JP4096241B2 - エラストマー組成物を用いたゴムローラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エラストマー組成物を用いたゴムローラに関し、詳しくは、インクジェットプリンター、レーザープリンター、静電式複写機、普通紙ファクシミリ装置、自動預金支払機(ATM)等の紙送り機構において、紙やフィルム等の搬送物をピックアップし分離する等の目的で使用されるゴムローラに好適であり、高い摩擦係数の保持と耐摩耗性の向上を図るものである。
【0002】
【従来の技術】
静電式複写機、レーザプリンター、インクジェットプリンター、ファクシミリ等のOA機器や、自動預金支払機ではゴム組成物をロール形状に成形した紙送りローラが使用されている。かかるゴム組成物からなる紙送りローラでは、ゴム組成物に含まれている硫黄分のブルーミングのために、給紙状態が悪化することが問題となっている。
【0003】
硫黄を使用しないゴムの加硫系として、過酸化物加硫系がある。そこで、従来、ブルームを抑制する目的で、有機過酸化物加硫系により加硫したゴムを使用した紙送りローラが提供されている。
【0004】
例えば、特開平8−334939号公報では、エチレン−プロピレン共重合ゴム100重量部に対して、過酸化物からなる加硫剤を3〜6重量部添加したローラ用ゴム組成物が開示されている。
【0005】
また、特開2000−248133号公報では、エチレンプロピレンジエンゴムに吸油量を規定したカーボンブラック(25重量%以上50重量%以下)及びパラフィン系プロセスオイルとを含有し、有機酸化物で架橋したゴム組成物が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−334939号公報
【0007】
【特許文献2】
特開2000−248133号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、有機過酸化物加硫系により加硫したゴムを使用した紙送りローラでは、ブルームは生じないものの、硫黄加硫のゴムを使用した紙送りローラに比べて、耐摩耗性が劣ってしまうという問題がある。
即ち、上記の特開平8−334939号公報に提案された紙送りローラを用いても、良好な紙送り性能が得られる枚数は、20万枚程度までであり、耐摩耗性に問題がある。
【0009】
また、上記の特開2000−248133号に提案された紙送りローラは、導電性を確保するために、カーボンブラックを大量に配合するものであり、詳細には、25重量%〜50重量%配合しており、良好な導電性は得られるものの、紙等との繰り返しの接触によりローラが摩耗するため、耐摩耗性に問題があり、また、カーボンブラックによる紙汚れが問題となってしまう。さらに、カーボンブラックの補強効果によりローラが高硬度化してしまい、十分な摩擦係数が得られない。
【0010】
本発明は上記した問題に鑑みてなされたもので、耐摩耗性に優れる上に、紙汚れが生じないエラストマー組成物を用いてなるゴムローラを提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、油展EPDMゴムと非油展EPDMゴムとからなるEPDMゴムと、補強用フィラーであるカーボンブラックと、ジクミルパーオキサイドからなる有機過酸化物架橋剤とを配合したエラストマー組成物からローラに成形され
上記エラストマー組成物は、上記オイルを除くEPDMゴム100重量部に対して、上記カーボンブラックが5重量部以上15重量部以下、上記ジクミルパーオキサイドが1.0重量部以上2.0重量部以下の割合で配合され、
該エラストマー組成物は、上記EPDMゴムと、該EPDMに分散されたカーボンブラックとの界面に含む近接部分に両者の相互作用により高分子鎖からなるバウンドラバーが形成されており、
上記エラストマー組成物は、核磁気共鳴装置を用いて共鳴周波数25MHz、共鳴磁場0.5872T、対象核を1Hとして、ソリッドエコー法にて測定したT2緩和時間(スピン−スピン緩和)が250μs以上400μs以下であることを特徴とするゴムローラを提供している。
【0012】
本発明者らは、鋭意研究の結果、油展EPDMと非油展EPDMとを混合したEPDMゴムをゴム成分とし、該EPDMゴムと補強用フィラーであるカーボンブラックとの界面を含む近接部分に形成されるバウンドラバーを含むエラストマー組成物のT2緩和時間が一定範囲内であると、耐摩耗性に優れることを見出し、本発明を創作したものである。耐摩耗性に優れるため、長期間の使用による摩耗が少なく耐久性も高くなると共に、摩擦係数の低減も抑制することができる。さらに、上記T2緩和時間が、カーボンブラックの少量の一定範囲内で達成できることから、紙汚れが問題とならず、またブルーミングによる摩擦係数の低下も低減しやすくなる。
【0013】
上記EPDMゴムと、補強用フィラーであるカーボンブラックとの間に形成されるバウンドラバーを含むエラストマー組成物のT2緩和時間(スピン−スピン緩和)とは、本発明のエラストマー組成物を、後記の実施例の方法で、核磁気共鳴装置(パルス−NMR)を用いて、ソリッドエコー法にて測定した値である。
【0014】
なお、スピン−スピン緩和(横緩和)とは、NMRのラジオ波を照射した直後は核スピンの矢印は同じ方向を指しており、位相がそろっているコヒーレントの状態であるが、核スピンどうしが相手の磁場の不均一な揺れを感じて、しだいにコヒーレントからランダムな状態(核スピンの矢印の向きがばらばら)になる過程という意味を含み、横緩和のシグナルは外部磁場に垂直方向に設置したコイルによって検出される。ランダムとコヒーレントという状態の変化だけではエネルギーのやり取りはなく、乱雑さという状態だけが異なるものである。
【0015】
上記バウンドラバーは、上記EPDMゴムと上記カーボンブラックとの界面を含む近接部分に存在し、上記EPDMゴムと上記カーボンブラックの両者の相互作用により分子運動の影響を受けている高分子鎖から構成されるものを指す。
補強用フィラーであるカーボンブラックEPDMゴム中に混入すると、両者の界面を含む近接部分にバウンドラバーが形成されるが、カーボンブラックの場合そのバウンドラバーの分子運動性が低い、即ち、相互作用が強い方が耐摩耗性に効果的であるとされている。これに対して、本発明では、特にカーボンブラックの極少量領域において、鋭意研究を重ね、カーボンブラックの極少量の添加によりバウンドラバーを含むエラストマー組成物のT2を制御、耐摩耗性を向上できることを見出した。
【0016】
バウンドラバーを含むエラストマー組成物のT2緩和時間を250μs以上400μs以下としているのは、250μsより小さい場合には、バウンドラバー拘束性が大きすぎるため、耐摩耗性に良い影響を及ぼさないためであり、400μsより大きい場合には、相互作用がほとんど生じず補強用フィラーであるカーボンブラックが異物として存在し耐摩耗性が悪化するという問題が生じると共に、400μsより大きくなる組成物を実現するのは困難なためである。さらには300μs以上400μs以下が好ましい。
【0017】
本発明のエラストマー組成物から成形されてなるゴムローラは、JIS−A硬度(JIS K−6253(試験機デュロメータタイプA)に規定された方法によって測定された硬度)が20以上45以下であることが好ましい。これにより、紙やフィルムの搬送用のローラとして、さらに好適に用いることができる。
上記範囲としているのは、上記範囲より小さいと摩擦係数は高くなるが、耐摩耗性が悪くなりやすいためである。一方、上記範囲より大きいと摩擦係数が低くなり、紙等を送りにくくなるためである。
【0018】
記EPDMゴムを用い、上記補強用フィラーとしてカーボンブラックを用いる組み合わせとすることで、十分な耐摩耗性を実現できる上に、紙汚れも抑制することができる。よって、耐久性に優れ、さらには高い摩擦係数を有しているゴムローラが得られる。
【0019】
PDMゴムを用いると、以下の利点がある。即ち、EPDMゴムは、その油展量により摩擦係数の調節が容易とされる。また、EPDMは主鎖が飽和炭化水素からなり、主鎖に二重結合を含まないため、高濃度オゾン雰囲気、光線照射等の環境下に長時間曝されても、分子主鎖切断が起こり難い。従って、得られるゴムローラの耐候性、耐酸化性を高めることができる。なお、EPDMゴムとしては、ゴム成分のみからなる非油展タイプ、ゴム成分とともに親展油を含む油展タイプからなるものを併用して用いている
【0020】
上記補強用フィラーであるカーボンブラックは、ゴムとの相互作用を導くフィラーであり、補強用、コスト、分散性、フィラーが持つ耐摩耗性の観点よりカーボンブラックとしている
【0021】
カーボンブラックは、HAFカーボンブラック等を用いることができる。その他、MAF、FEF、GPF、SRF、SAF、MT、FTカーボンブラック等の種々のカーボンブラックを用いることができる。なお、耐摩耗性や分散性の点から、カーボンブラックの粒径は10m以上100m以下が好ましい。
【0024】
上記エラストマー組成物は、ジクミルパーオキサイドからなる有機過酸化物架橋剤で有機過酸化物架橋されている。有機過酸化物を用いて架橋しているため、硫黄加硫する組成物において問題となる硫黄分のブルーミングが生じないので、ブルーミングによる摩擦係数の低下がない。また、圧縮永久ひずみが小さく、ローラとして長期間用いた場合の精度維持や耐久性に優れ、加工・成形が容易である特徴を有し、静的・動的力学特性においても硫黄架橋系と同等の性質を示す。また、架橋阻害も防止することができる。
【0025】
バウンドラバーを含むエラストマー組成物のT2緩和時間を上記範囲とするために、EPDMゴム100重量部に対して補強用フィラーであるカーボンブラック重量部以上15重量部以下用いている。これは、カーボンブラックが上記範囲外だとバウンドラバーを含むエラストマー組成物のT2緩和時間が250μs未満となりやすいためである。さらに、カーボンブラックが上記重量部を超えると、エラストマー組成物が硬化し、摩擦係数も低下しやすいためである
【0026】
特に、EPDM100重量部に対して、カーボンブラックを重量部以上15重量部以下の割合で用いていることにより硬度を上昇させずに、即ち、摩擦係数を低下させることなく、耐摩耗性をより向上することができる。さらに好ましくは5重量部以上10重量部以下である。
上記範囲としているのは、上記配合量より少ないと、ローラの耐摩耗性を十分に向上しにくいためである。一方、上記配合量より多いと、ゴム中に含まれるカーボン量が多くなることにより紙の汚れ等が生じる可能性があるためである。
なお、ゴム成分の重量部とは、ゴム成分が油展ゴムの場合は油展オイルを除いたゴム分のみの重量部を指す。
【0027】
また、ジクミルパーオキサイドからなる有機過酸化物架橋剤は、EPDM100重量部に対して、1.0重量部以上2.0重量部以下の割合で用いている
上記範囲としているのは、上記配合量より少ないと架橋が遅く、また架橋密度が上がらず摩耗が悪くなりやすいためである。一方、上記配合量より多いとゴム硬度が上がりすぎ摩擦係数が低くなりやすいためである。
【0028】
上記エラストマー組成物のT2緩和時間(スピン−スピン緩和)は、上記補強用フィラーであるカーボンブラックの無添加時のEPDMに比べて150%以上300%以下の値としていることが好ましい。
上記範囲としているのは、150%より小さいと耐摩耗性に悪影響を及ぼす高分子鎖がからみ合い、局所的に密になった架橋点が存在するという問題があり、300%より大きいとゴム等が可塑化されすぎて耐摩耗性に影響が出やすいためである。本発明では、このように、補強用フィラーの添加前のEPDMと添加のエラストマー組成物のT2緩和時間の変化率(上昇率)を規定している。
ここで、EPDMのT2緩和時間とはマトリックスであるポリマー成分の分子運動性を指し、T2が低いと分子運動性が低く、高分子鎖のからみ合いや不均一な架橋形態等によって拘束されており、T2が高いと分子運動性が高く拘束されていない。
具体的には、EPDMのT2緩和時間(スピン−スピン緩和)は900μs以上1200μs以下であるのが良い。
【0029】
なお、架橋剤として用いられる過酸化物は、上記ジクミルパーオキサイド(DCP)を用いると、架橋効率を高めることができる。なお、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、1,4−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ−t(ブチルパーオキ)ヘキシン、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレート等を挙げることができ、成形条件等に応じてこれらを1種または2種以上使用してもよい
【0030】
また、過酸化物と共に、架橋助剤を配合しても良く、トリアリルイソシアヌレート(TAIC)、トリアリルシアヌレート(TAC)、トリメチロールプロパントリメタクリレート(TMPT)、エチレングリコールジメタクリレート(EDMA)、N−N’−m−フェニレンビスマレイミド等を用いることができる。これにより、疲労特性等の各種機械的物性を改良、調整したり、架橋密度を向上することができる。
【0031】
エラストマー組成物のJIS−K 6301に従って測定した圧縮永久ひずみは40%以下、さらには20%以下であることが好ましい。この値より大きくなると、ローラとした時の寸法変化が大きくなりすぎて実用に適さない、また、耐久性や精度維持に問題が生じやすいためである。
【0032】
上記のように、EPDMゴムに油展EPDMを含めている。
上記油展EPDMを用いることで、オイルを含有させ、硬度を調整することができる。オイルとしては、例えばパラフィン系、ナフテン系、芳香族系等の鉱物油や炭化水素系オリゴマーからなるそれ自体公知の合成油、またはプロセスオイルを用いることができる。合成油としては、例えば、α−オレフィンとのオリゴマー、ブテンのオリゴマー、エチレンとα−オレフィンとの非晶質オリゴマーが好ましい。可塑剤としては、例えば、ジオクチルフタレート(DOP)、ジブチルフタレート(DBP)、ジオクチルセパケート(DOS)、ジオクチルアジペート(DOA)等を用いることができる。
【0033】
また、機械的強度を向上させるために、必要に応じて充填剤を配合しており、該充填剤としては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の無機充填剤、その他金属粉、セラミック粉、ガラス粉、木粉等を挙げることができる。充填剤を配合する場合、充填剤はエラストマー組成物中、30重量%以下とするのが好ましい。充填剤の比率が上記範囲を越えると、エラストマー組成物の柔軟性が低下してしまうことがあるからである。その他、老化防止剤等を配合しても良い。
【0034】
上記エラストマー組成物は、さらに高い摩擦係数とする場合には、パラフィンオイル等の可塑剤を混練し、柔軟性を持たせてもよく、さらに優れた耐摩耗性を得るには、高分子量のポリマーを使用してもよい。
【0035】
また、本発明のエラストマー組成物を用いて成形されてなるゴムローラは、上述したように、耐摩耗性に優れる上に、紙汚れが生じず、高い摩擦係数を維持できるため、紙やフィルムの搬送用の芯金を備えた弾性ローラとして好適に用いられる。
【0036】
本発明のゴムローラは通常の方法で製造できる。上記EPDMゴムからなるゴム成分、上記ジクミルパーオキサイド(DCP)からなる架橋剤、カーボンブラックを配合した後、オープンロール、バンバリーミキサー、ニ−ダー等の公知のゴム混練装置を用いて20℃〜250℃にて1分〜20分混練りする。また、架橋剤は他の配合物を混練りした後にオープンロール等を用いて混練りしても良い。次いで、この混練組成物を140℃〜230℃にて熱プレス成形する。また架橋反応を抑制することでインジェクション成形も可能である。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の円筒形状のゴムローラ1を示し、その中空部に円柱形状の芯金(シャフト)2を圧入して取り付けている。ゴムローラ1は、適度な弾性を有しており電子写真装置において紙やフィルム等を搬送する紙送りローラに最適である。
【0038】
本実施形態においては、ゴムとしてEPDMゴムを、補強用フィラーとしてカーボンブラックを使用し、EPDMゴム100重量部に対して、カーボンブラックを5重量部含有し、過酸化物架橋剤を1.5重量部含有し、過酸化物架橋剤であるジクミルパーオキサイドにより過酸化物架橋したエラストマー組成物から紙送りローラ1を作成している。EPDMゴムと、カーボンブラックとの間に形成されるバウンドラバーを含むエラストマー組成物のT2緩和時間は350μsである。バウンドラバーとは、EPDMゴムと、補強用の無機系フィラーであるカーボンブラックとの界面を含む近接部分に存在し、EPDMゴムとカーボンブラックの両者の相互作用により分子運動の影響を受けている高分子鎖から構成されるものを指す。両者の界面を含み、凡そ数十オングストローム程度の範囲にバウンドラバーが形成されている。
【0039】
EPDMとしては油展EPDMと非油展EPDMとを併用しており、オイルは全ゴム100重量部に対して50重量部含まれている。また、上記エラストマー組成物においてEPDMゴムのT2緩和時間は1100μsである。また、ゴムローラ1は、JIS A硬度が37であり、圧縮永久ひずみが9%である。
【0040】
このように、ゴムローラ1は、補強用フィラーであるカーボンブラックとの間に形成されるバウンドラバーを含むエラストマー組成物のT2緩和時間が250μs以上400μs以下の範囲内であるので、耐摩耗性に優れ、紙汚れが問題とならないゴムローラとすることができる。さらに、有機過酸化物架橋した組成物からなるので、硫黄分のブルーミングが生じず、カーボンブラックが少量で高硬度化していないため、ブルーミングに起因する摩擦係数の低下が生じない。よって、長期間、繰り返し使用しても摩擦係数の低下が抑制され、さらに摩耗量が少ないので、長期に亘り安定した給紙性能を維持することができる。
【0042】
以下、本発明の実施例及び比較例について詳述する。
実施例1〜3及び比較例1〜3について、下記の表1に記載の各配合割合でオープンロール、バンバリーミキサー、ニ−ダー等の公知のゴム混練装置を用いて20℃〜250℃にて1分〜20分混練りする。この混練組成物を140℃〜230℃にて熱プレス成形し、内径φ9mm、外径φ21mm、長さ38mmの筒状体を作成した。この筒状体を円筒研削盤で外径φ20mmに研磨し、長さ10mmにカットした。このカットしたゴム成形体を専用の芯金に填め込み、実施例1〜3及び比較例1〜3の各紙送り用のゴムローラを作成し、以下の測定及び観察において使用した。
【0043】
【表1】
Figure 0004096241
【0044】
表1中の配合成分の単位は重量部である。なおゴム1(エスプレン670F)は油展ゴムであり、100重量部中、50重量部がオイルであり、50重量部がゴム分である。
【0045】
上記のように作製した各実施例及び各比較例のゴムローラについて、下記の測定及び評価を行った。その結果を上記の表1に示す。
【0046】
(摩擦係数の測定及び3万枚通紙後の摩耗量の測定)
複写機に各ゴムローラを取り付けて、温度22℃、湿度55%の条件下で、A4サイズの紙(富士ゼロックスオフィスサプライ(株)製のPPC用紙)3万枚を7.5時間かけて通紙させる通紙試験を行った。この通紙試験において、通紙試験前後の各ゴムローラの重量を測定することにより、摩耗量(mg)を求めた。また、この通紙試験において、摩擦係数を図2に示す以下の方法で測定した。すなわち、ゴムローラ21とプレート23との間に、ロードセル25に接続したA4サイズのPPC用紙24をはさみ、図2中、黒矢印で示す様に、ゴムローラ21の回転軸22に鉛直荷重W(W=250g)を加え、ゴムローラ21をプレート23に圧接させた。次いで、温度22℃、湿度55%の条件下で、上記、ゴムローラ21を図2中、実線の矢印aで示す方向に、周速300mm/秒で回転させた。通紙の前後において、図2中、白矢印で示す方向に発生した紙24の搬送力F(g)をロードセル25で測定した。そして、この測定値F(g)と荷重W(250g)とから、下記の数式1より摩擦係数μを求めた。この摩擦係数の測定は通紙開始と3万枚通紙終了後のそれぞれで行った。
摩擦係数は1.5以上を良好とした。摩耗量は50mg以下を良好とした。
【0047】
【数1】
μ=F(g)/W(g)
【0048】
(硬度)
JIS−A硬度(JIS K−6253(試験機デュロメータタイプA)スプリング式測定法)の測定を行った。
【0049】
(圧縮永久歪み)
JIS−K6301に従って、70℃、24時間の条件で測定した。
【0050】
(T2緩和時間)
核磁気共鳴装置(パルス−NMR)(JEOL社製 JNM−MU25)を用いて、ソリッドエコー法にて測定した。この装置は共鳴周波数25MHz、共鳴磁場0.5872T、対象核を1Hとし、π/パルス幅は約2μs、デッドタイム約10μsとした。
【0051】
ソリッドエコー法とは、固体状態のT2測定であり、不均質系では、複数のT2が存在し、巨視的磁化M(t)は次式で与えられる。
【0052】
【数2】
M(t)=Σai×exp[−(t/Ti)mi]

fi=ai/Σai(成分比)
mi:ワイプル係数
【0053】
ワイプル係数miは、1=ローレンツ型、2=ガウス型に相分し、fiは各成分の体積分率を表す。上記の核磁気共鳴装置は、ソリッドエコー信号のプロットをディスプレイに表示し、プリンタに印字する。さらに、上記の各成分についてのプロットとそのT2i、fiの計算値をディスプレイに表示し、プリンタに印字する。なお、本明細書中のT2とは上記のT2iに相当する。
【0054】
(通紙中の紙汚れ)
上記3万枚通紙試験中に、通紙した紙に肉眼で汚れが確認された場合には[×」を、確認されなかった場合には「○」を表1中の「通紙中の紙汚れ」の欄に記載した。
【0055】
表1に示される様に、実施例1〜3のゴムローラは、EDPMゴムと、カーボンブラックとの間に形成されるバウンドラバーを含むエラストマー組成物のT2緩和時間が255μs〜350μsで、上記規定範囲内であり、よって耐摩耗性に優れ、摩擦係数もカーボンブラックを適量配合しているので、良好である。さらに、カーボンブラックの配合量が上記の範囲内であるため、紙汚れも発生しなかった。
【0056】
詳細には、実施例1〜3のゴムローラは、EPDM100重量部(オイルを除くゴム分)に対して、カーボンブラックを5〜15重量部配合しており、ジクミルパーオキサイドからなる過酸化物架橋剤をEPDMゴム100重量部に対して1.5重量部用いて有機過酸化物架橋した組成物からなるゴムローラである。また、EPDMゴムのT2緩和時間が900μs〜1100μs以下であった。即ち、エラストマー組成物のT2緩和時間(スピン−スピン緩和)は、カーボンブラックの無添加時のEPDMに比べて、実施例1では244%、実施例2では222%、実施例3では200%の値であった。
【0057】
これらの実施例1〜3のゴムローラは、初期摩擦係数が1.51〜1.76と全て1.5以上で、良好な値であった。また、通紙30K枚後の摩擦係数も1.59〜1.70であり、全て1.5以上で、良好な値であった。また、通紙30K枚後の摩耗量も35mg〜48.3mgと少なく、耐摩耗性にも優れていた。そしてJIS A硬度も37〜38であり、適切であった。圧縮永久歪も9〜12%であり、適切であった。その上、全実施例において、紙汚れがなかった。
【0058】
従って、実施例のゴムローラは全て、優れた給紙性能を有するローラであることが分かった。さらに、実施例の紙送りローラは有機過酸化物架橋しているため、硫黄分のブルーミングが生じないため、ブルーミングに起因する摩擦係数の低下を抑制できた。
【0059】
一方、比較例1は、カーボンブラックを配合していないため、バウンド成分が存在せずT2緩和時間は測定されなかった。摩耗量が73.4mgと非常に多くなってしまい、耐摩耗性が劣っていた。また、摩擦係数も3万枚通紙後において1.5よりも低くなってしまった。
【0060】
比較例2は、バウンドラバーを含むエラストマー組成物のT2が240μsと低くカーボンブラックの配合量が上記の規定範囲よりも少なかっため、摩擦係数は1.5以上であり比較例1よりも改善したものの、摩耗量が58.3mgであり、耐摩耗性が悪かった。
【0061】
比較例3は、バウンドラバーを含むエラストマー組成物のT2緩和時間が220μsと低くカーボンブラックの配合量が上記規定範囲よりも多すぎたため、摩擦係数が初期及び3万枚通紙後の両者とも1.5よりも低くなってしまった。硬度も50と大きく、さらには紙汚れも発生した。
【0062】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、EPDMゴムと、補強用フィラーであるカーボンブラックとの間に形成されるバウンドラバーを含むエラストマー組成物のT2緩和時間を上記範囲に規定しているため、耐摩耗性に優れ、長期間の使用による摩耗が少なく耐久性も高くなると共に、摩擦係数の低減も抑制することができる。
【0063】
また、上記エラストマー組成物のT2緩和時間(スピン−スピン緩和)は、補強用フィラーの無添加時のEPDMに比べて150%以上300%以下の値としているため、耐摩耗性を向上することができる。
【0064】
よって、給紙・搬送性能が使い初めから、繰り返し使用した後まで、長期間、安定したものとなり、補修、保守の手数を省くことができる。従って、レーザープリンター、静電式複写機、普通紙ファクシミリ装置等のOA機器や、自動預金支払機(ATM)等の紙送り機構に使用される紙送りローラの耐久性を向上することができる。特に、インクジェットプリンタ、コピー機用給紙ローラとして好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のゴムローラの概略図である。
【図2】 ゴムローラの摩擦係数の測定方法を示す図である。
【符号の説明】
l ゴムローラ
2 芯金
21 ゴムローラ
22 回転軸
23 プレート
24 紙
25 ロードセル

Claims (6)

  1. 油展EPDMゴムと非油展EPDMゴムとからなるEPDMゴムと、補強用フィラーであるカーボンブラックと、ジクミルパーオキサイドからなる有機過酸化物架橋剤とを配合したエラストマー組成物からローラに成形され
    上記エラストマー組成物は、上記オイルを除くEPDMゴム100重量部に対して、上記カーボンブラックが5重量部以上15重量部以下、上記ジクミルパーオキサイドが1.0重量部以上2.0重量部以下の割合で配合され、
    該エラストマー組成物は、上記EPDMゴムと、該EPDMに分散されたカーボンブラックとの界面に含む近接部分に両者の相互作用により高分子鎖からなるバウンドラバーが形成されており、
    上記エラストマー組成物は、核磁気共鳴装置を用いて共鳴周波数25MHz、共鳴磁場0.5872T、対象核を1Hとして、ソリッドエコー法にて測定したT2緩和時間(スピン−スピン緩和)が250μs以上400μs以下であることを特徴とするゴムローラ
  2. 上記エラストマー組成物のT2緩和時間(スピン−スピン緩和)は、上記カーボンブラックの無添加時のEPDMに比べて150%以上300%以下の値である請求項1に記載のゴムローラ
  3. 上記油展EPDMゴムと非油展EPDMとからなるEPDMゴムは、オイルを除く全EPDMゴム100重量部に対して、オイルが50重量部以上100重量部以下で配合されたものである請求項1又は請求項2に記載のゴムローラ
  4. 上記油展EPDMゴム100重量部は上記オイル50重量部とオイルを除くEPDM50重量部からなり、該油展EPDMゴムと非油展EPDMとが2:1で配合されたものからなる請求項3に記載のゴムローラ
  5. JIS−A硬度が20以上45以下、JIS−K6301に準拠して測定した圧縮永久歪みが9〜12%、3万枚通紙後の摩耗量は50mg以下であると共に摩擦係数は1.5以上である請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のゴムローラ
  6. 芯金を備え、紙およびフィルムの搬送用のローラとして用いられる請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のゴムローラ
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