JP3441434B2 - 型枠兼用断熱パネル及びそれを用いた施工方法 - Google Patents
型枠兼用断熱パネル及びそれを用いた施工方法Info
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Description
ンクリートスラブの施工時に用いる型枠兼用断熱パネル
と該型枠兼用断熱パネルを用いた施工方法、及び型枠兼
用断熱パネル用の断熱板に関する。
としてコンクリート壁面に断熱施工を施すことが広く行
われており、断熱施工における断熱板として、断熱性、
吸湿性の面から発泡ポリスチレンのような合成樹脂発泡
体が広く採用されている。近年では、施工を簡略化する
ために、合成樹脂発泡体である断熱板の一方の面に合板
のような面材や桟木を取り付けた型枠兼用断熱パネルが
用いられようになってきている。
一例であり、一方の型枠として型枠兼用断熱パネル1を
用い、他方の型枠には通常のコンパネ材6を用いてい
る。型枠兼用断熱パネル1は、押出ポリスチレン発泡体
のような合成樹脂発泡体である断熱板2の一方の面に合
板ような面材5を積層したものであり、該型枠兼用断熱
パネル1とコンパネ材6とにセパレータ9を所要本数装
着した後、両外面部に端太材7,8を組み付けて安定さ
せ、その間にコンクリートCを打ち込み硬化させる。コ
ンクリートの硬化後、コンパネ材6とセパレータ9や端
太材7,8を取り外すことにより、一方の面に型枠兼用
断熱パネル1を張り付けたコンクリート壁が作られる。
この施工方法では、型枠兼用断熱パネル1がコンクリー
ト打ち込み時の型枠として機能すると共に、断熱板5の
表面に張り付けた面材が内装下地をも兼ねる得ることな
どにより、工期の短縮化を図ることができる(特許第2
655947号公報など参照)。
あり、ここでは、断熱板2の一方の面に所要本の凹溝が
形成され、また4周にも凹溝が形成され、該凹溝内に桟
木10が一部を断熱板の表面から飛び出した姿勢で配置
される。断熱板2への桟木10の固定には頭に膨出部1
1を持つ釘12が用いられ、凹溝に桟木10を埋め込ん
だ状態で断熱板2の他方面側から、該釘12を桟木に届
くまで打ち込む。打ち込んだ釘12の膨出部11は、施
工時にはコンクリート打ち込み空間側に位置することと
なるので、該膨出部11が型枠兼用断熱パネル1とコン
クリートとの間でアンカー材としての機能を果たすこと
ができ、型枠兼用断熱パネル1の不用意な剥離は防止さ
れる(特許第3101235号公報参照)。なお、図1
5において、13はセパレータ9を通すために桟木10
に形成した貫通孔であり、該貫通孔13に対応する断熱
板2の側にも連通する貫通孔が形成されている。
熱板の一方の面に所要本数の桟木を配置した形態の型枠
兼用断熱パネルは、合板のような面材を全面に積層した
ものと比較して軽量でありながら所要の強度を備えるこ
とができ、有効性が高い。しかし、断熱板に対する桟木
の固定を釘の打ち込みにより行う必要があり、その釘打
ち作業を、型枠兼用断熱パネルの製造工場で行うとして
も、また、コンクリート壁の施工現場で行うとしても、
大きな作業量となり施工コストの高騰の一因となる。ま
た、打設するコンクリートと断熱板との良好な接着を確
保するために、桟木の固定に用いる釘の頭部に膨出部を
形成しておくことがどうしても必要となり、固定用釘の
製造コストが高騰する。また、桟木の打ち付けを製造工
場で行う場合には、固定した釘の頭部膨出部が型枠兼用
断熱パネルの一方の面から突出した状態で物流工程にの
せざるを得ず、該突起部が同送する型枠兼用断熱パネル
に傷を付けることがないように、細心の注意を払うこと
が必要となる。これらのことは、いずれもコンクリート
壁の施工コストアップにつながるものであり、回避する
ことが望まれる。図15に示す形態の型枠兼用断熱パネ
ルをコンクリートスラブを施工するときの型枠兼用断熱
パネルとして用いる場合にも、同様な利点と同様な不都
合が生じる。
のであり、合成樹脂発泡体である断熱板とその一方の面
に形成された凹溝に埋め込まれた桟木とを備える形態の
コンクリート壁又はコンクリートスラブの施工時に用い
る型枠兼用断熱パネルにおいて、簡単な構成でありな
ら、少ない作業工程で打設コンクリートと断熱板及び桟
木との間の高い一体性を確保することができ、それによ
り、低いコストでのコンクリート壁又はコンクリートス
ラブの施工が可能となると共に、表面から突起物などが
突出しないことから輸送時などでの取り扱いも容易であ
る、型枠兼用断熱パネル及びそれを用いた施工方法を提
供することを目的とする。また、上記型枠兼用断熱パネ
ルに用いる断熱板を提供することをも目的とする。
熱パネルは、コンクリート壁又はコンクリートスラブの
施工時に用いる型枠兼用断熱パネルであって、合成樹脂
発泡体である断熱板とその一方の面に配置される複数本
の桟木とからなり、桟木は断熱板の該一方の面に形成さ
れた凹溝内に埋め込まれており、該凹溝には所定深さの
凹陥部が形成されており、該凹陥部の底面には断熱板の
他方の面に抜ける貫通孔が形成されていることを特徴と
する。
木を埋め込み接着剤で固定した状態で、図14に示した
型枠兼用断熱パネルと同様に、必要な場合にはセパレー
タなどを用いて、桟木を取り付けた面がコンクリート流
し込み側と反対の側となるようにして、すなちわ、コン
クリート壁の場合には桟木側が室内側になるようにし
て、また、コンクリートスラブの場合には桟木側が天井
面側になるようにして、建て込まれ、コンクリートが打
設される。打設されたコンクリートは、断熱板に形成し
た貫通孔を通って凹溝の底部に形成された凹陥部内にま
で流れ込み、その状態で硬化する。凹陥部内で硬化した
コンクリートは、断熱板に対してアンカーとして機能
し、打設コンクリートにより形成されたコンクリート壁
あるいはコンクリートスラブとの一体性を強固にする。
パネルのように、打設コンクリート側に突出したアンカ
ー部材を特別に配置することが不要となり、構成を簡素
化できる。また、表面に突起物がないことから、輸送時
などでの取り扱いも容易となる。さらに、前記凹陥部内
でのコンクリートの存在により、打設コンクリートと桟
木とは広い面積で接触することとなり、桟木の断熱板に
対する固定も一層安定化することから、断熱板に対する
桟木の固定に釘などを用いることなく型枠兼用断熱パネ
ルの建て込みを行うことができ、作業が簡素化する。
て、凹溝内に埋め込まれた桟木は、凹溝に形成した前記
貫通孔に対向している位置に、断熱板の他方の面から突
出しない長さの突起体を備える。この態様では、貫通孔
及び凹陥部内に流れ込んだコンクリートが硬化するとき
に、前記突起体がコンクリート内に埋め込まれた状態で
一体化することから、突起体がアンカー材としての機能
を果たすこととなり、断熱板に対する桟木の固定は一層
確実になる。
把持されうるものであれば任意であり、通常の釘やビス
でもよく、また、頭部にそれ用の特別の膨出部を形成し
たものであってもよい。いずれの場合にも、該突起体
は、断熱板の他方の面から突出しない長さとされるの
で、型枠兼用断熱パネルの輸送時などでの取り扱いに支
障が生じることはない。なお、該突起体の桟木への取り
付けは、型枠兼用断熱パネルの製造過程で行ってもよ
く、施工現場で必要に応じ行うようにしてもよい。
合成樹脂発泡体である断熱板の凹溝が形成されていない
面に、凹溝に沿うようにして標識線又は第2の凹溝が形
成される。断熱板と桟木との間の固定は接着剤と前記凹
陥部に入り込んだコンクリート、あるいはコンクリート
と前記突起体とのアンカー効果でもって十分な場合もあ
るが、さらに安定した固定状態が求められる場合もあ
る。そのような場合には、釘やビスを用いて断熱板に対
する桟木の打ち付け固定が行われるが、表面側に前記し
た標識線や第2の凹溝を形成しておくことにより、そこ
を目印として打ち付け固定を容易にかつ確実に行うこと
ができる。特に、第2の凹溝を形成する場合には、釘や
ビスの頭部がその中に入り込むことから、表面の平坦性
が阻害されることもない。
ネル用の断熱板として、板状の合成樹脂発泡体からな
り、一方の面に桟木を挿入するための凹溝が形成されて
おり、該凹溝には所定深さの凹陥部が形成されており、
該凹陥部の底面には断熱板の他方の面に抜ける貫通孔が
形成されていることを特徴とする型枠兼用断熱パネル用
断熱板をも開示する。好ましい態様において、凹溝が形
成されていない面には、凹溝に沿うようにして標識線又
は第2の凹溝が形成される。
成樹脂発泡体は、ポリスチレン発泡体、ポリエチレン発
泡体、ポリプロピレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、
硬質ウレタン発泡体、フェノール発泡体、イソシアネー
ト発泡体、エポキシ発泡体などのものが挙げられる。発
泡性樹脂粒子を成形型内に充填して加熱水蒸気などで加
熱膨張させ互いに融着させてなる発泡ポリスチレン、そ
の他の発泡体からなるビーズ型内発泡成形体が好適に用
いられる。断熱板の厚さは特に限定されるものでなく、
施工環境に応じ任意に選定しうる。
が、止め具として用いられる釘やビスに対する保持力が
安定していること、軽量であること、などの理由から木
材あるいは合成木材、加工木質材のような木質材料が適
している。他に、ポリスチレン、ポリプロピレン、ウレ
タンなどの低発泡樹脂材料、軟質プラスチック材料など
であってもよい。
パネル及びそれを用いた施工方法について、図面を参照
しながら説明する。図1は、本発明による型枠兼用断熱
パネル20の一実施の形態を示す正面図(図1a)と背
面図(図1b)であり、この例では、図2に示す900
×2600×50(mm)程度の大きさの発泡ポリスチ
レン板である断熱板21と、図3に示す桟木30とで構
成される。断熱板21はビーズ型内発泡などにより成形
されるものであり、図示の例では、断熱板21の表面側
に4周から所定の距離をおくようにして長手方向に延び
る所要本数(図示の例では4本)の凹溝22が形成され
ている。
4、及び、図1aのb−b線による断面図である図5に
も示すように、各凹溝22は断面矩形状であり、全長に
わたり断熱板の厚みの1/3〜1/2程度の深さとさ
れ、底部23には、所定の間隔をおいて所要の深さを持
つ所要数の凹陥部24が形成されている。そして、各凹
陥部24の底面には、断熱板21の他方の面に抜ける貫
通孔25が形成されている。
め込んで用いられる。前記したように、桟木30は、止
め具として用いられる釘やビスに対する保持力が安定し
ていること、軽量であること、などの理由から木材ある
いは合成木材、加工木質材のような木質材料が用いられ
る。他に、ポリスチレン、ポリプロピレン、ウレタンな
どの低発泡樹脂材料、軟質プラスチック材料などであっ
てもよい。桟木30は、通常矩形などの断面形状を有し
た長尺部材とされる。
長さと溝幅と同じであり、厚さは凹溝22の深さよりも
数mm程度厚くされている。また、図3に示す桟木30
では、断熱材21の凹溝22内に当該桟木30を埋め込
んだときに該凹溝22に形成した凹陥部24及び貫通孔
25に対向することとなる位置に、頭部に膨出部32を
持つ釘31(又はビス)が所要本数だけ打ち込まれてい
る。該釘31の長さは、当該桟木30を断熱材21の凹
溝22に埋め込んだ状態で、その頭部膨出部32が断熱
板21の他方の面(凹溝22を形成していない面)から
突出しない長さとされる。なお、この釘31は本発明で
いう「断熱板の他方の面から突出しない長さの突起体」
に相当するものであるが、必ずしも必須のものではな
い。また、該突起体は釘やビスに限られず任意のもので
あってよく、頭部に膨出部を持たない棒状部材などであ
ってもよい。
0を取り付けることより、図1に示す型枠兼用断熱パネ
ル20が形成される。図4及び図5に示す断面図からわ
かるように、桟木30は断熱板21の一方の表面からわ
ずかに飛び出した状態となり、また、桟木30に打ち込
んだ釘31の頭部膨出部32は前記凹陥部24あるいは
貫通孔25内に位置した状態となる。それにより、断熱
板21の凹溝22を形成した面と反対の面は平坦面とし
て維持される。
20の他の実施の形態を示す正面図(図6a)と背面図
(図6b)であり、図7は、図6aでのa−a線による
断面図、図8は、図6aのb−b線による断面図であ
る。この型枠兼用断熱パネル20Aは、断熱板21の4
周にも凹溝が形成されており、上下の側辺には同じよう
に凹陥部24や貫通孔25が形成され、左右の側辺には
形成されていない。そして、上下の側辺には図3に示し
たと同様な桟木30(図示の例では、釘31を有しない
が、有していてもよい)が取り付けられ、左右の側辺に
は釘などの突起体を有しない形状の桟木30aが取り付
けられる。他の構成は図1〜図5に示した型枠兼用断熱
パネル20と同じであり、同じ機能を奏する部材には同
じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
20のさらに他の実施の形態を示す正面図(図9a)と
背面図(図9b)であり、図10は、図9aでのa−a
線による断面図である。この型枠兼用断熱パネル20B
は、断熱板21の一辺(図9で上辺側)を除いた3つの
側辺に凹溝が形成されている。そして、下の側辺には同
じように凹陥部24や貫通孔25が形成され、左右の側
辺には形成されていない。下の側辺には図3に示したと
同様な桟木30が取り付けられ、左右の側辺には釘など
の突起体を有しない形状の桟木30aが取り付けられ
る。他の構成は図1〜図5に示した型枠兼用断熱パネル
20と同じであり、同じ機能を奏する部材には同じ符号
を付し、詳細な説明は省略する。
コンクリート壁あるいはコンクリートスラブを施工する
場合の一例を説明する。上記した複数形態の型枠兼用断
熱パネルを適宜使い分けながら、壁部のコンクリート型
枠の建て込みと天井スラブの水平型枠の組み立てを行
う。図11に示す例では、コンクリート壁40の、建物
側の型枠兼用断熱パネルとしては図6〜図7に示した形
態の型枠兼用断熱パネル20Aが用いられ、外側の型枠
には従来のコンパネ材6を用いている。型枠兼用断熱パ
ネル20Aは桟木30側が室内側となるようにして建て
込まれ、該型枠兼用断熱パネル20Aとコンパネ材6と
にセパレータ9を所要本数装着した後、両外面部に端太
材7,8を組み付けて安定させる。なお、図示の例で
は、型枠兼用断熱パネル20Aの桟木30に釘31を打
ち付けたものを用いている。
は、立設した支柱51に根太52を横架し、その上に、
図1〜図5に示した形態の型枠兼用断熱パネル20を桟
木30側が室内側(下面側)となるようにして水平に載
置して組み立てられる。壁側の型枠兼用断熱パネル20
Aとスラブ側の型枠兼用断熱パネル20との端部同士の
衝接部(コーナー部)は、断熱板21における桟木30
の配置位置の違いから、図11に示されるように、互い
の桟木同士が密接に衝接した状態で互いに建て込まれ
る。
上げた後、壁部を形成することとなる空間部にコンクリ
ートCを流し込み、連続して天井部分にも所要の厚さに
コンクリートCを打設する。現場打ちされたコンクリー
トCは、壁部及びスラブ部での型枠兼用断熱パネル20
A,20における断熱板21に形成された貫通孔25内
に流れ込み、そこから凹陥部24内にも流入して、図1
2に拡大して示すように、双方の空間内に充満する。そ
の状態でコンクリートの硬化を待ち、硬化後に、コンパ
ネ材6とセパレータ9や端太材7,8、あるいは支柱5
1や根太材52を取り外す。それにより、一方の面(室
内側)に型枠兼用断熱パネル20Aを張り付けたコンク
リート壁40と室内側に型枠兼用断熱パネル20を張り
付けたコンクリートスラブ50とが同時に作られる。
化したコンクリートは、断熱板21に対してアンカーと
して機能し、コンクリート壁40あるいはコンクリート
スラブ50から断熱板21が不用意に剥離するような事
態は確実に回避される。また、凹溝22内に埋め込まれ
た桟木30は、凹陥部24内でのコンクリートの存在に
より、コンクリートCと広い面積で接触することとな
り、接着剤による固定力に加えてコンクリートとの接着
力も付加されることから、桟木30と断熱板21の一体
化も一層安定する。特に、図示の例のように、桟木30
が釘31のような突起体を有する場合には、貫通孔25
及び凹陥部24内に流れ込んだコンクリートCは釘31
をコンクリート内に埋め込んだ状態で硬化することか
ら、釘31がアンカー材として機能するようになり、断
熱板21に対する桟木30の固定も一層確実となる。そ
のために、桟木30を利用して壁や天井に石膏ボードや
合板などの仕上げ材を釘打ち固定した場合、当該仕上げ
材の高い安定性が確保される。
ル20のさらに他の実施の形態を示す正面図(図13
a)であり、図1〜図5に示した形態の型枠兼用断熱パ
ネル20における図1bに相当する図である。この形態
の型枠兼用断熱パネル20Cは、断熱板21の凹溝22
が形成されていない面に、凹溝22に沿うようにして標
識線28又は第2の凹溝29が形成されている点で図1
〜図5に示した形態の型枠兼用断熱パネル20と相違し
ている。
の間の固定は、接着剤と凹陥部24に入り込んだコンク
リート、あるいはコンクリートと突起体(釘31)との
アンカー効果でもって十分に行われる。しかし、さらに
安定した固定状態が求められるような場合には、図13
bに示すように、釘やビス35を用いて断熱板21に桟
木30を打ち付け固定することが行われる。そのような
ときに、前記標識線28や第2の凹溝29を目印として
用いることにより、釘やビス35の打ち付けを容易かつ
確実に行うことができる。特に、図13cに示すよう
に、第2の凹溝29を形成する場合には、釘やビス35
の頭部がその中にに入り込むことから、表面の平坦性が
阻害されることもない。
断熱板とその一方の面に形成された凹溝に埋め込まれた
桟木とを備える形態の型枠兼用断熱パネルにおいて、簡
単な構成でありなら、少ない作業工程で打設コンクリー
トと断熱板及び桟木との間の高い一体性を確保すること
ができ、低いコストでのコンクリート壁又はコンクリー
トスラブの施工が可能となる。また、表面に突起物がな
く平坦なことから輸送時などに同送する他の型枠兼用断
熱パネルに傷を付けることもなく、取り扱いも容易とな
る。
態を示す正面図(図1a)と背面図(図1b)。
形態を示す正面図(図6a)と背面図(図6b)。
実施の形態を示す正面図(図9a)と背面図(図9
b)。
ンクリート壁あるいはコンクリートスラブを施工する場
合の一例を説明するための図。
明による型枠兼用断熱パネルとの関係を説明する図。
の実施の形態を示す正面図(図13a)と図13aのb
−b線による断面図(図13b,13c)
ート壁を施工する状態を説明する図。
熱板、22…凹溝、24…凹陥部、25…貫通孔、30
…桟木、31…釘(突起体)、40…コンクリート壁、
50…コンクリートスラブ、C…打設コンクリート
Claims (7)
- 【請求項1】 コンクリート壁又はコンクリートスラブ
の施工時に用いる型枠兼用断熱パネルであって、合成樹
脂発泡体である断熱板とその一方の面に配置される複数
本の桟木とからなり、桟木は断熱板の該一方の面に形成
された凹溝内に埋め込まれており、該凹溝には所定深さ
の凹陥部が形成されており、該凹陥部の底面には断熱板
の他方の面に抜ける貫通孔が形成されていることを特徴
とする型枠兼用断熱パネル。 - 【請求項2】 凹溝内に埋め込まれた桟木は、凹溝に形
成した貫通孔に対向している位置に、断熱板の他方の面
から突出しない長さの突起体を備えていることを特徴と
する請求項1記載の型枠兼用断熱パネル。 - 【請求項3】 合成樹脂発泡体である断熱板の凹溝が形
成されていない面には、凹溝に沿うようにして標識線又
は第2の凹溝が形成されていることを特徴とする請求項
1又は2記載の型枠兼用断熱パネル。 - 【請求項4】 凹溝内に埋め込まれた桟木は、第2の凹
溝における前記貫通孔が位置しない箇所から打ち込まれ
た固定具により止め付けられていることを特徴とする請
求項1ないし3いずれか記載の型枠兼用断熱パネル。 - 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか記載の型枠兼
用断熱パネルを、桟木を取り付けた面がコンクリート流
し込み側と反対の側となるようにして建て込み、桟木を
取り付けていない面側にコンクリートを流し込み、流し
込んだコンクリートが断熱板に形成した貫通孔を通過し
て凹溝の凹陥部にまで流入した状態で、コンクリートの
硬化を行うことを特徴とする型枠兼用断熱パネルを用い
たコンクリート壁又はコンクリートスラブの施工方法。 - 【請求項6】 コンクリート壁又はコンクリートスラブ
の施工時に用いる型枠兼用断熱パネル用の断熱板であっ
て、板状の合成樹脂発泡体からなり、一方の面に桟木を
挿入するための凹溝が形成されており、該凹溝には所定
深さの凹陥部が形成されており、該凹陥部の底面には断
熱板の他方の面に抜ける貫通孔が形成されていることを
特徴とする型枠兼用断熱パネル用断熱板。 - 【請求項7】 凹溝が形成されていない面には、凹溝に
沿うようにして第2の凹溝が形成されていることを特徴
とする請求項6記載の型枠兼用断熱パネル用断熱板。
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- 2000-12-28 JP JP2000400298A patent/JP3441434B2/ja not_active Expired - Fee Related
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