JP4243242B2 - 仕上げ下地材兼断熱打ち込み型枠パネル及び該パネルを用いた施工方法 - Google Patents
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近年、断熱部材をコンクリート壁やコンクリート天井等に施工する際は、ポリスチレン発泡体やポリプロピレン発泡体等の合成樹脂発泡体からなる断熱材の片面に面材や桟木を固着したコンクリート型枠兼用の断熱パネルが用いられるようになってきている。
従って、これらのパネルはコンクリート打設の際において、端太材の配置箇所については、コンクリート圧によっても反りが生じることはないものの、端太材と端太材とで囲まれた部分は湾曲して反りが発生し波打った状態となる。従って、内装材や外装材等の仕上げ材を取り付けるにはレベルを調整するためにGLボンドの使用等が必要となり、作業性が悪くコストアップとならざるを得ないという問題を含んでいる。
また、反り吸収・仕上げ材取付部は、予め型枠パネルに配設・取り付けておく場合に限られず、施工現場において端太材の配される位置に合わせて、施工現場で配設・取り付けることもできる。
また、(b)〜(e)は発泡樹脂板2に補強桟7を発泡樹脂板2と面一に設けた複合板5を示し、(b)は断面が矩形状の補強桟7を発泡樹脂板2の端部にも設けた例、(c)は同補強桟7を発泡樹脂板2の端部には設けず内側寄りに設けた例、(d)は長辺方向及び短辺方向において、発泡樹脂板2の内側寄りに同補強桟7を設けた例、(e)はU型チャンネル材(例えば、アルミ製)からなる補強桟7として用いた例を示す。
また、(f)、(g)は発泡樹脂板2の内部に補強桟7を設けた例を示し、(f)は断面が矩形状の補強桟7を発泡樹脂板2の内部に埋設した例、(g)はU型チャンネル材(例えば、金属製)からなる補強桟7を発泡樹脂板2の内部に埋設した例を示す。
更に、(h)は補強桟7を大きいコンクリート圧が掛かる部分(図では斜下方)は密に、小さいコンクリート圧が掛かる部分(図では斜上方)は粗に配設した例を示す。このように補強桟を効率的に配設することにより、コストダウンを図ることができる。
図2(b)の型枠パネル1は、図1(b)の複合パネル5の発泡樹脂板2及び面一に設けられた補強桟7に反り吸収・仕上げ材取付部3が面材を取り付けることにより突設されている。6はセパレーター孔である。
図2(c)の型枠パネル1は、図1(c)の複合パネル5の発泡樹脂板2及び面一に設けられた補強桟7に反り吸収・仕上げ材取付部3が面材を取り付けることにより突設されている。6はセパレーター孔である。
図2(d)の型枠パネル1は、図1(f)の、補強桟7を発泡樹脂板2内に埋設した複合パネル5の片面に反り吸収・仕上げ材取付部3が面材を取り付けることにより突設されている。6はセパレーター孔である。
図2(e)の型枠パネル1は、図1(g)の、補強桟7を発泡樹脂板2内に埋設した複合パネル5の片面に反り吸収・仕上げ材取付部3が面材を取り付けることにより突設されている。6はセパレーター孔である。
図3(a)は、図1(b)に示した、補強桟7を発泡樹脂板2と面一に配設した複合パネル5において、該補強桟7を部分隆起させることにより反り吸収・仕上げ材取付部3を突設した例を示す。(X)は斜視図、(Y)は長辺方向からの側面図である。
また、図3(b)は、図3(a)で示した型枠パネル1において、補強桟7の部分隆起により形成した反り吸収・仕上げ材取付部3同士の間を、部分隆起させた形状に倣って発泡樹脂板2を予め隆起させて成形した例である。(X)は斜視図、(Y)は短辺方向からの側面図である。
その一つは、図6(a)に示すように、補強桟7(図では面一)の背面の発泡樹脂板2に透孔11が設けられ、軸部12に抵抗部13を備えた、例えば釘やビスのようなコンクリート係合体14が、前記発泡樹脂板2の表面より突出しないように補強桟7に植設されている。
また、二つ目は、図6(b)に示すように、補強桟7(図では埋設)の背面の発泡樹脂板2に奥に広がるテーパー状の透孔11Aが設けられ、軸部16の周囲に、突起や鍔状、螺旋状等の突起を形成させ、この突起を抵抗部17として備えたコンクリート係合体18が、上記した一つ目の形態と同様に、発泡樹脂板2の表面より突出せずに補強桟7に植設されている。
上記の如き構造とすることによって、透孔11、11A内にコンクリートが侵入すると抵抗部13、17と係合してコンクリートと発泡樹脂板2とさらに補強桟7とが一体化される。この場合、更に反り吸収・仕上げ材取付部3を設け、軸部12、16を反り吸収・仕上げ材取付部3にも植設することにより、コンクリートと発泡樹脂板2と補強桟7と反り吸収・仕上げ材取付部3とが一体化される。
本発明の型枠パネルとして、発泡樹脂板2に補強桟7と反り吸収・仕上げ材取付部3を設けた型枠パネル1を用いた。
即ち、該型枠パネル1を、反り吸収・仕上げ材取付部を設けていない側がコンクリート22の打設側になるように建て込み、これに対向する側には通常型枠23を建て込み、両者の間を所定寸法になるようにセパレータ24をセットした後、型枠パネル1の反り吸収・仕上げ材取付部7に横端太材25を当接しフォームタイ26で固定する。また、対向する側の通常型枠23には縦端太材27を当接し、さらにその上から横端太材25を当接し、同様にしてフォームタイ26で固定する(図7)。
尚、本例では型枠パネル1として、補強桟7を配設したものを使用しているので縦端太材は使用していないが、必要に応じ、適宜縦端太材を使用してもよいことは云うまでもない。
尚、反り吸収・仕上げ材取付部3が設けられている部分は、この取付部3により強度が大きくなっている上、上記の施工例では横端太材25が配されているので反りは発生しない。
2 発泡樹脂板
3 反り吸収・仕上げ材取付部
5 複合パネル
6 セパレーター孔
7 補強桟
8 板片
9 合抉り構造
10 雇い実構造
11、11A 透孔
12 軸部
13 抵抗部
14 コンクリート係合体
15 テーパー状透孔
16 軸部
17 抵抗部
18 コンクリート係合体
19 凹陥部
20 抵抗板
21 ロングビス
22 コンクリート
23 通常型枠
24 セパレーター
25 横端太材
26 フォームタイ
27 縦端太材
28 仕上げ材
29 GLボンド
30 凹凸形状
31 蟻溝形
Claims (7)
- 発泡樹脂板を備えた仕上げ下地材兼断熱打ち込み型枠パネルにおいて、該発泡樹脂板の少なくとも片面に補強桟が配設され、該型枠パネルのコンクリート打ち込み側の反対側の補強桟上に該補強桟と直交するように、適宜間隔をおいて、反り吸収・仕上げ材取付部が突設されていることを特徴とする仕上げ下地材兼断熱打ち込み型枠パネル。
- 反り吸収・仕上げ材取付部が、コンクリート打設時における仕上げ下地材兼断熱打ち込み型枠パネルの反りの量以上の高さに突設されていることを特徴とする請求項1記載の仕上げ下地材兼断熱打ち込み型枠パネル。
- 反り吸収・仕上げ材取付部が、端太材の配される位置に配設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の仕上げ下地材兼断熱打ち込み型枠パネル。
- 補強桟が発泡樹脂板の面よりも突出していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の仕上げ下地材兼断熱打ち込み型枠パネル。
- 補強桟が発泡樹脂板と面一に配設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の仕上げ下地材兼断熱打ち込み型枠パネル。
- 反り吸収・仕上げ材取付部が、補強桟上に面材の固着により形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の仕上げ下地材兼断熱打ち込み型枠パネル。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の仕上げ下地材兼断熱打ち込み型枠パネルを、反り吸収・仕上げ材取付部を設けていない側がコンクリート打設側となるように建て込み、前記反り吸収・仕上げ材取付部上に端太材を配設し、コンクリートを打設、硬化し、前記パネルとコンクリートとを一体化することを特徴とする施工方法。
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