートの圧力等で
変形することがなく、しかも、施工性、耐久性に優れ、
リサイクル可能である。
【0029】また、堰板部の傾斜リブが、隣接する傾斜
リブに連続して形成されていれば、堰板部の曲げ強度が
さらに高くなる。また、堰板部の直角リブが、側板部お
よび補強板部を形成する2枚の板に連続して形成されて
いれば、側板部および補強板部が接している部分におけ
る堰板部の厚さ方向の強度がさらに高くなる。
【0030】また、堰板部の補強リブが、セパレータ用
の挿通孔を穿設する部分近傍では、コンクリート打設面
に対して直角に形成された直角リブであれば、セパレー
タに取り付けられる締付部材の締め付けに対する堰板部
の強度を確保することができる。また、堰板部が、透明
または半透明であれば、コンクリート打設用型枠で周囲
を囲まれたコンクリートの打設現場に外部の光を導入で
き、その光を現場の明かりに利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコンクリート打設用型枠の一例を示
す斜視図である。
【図2】 図1のコンクリート打設用型枠の上面図であ
る。
【図3】 本発明のコンクリート打設用型枠の設置形態
の一例を示す斜視図である。
【図4】 セパレータの型枠への取り付け状態の一例を
示す要部断面図である。
【図5】 従来のコンクリート打設用型枠の一例を示す
斜視図である。
【図6】 従来のコンクリート打設用型枠の設置形態の
一例を示す斜視図である。
【図7】 従来のコンクリート打設用型枠の他の例を示
す上面図である。
【符号の説明】
30 型枠(コンクリート打設用型枠) 31 コンクリート打設面 32 堰板部 33 側板部 34 裏面 35 補強板部 36 板 37 補強リブ 40 挿通孔 41 直角リブ 42 傾斜リブ 43 直角リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 守久 福井県福井市三十八社町33字66番地 フク ビ化学工業株式会社内 (72)発明者 高木 宣一 東京都品川区大井1丁目23番3号 フクビ ビル フクビ化学工業株式会社内 (72)発明者 細野 俊彦 東京都品川区大井1丁目23番3号 フクビ ビル フクビ化学工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面がコンクリート打設面となる堰板部
    と、堰板部の両側縁から堰板部のコンクリート打設面の
    反対側に直角に屈曲した側板部と、堰板部のコンクリー
    ト打設面の裏面に側板部に平行に設けられた補強板部と
    を有するプラスチック製のコンクリート打設用型枠であ
    って、 堰板部、側板部および補強板部が、2枚の板と、これら
    板の間を連結し、鉛直方向に延びる複数の長尺の補強リ
    ブとが一体に成形された中空パネルであり、 堰板部の補強リブが、側板部および補強板部が堰板部に
    接する部分では、コンクリート打設面に対して直角に形
    成された直角リブであり、それ以外の部分では、コンク
    リート打設面に対して傾斜して形成された傾斜リブであ
    ることを特徴とするコンクリート打設用型枠。
  2. 【請求項2】 堰板部の傾斜リブが、隣接する傾斜リブ
    に連続して形成されていることを特徴とする請求項1記
    載のコンクリート打設用型枠。
  3. 【請求項3】 堰板部の直角リブが、側板部および補強
    板部を形成する2枚の板に連続して形成されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載のコンクリー
    ト打設用型枠。
  4. 【請求項4】 堰板部の補強リブが、セパレータ用の挿
    通孔を穿設する部分近傍では、コンクリート打設面に対
    して直角に形成された直角リブであることを特徴とする
    請求項1ないし3いずれか一項に記載のコンクリート打
    設用型枠。
  5. 【請求項5】 堰板部が、透明または半透明であること
    を特徴とする請求項1ないし4いずれか一項に記載のコ
    ンクリート打設用型枠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102561676A (zh) * 2011-12-31 2012-07-11 青建集团股份公司 组合式塑料板面模板
CN105507574A (zh) * 2014-09-25 2016-04-20 能诚集团有限公司 一种承载模板

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