JP4087369B2 - キャリア付き極薄銅箔、およびプリント配線板 - Google Patents

キャリア付き極薄銅箔、およびプリント配線板 Download PDF

Info

Publication number
JP4087369B2
JP4087369B2 JP2004279499A JP2004279499A JP4087369B2 JP 4087369 B2 JP4087369 B2 JP 4087369B2 JP 2004279499 A JP2004279499 A JP 2004279499A JP 2004279499 A JP2004279499 A JP 2004279499A JP 4087369 B2 JP4087369 B2 JP 4087369B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper foil
carrier
foil
ultrathin
ultra
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004279499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005161840A (ja
Inventor
昭利 鈴木
伸 福田
Original Assignee
古河サーキットフォイル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 古河サーキットフォイル株式会社 filed Critical 古河サーキットフォイル株式会社
Priority to JP2004279499A priority Critical patent/JP4087369B2/ja
Publication of JP2005161840A publication Critical patent/JP2005161840A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4087369B2 publication Critical patent/JP4087369B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Description

本発明はプリント配線板の製造時に用いるキャリア付き極薄銅箔に関し、特に高密度超微細配線のプリント配線板や多層プリント配線板の製造に用いて好適なキャリア付き極薄銅箔に関する。
プリント配線板は、次のようにして製造されている。
まず、ガラス・エポキシ樹脂やポリイミド樹脂などからなる電気絶縁性の基板の表面に、表面回路形成用の薄い銅箔を置いたのち、加熱・加圧して銅張り積層板を製造する。
ついで、その銅張り積層板に、スルーホールの穿設,スルーホールめっきを順次行ったのち、該銅張り積層板の表面にある銅箔にエッチング処理を行って所望する線幅と所望する線間ピッチを備えた配線パターンを形成し、最後に、ソルダーレジストの形成やその他の仕上げ処理が行われる。
このとき用いる銅箔については、基材に熱圧着される側の表面を粗化面とし、この粗化面で該基材に対するアンカー効果を発揮させ、もって該基材と銅箔との接合強度を高めてプリント配線板としての信頼性を確保することがなされている。
更に最近では、銅箔の粗化面を予めエポキシ樹脂のような接着用樹脂で被覆し、該接着用樹脂を半硬化状態(Bステージ)の絶縁樹脂層にした樹脂付き銅箔を表面回路形成用の銅箔として用い、その絶縁樹脂層の側を基材に熱圧着してプリント配線板、とりわけビルドアップ配線板を製造することが行われている。
また、各種電子部品の高集積化に対応して、こうしたビルドアップ配線板では、配線パターンも高密度化が要求され、微細な線幅や線間ピッチの配線からなる配線パターン、いわゆるファインパターンのプリント配線板が要求されるようになってきている。例えば、半導体パッケージに使用されるプリント配線板の場合は、線幅や線間ピッチがそれぞれ15μm前後という高密度極微細配線を有するプリント配線板が要求されている。
このようなプリント配線形成用の銅箔として、厚い銅箔を用いると、基材の表面までエッチングするために必要な時間が長くなり、その結果、形成される配線パターンにおける側壁の垂直性が崩れて、次式:
Ef=2H/(B−T)
(ここで、Hは銅箔の厚み、Bは形成された配線パターンのボトム幅、Tは形成された配線パターンのトップ幅である)で示されるエッチングファクタ(Ef)が小さくなる。
このような問題は、形成する配線パターンにおける配線の線幅が広い場合にはそれほど深刻な問題にならないが、線幅が狭い配線パターンの場合には断線に結びつくことも起こり得る。
一方、薄い銅箔の場合は、確かにEf値を大きくすることができる。ところで、銅箔と基材との接合強度は、銅箔の基材側の表面を粗化面とし、この粗化面の突起部を基材に喰い込ませて接着強度を確保している。このため、喰い込んだ突起部を基材から完全に除去しないと、それが残銅となり、配線パターンの線間ピッチが狭い場合には絶縁不良を引き起こす原因となる。この喰い込んだ突起部を完全にエッチング除去するための時間は、銅箔が厚い場合は配線パターンにそれ程影響を与えないが、銅箔の厚さが薄い場合にはこのエッチング時間は大きく影響してくる。即ち、銅箔のエッチング時間に比較して食い込んだ突起部を除去するエッチング時間が長くなるため、該喰い込んだ突起部をエッチング除去する過程で、既に形成されている配線パターンの側壁のエッチングも進行してしまい、結果的にはEf値が小さくなる。
薄い銅箔を用いる場合、その表面粗度を小さくすればこのような問題を解消できることは事実であるが、その場合には銅箔と基材との接合強度が小さくなるため信頼性に富むファインな配線パターンのプリント配線板を製造することは困難である。
また、薄い銅箔の場合は、その機械的強度が低いので、プリント配線板の製造時に皺や折れ目が発生しやすく、更には銅箔切れを起こすこともあり、取り扱いに細心の注意を払わなければならないという問題もある。
このように、Ef値が大きく、かつ基材との接合強度も高いファインな配線パターンが形成されているプリント配線板を製造することは、実際問題として、かなり困難である。特に、市販されている銅箔を用いて、線間や線幅が15μm前後の高密度極微細配線の配線パターンを形成することは事実上不可能であり、それを可能にする銅箔の開発が強く望まれているのが実状である。
こうしたファインパターン用途に使われる銅箔としては、厚さ9μm以下、特に5μm以下の銅箔が適している。
このようなファインパターン用途に使われる極薄銅箔として、本願出願人は先に、キャリア付極薄銅箔であって、表面粗さ:Rzが1.5μm以下の銅箔をキャリアとし、その表面に剥離層と電解銅めっき層をこの順序で積層してなり、該電解銅めっき層の最外層表面が粗化面とされていることを特徴とする銅箔(特許文献1参照)、及び銅箔をキャリア箔とし、その表面に剥離層と電解銅めっき層をこの順序に積層してなるキャリア付き極薄銅箔であって、該キャリア銅箔と該電解銅めっき層との左右エッジ近傍部分がそれらの中央部に比較して強く結合せしめられていること、及び該電解銅めっきの最外層表面が粗面化とされていることを特徴とするキャリア付き銅箔(特許文献2参照)を開発した。また、マット面粗さRzを3.5μm以下と平滑化したキャリア箔を使用し、そのマット面上に剥離層と電解銅めっき層をこの順序で積層してなり、該電解銅めっき層の最外層表面が粗化面とされていることを特徴とする銅箔(特許文献3参照)の開発を行った。
これらのキャリア付き極薄銅箔を図2に示す。キャリア付き極薄銅箔は、キャリアとしての箔1(以下、「キャリア箔」と言う)の片面に、剥離層2と電解銅めっき層4がこの順序で形成され、該電解銅めっき層の表面に、銅の粗化粒子5を電析させて形成した粗化面4aとからなっている。
そして、該粗化面4aをガラス・エポキシ基材(図示せず)に重ね合わせたのち全体を熱圧着し、ついでキャリア箔1を剥離・除去して該電解銅めっき層の該キャリア箔との接合側を露出せしめ、そこに所定の配線パターンを形成する態様で使用される。
キャリア箔1は前記の薄い電解銅めっき層4を基板と接合するまでバックアップする補強材(キャリア)として機能する。更に、剥離層2は、前記の電解銅めっき層4と該キャリア銅箔を分離する際の剥離をよくするための層であり、該キャリア銅箔をきれいにかつ容易に剥がすことができるようになっている(該剥離層は該キャリア箔を剥離除去する際に該キャリア箔と一体的に除去される)。
一方ガラス・エポキシ基材と張り合わされた電解銅めっき層4は、スルーホールの穿設,スルーホールめっきを順次行ったのち、該銅張り積層板の表面にある銅箔にエッチング処理を行って所望する線幅と所望する線間ピッチを備えた配線パターンを形成し、最後に、ソルダーレジストの形成やその他の仕上げ処理が行われる。
こうしたキャリア付き銅箔、特に銅箔の厚さが極端に薄い極薄銅箔は、ファインパターンを切ることが可能で、しかも、取り扱い時のハンドリング性に優れるという理由から、特にビルドアップ配線板を製造する際に適した銅箔であるという評価を得ている。しかし、その一方で以下のような問題点が顕在化してきた。
これまでの電解銅めっき層4は、図2に示すように表面に山と谷の部分が存在する。(以下これを素地山と称する。)
こうした表面に、粗化粒子5を電析させた時、素地山の頂点の部分に粗化粒子が集中して電析し、谷の部分には余り電析しない。
従って最終的に得られる粗化面は、Rzで3.5μm前後となり、ライン/スペース=30μm/30μm〜25μm/25μm位の細線を切るのが限界であり、これからの半導体パッケージ基板の主流になると言われているライン/スペース=15μm/15μm以下の細線を切るのは不可能である。(なお、ここでいう表面粗さRzとは、JISB06012−1994で規定する10点平均粗さのことである。)
このように、これまでのものに比較して、粗化処理後の表面が平滑でないと、ライン/スペース=15μm/15μm以下の細線を切るのは不可能である。
特開2000−269637号公報 特開2000−331537号公報 特表2003−524078号公報
発明が解決しようとする課題は、配線基板にライン/スペース=15μm/15μm以下の配線を設けることができる極薄銅箔を提供することである。
前記の条件を満足する銅箔としては、粗化処理前の極薄銅箔層の表面粗さが低く(Rzが2.5μm以下)、なおかつ表面に平均粒径が2μm以下の結晶粒が表出している銅箔を提供することである。
極薄銅箔の表面のRzが2.5μm以下で、好ましくは素地山のピーク間平均距離が5μm以上の銅箔とする理由は、粗化粒子5を電析した時に、素地山の頂点の部分に粗化粒子が集中することなく、全体的に均一に粗化粒子5が電析するためである。
また、表面に平均粒径が2μm以下の結晶粒が表出していると、その上に粗化粒子5を電析した時に下地(極薄銅箔)の結晶粒の影響を受け、微細な粒を電析させることが可能であるためである。
本発明は、キャリア箔上に、剥離層、極薄銅箔をこの順序に積層してなり、前記極薄銅箔は、その表面粗さが10点平均粗さRzで2.5μm以下であり、表面に平均粒径2μm以下の結晶粒が表出する電解銅箔であることを特徴とするキャリア付き極薄銅箔である。
また、本願発明は、キャリア箔上に、剥離層、極薄銅箔をこの順序に積層してなり、前記極薄銅箔は、その表面粗さが10点平均粗さRzで2.5μm以下であり、素地山のピーク間平均距離が5μm以上あり、表面に平均粒径2μm以下の結晶粒が表出する電解銅箔であることを特徴とするキャリア付き極薄銅箔である。
前記キャリア付き極薄銅箔は、その極薄銅箔表面が粗面化処理されていることが望ましく、該粗面化処理は銅の微細粒子を電析で形成することが好ましい。
前記剥離層は、Cr、Ni、Co、Fe、Mo、Ti、W、Pまたは/及びこれらの合金層またはこれらの水和酸化物層で形成することが好ましい。また、前記剥離層を、有機被膜で形成することも効果的である。
本願発明は、前記キャリア付き極薄銅箔により高密度極薄微細配線を施したプリント配線板である。
また、本願発明は、前記キャリア付き極薄銅箔により高密度極薄微細配線を施した多層プリント配線板である。
本発明の銅箔は、粗化粒子を付着させた後でもRzが2μm台におさまり、なおかつ15μmのラインをエッチングした後でも、15μmラインに粗下粒子が多数付着しているため、粗さが細かいにもかかわらず、微細ラインと配線基板(樹脂基板)とが高い密着強度を持つ。従って、本発明キャリア付き極薄銅箔により高密度極薄微細配線を施したプリント配線板を提供でき、また、本発明キャリア付き極薄銅箔により高密度極薄微細配線を施した多層プリント配線板を提供することができる。
本発明の極薄銅箔は、線幅が15μm以下と極細幅までエッチングが可能であり、ピール強度も強く、配線基板から剥離するようなことがない。
図1は本発明のキャリア付き極薄銅箔を示すもので、キャリア箔1の表面に剥離層2、極薄銅箔4が形成されている。極薄銅箔4の表面の表面粗さRzは2.5μm以下で素地山のピーク間平均距離が5μm以上であり、その表面に粗化粒子4aからなる粗化粒子層5が形成されている。
極薄銅箔4の表面の表面粗さRzが2.5μm以下で、素地山のピーク間平均距離が5μm以上の極薄銅箔層を作成するには、キャリア箔に設けた剥離層上に銅めっきが平滑で鏡面光沢を生成しうる銅めっき液によりめっきを行う。
平滑で鏡面光沢を生成しうる銅めっき液としては、特許3,313,277号に開示されている銅めっき液、或いは市販の装飾用光沢めっき添加剤を含むめっき液を使用することが最適である。
これらのめっき液から得られる極薄銅層は表面粗さが小さく、なおかつフラットな表面状態であり、さらに表面に平均粒径2μm以下の結晶粒が表出しているため、この上に銅の粗化粒子を付着させた場合でも、平均粒径2μm以下の微細粒子を図示するように均等に形成することが可能である。
なお、上記した箔本体の結晶粒の平均粒径とは、まず結晶粒が形成されている表面の写真を透過型電子顕微鏡で撮影し、その写真における結晶粒の面積を10点以上実測し、その結晶粒を真円としたときの直径を計算し、その計算値のことを言う。
また、微細粒子の平均粒径とは、走査型電子顕微鏡で実測し、10点以上測定した値の平均値を言う。
キャリア箔1上に設ける剥離層2は、Cr、Ni、Co、Fe、Mo、Ti、W、Pまたは/及びこれらの合金層またはこれらの水和物層からなる層、または有機被膜であることが望ましい。
これらの剥離層を形成する金属(合金を含む)及びそれらの水和酸化物は陰極電解処理により形成することが好ましい。なお、キャリア付き極薄銅箔を絶縁基材に加熱プレス後の剥離の安定化を図る上で、剥離層の下地にニッケル、鉄またはこれらの合金層を併せて設けると良い。
剥離層として好適なクロム合金の二元合金としては、ニッケル−クロム、コバルト−クロム、クロム−タングステン、クロム−銅、クロム−鉄、クロム−チタンが挙げられ、三元系合金としては、ニッケル−鉄−クロム、ニッケル−クロム−モリブデン、ニッケル−クロム−タングステン、ニッケル−クロム−銅、ニッケル−クロム−リン、コバルト−鉄−クロム、コバルト−クロム−モリブデン、コバルト−クロム−タングステン、コバルト−クロム−銅、コバルト−クロム−リン等が挙げられる。
また、剥離層に有機被膜を用いる場合には、窒素含有有機化合物、硫黄含有有機化合物及びカルボン酸の中から選択される一種又は二種以上からなるものを用いることが好ましい。
キャリア箔を剥離する際の剥離強度は、これらの金属の付着量により影響される。すなわち剥離層が厚いと(めっき付着量が多いと)キャリア箔表面を、剥離層を構成する金属(以下単に剥離層金属という)が完全に覆った状態となり、剥離強度は剥離層金属表面とこの後に積層される極薄銅箔との結合面が、引き剥がす力になると考えられる。
これに対して剥離層の厚さが薄い(めっき付着量が少ない)場合には、キャリア箔表面が剥離層金属で完全に覆われておらず、剥離強度は、僅かに露出しているキャリア箔及び剥離層金属とこの上に付着させる極薄銅箔との結合力が、引き剥がす力になると考えられる。
従って、剥離層を形成する金属めっきの付着量によりキャリア箔と極薄銅箔との剥離強度は変化するが、ある程度剥離層を厚く形成(付着)すると剥離強度はそれ以上変化しなくなるため、剥離層を形成する金属の付着量を、100mg/dm以上にめっき付着量を多くしても剥離強度は変化しない。
(1)極薄銅層の作成
表面(S面)粗さ1.2μm、厚み35μmの未処理電解銅箔をキャリア箔とし、そのS面にクロムの電気めっきを連続的に行い、厚み0.005μmのクロムめっき層(剥離層)を形成した。ついで、下記組成1に示す硫酸銅溶液を電解液として、電流密度30A/dm、液温50℃の条件で電解し、5μm厚みの極薄銅層(銅箔)を電気めっきした。
(組成1)
硫酸銅(CuSO・5HO) 350g/l
硫酸(HSO) 110g/l
1−メルカプト3−プロパンスルホン酸ナトリウム 1ppm
ヒドロキシエチルセルロース 4ppm
低分子量膠(分子量3,000) 4ppm
Cl 30ppm
(2)微細粗化粒子の電析
極薄銅箔の上に下記の条件で、直流による陰極電解処理を施し、銅微細粗化粒子を電析させた。
(2−1)微細粒子核の形成
(a)電解液の組成
硫酸銅(CuSO・5HO) 100g/l
硫酸(HSO) 120g/l
モリブデン酸ナトリウム
(NaMo・2HO) 0.6g/l
硫酸第一鉄(FeSO・7HO) 15g/l
(b)電解液の温度:35℃
(c)電流密度:40A/dm
(d)処理時間:3.5秒
(2−2)カプセルめっき
(a)電解液の組成
硫酸銅(CuSO・5HO) 250g/l
硫酸(HSO) 100g/l
(b)電解液の温度:50℃
(c)電流密度:20A/dm
(d)処理時間:7.0秒
(3)表面処理
得られた銅粒子が付着した極薄銅箔表面に、ニッケル−リンめっき(Ni=0.1mg/dm)と亜鉛めっき(Zn=0.1mg/dm)を施し、更にその上にクロメート処理(Cr=0.06mg/dm)を施した後、エポキシ系シランカップリング剤処理(Si=0.004mg/dm)を施した。
(1)極薄銅層の作成
表面(S面)粗さ1.2μm、厚み35μmの未処理電解銅箔をキャリア箔とし、そのS面にクロムの電気めっきを連続的に行い、厚み0.005μmのクロムめっき層(剥離層)を形成した。ついで、下記組成2に示される硫酸銅溶液を電解液として、電流密度10A/dm、液温35℃の条件で電解することによって、5μm厚みの極薄銅層を電気めっきした。
(組成2)
硫酸銅(CuSO・5HO) 240g/l
硫酸(HSO) 60g/l
日本シェーリング(株)カパラシド210
メイキャップ剤 10cc/l
光沢剤(A) 0.5cc/l
光沢剤(B) 補充にのみ使用
Cl 30ppm
なお、光沢剤の補充は、電流量1,000AHに対して光沢剤(A)及び光沢剤(B)を各々300cc添加した。
(2)微細粗化粒子の電析
極薄銅箔の上に実施例1と同じ条件で、直流による陰極電解処理を施し、銅微細粗化粒子を電析させた。
(3)表面処理
得られた銅粒子が付着した極薄銅箔表面に、実施例1と同様の表面処理を施した。
表面(S面)粗さ1.8μm、厚み35μmの未処理電解銅箔をキャリア箔とし、そのS面に実施例1と同様にして剥離層、極薄銅箔、粗化粒子層を形成し、次いで表面処理を施してキャリア付き極薄銅箔を作成した。
表面(S面)粗さ1.8μm、厚み35μmの未処理電解銅箔をキャリア箔とし、そのS面に実施例2と同様にして剥離層、極薄銅箔、粗化粒子層を形成し、次いで表面処理を施してキャリア付き極薄銅箔を作成した。
表面(S面)粗さ2.4μm、厚み35μmの未処理電解銅箔をキャリア箔とし、そのS面に実施例1と同様にして剥離層、極薄銅箔、粗化粒子層を形成し、次いで表面処理を施してキャリア付き極薄銅箔を作成した。
表面(S面)粗さ2.4μm、厚み35μmの未処理電解銅箔をキャリア箔とし、そのS面に実施例2と同様にして剥離層、極薄銅箔、粗化粒子層を形成し、次いで表面処理を施してキャリア付き極薄銅箔を作成した。
〔比較例1〕
(1)極薄銅箔の形成方法
表面(S面)粗さ1.2μm、厚み35μmの未処理電解銅箔をキャリア箔とし、そのS面にクロムの電気めっきを連続的に行い、厚み0.005μmのクロムめっき層(剥離層)を形成した。ついで、下記組成3に示す硫酸銅溶液を電解液として、電流密度30A/dm、液温50℃の条件で電解することによって、5μm厚みの極薄銅層を電気めっきした。
(組成3)
硫酸銅(CuSO・5HO) 350g/l
硫酸(HSO) 110g/l
膠 2ppm
Cl 30ppm
(2)微細粒子の電析
(2−1)微細粒子核の形成
実施例1に示した方法と同様の方法により銅粒子を電析させた。
(2−2)カプセルめっき
実施例1に示した方法と同様の方法によりカプセルめっきを電析させた。
(3)表面処理
実施例1に示した方法と同様の方法により、表面処理を行った。
〔比較例2〕
表面(S面)粗さ1.8μm、厚み35μmの未処理電解銅箔をキャリア箔とし、そのS面に比較例1と同様にして剥離層、極薄銅箔、粗化粒子層を形成し、次いで表面処理を施してキャリア付き極薄銅箔を作成した。
〔比較例3〕
表面(S面)粗さ2.4μm、厚み35μmの未処理電解銅箔をキャリア箔とし、そのS面に比較例1と同様にして剥離層、極薄銅箔、粗化粒子層を形成し、次いで表面処理を施してキャリア付き極薄銅箔を作成した。
〔比較例4〕
表面粗さ0.6μm、厚み35μmの圧延銅箔をキャリア箔とし、その表面に比較例1と同様にして剥離層、極薄銅箔、粗化粒子層を形成し、次いで表面処理を施してキャリア付き極薄銅箔を作成した。
〔比較例5〕
特表2003−524078公報に開示されている組成の電解液を使用して厚み35μの未処理電解銅箔をキャリア箔として作成した。そのM面(粗さ2.0μm)上に比較例1と同様にして剥離層、極薄銅箔、粗化粒子層を形成し、次いで表面処理を施してキャリア付き極薄銅箔を作成した。
物性の測定
実施例1乃至6、比較例1乃至5で作成したキャリア付き極薄銅箔につき、該極薄銅箔の表面粗さ(10点平均粗さ)Rz、素地山の最小ピーク間距離、表面結晶粒の平均粒径をそれぞれ測定し、その結果を第1表に示した。
本発明キャリア付き極薄銅箔は、銅めっきの均一電着性が優れ、表1から明らかなように、5μm厚さの銅めっきを行うことにより、原箔表面粗さが2.4ミクロンと粗いものであっても、極薄銅箔表面の表面粗さが小さくなり、粗化処理を行った後の表面粗さも小さく抑えられている。
プリント配線板の作成
次いで、実施例1乃至6の極薄銅箔により、プリント配線板、多層プリント配線板を作成したところ、ライン/スペース=10μm/10μmといった極細幅でのエッチングも可能であった。
ピール強度の測定
実施例1乃至6、比較例1乃至5で作成したキャリア付き極薄銅箔のピール強度を測定した。測定は、10mm幅としたキャリア付き極薄銅箔をFR−4基材に張り付け、次いでキャリア箔を引き剥がし、極薄銅箔上にめっきを行って厚さを35μmとした後、引き剥がしてピール強度を測定した。その結果を表1に併記する。表1に示すように、通常の測定方法(10mm幅)では実施例と比較例ではむしろ比較例の方がピール強度は大きい。
比較例の方がピール強度が大きいのは、粗化前の銅箔表面に山谷(凹凸)があるため、山の部分に粗化粒子が集中して電析し、谷の部分には粗化粒子がほとんど電析していないが、測定が10mm幅と広い幅であるため粗化粒子のアンカー効果によりピール強度が大きくなっているものである。しかし、50μm幅以下というような極細幅になってくるとピール強度は以下に示すように減少してくる。
剥離強度
前記した比較例で作成した極薄銅箔の剥離強度は幅が50μm以下というような極細幅になってくるとピール強度が減少する原因は、線幅が細くなるに従って線幅内での粗化粒子の付着量がまばらになるためである。このような現象を確認するためにテープ剥離テストをライン/スペース=50μm/50μmとした本発明極薄銅箔並びに比較例の極薄銅箔で作成したプリント配線板により実施し、その結果を表1に示した。
なお、テープ剥離テストは、上記のL/S=50/50のテストパターンに、粘着テープを貼り付けて引き剥がした時、パターンが樹脂基材から剥離するかどうかで評価した。
第1表に示したようにライン/スペース=50/50μmというような極細幅になると、本発明の極薄銅箔に比較して比較例の銅箔配線は剥離し易くなっている。
エッチング性の評価
FR−4基材に実施例1乃至6及び比較例1乃至5のキャリア付き5μm箔をプレスし、キャリアを引き剥がした。
この後、銅箔表面に、ライン/スペース=10/10μm、15/15μm、20/20μm、25/25μm、30/30μm、35/35μm、40/40μm、45/45μm、50/50μmのテストパターン(ライン長さ30mm、ライン本数10本)を印刷し、塩化銅のエッチング液でエッチングを行った。
10本のラインがブリッジすることなくエッチングできた場合の線幅を数値で第1表に示した。実施例で作成した極薄銅箔では15μm以下までエッチング可能であるのに対し、比較例で作成した極薄銅箔では20μmが最低であった。
Figure 0004087369
上述したように、本発明はキャリア箔の表面粗さに影響されることなく微細結晶粒が表出する極薄電解銅箔を作成でき、その箔上に粗化粒子を付着させた後でもRzが2μm台におさまり、ライン/スペースが15μm以下の極細幅までエッチングが可能であり、なおかつ15μm以下のラインをエッチングした後でも、15μm以下のラインに粗化粒子が多数付着しているため、粗さが低いにもかかわらず、微細ラインと配線基板とが高い密着強度を持つ、優れた効果を有し、密着強度が高いことから本発明極薄銅箔により、超ファインパターンのプリント配線板、および超ファインパターンの多層プリント配線板を提供することができるものである。
本発明の銅箔は各種配線機器の回路導体として、また、プリント配線板は各種電子機器等に適用、応用することが可能である。
図1は本発明の一実施例を示すキャリア付き極薄銅箔の拡大断面図である。 図2は従来のキャリア付き極薄銅箔の拡大断面図である。
符号の説明
1. キャリア銅箔
2. 剥離層
4. 極薄銅箔
4a 微細粗化粒子
5. 微細粗化粒子層

Claims (7)

  1. キャリア箔上に、剥離層、極薄銅箔をこの順序に積層してなり、前記極薄銅箔は、その表面粗さが10点平均粗さRzで2.5μm以下であり、表面に平均粒径2μm以下の結晶粒が表出する電解銅箔であることを特徴とするキャリア付き極薄銅箔。
  2. キャリア箔上に、剥離層、極薄銅箔をこの順序に積層してなり、前記極薄銅箔は、その表面粗さが10点平均粗さRzで2.5μm以下であり、素地山のピーク間平均距離が5μm以上であり、表面に平均粒径2μm以下の結晶粒が表出する電解銅箔であることを特徴とするキャリア付き極薄銅箔。
  3. 請求項1又は2に記載の前記極薄銅箔の表面が粗面化処理されていることを特徴とするキャリア付き極薄銅箔。
  4. 請求項1又は2に記載の前記極薄銅箔の表面が銅の微細粒子を電析する粗面化処理が施されていることを特徴とするキャリア付き極薄銅箔。
  5. 請求項1又は2に記載の前記剥離層が、Cr、Ni、Co、Fe、Mo、Ti、W、Pのいずれか1つの金属層または/及びこれらの合金層またはこれらの水和酸化物層、または有機被膜であることを特徴とするキャリア付き極薄銅箔。
  6. 請求項1〜4の何れかに記載のキャリア付き極薄銅箔により高密度極薄微細配線を施したことを特徴とするプリント配線板。
  7. 請求項1〜4の何れかに記載のキャリア付き極薄銅箔により高密度極薄微細配線を施したことを特徴とする多層プリント配線板。
JP2004279499A 2003-11-11 2004-09-27 キャリア付き極薄銅箔、およびプリント配線板 Expired - Lifetime JP4087369B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004279499A JP4087369B2 (ja) 2003-11-11 2004-09-27 キャリア付き極薄銅箔、およびプリント配線板

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003381399 2003-11-11
JP2004279499A JP4087369B2 (ja) 2003-11-11 2004-09-27 キャリア付き極薄銅箔、およびプリント配線板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005161840A JP2005161840A (ja) 2005-06-23
JP4087369B2 true JP4087369B2 (ja) 2008-05-21

Family

ID=34741638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004279499A Expired - Lifetime JP4087369B2 (ja) 2003-11-11 2004-09-27 キャリア付き極薄銅箔、およびプリント配線板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4087369B2 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007235015A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多層配線基板及びその製造方法
JP2009143234A (ja) 2008-12-24 2009-07-02 Nippon Mining & Metals Co Ltd キャリア付金属箔
JP2009143233A (ja) 2008-12-24 2009-07-02 Nippon Mining & Metals Co Ltd キャリア付金属箔
EP2361762B1 (en) 2009-12-22 2013-11-06 JX Nippon Mining & Metals Corporation Method for producing laminate
JP6219034B2 (ja) * 2010-10-06 2017-10-25 古河電気工業株式会社 銅箔及びその製造方法、キャリア付き銅箔及びその製造方法、プリント配線板、多層プリント配線板
CN102452197B (zh) 2010-10-21 2014-08-20 财团法人工业技术研究院 附载箔铜箔及其制造方法
KR101623713B1 (ko) 2011-11-02 2016-05-25 제이엑스 킨조쿠 가부시키가이샤 인쇄 회로용 동박
JP5938824B2 (ja) * 2012-03-06 2016-06-22 東レKpフィルム株式会社 金属化フィルムの製造方法および金属箔の製造方法
JP5481577B1 (ja) * 2012-09-11 2014-04-23 Jx日鉱日石金属株式会社 キャリア付き銅箔
JP5481591B1 (ja) * 2012-09-11 2014-04-23 Jx日鉱日石金属株式会社 キャリア付き銅箔
KR20150060940A (ko) * 2012-09-28 2015-06-03 제이엑스 닛코 닛세키 킨조쿠 가부시키가이샤 캐리어 부착 동박 및 캐리어 부착 동박을 사용한 구리 피복 적층판
CN104781451A (zh) * 2012-11-09 2015-07-15 Jx日矿日石金属株式会社 表面处理铜箔及使用其的积层板
WO2014136785A1 (ja) * 2013-03-04 2014-09-12 Jx日鉱日石金属株式会社 キャリア付銅箔、それを用いた銅張積層板、プリント配線板、電子機器及びプリント配線板の製造方法
WO2014200106A1 (ja) * 2013-06-13 2014-12-18 Jx日鉱日石金属株式会社 キャリア付銅箔、銅張積層板、プリント配線板、電子機器、及び、プリント配線板の製造方法
JP2015070105A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 京セラサーキットソリューションズ株式会社 配線基板の製造方法
TWI621381B (zh) * 2014-04-02 2018-04-11 Jx Nippon Mining & Metals Corp Laminated body with metal foil with carrier
KR101929844B1 (ko) * 2015-01-22 2018-12-17 미쓰이금속광업주식회사 캐리어 부착 극박 동박 및 그 제조 방법
JP6782561B2 (ja) 2015-07-16 2020-11-11 Jx金属株式会社 キャリア付銅箔、積層体、積層体の製造方法、プリント配線板の製造方法及び電子機器の製造方法
JP6006445B1 (ja) 2015-07-27 2016-10-12 Jx金属株式会社 キャリア付銅箔、積層体、プリント配線板の製造方法及び電子機器の製造方法
JP6058182B1 (ja) * 2015-07-27 2017-01-11 Jx金属株式会社 キャリア付銅箔、積層体、プリント配線板の製造方法及び電子機器の製造方法
JP6339636B2 (ja) 2015-08-06 2018-06-06 Jx金属株式会社 キャリア付銅箔、積層体、プリント配線板の製造方法及び電子機器の製造方法
JP6200042B2 (ja) 2015-08-06 2017-09-20 Jx金属株式会社 キャリア付銅箔、積層体、プリント配線板の製造方法及び電子機器の製造方法
JP6190500B2 (ja) 2015-08-06 2017-08-30 Jx金属株式会社 キャリア付銅箔、積層体、プリント配線板の製造方法及び電子機器の製造方法
WO2018047933A1 (ja) * 2016-09-12 2018-03-15 古河電気工業株式会社 銅箔およびこれを有する銅張積層板
JP2020508231A (ja) * 2017-07-31 2020-03-19 サーキット フォイル ルクセンブルグ エス.エイ.アール.エル.Circuit Foil Luxembourg S.A.R.L. 銅張積層基板およびこれを含む印刷回路基板
CN116939998B (zh) * 2023-09-07 2023-11-28 江苏普诺威电子股份有限公司 具有高剥离强度的线路基板及其制作方法、音圈马达

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3313277B2 (ja) * 1995-09-22 2002-08-12 古河サーキットフォイル株式会社 ファインパターン用電解銅箔とその製造方法
JP3660628B2 (ja) * 1995-09-22 2005-06-15 古河サーキットフォイル株式会社 ファインパターン用電解銅箔とその製造方法
JP3739929B2 (ja) * 1998-03-09 2006-01-25 古河サーキットフォイル株式会社 プリント配線板用銅箔及びその製造方法
JP2000269637A (ja) * 1999-03-18 2000-09-29 Furukawa Circuit Foil Kk 高密度超微細配線板用銅箔
LU90532B1 (en) * 2000-02-24 2001-08-27 Circuit Foil Luxembourg Trading Sarl Comosite copper foil and manufacturing method thereof
JP2003311880A (ja) * 2002-04-23 2003-11-06 Matsushita Electric Works Ltd 高周波用金属箔張り積層板及びプリント配線板及び多層プリント配線板

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005161840A (ja) 2005-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4087369B2 (ja) キャリア付き極薄銅箔、およびプリント配線板
KR101108991B1 (ko) 캐리어 부착 극박 동박, 및 캐리어 부착 극박 동박을이용한 배선판
JP4927503B2 (ja) キャリア付き極薄銅箔及びプリント配線基板
JP4728723B2 (ja) キャリア付き極薄銅箔
JP4934409B2 (ja) キャリア付き極薄銅箔及びプリント配線基板
JP3977790B2 (ja) キャリア付き極薄銅箔の製造方法、及び該製造方法で製造された極薄銅箔、該極薄銅箔を使用したプリント配線板、多層プリント配線板、チップオンフィルム用配線基板
JP4429979B2 (ja) キャリア付き極薄銅箔及びキャリア付き極薄銅箔の製造方法
EP1420621B1 (en) Ultra-thin copper foil with carrier, method of production of same, and printed circuit board using ultra-thin copper foil with carrier
WO2010027052A1 (ja) キャリア付き極薄銅箔、並びに銅貼積層板またはプリント配線基板
JP2012102407A (ja) キャリア付き極薄銅箔及びプリント配線板
JP2004169181A (ja) キャリア付き極薄銅箔、及びその製造方法、キャリア付き極薄銅箔を用いたプリント配線基板
US6548153B2 (en) Composite material used in making printed wiring boards
JP2010006071A (ja) 表面処理銅箔、キャリア付き極薄銅箔、フレキシブル銅張積層板及びポリイミド系フレキシブルプリント配線板
JP2005260058A (ja) キャリア付き極薄銅箔、キャリア付き極薄銅箔の製造方法および配線板
JP2000269637A (ja) 高密度超微細配線板用銅箔
JP2007186797A (ja) キャリア付き極薄銅箔の製造方法、及び該製造方法で製造された極薄銅箔、該極薄銅箔を使用したプリント配線板、多層プリント配線板、チップオンフィルム用配線基板
JP2007314855A (ja) キャリア付き極薄銅箔、銅張積層板及びプリント配線基板
JP4217786B2 (ja) キャリア付き極薄銅箔、およびキャリア付き極薄銅箔を用いた配線板
KR102118245B1 (ko) 복합 금속박 및 그 복합 금속박을 사용한 구리 피복 적층판 그리고 그 구리 피복 적층판의 제조 방법
JP4391449B2 (ja) キャリア付き極薄銅箔及びプリント配線基板
JPH11340595A (ja) 印刷回路基板用の銅箔、および樹脂付き銅箔
JP4748519B2 (ja) キャリア付き極薄銅箔、及びその製造方法、キャリア付き極薄銅箔を用いたプリント配線基板
JPH11340596A (ja) 印刷回路基板用の銅箔、および樹脂付き銅箔
EP0996318A2 (en) Novel composite foil, process for producing the same and copper-clad laminate
JP3615973B2 (ja) 新規な複合箔およびその製造方法、銅張り積層板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071023

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080220

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4087369

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140228

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350