JP4072731B2 - 光ディスク記録再生装置 - Google Patents
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Description
する光ディスク記録再生装置に関し、特に、トラッキング駆動信号にオフセットが乗らな
いようにする回路を備えた光ディスク記録再生装置に関する。
キングエラー信号に従って行われ、詳しくは光ピックアップに備えられる対物レンズが光
ピックアップを搭載するスレッドに対してシフトする量(光ディスク上のトラックの内周
側または外周側にずれる量)に応じてパルス幅が変化するトラッククロス信号に従って行
われている。
ラッククロス信号に基づくトラッキングサーボにより、対物レンズをトラックに対する正
常位置に戻すため対物レンズを外周側の方向へ移動させるようにトラッキング駆動電圧を
トラッキングアクチュエータに印加し、対物レンズをトラックに対する正常位置になるよ
うに駆動制御している。即ち、トラッキングエラーバランスが零になるように補正してい
る。
およびトラッキングアクチュエータの動作を説明するためのブロック図である。図3にお
いて、36はレーザ光を出射する光源であり、この光源36から出射されたレーザ光は、
ホログラム素子35を通過してミラー34で反射された後、対物レンズ33によって集光
され、光ディスク38の記録面にスポット照射される。そして、光ディスク38の記録面
で反射された戻り光は、再び対物レンズ33によって集光され、ミラー34によって反射
された後、ホログラム素子35を通過する際に複数の光束群に分光されて、多分割受光素
子群37に入射する。なお、光ディスク38の記録面にレーザ光の焦点を合わせるための
フォーカス系のサーボに関する説明はここでは省略する。
面上のトラック溝で回折された+/−1次光成分が含まれており、ホログラム素子35の
表面におけるトラック溝方向に対して左右に2分割された第1,第2領域のそれぞれは、
+1次光または−1次光成分で変調された領域に対応するように位置設定されている。ホ
ログラム素子35における第1,第2領域を通過した戻り光は、それぞれ異方向に分光さ
れ、多分割受光素子群37で受光されて光電変換される。そして、トラッキングエラー検
出回路39は、多分割受光素子群37から出力される個別の信号のうち適当な信号を選択
して、その差をとることにより、トラッキングエラー信号を生成する。
半径方向に移動させるもの)に対するレンズシフトについて説明する。対物レンズ33を
搭載するレンズホルダ32は、スレッドに対して光ディスク38の半径方向(トラッキン
グ方向)に動けるように、トラッキングアクチュエータ31に可動自在に支持されている
。したがって、レンズホルダ32はトラッキングアクチュエータ31によって駆動され、
トラッキングエラー検出回路39から出力されたトラッキングエラー信号に基づきトラッ
キングアクチュエータ駆動回路40を介してトラッキングドライブ電圧がトラッキングア
クチュエータ31に供給され、トラッキングサーボ制御が行われる。
、即ち、対物レンズ33がシフトするが、光ディスク38の回転周波数(偏芯周波数)は
例えば数Hz〜数10Hzと高速であり、一方、スレッドの送り動作の周波数帯域は例え
ば1Hzで低速である。したがって、トラッキングサーボ時には、光ディスク38のトラ
ック溝に対して専ら対物レンズ33のみが追随し、トラック溝の偏心により対物レンズ3
3がスレッドに対してシフトすることになる。
1におけるフォーカス駆動信号およびトラッキング駆動信号のオフセットをキャンセルす
るための回路およびその回路に接続されるローパスフィルタを示すブロック図である。
らの読取信号であるRF信号を増幅するRFアンプ、このRFアンプから出力されたRF
信号をデジタルデータに変換した後に光ディスクのデータフォーマットに応じた信号復調
処理と誤り訂正処理を行って生成したデータをRAMに格納するデジタル信号処理部、こ
のデジタル信号処理部から出力されたデータストリームの中からオーディオデータとサブ
ピクチャデータとビデオデータとを分離するストリーム分離部、このストリーム分離部か
ら出力されたサブピクチャデータを入力して所定のデコード処理を行うサブピクチャデコ
ーダ、前記ストリーム分離部から出力されたビデオデータを入力して所定のデコード処理
を行うビデオデコーダ、このビデオデコーダから出力されたデータと前記サブピクチャデ
コーダから出力されたデータとを合成するビデオプロセッサ、前記ビデオプロセッサから
出力された合成データを表示用のビデオ信号に変換して画像をディスプレイ装置に表示さ
せるビデオエンコーダ、および上記各構成要素を制御するシステムコントローラなどが備
えられている。
出力されるフォーカス駆動信号をフィードバック信号として入力してアナログ/デジタル
変換する入力ポートとしてのA/Dポート2と、このA/Dポート2を介して入力された
最初のフォーカス駆動信号のデジタル電圧値を基準電圧値として格納する基準電圧値格納
手段4と、この基準電圧値格納手段4に最初のフォーカス駆動信号のデジタル電圧値を基
準電圧値として格納させる制御を行う基準電圧値格納制御手段3と、前記基準電圧値とA
/Dポート2を介して入力されたフォーカス駆動信号のデジタル電圧値とを比較する比較
手段5と、図示しないデジタル信号処理部より入力されたフォーカスエラー信号に基づい
て生成されたデジタルのフォーカス駆動信号をデジタル/アナログ変換しアナログのフォ
ーカス駆動信号に変換すると共に、該アナログのフォーカス駆動信号にオフセットが乗ら
ないように比較手段5の比較結果に従ってオフセット調整してアナログのフォーカス駆動
信号を出力するD/A変換・オフセットキャンセル回路(トラッキング駆動信号に対して
も同様な処理を行う回路を含む)10と、前記アナログのフォーカス駆動信号を出力する
フォーカス出力ポート11とを備えている。
出力されるトラッキング駆動信号をフィードバック信号として入力してアナログ/デジタ
ル変換する入力ポートとしてのA/Dポート6と、このA/Dポート6を介して入力され
た最初のトラッキング駆動信号のデジタル電圧値を基準電圧値として格納する基準電圧値
格納手段9と、この基準電圧値格納手段9に最初のトラッキング駆動信号のデジタル電圧
値を基準電圧値として格納させる制御を行う基準電圧値格納制御手段8と、前記基準電圧
値とA/Dポート6を介して入力されたトラッキング駆動信号のデジタル電圧値とを比較
する比較手段7と、図示しないデジタル信号処理部より入力されたトラッキングエラー信
号に基づいて生成されたデジタルのトラッキング駆動信号をデジタル/アナログ変換しア
ナログのトラッキング駆動信号に変換すると共に該アナログのトラッキング駆動信号にオ
フセットが乗らないように比較手段7の比較結果に従ってオフセット調整してアナログの
トラッキング駆動信号を出力する前記D/A変換・オフセットキャンセル回路10と、前
記アナログのトラッキング駆動信号を出力するトラッキング出力ポート12とを備えてい
る。
ログのフォーカス駆動信号の低域周波数成分のみを通過させフォーカスアクチュエータ駆
動回路へのフォーカス駆動信号として出力すると共にA/Dポート2へフィードバックす
るフォーカス駆動信号として出力するローパスフィルタ13と、トラッキング出力ポート
12から出力されたアナログのトラッキング駆動信号の低域周波数成分のみを通過させト
ラッキングアクチュエータ駆動回路40(図3参照)へのトラッキング駆動信号として出
力すると共にA/Dポート6へフィードバックするトラッキング駆動信号として出力する
ローパスフィルタ14とを備えている。
エータ駆動回路40およびA/Dポート6に接続されており、トラッキング駆動信号を出
力するが、トラッキングアクチュエータ駆動回路40が動作しているときに温度が高温に
なると、トラッキング駆動信号にオフセットが乗ることがある。
タ駆動回路40を構成している抵抗やトランジスタなどの温度特性により、回路の抵抗値
が増加し、トラッキングアクチュエータ31(図3参照)へのコイル電流が少なくなり、
トラッキングアクチュエータ31の動作が鈍るので、これを補うため、図示しないサーボ
制御部は、トラッキングアクチュエータ駆動回路40へのトラッキング駆動信号の電圧を
引き上げるように作用する。
が大きいため、即ち、ローパスフィルタ14の抵抗R2の抵抗値(例えば22KΩ)が大
きいため、1発目のトラッキング駆動信号により設定される基準電圧値格納手段9の基準
電圧値が本来の電圧値よりも低くなっており、これにより、本来出力しなければならない
トラッキングアクチュエータ駆動回路40へのトラッキング駆動信号の電圧値よりも低い
目の電圧値のトラッキング駆動信号がローパスフィルタ14から出力されることになる。
、トラッキングアクチュエータ駆動回路40を構成している抵抗やトランジスタなどの温
度特性により、回路の抵抗値が増加し、トラッキングアクチュエータ31(図3参照)へ
のコイル電流が少なくなり、トラッキングアクチュエータ31の動作が鈍るので、これを
補うため、図示しないサーボ制御部は、トラッキングアクチュエータ駆動回路40へのト
ラッキング駆動信号の電圧を引き上げるように作用し、この結果、ローパスフィルタ14
から出力されるトラッキング駆動信号の電圧が引き上げられるが、例えば、図5に示すよ
うにオフセットOSがトラッキング駆動信号TDに乗ってしまい、このままの状態で記録
や再生を行うと、不具合が発生することになる。
領域に応じて切り替えてフォーカスエラー信号またはトラッキングエラー信号のゲインを
調整するものであり、トラッキングアクチュエータ駆動回路が高温になったときに、トラ
ッキング駆動信号にオフセットが乗るのを防ぐものではない。
エータ駆動回路が高温になったときに、トラッキング駆動信号にオフセットが乗るのを防
ぐものではない。
、これを補正することができるようにしたものであり、トラッキングアクチュエータ駆動
回路が高温になったときに、トラッキング駆動信号にオフセットが乗るのを防ぐものでは
ない。
エータ駆動回路が高温になっても、トラッキング駆動信号にオフセットが乗らないように
することができる回路構成を有する光ディスク記録再生装置を提供することを目的とする
。
収束させるための対物レンズを有し、光ディスクに対して情報の記録/再生を光学的に行
うための光ピックアップと、この光ピックアップの対物レンズを光ディスクの半径方向に
微小移動させるトラッキングアクチュエータを駆動させるトラッキングアクチュエータ駆
動回路とを備えた光ディスク記録再生装置において、前記トラッキングアクチュエータ駆
動回路へ出力されるトラッキング駆動信号をフィードバック信号として入力してアナログ
/デジタル変換する入力ポートと、この入力ポートを介して入力された最初のトラッキン
グ駆動信号のデジタル電圧値を基準電圧値として格納する基準電圧値格納手段と、前記基
準電圧値と前記入力ポートを介して入力されたトラッキング駆動信号のデジタル電圧値と
を比較する比較手段と、入力されたデジタルのトラッキング駆動信号をデジタル/アナロ
グ変換しアナログのトラッキング駆動信号に変換すると共に該アナログのトラッキング駆
動信号にオフセットが乗らないように前記比較手段の比較結果に従って調整してアナログ
のトラッキング駆動信号を出力するD/A変換・オフセットキャンセル回路と、前記アナ
ログのトラッキング駆動信号を出力するトラッキング出力ポートと、このトラッキング出
力ポートから出力されたアナログのトラッキング駆動信号の低域周波数成分のみを通過さ
せ前記トラッキングアクチュエータ駆動回路へのトラッキング駆動信号として出力すると
共に前記入力ポートへフィードバックするトラッキング駆動信号として出力するローパス
フィルタとを備え、前記ローパスフィルタにおける出力側の抵抗を2つの直列抵抗で構成
し、この直列抵抗の前段の抵抗の抵抗値を後段の抵抗の抵抗値よりも小さくし、前段の抵
抗と後段の抵抗との接続点を前記入力ポートの入力側に接続し、前記接続点を介してトラ
ッキング駆動信号のフィードバック信号を前記入力ポートに入力するように構成したこと
を特徴とする光ディスク記録再生装置を提供する。
クチュエータのオフセット調整を行うため、例えば、スキップアップ処理を開始させると
、1発目のトラッキング駆動信号がローパスフィルタから出力され、この1発目のトラッ
キング駆動信号が、トラッキングアクチュエータ駆動回路に供給されると共に、フィード
バック信号として入力ポートにも入力される。入力ポートに入力された1発目のトラッキ
ング駆動信号はデジタル信号に変換され、このデジタル信号の電圧値が基準電圧値格納手
段にトラッキング駆動信号の基準電圧値として格納される。
路に供給されると共に、フィードバック信号として入力ポートにも入力される。入力ポー
トに入力された2発目のトラッキング駆動信号は、デジタル信号に変換され、比較手段に
おいて、2発目のトラッキング駆動信号の電圧値と基準電圧値格納手段に格納されている
基準電圧値とが比較される。比較の結果、両電圧が同じ場合は、3発目のトラッキング駆
動信号も、同じ電圧でトラッキングアクチュエータ駆動回路に供給されるが、両電圧が異
なる場合は、入力されたトラッキング信号の電圧値が基準電圧値になるように、D/A変
換・オフセットキャンセル回路において処理され、トラッキング駆動信号が出力される。
その後の4発目以降のトラッキング駆動信号についても同様な処理を行う。
トラッキング駆動信号をデジタル/アナログ変換しアナログのトラッキング駆動信号に変
換すると共に、該アナログのトラッキング駆動信号にオフセットが乗らないように前記比
較手段の比較結果に従ってオフセット調整してアナログのトラッキング駆動信号を出力す
る。
の直列抵抗の前段の抵抗の抵抗値を後段の抵抗の抵抗値よりも小さくし、前段の抵抗と後
段の抵抗との接続点を前記入力ポートの入力側に接続したので、トラッキング出力ポート
と入力ポートとの電位差が極力小さくなって、基準電圧値格納手段に格納される基準電圧
値が正確なものに極力近づき、比較手段の比較結果は、かなり精度が高くなる。したがっ
て、D/A変換・オフセットキャンセル回路は、精度の高い比較結果に従って処理を行う
ので、オフセットの乗らないトラッキング駆動信号を出力することができる。
、この直列抵抗の前段の抵抗の抵抗値を後段の抵抗の抵抗値よりも小さくし、前段の抵抗
と後段の抵抗との接続点を入力ポートの入力側に接続したので、トラッキング出力ポート
と入力ポートとの電位差が極力小さくなって、基準電圧値格納手段に格納される基準電圧
値が正確なものに極力近づき、トラッキングアクチュエータ駆動回路が高温になっても、
トラッキング駆動信号にオフセットが乗らないようにすることができ、これにより、記録
や再生の処理精度が高くなる。
抗で構成し、この直列抵抗の前段の抵抗の抵抗値を後段の抵抗の抵抗値よりも小さくし、
前段の抵抗と後段の抵抗との接続点を入力ポートの入力側に接続したので、トラッキング
出力ポートと入力ポートとの電位差が極力小さくなって、基準電圧値格納手段に格納され
る基準電圧値が正確なものに極力近づき、D/A変換・オフセットキャンセル回路のオフ
セット調整の精度が高くなる。したがって、トラッキングアクチュエータ駆動回路が高温
になっても、トラッキング駆動信号にオフセットが乗らないようにすることができ、これ
により、記録や再生の処理精度が高くなる。
一実施形態に係る光ディスク記録再生装置に備えられるシステムLSI1におけるフォー
カス駆動信号およびトラッキング駆動信号のオフセットをキャンセルするための回路およ
びその回路に接続されるローパスフィルタを示すブロック図である。図1において、図4
に示す構成要素に対応するものには同一の符号を付し、その説明を省略する。
フィルタ15は、コンデンサC1、抵抗R1、抵抗R2a、抵抗R2b、およびコンデン
サC2から構成されている。コンデンサC1の一端は接地され、その他端は抵抗R1の一
端に接続されると共にトラッキング出力ポート12の出力端子に接続されている。抵抗R
1の他端は抵抗R2aの一端に接続され、抵抗R2aの他端は抵抗R2bの一端およびコ
ンデンサC2の一端に接続されている。抵抗R2bの他端はトラッキングアクチュエータ
駆動回路40(図3参照)の入力端子に接続され、コンデンサC2の他端は接地されてい
る。抵抗R2aと抵抗R2bとの接続点SはラインL2を介してA/Dポート6の入力端
子に接続されている。なお、コンデンサC2の一端を抵抗R2bの出力側に接続しても良
い。
説明する。図3に示すように、光ディスク38が光ディスク記録再生装置に装填され、ト
ラッキングアクチュエータ31のオフセット調整を行うため、例えば、スキップアップ処
理を開始させると、1発目のトラッキング駆動信号が図1に示すローパスフィルタ15か
ら出力されると、この1発目のトラッキング駆動信号が、トラッキングアクチュエータ駆
動回路40に供給されると共に、フィードバック信号としてA/Bポート6にも入力され
る。A/Bポート6に入力された1発目のトラッキング駆動信号はデジタル信号に変換さ
れ、このデジタル信号の電圧値が基準電圧値格納手段9にトラッキング駆動信号の基準電
圧値として格納される。
路40に供給されると共に、フィードバック信号としてA/Dポート6にも入力される。
A/Dポート6に入力された2発目のトラッキング駆動信号は、デジタル信号に変換され
、比較手段7において、2発目のトラッキング駆動信号の電圧値と基準電圧値格納手段9
に格納されている基準電圧値とが比較される。比較の結果、両電圧が同じ場合は、3発目
のトラッキング駆動信号も、同じ電圧でトラッキングアクチュエータ駆動回路40に供給
されるが、両電圧が異なる場合は、入力されたトラッキング信号の電圧値が基準電圧値に
なるように、D/A変換・オフセットキャンセル回路10において処理され、トラッキン
グ駆動信号が出力される。その後の4発目以降のトラッキング駆動信号についても同様な
処理を行う。
キング駆動信号をデジタル/アナログ変換しアナログのトラッキング駆動信号に変換する
と共に、該アナログのトラッキング駆動信号にオフセットが乗らないように比較手段7の
比較結果に従ってオフセット調整してアナログのトラッキング駆動信号を出力する。
ルタ14の例えば抵抗値22KΩの抵抗R2)を2つの直列抵抗R2a,R2bで構成し
、この直列抵抗R2a,R2bの前段の抵抗R2aの抵抗値(例えば2KΩ)を後段の抵
抗R2bの抵抗値(例えば20KΩ)よりも小さくし、前段の抵抗R2aと後段の抵抗R
2bとの接続点Sを、ラインL2を介してA/Dポート6の入力端子に接続したので、ト
ラッキング出力ポート12とA/Dポート6との電位差が極力小さくなって、基準電圧値
格納手段9に格納される基準電圧値が正確なものに極力近づき、比較手段7の比較結果は
かなり精度が高くなる。したがって、D/A変換・オフセットキャンセル回路10は、精
度の高い比較結果に従って処理を行うので、例えば、図2に示すようにオフセットの乗ら
ないトラッキング駆動信号TDを出力することができる。
R2a,R2bで構成し、この直列抵抗R2a,R2bの前段の抵抗R2aの抵抗値を後
段の抵抗R2bの抵抗値よりも小さくし、前段の抵抗R2aと後段の抵抗R2bとの接続
点SをA/Dポート6の入力端子に接続したので、トラッキング出力ポート12とA/D
ポート6との電位差が極力小さくなって、基準電圧値格納手段9に格納される基準電圧値
が正確なものに極力近づき、D/A変換・オフセットキャンセル回路10のオフセット調
整の精度が高くなる。したがって、トラッキングアクチュエータ駆動回路40が高温にな
っても、トラッキング駆動信号にオフセットが乗らないようにすることができ、これによ
り、記録や再生の処理精度が向上する。
7 比較手段
9 基準電圧値格納手段
10 D/A変換・オフセットキャンセル回路
12 トラッキング出力ポート
15 ローパスフィルタ
31 トラッキングアクチュエータ
40 トラッキングアクチュエータ駆動回路
R2a 抵抗(前段の抵抗)
R2b 抵抗(後段の抵抗)
S 接続点(フィードバック点)
Claims (1)
- レーザ光を光ディスク上のトラックに収束させるための対物レンズを有し、光ディスク
に対して情報の記録/再生を光学的に行うための光ピックアップと、この光ピックアップ
の対物レンズを光ディスクの半径方向に微小移動させるトラッキングアクチュエータを駆
動させるトラッキングアクチュエータ駆動回路とを備えた光ディスク記録再生装置におい
て、前記トラッキングアクチュエータ駆動回路へ出力されるトラッキング駆動信号をフィ
ードバック信号として入力してアナログ/デジタル変換する入力ポートと、この入力ポー
トを介して入力された最初のトラッキング駆動信号のデジタル電圧値を基準電圧値として
格納する基準電圧値格納手段と、前記基準電圧値と前記入力ポートを介して入力されたト
ラッキング駆動信号のデジタル電圧値とを比較する比較手段と、入力されたデジタルのト
ラッキング駆動信号をデジタル/アナログ変換しアナログのトラッキング駆動信号に変換
すると共に該アナログのトラッキング駆動信号にオフセットが乗らないように前記比較手
段の比較結果に従ってオフセット調整してアナログのトラッキング駆動信号を出力するD
/A変換・オフセットキャンセル回路と、前記アナログのトラッキング駆動信号を出力す
るトラッキング出力ポートと、このトラッキング出力ポートから出力されたアナログのト
ラッキング駆動信号の低域周波数成分のみを通過させ前記トラッキングアクチュエータ駆
動回路へのトラッキング駆動信号として出力すると共に前記入力ポートへフィードバック
するトラッキング駆動信号として出力するローパスフィルタとを備え、前記ローパスフィ
ルタにおける出力側の抵抗を2つの直列抵抗で構成し、この直列抵抗の前段の抵抗の抵抗
値を後段の抵抗の抵抗値よりも小さくし、前段の抵抗と後段の抵抗との接続点を前記入力
ポートの入力側に接続し、前記接続点を介してトラッキング駆動信号のフィードバック信
号を前記入力ポートに入力するように構成したことを特徴とする光ディスク記録再生装置
。
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