JP4074728B2 - 配線板の静電気放電構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタ端子と電子部品との間を導体パターンにより接続した配線板の静電気放電構造に係り、特に、導体パターンに印加された静電気を電子部品の前段側にて確実にGNDラインに逃がすことができる放電経路を持つ配線板の静電気放電構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来における配線板の静電気放電構造を説明する電子回路の一例を示している。
【0003】
図4に示す従来例では、ECU101をバッテリー102で駆動させる駆動回路が形成され、また、人体Pが帯電している場合において、操作スイッチ部103(E点),104のうち、例えばE点へ人体Pから静電気が放電されることがある。このE点への静電気の放電がなされた場合、コネクタ端子105(D点)及びそのランド105aを介してECU101内に伝わり、ECU101内のインピーダンスの低い所、例えば、ECU101内プリント基板の導体パターン上でA点からこのA点と近接しているB点やC点へと放電する。これによりECU103の制御中枢をなすマイコン106が破損する。そこで、従来は、次のような対策を採っていた。
【0004】
(1)A点の前段側にコンデンサを入れ、静電気を吸収する。
【0005】
(2)図5に示すように、静電気が印加されるコネクタ端子105に近接するGND導体パターン107のレジストを抜き、レジスト抜き箇所108を利用して放電経路109からGND導体パターン110へと放電させるようにする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記(1)の対策を採った場合には、対策にコストがかかるという問題があった。
【0007】
また、上記(2)の対策を採った場合には、ECU内のインピーダンスの低い所での放電が優先されてコネクタ端子105(D点)及びそのランド105aから放電経路204へ放電しない場合があり、この場合にはマイコンを破損させることになるという問題があった。
【0008】
本発明は上記の事情に鑑み、導体パターンに印加された静電気を電子部品の前段側にて確実にGNDラインに逃がすことができる放電経路を持つ配線板の静電気放電構造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、次の(1)乃至(5)に示す配線板の静電気放電構造を提供する。
(1)第1及び第2の端子と、電子部品と、前記第1及び第2の端子と前記電子部品とをそれぞれ接続する導体パターン及びGND導体パターンと、を備えた配線板の静電気放電構造であって、
前記導体パターンにおける前記電子部品から離れた一部位に、他の部位よりも、パターン幅が狭く前記GND導体パターンに近接する放電部を設け、
前記GND導体パターンが前記第2の端子を介してGNDに接続され、前記導体パターンに前記第1の端子を介して静電気が印加された際に、前記放電部から前記GND導体パターンに前記静電気を放電させる構成にしたことを特徴とする配線板の静電気放電構造。
【0010】
(2)前記放電部は、前記GND導体パターンに最も近接する唯一つの頂部と、該頂部に対して前記電子部品側と前記第1の端子側とからそれぞれ延出して前記頂部に連結する一対の連結部と、を有するエッジとして形成されていることを特徴とする(1)に記載の配線板の静電気放電構造。
【0011】
(3)当該配線板は、前記GND導体パターンにおける前記頂部と対向する位置に、前記GND導体パターンと接続されたスルーホールを有することを特徴とする(2)に記載の配線板の静電気放電構造。
【0012】
(4)当該配線板は、前記放電部における前記頂部に、前記導体パターンと接続されたスルーホールを有することを特徴とする(3)に記載の配線板の静電気放電構造。
【0013】
(5)前記放電部は、前記導体パターンにおける前記第1の端子の近傍に設けられていることを特徴とする(1)乃至(4)のいずれかに記載の配線板の静電気放電構造。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る配線板の静電気放電構造の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】
図1は本発明に係る配線板の静電気放電構造が適用される箇所の一例を示す図であり、図2は本発明の一実施形態の概略構成図、図3は本発明の他の一実施形態の概略構成図である。
【0022】
この配線板の静電気放電構造は、コネクタ端子とマイコン等の電子部品との間を導体パターンにより接続した配線板に適用されるものであり(図5参照)、図1に示すように、静電気が帯電された人体Pが操作スイッチ部1に近接または接触したときにコネクタ端子2を介して静電気が印加される導体パターン3にインピーダンスを高めた箇所HDを設け、このインピーダンスを高めた箇所HDと、この箇所HD近傍に配線されているGND導体パターン4とを近接させて放電経路5を形成することにより、マイコンに静電気が放電されないようにする。なお、GND導体パターン4は、コネクタ端子2Aを介してGNDに接続している。
【0023】
本発明の実施の形態では、図2に示すように、放電経路5は、コネクタ端子2,2Aの各ランド6の近傍において、導体パターン3のインピーダンスを高めた箇所HDのエッジ7と、GND導体パターン4に接続したスルーホール8との組合せで形成している。
【0024】
本発明の他の一実施形態では、図3に示すように、放電経路5は、コネクタ端子2,2Aの各ランド6の近傍において、導体パターン3のインピーダンスを高めた箇所HDに接続したスルーホール9と、GND導体パターン4に接続したスルーホール10との組合せで形成している。
【0025】
そして、放電経路5を形成するために用いるエッジ7とスルーホール8の組合せや、スルーホール9,10の組合せは、プリント基板で代表される配線板上の導体パターンの形成状態に応じて適宜選定できる。
【0026】
また、コネクタ端子2,2Aの各ランド6の近傍を対象として、スルーホール8,9,10を設ける都合上、スルーホール8,10には、ランド全体に予めレジストを被覆し、フロー半田付け時にスルーホール8,10が半田で埋まらないようにしておくとよいものである。
【0027】
このように本発明の各実施形態では、コネクタ端子2,2Aの各ランド6の近傍を対象として、導体パターン3にインピーダンスを高めた箇所HDを設け、この箇所HDとGND導体パターン4との間を放電経路5により近接させている。
【0028】
このため、導体パターン3のインピーダンスを高めた箇所HDとGND導体パターン4との間においては、放電経路5により近接させた状態で、静電気に起因する放電がし易い状態となるので、導体パターン3に静電気が印加されると同時に放電が開始される。
【0029】
しかも、放電経路5の形成箇所は、マイコンから離れた前段側であるため、導体パターン3に印加された静電気をマイコンの前段側にて確実にGNDライン(GND導体パターン4)に逃がすことができ、マイコンに静電気が放電される状態になるのを未然に回避できる。
【0030】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、導体パターンに印加された静電気を電子部品の前段側にて確実にGNDラインに逃がすことができる放電経路を持つ配線板の静電気放電構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配線板の静電気放電構造が適用される箇所の一例を示した図である。
【図2】本発明の一実施形態の概略構成図である。
【図3】本発明の他の一実施形態の概略構成図である。
【図4】静電気対策を施す理由を説明するために用いた配線板の一例図である。
【図5】従来の静電気対策の手法の一例を説明するために用いた図である。
【符号の説明】
1 操作スイッチ部
2,2A コネクタ端子
3 静電気が印加される導体パターン
4 GND導体パターン
5 放電経路
6 ランド
7 エッジ
8,9,10 スルーホール
HD インピーダンスを高めた箇所

Claims (5)

  1. 第1及び第2の端子と、電子部品と、前記第1及び第2の端子と前記電子部品とをそれぞれ接続する導体パターン及びGND導体パターンと、を備えた配線板の静電気放電構造であって、
    前記導体パターンにおける前記電子部品から離れた一部位に、他の部位よりも、パターン幅が狭く前記GND導体パターンに近接する放電部を設け、
    前記GND導体パターンが前記第2の端子を介してGNDに接続され、前記導体パターンに前記第1の端子を介して静電気が印加された際に、前記放電部から前記GND導体パターンに前記静電気を放電させる構成にしたことを特徴とする配線板の静電気放電構造。
  2. 前記放電部は、前記GND導体パターンに最も近接する唯一つの頂部と、該頂部に対して前記電子部品側と前記第1の端子側とからそれぞれ延出して前記頂部に連結する一対の連結部と、を有するエッジとして形成されていることを特徴とする請求項1記載の配線板の静電気放電構造。
  3. 当該配線板は、前記GND導体パターンにおける前記頂部と対向する位置に、前記GND導体パターンと接続されたスルーホールを有することを特徴とする請求項2記載の配線板の静電気放電構造。
  4. 当該配線板は、前記放電部における前記頂部に、前記導体パターンと接続されたスルーホールを有することを特徴とする請求項3記載の配線板の静電気放電構造。
  5. 前記放電部は、前記導体パターンにおける前記第1の端子の近傍に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の配線板の静電気放電構造。
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