JP4080823B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents
ナビゲーション装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4080823B2 JP4080823B2 JP2002248024A JP2002248024A JP4080823B2 JP 4080823 B2 JP4080823 B2 JP 4080823B2 JP 2002248024 A JP2002248024 A JP 2002248024A JP 2002248024 A JP2002248024 A JP 2002248024A JP 4080823 B2 JP4080823 B2 JP 4080823B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- map data
- vehicle
- communication
- map
- data center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Instructional Devices (AREA)
- Navigation (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はナビゲーション装置に関し、特に、自車が他車と通信を行うことによって他車からデータを取得して利用することができるようにした車々間通信機能を備えた通信ナビゲーション装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両の走行案内を行うナビゲーション装置においては、自立航法センサやGPS(Global Positioning System)受信機などを用いて車両の現在位置を検出する。そして、検出した現在位置周辺の地図データをDVD等の記録媒体から読み出し、地図画像をディスプレイ装置に描画するとともに、その地図画像の所定位置に車両位置マーク(自車位置マーク)を重ねて描画する。そして、車両が移動するに伴って地図画像をスクロールして、車両位置周辺の地図情報が一目で判るようにしている。
【0003】
このようなナビゲーション装置の殆どは、出発地から目的地までの誘導経路を設定して案内する機能を備えている。この経路誘導機能では、地図データを用いて出発地から目的地までを結ぶ最もコストが小さな経路を、幅優先探索(BFS)法あるいはダイクストラ法などのシミュレーションを行って自動探索し、その探索した経路を誘導経路として記憶する。なお、コストとは、距離をもとに、道路幅員、道路種別(一般道か高速道路かなど)、右折および左折、交通規制などに応じた所定の定数を乗じた値であり、誘導経路として適正の程度を数値化したものである。
【0004】
誘導経路の設定後は、車両の走行中に地図画像上で誘導経路を他の道路と識別可能なように色を変えて太く描画する。また、車両が誘導経路上の案内交差点から所定距離内に近づいたときに、交差点案内図(交差点拡大図とこの交差点での進行方向を示す矢印)を表示したり、進行方向を音声で案内したりするなどの交差点案内を行うことにより、運転者を目的地まで案内するようになっている。
【0005】
また、近年では、種々のコンテンツを携帯電話経由でダウンロードして利用できるようにしたナビゲーション装置、いわゆる「通信ナビゲーション装置」が提供されている。この通信ナビゲーション装置の中には、データセンタから地図データをダウンロードして道案内する機能を備えたものも存在する。この通信ナビゲーション装置は、車載器側に地図データを全く蓄積していないタイプと、ある程度の地図データをあらかじめ蓄積してあるタイプとが存在する。
【0006】
地図データを全く蓄積していないタイプでは、ナビゲーション装置を利用する度にデータセンタにアクセスし、必要な地図データをダウンロードする。地図データをあらかじめ蓄積してあるタイプでも、蓄積されているのは必要最小限であり、その多くは狭いエリアの地図データか、広いエリアでも縮尺が大きく精度が悪い地図データである。そのため、あらかじめ蓄積されている地図データのエリア外を走行したり、詳細なナビゲーション表示を希望したりする場合などには、データセンタにアクセスして必要な地図データをダウンロードすることになる。
【0007】
通信ナビゲーション装置の利用形態は幾つか考えられる。例えば、出発地と目的地のデータを車載器からデータセンタに送る。そして、データセンタ側で経路探索処理を行い、その結果設定された誘導経路周辺の地図データを車載器にダウンロードするという形態がある。
【0008】
また、経路探索は行わずに走行し、走行先の地図データがなくなりそうになった時点で車載器がデータセンタに自動的にアクセスし、必要な地図データをダウンロードするという形態もある。この場合、走行先の地図データが車載器に存在するかどうかについては、例えばGPS受信機により求められる車両現在位置と進行方位とをもとに判断することが可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の通信ナビゲーション装置では、回線がビジー状態になっていると、車載器からデータセンタに接続することができなくなってしまう。今後、通信ナビゲーション装置の利用者が増えると、データセンタへのアクセス数も増えるため、回線がビジー状態になるケースは益々多くなると考えられる。また、従来の通信ナビゲーション装置は、携帯電話経由でデータセンタにアクセスするようになっているため、走行している地域によってはデータセンタに全く接続できない場合もある。
【0010】
このように、回線ビジー状態や通信可能エリア外を走行中のためにデータセンタに接続できなくなると、走行案内に必要な地図データをダウンロードすることができず、車載器側に必要な地図データがなくなってしまうので、走行案内を続けることができなくなってしまうという問題が生じる。
【0011】
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、外部から必要な地図データを取得して走行案内を行う通信ナビゲーション装置において、地図データがダウンロードできないという状態を抑止できるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、本発明のナビゲーション装置では、自車の現在位置において通信可能な範囲内に存在する周囲の他車と通信をし、当該他車から地図データを取得する第1の地図データ取得手段と、データセンタと通信し、当該データセンタから地図データを取得する第2の地図データ取得手段と、上記地図データ取得手段および上記第2の地図データ取得手段の何れかに通信を切り替えて上記地図データの取得を行うようにする通信切替手段と、上記自車の現在位置において通信可能な範囲内に存在する周囲の他車と通信をし、当該他車から送られてくる要求に応じて当該他車に地図データを供給する地図データ供給手段と、上記第1または第2の地図データ取得手段により取得した地図データを用いて車両の走行案内を行う走行案内手段と、上記第1または第2の地図データ取得手段により取得した地図データの有効利用期限を管理する期限管理手段と、上記地図データの他車から取得および他車への供給に対して課金情報を計算する課金情報計算手段と、上記課金情報計算手段により求められた課金情報を上記データセンタに送信する課金情報送信手段とを備えている。
また、上記通信切替手段によって上記第2の地図データ取得手段に通信が切り替えられたときに、上記課金情報送信手段が上記課金情報を上記データセンタに送信する。
更に、上記データセンタから定期的あるいは不定期的に送られてくる要求に応じて、上記課金情報送信手段が上記課金情報を上記データセンタに送信する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態によるナビゲーション装置の概要を示す図である。図1に示すように、各車両101-1,101-2は、通信ナビゲーション装置102-1,102-2と、車々間通信装置103-1,103-2と、ドライブレコーダ104-1,104-2とを備えている。
【0015】
通信ナビゲーション装置102-1,102-2は、地図データを含む種々のコンテンツを携帯電話(図示せず)経由でデータセンタ105からダウンロードして利用できるようにしたナビゲーション装置である。この通信ナビゲーション装置102-1,102-2は、データセンタ105から取得した地図データを用いて、現在位置周辺の地図画像をディスプレイ装置に描画するとともに、その地図画像の所定位置に車両位置マークを描画して走行案内を行う。
【0016】
車々間通信装置103-1,103-2は、地図データを含む種々のコンテンツを車両間で授受するための通信を行う。この車々間通信装置103-1,103-2を用いた車々間通信は、いわゆる無線LAN、Bluetooth、特定省電力無線機などの通信手段を用いて行う。この車々間通信で取得した地図データも、上記通信ナビゲーション装置102-1,102-2による走行案内の処理に利用される。
【0017】
ドライブレコーダ104-1,104-2は、データセンタ105との通信または車々間通信によって取得された種々のコンテンツや、車々間通信によって種々のコンテンツを授受する際に必要となる各種のセキュリティ情報や課金情報などを記録する。
【0018】
なお、図1の例では、通信ナビゲーション装置102-1,102-2と車々間通信装置103-1,103-2とを別筐体に分けて構成しているが、これに限定されない。例えば、車々間通信装置103-1,103-2の機能を通信ナビゲーション装置102-1,102-2の中に組み込んで1つの筐体として構成しても良い。
【0019】
このような構成において、例えば一方の車両101-1が、自車にあらかじめ蓄積されている地図データのエリア外を走行したり、自車が持っている地図データより詳細なスケールでのナビゲーション表示を希望したりする場合などには、まず他方の車両101-2にアクセスし、必要な地図データが存在する場合にはそれをダウンロードする。他方の車両101-2が、一方の車両101-1から要求された地図データを持っていない場合は、その後データセンタ105にアクセスしてその地図データをダウンロードする。
【0020】
なお、車々間通信とデータセンタ105との通信の順序は逆でも良い。すなわち、最初に、一方の車両101-1からデータセンタ105にアクセスし、接続可能であれば当該データセンタ105から必要な地図データをダウンロードする。データセンタ105にうまく接続できない場合は、他方の車両101-2にアクセスして必要な地図データをダウンロードする。
【0021】
車々間通信によって他車から取得した地図データは、著作権等を考慮して一時的な利用を原則とする。すなわち、利用可能な有効期限を決めておき、期限が来たらその地図データを使えなくなるようにする処理(例えば、地図データの消去等)を行う。
【0022】
図2は、車々間通信によって取得した地図データを用いたナビゲーション画面の例を示す図である。図2において、画面の右半分の地図表示は、自車があらかじめ蓄積していた地図データに基づくものである。一方、画面の左半分の地図表示は、他車から一時的に取得した地図データに基づくものである。
【0023】
他車から取得した地図データについては、そのことが分かるように画面上で明示する。例えば、他車から取得した地図データに基づく表示部分は他の部分と表示色やトーン等を変えて表示するようにする。また、その地図データの有効利用期限も併せて表示するのが好ましい。他車から取得した地図データは有効利用期限が決められており、利用に対して課金もされるので、そのことをユーザに意識させることができる。
【0024】
図3は、本実施形態による車々間通信機能を備えたナビゲーション装置の構成例(図1に示す通信ナビゲーション装置102-1,102-2および車々間通信装置103-1,103-2の内部構成例)を示す図である。
【0025】
図3において、車々間通信部1は、無線LAN、Bluetooth、特定省電力無線機などの通信手段を用いて、自車の現在位置において通信可能な範囲内に存在する周囲の他車との間で通信を行う。これにより、地図データを含む種々のコンテンツを他車から取得したり、当該種々のコンテンツを他車に供給したりする。
【0026】
携帯電話通信部2は、携帯電話を利用してデータセンタ105との間で通信を行う。これにより、地図データを含む種々のコンテンツをデータセンタ105から取得したり、課金情報をデータセンタ105に供給したりする。通信切替部3は、上述した車々間通信部1および携帯電話通信部2の何れかに通信を切り替える処理を行う。この切り替えは、利用条件設定データベース(DB)17に格納されている利用条件のデータに従って行う。
【0027】
利用条件設定DB17における通信切替の条件は、任意に設定することが可能である。例えば、原則としては車々間通信部1を用いて車々間通信を行うようにしておき、周囲の車両が少なくなると考えられる地域では携帯電話通信部2を用いてデータセンタ105と通信するような条件を設定することが可能である。また、このように車両の現在位置をもとに通信を切り替える例の他に、使用する時間帯をもとに通信の切り替えを行うような条件を設定しても良い。
【0028】
あるいは、地図データをダウンロードしようとするときは最初に車々間通信を行い、必要な地図データを取得できなかった場合にデータセンタ105との通信に切り替えるというような条件を設定しても良い。また、デフォルトとして車々間通信を設定しておき、課金情報を定期的にデータセンタ105に送信するために、所定のタイミング毎にデータセンタ105との通信に切り替えるような条件を設定することも可能である。
【0029】
暗号化部4は、車々間通信部1によって他車に対して供給する地図データを暗号化する。暗号化の方式は特に限定しないが、例えばPKI(公開鍵暗号方式)を採用する。復号化部5は、車々間通信部1によって他車から取得した地図データを復号化する。このように、車々間通信によって授受する地図データを暗号化することにより、他車から取得した地図データをコピーするなどして2次的に利用することを防止できる。
【0030】
セキュリティ管理部6は、車々間通信により授受される地図データのセキュリティや課金情報を管理する。この管理は、車載器IDメモリ12、セキュリティ設定DB13、ポイント管理DB14に格納されている情報を用いて行う。また、有効期限管理部15を用いて、一時利用に係る地図データの有効期限を管理する。なお、車載器IDメモリ12、セキュリティ設定DB13、ポイント管理DB14などは、図1のドライブレコーダ104-1,104-2により構成される。
【0031】
車載器IDメモリ12は、車載器固有のID情報を格納している。セキュリティ管理部6は、このID情報に基づいて、車々間通信によって地図データの授受を行うことが可能なユーザを管理する。すなわち、このID情報は、車々間通信によってコンテンツと共に送受信される。セキュリティ管理部6は、他車から送られてくるID情報と自車のID情報とを比較チェックすることにより、例えば同一システムの利用登録ユーザ間でのみ地図データの一時利用ができるように制限する。つまり、同一システムでない車載器間では、地図データの一時利用ができないようにする。これにより、著作権に係る地図データが無制限に利用されることを抑制することができる。
【0032】
セキュリティ設定DB13は、通信許可等に関するセキュリティ情報を格納している。この情報により、ユーザは個人のセキュリティレベルを設定することができる。例えば、車々間通信を許可するか否か、地図データを含む各種コンテンツの情報共有を許可するか否か、車々間通信あるいは情報共有を許可するコンテンツの内容などをこのセキュリティ情報によって設定することができる。セキュリティ管理部6は、このセキュリティ情報に基づいて、車々間通信によって地図データの授受を行うことが可能なユーザを管理する。
【0033】
ポイント管理DB14は、コンテンツの一時利用および情報共有などに関する履歴やポイントの情報を格納している。セキュリティ管理部6は、コンテンツの一時利用および情報共有などに対してポイントによる課金計算を行い、その結果をポイント管理DB14に格納する。例えば、一時利用地図データの提供者は+ポイント、一時利用地図データの利用者は−ポイントとしてポイント数を累算する。情報共有可能なコンテンツの授受に関しては、±の増減幅を一時利用よりも大きく設定する。また、授受する地図データの精度(縮尺)に応じて±の増減幅を変えても良い。
【0034】
セキュリティ管理部6は、ポイント管理DB14に格納されたポイント値や履歴などの情報を、適当なタイミングで携帯電話通信部2を介してデータセンタ105に送る。ここで言う適当なタイミングとは、例えば、データセンタ105から携帯電話通信部2に向けて定期的あるいは不定期的に要求が送られてくるタイミングである。セキュリティ管理部6は、データセンタ105からの要求があると、それに応じてポイント管理DB14から課金情報等を読み出してデータセンタ105に送信する。
【0035】
また、地図データ等のコンテンツをダウンロードするために携帯電話通信部2からデータセンタ105に接続をする度に、セキュリティ管理部6がポイント管理DB14からポイント値や履歴等の情報を読み出してデータセンタ105に送信するようにしても良い。データセンタ105では、車載器から受け取ったポイント値に応じて、例えばシステムのバージョンアップ時もしくは月次等の機会に課金処理を行う。
【0036】
有効期限管理部15は、車々間通信によって他車から取得したコンテンツの有効利用期限を管理する。すなわち、他車から取得した地図データ等のコンテンツは、一時利用地図メモリ16に格納される。このコンテンツには利用可能な有効期限があらかじめ決められており、有効期限管理部15は、有効期限が来たらそのコンテンツを消去するなどして使えなくなるようにする。なお、この有効期限情報は非公開であり、他車から送られてくるコンテンツと同様暗号化される。
【0037】
有効期限を管理するための時間情報は、GPS位置・時間情報発生部7により発生される時間情報を用いる。このGPS時間情報を用いれば、ユーザの作為によって時間情報が不正に変えられることがないので、セキュリティ上有効である。このGPS位置・時間情報発生部7は、ナビゲーション装置が通常備えているものであり、複数のGPS衛星から送られてくる電波をGPSアンテナで受信して、3次元測位処理あるいは2次元測位処理を行って車両の絶対位置および方位を計算する(車両方位は、現時点における自車位置と1サンプリング時間ΔT前の自車位置とに基づいて計算する)。
【0038】
ナビゲーション処理部8は、地図DB10にあらかじめ蓄積されている地図データ(データセンタ105からダウンロードした地図データも含む)と、車々間通信によって他車から取得し一時利用地図メモリ16に格納されている地図データとを用いて、車両の走行案内を行う。
【0039】
すなわち、GPS位置・時間情報発生部7にて検出した車両の現在位置周辺の地図画像を表示装置11に描画するとともに、その地図画像上の所定位置に車両位置マークを重ねて描画する。そして、車両の移動により現在位置が変化するに従って、画面上で車両位置マークを移動したり、車両位置マークは画面上の所定箇所に固定してその近傍の地図画像をスクロールしたりすることにより、車両が現在どこを走行しているのかを一目で分かるようにする。
【0040】
地図検索部9は、ナビゲーション処理部8により走行案内を行う際に、必要な地図データが地図DB10に存在するか否かを検索する。地図画像の表示に必要な地図データが全て地図DB10に存在する場合、ナビゲーション処理部8は、この地図DB10に格納されている地図データのみを用いて地図画像を表示装置11に表示する。一方、地図DB10に必要な地図データが存在しない場合は、車々間通信を行って一時利用地図メモリ16に格納した地図データを用いて地図画像を表示装置11に表示する。このとき、図2に示したように、一時利用に係る画像部分が一目で分かるように明示する。
【0041】
図4〜図6は、地図データを利用する側における一時利用処理の流れを示すフローチャートである。このうち、図4および図5は、ナビゲーション装置の全体の動作を示すフローチャートである。また、図6は、他車から取得した地図データの有効利用期限を管理する動作を示すフローチャートである。図6に示す動作は、図4および図5に示す動作とは別に、割り込み処理等によって定期的に行われる。
【0042】
図4において、地図検索部9は、走行案内する経路上の地図データを地図DB10から検索する(ステップS1)。例えば、出発地と目的地とを設定して経路探索を行う場合には、その経路探索に必要な地図データを地図DB10から検索する。また、経路探索は行わずに通常に走行している最中は、GPS位置・時間情報発生部7により求められる自車位置と進行方位とをもとに、現在画面表示されている範囲の周囲で先読みする地図データを地図DB10から検索する。
【0043】
地図検索部9は、上記検索の結果、必要な地図データが地図DB10に存在するか否かを判断し(ステップS2)、存在する場合はその地図データをナビゲーション処理部8に供給する。ナビゲーション処理部8は、地図検索部9により検索された地図データを用いて、通常の走行案内を行う(ステップS3)。一方、必要な地図データが地図DB10に存在しなかった場合は、そのことをセキュリティ管理部6に伝える。
【0044】
セキュリティ管理部6は、セキュリティ設定DB13に格納されているセキュリティ情報に基づいて、他車から地図データを一時的に取得して利用するか否かを判断する(ステップS4,S5)。この判断の結果、地図データの一時的な利用をしない場合は、表示装置11のナビゲーション画面には、地図DB10に存在しなかった地図データに該当する部分の地図画像が表示されないことになる(ステップS6)。その後、ステップS1に戻って同様の処理を続ける。
【0045】
一方、地図データの一時的な利用をする場合は、利用条件設定DB17に格納されている利用条件の情報に基づいて、携帯電話を用いたデータセンタ105との通信を利用するか、車々間通信を利用するかを判断する(ステップS7,S8)。ここで、車々間通信を利用すると判断した場合は、通信切替部3によって車々間通信部1に通信を切り替える(ステップS9)。
【0046】
切り替えられた車々間通信部1は、通信可能な範囲内にいる他車と車々間通信を行い、必要とする地図データを取得する(ステップS10)。そして、その取得した地図データの暗号を復号化部5により復号化する(ステップS11)。次に、セキュリティ管理部6は、他車から送られてきた他車のID情報と車載器IDメモリ12に格納されている自車のID情報および、セキュリティ設定DB13に格納されているセキュリティ情報に基づいて、他車から取得した地図データの一時利用が可能かどうかを判断する(ステップS12,S13)。
【0047】
地図データの一時利用ができない場合は、表示装置11のナビゲーション画面には、地図DB10に存在しなかった地図データに該当する部分の地図画像が表示されないことになる(ステップS6)。その後、ステップS1に戻って同様の処理を続ける。一方、地図データの一時利用が可能な場合は、セキュリティ管理部6は、他車から地図データと共に送られてきた有効利用期限情報を有効期限管理部15に登録するとともに(ステップS14)、地図データを一時利用地図メモリ16に格納する(ステップS15)。
【0048】
また、セキュリティ管理部6は、ポイント管理DB14に格納されている現在のポイント値に対して、今回の地図データの一時利用に関する利用ポイント(−ポイント)を加算する(ステップS16)。そして、上記一時利用地図メモリ16に格納された地図データを用いて、ナビゲーション処理部8により走行案内を行い(ステップS17)、ステップS1の処理に戻る。
【0049】
上記ステップS8で携帯電話によるデータセンタ105との通信を利用すると判断した場合は、通信切替部3によって携帯電話通信部2に通信を切り替える(図5のステップS18)。切り替えられた携帯電話通信部2は、データセンタ105に向けて回線の接続を行い、車載器IDメモリ12から読み出された自車のID情報をデータセンタ105に連絡する(ステップS19)。データセンタ105では、このID情報を確認することによって、地図データの提供先を認識する。
【0050】
そして、携帯電話通信部2は、データセンタ105との契約に基づいて決められた地図データのダウンロードにかかるポイント(−ポイント)を得て、それをセキュリティ管理部6に供給する。セキュリティ管理部6は、その取得したポイントをポイント管理DB14に格納されている現在のポイント値に対して加算する(ステップS20)。
【0051】
次に、携帯電話通信部2は、データセンタ105から必要とする地図データを取得する(ステップS21)。ここで取得した地図データは、ナビゲーション処理部8によって地図DB10に格納される(ステップS22)。この地図DB10に登録された地図データは、原則として永久に利用することが可能である。ナビゲーション処理部8は、地図DB10に格納された地図データを用いて走行案内を行い(ステップS23)、図4のステップS1の処理に戻る。
【0052】
また、図6に示す割り込み処理において、有効期限管理部15は、上記ステップS15にて一時利用地図メモリ16に格納した地図データについて、上記ステップS14で登録された有効利用期限を確認し(ステップS31)、有効期限が切れたかどうかを判断する(ステップS32)。有効期限が切れた場合は、その地図データを一時利用地図メモリ16から消去する(ステップS33)。
【0053】
図7は、地図データを提供する側における処理の流れを示すフローチャートである。図7において、他車から車々間通信によって地図データの取得要求があった場合(ステップS41)、車々間通信部1はその要求をナビゲーション処理部8に伝える。ナビゲーション処理部8は、地図検索部9を用いて、要求された地図データが地図DB10に存在するか否かを確認する(ステップS42)。要求された地図データがない場合は、「一時利用地図なし」というメッセージを車々間通信部1から他車に連絡して処理を終わる(ステップS43)。
【0054】
一方、要求された地図データが地図DB10に存在する場合、セキュリティ管理部6は、他車から送られてきた他車のID情報と車載器IDメモリ12に格納されている自車のID情報および、他車のセキュリティ設定DB13に格納されているセキュリティ情報に基づいて、相手のセキュリティ情報を確認する(ステップS44)。そして、提供する地図データに有効利用期限情報を付加した後(ステップS45)、それを暗号化部4により暗号化する(ステップS46)。
【0055】
車々間通信部1は、暗号化された地図データを他車に対して送信する(ステップS47)。最後に、セキュリティ管理部6は、ポイント管理DB14に格納されている現在のポイント値に対して、今回の地図データの提供に関する利用ポイント(+ポイント)を加算する(ステップS48)。
【0056】
なお、以上に示したフローチャートにおいては、地図データの利用側においてID情報やセキュリティ情報に基づいて地図データの利用が可能かどうかを判断し、可能な場合のみそれを一時利用地図メモリ16に格納するようにしている。これに対し、地図データの提供側においてID情報やセキュリティ情報に基づいて地図データの提供が可能かどうかを判断し、可能な場合のみそれを他車に送信するようにしても良い。
【0057】
また、図4のステップS10では他車から地図データを必ず取得できるものとして説明しているが、図7のステップS43のように他車から「一時利用地図なし」のメッセージが送られてきた場合は、通信切替部3により携帯電話通信部2に通信を切り替えて、図5の動作フローに従って必要な地図データをデータセンタ105から取得するようにしても良い。
【0058】
以上詳しく説明したように、本実施形態では、自車の現在位置において通信可能な範囲内に存在する周囲の他車と車々間通信を行い、必要な地図データを他車から取得して一時的に利用するようにしたので、地図データを取得するための通信が車々間に分散し、地図データ取得のために多数の車両からデータセンタ105にアクセスが集中するようなことがなくなる。これにより、回線ビジー状態や通信可能エリア外を走行中などの状態によってデータセンタ105から必要な地図データがダウンロードできず、ナビゲーション用の地図画像が途中で表示できなくなってしまうという不都合を抑止することができ、走行案内を常に継続して行うことができるようになる。
【0059】
また、本実施形態では、車々間通信とデータセンタ105との通信を適宜切り替えて行い、他車およびデータセンタ105の何れかより必要な地図データを取得するようにしている。これにより、車々間通信によって要求した地図データを他車が持っていない場合でも、データセンタ105からその地図データを取得して利用することができる。
【0060】
また、本実施形態では、地図データを含む種々のコンテンツの授受を車々間通信によって行う場合に、ID情報やセキュリティ情報に基づいて利用制限をかけるようにしているので、著作権に係るコンテンツが無制限に利用されることを防止することができる。また、コンテンツの利用に対して課金情報を計算し、データセンタ105に送って課金処理ができるようにしているので、著作権管理を有効に行うことができる。
【0061】
なお、上記実施形態では、車々間通信によって他車から取得する地図データは一時的な利用を原則としているが、これに限定されない。例えば、図2に示すナビゲーション画面上で一時利用と永久利用との何れかを選択できるボタン等を設け、何れを選択するかによって課金ポイントを変えるようにしても良い。また、一時利用を選択する場合において、その有効利用期限もある程度自由に選択できるようにしても良い。
【0062】
その他、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0063】
【発明の効果】
本発明は上述したように、自車の現在位置において通信可能な範囲内に存在する周囲の他車と車々間通信を行い、必要な地図データを他車から取得して一時的に利用するようにしたので、外部から必要な地図データを取得して走行案内を行う通信ナビゲーション装置において、地図データがダウンロードできないという状態を抑止し、地図画像を用いた走行案内を常に継続して行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態によるナビゲーション装置の概要を示す図である。
【図2】車々間通信によって取得した地図データを用いたナビゲーション画面の例を示す図である。
【図3】本実施形態による車々間通信機能を備えたナビゲーション装置の構成例を示す図である。
【図4】地図データを利用する側におけるナビゲーション装置の全体動作を示すフローチャートである。
【図5】地図データを利用する側におけるナビゲーション装置の全体動作を示すフローチャートである。
【図6】他車から取得した地図データの有効利用期限管理の動作を示すフローチャートである。
【図7】地図データを提供する側におけるナビゲーション装置の全体動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 車々間通信部
2 携帯電話通信部
3 通信切替部
4 暗号化部
5 復号化部
6 セキュリティ管理部
7 GPS位置・時間情報発生部
8 ナビゲーション処理部
9 地図検索部
10 地図DB
11 表示装置
12 車載器IDメモリ
13 セキュリティ設定DB
14 ポイント管理DB
15 有効期限管理部
16 一時利用地図メモリ
101-1,101-2 車両
102-1,102-2 通信ナビゲーション装置
103-1,103-2 車々間通信装置
104-1,104-2 ドライブレコーダ
105 データセンタ
Claims (3)
- 自車の現在位置において通信可能な範囲内に存在する周囲の他車と通信をし、当該他車から地図データを取得する第1の地図データ取得手段と、
データセンタと通信し、当該データセンタから地図データを取得する第2の地図データ取得手段と、
上記地図データ取得手段および上記第2の地図データ取得手段の何れかに通信を切り替えて上記地図データの取得を行うようにする通信切替手段と、
上記自車の現在位置において通信可能な範囲内に存在する周囲の他車と通信をし、当該他車から送られてくる要求に応じて当該他車に地図データを供給する地図データ供給手段と、
上記第1または第2の地図データ取得手段により取得した地図データを用いて車両の走行案内を行う走行案内手段と、
上記第1または第2の地図データ取得手段により取得した地図データの有効利用期限を管理する期限管理手段と、
上記地図データの他車から取得および他車への供給に対して課金情報を計算する課金情報計算手段と、
上記課金情報計算手段により求められた課金情報を上記データセンタに送信する課金情報送信手段と、
を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。 - 上記通信切替手段によって上記第2の地図データ取得手段に通信が切り替えられたときに、上記課金情報送信手段が上記課金情報を上記データセンタに送信することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
- 上記データセンタから定期的あるいは不定期的に送られてくる要求に応じて、上記課金情報送信手段が上記課金情報を上記データセンタに送信することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002248024A JP4080823B2 (ja) | 2002-08-28 | 2002-08-28 | ナビゲーション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002248024A JP4080823B2 (ja) | 2002-08-28 | 2002-08-28 | ナビゲーション装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004085405A JP2004085405A (ja) | 2004-03-18 |
JP4080823B2 true JP4080823B2 (ja) | 2008-04-23 |
Family
ID=32055503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002248024A Expired - Fee Related JP4080823B2 (ja) | 2002-08-28 | 2002-08-28 | ナビゲーション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4080823B2 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006046296A1 (ja) | 2004-10-28 | 2006-05-04 | Fujitsu Limited | 移動無線通信端末及び通信制御方法 |
JP2006163512A (ja) * | 2004-12-02 | 2006-06-22 | Mitsubishi Motors Corp | 車載情報処理装置 |
JP4747972B2 (ja) | 2006-07-11 | 2011-08-17 | 株式会社デンソー | 情報通信システム |
JP4861261B2 (ja) * | 2007-06-28 | 2012-01-25 | 株式会社東海理化電機製作所 | 車車間通信システム |
JP5172633B2 (ja) * | 2008-12-05 | 2013-03-27 | 三菱電機株式会社 | ナビゲーションシステム |
JP4725659B2 (ja) | 2009-03-04 | 2011-07-13 | 株式会社デンソー | 車載端末および地図データ更新システム |
JP5614176B2 (ja) * | 2010-08-26 | 2014-10-29 | トヨタ自動車株式会社 | キャッシュ管理装置およびデータ配信システム |
JP2016153247A (ja) * | 2014-07-23 | 2016-08-25 | 株式会社発明屋 | クラウド運ちゃん |
RU2695037C1 (ru) | 2015-10-16 | 2019-07-18 | ФОРД ГЛОУБАЛ ТЕКНОЛОДЖИЗ, ЭлЭлСи | Система и способ псевдонавигационной помощи в транспортном средстве |
JP2018088092A (ja) * | 2016-11-28 | 2018-06-07 | 京セラ株式会社 | 画像処理装置、車載システム、車載カメラ、移動体、および画像処理方法 |
US10085137B1 (en) | 2017-03-22 | 2018-09-25 | Cnh Industrial America Llc | Method and system for sharing a telematics access point |
JP2020166585A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | トヨタ自動車株式会社 | 地図情報配信システム及び車両 |
JP7357017B2 (ja) * | 2021-01-12 | 2023-10-05 | 本田技研工業株式会社 | 地図更新システム |
JPWO2023135779A1 (ja) * | 2022-01-17 | 2023-07-20 |
-
2002
- 2002-08-28 JP JP2002248024A patent/JP4080823B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004085405A (ja) | 2004-03-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8640258B2 (en) | Service providing system | |
JP4080823B2 (ja) | ナビゲーション装置 | |
JP4188690B2 (ja) | 捜索支援装置及び捜索支援システム | |
US9400190B2 (en) | Real-time traffic condition measurement using network transmission data | |
JP3929894B2 (ja) | 位置関連情報仲介・獲得方法、仲介コンピュータシステム、及び移動端末 | |
US20040106415A1 (en) | Position information management system | |
JP3853316B2 (ja) | 位置情報管理システム | |
JP2005526244A (ja) | 旅行関連情報をユーザに提供するための方法及び装置 | |
JP2007520687A (ja) | 地図検索サービス提供方法およびシステム | |
JP2004110101A (ja) | サービス情報配信システム | |
JP3785639B2 (ja) | ナビゲーション方法及び装置、並びにそのコンピュータ・プログラム | |
JP2006165741A (ja) | 車載情報端末装置、情報サーバ装置および車載情報端末装置の認証システム | |
JP2007133764A (ja) | 位置認証システム、位置認証サーバ、および位置認証方法 | |
JP2005181062A (ja) | 地図表示装置、地図情報更新方法およびプログラム | |
JP2002367091A (ja) | フローティングカーデータ収集方法と、それを実施する装置 | |
JP2007114797A (ja) | 地図表示方法、地図表示システム、携帯端末およびプログラム | |
EP1548681A1 (en) | Information distribution system and information distribution method | |
JP2003186394A (ja) | 地図サーバ、及び、その通信端末 | |
JP2006276932A (ja) | 車載器セットアップシステム及び車載器のセットアップ方法、セットアップ装置及びその制御方法、車載器及びその制御方法、制御プログラム及び記録媒体 | |
JP2005149230A (ja) | 表示連動システム | |
JP2004125415A (ja) | ナビゲーション装置及びサーバ装置 | |
JP4457668B2 (ja) | 検索システムおよび検索装置 | |
JP2008041053A (ja) | クーポン情報処理システムおよび車載機器 | |
KR20010093557A (ko) | 차량용 내비게이션 시스템 | |
JP2003228799A (ja) | ナビゲーションシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050328 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070403 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070515 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070621 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080205 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080207 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140215 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |