JP4063471B2 - 給電装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、端末装置などに電力を供給するための給電装置に関し、特に、屋外用の給電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、給電装置は、その構造が大型なものとなるため、屋内から屋外に設置されるようになってきており、これに伴い、給電装置の外装部分にひれ状のフィンを複数設け、このフィンによって給電装置内の熱を効率よく放出するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の給電装置においては、例えば、屋外でメインテナンス作業を行うにあたって給電装置の内部を露出した場合、放熱用のフィンに溜まった雨水や露等の水が、給電装置の内部に侵入するおそれがあった。
【0004】
本発明は、このような従来の技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、屋外でメインテナンス作業を行う場合であっても、給電装置の内部へ水が侵入することを防止しうる給電装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた請求項1記載の発明は、電源部を覆うことが可能な電源ケースと、該電源ケースの前面開口部に開閉自在に設けられた電源カバーとを有する電源ボックスを備え、前記電源ケースの表面には凹部が設けられ、該凹部には、複数個の放熱用のフィンと該フィンの間に設けられた排水用溝とを有し、前記排水用溝は、当該電源ケースの前面部に設けた凹堤部によって塞がれるとともに、該凹堤部から当該電源ケースの背面部に向って溝が深くなるように下方に傾斜させた底部を有し、さらに当該電源ケースの背面部において開口するように形成されていることを特徴とする給電装置である。
【0006】
本発明によれば、電源ボックスのフィンの間に雨水等の水が入り込んでも、排水用溝内の水は、電源ケースの背面部側に流れて開口から排出され、各フィンの間に溜まらないため、屋外でメインテナンス作業を行う際に電源カバーを開けても、電源ボックスの内部に水が侵入することを防ぐことができる。
【0007】
また、本発明によれば、例えば、作業の際に電源ボックス自体が揺れても、排水用溝内の水は、電源ケースの前面部に設けた凹堤部でせき止められることにより電源カバー側に流れ落ちないため、電源ボックスの内部への水の侵入をより効果的に防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る給電装置の好ましい実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0009】
図1(a)は、本実施の形態の給電装置の概略構成を示す正面図、図1(b)は、同給電装置の概略構成を示す平面図、図1(c)は、同給電装置の概略構成を示す右側面図である。
【0010】
図2(a)は、同給電装置のフィンの周辺部分の概略構成を示す正面図、図2(b)は、同給電装置のフィンの周辺部分を図2(a)の矢印方向からみたの断面図である。
【0011】
図1(a)〜図1(c)に示すように、本実施の形態の給電装置1は、屋外に設置するものであり、電源ケース3と電源カバー4とからなる電源ボックス2を有している。
【0012】
電源ケース3は、例えばアルミニウム(Al)等の軽い金属を用いて、開口した略直方体状に形成されている。この電源ケース3は、略鉛直方向(図1(a)の上下方向)に拡がるような平面状のケース底部3aと、このケース底部3aを挟んでケース底部3aに対して略直交する方向(図1(a)の左右方向)に拡がるような平面状のケース上部3b及びケース下部3cとを有している。
【0013】
図1(a)(c)に示すように、電源ケース3のケース下部3cの先端縁部分には、ヒンジ5が設けられている。一方、電源カバー4は、電源ケース3の開口した部分とほぼ同一の大きさに形成され、電源ケース3のヒンジ5に回動自在に支持されている。
【0014】
図1(a)(c)に示すように、電源ケース3の両側面(図1(a)の右側面及び左側面)には、それぞれ、フック部材6が設けられている。そして、給電装置1は、これらのフック部材6で鋼線Wに吊り下げられることにより、電源ケース3のケース上部3bが水平面とほぼ平行に設置されるようになっている。
【0015】
図1(a)に示すように、電源ケース3内の所定の部位には、電源部10が設けられている。図2(a)(b)に示すように、電源ケース3のケース上部3b及びケース下部3cには、それぞれ、上空冷部20と下空冷部30とが、電源部10を挟むように設けられている。
【0016】
上空冷部20は、電源ケース3のケース上部3bのうちの一部がへこんだ形状の凹部21と、複数の冷却用のフィン部25とから構成されている。
【0017】
ここで、電源ケース3内の電源部10と近接する部位には、上記凹部21の底としての凹傾斜底部22が設けられている。この凹傾斜底部22は、ケース上部3bの凹部21以外の部分より幾分低く、しかも、ケース上部3bの平面(略水平面)に対し、ケース上部3bとケース底部3aとの稜線部分3dでの深さがケース上部3bの先端部分3eでの深さよりも低くなるように、所定の角度で傾くように形成されている。
【0018】
また、凹傾斜底部22の両側(フック部材6側)の端部分には、それぞれ、凹側部23が、凹傾斜底部22から略鉛直上方側に折れ曲がってケース上部3bの凹部21以外の部分とつながるように形成されている。
【0019】
さらに、凹傾斜底部22の先端部分には、凹堤部24が、凹傾斜底部22から略鉛直上方側に折れ曲がって両側の凹側部23とつながるように形成されている。
【0020】
一方、上述したフィン部25は、ひれ状に形成され、そのひれ部分が、ケース上部3bとケース底部3cとの稜線部分3dと略直交する方向に拡がって、凹傾斜底部22と凹堤部24とにつながるように設けられている。そして、フィン部25は、両側の凹側部23の間に、所定の間隔ごとに配列されている。
なお、下空冷部30は、上空冷部20とほぼ同様に構成されている。
【0021】
かかる上空冷部20及び下空冷部30により、電源部10は、大きな冷却面積をもって外気と接して空冷されるようになっている。
【0022】
他方、上空冷部20の各フィン部25の間には、各フィン部25の間の凹傾斜底部22の一部を底部分をとして、さらに、各フィン部25の間の電源カバー4側が凹堤部24によって塞がれることにより、排水用溝27が形成されるようになっている。
【0023】
かかる構成を有する本実施の形態においては、電源ボックス2の上冷却部20のフィン部25の間に雨水等の水が入り込んでも、各フィン部25の排水用溝27の底部分が、電源ボックス2の手前側(電源カバー4側)から斜め下方に傾いているため、排水用溝27内の水は、排水用溝27に沿って電源ボックス2の背面側(ケース底部3a側)に流れ落ちて各フィン部27の間に水が溜まらない。
【0024】
一方、各フィン部25の排水用溝27は、電源ボックス2の手前側で凹堤部24によって塞がれているため、たとえ、電源ボックス2自体が揺れたとしても、排水用溝27内の水は、凹堤部24でせき止められることにより電源ボックス2の手前側に流れ落ちることはない。
【0025】
以上述べたように本実施の形態によれば、電源ボックス2のフィン部25の間の水を電源ボックス2の背面側にのみ水が流れるように排水用溝27によって導くようにしたことから、屋外でメインテナンス作業を行う際に電源カバー4を開けても、電源ボックス2の内部に水が侵入することを防ぐことができる。
【0026】
また、本実施の形態によれば、排水用溝27内の水を電源ボックス2の前面側でせき止めるようにしたことから、作業の際に電源ボックス2自体が揺れても電源ボックス2の手前側に水が流れ落ちないため、電源ボックス2の内部への水の侵入をより効果的に防止することができる。
【0027】
なお、本発明は上述の実施の形態に限られることなく、種々の変更を行うことができる。
【0028】
給電装置1の上空冷部20が保有する冷却効果を維持することを前提として、例えば、フィン部25の大きさを大きくすることによって排水用溝27の深さを深し、水を溢れさせないようにすることもできる。また、各フィン部25の間隔を拡げることによって排水用溝27の幅を大きくし、水を流しやすくすることもできる。
【0029】
一方、給電装置1の上空冷部20の冷却効果とは直接関係ないが、排水用溝27の底形状を凹曲面状にしたり、その底部分の傾斜角度を大きくしたりすることによって、排水用溝27の底部分に水滴が付着することを防止することができる。かかる場合においては、排水用溝27の表面に例えば撥水加工を施すこによって、より効果的に水滴の付着を防止できる。
【0030】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、屋外でメインテナンス作業を行う場合であっても、給電装置の内部へ水が侵入することを防止しうる給電装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a):本実施の形態の給電装置の概略構成を示す正面図である。
(b):同給電装置の概略構成を示す平面図である。
(c):同給電装置の概略構成を示す右側面図である。
【図2】(a):同給電装置のフィンの周辺部分の概略構成を示す正面図である。
(b):同給電装置のフィンの周辺部分を図2(a)の矢印方向からみた断面図である。
【符号の説明】
1 給電装置
2 電源ボックス
3 電源ケース
4 電源カバー
10 電源部
22 凹傾斜底部
24 凹堤部
25 フィン部(フィン)
27 排水用溝
Claims (1)
- 電源部を覆うことが可能な電源ケースと、該電源ケースの前面開口部に開閉自在に設けられた電源カバーとを有する電源ボックスを備え、
前記電源ケースの表面には凹部が設けられ、該凹部には、複数個の放熱用のフィンと該フィンの間に設けられた排水用溝とを有し、
前記排水用溝は、当該電源ケースの前面部に設けた凹堤部によって塞がれるとともに、該凹堤部から当該電源ケースの背面部に向って溝が深くなるように下方に傾斜させた底部を有し、さらに当該電源ケースの背面部において開口するように形成されていることを特徴とする給電装置。
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