JP4078535B2 - 袋口結束用クリップ - Google Patents
袋口結束用クリップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4078535B2 JP4078535B2 JP2002174984A JP2002174984A JP4078535B2 JP 4078535 B2 JP4078535 B2 JP 4078535B2 JP 2002174984 A JP2002174984 A JP 2002174984A JP 2002174984 A JP2002174984 A JP 2002174984A JP 4078535 B2 JP4078535 B2 JP 4078535B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- clip
- bag
- mouth
- peripheral edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Auxiliary Apparatuses For Manual Packaging Operations (AREA)
- Package Closures (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一方向に向けて開放された開口部が中央に形成されたプラスチック製の薄片から構成されたクリップを、包装用袋の首部に装着するとともに該クリップを開口部が頂点の方向に向くように円錐形状に成形することにより袋の口部を結束するようにした袋口結束用のクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
パンや野菜等の食品を収容した包装用の袋の口部を閉じるため、図6に示すように、プラスチック製の薄片で形成されたクリップ10に形成された開口部11を集束された袋Pの首部に装着して、クリップに形成された一対の脚片12を重ね合わせることによりクリップ10をほぼ円錐形状に成形するとともに、前記脚片12の重ね合わせ部を固着させることにより内容物を収容した包装用袋Pの首部を結束するようにしたクリップが既に知られている。
【0003】
図7(a)に示すように、上記クリップ10は、収束された袋Pの口部を収容するように一端方向に向けて開放された開口部11が中央部に形成されており、該開口部11の両側に開口部11の開放方向に沿って対向した一対の脚片12が形成されており、開口部11の開放方向から内容物を収容した袋Pの口部を収束した状態で挿入して、前記一対の脚片12を互いに内側に向けて変位させて脚片12同士を互いに交差させるように重合させることにより、クリップ10を開口部11が頂点の方向に向くようにほぼ円錐形状に成形して、両脚片12の重合部を加締め、溶着又は係合等により固着させることにより包装用袋Pの首部を結束するようにしている。
【0004】
上記クリップ10は前方に向いた両脚片12の先端が前位のクリップ10の後端縁と小断面積の連結部を介して一体に連結され、クリップ結束機のクリップ供給機構により順次結束部へ供給され、先頭のクリップ1が収束されている袋Pの首部に装着される。各クリップ10の前方に向いて突出している一対の脚片12の基部には、結束機においてクリップ10を結束位置へ搬送するためと、脚片12同士を互いに重合操作をするための透孔13が形成されており、該透孔13と係合する結束機に設けられた脚寄せピンが先頭のクリップの透孔13に係合した状態でクリップ10は順次結束部へ向けて供給されるとともに、該脚寄せピンにより両脚片12を内側へ変位させて重合させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記クリップ10を使用して結束を行う袋口結束用の結束機では、互いに連結されたクリップを結束位置へ供給して結束を行わせるため、クリップ10の外径形状と透孔13の位置が規定されており、同じ結束機で多種類のクリップを使用する場合にはクリップ10の外径形状と透孔13の位置を一定にする必要がある。上記クリップ10による結束の対象となる包装用袋の種類は多様にわたっており、1種類のクリップによって結束できる袋の大きさが限られている。大きな袋の場合には通常のクリップ10では開口内に袋の収束された袋の口部を収容することができず結束が行えない。また、無理矢理に結束したとしても、結束口が小さいためクリップ10が切断したり脚片12の固着部の外れが発生したり、結束できたとしても負荷が大きいためクリップ10が白化してしまい見栄えが悪くなる。
【0006】
また、大きな袋の収束部を収容できるように単に開口部11の径を大きく形成すると、図7(b)に示すように、開口部11の内周縁とクリップ1の外径縁までの幅寸法w1及び、開口部11の内周縁と前記透孔13間の寸法w2が狭まってしまい、この部分の断面積が小さくなり、結束したとしてもクリップ10を形成している合成樹脂材の前記断面積の小さくなった部分の負荷が大きくなって白化現象が生じて商品価値を損ねてしまうという問題が発生していた。
【0007】
本発明は、開口部の径を大きく形成するとともに、開口部の周囲に充分な断面積がとれるようにして、結束した状態で白化現象等を発生することなく大きな袋の結束が可能であり、従来の袋口結束機で使用することが可能なクリップを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明のクリップは、前方に向けて開放された開口部が中央に形成されるとともに、該開口部の両側に開放方向に沿って延びた一対の脚片が形成され、該脚片の基部に搬送及び成型用の透孔が形成された袋口結束用のクリップにおいて、袋の収束部を収容可能な開口部を、開口部の内周縁とクリップの外周縁との幅寸法が所定以上の寸法を保つように前記開口部の中心を前記開放方向にずらして形成するとともに、該開口部の前記透孔と対向した内周縁に開口部の中心方向に向けて突出させた突起を形成したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図に示す実施例により本発明の実施の形態を説明する。本発明のクリップ1は図1に示すように、プラスチックの薄片で構成されており、集束された袋の首部を収容できるように一端方向に向けて開放された開口部2が中央部に形成されている。該開口部2の開放部3の両側に開放方向に沿って一対の脚片4が形成され、この両脚片4の先端部には両脚片4同士を絡み合わせてクリップ1を円錐形に成形した状態に維持させる係合部5が形成されている。また、両脚片4の基部にはクリップ結束機において両脚片4同士を互いに内側へ引き寄せて円錐形の結束状態に重ね合わせするための透孔6が形成されている。
【0010】
該クリップ1は前記脚片4の先端部が前方に配置されるクリップ1の肩部7と小断面積の連結部8を介して一体に連結されており、袋口結束機において先頭のクリップ1を結束位置へ搬送させる際に連結された後続のクリップ1を順次結束部へ向けて供給するようにしている。結束位置の直前で先頭のクリップ1が前記小断面積の連結部8から切断されて結束位置に待機されている袋の口部へ装着されるように操作される。
【0011】
前記開口部2は収束された大型の袋の口部を収容できるように内径寸法が大きく形成されており、更に、白化現象を生ずることなく且つ充分な結束力を保つために、開口部2の内周縁とクリップ1の前記肩部7付近の外径縁との幅寸法W1が大きくとれるように開口部2の中心が開放方向に沿って前方へ変位されて形成されている。また、開口部2の内周縁の前記透孔6と対向した両側部には開口部2の中心方向へ突出形成された突起9aが形成されており、この突起9aにより開口部2の内周縁と透孔6との間の寸法W2が小さくなることを防止している。また、開口部2の後方側の内周縁にも開口部2の中心方向へ向けて突出形成された突起9bが形成されている。
【0012】
図2に示すように、クリップ1は袋Pの収束された口部に装着されて、脚片6を互いに内側に向けて変位させることにより開口部2が上を向いた形態にほぼ円錐形状に成形され、重合された脚片4同士をカシメ又は溶着することにより又は、両脚4に形成された前記係合部5を互いに絡み合わせることによって結束させる。図3に示すように、袋Pの口部に装着されて円錐形状に成形されたクリップ1は、両脚片4が上下方向に重なり合って配置されるとともに、開口部2の中心方向に向けて突出形成された突起9a、9bが、袋口の収束部に当接して上方へ向けて屈曲されて開口部2の内径寸法が大きくなるように変形させる。
【0013】
図4に示すように、開口部2の両側に沿った内周縁に形成された突起9aは、開口部2内に挿入された袋Pの収束された口部と当接されることにより、突起9aが上方に向けて弾力的に変形され開口部2の内径を拡張して大きな袋Pの口部を開口部2内へ収容するとともに、突起9aの弾力により袋口の収束部を押圧させるので袋Pの収束部を確実に保持させる。また、図5に示すように、開口部2の後方側の内周縁に形成された突起9bも袋口の収束部により同様に上方に向けて変形されて弾力的に袋Pの口部と係合するようになる。
【0014】
また、開口部2内に形成されている突起9a、9bには、袋と接触した際に袋を傷つけずに袋Pの収束部の形状又は外径を吸収させるために角部が丸められており、大袋の収束された口部と弾力的に当接されても袋Pに突き刺さったりして袋を損傷させてしまうことがないようにされている。
【0015】
【発明の効果】
以上のように、本発明のクリップは、大袋の収束部が収容できる大きな内径の開口部を、その中心が開放方向にずらして形成されており、更に、該開口部の内周縁に開口部の中心方向に向けて突出させた突起を透孔と対応させて形成しているので、外形形状及び透孔の位置を従来のクリップと同一に形成しても、開口部の内周縁とクリップの肩部付近の外形縁及び透孔間の幅寸法を大きく確保させることができ、大きな袋を結束した状態でクリップ1に大きな負荷がかかることが無く白化現象が発生する等の商品価値を低下させるようなことが無く、従来のクリップを使用するクリップ結束機により、従来より大きな袋の結束をすることが可能となる。
【0016】
また、袋の収束部が開口内に装着されることにより開口部内に形成した突起が収束部と当接されて弾力的に変形されることにより、大きな袋の収束された口部が収容できるように開口部の内径が拡張され、且つ突起の弾力により袋の口部が保持されるので、袋の収束された形状が円形になっていなくてもまた、収束部の外径が一定でない場合でも袋の口部に確実に保持されて、袋の口部を確実に結束することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリップの平面図。
【図2】本発明のクリップにより大きな袋の口部を結束した状態の斜視図。
【図3】結束状態に成形された本発明のクリップの平面図。
【図4】結束状態に成形された本発明のクリップの縦断正面図。
【図5】結束状態に成形された本発明のクリップの縦断側面図。
【図6】従来のクリップによる結束状態を示す斜視図。
【図7】従来のクリップの平面図であり、(a)通常の袋用のクリップ、(b)は大きな袋用に開口部の内径寸法を大きく設定したクリップを示す。
【符号の説明】
1 クリップ
2 開口部
3 開放部
4 脚片
5 係合部
6 透孔
7 肩部
8 連結部
9a、9b 突起
Claims (1)
- 前方に向けて開放された開口部が中央に形成されるとともに、該開口部の両側に開放方向に沿って延びた一対の脚片が形成され、該脚片の基部に搬送及び成型用の透孔が形成された袋口結束用のクリップにおいて、袋の収束部を収容可能な開口部を、開口部の内周縁とクリップの外周縁の幅寸法が所定以上の寸法を保つように前記開口部の中心を前記開放方向にずらして形成するとともに、該開口部の前記透孔と対向した内周縁に開口部の中心方向に向けて突出させた突起を形成したことを特徴とする袋口結束用クリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002174984A JP4078535B2 (ja) | 2002-06-14 | 2002-06-14 | 袋口結束用クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002174984A JP4078535B2 (ja) | 2002-06-14 | 2002-06-14 | 袋口結束用クリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004018017A JP2004018017A (ja) | 2004-01-22 |
JP4078535B2 true JP4078535B2 (ja) | 2008-04-23 |
Family
ID=31173795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002174984A Expired - Fee Related JP4078535B2 (ja) | 2002-06-14 | 2002-06-14 | 袋口結束用クリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4078535B2 (ja) |
-
2002
- 2002-06-14 JP JP2002174984A patent/JP4078535B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004018017A (ja) | 2004-01-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4072263B2 (ja) | 食品のような物品を入れるための容器 | |
US6431754B1 (en) | End stop for reclosable fastener and method of installation thereon | |
KR200472711Y1 (ko) | 포장상자용 손잡이 | |
JP2006516518A (ja) | シートから形成される本体のためのクリップ型システム及び関連する製造方法 | |
JP4078535B2 (ja) | 袋口結束用クリップ | |
KR102286368B1 (ko) | 개선된 프레스핏 구조 및 이에 의한 식품 포장용 랩 | |
JP2001031029A (ja) | 結束用クリップ | |
JP2004083106A (ja) | ポケットティッシュ | |
JP2000085796A (ja) | 手提げ袋 | |
JP3691818B2 (ja) | 収納用ケース | |
JP4064146B2 (ja) | 包装箱 | |
JP4352608B2 (ja) | 結束具 | |
CA2384924C (en) | End stop for reclosable fastener and method of installation thereon | |
JP3650367B2 (ja) | 開封機能付き包装箱 | |
JP7343352B2 (ja) | 食品用包装袋 | |
JP6281757B1 (ja) | 運搬容易な帯付ゴミ袋 | |
JP2541216Y2 (ja) | 結束具 | |
JP3074333U (ja) | 封筒袋 | |
JP3462906B2 (ja) | テープ等の固定具 | |
JP3103976U (ja) | 樹脂シート製包装用容器 | |
JP3167666U (ja) | 紙袋 | |
KR100569628B1 (ko) | 하부 결합력이 양호한 포장용 상자 | |
KR950014451B1 (ko) | 스테이플 | |
JP2011057282A (ja) | 物品包装具 | |
JPH10211944A (ja) | 包装容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050512 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071121 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080109 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080122 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4078535 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140215 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |