JP2009232503A - 屋外盤の換気構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】雨水侵入防止効果の高い換気構造を、簡単且つ安価な構成によって実現する。
【解決手段】上端が開口した箱状形体の盤本体2と、該盤本体2の上端開口を覆蓋するように取付けられる屋根体3を備えて構成されるものにおいて、屋根体3を、盤本体2の前面壁22から背面壁21側に向けて上昇傾斜し且つその後端部が上記背面壁21からさらに後方側へ延出する天井部31を備える一方、盤本体2の背面壁21の上端部にはその端縁に開口して該背面壁21の幅方向へ延びる凹状切欠5を設ける。また、背面壁21の凹状切欠5の縁部近傍に、凹状切欠5を通って凹状切欠5から盤内への雨水の侵入を阻止する雨水侵入阻止材4を、凹状切欠5の延設方向に沿って設ける。係る構成によれば、高い雨水侵入阻止性能をもつ屋外盤の換気構造が実現される。
【選択図】図2

Description

本願発明は、屋外に配置され、雨水対策が必要とされる屋外盤における換気構造に関するものである。
屋外に設置される制御盤等の屋外盤においては、盤内に収納された電気部品に対する熱害を防止してその作動上の信頼性を確保する等の観点から、該電気部品からの発熱とか盤外からの吸熱によって昇温した盤内空気(熱気)を盤外へ排出させるとともに、盤内に外部から新気を導入することで、盤内の換気を行なうことが必要とされる。また、これと同時に、盤内への雨水の侵入を阻止するための雨水侵入阻止対策を講じることも必要である。
このような観点から、雨水進入阻止対策を講じた屋外盤の換気構造が種々提案されている(特許文献1〜3 参照)。
特開昭63−3603号公報 実開昭60−18609号公報 実開昭62−54504号公報
特許文献1に示されるものは、屋外型キュービクルの内部に換気用ファンを配置する一方、該キュービクルの上部側面壁に自重型羽根格子を設けた連通口を形成するとともに、該連通口をキュービクル外側から覆うように屋根材を設け、この屋根材の下端に下方へ向けて排気口を開口させたものである。
しかし、このものでは、換気手段として換気ファンを備え、しかも、雨水対策についての構造が大形且つ複雑であり、これらの結果、コストアップを招来するという問題がある。
特許文献2のものは、自然対流による換気方式を採用したため、ある程度の低コスト化は図れるものの、排気口が水平方向に延出する板材でなる天井面より下方に設けられているため、該排気口より上側部分には熱気が滞留し、換気性が十分とは言い難いものである。
また、箱本体の内部側に通気用ダクトを設け、箱本体の側面壁に設けた通気口から内部へ侵入する雨水を上記通気用ダクトで遮断する、即ち、通気口から内部へ雨水が侵入することを前提とした構成であり、感電火災等の発生の可能性を考慮すれば好ましい構成とは言い難いものである。
特許文献3のものは、自然対流による換気方式を採用したもので、天井面を傾斜延出する板材で構成し該天井面によって熱気の滞留を促進させることはできるものの、排気口が上記天井面より下方に設けられているため、該排気口より上側部分には熱気が滞留し、換気性が十分とは言い難いものである。
また、この通気口の外面側に、これを覆うようにして多数の小孔をもつ箱体を配置し、上記通気口から流出する熱気を上記箱体の多数の小孔を介して外気へ放出するようにしているが、雨水侵入阻止対策は上記小孔の径を小さくすることで実現できるが、係る構成は、その一方で熱気の放出性を阻害する要因となり、換気性と雨水侵入阻止対策の両立という面においては問題の残るものであった。
そこで本願発明は、高い換気性能と雨水侵入阻止性能を併せもつ換気構造を、簡単且つ安価な構成によって実現することを目的としてなされたものである。
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
本願の第1の発明では、所定間隔をもって離間対向する前面壁と背面壁と左右一対の側面壁を備え且つその上端が開口した箱状形体をもつ盤本体と、該盤本体の上端開口を覆蓋するようにその上方側から取付けられる屋根体を備えて構成される屋外盤の換気構造において、上記屋根体が、上記盤本体の前面壁から背面壁側に向けて上昇傾斜し且つその後端部が上記背面壁からさらに後方側へ延出する天井壁を備える一方、上記盤本体の背面壁の上端部にはその端縁に開口して該背面壁の幅方向へ延びる凹状切欠を設けたことを特徴としている。
本願の第2の発明では、上記第1の発明に係る屋外盤の換気構造において、上記背面壁の上記凹状切欠の縁部近傍に、上記凹状切欠から上記盤本体内への雨水の侵入を阻止する雨水侵入阻止材を、上記凹状切欠の延設方向に沿って設けたことを特徴としている。
本願の第3の発明では、上記第2の発明に係る屋外盤の換気構造において、上記雨水侵入阻止材が、上記凹状切欠の縁部近傍から上昇傾斜状に延出する第1阻止部と、該第1阻止部の下側に位置して上記背面壁から後方へ延出する第2阻止部を備えことを特徴としている。
本願の第4の発明では、上記第3の発明に係る屋外盤の換気構造において、上記第2阻止部が、上記背面壁から下降傾斜状に延出していることを特徴としている。
本願の第5の発明では、上記第3の発明に係る屋外盤の換気構造において、上記第2阻止部が、上記前面壁の幅方向において傾斜していることを特徴としている。
本願発明では次のような効果が得られる。
(a)本願の第1の発明に係る屋外盤の換気構造によれば、所定間隔をもって離間対向する前面壁と背面壁と左右一対の側面壁を備え且つその上端が開口した箱状形体をもつ盤本体と、該盤本体の上端開口を覆蓋するようにその上方側から取付けられる屋根体を備えて構成される屋外盤の換気構造において、上記屋根体が、上記盤本体の前面壁から背面壁側に向けて上昇傾斜し且つその後端部が上記背面壁からさらに後方側へ延出する天井壁を備える一方、上記盤本体の背面壁の上端部にはその端縁に開口して該背面壁の幅方向へ延びる凹状切欠を設けているので、上記屋根体の天井壁の内面は、上記凹状切欠を通して、上記盤本体の内部側から上記背面壁の外方側まで上昇傾斜状態で連続することになる。
この結果、盤内の電気部品からの発熱とか盤外からの吸熱によって昇温した熱気は、自然対流によって上記屋根体の天井壁の内面側へ上昇したのち、上昇傾斜する該天井壁の内面に沿って上記凹状切欠部分からさらに高位側、即ち、上記背面壁の語方側へスムーズに移動して外部へ放出されることとなり、上記凹状切欠を設けるという簡単且つ安価な構成でありながら、屋外盤の高い換気性を確保することができる。
また、上記屋根体の天井壁が上記背面壁に設けられた上記凹状切欠よりもさらに後方側へ延出していることから、該凹状切欠からの雨水の侵入が効果的に阻止され、高い雨水侵入阻止効果が得られる。
これら両者の相乗効果として、高い換気性能と雨水侵入阻止性能を併せ持つ屋外盤の換気構造をより安価に得ることができる。
(b)本願の第2の発明では、上記(a)に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記背面壁の上記凹状切欠の縁部近傍に、上記凹状切欠から上記盤本体内への雨水の侵入を阻止する雨水侵入阻止材を、上記凹状切欠の延設方向に沿って設けているので、該雨水侵入阻止材による盤内への雨水の侵入阻止機能が上記凹状切欠の全域で有効に働き、より高い雨水侵入阻止性能をもつ屋外盤の換気構造が実現される。
また、上記雨水侵入阻止材が上記凹状切欠の縁部近傍に該凹状切欠の延設方向に沿って設けられているので、該雨水侵入阻止材が保有する剛性によって、上記凹状切欠を設けたことに起因する上記背面壁の強度低下が補填され、該凹状切欠が設けられた構成であるにも拘らず、該背面壁は高い強度性能をもつこととなり、延いては屋外盤全体の剛性及び信頼性が確保される。
(c)本願の第3の発明では、上記(b)に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記雨水侵入阻止材が、上記凹状切欠の縁部近傍から上昇傾斜状に延出する第1阻止部と、該第1阻止部の下側に位置して上記背面壁から後方へ延出する第2阻止部を備えているので、上記第1阻止部では、上記凹状切欠を通して雨水が盤内へ直接的に吹き込まれるのが阻止され、上記第2阻止部では、上記背面壁に吹付けられた後、風圧を受けて上記背面壁の表面に沿って上昇移動する雨水が上記凹状切欠から盤内に侵入するのが阻止され、これら両阻止部の協働によって、高水準の雨水侵入対策が実現され、より高い雨水侵入阻止性能をもつ屋外盤の換気構造が実現される。
(d)本願の第4の発明では、上記(c)に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記第2阻止部を、上記前面壁から下降傾斜状に延出させているので、該第2阻止部における水捌け性が向上し、延いては盤内への雨水の侵入阻止効果がより一層確実となる。
(e)本願の第5の発明では、上記(c)に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記第2阻止部を、上記背面壁の幅方向において傾斜させているので、該第2阻止部における水捌け性が向上し、延いては盤内への雨水の侵入阻止効果がより一層確実となる。
以下、本願発明を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
図1及び図2には、本願発明の実施形態に係る換気構造が適用された屋外盤を示している。この屋外盤1は、次述の盤本体2と屋根体3を備えて構成される。
A:盤本体2
上記盤本体2は、所定間隔をもって対向する背面壁21と前面壁22と、これら背面壁21と前面壁22を接続する左右一対の側面壁23と、底壁24を備えた上面開口の横長矩形の箱体とされ、上記底壁24の下側には接地脚26が備えられている。
この盤本体2においては、その上端面1aを、上記前面壁22から上記背面壁21に向かって次第に上昇傾斜する傾斜面状に形成している。さらに、上記背面壁21の上端部には、その端縁に開口して該背面壁21の幅方向の略全幅に亘って延びる所定深さの凹状切欠5が設けられている。また、上記底壁24には、空気導入用の通気口25が設けられている。
一方、上記盤本体2の上記背面壁21における上記凹状切欠5の縁部5aの直下方位置には、次述の雨水侵入阻止材4が設けられている。この雨水侵入阻止材4は、上記盤本体2の背面壁21の幅寸法に略合致する幅方向長さをもつ板材を折曲成形して構成される。即ち、上記雨水侵入阻止材4は、上記板材の上縁から略1/3の範囲を手前側に向かって上昇傾斜するように折曲させてこれを第1阻止部41とし、上記板材の下縁から略1/3の範囲を手前側に向かって僅かに下降傾斜するように折曲させてこれを第2阻止部42とし、さらにこれら第1阻止部41と第2阻止部42の中間に位置する部分はこれを固定部43としている。
このように折曲形成された上記雨水侵入阻止材4は、図2に示すように、上記第1阻止部41と固定部43の稜線を、上記凹状切欠5の縁部5aから所定寸法だけ下側位置において該縁部に略平行に沿わせた状態で、上記固定部43を上記背面壁21に接合固定することで、上記盤本体2側に取付けられている。
B:屋根体3
上記屋根体3は、上記盤本体2の上面開口をその上側から覆うようにして配置されるものであって、上記盤本体2の前後寸法及び幅寸法より所定寸法だけ大きな矩形平板体で構成される天井壁31と、該天井壁31の前縁の幅方向全域から下方へ延出する後縦壁32と、該天井壁31の前縁の幅方向全域から下方へ延出する前縦壁34と、該後縦壁32と前縦壁34を接続する左右一対の側縦壁33を備える。
ここで、上記後縦壁32の高さ寸法を上記前縦壁34の高さ寸法より所定寸法だけ大きく設定することで、上記天井壁31が上記前縦壁34側から上記後縦壁32側へ向かうに伴って上昇傾斜するようにしている。具体的には、上記側縦壁33の下縁に対する上記天井壁31の傾斜角度が、上記盤本体2の上端面の傾斜角度に略対応するようにしている。
C:盤本体2と屋根体3の組付け
上記盤本体2の上面開口を覆うように、該盤本体2の上側から上記屋根体3を被せてこれら両者を適宜の接続手段にて固定することで上記屋外盤1が構成される。この屋外盤1においては、図2に示すように、上記盤本体2の傾斜した上端面上に上記屋根体3の天井壁31が載置された状態となり、該天井壁31によって上記盤本体2側の上記凹状切欠5の上端が閉塞される。
また、上記屋根体3の後縦壁32は上記盤本体2の背面壁21より後方へ所定長さだけ延出しており、該天井壁31の後端部と上記後縦壁32と上記盤本体2の背面壁21の上部の三者で囲まれる内側空間36内に、上記盤本体2側の上記凹状切欠5及び上記雨水侵入阻止材4の第1阻止部41がそれぞれ臨んだ状態となっており、該凹状切欠5を通して、上記屋外盤1の盤内空間6と上記内側空間36が連通している。
さらに、上記雨水侵入阻止材4の第1阻止部41は、上記屋根体3の後縦壁32の下端と上記雨水侵入阻止材4の間の空隙部7を通して斜め前下方に臨んでいるが、この第1阻止部41が存在することで上記凹状切欠5は斜め前下方からは臨めない状態とされている。
D:作用効果等の説明
以上のように構成したことで、この実施形態の屋外盤1においては、次述するように、その盤内空間6の換気作用と、該盤内空間6内への雨水の侵入阻止作用が両立される。
D−1:盤内空間6の換気作用、
上記盤内空間6内には、上記盤本体2の底壁24に設けた通気口25から外気が導入されるようになっている。
一方、上記盤内空間6の内部は、ここに収納された各種電気部品からの放熱とか、屋外盤1の外壁を通して侵入する太陽熱等を受けて昇温するが、この盤内空間6の内部において発生した熱気は、自然対流によって外部へ排出される。このような上記盤内空間6への新気の導入と該盤内空間6からの熱気の外部への排出によって、該盤内空間6の換気が行なわれる。
この場合、この実施形態の屋外盤1においては、上記屋根体3が、上記盤本体2の前面壁22から背面壁21側に向けて上昇傾斜し且つその後端部が上記背面壁21からさらに後方側へ延出する天井壁31と該天井壁31の後端に連続して下方へ延出する後縦壁32を備える一方、上記背面壁21の上端部にはその端縁に開口して該背面壁21の幅方向へ延びる凹状切欠5を設けているので、上記屋根体3の天井壁31の内面は、上記凹状切欠5を通して、上記盤本体2の内部側から上記後縦壁32側まで上昇傾斜状態で連続することになる。
この結果、上記屋外盤1内の電気部品からの発熱とか盤外からの吸熱によって昇温した熱気は、自然対流によって上記屋根体3の天井壁31の内面側へ上昇したのち、図2において流線Aで示すように、上昇傾斜する上記天井壁31の内面に沿って上記凹状切欠5側へ移動し、さらにこの凹状切欠5を通って上記後縦壁32側へ移動し、該屋根体3の内側空間36側へ排出される。
この場合、熱気の通路となる上記凹状切欠5が上記屋根体3の天井壁31の内面まで形成されていることから、盤内空間6側から流出する熱気の流れを阻害するということが無く、従って、上記盤内空間6内の熱気は、上記天井壁31の内面に沿い、且つ上記凹状切欠5を通って、上記内側空間36側へスムーズに排出されることになる。そして、この内側空間36に流入した熱気は、該内側空間36の下側の空隙部7から外部へ排出される。
即ち、この屋外盤1においては、上記屋根体3の天井壁31を傾斜させることと、上記盤本体2の背面壁21に上記凹状切欠5を設け、該凹状切欠5を上記天井壁31の内面まで拡大させるという簡単且つ安価な構成によって高い換気性能を実現することができるものである。
D−2:雨水侵入阻止作用
この実施形態の屋外盤1では、上記盤本体2の背面壁21の上端部に、該背面壁21の略全幅に跨って上記凹状切欠5を開口形成しているので、この大きな開口からの雨水の侵入を的確に阻止し得るようにすることが必要であり、このため、この実施形態では上記盤本体2の背面壁21に上記雨水侵入阻止材4を設けている。
即ち、上記雨水侵入阻止材4は、その第1阻止部41が上記凹状切欠5の縁部5aの直下位置において、ここから斜め上方へ延出するようにして配置したことで、該凹状切欠5は、斜め下方から上記空隙部7を通して臨むことができないようになっている。
このため、例えば、強風で雨水が下方から巻き上げられるようにして直接上記空隙部7側に侵入しても、流線W1で示すように、この雨水は上記雨水侵入阻止材4の第1阻止部41に衝突して上記凹状切欠5側への侵入が阻止され、そのまま上記第1阻止部41から下方へ流下する。
この第1阻止部41側から流下した雨水は、流線W2で示すように、上記第2阻止部42側に移動するが、この場合、該第2阻止部42が前方へ向かって僅かに下降傾斜しているので、該第2阻止部42からムーズに排出され、その水捌け性が良好となる。
なお、この実施形態では、上記雨水侵入阻止材4を上記凹状切欠5の縁部に沿って略水平に取付けているが、本願発明の他の実施形態では、例えば、上記雨水侵入阻止材4を左右何れかに僅かに傾斜させて取付けることもでき、係る構成によれば該雨水侵入阻止材4の第2阻止部42における水捌け性がさらに良好となる。
一方、例えば、強風によって、上記盤本体2の背面壁21の表面に付着した後、該表面を伝って下方から上記雨水侵入阻止材4側へ迫り上げられる雨水は、流線W3で示すように、上記第2阻止部42に達した時点で、それ以上の上昇移動が阻止され、下方へ落下することになる。
これら第1阻止部41と第2阻止部42による雨水侵入阻止作用の相乗効果として、上記晩本体2の背面壁21に大きな開口面積をもつ上記凹状切欠5が形成されているにも拘らず、高い雨水侵入阻止効果が得られるものである。
以上のように、この実施形態の屋外盤1においては、高い換気性能と雨水侵入阻止性能を併せ持つものであり、実用上、極めて有用である。
本願発明の実施の形態に係る換気構造が適用された屋外盤の分解斜視図である。 図1のII−II拡大断面図である。
符号の説明
1 ・・屋外盤
2 ・・盤本体
3 ・・屋根体
4 ・・雨水侵入阻止材
5 ・・凹状切欠
6 ・・盤内空間
7 ・・空隙部
8 ・・扉
21 ・・背面壁
22 ・・前面壁
23 ・・側面壁
24 ・・底壁
25 ・・通気口
26 ・・接地脚
31 ・・天井壁
32 ・・後縦壁
33 ・・側縦壁
34 ・・前縦壁
36 ・・内側空間
41 ・・第1阻止部
42 ・・第2阻止部
43 ・・固定部

Claims (5)

  1. 所定間隔をもって離間対向する前面壁と背面壁と左右一対の側面壁を備え且つその上端が開口した箱状形体をもつ盤本体と、該盤本体の上端開口を覆蓋するようにその上方側から取付けられる屋根体を備えて構成される屋外盤の換気構造であって、
    上記屋根体は、上記盤本体の前面壁から背面壁側に向けて上昇傾斜し且つその後端部が上記背面壁からさらに後方側へ延出する天井壁を備える一方、
    上記盤本体の背面壁の上端部にはその端縁に開口して該背面壁の幅方向へ延びる凹状切欠が設けられていることを特徴とする屋外盤の換気構造。
  2. 請求項1において、
    上記背面壁の上記凹状切欠の縁部近傍には、上記凹状切欠から上記盤本体内への雨水の侵入を阻止する雨水侵入阻止材が、上記凹状切欠の延設方向に沿って設けられていることを特徴とする屋外盤の換気構造。
  3. 請求項2において、
    上記雨水侵入阻止材は、上記凹状切欠の縁部近傍から上昇傾斜状に延出する第1阻止部と、該第1阻止部の下側に位置して上記背面壁から後方へ延出する第2阻止部を備えことを特徴とする屋外盤の換気構造。
  4. 請求項3において、
    上記第2阻止部は、上記背面壁から下降傾斜状に延出していることを特徴とする屋外盤の換気構造。
  5. 請求項3において、
    上記第2阻止部は、上記前面壁の幅方向において傾斜していることを特徴とする屋外盤の換気構造。
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