JP2004107904A - コンクリート打設用型枠およびその連設構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の合板型枠に用いられていた型枠用金具を使用することができ、コンクリートが漏れ出すことがなく、コンクリート表面を平面に保つことができ、リサイクル可能なプラスチック製のコンクリート打設用型枠およびその連設構造を提供する。
【解決手段】片面がコンクリート打設面31となる堰板部32と、堰板部32の両側縁から堰板部32のコンクリート打設面31の反対側に直角に屈曲した側板部33とを有するプラスチック製のコンクリート打設用型枠30において、側板部33の外側表面38に片側側面がコンクリート打設面31と同一平面とされた凸条部41を突設し、凸条部41にセパレータを挿通するためのセパレータ挿通溝44を形成し、側板部33の外側表面38に締付金具を挿通するための締付金具挿通溝45を形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】片面がコンクリート打設面31となる堰板部32と、堰板部32の両側縁から堰板部32のコンクリート打設面31の反対側に直角に屈曲した側板部33とを有するプラスチック製のコンクリート打設用型枠30において、側板部33の外側表面38に片側側面がコンクリート打設面31と同一平面とされた凸条部41を突設し、凸条部41にセパレータを挿通するためのセパレータ挿通溝44を形成し、側板部33の外側表面38に締付金具を挿通するための締付金具挿通溝45を形成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラスチック製のコンクリート打設用型枠に関し、詳しくは、従来のベニヤ合板等からなる合板型枠に用いられていたセパレータ、フォームタイ(登録商標)などの型枠用金具を使用することができ、リサイクル可能なプラスチック製のコンクリート打設用型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コンクリート打設用型枠(以下、「コンクリート型枠」または単に「型枠」と記す)としては、安価で、釘打ち等の加工がしやすく、軽量であるなどの理由から、ベニヤ合板等からなる堰板の裏面に桟木をくぎ打ちした合板型枠が用いられている。
しかしながら、このような合板型枠には、(i)桟木の固定や型枠の連結に釘打ち作業が必要であり、施工性が悪い、(ii)釘打ちや、堰板の表面に塗布されるコンクリート剥離剤によって型枠が痛みやすく、転用回数が少ない(例えば、5回程度である)、(iii)転用回数を超えたものは、木材としてリサイクルできず、解体して焼却処分するしかない、などの欠点があった。
【0003】
これらの問題を解決するものとしては、軽量で施工性がよく、リサイクル可能なプラスチック製のコンクリート打設用型枠が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
図7は、従来のプラスチック製のコンクリート打設用型枠の一例を示す図であり、この型枠10は、片面がコンクリート打設面11となる中空の堰板部12と、堰板部12の両側縁から堰板部12のコンクリート打設面11の反対側に直角に屈曲した中空の側板部13と、堰板部12の裏面14に設けられた、側板部13に平行な2枚の中空の補強板部15とを有して概略構成されるものであり、堰板部12、側板部13および補強板部15が、2枚の板16,16と、これら板の間を連結する複数の長尺の補強リブ17とが一体に成形された中空状のパネルからなるものである。
【0004】
この型枠10の設置(建てつけ)については、図8および図9を参照しながら以下に説明する。
まず、複数の型枠10を側板部13の外側表面18同士が接するように一列に並べる。型枠10の堰板部12に穿設された挿通孔20に、対向する型枠10を所定の間隔に保つ止め金であるPコン21が両端近傍に設けられた丸棒状のセパレータ22を挿通する。ついで、挿通孔20から突出したセパレータ22の端部に、型枠10の裏面14側からフォームタイ(登録商標)と呼ばれる締付金具23を螺合により取り付け、セパレータ22のPコン21と締付金具23基端部の皿板24との間で堰板部12を挟み込む。
【0005】
同様に、コンクリート打設面11が対向するように複数の型枠10をもう一列並べる。この際に、型枠10の堰板部12に穿設された挿通孔20にセパレータ22を挿通する。ついで、挿通孔20から突出したセパレータ22の端部に、型枠10の裏面14側から締付金具23を螺合により取り付け、セパレータ22のPコン21と締付金具23基端部の皿板24との間で堰板部12を挟み込むようにして、型枠10を保持する。
【0006】
さらに、締付金具23の上下に角パイプからなる一対の横ばた材25を配置し、これらを支持する座金26および座金26を止めるクサビ27で、横ばた材25を側板部13および補強板部15の側面に当接させた状態で固定する。この横ばた材25を配設することによって、型枠10が、コンクリート打設時のコンクリートの圧力によって外側に膨らまないようにされている。
【0007】
しかしながら、この型枠10の堰板部12は、薄い2枚の板16(厚さ2mm程度)と、これら板の間を連結する補強リブ17とが一体に成形された中空状のパネルであるため、この堰板部12の両側に配置されたPコン21および締付金具23の皿板24による締め付けに対する強度が不十分であった。そのため、従来のベニヤ合板等からなる合板型枠に用いられていたPコン21、締付金具23などの一点に圧力の集中しやすい型枠用金具の流用した場合、型枠10の破損が生じやすく、これら従来の型枠用金具の流用が困難であり、特殊な形状の専用金具を使用する必要があった。よって、図8に示すような形態でのプラスチック型枠の設置は事実上困難であった。また、従来の型枠用金具の流用ができないことが、プラスチック製の型枠の普及の妨げともなっていた。
【0008】
また、プラスチック製の型枠10においては、隣の型枠10との接触面となる側板部13の外側表面18には、側板部13同士の接触部分に隙間が生じて打設されたコンクリートが型枠10の外側に漏れ出さないようにするために、平滑性が要求される。しかしながら、型枠10は、押出成形によって一体成形された大型の成形品であるため、側板部13の外側表面18を完全に平滑にすることは難しく、また、型枠10を繰り返し使用していくうちに、側板部13に多少の変形が生じることもあった。
【0009】
なお、堰板部にセパレータの挿通孔を穿設する必要のない型枠としては、例えば、側板部の外側表面に水平方向の挿通溝を設け、側板部の外側表面同士を重ね合わせた時に挿通溝が向き合って形成される挿通孔に、セパレータを挿通させるようにした型枠が、特開2000−8607号公報(特許文献2)に開示されている。
しかしながら、この型枠についても、上述の型枠10と同様の理由から、側板部同士の接触部分に隙間が生じて打設されたコンクリートが型枠の外側に漏れ出すおそれがあった。
【0010】
また、図10に示すように、セパレータ22におけるPコン21から先端までの長さを、側板部13の分だけ長くする必要があるので、従来のセパレータをそのまま流用することができないという問題もあった。
また、横ばた材25と側板部13との間に、締付金具23基端部の皿板24が挟まってしまい、横ばた材25を側板部13および補強板部15の側面に当接させた状態で固定することができなかった。このため、型枠10が、皿板24の厚さに相当する隙間の分だけ、コンクリート打設時のコンクリートの圧力によって外側に膨らんでしまうという問題もあった。
【0011】
【特許文献1】
特開平7−207930号公報(第2−3頁、図1、図2)
【特許文献2】
特開2000−8607号公報(第3−4頁、図4、図5、図7)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
よって、本発明の目的は、従来のベニヤ合板等からなる合板型枠に用いられていたセパレータ、フォームタイ(登録商標)などの型枠用金具を使用することができ、軽量で施工性がよく、耐久性が高く、打設時にコンクリートが漏れ出すことがなく、打設されたコンクリート表面を平面に保つことができ、リサイクル可能なプラスチック製のコンクリート打設用型枠を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明のコンクリート打設用型枠は、片面がコンクリート打設面となる堰板部と、堰板部の両側縁から堰板部のコンクリート打設面の反対側に直角に屈曲した側板部とを有するプラスチック製のコンクリート打設用型枠であり、少なくとも一方の側板部の外側表面には、片側側面が堰板部のコンクリート打設面と同一平面とされた鉛直方向に延びる凸条部が突設され、凸条部には、棒状のセパレータを挿通するための挿通溝が形成され、凸条部が突設された側板部の外側表面には、セパレータの端部に取り付けられる締付部材を挿通するための挿通溝が形成されていることを特徴とするものである。
【0014】
また、堰板部および側板部は、2枚の板と、これら板の間を連結し、鉛直方向に延びる複数の長尺の補強リブとが一体に成形された中空パネルであることが望ましい。
また、堰板部のコンクリート打設面の裏面に、側板部に平行な補強板部が設けられていることが望ましい。
また、堰板部は、透明または半透明であることが望ましい。
また、本発明のコンクリート打設用型枠の連設構造項は、本発明のコンクリート型枠が、側板部の凸条部同士が接するように複数配置され、棒状のセパレータが凸条部の挿通溝が向き合って形成される挿通孔に挿通され、締付部材が側板部の挿通溝が向き合って形成される挿通孔に挿通され、凸条部に当接した状態でセパレータの端部に取り付けられていることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳しく説明する。
図1〜図3は、本発明のプラスチック製のコンクリート打設用型枠の一例を示す図である。この型枠30は、片面がコンクリート打設面31となる中空の堰板部32と、堰板部32の両側縁から堰板部32のコンクリート打設面31の反対側に直角に屈曲した中空の側板部33と、側板部33の外側表面38の両側縁に突設された鉛直方向に延びる2条の中空の凸条部41,42と、堰板部32の裏面34に設けられた、側板部33に平行な4枚の中空の補強板部35とを有して概略構成されるものである。
【0016】
ここで、コンクリート打設面31側の凸条部41の片側側面は、堰板部32のコンクリート打設面31と同一平面とされ、凸条部41には、凸条部41の長手方向に直交するように、凸条部41の上部および下部に、棒状のセパレータ22を挿通するための半弧状のセパレータ挿通溝44が形成されている。
一方、凸条部42および側板部33の外側表面38には、セパレータ22の端部に取り付けられる締付金具23を挿通するための半弧状の締付金具挿通溝45が形成されている。また、凸条部42の凸条部41と向かい合う側面には、傾斜面43が形成されている。
【0017】
セパレータ挿通溝44および締付金具挿通溝45は、複数の型枠30を側板部33の凸条部41,41同士および凸条部42,42同士が接するように配置した際に、それぞれが向き合って形成されるセパレータ挿通孔および締付金具挿通孔が同軸的にかつ連続して形成されるように、凸条部41、凸条部42および側板部33の外側表面38に形成される。
セパレータ挿通溝44および締付金具挿通溝45の幅、深さは、複数の型枠30を側板部33の凸条部41,41同士および凸条部42,42同士が接するように配置した際に、それぞれが向き合って形成されるセパレータ挿通孔および締付金具挿通孔に挿通されるセパレータ22および締付金具23の大きさに対応させて、適宜設定される。
【0018】
凸条部41の高さは、型枠30に隣接して設置される他の型枠30の凸条部41と重ね合わせた時に、セパレータ挿通溝44が向き合って形成されるセパレータ挿通孔に挿通されるセパレータ22の外径に対応させて、適宜設定される。例えば、セパレータ22の外径が通常の8mmの場合、凸条部41の高さは5mm、セパレータ挿通溝44の深さは4mmとされる。また、凸条部42の高さは、凸条部41の高さと同じとされる。
【0019】
凸条部41の幅は、特に限定はされないが、従来の合板型枠に用いられていたセパレータを流用するためには、従来の合板型枠の堰板として使用されている合板の厚さ(12mm)と同程度とすることが好ましい。
一方、凸条部42の幅は、側板部33の幅よりも狭くされていればよく、特に限定はされない。
【0020】
側板部33および補強板部35は、平行な2枚の板36,36と、これら板の間を連結する複数の長尺の補強リブ37とが一体に成形された中空状のパネルからなるものである。
また、堰板部32は、平行な2枚の板36,36と、これら板の間を連結し、鉛直方向に延びる複数の長尺の補強リブとが一体に成形された中空パネルであり、堰板部32の補強リブは、側板部33および補強板部35が堰板部32に接する部分では、コンクリート打設面31に対して直角に、かつ側板部33および補強板部35を形成する2枚の板36に連続して形成された直角リブ46であり、それ以外の部分では、コンクリート打設面31に対して傾斜して、かつジグザグに連続して形成された傾斜リブ47である。
【0021】
堰板部32、側板部33および補強板部35の厚さ、幅、高さ等の寸法は、特に限定はされず、例えば、従来の合板型枠の寸法と同程度に設定される。
また、堰板部32、側板部33および補強板部35を構成する2枚の板36、補強リブ37、直角リブ46および傾斜リブ47の厚さも、特に限定はされないが、機械的強度および軽量化を考慮した場合、例えば1〜3mmが適当である。
【0022】
この型枠30は、例えば、プラスチック材料の押出成形等によって、堰板部32、側板部33、凸条部41,42および補強板部35を一体成形して製造されるものである。押出成形の場合、型枠30の長さ(高さ)を自在にでき、従来の合板型枠にはない長尺の型枠の製造も可能である。
プラスチック材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ABS樹脂、ナイロンなどが挙げられる。中でも、機械的強度、コンクリートの離型性、耐アルカリ(耐コンクリート)性に優れていることから、ポリプロピレンが好適に用いられる。
【0023】
次に、本発明のコンクリート打設用型枠の連設構造について、図4および図5を参照しながら説明する。
この型枠連設構造は、複数の型枠30が、型枠30の側板部33の凸条部41,41同士および凸条部42,42同士が接するように配置され、凸条部41,41同士の当接部分においてセパレータ挿通溝44が向き合って形成されるセパレータ挿通孔48に棒状のセパレータ22が挿通され、凸条部42,42同士の当接部分において締付金具挿通溝45が向き合って形成される締付金具挿通孔49に締付金具23が挿通され、締付金具23の皿板24が凸条部41,41に当接した状態でセパレータ22の端部に取り付けられ、凸条部41,41が、その両面からセパレータ22に取り付けられたPコン21および締付金具23の皿板24によって挟まれるようにして締め付けられ、締付金具23の上下に配置された角パイプからなる一対の横ばた材25が、これらを支持する座金26および座金26を止めるクサビ27で、側板部33および補強板部35の側面に当接した状態で固定されているものである。
【0024】
次に、本発明のコンクリート型枠連設構造の組立方法(型枠の建てつけ方法)の一例について説明する。
まず、複数の型枠30を、側板部33の外側表面38同士が向かい合うように、かつ凸条部41,41同士および凸条部42,42同士が当接するように、一列に並べる。次いで、凸条部41,41同士の当接部分に形成されるセパレータ挿通孔48に、Pコン21が設けられた丸棒状のセパレータ22を挿通する。ついで、凸条部42,42同士の当接部分に形成される締付金具挿通孔49に、締付金具23を挿通し、セパレータ挿通孔48から突出したセパレータ22の端部に、締付金具23を螺合により取り付け、セパレータ22のPコン21と締付金具23基端部の皿板24との間で凸条部41,41の幅方向を挟み込む。
【0025】
同様に、コンクリート打設面31が対向するように複数の型枠30をもう一列並べる。この際に、凸条部41,41同士の当接部分に形成されるセパレータ挿通孔48にセパレータ22を挿通する。ついで、凸条部42,42同士の当接部分に形成される締付金具挿通孔49に、締付金具23を挿通し、セパレータ挿通孔48から突出したセパレータ22の端部に、締付金具23を螺合により取り付け、セパレータ22のPコン21と締付金具23基端部の皿板24との間で凸条部41,41の幅方向を挟み込むようにして、型枠30を保持する。
【0026】
さらに、締付金具23の上下に角パイプからなる一対の横ばた材25を配置し、これらを支持する座金26および座金26を止めるクサビ27で、横ばた材25を側板部33および補強板部35の側面に当接させた状態で固定する。この横ばた材25を配設することによって、型枠30が、コンクリート打設時のコンクリートの圧力によって外側に膨らまないようにされている。
【0027】
以上説明したような型枠30にあっては、プラスチック製のコンクリート打設用型枠であるので、耐久性がよく、転用回数を超えた後にはプラスチック材料としてリサイクルが可能である。また、型枠30は、プラスチック製であるので、コンクリート離型性がよく、コンクリート剥離剤が不要である。
また、型枠30は、プラスチック製であり、片面がコンクリート打設面31となる堰板部32と、堰板部32の両側縁から堰板部32のコンクリート打設面31の反対側に直角に屈曲した側板部33とを有しているので、桟木を固定するための釘打ちが不要であり、施工性がよく、釘打ちによる耐久性の低下もない。
このような型枠30は、従来の合板型枠に比べ、飛躍的に転用回数が延びる。
【0028】
また、このような型枠30にあっては、側板部33の外側表面38に鉛直方向に延びる凸条部41が突設され、凸条部41にセパレータ挿通溝44が形成されているので、型枠30を設置する際、型枠30の凸条部41、41同士の当接部分にセパレータ挿通孔48が形成される。よって、堰板部32に挿通孔を穿設する必要がない。
また、このような型枠30は、セパレータ22のPコン21と締付金具23の基端部の皿板24とによる締め付け圧力を、凸条部41,41同士の当接部分における4つの補強リブで受けるようになるので、圧力に対して十分な強度を発揮できる。
したがって、従来のベニヤ合板等からなる合板型枠に用いられていたPコン21、締付金具23などの一点に圧力の集中しやすい型枠用金具の流用した場合でも、型枠30が破損することはない。
【0029】
また、側板部33の外側表面38に締付金具挿通溝45が形成されているので、凸条部42,42同士の当接部分において締付金具挿通溝45が向き合って締付金具挿通孔49が形成され、側板部33と、隣接する型枠30の側板部33との間に、締付金具23を収容できる。これにより、セパレータ22におけるPコン21から先端までの長さを、側板部33の分だけ長くする必要がなくなり、従来のセパレータをそのまま流用することができる。
また、締付金具挿通孔49に締付金具23を収容できるので、横ばた材25と側板部33との間に、締付金具23基端部の皿板24が挟まることがなく、横ばた材25を側板部33および補強板部35の側面に当接させた状態で固定することができる。よって、型枠30が、コンクリート打設時のコンクリートの圧力によって外側に膨らむことはない。
【0030】
また、この型枠30は、隣接する型枠の側板部同士が全面で接する従来の型枠に比べ、隣接する型枠30の接触部分である凸条部41,41同士および凸条部42,42同士の接触面積は少ないので、凸条部同士の接触部分に隙間が形成されにくく、コンクリートが漏れだしにくい。
また、この型枠30は、凸条部41の片側側面が、堰板部32のコンクリート打設面31と同一平面とされているので、型枠設置後に打設されたコンクリート表面が型枠30のつなぎ目で凹凸となることなく、コンクリート表面を平面に保つことができる。
【0031】
また、この型枠30においては、側板部33の外側表面38に、鉛直方向に延びる2条の凸条部41,42が突設されているので、型枠30を設置した際に、隣接する型枠30,30間に側板部33および凸条部41,42に囲まれた空間50が形成される。この空間50は、コンクリート打設面31側で隣接する凸条部41同士の接触部分から漏れ出すコンクリートを溜める役割を果たすことができ、コンクリートが型枠30から外側に漏れ出すことがない。
【0032】
また、この型枠30は、堰板部32のコンクリート打設面31の裏面34に、側板部33に平行な補強板部35が設けられているので、耐久性、耐圧性がさらに向上している。
また、この型枠30は、堰板部32、側板部33および補強板部35が2枚の板36とこれらを連結する複数の長尺の補強リブ37とが一体に成形された中空状のものであるので、軽量であり、かつ十分な機械的強度を有する。
【0033】
なお、本発明のプラスチック製のコンクリート打設用型枠は、図1に示すものに限定はされず、例えば、図6に示すように、堰板部32の補強リブをすべて直角リブにしたものや、補強板部35の数を少なくしたものであっても構わない。また、堰板部の幅が狭い場合には、補強板部を省略することも可能である。
また、本発明のプラスチック製のコンクリート打設用型枠は、上述のように、プラスチック材料の押出成形等によって、堰板部32、側板部33、凸条部41,42および補強板部35を一体成形したものに限定はされず、例えば、堰板部32、側板部33および補強板部35を一体成形した型枠本体を製造し、この側板部33の外側表面38の両側縁に長尺の管状部材を加熱によって融着または接着剤によって接着して、これを凸条部41,42としたものであっても構わない。
【0034】
また、セパレータ挿通溝および締付金具挿通溝の形状は、図示例のような半弧状に限定はされず、セパレータや締付金具の形状に合わせて適宜変更が可能である。
また、セパレータ挿通溝および締付金具挿通溝は、あらかじめ形成しておく必要はなく、コンクリート打設の現場において、セパレータ22を挿入する位置を決定した後に、現場でセパレータ挿通溝および締付金具挿通溝を刻設する、もしくはセパレータ挿通孔および締付金具挿通孔を穿設するようにしても構わない。コンクリート打設の現場において締付金具挿通溝を刻設する場合は、側板部の表面付近に、小径のドリルで複数の隣接した穴を溝の形状に沿って開けることにより溝を加工してもよい。
また、中空の側板部にセパレータ挿通溝および締付金具挿通溝を形成すると、コンクリート打設時に凸条部41,41の当接部分から漏れだしたコンクリートが側板部の中空部に入り込むこともあり得るので、側板部の中空部に発泡体を充填しておいてもよい。
【0035】
また、凸条部は、少なくとも一方の側板部の外側表面に設けられていればよく、必ずしも両側の側板部の外側表面に設ける必要はない。
また、凸条部の位置は、図示例の位置に限定はされず、鉛直方向に延びる2条の凸条部のうち一方の凸条部が、その片側側面が堰板部のコンクリート打設面と同一平面とされていれば、他方の凸条部は、図示例のように側板部の側縁に設けられていなくてもよい。
【0036】
また、堰板部を透明もしくは半透明とすれば、型枠を光が透過するので、型枠で周囲を囲まれたコンクリート打設の現場に外部の明かりを取り入れることができる。
また、型枠30の設置の際に用いられるセパレータとしては、図示例の丸棒状のものに限定はされず、例えば、平板状のものなど、公知のセパレータを用いることができる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のコンクリート打設用型枠は、片面がコンクリート打設面となる堰板部と、堰板部の両側縁から堰板部のコンクリート打設面の反対側に直角に屈曲した側板部とを有するプラスチック製のコンクリート打設用型枠であり、少なくとも一方の側板部の外側表面には、片側側面が堰板部のコンクリート打設面と同一平面とされた鉛直方向に延びる凸条部が突設され、凸条部には、棒状のセパレータを挿通するための挿通溝が形成され、凸条部が突設された側板部の外側表面には、セパレータの端部に取り付けられる締付部材を挿通するための挿通溝が形成されているものであるので、従来のベニヤ合板等からなる合板型枠に用いられていたセパレータ、フォームタイ(登録商標)などの型枠用金具を使用することができ、軽量で施工性がよく、耐久性が高く、打設時にコンクリートが漏れ出すことがなく、打設されたコンクリート表面を平面に保つことができ、リサイクル可能である。
【0038】
また、堰板部および側板部が、2枚の板とこれら板の間を連結する複数の長尺の補強リブとが一体に成形された中空パネルであれば、十分な強度を維持しつつ、軽量化できる。
また、堰板部のコンクリート打設面の裏面に、側板部に平行な中空の補強板部が設けられていれば、耐久性、耐圧性をさらに向上させることができる。
また、堰板部が、透明または半透明であれば、型枠で囲まれたコンクリート打設の現場に、外部から明かりを取り入れることができる。
また、本発明のコンクリート打設用型枠の連設構造は、本発明のコンクリート型枠が、側板部の凸条部同士が接するように複数配置され、棒状のセパレータが凸条部の挿通溝が向き合って形成される挿通孔に挿通され、締付部材が側板部の挿通溝が向き合って形成される挿通孔に挿通され、凸条部に当接した状態でセパレータの端部に取り付けられているものであるので、従来の合板型枠に用いられていた型枠用金具を流用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリート打設用型枠の一例を示す斜視図である。
【図2】図1のコンクリート打設用型枠の上面図である。
【図3】本発明のコンクリート打設用型枠における型枠用金具の取り付け位置の要部を示す斜視図である。
【図4】本発明のコンクリート打設用型枠の連設構造の一例を示す斜視図である。
【図5】図4における型枠用金具の取り付け位置の要部を示す上面図である。
【図6】本発明のコンクリート打設用型枠の他の例を示す斜視図である。
【図7】従来のコンクリート打設用型枠の一例を示す斜視図である。
【図8】従来のコンクリート打設用型枠の設置形態の一例を示す斜視図である。
【図9】図8における型枠用金具の取り付け位置の要部を示す断面図である。
【図10】従来のコンクリート打設用型枠の設置形態の他の例を示す上面図である。
【符号の説明】
22 セパレータ
23 締付金具(締付部材)
30 型枠(コンクリート打設用型枠)
31 コンクリート打設面
32 堰板部
33 側板部
34 裏面
35 補強板部
36 板
37 補強リブ
38 外側表面
41 凸条部
42 凸条部
44 セパレータ挿通溝(挿通溝)
45 締付金具挿通溝(挿通溝)
46 直角リブ(補強リブ)
47 傾斜リブ(補強リブ)
48 セパレータ挿通孔(挿通孔)
49 締付金具挿通孔(挿通孔)
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラスチック製のコンクリート打設用型枠に関し、詳しくは、従来のベニヤ合板等からなる合板型枠に用いられていたセパレータ、フォームタイ(登録商標)などの型枠用金具を使用することができ、リサイクル可能なプラスチック製のコンクリート打設用型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コンクリート打設用型枠(以下、「コンクリート型枠」または単に「型枠」と記す)としては、安価で、釘打ち等の加工がしやすく、軽量であるなどの理由から、ベニヤ合板等からなる堰板の裏面に桟木をくぎ打ちした合板型枠が用いられている。
しかしながら、このような合板型枠には、(i)桟木の固定や型枠の連結に釘打ち作業が必要であり、施工性が悪い、(ii)釘打ちや、堰板の表面に塗布されるコンクリート剥離剤によって型枠が痛みやすく、転用回数が少ない(例えば、5回程度である)、(iii)転用回数を超えたものは、木材としてリサイクルできず、解体して焼却処分するしかない、などの欠点があった。
【0003】
これらの問題を解決するものとしては、軽量で施工性がよく、リサイクル可能なプラスチック製のコンクリート打設用型枠が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
図7は、従来のプラスチック製のコンクリート打設用型枠の一例を示す図であり、この型枠10は、片面がコンクリート打設面11となる中空の堰板部12と、堰板部12の両側縁から堰板部12のコンクリート打設面11の反対側に直角に屈曲した中空の側板部13と、堰板部12の裏面14に設けられた、側板部13に平行な2枚の中空の補強板部15とを有して概略構成されるものであり、堰板部12、側板部13および補強板部15が、2枚の板16,16と、これら板の間を連結する複数の長尺の補強リブ17とが一体に成形された中空状のパネルからなるものである。
【0004】
この型枠10の設置(建てつけ)については、図8および図9を参照しながら以下に説明する。
まず、複数の型枠10を側板部13の外側表面18同士が接するように一列に並べる。型枠10の堰板部12に穿設された挿通孔20に、対向する型枠10を所定の間隔に保つ止め金であるPコン21が両端近傍に設けられた丸棒状のセパレータ22を挿通する。ついで、挿通孔20から突出したセパレータ22の端部に、型枠10の裏面14側からフォームタイ(登録商標)と呼ばれる締付金具23を螺合により取り付け、セパレータ22のPコン21と締付金具23基端部の皿板24との間で堰板部12を挟み込む。
【0005】
同様に、コンクリート打設面11が対向するように複数の型枠10をもう一列並べる。この際に、型枠10の堰板部12に穿設された挿通孔20にセパレータ22を挿通する。ついで、挿通孔20から突出したセパレータ22の端部に、型枠10の裏面14側から締付金具23を螺合により取り付け、セパレータ22のPコン21と締付金具23基端部の皿板24との間で堰板部12を挟み込むようにして、型枠10を保持する。
【0006】
さらに、締付金具23の上下に角パイプからなる一対の横ばた材25を配置し、これらを支持する座金26および座金26を止めるクサビ27で、横ばた材25を側板部13および補強板部15の側面に当接させた状態で固定する。この横ばた材25を配設することによって、型枠10が、コンクリート打設時のコンクリートの圧力によって外側に膨らまないようにされている。
【0007】
しかしながら、この型枠10の堰板部12は、薄い2枚の板16(厚さ2mm程度)と、これら板の間を連結する補強リブ17とが一体に成形された中空状のパネルであるため、この堰板部12の両側に配置されたPコン21および締付金具23の皿板24による締め付けに対する強度が不十分であった。そのため、従来のベニヤ合板等からなる合板型枠に用いられていたPコン21、締付金具23などの一点に圧力の集中しやすい型枠用金具の流用した場合、型枠10の破損が生じやすく、これら従来の型枠用金具の流用が困難であり、特殊な形状の専用金具を使用する必要があった。よって、図8に示すような形態でのプラスチック型枠の設置は事実上困難であった。また、従来の型枠用金具の流用ができないことが、プラスチック製の型枠の普及の妨げともなっていた。
【0008】
また、プラスチック製の型枠10においては、隣の型枠10との接触面となる側板部13の外側表面18には、側板部13同士の接触部分に隙間が生じて打設されたコンクリートが型枠10の外側に漏れ出さないようにするために、平滑性が要求される。しかしながら、型枠10は、押出成形によって一体成形された大型の成形品であるため、側板部13の外側表面18を完全に平滑にすることは難しく、また、型枠10を繰り返し使用していくうちに、側板部13に多少の変形が生じることもあった。
【0009】
なお、堰板部にセパレータの挿通孔を穿設する必要のない型枠としては、例えば、側板部の外側表面に水平方向の挿通溝を設け、側板部の外側表面同士を重ね合わせた時に挿通溝が向き合って形成される挿通孔に、セパレータを挿通させるようにした型枠が、特開2000−8607号公報(特許文献2)に開示されている。
しかしながら、この型枠についても、上述の型枠10と同様の理由から、側板部同士の接触部分に隙間が生じて打設されたコンクリートが型枠の外側に漏れ出すおそれがあった。
【0010】
また、図10に示すように、セパレータ22におけるPコン21から先端までの長さを、側板部13の分だけ長くする必要があるので、従来のセパレータをそのまま流用することができないという問題もあった。
また、横ばた材25と側板部13との間に、締付金具23基端部の皿板24が挟まってしまい、横ばた材25を側板部13および補強板部15の側面に当接させた状態で固定することができなかった。このため、型枠10が、皿板24の厚さに相当する隙間の分だけ、コンクリート打設時のコンクリートの圧力によって外側に膨らんでしまうという問題もあった。
【0011】
【特許文献1】
特開平7−207930号公報(第2−3頁、図1、図2)
【特許文献2】
特開2000−8607号公報(第3−4頁、図4、図5、図7)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
よって、本発明の目的は、従来のベニヤ合板等からなる合板型枠に用いられていたセパレータ、フォームタイ(登録商標)などの型枠用金具を使用することができ、軽量で施工性がよく、耐久性が高く、打設時にコンクリートが漏れ出すことがなく、打設されたコンクリート表面を平面に保つことができ、リサイクル可能なプラスチック製のコンクリート打設用型枠を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明のコンクリート打設用型枠は、片面がコンクリート打設面となる堰板部と、堰板部の両側縁から堰板部のコンクリート打設面の反対側に直角に屈曲した側板部とを有するプラスチック製のコンクリート打設用型枠であり、少なくとも一方の側板部の外側表面には、片側側面が堰板部のコンクリート打設面と同一平面とされた鉛直方向に延びる凸条部が突設され、凸条部には、棒状のセパレータを挿通するための挿通溝が形成され、凸条部が突設された側板部の外側表面には、セパレータの端部に取り付けられる締付部材を挿通するための挿通溝が形成されていることを特徴とするものである。
【0014】
また、堰板部および側板部は、2枚の板と、これら板の間を連結し、鉛直方向に延びる複数の長尺の補強リブとが一体に成形された中空パネルであることが望ましい。
また、堰板部のコンクリート打設面の裏面に、側板部に平行な補強板部が設けられていることが望ましい。
また、堰板部は、透明または半透明であることが望ましい。
また、本発明のコンクリート打設用型枠の連設構造項は、本発明のコンクリート型枠が、側板部の凸条部同士が接するように複数配置され、棒状のセパレータが凸条部の挿通溝が向き合って形成される挿通孔に挿通され、締付部材が側板部の挿通溝が向き合って形成される挿通孔に挿通され、凸条部に当接した状態でセパレータの端部に取り付けられていることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳しく説明する。
図1〜図3は、本発明のプラスチック製のコンクリート打設用型枠の一例を示す図である。この型枠30は、片面がコンクリート打設面31となる中空の堰板部32と、堰板部32の両側縁から堰板部32のコンクリート打設面31の反対側に直角に屈曲した中空の側板部33と、側板部33の外側表面38の両側縁に突設された鉛直方向に延びる2条の中空の凸条部41,42と、堰板部32の裏面34に設けられた、側板部33に平行な4枚の中空の補強板部35とを有して概略構成されるものである。
【0016】
ここで、コンクリート打設面31側の凸条部41の片側側面は、堰板部32のコンクリート打設面31と同一平面とされ、凸条部41には、凸条部41の長手方向に直交するように、凸条部41の上部および下部に、棒状のセパレータ22を挿通するための半弧状のセパレータ挿通溝44が形成されている。
一方、凸条部42および側板部33の外側表面38には、セパレータ22の端部に取り付けられる締付金具23を挿通するための半弧状の締付金具挿通溝45が形成されている。また、凸条部42の凸条部41と向かい合う側面には、傾斜面43が形成されている。
【0017】
セパレータ挿通溝44および締付金具挿通溝45は、複数の型枠30を側板部33の凸条部41,41同士および凸条部42,42同士が接するように配置した際に、それぞれが向き合って形成されるセパレータ挿通孔および締付金具挿通孔が同軸的にかつ連続して形成されるように、凸条部41、凸条部42および側板部33の外側表面38に形成される。
セパレータ挿通溝44および締付金具挿通溝45の幅、深さは、複数の型枠30を側板部33の凸条部41,41同士および凸条部42,42同士が接するように配置した際に、それぞれが向き合って形成されるセパレータ挿通孔および締付金具挿通孔に挿通されるセパレータ22および締付金具23の大きさに対応させて、適宜設定される。
【0018】
凸条部41の高さは、型枠30に隣接して設置される他の型枠30の凸条部41と重ね合わせた時に、セパレータ挿通溝44が向き合って形成されるセパレータ挿通孔に挿通されるセパレータ22の外径に対応させて、適宜設定される。例えば、セパレータ22の外径が通常の8mmの場合、凸条部41の高さは5mm、セパレータ挿通溝44の深さは4mmとされる。また、凸条部42の高さは、凸条部41の高さと同じとされる。
【0019】
凸条部41の幅は、特に限定はされないが、従来の合板型枠に用いられていたセパレータを流用するためには、従来の合板型枠の堰板として使用されている合板の厚さ(12mm)と同程度とすることが好ましい。
一方、凸条部42の幅は、側板部33の幅よりも狭くされていればよく、特に限定はされない。
【0020】
側板部33および補強板部35は、平行な2枚の板36,36と、これら板の間を連結する複数の長尺の補強リブ37とが一体に成形された中空状のパネルからなるものである。
また、堰板部32は、平行な2枚の板36,36と、これら板の間を連結し、鉛直方向に延びる複数の長尺の補強リブとが一体に成形された中空パネルであり、堰板部32の補強リブは、側板部33および補強板部35が堰板部32に接する部分では、コンクリート打設面31に対して直角に、かつ側板部33および補強板部35を形成する2枚の板36に連続して形成された直角リブ46であり、それ以外の部分では、コンクリート打設面31に対して傾斜して、かつジグザグに連続して形成された傾斜リブ47である。
【0021】
堰板部32、側板部33および補強板部35の厚さ、幅、高さ等の寸法は、特に限定はされず、例えば、従来の合板型枠の寸法と同程度に設定される。
また、堰板部32、側板部33および補強板部35を構成する2枚の板36、補強リブ37、直角リブ46および傾斜リブ47の厚さも、特に限定はされないが、機械的強度および軽量化を考慮した場合、例えば1〜3mmが適当である。
【0022】
この型枠30は、例えば、プラスチック材料の押出成形等によって、堰板部32、側板部33、凸条部41,42および補強板部35を一体成形して製造されるものである。押出成形の場合、型枠30の長さ(高さ)を自在にでき、従来の合板型枠にはない長尺の型枠の製造も可能である。
プラスチック材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ABS樹脂、ナイロンなどが挙げられる。中でも、機械的強度、コンクリートの離型性、耐アルカリ(耐コンクリート)性に優れていることから、ポリプロピレンが好適に用いられる。
【0023】
次に、本発明のコンクリート打設用型枠の連設構造について、図4および図5を参照しながら説明する。
この型枠連設構造は、複数の型枠30が、型枠30の側板部33の凸条部41,41同士および凸条部42,42同士が接するように配置され、凸条部41,41同士の当接部分においてセパレータ挿通溝44が向き合って形成されるセパレータ挿通孔48に棒状のセパレータ22が挿通され、凸条部42,42同士の当接部分において締付金具挿通溝45が向き合って形成される締付金具挿通孔49に締付金具23が挿通され、締付金具23の皿板24が凸条部41,41に当接した状態でセパレータ22の端部に取り付けられ、凸条部41,41が、その両面からセパレータ22に取り付けられたPコン21および締付金具23の皿板24によって挟まれるようにして締め付けられ、締付金具23の上下に配置された角パイプからなる一対の横ばた材25が、これらを支持する座金26および座金26を止めるクサビ27で、側板部33および補強板部35の側面に当接した状態で固定されているものである。
【0024】
次に、本発明のコンクリート型枠連設構造の組立方法(型枠の建てつけ方法)の一例について説明する。
まず、複数の型枠30を、側板部33の外側表面38同士が向かい合うように、かつ凸条部41,41同士および凸条部42,42同士が当接するように、一列に並べる。次いで、凸条部41,41同士の当接部分に形成されるセパレータ挿通孔48に、Pコン21が設けられた丸棒状のセパレータ22を挿通する。ついで、凸条部42,42同士の当接部分に形成される締付金具挿通孔49に、締付金具23を挿通し、セパレータ挿通孔48から突出したセパレータ22の端部に、締付金具23を螺合により取り付け、セパレータ22のPコン21と締付金具23基端部の皿板24との間で凸条部41,41の幅方向を挟み込む。
【0025】
同様に、コンクリート打設面31が対向するように複数の型枠30をもう一列並べる。この際に、凸条部41,41同士の当接部分に形成されるセパレータ挿通孔48にセパレータ22を挿通する。ついで、凸条部42,42同士の当接部分に形成される締付金具挿通孔49に、締付金具23を挿通し、セパレータ挿通孔48から突出したセパレータ22の端部に、締付金具23を螺合により取り付け、セパレータ22のPコン21と締付金具23基端部の皿板24との間で凸条部41,41の幅方向を挟み込むようにして、型枠30を保持する。
【0026】
さらに、締付金具23の上下に角パイプからなる一対の横ばた材25を配置し、これらを支持する座金26および座金26を止めるクサビ27で、横ばた材25を側板部33および補強板部35の側面に当接させた状態で固定する。この横ばた材25を配設することによって、型枠30が、コンクリート打設時のコンクリートの圧力によって外側に膨らまないようにされている。
【0027】
以上説明したような型枠30にあっては、プラスチック製のコンクリート打設用型枠であるので、耐久性がよく、転用回数を超えた後にはプラスチック材料としてリサイクルが可能である。また、型枠30は、プラスチック製であるので、コンクリート離型性がよく、コンクリート剥離剤が不要である。
また、型枠30は、プラスチック製であり、片面がコンクリート打設面31となる堰板部32と、堰板部32の両側縁から堰板部32のコンクリート打設面31の反対側に直角に屈曲した側板部33とを有しているので、桟木を固定するための釘打ちが不要であり、施工性がよく、釘打ちによる耐久性の低下もない。
このような型枠30は、従来の合板型枠に比べ、飛躍的に転用回数が延びる。
【0028】
また、このような型枠30にあっては、側板部33の外側表面38に鉛直方向に延びる凸条部41が突設され、凸条部41にセパレータ挿通溝44が形成されているので、型枠30を設置する際、型枠30の凸条部41、41同士の当接部分にセパレータ挿通孔48が形成される。よって、堰板部32に挿通孔を穿設する必要がない。
また、このような型枠30は、セパレータ22のPコン21と締付金具23の基端部の皿板24とによる締め付け圧力を、凸条部41,41同士の当接部分における4つの補強リブで受けるようになるので、圧力に対して十分な強度を発揮できる。
したがって、従来のベニヤ合板等からなる合板型枠に用いられていたPコン21、締付金具23などの一点に圧力の集中しやすい型枠用金具の流用した場合でも、型枠30が破損することはない。
【0029】
また、側板部33の外側表面38に締付金具挿通溝45が形成されているので、凸条部42,42同士の当接部分において締付金具挿通溝45が向き合って締付金具挿通孔49が形成され、側板部33と、隣接する型枠30の側板部33との間に、締付金具23を収容できる。これにより、セパレータ22におけるPコン21から先端までの長さを、側板部33の分だけ長くする必要がなくなり、従来のセパレータをそのまま流用することができる。
また、締付金具挿通孔49に締付金具23を収容できるので、横ばた材25と側板部33との間に、締付金具23基端部の皿板24が挟まることがなく、横ばた材25を側板部33および補強板部35の側面に当接させた状態で固定することができる。よって、型枠30が、コンクリート打設時のコンクリートの圧力によって外側に膨らむことはない。
【0030】
また、この型枠30は、隣接する型枠の側板部同士が全面で接する従来の型枠に比べ、隣接する型枠30の接触部分である凸条部41,41同士および凸条部42,42同士の接触面積は少ないので、凸条部同士の接触部分に隙間が形成されにくく、コンクリートが漏れだしにくい。
また、この型枠30は、凸条部41の片側側面が、堰板部32のコンクリート打設面31と同一平面とされているので、型枠設置後に打設されたコンクリート表面が型枠30のつなぎ目で凹凸となることなく、コンクリート表面を平面に保つことができる。
【0031】
また、この型枠30においては、側板部33の外側表面38に、鉛直方向に延びる2条の凸条部41,42が突設されているので、型枠30を設置した際に、隣接する型枠30,30間に側板部33および凸条部41,42に囲まれた空間50が形成される。この空間50は、コンクリート打設面31側で隣接する凸条部41同士の接触部分から漏れ出すコンクリートを溜める役割を果たすことができ、コンクリートが型枠30から外側に漏れ出すことがない。
【0032】
また、この型枠30は、堰板部32のコンクリート打設面31の裏面34に、側板部33に平行な補強板部35が設けられているので、耐久性、耐圧性がさらに向上している。
また、この型枠30は、堰板部32、側板部33および補強板部35が2枚の板36とこれらを連結する複数の長尺の補強リブ37とが一体に成形された中空状のものであるので、軽量であり、かつ十分な機械的強度を有する。
【0033】
なお、本発明のプラスチック製のコンクリート打設用型枠は、図1に示すものに限定はされず、例えば、図6に示すように、堰板部32の補強リブをすべて直角リブにしたものや、補強板部35の数を少なくしたものであっても構わない。また、堰板部の幅が狭い場合には、補強板部を省略することも可能である。
また、本発明のプラスチック製のコンクリート打設用型枠は、上述のように、プラスチック材料の押出成形等によって、堰板部32、側板部33、凸条部41,42および補強板部35を一体成形したものに限定はされず、例えば、堰板部32、側板部33および補強板部35を一体成形した型枠本体を製造し、この側板部33の外側表面38の両側縁に長尺の管状部材を加熱によって融着または接着剤によって接着して、これを凸条部41,42としたものであっても構わない。
【0034】
また、セパレータ挿通溝および締付金具挿通溝の形状は、図示例のような半弧状に限定はされず、セパレータや締付金具の形状に合わせて適宜変更が可能である。
また、セパレータ挿通溝および締付金具挿通溝は、あらかじめ形成しておく必要はなく、コンクリート打設の現場において、セパレータ22を挿入する位置を決定した後に、現場でセパレータ挿通溝および締付金具挿通溝を刻設する、もしくはセパレータ挿通孔および締付金具挿通孔を穿設するようにしても構わない。コンクリート打設の現場において締付金具挿通溝を刻設する場合は、側板部の表面付近に、小径のドリルで複数の隣接した穴を溝の形状に沿って開けることにより溝を加工してもよい。
また、中空の側板部にセパレータ挿通溝および締付金具挿通溝を形成すると、コンクリート打設時に凸条部41,41の当接部分から漏れだしたコンクリートが側板部の中空部に入り込むこともあり得るので、側板部の中空部に発泡体を充填しておいてもよい。
【0035】
また、凸条部は、少なくとも一方の側板部の外側表面に設けられていればよく、必ずしも両側の側板部の外側表面に設ける必要はない。
また、凸条部の位置は、図示例の位置に限定はされず、鉛直方向に延びる2条の凸条部のうち一方の凸条部が、その片側側面が堰板部のコンクリート打設面と同一平面とされていれば、他方の凸条部は、図示例のように側板部の側縁に設けられていなくてもよい。
【0036】
また、堰板部を透明もしくは半透明とすれば、型枠を光が透過するので、型枠で周囲を囲まれたコンクリート打設の現場に外部の明かりを取り入れることができる。
また、型枠30の設置の際に用いられるセパレータとしては、図示例の丸棒状のものに限定はされず、例えば、平板状のものなど、公知のセパレータを用いることができる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のコンクリート打設用型枠は、片面がコンクリート打設面となる堰板部と、堰板部の両側縁から堰板部のコンクリート打設面の反対側に直角に屈曲した側板部とを有するプラスチック製のコンクリート打設用型枠であり、少なくとも一方の側板部の外側表面には、片側側面が堰板部のコンクリート打設面と同一平面とされた鉛直方向に延びる凸条部が突設され、凸条部には、棒状のセパレータを挿通するための挿通溝が形成され、凸条部が突設された側板部の外側表面には、セパレータの端部に取り付けられる締付部材を挿通するための挿通溝が形成されているものであるので、従来のベニヤ合板等からなる合板型枠に用いられていたセパレータ、フォームタイ(登録商標)などの型枠用金具を使用することができ、軽量で施工性がよく、耐久性が高く、打設時にコンクリートが漏れ出すことがなく、打設されたコンクリート表面を平面に保つことができ、リサイクル可能である。
【0038】
また、堰板部および側板部が、2枚の板とこれら板の間を連結する複数の長尺の補強リブとが一体に成形された中空パネルであれば、十分な強度を維持しつつ、軽量化できる。
また、堰板部のコンクリート打設面の裏面に、側板部に平行な中空の補強板部が設けられていれば、耐久性、耐圧性をさらに向上させることができる。
また、堰板部が、透明または半透明であれば、型枠で囲まれたコンクリート打設の現場に、外部から明かりを取り入れることができる。
また、本発明のコンクリート打設用型枠の連設構造は、本発明のコンクリート型枠が、側板部の凸条部同士が接するように複数配置され、棒状のセパレータが凸条部の挿通溝が向き合って形成される挿通孔に挿通され、締付部材が側板部の挿通溝が向き合って形成される挿通孔に挿通され、凸条部に当接した状態でセパレータの端部に取り付けられているものであるので、従来の合板型枠に用いられていた型枠用金具を流用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリート打設用型枠の一例を示す斜視図である。
【図2】図1のコンクリート打設用型枠の上面図である。
【図3】本発明のコンクリート打設用型枠における型枠用金具の取り付け位置の要部を示す斜視図である。
【図4】本発明のコンクリート打設用型枠の連設構造の一例を示す斜視図である。
【図5】図4における型枠用金具の取り付け位置の要部を示す上面図である。
【図6】本発明のコンクリート打設用型枠の他の例を示す斜視図である。
【図7】従来のコンクリート打設用型枠の一例を示す斜視図である。
【図8】従来のコンクリート打設用型枠の設置形態の一例を示す斜視図である。
【図9】図8における型枠用金具の取り付け位置の要部を示す断面図である。
【図10】従来のコンクリート打設用型枠の設置形態の他の例を示す上面図である。
【符号の説明】
22 セパレータ
23 締付金具(締付部材)
30 型枠(コンクリート打設用型枠)
31 コンクリート打設面
32 堰板部
33 側板部
34 裏面
35 補強板部
36 板
37 補強リブ
38 外側表面
41 凸条部
42 凸条部
44 セパレータ挿通溝(挿通溝)
45 締付金具挿通溝(挿通溝)
46 直角リブ(補強リブ)
47 傾斜リブ(補強リブ)
48 セパレータ挿通孔(挿通孔)
49 締付金具挿通孔(挿通孔)
Claims (5)
- 片面がコンクリート打設面となる堰板部と、堰板部の両側縁から堰板部のコンクリート打設面の反対側に直角に屈曲した側板部とを有するプラスチック製のコンクリート打設用型枠であり、
少なくとも一方の側板部の外側表面には、片側側面が堰板部のコンクリート打設面と同一平面とされた鉛直方向に延びる凸条部が突設され、
凸条部には、棒状のセパレータを挿通するための挿通溝が形成され、
凸条部が突設された側板部の外側表面には、セパレータの端部に取り付けられる締付部材を挿通するための挿通溝が形成されていることを特徴とするコンクリート打設用型枠。 - 堰板部および側板部が、2枚の板と、これら板の間を連結し、鉛直方向に延びる複数の長尺の補強リブとが一体に成形された中空パネルであることを特徴とする請求項1記載のコンクリート打設用型枠。
- 堰板部のコンクリート打設面の裏面に、側板部に平行な補強板部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコンクリート打設用型枠。
- 堰板部が、透明または半透明であることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一項に記載のコンクリート打設用型枠。
- 請求項1ないし4いずれか一項に記載のコンクリート型枠が、側板部の凸条部同士が接するように複数配置され、棒状のセパレータが凸条部の挿通溝が向き合って形成される挿通孔に挿通され、締付部材が側板部の挿通溝が向き合って形成される挿通孔に挿通され、凸条部に当接した状態でセパレータの端部に取り付けられていることを特徴とするコンクリート打設用型枠の連設構造。
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CN107882050A (zh) * | 2017-10-17 | 2018-04-06 | 增城市碧桂园物业发展有限公司 | 承台模及承台模的侧板的制造方法 |
CN113404287A (zh) * | 2021-06-25 | 2021-09-17 | 中铁十局集团有限公司 | 一种大体积混凝土结构用多功能模板及施工方法 |
CN114809615A (zh) * | 2022-02-24 | 2022-07-29 | 晟通科技集团有限公司 | 模板及模板结构 |
-
2002
- 2002-09-13 JP JP2002268858A patent/JP2004107904A/ja active Pending
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